JPH04218006A - レンズ鏡筒 - Google Patents
レンズ鏡筒Info
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- JPH04218006A JPH04218006A JP3073764A JP7376491A JPH04218006A JP H04218006 A JPH04218006 A JP H04218006A JP 3073764 A JP3073764 A JP 3073764A JP 7376491 A JP7376491 A JP 7376491A JP H04218006 A JPH04218006 A JP H04218006A
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- Japan
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- clutch
- gear
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/02—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
- G02B7/04—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
- G02B7/08—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動合焦装置及び手動合
焦装置を有するレンズ鏡筒に関するものである。
焦装置を有するレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動合焦装置および手動合焦装置
の切換えは、外部に設けられた切換え部材を撮影者が手
動で回転、あるいはスライドさせることにより、機械的
に内部の切換え機構部を切換えて駆動させることにより
行っていた。
の切換えは、外部に設けられた切換え部材を撮影者が手
動で回転、あるいはスライドさせることにより、機械的
に内部の切換え機構部を切換えて駆動させることにより
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動合
焦撮影中に自動合焦が困難な被写体の撮影や、一定の作
画意図を以てボカシ撮影を行うため等に手動合焦撮影に
切り換えるときには、外部に設けられた切換え部材を撮
影者が手動で回転、あるいはスライドさせなければなら
ず、迅速に行なうことが困難であった。また、あらかじ
め任意の撮影距離をレンズに記憶させておいて、別の撮
影距離で撮影後、あらかじめ設定しておいた任意の撮影
距離にレンズを駆動させるいわゆるゴーホーム撮影機能
は、自動合焦時はともかくとして、手動合焦時には、切
換え部材を撮影者が手動で回転あるいはスライドさせる
ことにより、機械的に内部の切換え機構部を駆動させる
従来の方法では実現不可能であった。
焦撮影中に自動合焦が困難な被写体の撮影や、一定の作
画意図を以てボカシ撮影を行うため等に手動合焦撮影に
切り換えるときには、外部に設けられた切換え部材を撮
影者が手動で回転、あるいはスライドさせなければなら
ず、迅速に行なうことが困難であった。また、あらかじ
め任意の撮影距離をレンズに記憶させておいて、別の撮
影距離で撮影後、あらかじめ設定しておいた任意の撮影
距離にレンズを駆動させるいわゆるゴーホーム撮影機能
は、自動合焦時はともかくとして、手動合焦時には、切
換え部材を撮影者が手動で回転あるいはスライドさせる
ことにより、機械的に内部の切換え機構部を駆動させる
従来の方法では実現不可能であった。
【0004】このように、機械的に内部の切換え機構部
を駆動させる従来の方法にかえ、電気的に内部の切換え
機構部を駆動させる操作方法が試みられているが、例え
ば双安定型ソレノイドを使用する方法は消費電力が大き
くなり、電池の消耗が甚だしく、撮影者が満足する使用
容易且つ経済的な切換え装置がなかった。
を駆動させる従来の方法にかえ、電気的に内部の切換え
機構部を駆動させる操作方法が試みられているが、例え
ば双安定型ソレノイドを使用する方法は消費電力が大き
くなり、電池の消耗が甚だしく、撮影者が満足する使用
容易且つ経済的な切換え装置がなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点解決のために
本発明において、合焦光学系と、該合焦光学系を保持し
、且つ光軸方向に移動させて合焦を行なう保持筒と、光
軸を中心に回動可能であり、該回動により該保持筒を移
動させるカム筒と、手動操作により回動可能であり、該
回動により該カム筒を回動させる手動操作手段と、自動
合焦駆動手段と、該自動合焦駆動手段により駆動され、
該駆動により該カム筒を回動させる自動操作手段と、第
1の位置と第2の位置とに変位可能であり、第1の位置
にあるときは該カム筒と該手動操作手段と、第2の位置
にあるときは該カム筒と該自動操作手段とをそれぞれ連
結するクラッチ手段とを含み有するレンズ鏡筒において
、該クラッチ手段を駆動する動力源を有し、且つ該動力
源がモーターであることを特徴とするレンズ鏡筒を構成
した。
本発明において、合焦光学系と、該合焦光学系を保持し
、且つ光軸方向に移動させて合焦を行なう保持筒と、光
軸を中心に回動可能であり、該回動により該保持筒を移
動させるカム筒と、手動操作により回動可能であり、該
回動により該カム筒を回動させる手動操作手段と、自動
合焦駆動手段と、該自動合焦駆動手段により駆動され、
該駆動により該カム筒を回動させる自動操作手段と、第
1の位置と第2の位置とに変位可能であり、第1の位置
にあるときは該カム筒と該手動操作手段と、第2の位置
にあるときは該カム筒と該自動操作手段とをそれぞれ連
結するクラッチ手段とを含み有するレンズ鏡筒において
、該クラッチ手段を駆動する動力源を有し、且つ該動力
源がモーターであることを特徴とするレンズ鏡筒を構成
した。
【0006】
【作用】本発明においては、モーターを自動合焦装置と
手動合焦装置の相互の切換え装置を駆動する駆動力源と
して用いる。そして撮影者が外部から電気信号を与える
と、電気信号がモーターに伝達され、モーターが回転し
、回転の方向の正逆により自動合焦装置から手動合焦装
置へ、又は手動合焦装置から自動合焦装置へと切換えら
れる。この際の電力の消費量は比較的小さくて済む。
手動合焦装置の相互の切換え装置を駆動する駆動力源と
して用いる。そして撮影者が外部から電気信号を与える
と、電気信号がモーターに伝達され、モーターが回転し
、回転の方向の正逆により自動合焦装置から手動合焦装
置へ、又は手動合焦装置から自動合焦装置へと切換えら
れる。この際の電力の消費量は比較的小さくて済む。
【0007】
【実施例】本発明の第1実施例を第1図〜第4図により
説明する。第1図は本発明の第1実施例の光軸を通る面
による断面図である。 (光学系の説明)保護ガラスL1、固定レンズL2、L
3及びL4、合焦レンズL5及びL6、並びに固定レン
ズL7及びL8が光学系を形成している。
説明する。第1図は本発明の第1実施例の光軸を通る面
による断面図である。 (光学系の説明)保護ガラスL1、固定レンズL2、L
3及びL4、合焦レンズL5及びL6、並びに固定レン
ズL7及びL8が光学系を形成している。
【0008】(構造の説明)固定鏡筒1は鏡筒の固定部
分であり、大径部1a、内周部1b、中径部1c、小径
部1d、マウント部1e、中央小径部1f、外周部1g
、中央外周部1h及び案内溝1iがある。大径部1aに
は保護ガラスL1が保持されている。内周部1bには固
定レンズL2及びL3が保持されている。その右方の中
径部1cには固定レンズL4が保持されている。中央部
の小径部1dには固定レンズL7及びL8が保持されて
いる。その右方端に設けられているマウント部1eはカ
メラボディ(不図示)と係合する部分である。 マウ
ント部1eの外周部には絞り環2が嵌装されている。そ
の左方の外周部1gには三脚座3が固設され又切換えリ
ング4が嵌装されている。その左方の中央外周部1hに
は手動操作リング5が嵌装されている。中央小径部1f
の内周部には、合焦レンズL5及びL6を保持している
移動枠6が光軸に沿って移動自在に嵌合されている。案
内溝1iは中央小径部1fに光軸と平行に設けられてい
る。絞り環2はマウント部1eの外周部に嵌装されてい
る。三脚座3は外周部1gに固設されている。
分であり、大径部1a、内周部1b、中径部1c、小径
