JPH04222852A - トリアジン系遮蔽アミン光安定剤を含有するポリアセタール組成物 - Google Patents
トリアジン系遮蔽アミン光安定剤を含有するポリアセタール組成物Info
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- JPH04222852A JPH04222852A JP3073726A JP7372691A JPH04222852A JP H04222852 A JPH04222852 A JP H04222852A JP 3073726 A JP3073726 A JP 3073726A JP 7372691 A JP7372691 A JP 7372691A JP H04222852 A JPH04222852 A JP H04222852A
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- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L59/00—Compositions of polyacetals; Compositions of derivatives of polyacetals
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
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- C08K5/3467—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
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- C08K5/3492—Triazines
- C08K5/34926—Triazines also containing heterocyclic groups other than triazine groups
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- C08K5/35—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having also oxygen in the ring
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【0002】
【技術分野】本発明は、少なくとも1種のアルキル化ピ
ペリジニル−s−トリアジン遮蔽アミン光安定剤を含有
する、光への暴露に対して良好な安定性を有することを
特徴とするある種のポリアセタール組成物に関するもの
である。さらに、最も驚くべきことには、ポリアセター
ル重合体が有するある種の他の性質、たとえば溶融加工
安定性ならびに熱および光への暴露に対する物理的性質
の維持が、本発明記載のアルキル化ピペリジニル−s−
トリアジン遮蔽アミン光安定剤をその中に混入しても有
意には犠牲にならないのである。以後、本件明細書中で
は“遮蔽アミン光安定剤”の語を“HALS”と呼ぶで
あろう。
ペリジニル−s−トリアジン遮蔽アミン光安定剤を含有
する、光への暴露に対して良好な安定性を有することを
特徴とするある種のポリアセタール組成物に関するもの
である。さらに、最も驚くべきことには、ポリアセター
ル重合体が有するある種の他の性質、たとえば溶融加工
安定性ならびに熱および光への暴露に対する物理的性質
の維持が、本発明記載のアルキル化ピペリジニル−s−
トリアジン遮蔽アミン光安定剤をその中に混入しても有
意には犠牲にならないのである。以後、本件明細書中で
は“遮蔽アミン光安定剤”の語を“HALS”と呼ぶで
あろう。
【0003】通常はポリオキシメチレンとも呼ぶポリア
セタールの組成物は一般に、その末端基がエステル化ま
たはエーテル化により末端遮蔽されているホルムアルデ
ヒドの単独重合体、およびホルムアルデヒドまたはホル
ムアルデヒドの環状オリゴマーと他の単量体との、主鎖
に少なくとも 2 個の隣接炭素原子を有するオキシア
ルキレン基を与え、その共重合体の末端基がヒドロキシ
末端であってもエステル化またはエーテル化により末端
遮蔽されていてもよい共重合体を基剤とする組成物を含
むと理解される。共重合単量体の比率は 20 重量%
までが可能である。比較的高分子量のポリアセタール、
すなわち分子量 10,000 ないし 100,00
0 のものを基剤とする組成物は、熱可塑性材料に通常
使用される技術、たとえば圧縮成形、射出成形、押出し
成形、ブロー成形、回転成形、溶融紡糸、型押しおよび
熱成形のいずれかによる半製品および最終製品の製造に
有用である。この種の組成物から製造した最終製品は、
高度のこわさ(stiffness)、強度、低い摩擦
係数および良好な耐溶媒性を含む望ましい物理的性質を
有する。
セタールの組成物は一般に、その末端基がエステル化ま
たはエーテル化により末端遮蔽されているホルムアルデ
ヒドの単独重合体、およびホルムアルデヒドまたはホル
ムアルデヒドの環状オリゴマーと他の単量体との、主鎖
に少なくとも 2 個の隣接炭素原子を有するオキシア
ルキレン基を与え、その共重合体の末端基がヒドロキシ
末端であってもエステル化またはエーテル化により末端
遮蔽されていてもよい共重合体を基剤とする組成物を含
むと理解される。共重合単量体の比率は 20 重量%
までが可能である。比較的高分子量のポリアセタール、
すなわち分子量 10,000 ないし 100,00
0 のものを基剤とする組成物は、熱可塑性材料に通常
使用される技術、たとえば圧縮成形、射出成形、押出し
成形、ブロー成形、回転成形、溶融紡糸、型押しおよび
熱成形のいずれかによる半製品および最終製品の製造に
有用である。この種の組成物から製造した最終製品は、
高度のこわさ(stiffness)、強度、低い摩擦
係数および良好な耐溶媒性を含む望ましい物理的性質を
有する。
【0004】ある種の応用面においては、ポリアセター
ル組成物は長時間光に暴露される。この種の時間の光へ
の暴露に対して上記のポリアセタール組成物が比較的安
定であることが望ましい。光への暴露に対するポリアセ
タール組成物の安定性は、UV 光への暴露において受
ける重量損失および/または色堅牢度により測定するこ
とができる。ポリアセタール組成物に光安定性を与える
、または改良するために、ポリアセタール組成物に H
ALS を添加することができるが、この種のHALS
の添加がポリアセタール組成物の他の性質、たとえば
上記の組成物の溶融加工安定性(たとえば溶融加工中の
気体発生または退色)、および/または上記の組成物を
熱および空気に暴露した場合の物理的性質の維持に不利
益な影響を与える可能性があるということは、特別なこ
とではない。
ル組成物は長時間光に暴露される。この種の時間の光へ
の暴露に対して上記のポリアセタール組成物が比較的安
定であることが望ましい。光への暴露に対するポリアセ
タール組成物の安定性は、UV 光への暴露において受
ける重量損失および/または色堅牢度により測定するこ
とができる。ポリアセタール組成物に光安定性を与える
、または改良するために、ポリアセタール組成物に H
ALS を添加することができるが、この種のHALS
の添加がポリアセタール組成物の他の性質、たとえば
上記の組成物の溶融加工安定性(たとえば溶融加工中の
気体発生または退色)、および/または上記の組成物を
熱および空気に暴露した場合の物理的性質の維持に不利
益な影響を与える可能性があるということは、特別なこ
とではない。
【0005】本発明において、アルキル化ピペリジニル
−s−トリアジン HALS のポリアセタールへの組
み入れが、UV 光への暴露における重量損失および/
または色堅牢度により測定して、光への暴露に対して良
好な安定性を有するポリアセタール組成物を与えるとい
う結果を生むことが見いだされた。さらに、アルキル化
ピペリジニル−s−トリアジン HALS のポリアセ
タールへの組み入れが、ポリアセタール組成物の他の性
質、たとえば溶融加工安定性ならびに熱および空気への
暴露における物理的性質の維持に有意の不利益な影響を
与えないことも見いだされた。
−s−トリアジン HALS のポリアセタールへの組
み入れが、UV 光への暴露における重量損失および/
または色堅牢度により測定して、光への暴露に対して良
好な安定性を有するポリアセタール組成物を与えるとい
う結果を生むことが見いだされた。さらに、アルキル化
ピペリジニル−s−トリアジン HALS のポリアセ
タールへの組み入れが、ポリアセタール組成物の他の性
質、たとえば溶融加工安定性ならびに熱および空気への
暴露における物理的性質の維持に有意の不利益な影響を
与えないことも見いだされた。
【0006】
【背景技術】米国特許 4,547,548 は、ピペ
リジン基とトリアジン基とを含有する、対化学線安定剤
として使用するための、重合体材料への組み入れ用の縮
重合化合物を開示している。ピペリジン環の N4 原
子がアルキル化されている縮重合化合物のポリアセター
ルへの使用がポリアセタールに、ピペリジン環の N4
原子がアルキル化されていない(すなわち第 2 級
アミン官能性を有する)縮重合化合物を含有するポリア
セタール組成物を超えて改良された性質を与える結果を
生むという認識はない。
リジン基とトリアジン基とを含有する、対化学線安定剤
として使用するための、重合体材料への組み入れ用の縮
重合化合物を開示している。ピペリジン環の N4 原
子がアルキル化されている縮重合化合物のポリアセター
ルへの使用がポリアセタールに、ピペリジン環の N4
原子がアルキル化されていない(すなわち第 2 級
アミン官能性を有する)縮重合化合物を含有するポリア
セタール組成物を超えて改良された性質を与える結果を
生むという認識はない。
【0007】
【発明の概要】本発明は、(a)95.0 ないし 9
9.95 重量パーセントのポリアセタール重合体と(
b)0.05 ないし 5.0 重量パーセントの、N
4 窒素原子が C1−C6−アルキルで アルキル化
されているピペリジン環を含有し、さらに s−トリア