部1d、マウント部1e、中央小径部1f、外周部1g
、中央外周部1h及び案内溝1iがある。大径部1aに
は保護ガラスL1が保持されている。内周部1bには固
定レンズL2及びL3が保持されている。その右方の中
径部1cには固定レンズL4が保持されている。中央部
の小径部1dには固定レンズL7及びL8が保持されて
いる。その右方端に設けられているマウント部1eはカ
メラボディ(不図示)と係合する部分である。 マウ
ント部1eの外周部には絞り環2が嵌装されている。そ
の左方の外周部1gには三脚座3が固設され又切換えリ
ング4が嵌装されている。その左方の中央外周部1hに
は手動操作リング5が嵌装されている。中央小径部1f
の内周部には、合焦レンズL5及びL6を保持している
移動枠6が光軸に沿って移動自在に嵌合されている。案
内溝1iは中央小径部1fに光軸と平行に設けられてい
る。絞り環2はマウント部1eの外周部に嵌装されてい
る。三脚座3は外周部1gに固設されている。
【0009】切換えリング4は自動合焦モードと手動合
焦モードとを選択し切換え操作を行うための切換えリン
グであり、外周部1gに嵌装されている。光軸を中心に
所定角度のみ回転しそれに対応した電気信号を発生し、
CPU(不図示)を介し駆動モーター10に回転方向の
信号を伝達する構造になっている。手動操作リング5は
光軸方向には不動で回転のみ自在に固定鏡筒1に嵌装さ
れている。その外周部には滑り止めとしてゴムリング5
a及び5bが装着されている。手動操作リング5の内周
部の壁部5cと手動クラッチリング8の間には波形板バ
ネ26が摩擦クラッチとして介在している。すなわち、
通常の状態では手動操作リング5が回転するとき手動ク
ラッチリング8も同時に回転するが、手動クラッチリン
グ8が回転制限に当たって回転が停止したときには、手
動操作リング5は空回りをする構造になっている。
焦モードとを選択し切換え操作を行うための切換えリン
グであり、外周部1gに嵌装されている。光軸を中心に
所定角度のみ回転しそれに対応した電気信号を発生し、
CPU(不図示)を介し駆動モーター10に回転方向の
信号を伝達する構造になっている。手動操作リング5は
光軸方向には不動で回転のみ自在に固定鏡筒1に嵌装さ
れている。その外周部には滑り止めとしてゴムリング5
a及び5bが装着されている。手動操作リング5の内周
部の壁部5cと手動クラッチリング8の間には波形板バ
ネ26が摩擦クラッチとして介在している。すなわち、
通常の状態では手動操作リング5が回転するとき手動ク
ラッチリング8も同時に回転するが、手動クラッチリン
グ8が回転制限に当たって回転が停止したときには、手
動操作リング5は空回りをする構造になっている。
【0010】移動枠6は合焦レンズL5及びL6を保持
している。移動枠6の外周部にはピン27が植設されて
いて、固定鏡筒1に設けられている光軸と平行な案内溝
1iを貫通し、その先端部はカムリング7に設けられて
いるカム溝7aに嵌入している。そして、カムリング7
が回転すると移動枠6は光軸に沿って直進移動し合焦が
行なわれる構造になっている。カムリング7は固定鏡筒
1の中央小径部1fに嵌合し、所定角度設けられた円周
溝7bが穿設されている。中央小径部1fに植設された
ピン28がカムリング7の円周溝7bに嵌入しているた
め、光軸方向には不動で、光軸を中心として所定角度の
み回転する構造になっている。手動クラッチリング8は
手動操作リング5の内周部に光軸方向には不動で、光軸
を中心に回転自在に嵌合保持されている。第4図は手動
クラッチリング8の平面図である。第4図に示すように
手動クラッチリング8の壁部8cには、円周に沿い放射
状に複数の小判穴8bが設けられている。
している。移動枠6の外周部にはピン27が植設されて
いて、固定鏡筒1に設けられている光軸と平行な案内溝
1iを貫通し、その先端部はカムリング7に設けられて
いるカム溝7aに嵌入している。そして、カムリング7
が回転すると移動枠6は光軸に沿って直進移動し合焦が
行なわれる構造になっている。カムリング7は固定鏡筒
1の中央小径部1fに嵌合し、所定角度設けられた円周
溝7bが穿設されている。中央小径部1fに植設された
ピン28がカムリング7の円周溝7bに嵌入しているた
め、光軸方向には不動で、光軸を中心として所定角度の
み回転する構造になっている。手動クラッチリング8は
手動操作リング5の内周部に光軸方向には不動で、光軸
を中心に回転自在に嵌合保持されている。第4図は手動
クラッチリング8の平面図である。第4図に示すように
手動クラッチリング8の壁部8cには、円周に沿い放射
状に複数の小判穴8bが設けられている。
【0011】自動クラッチリング9は固定鏡筒1の中央
小径部1fに光軸方向には移動せず、光軸を中心に回転
自在に嵌合保持されている。自動クラッチリング9の壁
部9aには、第4図に示した手動クラッチリング8の壁
部8cに設けられている放射状の複数の小判穴8bと同
様な小判穴9cが設けられている。自動クラッチリング
9には、屈曲部内側にセグメントギア9bが設けられて
いて、ピニオンギア14が噛み合っている。自動合焦駆
動機構(不図示)によりピニオンギア14が回転すると
、セグメントギア9bを介し自動クラッチリング9が光
軸を中心に回転する構造になっている。駆動モーター1
0は切換え装置の駆動力源である。カムリング7に固定
されている。
小径部1fに光軸方向には移動せず、光軸を中心に回転
自在に嵌合保持されている。自動クラッチリング9の壁
部9aには、第4図に示した手動クラッチリング8の壁
部8cに設けられている放射状の複数の小判穴8bと同
様な小判穴9cが設けられている。自動クラッチリング
9には、屈曲部内側にセグメントギア9bが設けられて
いて、ピニオンギア14が噛み合っている。自動合焦駆
動機構(不図示)によりピニオンギア14が回転すると
、セグメントギア9bを介し自動クラッチリング9が光
軸を中心に回転する構造になっている。駆動モーター1
0は切換え装置の駆動力源である。カムリング7に固定
されている。
【0012】第2図は切換え装置の断面図である。駆動
モーター10はカムリング7に固定されている。ギア1
0aが駆動モーター10の回転軸部に固定されていて、
カムリング7に軸支されたギア11と同軸上に回転する
ギア12と噛合している。 ギア11とギア12との
間には、摩擦クラッチとして機能する圧縮バネ13が介
在している。従って通常はギア12が回転するとギア1
1が同軸に回転する。しかし、ギア11の回転が制限さ
れるとき、ギア12の回転は制限されず、ギア12とギ
ア10aを介して共に回転する駆動モーター10はギア
11の回転しないときは空回り可能な構造になっている
。 ギア15の大ギア15aはギア11と噛合し、小ギア1
5dにはギア16の大ギア16aが噛合し、大ギア16
aと同軸の小ギア16bにはギア17の大ギア17aが
噛合し一連の減速ギア列をなしている。
モーター10はカムリング7に固定されている。ギア1
0aが駆動モーター10の回転軸部に固定されていて、
カムリング7に軸支されたギア11と同軸上に回転する
ギア12と噛合している。 ギア11とギア12との
間には、摩擦クラッチとして機能する圧縮バネ13が介
在している。従って通常はギア12が回転するとギア1
1が同軸に回転する。しかし、ギア11の回転が制限さ
れるとき、ギア12の回転は制限されず、ギア12とギ
ア10aを介して共に回転する駆動モーター10はギア
11の回転しないときは空回り可能な構造になっている
。 ギア15の大ギア15aはギア11と噛合し、小ギア1
5dにはギア16の大ギア16aが噛合し、大ギア16
aと同軸の小ギア16bにはギア17の大ギア17aが
噛合し一連の減速ギア列をなしている。
【0013】ギア17の端面には、所定角度を有する円
周状の溝17bが穿設され、カムリング7上に植設され
た回転制限ピン18が嵌合しているため、ギア11、ギ
ア15、ギア16及びギア17は対応した回転数しか回
転しない構造になっている。しかしギア12は回転は制
限されず駆動モーター10は空回り可能である。ギア1
5の一部にはネジ部15bが設けられており、カムリン
グ7に設けられたネジ部7cと螺合している。ギア15
が所定の回転数だけ回転すると、ギア15は回転しなが
ら光軸に沿って所定量だけ移動する構造になっている。 ギア15のネジ部15b側先端部に溝15cが設けられ
、第1のクラッチ板19の伸長部19aと係合している
。従ってギア15は第1のクラッチ板19と光軸方向に
一体的に移動可能に構成されている。
周状の溝17bが穿設され、カムリング7上に植設され
た回転制限ピン18が嵌合しているため、ギア11、ギ
ア15、ギア16及びギア17は対応した回転数しか回
転しない構造になっている。しかしギア12は回転は制
限されず駆動モーター10は空回り可能である。ギア1
5の一部にはネジ部15bが設けられており、カムリン
グ7に設けられたネジ部7cと螺合している。ギア15
が所定の回転数だけ回転すると、ギア15は回転しなが
ら光軸に沿って所定量だけ移動する構造になっている。 ギア15のネジ部15b側先端部に溝15cが設けられ
、第1のクラッチ板19の伸長部19aと係合している
。従ってギア15は第1のクラッチ板19と光軸方向に
一体的に移動可能に構成されている。
【0014】第1のクラッチ板19には光軸方向に長い
小判穴19bが穿設されていて、段付き小ネジ23によ
りカムリング7と、回転に対しては一体的に、光軸方向
に関しては所定量だけ移動自在に係合している。第1の
クラッチ板19は伸長部19aを有し、ギア15の溝1
5cと係合し、光軸方向に一体的に移動可能である。
小判穴19bが穿設されていて、段付き小ネジ23によ
りカムリング7と、回転に対しては一体的に、光軸方向
に関しては所定量だけ移動自在に係合している。第1の
クラッチ板19は伸長部19aを有し、ギア15の溝1
5cと係合し、光軸方向に一体的に移動可能である。
【0015】第2のクラッチ板20は第1のクラッチ板
19と同様に光軸方向に長い小判穴20aが穿設されて
いて、段付き小ネジ23によりカムリング7と、回転に
対しては一体的に、光軸方向に関しては所定量だけ移動
自在に係合している。第1のクラッチ板19の折曲部1
9dと第2のクラッチ板20との間には引張りバネ24
が介在し引張りに付勢している。第1のクラッチ板19
の突起部19cと第2のクラッチ板20の溝部20bは
係合し、通常は第1のクラッチ板19と第2のクラッチ
板20とは一体的に移動可能に構成されている。第2の
クラッチ板20の腕部20cは、カムリング7に光軸方
向に移動自在に嵌合保持されている第1のクラッチピン
21の段部21aと当接していて、第1のクラッチピン
21がクラッチバネ25の押圧の付勢力によって第2図
中矢印A方向に移動しようとするのを阻止している。第
2のクラッチ板20の腕部20cの反対側端面には同様
に腕部20dがあり、カムリング7に光軸方向に移動自
在に嵌合保持されている第2のクラッチピン22の段部
22aと当接していて、第2のクラッチピン22がクラ
ッチバネ25の押圧の付勢によって第2図中矢印B方向
に移動しようとするのを阻止している。
19と同様に光軸方向に長い小判穴20aが穿設されて
いて、段付き小ネジ23によりカムリング7と、回転に
対しては一体的に、光軸方向に関しては所定量だけ移動
自在に係合している。第1のクラッチ板19の折曲部1
9dと第2のクラッチ板20との間には引張りバネ24
が介在し引張りに付勢している。第1のクラッチ板19
の突起部19cと第2のクラッチ板20の溝部20bは
係合し、通常は第1のクラッチ板19と第2のクラッチ
板20とは一体的に移動可能に構成されている。第2の
クラッチ板20の腕部20cは、カムリング7に光軸方
向に移動自在に嵌合保持されている第1のクラッチピン
21の段部21aと当接していて、第1のクラッチピン
21がクラッチバネ25の押圧の付勢力によって第2図
中矢印A方向に移動しようとするのを阻止している。第
2のクラッチ板20の腕部20cの反対側端面には同様
に腕部20dがあり、カムリング7に光軸方向に移動自
在に嵌合保持されている第2のクラッチピン22の段部
22aと当接していて、第2のクラッチピン22がクラ
ッチバネ25の押圧の付勢によって第2図中矢印B方向
に移動しようとするのを阻止している。
【0016】(動作の説明)次に装置の動作について説
明する。第2図は自動焦点モード時の状態、第3図は手
動焦点モード時の状態における断面図である。自動クラ
ッチリング9の壁部9aに設けられている放射状の複数
の小判穴9cの一つに、第2のクラッチピン22が嵌入
しているが、第1のクラッチピン21と手動クラッチリ
ング8の壁部8cに放射状に設けられた小判穴8bとは
係合してないので、自動合焦駆動機構(不図示)により
ピニオンギア14が回転すると、自動クラッチリング9
にはセグメントギア9bが設けられているため自動クラ
ッチリング9は回転する。
明する。第2図は自動焦点モード時の状態、第3図は手
動焦点モード時の状態における断面図である。自動クラ
ッチリング9の壁部9aに設けられている放射状の複数
の小判穴9cの一つに、第2のクラッチピン22が嵌入
しているが、第1のクラッチピン21と手動クラッチリ
ング8の壁部8cに放射状に設けられた小判穴8bとは
係合してないので、自動合焦駆動機構(不図示)により
ピニオンギア14が回転すると、自動クラッチリング9
にはセグメントギア9bが設けられているため自動クラ
ッチリング9は回転する。
【0017】そして、自動クラッチリング9の小判穴9
cの一つに、第2のクラッチピン22が嵌入しているの
でカムリング7も同時に回転する。カムリング7が回転
すると、移動枠6の外周部にはピン27が植設されてい
て、固定鏡筒1に設けられている光軸と平行な案内溝1
iを貫通し、その先端部はカムリング7に設けられてい
るカム溝7aに嵌入しているため、合焦レンズL5及び
L6を保持している移動枠6は光軸に沿って直進移動し
、合焦が行なわれる。この時、第1のクラッチピン21
と手動クラッチリング8の小判穴8bとは係合してない
ので、手動クラッチリング8は回転しない。
cの一つに、第2のクラッチピン22が嵌入しているの
でカムリング7も同時に回転する。カムリング7が回転
すると、移動枠6の外周部にはピン27が植設されてい
て、固定鏡筒1に設けられている光軸と平行な案内溝1
iを貫通し、その先端部はカムリング7に設けられてい
るカム溝7aに嵌入しているため、合焦レンズL5及び
L6を保持している移動枠6は光軸に沿って直進移動し
、合焦が行なわれる。この時、第1のクラッチピン21
と手動クラッチリング8の小判穴8bとは係合してない
ので、手動クラッチリング8は回転しない。
【0018】次に、本実施例の作動をカメラとレンズを
組み合わせたシステム概略図を示した第5図を参照しな
がらより詳細に説明する。本実施例においては、合焦に
関連した撮影モードとして以下の3モードがモード切換
スイッチ113によって任意に選択可能となっている。 ■手動焦点調節(MF)モード ■自動焦点調節(AF)モード ■MF優先AFモード
組み合わせたシステム概略図を示した第5図を参照しな
がらより詳細に説明する。本実施例においては、合焦に
関連した撮影モードとして以下の3モードがモード切換
スイッチ113によって任意に選択可能となっている。 ■手動焦点調節(MF)モード ■自動焦点調節(AF)モード ■MF優先AFモード
【0019】以下、各モードについて順を追って説明す
る。先ず手動焦点調節(MF)モードについて説明する
。外部より操作可能なモード切換スイッチ113(第1
図における切換えリング4に対応)によりMFモードを
選択すると、MFモードに示す旨の信号がレンズ内部の
CPU110へ出力され、これによりCPU110は駆
動モーター114を回転させ、距離操作環115(第1
図における手動操作リング5に対応)の回転を合焦光学
系L2(第1図におけるL4〜L6に対応)に伝達可能
な状態とする。具体的には、第2図において切換えリン
グ4を回転し、手動焦点モードに切り換えると、駆動モ
ーター10が回転する。駆動モーター10が回転すると
、駆動モーター10の回転軸部に固定されているギア1
0aと噛み合うギア12が回転し、ギア11とギア12
との間には、圧縮バネ13が介在していて摩擦クラッチ
として機能しているため、ギア11が回転する。次いで
ギア11、ギア15、ギア16、ギア17のギア列を介
しギア17が回転する。ギア17の端面に設けられた溝
17bとカムリング7に植設された回転制限ピン18が
係合しているため、ギア11、ギア15、ギア16及び
ギア17は所定の回転数だけ回転する。ギア15に設け
られたネジ部15bとカムリング7に設けられたネジ部
7cと螺合しているため、ギア15が所定の回転数だけ
回転すると、ギア15は回転しながら光軸に沿って第2
図中矢印C方向に所定量だけ移動する。又、ギア15の
ネジ部15b側の先端部に設けられた溝15cとクラッ
チ板19の伸長部19aと係合しているため、クラッチ