ジン環をも含有する遮蔽アミン光安定剤とを含有する、
ポリアセタール組成物に関するものである。成分(b)
は好ましくは以下の構造(I):
9.95 重量パーセントのポリアセタール重合体と(
b)0.05 ないし 5.0 重量パーセントの、N
4 窒素原子が C1−C6−アルキルで アルキル化
されているピペリジン環を含有し、さらに s−トリア
ジン環をも含有する遮蔽アミン光安定剤とを含有する、
ポリアセタール組成物に関するものである。成分(b)
は好ましくは以下の構造(I):
【0008】
【化4】
【0009】式中、R は
【0010】
【化5】
【0011】(ここで、A は C1−C6−アルキル
、好ましくはメチルを表す)であるまたは構造(II)
、好ましくはメチルを表す)であるまたは構造(II)
【0012】
【化6】
【0013】式中、A は C1−C6−アルキル、好
ましくはメチルであるを有する遮蔽光安定剤から選択し
たものである。
ましくはメチルであるを有する遮蔽光安定剤から選択し
たものである。
【0014】本発明記載の組成物は、遮蔽アミン光安定
剤化合物を組み入れれば良好な光安定性を有し、ポリア
セタールに固有のある種の他の性質、たとえば溶融加工
安定性および/または熱および光への暴露に対する物理
的性質の維持に有意の損失を受けない。
剤化合物を組み入れれば良好な光安定性を有し、ポリア
セタールに固有のある種の他の性質、たとえば溶融加工
安定性および/または熱および光への暴露に対する物理
的性質の維持に有意の損失を受けない。
【0015】
【発明の詳細な記述】本発明は、アルキル化ピペリジニ
ル−s−トリアジン遮蔽アミン光安定剤を含有し、光へ
の暴露に対して良好な安定性を有することを特徴とする
、また熱および空気への暴露に際してポリアセタールの
溶融加工安定性または物理的性質の維持において有意の
損失を受けない、ある種のポリアセタールに関するもの
である。“アルキル化したピペリジン”は、ピペリジン
環中の遮蔽されたアミン(以下、N4 原子と呼ぶ)が
、以下の(III)に示すように、C1−C6−アルキ
ル基によりアルキル化されていることを意味する。さら
に、本発明記載の組成物に有用な HALS の s−
トリアジン環を除いて、HALS の全てのアミン官能
性は第 3級アミン官能性であるべきである。さらに、
本発明記載の組成物に有用な HALS 中のピペリジ
ン環のトリアジン環に対する比率が 3:1 またはそ
れ以下、好ましくは 2:1 またはそれ以下、最も好
ましくは 2:1 であることが推奨される。
ル−s−トリアジン遮蔽アミン光安定剤を含有し、光へ
の暴露に対して良好な安定性を有することを特徴とする
、また熱および空気への暴露に際してポリアセタールの
溶融加工安定性または物理的性質の維持において有意の
損失を受けない、ある種のポリアセタールに関するもの
である。“アルキル化したピペリジン”は、ピペリジン
環中の遮蔽されたアミン(以下、N4 原子と呼ぶ)が
、以下の(III)に示すように、C1−C6−アルキ
ル基によりアルキル化されていることを意味する。さら
に、本発明記載の組成物に有用な HALS の s−
トリアジン環を除いて、HALS の全てのアミン官能
性は第 3級アミン官能性であるべきである。さらに、
本発明記載の組成物に有用な HALS 中のピペリジ
ン環のトリアジン環に対する比率が 3:1 またはそ
れ以下、好ましくは 2:1 またはそれ以下、最も好
ましくは 2:1 であることが推奨される。
【0016】
【化7】
【0017】より特定的には、本発明の好ましい具体例
は、上記の(I)および(II)で表されるアルキル化
ピペリジニル−s−トリアジン HALS により光安
定化されたポリアセタール組成物に関するものである。
は、上記の(I)および(II)で表されるアルキル化
ピペリジニル−s−トリアジン HALS により光安
定化されたポリアセタール組成物に関するものである。
【0018】
【組成物】本発明記載の組成物は、基本的に(a)95
.0 ないし 99.95 重量パーセントのポリアセ
タール重合体と(b)0.05 ないし 5.0 重量
パーセントの以下の(I)
.0 ないし 99.95 重量パーセントのポリアセ
タール重合体と(b)0.05 ないし 5.0 重量
パーセントの以下の(I)
【0019】
【化8】
【0020】式中、R は
【0021】
【化9】
【0022】(ここで、A は C1−C6−アルキル
、好ましくはメチルを表す)であるまたは(II)
、好ましくはメチルを表す)であるまたは(II)
【0
023】
023】
【化10】
【0024】式中、A は C1−C6−アルキル、好
ましくはメチルであるから選択したアルキル化ピペリジ
ニル−s−トリアジン HALS よりなるものである
。
ましくはメチルであるから選択したアルキル化ピペリジ
ニル−s−トリアジン HALS よりなるものである
。
【0025】好ましくは、この組成物は基本的に 96
.5 ないし 99.95 重量パーセントの成分(a
)と 0.05 ないし 3.5重量パーセントの成分
(b)とよりなるものである。より好ましくは、この組
成物は基本的に 98.0 ないし 99.95 重量
パーセントの(a)と 0.05 ないし 2.0 重
量パーセントの成分(b)とよりなるものである。 上記の全ての重量パーセントは成分(a)と(b)との
みの量を基準とするものである。
.5 ないし 99.95 重量パーセントの成分(a
)と 0.05 ないし 3.5重量パーセントの成分
(b)とよりなるものである。より好ましくは、この組
成物は基本的に 98.0 ないし 99.95 重量
パーセントの(a)と 0.05 ないし 2.0 重
量パーセントの成分(b)とよりなるものである。 上記の全ての重量パーセントは成分(a)と(b)との
みの量を基準とするものである。
【0026】成分(a)のポリアセタール本件明細書中
で使用する“ポリアセタール”の語には、その末端基が
エステル化またはエーテル化により末端遮蔽されている
ホルムアルデヒドの、またはホルムアルデヒドの環状オ
リゴマーの単独重合体、およびホルムアルデヒドまたは
ホルムアルデヒドの環状オリゴマーと主鎖に少なくとも
2 個の隣接炭素原子を有するオキシアルキレン基を
与える、その共重合体の末端基がヒドロキシ停止してい
てもエステル化またはエーテル化により末端遮蔽されて
いてもよい、他の単量体との共重合体が含まれる。
で使用する“ポリアセタール”の語には、その末端基が
エステル化またはエーテル化により末端遮蔽されている
ホルムアルデヒドの、またはホルムアルデヒドの環状オ
リゴマーの単独重合体、およびホルムアルデヒドまたは
ホルムアルデヒドの環状オリゴマーと主鎖に少なくとも
2 個の隣接炭素原子を有するオキシアルキレン基を
与える、その共重合体の末端基がヒドロキシ停止してい
てもエステル化またはエーテル化により末端遮蔽されて
いてもよい、他の単量体との共重合体が含まれる。
【0027】本発明記載の組成物に使用するポリアセタ
ールは枝分かれがあっても線形であってもよく、一般に
は 10,000 ないし 100,000 の、好ま
しくは 20,000 ないし75,000 の範囲の
数平均分子量を有する。分子量は、公称微孔サイズ 6
0 A および 1000 A のデュポン PSM
二様式カラムキットを用いて、160℃ における m
−クレゾール中のゲル浸透クロマトグラフィーにより幸
便に測定することができる。所望の物理的性質および加
工特性に応じて、より高い、またはより低い平均分子量
を有するポリアセタールを使用することもできるが、熔
融混合して組成物とする種々の成分の良好な混合と、こ
の種の組成物から製造する成形品に最も望ましい物理的
性質の組合わせとの最適バランスを与えるためには、上
記の平均分子量のポリアセタールが好ましい。
ールは枝分かれがあっても線形であってもよく、一般に
は 10,000 ないし 100,000 の、好ま
しくは 20,000 ないし75,000 の範囲の
数平均分子量を有する。分子量は、公称微孔サイズ 6
0 A および 1000 A のデュポン PSM
二様式カラムキットを用いて、160℃ における m
−クレゾール中のゲル浸透クロマトグラフィーにより幸
便に測定することができる。所望の物理的性質および加
工特性に応じて、より高い、またはより低い平均分子量
を有するポリアセタールを使用することもできるが、熔
融混合して組成物とする種々の成分の良好な混合と、こ
の種の組成物から製造する成形品に最も望ましい物理的
性質の組合わせとの最適バランスを与えるためには、上
記の平均分子量のポリアセタールが好ましい。
【0028】上記のように、本件ポリアセタールには単
独重合体、共重合体またはこれらの混合物が可能である
。共重合体は、ポリアセタール組成物の製造に一般的に
使用されるような1種または 2 種以上の共重合単量
体を含有することができる。より一般的に使用される共
重合単量体には、2 − 12個の炭素原子を有する酸
化アルキレン、およびそのホルムアルデヒドとの環状付
加反応生成物が含まれる。共重合単量体の量は 20
重量パーセントを超えず、好ましくは 15 重量パー
セントを超えず、最も好ましくは約2 重量パーセント
である。最も好ましい共重合単量体は酸化エチレンであ
る。そのより大きいこわさのために、一般にはポリアセ
タール単独重合体が共重合体より好ましい。好ましいポ
リアセタール単独重合体には、その末端ヒドロキシ基が
エステル基またはエーテル基、好ましくはそれぞれ酢酸
基またはメトキシ基を形成する化学反応により末端遮蔽
されているものが含まれる。
独重合体、共重合体またはこれらの混合物が可能である
。共重合体は、ポリアセタール組成物の製造に一般的に
使用されるような1種または 2 種以上の共重合単量
体を含有することができる。より一般的に使用される共
重合単量体には、2 − 12個の炭素原子を有する酸
化アルキレン、およびそのホルムアルデヒドとの環状付
加反応生成物が含まれる。共重合単量体の量は 20
重量パーセントを超えず、好ましくは 15 重量パー
セントを超えず、最も好ましくは約2 重量パーセント
である。最も好ましい共重合単量体は酸化エチレンであ
る。そのより大きいこわさのために、一般にはポリアセ
タール単独重合体が共重合体より好ましい。好ましいポ
リアセタール単独重合体には、その末端ヒドロキシ基が
エステル基またはエーテル基、好ましくはそれぞれ酢酸
基またはメトキシ基を形成する化学反応により末端遮蔽
されているものが含まれる。
【0029】成分(b)のアルキル化ピペリジニル−s
−トリアジンHALS上記のように、本発明記載の組成
物に有用な特定の型の HALS は、アルキル化ピペ
リジン環と s−トリアジン環とを含有する。このピペ
リジン環は C1−C6−アルキル、好ましくはメチル
基でアルキル化されている。
−トリアジンHALS上記のように、本発明記載の組成
物に有用な特定の型の HALS は、アルキル化ピペ
リジン環と s−トリアジン環とを含有する。このピペ
リジン環は C1−C6−アルキル、好ましくはメチル
基でアルキル化されている。
【0030】本発明に有用な好ましいアルキル化ピペリ
ジニル−s−トリアジン HALS は以下の構造(I
)
ジニル−s−トリアジン HALS は以下の構造(I
)
【0031】
【化11】
【0032】式中、R は
【0033】
【化12】
【0034】(ここで、A は C1−C6−アルキル
、好ましくはメチルを表す)であるまたは(II)
、好ましくはメチルを表す)であるまたは(II)
【0
035】
035】
【化13】
【0036】式中、A は C1−C6−アルキル、好
ましくはメチルを表すを有する。構造(I)の HAL
S が好ましく、その A がメチルを表す構造(I)
の HALS が最も好ましい。
ましくはメチルを表すを有する。構造(I)の HAL
S が好ましく、その A がメチルを表す構造(I)
の HALS が最も好ましい。
【0037】アルキル化したピペリジン環と s−トリ
アジン環とを含有する HALS は市販されているか
、または当業者には容易に利用し得る技術により製造す
ることができる。構造(I)および(II)の HAL
S は、A が水素を表す場合には市販されている化合
物である。構造(I)および(II)の HALS の
アルキル化誘導体は、市販の化合物から製造することが
できるか、または当業者には容易に利用し得る技術によ
り製造することができる。
アジン環とを含有する HALS は市販されているか
、または当業者には容易に利用し得る技術により製造す
ることができる。構造(I)および(II)の HAL
S は、A が水素を表す場合には市販されている化合
物である。構造(I)および(II)の HALS の
アルキル化誘導体は、市販の化合物から製造することが
できるか、または当業者には容易に利用し得る技術によ
り製造することができる。
【0038】組成物の純度
本発明記載の組成物に使用するアルキル化ピペリジニル
−s−トリアジン HALS は、アセタール樹脂を不
安定化する化合物を実質的に含有しないことが重要であ
る。 本発明記載の組成物に有用な上記の HALS 中に発
生し易い不安定化性不純物は、(1)上記の HALS
の 1 − 10 重量パーセントの水性懸濁液の p
H、(2)上記の HALS の不揮発性灰分の含有量
および/または(3)上記の HALS の重金属含有
量を経て評価することができる。
−s−トリアジン HALS は、アセタール樹脂を不
安定化する化合物を実質的に含有しないことが重要であ
る。 本発明記載の組成物に有用な上記の HALS 中に発
生し易い不安定化性不純物は、(1)上記の HALS
の 1 − 10 重量パーセントの水性懸濁液の p
H、(2)上記の HALS の不揮発性灰分の含有量
および/または(3)上記の HALS の重金属含有
量を経て評価することができる。
【0039】より特定的には、1 − 10 重量パー
セントの本発明記載の組成物に有用なアルキル化ピペリ
ジニル−s−トリアジン HALS を含有する水性懸
濁液の pH(水性懸濁液 pH とも呼ぶ)が、単独
重合体ポリアセタールに関しては 5 − 8 の範囲
、共重合体ポリアセタールに関しては 5 − 10
の範囲であることが、最適の結果を得るために推奨され
る。単独重合体ポリアセタールおよび共重合体ポリアセ
タールの双方に関して、懸濁液の pH が 5 −
7.5 の範囲であることがより好ましい。安定剤の不
揮発性灰分含有量(灰化は 800℃ またはそれ以上
で行う)が 0.25 %以下、より好ましくは 0.
10 %以下、最も好ましくは 0.02 %以下であ
ることが推奨される。PIP−T HALS の重金属
含有量が 10 ppm 以下であることも推奨される
。最大の熱安定性という結果を得るには、アルキル化ピ
ペリジニル−s−トリアジンHALS の不揮発性灰分
含有量と重金属含有量とを最小限に抑えることが推奨さ
れる。
セントの本発明記載の組成物に有用なアルキル化ピペリ
ジニル−s−トリアジン HALS を含有する水性懸
濁液の pH(水性懸濁液 pH とも呼ぶ)が、単独
重合体ポリアセタールに関しては 5 − 8 の範囲
、共重合体ポリアセタールに関しては 5 − 10
の範囲であることが、最適の結果を得るために推奨され
る。単独重合体ポリアセタールおよび共重合体ポリアセ
タールの双方に関して、懸濁液の pH が 5 −
7.5 の範囲であることがより好ましい。安定剤の不
揮発性灰分含有量(灰化は 800℃ またはそれ以上
で行う)が 0.25 %以下、より好ましくは 0.
10 %以下、最も好ましくは 0.02 %以下であ
ることが推奨される。PIP−T HALS の重金属
含有量が 10 ppm 以下であることも推奨される
。最大の熱安定性という結果を得るには、アルキル化ピ
ペリジニル−s−トリアジンHALS の不揮発性灰分
含有量と重金属含有量とを最小限に抑えることが推奨さ
れる。
【0040】エステル遮蔽された、または部分的にエス
テル遮蔽されたポリアセタール単独重合体を安定化する
際に、アルキル化ピペリジニル−s−トリアジン HA
LS はポリアセタールを不安定化させ得る塩基性物質
を実質的に含有しないものであるべきである。塩基性不
純物は好ましくは、アルキル化ピペリジニル−s−トリ
アジンの乾燥重量を基準にして測定して 200 pp
m を超えない、最も好ましくは 10 ppm を
超えないレベルにまで除去すべきである。実質的に全て
がエーテル遮蔽されたポリアセタールの共重合体または
単独重合体を安定化する際には、上記の HALS 中
により高い濃度の塩基性物質が許容され得る。加えて、
上記の HALS 中の不純物が弱塩基性に過ぎないも
のであるならば、比較的大量が許容され得ることも理解
すべきである。いずれにせよ、ここで使用するアルキル
化ピペリジニル−s−トリアジンHALS の水性懸濁
液の pH 範囲は上記の pH 範囲内に維持される
べきである。
テル遮蔽されたポリアセタール単独重合体を安定化する
際に、アルキル化ピペリジニル−s−トリアジン HA
LS はポリアセタールを不安定化させ得る塩基性物質
を実質的に含有しないものであるべきである。塩基性不
純物は好ましくは、アルキル化ピペリジニル−s−トリ
アジンの乾燥重量を基準にして測定して 200 pp
m を超えない、最も好ましくは 10 ppm を
超えないレベルにまで除去すべきである。実質的に全て
がエーテル遮蔽されたポリアセタールの共重合体または
単独重合体を安定化する際には、上記の HALS 中
により高い濃度の塩基性物質が許容され得る。加えて、
上記の HALS 中の不純物が弱塩基性に過ぎないも
のであるならば、比較的大量が許容され得ることも理解
すべきである。いずれにせよ、ここで使用するアルキル
化ピペリジニル−s−トリアジンHALS の水性懸濁
液の pH 範囲は上記の pH 範囲内に維持される
べきである。
【0041】アルキル化ピペリジニル−s−トリアジン
HALS を単独重合体ポリアセタールおよび共重合
体ポリアセタールの双方に使用する際に、上記の HA
LS 中の酸性不純物は最小限に抑えるべきである。酸
性不純物は好ましくは 250 ppm を超えない、
最も好ましくは 10 ppm を超えないレベルにま
で除去すべきである。塩基性不純物の場合と同様に、上
記の HALS 中のこの不純物が弱酸性であるに過ぎ
ない場合には比較的大量が許容され得ると理解すべきで
ある。いずれにせよ、ここで使用するアルキル化ピペリ
ジニル−s−トリアジン HALS の水性懸濁液の
pH 範囲は上記の pH 範囲内に維持されるべきで
ある。
HALS を単独重合体ポリアセタールおよび共重合
体ポリアセタールの双方に使用する際に、上記の HA
LS 中の酸性不純物は最小限に抑えるべきである。酸
性不純物は好ましくは 250 ppm を超えない、
最も好ましくは 10 ppm を超えないレベルにま
で除去すべきである。塩基性不純物の場合と同様に、上
記の HALS 中のこの不純物が弱酸性であるに過ぎ
ない場合には比較的大量が許容され得ると理解すべきで
ある。いずれにせよ、ここで使用するアルキル化ピペリ
ジニル−s−トリアジン HALS の水性懸濁液の
pH 範囲は上記の pH 範囲内に維持されるべきで
ある。
【0042】したがって、この種の酸性不純物および/
または塩基性不純物がポリアセタール組成物の不安定化
の原因となるのに十分な大量、アルキル化ピペリジニル
−s−トリアジン HALS 中に存在する場合には、
上記の HALS は、本発明記載の組成物に導入する
前に精製しなければならない。上記の HALS 中の
揮発性不純物は真空炉を使用して除去することができる
。上記の HALS 中のイオン性の不揮発性不純物は
、上記の HALS を水で洗浄、または抽出すること
により、かなりの量減少させることができる。非イオン
性の不揮発性不純物は、当業者には容易に利用し得る技
術により、かなりの量減少させることができる。
または塩基性不純物がポリアセタール組成物の不安定化
の原因となるのに十分な大量、アルキル化ピペリジニル
−s−トリアジン HALS 中に存在する場合には、
上記の HALS は、本発明記載の組成物に導入する
前に精製しなければならない。上記の HALS 中の