板19とギア15とは光軸方向には一体的に移動する。 クラッチ板19の突起部19cと第2のクラッチ板20
の溝部20bは当接していて、通常はクラッチ板19と
第2のクラッチ板20とは一体的に移動可能に構成され
ているので、クラッチ板19と第2のクラッチ板20と
は一体的に第2図中矢印C方向に移動する。
る。先ず手動焦点調節(MF)モードについて説明する
。外部より操作可能なモード切換スイッチ113(第1
図における切換えリング4に対応)によりMFモードを
選択すると、MFモードに示す旨の信号がレンズ内部の
CPU110へ出力され、これによりCPU110は駆
動モーター114を回転させ、距離操作環115(第1
図における手動操作リング5に対応)の回転を合焦光学
系L2(第1図におけるL4〜L6に対応)に伝達可能
な状態とする。具体的には、第2図において切換えリン
グ4を回転し、手動焦点モードに切り換えると、駆動モ
ーター10が回転する。駆動モーター10が回転すると
、駆動モーター10の回転軸部に固定されているギア1
0aと噛み合うギア12が回転し、ギア11とギア12
との間には、圧縮バネ13が介在していて摩擦クラッチ
として機能しているため、ギア11が回転する。次いで
ギア11、ギア15、ギア16、ギア17のギア列を介
しギア17が回転する。ギア17の端面に設けられた溝
17bとカムリング7に植設された回転制限ピン18が
係合しているため、ギア11、ギア15、ギア16及び
ギア17は所定の回転数だけ回転する。ギア15に設け
られたネジ部15bとカムリング7に設けられたネジ部
7cと螺合しているため、ギア15が所定の回転数だけ
回転すると、ギア15は回転しながら光軸に沿って第2
図中矢印C方向に所定量だけ移動する。又、ギア15の
ネジ部15b側の先端部に設けられた溝15cとクラッ
チ板19の伸長部19aと係合しているため、クラッチ
板19とギア15とは光軸方向には一体的に移動する。 クラッチ板19の突起部19cと第2のクラッチ板20
の溝部20bは当接していて、通常はクラッチ板19と
第2のクラッチ板20とは一体的に移動可能に構成され
ているので、クラッチ板19と第2のクラッチ板20と
は一体的に第2図中矢印C方向に移動する。
【0020】第2のクラッチ板20が第2図中矢印C方
向に移動すると、第2のクラッチ板20の腕部20cは
、第1のクラッチピン21の段部21aと当接していて
、第1のクラッチピン21がクラッチバネ25の押圧の
付勢によって第2図中矢印A方向移動し、第1のクラッ
チピン21と手動クラッチリング8の小判穴8bとが係
合し、手動クラッチリング8とカムリング7とは一体的
に回転するようになる。即ち第1のクラッチピン21と
手動クラッチリング8の小判穴8bとの角度位置が合致
していれば、直ちに第1のクラッチピン21と手動クラ
ッチリング8の小判穴8bとが係合する。もし、第1の
クラッチピン21と手動クラッチリング8の小判穴8b
との角度位置が合致せず、第1のクラッチピン21の先
端と手動クラッチリング8の壁部8cとが当接する場合
には、手動操作リング5を回転させると手動クラッチリ
ング8も回転し、第1のクラッチピン21と手動クラッ
チリング8の小判穴8bとの角度位置が合致した時に、
第1のクラッチピン21と手動クラッチリング8の小判
穴8bとが係合する。
向に移動すると、第2のクラッチ板20の腕部20cは
、第1のクラッチピン21の段部21aと当接していて
、第1のクラッチピン21がクラッチバネ25の押圧の
付勢によって第2図中矢印A方向移動し、第1のクラッ
チピン21と手動クラッチリング8の小判穴8bとが係
合し、手動クラッチリング8とカムリング7とは一体的
に回転するようになる。即ち第1のクラッチピン21と
手動クラッチリング8の小判穴8bとの角度位置が合致
していれば、直ちに第1のクラッチピン21と手動クラ
ッチリング8の小判穴8bとが係合する。もし、第1の
クラッチピン21と手動クラッチリング8の小判穴8b
との角度位置が合致せず、第1のクラッチピン21の先
端と手動クラッチリング8の壁部8cとが当接する場合
には、手動操作リング5を回転させると手動クラッチリ
ング8も回転し、第1のクラッチピン21と手動クラッ
チリング8の小判穴8bとの角度位置が合致した時に、
第1のクラッチピン21と手動クラッチリング8の小判
穴8bとが係合する。
【0021】他方、第2のクラッチ板20の腕部20d
が第2のクラッチピン22の段部22aと当接し、クラ
ッチバネ25の付勢力によって、第2のクラッチピンは
自動クラッチリング9の小判穴9cの一つに嵌入してい
るが、この時第1のクラッチ板19と第2のクラッチ板
20とは一体的に第2図中矢印C方向に移動するので、
第2のクラッチ板20の腕部20dも移動し、同時に第
2のクラッチピン25も移動し、自動クラッチリング9
の小判穴9cの一つと、第2のクラッチピン22との係
合が解除される。
が第2のクラッチピン22の段部22aと当接し、クラ
ッチバネ25の付勢力によって、第2のクラッチピンは
自動クラッチリング9の小判穴9cの一つに嵌入してい
るが、この時第1のクラッチ板19と第2のクラッチ板
20とは一体的に第2図中矢印C方向に移動するので、
第2のクラッチ板20の腕部20dも移動し、同時に第
2のクラッチピン25も移動し、自動クラッチリング9
の小判穴9cの一つと、第2のクラッチピン22との係
合が解除される。
【0022】従ってカムリング7が回転しても自動クラ
ッチリング9は回転しない。この状態が手動焦点モード
の状態である。第3図がこの時の装置の状態を示す図で
ある。そして、撮影者はファインダ接眼レンズ106を
覗きながら距離操作環115を回転させて手動合焦操作
を行う。この際、合焦制御回路109は作動は禁止され
ている。以上のように、MFによる合焦光学系L2(第
5図)の駆動が行われ、所望の被写体に対する合焦状態
を撮影者の手動操作によって得ることができる。
ッチリング9は回転しない。この状態が手動焦点モード
の状態である。第3図がこの時の装置の状態を示す図で
ある。そして、撮影者はファインダ接眼レンズ106を
覗きながら距離操作環115を回転させて手動合焦操作
を行う。この際、合焦制御回路109は作動は禁止され
ている。以上のように、MFによる合焦光学系L2(第
5図)の駆動が行われ、所望の被写体に対する合焦状態
を撮影者の手動操作によって得ることができる。
【0023】次に、自動焦点調節(AF)モードについ
て説明する。外部より操作可能なモード切換スイッチ1
13によりAFモードを選択すると、AFモードを示す
旨の信号がレンズ内部のCPU110へ出力され、これ
よりCPU110は駆動モータ114をMFモードとは
逆方向に回転させ、モータ112の駆動力が合焦光学系
L2(第5図)に伝達可能な状態にする。具体的には第
3図において、切換えリング4を回転し、手動焦点モー
ドから自動焦点モードに切換えると、駆動モーター10
が反対側に回転する。駆動モーター10が反対側に回転
すると、駆動モーター10の回転軸部に固定されている
ギア10aと噛みあうギア列、ギア12、ギア11、ギ
ア15、ギア16、ギア17がそれぞれ反対方向に所定
の回転数だけ回転する。ギア15に設けられたネジ部1
5bとカムリング7に設けられたネジ部7cと螺合して
いるため、ギア15が所定の回転数だけ反対方向に回転
する。ギア15は回転しながら光軸に沿って第2図中矢
印Cとは反対方向に所定量だけ移動する。ギア15のネ
ジ部15b側の先端部に設けられた溝15cと第1のク
ラッチ板19の伸長部19aと係合しているため、第1
のクラッチ板19とギア15とは光軸方向には一体的に
移動する。
て説明する。外部より操作可能なモード切換スイッチ1
13によりAFモードを選択すると、AFモードを示す
旨の信号がレンズ内部のCPU110へ出力され、これ
よりCPU110は駆動モータ114をMFモードとは
逆方向に回転させ、モータ112の駆動力が合焦光学系
L2(第5図)に伝達可能な状態にする。具体的には第
3図において、切換えリング4を回転し、手動焦点モー
ドから自動焦点モードに切換えると、駆動モーター10
が反対側に回転する。駆動モーター10が反対側に回転
すると、駆動モーター10の回転軸部に固定されている
ギア10aと噛みあうギア列、ギア12、ギア11、ギ
ア15、ギア16、ギア17がそれぞれ反対方向に所定
の回転数だけ回転する。ギア15に設けられたネジ部1
5bとカムリング7に設けられたネジ部7cと螺合して
いるため、ギア15が所定の回転数だけ反対方向に回転
する。ギア15は回転しながら光軸に沿って第2図中矢