揮発性不純物は真空炉を使用して除去することができる
。上記の HALS 中のイオン性の不揮発性不純物は
、上記の HALS を水で洗浄、または抽出すること
により、かなりの量減少させることができる。非イオン
性の不揮発性不純物は、当業者には容易に利用し得る技
術により、かなりの量減少させることができる。
【0043】本発明記載の組成物が、ポリアセタールと
アルキル化ピペリジニル−s−トリアジン HALS
とに加えて熱安定剤、酸化防止剤、顔料、着色剤、強靭
化剤、強化剤、UV 安定剤、遮蔽アミン安定剤、造核
剤、潤滑剤、ガラス繊維および充填剤を含む、ポリアセ
タール成形用樹脂に一般的に使用される他の成分、改質
剤および添加剤をも含有し得ることを理解すべきである
。ある種の顔料および着色剤がそれ自体、ポリアセター
ル組成物の安定性に不利益な影響を与え得ることも理解
すべきである。
アルキル化ピペリジニル−s−トリアジン HALS
とに加えて熱安定剤、酸化防止剤、顔料、着色剤、強靭
化剤、強化剤、UV 安定剤、遮蔽アミン安定剤、造核
剤、潤滑剤、ガラス繊維および充填剤を含む、ポリアセ
タール成形用樹脂に一般的に使用される他の成分、改質
剤および添加剤をも含有し得ることを理解すべきである
。ある種の顔料および着色剤がそれ自体、ポリアセター
ル組成物の安定性に不利益な影響を与え得ることも理解
すべきである。
【0044】特に興味のある熱安定剤にはポリアミド安
定剤、特にナイロン三元重合体、ヒドロキシ含有重合体
、たとえば米国特許 4,766,158 および 4
,814,397 に記載されているもの、ならびに非
融解性の窒素含有またはヒドロキシ含有重合体、たとえ
ば同時係属中の米国特許出願連続番号第 327,66
5 号に記載されているもの、および非融解性の天然産
の重合体が含まれる。
定剤、特にナイロン三元重合体、ヒドロキシ含有重合体
、たとえば米国特許 4,766,158 および 4
,814,397 に記載されているもの、ならびに非
融解性の窒素含有またはヒドロキシ含有重合体、たとえ
ば同時係属中の米国特許出願連続番号第 327,66
5 号に記載されているもの、および非融解性の天然産
の重合体が含まれる。
【0045】混合酸化防止剤系の本発明記載の組成物へ
の組み入れはまた、本発明記載のポリアセタール組成物
に付加的な有利な性質を与えることもできる。この混合
酸化防止剤系は、N,N’−ヘキサメチレンビス−(3
,5−ジ第 3 ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
ミド)酸化防止剤と少なくとも1種の他の遮蔽フェノー
ル型の酸化防止剤、たとえばビス−3−(3’−第 3
ブチル−4’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
プロピオン酸トリエチレングリコールまたはテトラキス
−(メチレン−(3,5−ジ第 3 ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロ桂皮酸)メタンとよりなるものであるべき
である。他の遮蔽フェノール型の酸化防止剤は当業界で
公知である。
の組み入れはまた、本発明記載のポリアセタール組成物
に付加的な有利な性質を与えることもできる。この混合
酸化防止剤系は、N,N’−ヘキサメチレンビス−(3
,5−ジ第 3 ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
ミド)酸化防止剤と少なくとも1種の他の遮蔽フェノー
ル型の酸化防止剤、たとえばビス−3−(3’−第 3
ブチル−4’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
プロピオン酸トリエチレングリコールまたはテトラキス
−(メチレン−(3,5−ジ第 3 ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロ桂皮酸)メタンとよりなるものであるべき
である。他の遮蔽フェノール型の酸化防止剤は当業界で
公知である。
【0046】さらに、本件組成物に有用なアルキル化ピ
ペリジニル−s−トリアジン HALS との組合わせ
での UV 吸収剤は、等当量の UV 吸収剤、また
はここで有用な PIP−T HALS を含有するポ
リアセタールの UV 抵抗性よりも優れた UV 抵
抗性を組成物に与えることができる。さらに改良された
UV 抵抗性のみに関しても、本発明記載の組成物に
少なくとも1種の UV 吸収剤を組み入れることは有
利であろう。UV 吸収剤は公知物質であり、ベンゾト
リアゾール類、たとえば 2−(3’,5’−ビス−(
1−メチル−1−フェニルエチル)−2’−ヒドロキシ
フェニル)−ベンゾトリアゾール;ベンゾフェノン類、
たとえば 2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾ
フェノン;オキサニリド(シュウ酸ジアミド)類、たと
えば 2−エトキシ−5−第 3 ブチル−2’−エチ
ルオキサニリドおよびその 2−エトキシ−2’−エチ
ル−5,4’−ジ第 3 ブチルオキサニリドとの混合
物;ならびに上記の型の UV 吸収剤の混合物が含ま
れる。
ペリジニル−s−トリアジン HALS との組合わせ
での UV 吸収剤は、等当量の UV 吸収剤、また
はここで有用な PIP−T HALS を含有するポ
リアセタールの UV 抵抗性よりも優れた UV 抵
抗性を組成物に与えることができる。さらに改良された
UV 抵抗性のみに関しても、本発明記載の組成物に
少なくとも1種の UV 吸収剤を組み入れることは有
利であろう。UV 吸収剤は公知物質であり、ベンゾト
リアゾール類、たとえば 2−(3’,5’−ビス−(
1−メチル−1−フェニルエチル)−2’−ヒドロキシ
フェニル)−ベンゾトリアゾール;ベンゾフェノン類、
たとえば 2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾ
フェノン;オキサニリド(シュウ酸ジアミド)類、たと
えば 2−エトキシ−5−第 3 ブチル−2’−エチ
ルオキサニリドおよびその 2−エトキシ−2’−エチ
ル−5,4’−ジ第 3 ブチルオキサニリドとの混合
物;ならびに上記の型の UV 吸収剤の混合物が含ま
れる。
【0047】組成物の製造
本発明記載の組成物は、ここで有用な HALS をポ
リアセタール重合体と、熱可塑性ポリアセタール組成物
の製造に幸便に使用される強力な混合装置、たとえばゴ
ムミル、内部混合機たとえば“バンベリー(Banbu
ry)”混合機または“ブラベンダー(Brabend
er)”混合機、外部から、または摩擦により加熱され
る空洞を有する単一ブレードまたは多ブレード内部混合
機、“コ−ニーダー(Ko−Kneaders)”、多
槽混合機たとえば“ファーレル(Farrel)連続混
合機”、射出成形装置”ならびに単一スクリューおよび
同方向回転および逆方向回転の双スクリュー押出し機の
いずれかを使用して、組成物のポリアセタール成分の融
点以上の温度で混合して製造することができる。これら
の装置は単独にでも、静的混合機、混合トルピードおよ
び/または内部圧および/または混合強度を増加させる
ための種々の装置、たとえばこの目的用に設計されたバ
ルブ、ゲートまたはスクリューとの組合わせででも使用
することができる。押出し機が好ましい。この種の混合
は、もちろん、組成物のポリアセタール成分の有意の分
解が起きる温度以下の温度で行うべきである。一般に、
ポリアセタール組成物は 170℃ ないし280℃
で、好ましくは 185℃ ないし 240℃ で、最
も好ましくは 195℃ ないし 225℃ で溶融加
工する。
リアセタール重合体と、熱可塑性ポリアセタール組成物
の製造に幸便に使用される強力な混合装置、たとえばゴ
ムミル、内部混合機たとえば“バンベリー(Banbu
ry)”混合機または“ブラベンダー(Brabend
er)”混合機、外部から、または摩擦により加熱され
る空洞を有する単一ブレードまたは多ブレード内部混合
機、“コ−ニーダー(Ko−Kneaders)”、多
槽混合機たとえば“ファーレル(Farrel)連続混
合機”、射出成形装置”ならびに単一スクリューおよび
同方向回転および逆方向回転の双スクリュー押出し機の
いずれかを使用して、組成物のポリアセタール成分の融
点以上の温度で混合して製造することができる。これら
の装置は単独にでも、静的混合機、混合トルピードおよ
び/または内部圧および/または混合強度を増加させる
ための種々の装置、たとえばこの目的用に設計されたバ
ルブ、ゲートまたはスクリューとの組合わせででも使用
することができる。押出し機が好ましい。この種の混合
は、もちろん、組成物のポリアセタール成分の有意の分
解が起きる温度以下の温度で行うべきである。一般に、
ポリアセタール組成物は 170℃ ないし280℃
で、好ましくは 185℃ ないし 240℃ で、最
も好ましくは 195℃ ないし 225℃ で溶融加
工する。
【0048】本発明記載の組成物から、圧縮成形、射出
成形、押出し成形、ブロー成形、回転成形、溶融紡糸お
よび熱成形を含む数種の一般的な方法のいずれかを用い
て成形品を製造することができる。射出成形が好ましい
。成形品の例にはシート、塑像、棒状貯蔵品、フィルム
、フィラメント、繊維、紐状体、テープ、チューブおよ
びパイプが含まれる。この種の成形品は、配向、延伸、
被覆、焼きなまし、塗装、ラミネートおよびメッキによ
り後処理することができる。この種の成形品およびその
破片は磨砕、再成形することができる。
成形、押出し成形、ブロー成形、回転成形、溶融紡糸お
よび熱成形を含む数種の一般的な方法のいずれかを用い
て成形品を製造することができる。射出成形が好ましい
。成形品の例にはシート、塑像、棒状貯蔵品、フィルム
、フィラメント、繊維、紐状体、テープ、チューブおよ
びパイプが含まれる。この種の成形品は、配向、延伸、
被覆、焼きなまし、塗装、ラミネートおよびメッキによ
り後処理することができる。この種の成形品およびその
破片は磨砕、再成形することができる。
【0049】本発明記載の組成物およびそれから製造す
る成形品の製造に使用する加工条件には約 170 −
280℃、好ましくは 185 − 240℃、最も
好ましくは 200 − 230℃ の溶融温度が含ま
れる。本発明記載の組成物を射出成形する場合には、鋳
型は、製造する形状の複雑さに相応して可能な限り低温
であるのが好ましい。一般には、鋳型温度は 10 −
120℃、好ましくは 10 − 100℃、最も好
ましくは約50− 90℃ である。
る成形品の製造に使用する加工条件には約 170 −
280℃、好ましくは 185 − 240℃、最も
好ましくは 200 − 230℃ の溶融温度が含ま
れる。本発明記載の組成物を射出成形する場合には、鋳
型は、製造する形状の複雑さに相応して可能な限り低温
であるのが好ましい。一般には、鋳型温度は 10 −
120℃、好ましくは 10 − 100℃、最も好
ましくは約50− 90℃ である。
【0050】
【実施例】以下は、ポリアセタール組成物について行っ
た、本発明記載のアルキル化ピペリジニル−s−トリア
ジン HALS の有効性を測定する試験の結果である
。類似の型の安定剤であり、これも遮蔽アミン光安定剤
ではあるが、本発明の範囲内にはない対照例の安定剤を
含有するポリアセタール組成物についての試験結果も与
えられている。本発明記載の HALS と対照例の安
定剤の双方とも、以下のデータ表中では一般的に遮蔽ア
ミン光安定剤、または HALS と呼ぶ。これと異な
る特定のない限り、全ての温度は摂氏度で表す。測定値
は適宜に四捨五入してある。
た、本発明記載のアルキル化ピペリジニル−s−トリア
ジン HALS の有効性を測定する試験の結果である
。類似の型の安定剤であり、これも遮蔽アミン光安定剤
ではあるが、本発明の範囲内にはない対照例の安定剤を
含有するポリアセタール組成物についての試験結果も与
えられている。本発明記載の HALS と対照例の安
定剤の双方とも、以下のデータ表中では一般的に遮蔽ア
ミン光安定剤、または HALS と呼ぶ。これと異な
る特定のない限り、全ての温度は摂氏度で表す。測定値
は適宜に四捨五入してある。
【0051】実施例で使用したポリアセタール重合体は
以下のようなものであった:ポリアセタール“A”−
約 40,000 の数平均分子量を有する酢酸基末端
遮蔽単独重合体。
以下のようなものであった:ポリアセタール“A”−
約 40,000 の数平均分子量を有する酢酸基末端
遮蔽単独重合体。
【0052】以下の実施例で使用した本発明記載のアル
キル化ピペリジニル−s−トリアジンは以下のようなも
のであった:(1)HALS“A”は、以下の構造:
キル化ピペリジニル−s−トリアジンは以下のようなも
のであった:(1)HALS“A”は、以下の構造:
【
0053】
0053】
【化14】
【0054】式中、R は
【0055】
【化15】
【0056】であるを有する市販のメチル化ピペリジニ
ルトリアジン HALS であった。HALSA の
pH(その 3.2 %水性懸濁液で測定した値)は約
6.7 であった。この HALS において、それ
自体メチル化されているピペリジン環中の N4原子は
第3 級アミンであった。HALS A 中の全ての他
のアミン官能性も第 3 級アミン官能性のものであっ
た。
ルトリアジン HALS であった。HALSA の
pH(その 3.2 %水性懸濁液で測定した値)は約
6.7 であった。この HALS において、それ
自体メチル化されているピペリジン環中の N4原子は
第3 級アミンであった。HALS A 中の全ての他
のアミン官能性も第 3 級アミン官能性のものであっ
た。
【0057】対照例で使用した HALS 化合物は以
下のようなものであった:(1)“C1”は以下の構造
下のようなものであった:(1)“C1”は以下の構造
【0058】
【化16】
【0059】を有する市販の HALS であった。ピ
ペリジン環の窒素は第 3 級アミン官能性のものであ
ったが、この構造にはトリアジン環は存在しなかった。
ペリジン環の窒素は第 3 級アミン官能性のものであ
ったが、この構造にはトリアジン環は存在しなかった。
【0060】(2)“C2”はピペリジン環とトリアジ
ン環とを含有する市販の HALS であった。“C2
”の化学名は ポリ−((6−((1,1,3,3−テ
トラメチルブチル)−イミノ)−s−トリアジン−2,
4−ジイル)(2−(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジニル)−イミノヘキサメチレン−(4−(2,2
,6,6−テトラメチルピペリジニル)−イミノ))で
あった。これは以下の構造:
ン環とを含有する市販の HALS であった。“C2
”の化学名は ポリ−((6−((1,1,3,3−テ
トラメチルブチル)−イミノ)−s−トリアジン−2,
4−ジイル)(2−(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジニル)−イミノヘキサメチレン−(4−(2,2
,6,6−テトラメチルピペリジニル)−イミノ))で
あった。これは以下の構造:
【0061】
【化17】
【0062】を有する。C2 の pH(その 3.2
%水性懸濁液で測定した値)は約 8.6 であった
。この HALS において、それ自体はアルキル化さ
れていないピペリジン環の N4 原子は第 2 級ア
ミンであった。また、1,1,3,3−テトラメチルブ
チル基をs−トリアジン環に結合させている第 2 級
アミンの官能性が存在した。
%水性懸濁液で測定した値)は約 8.6 であった
。この HALS において、それ自体はアルキル化さ
れていないピペリジン環の N4 原子は第 2 級ア
ミンであった。また、1,1,3,3−テトラメチルブ
チル基をs−トリアジン環に結合させている第 2 級
アミンの官能性が存在した。
【0063】(3)“C3”はピペリジン環と s−ト
リアジン環とを含有する市販の HALS であった。 “C3”の化学名は ポリ−((6−((4−ピペリド
ン)−イミノ)−s−トリアジン−2,4−ジイル)(
2−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル)−
イミノヘキサメチレン−(4−(2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジニル)−イミノ))であった。これは
以下の構造:
リアジン環とを含有する市販の HALS であった。 “C3”の化学名は ポリ−((6−((4−ピペリド
ン)−イミノ)−s−トリアジン−2,4−ジイル)(
2−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル)−
イミノヘキサメチレン−(4−(2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジニル)−イミノ))であった。これは
以下の構造:
【0064】
【化18】
【0065】を有する。C3 の pH(その 3.2
%水性懸濁液で測定した値)は約 9.5 であった
。この HALS において、それ自体はアルキル化さ
れていないピペリジン環の N4原子は第 2 級アミ
ンであった。
%水性懸濁液で測定した値)は約 9.5 であった
。この HALS において、それ自体はアルキル化さ
れていないピペリジン環の N4原子は第 2 級アミ
ンであった。
【0066】以下の実施例で使用した熱安定剤は下のよ
うなものであった:(1)熱安定剤“A”はナイロン三
元重合体であった。
うなものであった:(1)熱安定剤“A”はナイロン三
元重合体であった。
【0067】(2)熱安定剤“B”はエチレンビニルア
ルコール重合体であった。
ルコール重合体であった。
【0068】以下の実施例で使用した酸化防止剤は下の
ようなものであった:(1)酸化防止剤“A”はビス−
3−(3’−第 3 ブチル−4’−ヒドロキシ−5’
−メチルフェニル)−プロピオン酸トリエチレングリコ
ールであった。
ようなものであった:(1)酸化防止剤“A”はビス−
3−(3’−第 3 ブチル−4’−ヒドロキシ−5’
−メチルフェニル)−プロピオン酸トリエチレングリコ
ールであった。
【0069】(2)酸化防止剤“B”は N,N’−ヘ
キサメチレンビス−(3,5−ジ第 3 ブチル−4−
ヒドロキシヒドロシンナミド)であった。
キサメチレンビス−(3,5−ジ第 3 ブチル−4−
ヒドロキシヒドロシンナミド)であった。
【0070】(3)酸化防止剤“C”はテトラキス−(
メチレン−(3,5−ジ第 3 ブチル−4−ヒドロキ
シヒドロ桂皮酸))−メタンであった。
メチレン−(3,5−ジ第 3 ブチル−4−ヒドロキ
シヒドロ桂皮酸))−メタンであった。
【0071】(4)酸化防止剤“D”は 4,4’−ブ
チリデンビス−(6−第 3 ブチル−m−クレゾール
)であった。
チリデンビス−(6−第 3 ブチル−m−クレゾール
)であった。
【0072】試験した全ての組成物の熱安定性は、熱的
に発生したホルムアルデヒドの試験法を使用して測定し
た。試験するポリアセタール組成物の秤量した試料を試
験管に入れ、この試験管に、試料を無酸素環境に維持し
ながら、試験試料から発生した気体を全て装置から取り
出す窒素を導入するためのキャップを装着した。試料を
含有する試験管をシリコーン油浴中、250℃ または
259℃ で加熱した。窒素およびこれにより運ばれる
発生した全ての気体を 75 ml の 40 g/リ
ットル亜硫酸ナトリウム水溶液を通して泡立てながら流
通させた。発生した全てのホルムアルデヒドは亜硫酸ナ
トリウムと反応して水酸化ナトリウムを遊離させる。こ
の水酸化ナトリウムを標準 0.1 N HCl で連
続的に中和した。結果は滴定液の ml 数対試験時間
の図表として得られた。発生したホルムアルデヒドの百
分率は式
に発生したホルムアルデヒドの試験法を使用して測定し
た。試験するポリアセタール組成物の秤量した試料を試
験管に入れ、この試験管に、試料を無酸素環境に維持し
ながら、試験試料から発生した気体を全て装置から取り
出す窒素を導入するためのキャップを装着した。試料を
含有する試験管をシリコーン油浴中、250℃ または