印Cとは反対方向に所定量だけ移動する。ギア15のネ
ジ部15b側の先端部に設けられた溝15cと第1のク
ラッチ板19の伸長部19aと係合しているため、第1
のクラッチ板19とギア15とは光軸方向には一体的に
移動する。
【0024】第1のクラッチ板19が第2図中矢印Cと
は反対方向に所定量だけ移動すると、第1のクラッチ板
19の折曲部19dと第2のクラッチ板20との間に引
張りバネ24が介在しているので、第1のクラッチ板1
9と第2のクラッチ板20とは一体的に第2図中矢印C
とは反対方向に移動する。 第2のクラッチ板20が
第2図中矢印Cとは反対方向に移動すると、第2のクラ
ッチ板20の腕部20dは、第2のクラッチピン22の
段部22aと当接していて、第2のクラッチピン22が
クラッチバネ25の押圧の付勢によって第2図矢印B方
向に移動し、第2のクラッチピン22と自動クラッチリ
ング9の壁部9aに放射状に設けられた小判穴9cと結
合し、自動クラッチリング9とカムリング7とは一体的
に回転するようになる。
は反対方向に所定量だけ移動すると、第1のクラッチ板
19の折曲部19dと第2のクラッチ板20との間に引
張りバネ24が介在しているので、第1のクラッチ板1
9と第2のクラッチ板20とは一体的に第2図中矢印C
とは反対方向に移動する。 第2のクラッチ板20が
第2図中矢印Cとは反対方向に移動すると、第2のクラ
ッチ板20の腕部20dは、第2のクラッチピン22の
段部22aと当接していて、第2のクラッチピン22が
クラッチバネ25の押圧の付勢によって第2図矢印B方
向に移動し、第2のクラッチピン22と自動クラッチリ
ング9の壁部9aに放射状に設けられた小判穴9cと結
合し、自動クラッチリング9とカムリング7とは一体的
に回転するようになる。
【0025】即ち第2のクラッチピン22と自動クラッ
チリング9の小判穴9cとの角度位置が合致していれば
、直ちに第2のクラッチピン22と自動クラッチリング
9の小判穴9cとが係合する。もし、第2のクラッチピ
ン22と自動クラッチリング9の小判穴9cとの角度位
置が合致せず、第2のクラッチピン22の先端と自動ク
ラッチリング9の壁部9aとが当接する場合には、自動
合焦駆動機構により自動クラッチリング9を回転させる
と、第2のクラッチピン22と自動クラッチリング9の
小判穴9cとの角度位置があった時に、第2のクラッチ
ピン22と自動クラッチリング9の小判穴9cとが係合
する。
チリング9の小判穴9cとの角度位置が合致していれば
、直ちに第2のクラッチピン22と自動クラッチリング
9の小判穴9cとが係合する。もし、第2のクラッチピ
ン22と自動クラッチリング9の小判穴9cとの角度位
置が合致せず、第2のクラッチピン22の先端と自動ク
ラッチリング9の壁部9aとが当接する場合には、自動
合焦駆動機構により自動クラッチリング9を回転させる
と、第2のクラッチピン22と自動クラッチリング9の
小判穴9cとの角度位置があった時に、第2のクラッチ
ピン22と自動クラッチリング9の小判穴9cとが係合
する。
【0026】他方、第2のクラッチ板20の腕部20c
が第1のクラッチピン21の段部21aと当接し、クラ
ッチバネ25の付勢によって、第1のクラッチピン21
は手動クラッチリング8の小判穴8bの一つに嵌入して
いるが、この時第1のクラッチ板19と第2のクラッチ
板20とは一体的に第2図中矢印Cとは反対方向に移動
するので、第2のクラッチ板20の腕部20a移動し、
同時に第1のクラッチピン21も移動し、手動クラッチ
リング8の小判穴8bの一つと、第1のクラッチピン2
1との係合が解除される。従ってカムリング7が回転し
ても手動クラッチリング8は回転しない。この状態が自
動焦点モードの状態である。第2図がこの時の装置の状
態を示す図である。
が第1のクラッチピン21の段部21aと当接し、クラ
ッチバネ25の付勢によって、第1のクラッチピン21
は手動クラッチリング8の小判穴8bの一つに嵌入して
いるが、この時第1のクラッチ板19と第2のクラッチ
板20とは一体的に第2図中矢印Cとは反対方向に移動
するので、第2のクラッチ板20の腕部20a移動し、
同時に第1のクラッチピン21も移動し、手動クラッチ
リング8の小判穴8bの一つと、第1のクラッチピン2
1との係合が解除される。従ってカムリング7が回転し
ても手動クラッチリング8は回転しない。この状態が自
動焦点モードの状態である。第2図がこの時の装置の状
態を示す図である。
【0027】そして、第5図において、被写体からの光
束は撮影レンズを通過してカメラボディ101の半透鏡
102に達し、光束の一部が反射して焦点板103に被
写体像を結像する。この被写体像はコンデンサーレンズ
104、ペンタプリズム105及びファインダ接眼レン
ズ106を介して撮影者の眼へと導かれる。また、半透
鏡102を通過した一部の光は、サブミラー107に反
射され、測距用光電変換部108に導かれる。この光電
変換部108からの出力信号は公知の合焦制御回路10
9に入力され、この回路109で合焦光学系L2の駆動
方向と駆動量が決定される。これらの駆動信号をレンズ
内部のCPU110に伝達し、ここからモーター駆動回
路111を介してモーター112を駆動し、前記駆動量
に達するまで駆動を行う。そして、駆動が終了した時点
で再び合焦状態を検知し、合焦していない場合は合焦す
るまで上記の動作を繰り返す。
束は撮影レンズを通過してカメラボディ101の半透鏡
102に達し、光束の一部が反射して焦点板103に被
写体像を結像する。この被写体像はコンデンサーレンズ
104、ペンタプリズム105及びファインダ接眼レン
ズ106を介して撮影者の眼へと導かれる。また、半透
鏡102を通過した一部の光は、サブミラー107に反
射され、測距用光電変換部108に導かれる。この光電
変換部108からの出力信号は公知の合焦制御回路10
9に入力され、この回路109で合焦光学系L2の駆動
方向と駆動量が決定される。これらの駆動信号をレンズ
内部のCPU110に伝達し、ここからモーター駆動回
路111を介してモーター112を駆動し、前記駆動量
に達するまで駆動を行う。そして、駆動が終了した時点
で再び合焦状態を検知し、合焦していない場合は合焦す
るまで上記の動作を繰り返す。
【0028】なお、カムリング7の回転制限部にはリミ
ット回路117が設けられ、合焦光学系L2が無限もし
くは至近の位置に到達すると、レンズ鏡筒のCPU11
0に信号を伝達し、合焦光学系L2の駆動方向を反転さ
せる。以上のように、AFによる合焦光学系L2の駆動
が行われ、所望の被写体に対する合焦状態を得ることが
できる。
ット回路117が設けられ、合焦光学系L2が無限もし
くは至近の位置に到達すると、レンズ鏡筒のCPU11
0に信号を伝達し、合焦光学系L2の駆動方向を反転さ
せる。以上のように、AFによる合焦光学系L2の駆動
が行われ、所望の被写体に対する合焦状態を得ることが
できる。
【0029】次に、MF優先AFモードについて説明す
る。 外部より操作可能なモード切換スイッチ113
によりMF優先AFモードを選択すると、MF優先AF
モードを示す旨の信号がレンズ内部のCPU110に出
力され、これによりCPU110は、先ずAFモードと
同じ状態、すなわち駆動モータ114をAFモードと同
方向に回転させ、モータ112の駆動力を合焦光学系L
2に伝達可能な状態とする。
る。 外部より操作可能なモード切換スイッチ113
によりMF優先AFモードを選択すると、MF優先AF
モードを示す旨の信号がレンズ内部のCPU110に出
力され、これによりCPU110は、先ずAFモードと
同じ状態、すなわち駆動モータ114をAFモードと同
方向に回転させ、モータ112の駆動力を合焦光学系L
2に伝達可能な状態とする。
【0030】そして、AF作動中に合焦不能等によりM
Fモードに切換えたい場合に撮影者はモード切換スイッ
チ113を用いず、距離操作環115を回転させるとい
うMF操作を行うと、回転検出装置116が距離操作環
115の回転を検出し、レンズ内CPU110にこれを
信号として出力する。CPU110は該信号を入力する
と、直ちに駆動モータ114を作動させ、MFモードと
同じ状態、すなわち合焦制御回路109の作動は禁止さ
れ、距離操作環115の回転が合焦光学系L2に伝達可
能な状態とされる。これによって、撮影者はモード切換
スイッチ113によるMF−AF切換操作なしで直ちに
MF操作を行うことができる。
Fモードに切換えたい場合に撮影者はモード切換スイッ
チ113を用いず、距離操作環115を回転させるとい