259℃ で加熱した。窒素およびこれにより運ばれる
発生した全ての気体を 75 ml の 40 g/リ
ットル亜硫酸ナトリウム水溶液を通して泡立てながら流
通させた。発生した全てのホルムアルデヒドは亜硫酸ナ
トリウムと反応して水酸化ナトリウムを遊離させる。こ
の水酸化ナトリウムを標準 0.1 N HCl で連
続的に中和した。結果は滴定液の ml 数対試験時間
の図表として得られた。発生したホルムアルデヒドの百
分率は式
【0073】
【数1】
【0074】式中、V はミリリットルで表した滴定液
の体積であり、Nは滴定液の規定度であり、SW はグ
ラムで表した試料の重量である。
の体積であり、Nは滴定液の規定度であり、SW はグ
ラムで表した試料の重量である。
【0075】により計算した。係数“0.03”は g
/ミリ当量で表したホルムアルデヒドのミリ当量重量で
ある。 熱的に発生したホルムアルデヒドの結果は 15 分後
および 30 分後に幸便に報告された。結果は、以下
の表に“CH2O 重量%@X℃”として報告されてい
る。
/ミリ当量で表したホルムアルデヒドのミリ当量重量で
ある。 熱的に発生したホルムアルデヒドの結果は 15 分後
および 30 分後に幸便に報告された。結果は、以下
の表に“CH2O 重量%@X℃”として報告されてい
る。
【0076】
【実施例】実施例1−2.HALS を含有するポリア
セタールに対するUV 光および溶融加工の効果実施例
1−2および対照例 C1 − C2 の各成分は以下
の表 IA に列記してある。試料は以下のようにして
調製した:各成分を混合し、28 mm のウェルナー
アンドフライデラー(Werner & Pfleid
erer)二軸押出し機で、摂氏 150 度ないし摂
氏 180 度の槽温度設定、摂氏 200 度のダイ
温度設定、150 rpm のスクリュー速度で溶融混
和した。溶融物の温度はダイの出口で摂氏 210 度
ないし摂氏220 度の範囲であった。
セタールに対するUV 光および溶融加工の効果実施例
1−2および対照例 C1 − C2 の各成分は以下
の表 IA に列記してある。試料は以下のようにして
調製した:各成分を混合し、28 mm のウェルナー
アンドフライデラー(Werner & Pfleid
erer)二軸押出し機で、摂氏 150 度ないし摂
氏 180 度の槽温度設定、摂氏 200 度のダイ
温度設定、150 rpm のスクリュー速度で溶融混
和した。溶融物の温度はダイの出口で摂氏 210 度
ないし摂氏220 度の範囲であった。
【0077】各試料を上記の熱的に発生したホルムアル
デヒドに関して試験して、溶融加工条件下でのその安定
性を測定した。
デヒドに関して試験して、溶融加工条件下でのその安定
性を測定した。
【0078】各試料はまた、UV 暴露後の重量損失の
測定に関しても試験した。UV 暴露試験後の重量損失
試料用の試料は、5 cm × 8.1 cm × 4
mm の寸法を有する鋳型成形板であった。この鋳型
成形板は 21.9 ないし 22.5 グラムの重量
であり、この板の表面仕上げは自動車用ビニルに似た織
り目表面であった。この板の織り目側を、指定した量(
すなわち、以下の表 IB に特定した 100、20
0 または 300 KJ/m2)、UV 光源に暴
露した。全ての試料を同一の条件下で操作した同一の装
置で UV暴露にかけた。各実施例の試料を同時に試行
して試験の変化による誤差を排除した。試験に先立って
各試料を秤量した。試料は全て、SAE J1885(
自動車内部条件)に従って操作するアトラス(Atla
s)Ci65 キセノンアーク耐候性試験機(Weat
herometer)で、石英内部フィルターとホウケ
イ酸塩外部フィルターとも用いて加速 UV 暴露にか
けた。SAE J1885 法の関連する詳細は、直接
には次のようなものである:
測定に関しても試験した。UV 暴露試験後の重量損失
試料用の試料は、5 cm × 8.1 cm × 4
mm の寸法を有する鋳型成形板であった。この鋳型
成形板は 21.9 ないし 22.5 グラムの重量
であり、この板の表面仕上げは自動車用ビニルに似た織
り目表面であった。この板の織り目側を、指定した量(
すなわち、以下の表 IB に特定した 100、20
0 または 300 KJ/m2)、UV 光源に暴
露した。全ての試料を同一の条件下で操作した同一の装
置で UV暴露にかけた。各実施例の試料を同時に試行
して試験の変化による誤差を排除した。試験に先立って
各試料を秤量した。試料は全て、SAE J1885(
自動車内部条件)に従って操作するアトラス(Atla
s)Ci65 キセノンアーク耐候性試験機(Weat
herometer)で、石英内部フィルターとホウケ
イ酸塩外部フィルターとも用いて加速 UV 暴露にか
けた。SAE J1885 法の関連する詳細は、直接
には次のようなものである:
【0079】
【表1】
明サイクル 暗サイクル 照
射(ワット/m2) 0.55
− 暗パネル温度(℃)
89
38 相対湿度(%)
50 100 サ
イクル時間 3.8
1.0 照射に関する試料暴露の計算は以下のとおりである:0
.55 W/m2 = 0.55 J/(m2・s)
0.55 × 10−3 kJ/(m2・s)
× (3600 s)/(1 リットル時間) = 1.98 kJ/m2 毎照射時間こ
こで、W はワット、m2 は平方メートル、J はジ
ュール、s は秒、kJ はキロジュールである。
明サイクル 暗サイクル 照
射(ワット/m2) 0.55
− 暗パネル温度(℃)
89
38 相対湿度(%)
50 100 サ
イクル時間 3.8
1.0 照射に関する試料暴露の計算は以下のとおりである:0
.55 W/m2 = 0.55 J/(m2・s)
0.55 × 10−3 kJ/(m2・s)
× (3600 s)/(1 リットル時間) = 1.98 kJ/m2 毎照射時間こ
こで、W はワット、m2 は平方メートル、J はジ
ュール、s は秒、kJ はキロジュールである。
【0080】以下の表 IB に詳細に示した、規定さ
れた量の UV 暴露後の重量損失は、規定された量の
UV 光に暴露した後の試料を秤量し、ついで次式で
重量損失百分率を計算することにより測定した:((非
暴露試料の重量)−(暴露試料の重量)/(非暴露試料
の重量))× 100 %。
れた量の UV 暴露後の重量損失は、規定された量の
UV 光に暴露した後の試料を秤量し、ついで次式で
重量損失百分率を計算することにより測定した:((非
暴露試料の重量)−(暴露試料の重量)/(非暴露試料
の重量))× 100 %。
【0081】重量損失は、ポリアセタールの UV 分
解を研究するための標準試験である。
解を研究するための標準試験である。
【0082】表 IA の結果は、本発明記載の HA
LS A が、第 2 級アミンの C2 および C
3 HALS と比較して、ポリアセタール組成物の熱
分解をより減少させることを示している。
LS A が、第 2 級アミンの C2 および C
3 HALS と比較して、ポリアセタール組成物の熱
分解をより減少させることを示している。
【0083】表 IB の結果は、HALS A が、
重量損失と外見の維持とで測定して、第2 級アミンの
C2 および C3 HALS と比較して、より良
好な UV 抵抗性を与えることを示している。
重量損失と外見の維持とで測定して、第2 級アミンの
C2 および C3 HALS と比較して、より良
好な UV 抵抗性を与えることを示している。
【0084】
【表2】
表 IA
CH2O 重量% @ 259℃実施例
番号 PAc 重量% HALS 重量%
15 分 30 分 C1
100 A −
1.07
2.57 C2 99.5 A
0.5 C2
2.95 5.42 C3
99.5 A 0.5 C3
2.54 4.9
5 1 99.5 A
0.5 A 1.1
4 3.01 2
99.0 A 1.0 A
1.72 3.65 PAc = ポリアセタール HALS = 遮蔽アミン光安定剤
表 IA
CH2O 重量% @ 259℃実施例
番号 PAc 重量% HALS 重量%
15 分 30 分 C1
100 A −
1.07
2.57 C2 99.5 A
0.5 C2
2.95 5.42 C3
99.5 A 0.5 C3
2.54 4.9
5 1 99.5 A
0.5 A 1.1
4 3.01 2
99.0 A 1.0 A
1.72 3.65 PAc = ポリアセタール HALS = 遮蔽アミン光安定剤
【0085】
【表3】
表 IB 式 PAc HAL
S UV 暴露後の重量損失
外見番号 重量% 重量% 100kJ/m2
200kJ/m2 300kJ/m2 100kJ/
m2 200kJ/m2 300kJ/m2
チョーク 中程度チ 重
篤にチ C1 100 A − 0.61
1.56 4.31 化
ョーク化 ョーク化 C2 99.5A 0.
5C2 0.37 0.72 1.1
9 V II,V III,
V C3 99.5A 0.5C3 0.34
0.71 1.68 V
II,V IV,V 1 99.5A
0.5A 0.10 0.19 0
.77 − I,V III
,V 2 99.0A 1.0A 0.10
0.26 0.75 −
V III,VPAc = ポリ
アセタール HALS = 遮蔽アミン光安定剤 外見コード:板を 7 倍拡大で検査したI = 割
れ目 − 連続的な線のようなヘアラインひび割れ、明
確な破断なし II = 軽度のひび割れ、狭い破断により分離され
た両側のひび割れ III = 中程度のひび割れ、裸眼で見える破断を伴
うひび割れ、拡大により確認 IV = 極めて重篤なひび割れ;裸眼ではっきり見
えるV = エッジひび割れ、板のエッジに裸眼で明
瞭に見えるひび割れ実施例3−5.ポリアセタールの老
化に対する HALS の効果 実施例3−5および対照例 C4 − C6 の各成分
は、以下の表 II に列記してある。加えて、組成物
C5 およびC6 を除いて、これらの組成物はそれ
ぞれポリアセタール A、0.5 %のポリエチレング
リコール潤滑剤、0.13 %の酸化防止剤 C、0.
6 %のベンゾトリアゾール型の UV 吸収剤、0.
25 %の熱安定剤 A および 0.75 %の熱安
定剤 B をも含有していた。組成物 C5 および
C6 は、表 II に列記した各成分に加えて、ポリ
アセタール A、1.5 %の熱安定剤 A、0.5
%の熱安定剤 B、0.13 %の酸化防止剤 D、0
.6 %の実施例3−5と同一のベンゾトリアゾール型
の UV 吸収剤および 0.5 %のポリエチレング
リコール潤滑剤を含有していた。
表 IB 式 PAc HAL
S UV 暴露後の重量損失
外見番号 重量% 重量% 100kJ/m2
200kJ/m2 300kJ/m2 100kJ/
m2 200kJ/m2 300kJ/m2
チョーク 中程度チ 重
篤にチ C1 100 A − 0.61
1.56 4.31 化
ョーク化 ョーク化 C2 99.5A 0.
5C2 0.37 0.72 1.1
9 V II,V III,
V C3 99.5A 0.5C3 0.34
0.71 1.68 V
II,V IV,V 1 99.5A
0.5A 0.10 0.19 0
.77 − I,V III
,V 2 99.0A 1.0A 0.10
0.26 0.75 −
V III,VPAc = ポリ
アセタール HALS = 遮蔽アミン光安定剤 外見コード:板を 7 倍拡大で検査したI = 割
れ目 − 連続的な線のようなヘアラインひび割れ、明
確な破断なし II = 軽度のひび割れ、狭い破断により分離され
た両側のひび割れ III = 中程度のひび割れ、裸眼で見える破断を伴
うひび割れ、拡大により確認 IV = 極めて重篤なひび割れ;裸眼ではっきり見
えるV = エッジひび割れ、板のエッジに裸眼で明
瞭に見えるひび割れ実施例3−5.ポリアセタールの老
化に対する HALS の効果 実施例3−5および対照例 C4 − C6 の各成分
は、以下の表 II に列記してある。加えて、組成物
C5 およびC6 を除いて、これらの組成物はそれ
ぞれポリアセタール A、0.5 %のポリエチレング
リコール潤滑剤、0.13 %の酸化防止剤 C、0.
6 %のベンゾトリアゾール型の UV 吸収剤、0.
25 %の熱安定剤 A および 0.75 %の熱安
定剤 B をも含有していた。組成物 C5 および
C6 は、表 II に列記した各成分に加えて、ポリ
アセタール A、1.5 %の熱安定剤 A、0.5
%の熱安定剤 B、0.13 %の酸化防止剤 D、0
.6 %の実施例3−5と同一のベンゾトリアゾール型
の UV 吸収剤および 0.5 %のポリエチレング
リコール潤滑剤を含有していた。
【0086】試料組成物は以下のようにして製造した:
全ての成分を混合し、2.5 インチのスターリング(
Sterling)単一スクリュー押出し機で、摂氏
120 度ないし摂氏180 度の範囲の槽温度設定、
摂氏 200 度のダイ温度設定、および 150 r
pm のスクリュー速度で溶融混和した。溶融物の温度
はダイの出口で摂氏 210 度ないし摂氏 220
度の範囲であった。
全ての成分を混合し、2.5 インチのスターリング(
Sterling)単一スクリュー押出し機で、摂氏
120 度ないし摂氏180 度の範囲の槽温度設定、
摂氏 200 度のダイ温度設定、および 150 r
pm のスクリュー速度で溶融混和した。溶融物の温度
はダイの出口で摂氏 210 度ないし摂氏 220
度の範囲であった。
【0087】上記のように、各試料を熱的に発生したホ
ルムアルデヒドに関して試験した。各試料はまた、空気
炉老化研究の対象とした。空気炉老化研究用に、溶融混
和した試料を厚さ 1/8 インチの引っ張り試験用の
棒状体に成形した。各組成物の引っ張り試料用棒状体を
あらかじめ秤量し、以下の表 II に記した時間、摂
氏 130 度の空気循環炉に入れた。炉の位置の効
果は、一試料の棒状体を炉の全体に分布させて平均化し
た。特定した時間の最後に引っ張り試験用棒状体を炉か
ら取り出し、秤量し、ASTM 方法D−638(クロ
スヘッド速度 0.2 インチ/分)に従って引っ張り
強度および伸長度に関して試験した。重量損失百分率を (1−((老化後の重量)/(老
化前の重量))) × 100 で計算した。
ルムアルデヒドに関して試験した。各試料はまた、空気
炉老化研究の対象とした。空気炉老化研究用に、溶融混
和した試料を厚さ 1/8 インチの引っ張り試験用の
棒状体に成形した。各組成物の引っ張り試料用棒状体を
あらかじめ秤量し、以下の表 II に記した時間、摂
氏 130 度の空気循環炉に入れた。炉の位置の効
果は、一試料の棒状体を炉の全体に分布させて平均化し
た。特定した時間の最後に引っ張り試験用棒状体を炉か
ら取り出し、秤量し、ASTM 方法D−638(クロ
スヘッド速度 0.2 インチ/分)に従って引っ張り
強度および伸長度に関して試験した。重量損失百分率を (1−((老化後の重量)/(老
化前の重量))) × 100 で計算した。
【0088】表 II の結果は、熱的に発生したホル
ムアルデヒドで測定して、HALS C2および C3
が実施例 3、4 および 5 の HALS A
と比較してポリアセタールを不安定化することを示す。 その上、空気炉老化データに示されるように、HALS
A は HALS C2 および C3 と比較して
、より優れた重量維持と物理的性質維持とをポリアセタ
ールに与える。
ムアルデヒドで測定して、HALS C2および C3
が実施例 3、4 および 5 の HALS A
と比較してポリアセタールを不安定化することを示す。 その上、空気炉老化データに示されるように、HALS
A は HALS C2 および C3 と比較して
、より優れた重量維持と物理的性質維持とをポリアセタ
ールに与える。
【0089】
【表4】
表 II
重量%CH2O
空気炉老化@130℃
@259℃ 0 日
20 日 40 日
HALS UV吸収 15 3
0 E 重量損 E 重量
損 E番号 重量% 剤重量% 分 分
% TS 失% % TS 失%
% TS C4 − −
0.11 0.40 36.2 9.5 0.
51 5.0 9.1 1.33 2.5 7.1
3 0.15A 0.15A 0.06
0.32 47.2 9.2 1.05 2
.6 6.5 2.94 2.3 5.8 4
0.3 A 0.3 A 0.18 0.57
38.0 9.3 1.03 2.1 6.
1 3.25 1.5 5.1 5 0.6 A
0.6 A 0.10 0.49 43.
0 9.1 1.30 1.9 6.0 3.
66 1.5 4.0 C5 0.6 C2 0.
6 A 0.29 1.82 33.9 9.
1 2.98 2.5 7.4 8.35 n/
m n/m C6 0.6 C3 0.6 A
0.31 1.61 30.6 9.0 4.
71 1.7 5.9 10.44 (a)(a)H
ALS = 遮蔽アミン光安定剤* 引っ張り強度の単
位は kpsin/m は測定不能;極めて脆弱(a)
はひび割れて半円に巻き上がった棒状体実施例8−9
.ポリアセタールの明度の変化に対する HALS の
効果実施例8−9および対照例 C7 − C10 の
各成分は以下の表 III に示してある。加えて、こ
れらの組成物はポリアセタール A、1.5 %の熱安
定剤 B、0.5 %の熱安定剤 A、0.13 %の
表 III に特定した酸化防止剤、0.6%の上記の
実施例3−5と同一のベンゾトリアゾール型 UV 吸
収剤、0.6 %の表 III に特定した HALS
および 1.0 %の上記の実施例3−5で使用した
ものと同一のポリエチレングリコール潤滑剤を含有して
いた。
表 II
重量%CH2O
空気炉老化@130℃
@259℃ 0 日
20 日 40 日
HALS UV吸収 15 3
0 E 重量損 E 重量
損 E番号 重量% 剤重量% 分 分
% TS 失% % TS 失%
% TS C4 − −
0.11 0.40 36.2 9.5 0.
51 5.0 9.1 1.33 2.5 7.1
3 0.15A 0.15A 0.06
0.32 47.2 9.2 1.05 2
.6 6.5 2.94 2.3 5.8 4
0.3 A 0.3 A 0.18 0.57
38.0 9.3 1.03 2.1 6.
1 3.25 1.5 5.1 5 0.6 A
0.6 A 0.10 0.49 43.
0 9.1 1.30 1.9 6.0 3.
66 1.5 4.0 C5 0.6 C2 0.
6 A 0.29 1.82 33.9 9.
1 2.98 2.5 7.4 8.35 n/
m n/m C6 0.6 C3 0.6 A
0.31 1.61 30.6 9.0 4.