うMF操作を行うと、回転検出装置116が距離操作環
115の回転を検出し、レンズ内CPU110にこれを
信号として出力する。CPU110は該信号を入力する
と、直ちに駆動モータ114を作動させ、MFモードと
同じ状態、すなわち合焦制御回路109の作動は禁止さ
れ、距離操作環115の回転が合焦光学系L2に伝達可
能な状態とされる。これによって、撮影者はモード切換
スイッチ113によるMF−AF切換操作なしで直ちに
MF操作を行うことができる。
【0031】また、MF優先AFモードでのMF状態か
らAF状態への復帰方法は、MF操作環の回動信号が発
生しなくなってから一定時間経過した場合にMF状態か
らAF状態に復帰させる信号をレンズ内CPU110か
ら出力して駆動モータ114を逆回転させ、クラッチ機
構を作動させる方法、あるいはカメラボディのレリーズ
釦の再半押しによる信号をレンズ内CPUに出力し、こ
の信号に基づき駆動モータ114を逆回転させ、クラッ
チ機構を作動させるなどの方法が考えられる。
らAF状態への復帰方法は、MF操作環の回動信号が発
生しなくなってから一定時間経過した場合にMF状態か
らAF状態に復帰させる信号をレンズ内CPU110か
ら出力して駆動モータ114を逆回転させ、クラッチ機
構を作動させる方法、あるいはカメラボディのレリーズ
釦の再半押しによる信号をレンズ内CPUに出力し、こ
の信号に基づき駆動モータ114を逆回転させ、クラッ
チ機構を作動させるなどの方法が考えられる。
【0032】以上の如く、本実施例によれば、モード切
換スイッチ113によってMF優先AFモードを選択し
ておくことにより、AF中であってもMF環を回動する
と、特別な切換操作なしにMFが可能となるので、通常
の撮影はAFで行い、合焦が苦手な被写体に対しての撮
影あるいは意図的なぼかし撮影等の場合にはMF環を作
動させてMFをスムーズに行うことができ、操作性が向
上する。
換スイッチ113によってMF優先AFモードを選択し
ておくことにより、AF中であってもMF環を回動する
と、特別な切換操作なしにMFが可能となるので、通常
の撮影はAFで行い、合焦が苦手な被写体に対しての撮
影あるいは意図的なぼかし撮影等の場合にはMF環を作
動させてMFをスムーズに行うことができ、操作性が向
上する。
【0033】また、駆動モーター10の電池が消耗し駆
動電源が落ちたために電気的な切換えを行なえなくなっ
たときや、自動合焦装置を持たないカメラボディにこの
レンズを取りつけて使用するときには、切換えリング4
を回転させることにより機械的に第2のクラッチ板20
の伸長部20eを第2図中矢印D方向に押すと、第1の
クラッチ板19は移動せず、第2のクラッチ板20のみ
が単独に矢印D方向に移動して動いて、自動合焦モード
から手動合焦モードに切換えたのと同じ状態にクラッチ
ピン21及びクラッチピン22が作動しクラッチピン2
1が手動クラッチリング8に係合する。係合を解除する
時は切り換えリング4を回転させることにより、第2の
クラッチ板20の伸長部20dの押圧を解除すれば、第
2のクラッチ板20のみが引張りバネ24の付勢の作用
で元の位置に戻る。
動電源が落ちたために電気的な切換えを行なえなくなっ
たときや、自動合焦装置を持たないカメラボディにこの
レンズを取りつけて使用するときには、切換えリング4
を回転させることにより機械的に第2のクラッチ板20
の伸長部20eを第2図中矢印D方向に押すと、第1の
クラッチ板19は移動せず、第2のクラッチ板20のみ
が単独に矢印D方向に移動して動いて、自動合焦モード
から手動合焦モードに切換えたのと同じ状態にクラッチ
ピン21及びクラッチピン22が作動しクラッチピン2
1が手動クラッチリング8に係合する。係合を解除する
時は切り換えリング4を回転させることにより、第2の
クラッチ板20の伸長部20dの押圧を解除すれば、第
2のクラッチ板20のみが引張りバネ24の付勢の作用
で元の位置に戻る。
【0034】本発明による第2の実施例を第6図および
第7図により説明する。第6図は第2実施例の光軸を通
る面による断面図である。 (光学系の説明)第1実施例と同様なので省略する。 (構造の説明)第1実施例と異なる部分についてのみ以
下に説明する。第1実施例と共通の構成部材については
同じ番号を使用する。手動操作リング5の内周部には、
切換えリング29がヘリコイドネジ5dと29aにより
螺合している。切換えリング29の内周部には、インタ
─ナルギア29bと溝部29cが全周にわたって設けら
れており、インタ─ナルギア29bは小ギア15eと噛
合し、溝部29cには第1のクラッチ板19の伸長部1
9aが嵌合している。第7図は本発明による第2実施例
の切換え装置の断面図である。駆動モ─タ10、ギア1
1、ギア12、圧縮バネ13、ギア15、ギア16、ギ
ア17、回転制限ピン18等の構造は第1実施例と全く
同様であるが、第2実施例の場合はこれらがすべて手動
操作リング5の内周部に設けられている。
第7図により説明する。第6図は第2実施例の光軸を通
る面による断面図である。 (光学系の説明)第1実施例と同様なので省略する。 (構造の説明)第1実施例と異なる部分についてのみ以
下に説明する。第1実施例と共通の構成部材については
同じ番号を使用する。手動操作リング5の内周部には、
切換えリング29がヘリコイドネジ5dと29aにより
螺合している。切換えリング29の内周部には、インタ
─ナルギア29bと溝部29cが全周にわたって設けら
れており、インタ─ナルギア29bは小ギア15eと噛
合し、溝部29cには第1のクラッチ板19の伸長部1
9aが嵌合している。第7図は本発明による第2実施例
の切換え装置の断面図である。駆動モ─タ10、ギア1
1、ギア12、圧縮バネ13、ギア15、ギア16、ギ
ア17、回転制限ピン18等の構造は第1実施例と全く
同様であるが、第2実施例の場合はこれらがすべて手動
操作リング5の内周部に設けられている。
【0035】(動作の説明)次に操作の動作について説
明する。第1実施例とは第1のクラッチ板19の移動方
法が異なるだけで、他の動作については全く同様である
。すなわち、駆動モ─タ─10が回転すると、ギア10
a、ギア12、ギア13を介してギア15が回転し、ギ
ア15eとインタ─ナルギア29bを介して切換えリン
グ29が回転する。切換えリング29は、回転しながら
ヘリコイドネジ29aと5dにより光軸方向に移動する
。第1のクラッチ板19は、伸長部19aが切換えリン
グ29の溝部29cに嵌合しているので、切換えリング
29と一体となって光軸方向に移動する。
明する。第1実施例とは第1のクラッチ板19の移動方
法が異なるだけで、他の動作については全く同様である
。すなわち、駆動モ─タ─10が回転すると、ギア10
a、ギア12、ギア13を介してギア15が回転し、ギ
ア15eとインタ─ナルギア29bを介して切換えリン
グ29が回転する。切換えリング29は、回転しながら
ヘリコイドネジ29aと5dにより光軸方向に移動する
。第1のクラッチ板19は、伸長部19aが切換えリン
グ29の溝部29cに嵌合しているので、切換えリング
29と一体となって光軸方向に移動する。
【0036】次に本発明による第3の実施例を第8図お
よび第9により説明する。第8図は第3実施例の光軸を
通る面による断面図である。 (光学系の説明)第1実施例と同様なので省略する。 (構造の説明)第1実施例と異なる部分についてのみ以
下に説明する。第1実施例と共通の構成部材については
同じ番号を使用する。固定鏡筒1の中央外周部1hの内
周部には、切換えリング30がヘリコイドネジ1jと3
0aにより螺合している。切換えリング30の内周部に
は、インタ─ナルギア30bと溝部30cが全周にわた
って設けられており、インタ─ナルギア30bはギア1
5の小ギア15eと噛合し、溝部30cには第1のクラ
ッチ板19の伸長部19aが嵌合している。第9図は本
発明による第3実施例の切換え装置の断面図である。駆
動モ─タ─10、ギア11、ギア12、圧縮バネ13、
ギア15、ギア16、ギア17、回転制限ピン18等の
構造は第1実施例と全く同様であるが、第3実施例の場
合はこれらがすべて固定鏡筒1の中央外周部1hの内周
部に設けられている。
よび第9により説明する。第8図は第3実施例の光軸を
通る面による断面図である。 (光学系の説明)第1実施例と同様なので省略する。 (構造の説明)第1実施例と異なる部分についてのみ以
下に説明する。第1実施例と共通の構成部材については
同じ番号を使用する。固定鏡筒1の中央外周部1hの内