71 1.7 5.9 10.44 (a)(a)H
ALS = 遮蔽アミン光安定剤* 引っ張り強度の単
位は kpsin/m は測定不能;極めて脆弱(a)
はひび割れて半円に巻き上がった棒状体実施例8−9
.ポリアセタールの明度の変化に対する HALS の
効果実施例8−9および対照例 C7 − C10 の
各成分は以下の表 III に示してある。加えて、こ
れらの組成物はポリアセタール A、1.5 %の熱安
定剤 B、0.5 %の熱安定剤 A、0.13 %の
表 III に特定した酸化防止剤、0.6%の上記の
実施例3−5と同一のベンゾトリアゾール型 UV 吸
収剤、0.6 %の表 III に特定した HALS
および 1.0 %の上記の実施例3−5で使用した
ものと同一のポリエチレングリコール潤滑剤を含有して
いた。
【0090】上記のように、各試料を熱的に発生したホ
ルムアルデヒドに関して試験した。各試料はまた、黄色
化度指数(YI)および明度指数(LI)に関しても試
験した。YI および LI は、溶融混和し、ペレッ
ト化した試料について、ハンターラブ(Hunterl
ab)M−25 分光比色計で、ASTM−D 192
3 に従って測定した。黄色化度は得られた YI 値
が増加するにつれて増加するが、明度は試料の白度が増
加するにつれて増加し、100 の LI は完全に白
色の試料である。
ルムアルデヒドに関して試験した。各試料はまた、黄色
化度指数(YI)および明度指数(LI)に関しても試
験した。YI および LI は、溶融混和し、ペレッ
ト化した試料について、ハンターラブ(Hunterl
ab)M−25 分光比色計で、ASTM−D 192
3 に従って測定した。黄色化度は得られた YI 値
が増加するにつれて増加するが、明度は試料の白度が増
加するにつれて増加し、100 の LI は完全に白
色の試料である。
【0091】以下の表 III の結果は、本発明記載
の HALSA を含有するポリアセタール組成物の溶
融加工熱安定性が、いずれもピペリジン環とトリアジン
環とを有するが、ピペリジン環中に第 2 級アミンの
官能性を有する対照例の HALS C2および C3
を含有するポリアセタール組成物より、少なくとも
4 倍良好(30分の試験において)であることを示す
。
の HALSA を含有するポリアセタール組成物の溶
融加工熱安定性が、いずれもピペリジン環とトリアジン
環とを有するが、ピペリジン環中に第 2 級アミンの
官能性を有する対照例の HALS C2および C3
を含有するポリアセタール組成物より、少なくとも
4 倍良好(30分の試験において)であることを示す
。
【0092】表 III の結果はまた、YI 値と
LI 値との比較に見られるように(実施例6対比較例
C7 および C9、実施例7対比較例 C8 およ
び C10)、HALS C2 および C3 がポリ
アセタールに、本発明記載の HALS A より大き
な黄色化度と減少した明度とを与えることを示す。
LI 値との比較に見られるように(実施例6対比較例
C7 および C9、実施例7対比較例 C8 およ
び C10)、HALS C2 および C3 がポリ
アセタールに、本発明記載の HALS A より大き
な黄色化度と減少した明度とを与えることを示す。
【0093】
【表5】
表 III
重量%CH2O
@259℃実施例番号 HALS AO
15 分 30 分 YI/
LI 6 A
C 0.04 0.28
8.3/83.3 C7
C2 C 0.47
2.20 16.5/79.7
C9 C3 C
0.69 1.73
16.7/79.8 7
A D 0.10
0.39 9.1/82.6
C8 C2 D
0.52 2.12 17
.3/78.4 C10 C3
D 0.66 1.
69 14.0/77.7 HALS = 遮蔽アミン光安定剤AO = 酸化防止
剤1.基本的に (a) 95.0 ないし 99.95 重量パーセ
ントのポリアセタール重合体と (b) 0.05 ないし 5.0 重量パーセント
の以下の構造(I):
表 III
重量%CH2O
@259℃実施例番号 HALS AO
15 分 30 分 YI/
LI 6 A
C 0.04 0.28
8.3/83.3 C7
C2 C 0.47
2.20 16.5/79.7
C9 C3 C
0.69 1.73
16.7/79.8 7
A D 0.10
0.39 9.1/82.6
C8 C2 D
0.52 2.12 17
.3/78.4 C10 C3
D 0.66 1.
69 14.0/77.7 HALS = 遮蔽アミン光安定剤AO = 酸化防止
剤1.基本的に (a) 95.0 ないし 99.95 重量パーセ
ントのポリアセタール重合体と (b) 0.05 ないし 5.0 重量パーセント
の以下の構造(I):
【0094】
【化19】
【0095】式中、R は
【0096】
【化20】
【0097】(ここで、A は C1−C6−アルキル
を表す)であるまたは構造(II)
を表す)であるまたは構造(II)
【0098】
【化21】
【0099】式中、A は C1−C6−アルキルを表
すを有する化合物から選択したピペリジニル−s−トリ
アジン遮蔽アミン光安定剤よりなる、上記の重量パーセ
ントが成分(a)と(b)とのみの重量を基準とするも
のであり、かつ、前提として、成分(b)の遮蔽アミン
光安定剤がその水性懸濁液で測定して 5 − 10
の pH を有するものである組成物。
すを有する化合物から選択したピペリジニル−s−トリ
アジン遮蔽アミン光安定剤よりなる、上記の重量パーセ
ントが成分(a)と(b)とのみの重量を基準とするも
のであり、かつ、前提として、成分(b)の遮蔽アミン
光安定剤がその水性懸濁液で測定して 5 − 10
の pH を有するものである組成物。
【0100】2.成分(a)のポリアセタールが単独重
合体であり、成分(b)の遮蔽アミン光安定剤の pH
が 5 − 8 であることを特徴とする上記1記載
の組成物。
合体であり、成分(b)の遮蔽アミン光安定剤の pH
が 5 − 8 であることを特徴とする上記1記載
の組成物。
【0101】3.成分(a)のポリアセタールが共重合
体であることを特徴とする上記1記載の組成物。
体であることを特徴とする上記1記載の組成物。
【0102】4.成分(b)の A がメチル基である
ことを特徴とする上記1記載の組成物。
ことを特徴とする上記1記載の組成物。
【0103】5.成分(b)の遮蔽アミン光安定剤が構
造(II)のものであることを特徴とする上記1記載の
組成物。
造(II)のものであることを特徴とする上記1記載の
組成物。
【0104】6.成分(b)の遮蔽アミン光安定剤が構
造(I)のものであることを特徴とする上記1記載の組
成物。
造(I)のものであることを特徴とする上記1記載の組
成物。
【0105】7.上記のものに加えて熱安定剤、酸化防
止剤、顔料、着色剤、強靭化剤、強化剤、UV 安定剤
、遮蔽アミン安定剤、造核剤、潤滑剤、ガラス繊維、お
よび充填剤の少なくとも1種をも含有する上記1記載の
組成物。
止剤、顔料、着色剤、強靭化剤、強化剤、UV 安定剤
、遮蔽アミン安定剤、造核剤、潤滑剤、ガラス繊維、お
よび充填剤の少なくとも1種をも含有する上記1記載の
組成物。
【0106】8.上記のものに加えて N,N’−ヘキ
サメチレンビス−(3,5−ジ第 3 ブチル−4−ヒ
ドロキシヒドロシンナミド)と少なくとも1種の遮蔽フ
ェノール型の酸化防止剤とよりなる酸化防止剤混合物を
も含有する上記1記載の組成物。
サメチレンビス−(3,5−ジ第 3 ブチル−4−ヒ
ドロキシヒドロシンナミド)と少なくとも1種の遮蔽フ
ェノール型の酸化防止剤とよりなる酸化防止剤混合物を
も含有する上記1記載の組成物。
【0107】9.上記のものに加えてベンゾトリアゾー
ル基剤の UV 吸収剤、ベンゾフェノン基剤の UV
吸収剤、オキサニリド基剤の UV 吸収剤およびこ
れらの混合物よりなる類から選択した紫外線吸収剤をも
含有する上記1記載の組成物。
ル基剤の UV 吸収剤、ベンゾフェノン基剤の UV
吸収剤、オキサニリド基剤の UV 吸収剤およびこ
れらの混合物よりなる類から選択した紫外線吸収剤をも
含有する上記1記載の組成物。
【0108】10.上記1記載の組成物から製造した成
形品。
形品。
Claims (2)
- 【請求項1】 基本的に (a) 95.0 ないし 99.95 重量パーセ
ントのポリアセタール重合体と (b) 0.05 ないし 5.0 重量パーセント
の以下の構造(I): 【化1】 式中、R は 【化2】 (ここで、A は C1−C6−アルキルを表す)であ
るまたは構造(II) 【化3】 式中、A は C1−C6−アルキルを表すを有する化
合物から選択したピペリジニル−s−トリアジン遮蔽ア
ミン光安定剤よりなる、上記の重量パーセントが成分(
a)と(b)とのみの重量を基準とするものであり、か
つ、前提として、成分(b)の遮蔽アミン光安定剤がそ
の水性懸濁液で測定して 5 − 10 の pH を
有するものである組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の組成物から製造した成
形品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US49565990A | 1990-03-19 | 1990-03-19 | |
US495659 | 1990-03-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04222852A true JPH04222852A (ja) | 1992-08-12 |
Family
ID=23969498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3073726A Pending JPH04222852A (ja) | 1990-03-19 | 1991-03-14 | トリアジン系遮蔽アミン光安定剤を含有するポリアセタール組成物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0448036A1 (ja) |
JP (1) | JPH04222852A (ja) |
KR (1) | KR910016850A (ja) |
CA (1) | CA2038388A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107099115B (zh) * | 2017-05-16 | 2019-06-07 | 广东盟信塑胶实业有限公司 | 一种光稳定性抗静电聚甲醛材料的制备方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60161454A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-23 | Polyplastics Co | ポリアセタ−ル樹脂組成物及びその成形品 |
IT1197466B (it) * | 1986-08-25 | 1988-11-30 | Ciba Geigy Spa | Metodo per la stabilizzazione di polimeri oleofinici mediante composti triazinici |
IT1223405B (it) * | 1987-12-04 | 1990-09-19 | Ciba Geigy Spa | Procedimento per la metilazione di composti triazinici contenenti gruppi 2,2,6,6 tetrametilpiperidinici |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP3073726A patent/JPH04222852A/ja active Pending
- 1991-03-15 CA CA002038388A patent/CA2038388A1/en not_active Abandoned
- 1991-03-18 KR KR1019910004248A patent/KR910016850A/ko not_active Application Discontinuation
- 1991-03-19 EP EP91104233A patent/EP0448036A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR910016850A (ko) | 1991-11-05 |
CA2038388A1 (en) | 1991-09-20 |
EP0448036A1 (en) | 1991-09-25 |
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