周部には、切換えリング30がヘリコイドネジ1jと3
0aにより螺合している。切換えリング30の内周部に
は、インタ─ナルギア30bと溝部30cが全周にわた
って設けられており、インタ─ナルギア30bはギア1
5の小ギア15eと噛合し、溝部30cには第1のクラ
ッチ板19の伸長部19aが嵌合している。第9図は本
発明による第3実施例の切換え装置の断面図である。駆
動モ─タ─10、ギア11、ギア12、圧縮バネ13、
ギア15、ギア16、ギア17、回転制限ピン18等の
構造は第1実施例と全く同様であるが、第3実施例の場
合はこれらがすべて固定鏡筒1の中央外周部1hの内周
部に設けられている。
【0037】(動作の説明)次に操作の動作について説
明する。第1実施例とは第1のクラッチ板19の移動方
法が異なるだけで、他の動作については全く同様である
。すなわち、駆動モーター10が回転すると、ギア10
a、ギア12、ギア13を介してギア15が回転し、ギ
ア15eとインタ─ナル30bを介して切換えリング3
0が回転する。切換えリング30は、回転しながらヘリ
コイドネジ30aと5dにより光軸方向に移動する。 第1のクラッチ板19は、伸長部19aが切換えリング
30の溝部30cに嵌合しているので、切換えリング3
0と一体となって光軸方向に移動する。
明する。第1実施例とは第1のクラッチ板19の移動方
法が異なるだけで、他の動作については全く同様である
。すなわち、駆動モーター10が回転すると、ギア10
a、ギア12、ギア13を介してギア15が回転し、ギ
ア15eとインタ─ナル30bを介して切換えリング3
0が回転する。切換えリング30は、回転しながらヘリ
コイドネジ30aと5dにより光軸方向に移動する。 第1のクラッチ板19は、伸長部19aが切換えリング
30の溝部30cに嵌合しているので、切換えリング3
0と一体となって光軸方向に移動する。
【0038】(実施例の効果)本実施例により、切換え
リング4を回転することにより、手動焦点モードと自動
焦点モードと相互に切換え、駆動モーター10を回転さ
せ、容易に自動合焦装置と手動合焦装置の相互の切換え
が行える。又動力源としてモーターを用いているからソ
レノイドに比して3桁程度消費電流が小さく、従って電
池の消耗が小さく経済的である。
リング4を回転することにより、手動焦点モードと自動
焦点モードと相互に切換え、駆動モーター10を回転さ
せ、容易に自動合焦装置と手動合焦装置の相互の切換え
が行える。又動力源としてモーターを用いているからソ
レノイドに比して3桁程度消費電流が小さく、従って電
池の消耗が小さく経済的である。
【0039】第2実施例によれば、前述の第1実施例と
同様の効果を有すると共に、カムリング7と一体となっ
て回転する部材が少ないため、自動焦点モ─ドの場合に
おける駆動負荷が少なく、自動合焦に要する時間が短く
なるので撮影を迅速に行える。また、駆動負荷が少なく
かつ駆動時間が短くなれば消費電流も少なくなり、電池
の消耗がさらに少なくなって経済的である。
同様の効果を有すると共に、カムリング7と一体となっ
て回転する部材が少ないため、自動焦点モ─ドの場合に
おける駆動負荷が少なく、自動合焦に要する時間が短く
なるので撮影を迅速に行える。また、駆動負荷が少なく
かつ駆動時間が短くなれば消費電流も少なくなり、電池
の消耗がさらに少なくなって経済的である。
【0040】第3実施例によれば,前述の第1実施例及
び第2実施例と同様の効果を有すると共に,駆動モータ
ー10が固定鏡筒1に固定されているため、モーター駆
動電源の供給を直接行えるので安定した電源供給が可能
であり、自動合焦装置と手動合焦装置の相互の切換えを
確実に行える。又電源の供給を直接行えるので電気部品
の数が少なくてすみ、製造コストを低減できる。
び第2実施例と同様の効果を有すると共に,駆動モータ
ー10が固定鏡筒1に固定されているため、モーター駆
動電源の供給を直接行えるので安定した電源供給が可能
であり、自動合焦装置と手動合焦装置の相互の切換えを
確実に行える。又電源の供給を直接行えるので電気部品
の数が少なくてすみ、製造コストを低減できる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、モーターを自動合焦装
置と手動合焦装置の相互の切換え装置を駆動する駆動力
源として用いており、そして撮影者が外部から電気信号
を与えると、電気信号がモーターに伝達され、モーター
が回転し、回転の方向の正逆により自動合焦装置から手
動合焦装置へ、又は手動合焦装置から自動合焦装置へと
切換えられ、電気的切換信号を与える方法が種々と選択
できる。
置と手動合焦装置の相互の切換え装置を駆動する駆動力
源として用いており、そして撮影者が外部から電気信号
を与えると、電気信号がモーターに伝達され、モーター
が回転し、回転の方向の正逆により自動合焦装置から手
動合焦装置へ、又は手動合焦装置から自動合焦装置へと
切換えられ、電気的切換信号を与える方法が種々と選択
できる。
【0042】そして自動合焦撮影中に自動合焦が苦手な
被写体の撮影や、意図的にボカシ撮影を行うときには、
迅速に手動合焦撮影に切換えることが可能となり、手動
合焦撮影時におけるゴーホーム撮影機能は、ゴーホーム
スイッチを押して一時的に自動合焦撮影モードに切換え
て、合焦レンズをあらかじめ設定した位置まで移動させ
、その後手動合焦撮影モードに復帰するようにすること
ができる。又動力源としてモーターを用いているからソ
レノイドに比して3桁程度消費電流が小さく、従って電
池の消耗が小さく経済的である。
被写体の撮影や、意図的にボカシ撮影を行うときには、
迅速に手動合焦撮影に切換えることが可能となり、手動
合焦撮影時におけるゴーホーム撮影機能は、ゴーホーム
スイッチを押して一時的に自動合焦撮影モードに切換え
て、合焦レンズをあらかじめ設定した位置まで移動させ
、その後手動合焦撮影モードに復帰するようにすること
ができる。又動力源としてモーターを用いているからソ
レノイドに比して3桁程度消費電流が小さく、従って電
池の消耗が小さく経済的である。
【図1】第1実施例のレンズ鏡筒の光軸を通る面による
断面図である。
断面図である。
【図2】第1実施例の切換え装置の断面図である。
【図3】第1実施例の切換え装置の断面図である。
【図4】第1実施例の手動クラッチリングの平面図、
【
図5】第1実施例のカメラとレンズを組み合わせたシス
テム概略図、
図5】第1実施例のカメラとレンズを組み合わせたシス
テム概略図、
【図6】第2実施例のレンズ鏡筒の光軸を通る面による
断面図である。
断面図である。
【図7】第2実施例の切換え装置の断面図である。
【図8】第3実施例のレンズ鏡筒の光軸を通る面による
断面図である。
断面図である。
【図9】第3実施例の切換え装置の断面図である。
L1─ 保護ガラス
L2、L3、L4─ 固定レンズ
L5、L6─ 合焦レンズ
L7、L8─ 固定レンズ
1─固定鏡筒
2─絞り環
3─三脚座
4─切換えリング
5─手動操作リング
6─移動枠
7─カムリング
8─手動クラッチリング
9─自動クラッチリング
10─駆動モーター
11、12─ギア
13─バネ
14─ピニオンギア
15、16、17─ギア
18─回転制限ピン
19、20─クラッチ板
21、22─クラッチピン
23─段付き小ネジ
24─引張りバネ
25─クラッチバネ
26─波形板バネ
27、28─ピン
29、30─切換えリング
Claims (1)
- 【請求項1】 手動焦点調節モードと自動焦点調節モ
ードをそれぞれ選択するために操作可能であり、該操作
に応じた電気信号を出力する選択手段と、合焦光学系と
、該合焦光学系を保持し、且つ光軸方向に移動させて合
焦を行なう保持筒と、該保持筒を移動させるカム筒と、
外部操作可能であり、該操作により該カム筒を駆動させ
る手動操作手段と、自動合焦駆動手段と、該自動合焦駆
動手段により駆動され、該駆動により該カム筒を駆動さ
せる自動操作手段と、第1の位置と第2の位置とに変位
可能であり、第1の位置にあるときは該カム筒と該手動
操作手段と、第2の位置にあるときは該カム筒と該自動
操作手段とをそれぞれ連結するクラッチ手段と、電動モ
ータを含み、該電動モータの駆動力により 該クラッ
チ手段を該第1の位置、第2の位置にそれぞれ変化させ
るクラッチ駆動手段と、該選択手段によって、該手動焦
点調節モードが選択されたときには該クラッチ駆動手段
を介して該クラッチ手段を該第1の位置に変位させ、該
自動焦点調節モードが選択されたときには該クラッチ駆
動手段を介して該クラッチ手段第2の位置に変位させる
制御手段と、該手動操作手段が操作されていることを検
出する検出手段を有し、該制御手段は、該自動焦点調節
モードが選択されているときに該検出手段によって該手
動操作手段の操作が検出されたときには、該クラッチ駆
動手段を介して該クラッチ手段を自動的に該第1の位置
に変位させるように構成されており、該クラッチ駆動手
段は、電動モータの駆動力により電気的に該クラッチ手
段を該第1、第2の位置のそれぞれ変位させる第1の駆
動系と、該第1の駆動系とは独立して設けられ、該電動
モータによらず機械的に該クラッチ手段を該第1の位置
、第2の位置のそれぞれに変位させる第2の駆動系とを
含むことを特徴とするレンズ鏡筒。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3073764A JPH04218006A (ja) | 1990-07-03 | 1991-03-14 | レンズ鏡筒 |
US08/170,991 US5420721A (en) | 1990-07-03 | 1993-12-21 | Lens barrel |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-174511 | 1990-07-03 | ||
JP17451190 | 1990-07-03 | ||
JP3073764A JPH04218006A (ja) | 1990-07-03 | 1991-03-14 | レンズ鏡筒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04218006A true JPH04218006A (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=26414918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3073764A Pending JPH04218006A (ja) | 1990-07-03 | 1991-03-14 | レンズ鏡筒 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5420721A (ja) |
JP (1) | JPH04218006A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013007840A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Olympus Imaging Corp | 光学機器 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2990795B2 (ja) * | 1990-11-27 | 1999-12-13 | 株式会社ニコン | 表面波モータを用いたレンズ鏡筒 |
US5826114A (en) * | 1994-04-08 | 1998-10-20 | Nikon Corporation | Camera equipped with a device for focus adjustment during times of camera vibration and the like |
US5701209A (en) * | 1995-11-21 | 1997-12-23 | Nikon Corporation | Lens barrel having a manually focusing ring |
JP3332808B2 (ja) * | 1997-06-26 | 2002-10-07 | キヤノン株式会社 | レンズ装置およびこれを用いたカメラシステム |
JP4579572B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-11-10 | キヤノン株式会社 | 光学機器の駆動制御装置 |
JP2012212135A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-11-01 | Panasonic Corp | 交換レンズと、該交換レンズを装着および制御できるカメラボディ |
AU2017355315B2 (en) | 2016-11-07 | 2023-12-14 | Climate Llc | Work layer imaging and analysis for implement monitoring, control and operator feedback |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4319820A (en) * | 1977-10-03 | 1982-03-16 | Polaroid Corporation | Auto/manual focus control inhibit/override |
JPS54109836A (en) * | 1978-02-17 | 1979-08-28 | Nippon Chemical Ind | Safety apparatus of camera equipped with automatic focus adjusting apparatus |
US4272174A (en) * | 1978-11-25 | 1981-06-09 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Automatic and manual focus control lens barrel structure |
JPS5955735U (ja) * | 1982-10-05 | 1984-04-12 | 株式会社ニコン | 電動合焦可能な写真レンズ鏡筒 |
JPS59214814A (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-04 | Canon Inc | ズ−ムレンズ装置 |
US4796045A (en) * | 1986-05-09 | 1989-01-03 | Nikon Corporation | Photo-taking lens assembly having an automatically and manually movable lens |
US4845521A (en) * | 1987-01-12 | 1989-07-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Camera with automatic focusing apparatus |
US4890132A (en) * | 1987-03-26 | 1989-12-26 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Manual control apparatus of zoom lens barrel for an auto focus camera |
US4925282A (en) * | 1987-06-04 | 1990-05-15 | Nikon Corporation | Zoom lens assembly |
US4985723A (en) * | 1988-05-16 | 1991-01-15 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Photographic camera |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP3073764A patent/JPH04218006A/ja active Pending
-
1993
- 1993-12-21 US US08/170,991 patent/US5420721A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013007840A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Olympus Imaging Corp | 光学機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5420721A (en) | 1995-05-30 |
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