JPH042138Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH042138Y2 JPH042138Y2 JP1984085824U JP8582484U JPH042138Y2 JP H042138 Y2 JPH042138 Y2 JP H042138Y2 JP 1984085824 U JP1984085824 U JP 1984085824U JP 8582484 U JP8582484 U JP 8582484U JP H042138 Y2 JPH042138 Y2 JP H042138Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter cylindrical
- cylindrical half
- reinforcement
- instrument panel
- steering column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 3
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims 1
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Landscapes
- Steering Controls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は車両のインストルメントパネル内に設
けてステアリングコラムを支持する補強用リイン
ホースメントに関するものである。
けてステアリングコラムを支持する補強用リイン
ホースメントに関するものである。
[従来技術]
第4図に示す如く、車両のインストルメントパ
ネルA1(以下インパネという)内には車両幅方
向に貫通せしめてリインホースメント1が設けて
ある。リインホースメント1は全体が筒状で、小
径の半部11とこれに接続されて強度を増すため
に大径となした半部12よりなり、両端は左右の
フロントピラーA2に固定してある。上記大径の
筒状半部12には下面に取付座13が設けてあ
り、これにステアリングコラムA3が固定されて
いる。
ネルA1(以下インパネという)内には車両幅方
向に貫通せしめてリインホースメント1が設けて
ある。リインホースメント1は全体が筒状で、小
径の半部11とこれに接続されて強度を増すため
に大径となした半部12よりなり、両端は左右の
フロントピラーA2に固定してある。上記大径の
筒状半部12には下面に取付座13が設けてあ
り、これにステアリングコラムA3が固定されて
いる。
大径の筒状半部12はその径を小径の筒状半部
11よりかなり大きくする必要があり、しかもイ
ンパネA1に設置する機器との干渉を避けるため
にその形状は複雑となる。そこで従来は第5図に
示す如く、大径の筒状半部12を、あらかじめプ
レス成形した容器状の上半部12aと下半部12
bで構成し、これら複雑な形状の上半部12aと
下半部12bを、製作誤差等を吸収して良好に溶
接すべく上記両半部12a,12bの側縁にそれ
ぞれフランジ部を形成し、これらフランジ部12
2,123を衝合して溶接している。
11よりかなり大きくする必要があり、しかもイ
ンパネA1に設置する機器との干渉を避けるため
にその形状は複雑となる。そこで従来は第5図に
示す如く、大径の筒状半部12を、あらかじめプ
レス成形した容器状の上半部12aと下半部12
bで構成し、これら複雑な形状の上半部12aと
下半部12bを、製作誤差等を吸収して良好に溶
接すべく上記両半部12a,12bの側縁にそれ
ぞれフランジ部を形成し、これらフランジ部12
2,123を衝合して溶接している。
したがつて、かかる従来構造のリインホースメ
ントでは、周面より段付きにフランジ部が突出す
ることが避けられず、スペースのないインパネ内
にメータ類への配線を多数通す際に、上記フラン
ジ部の先端エツジで配線が損傷を受けるおそれが
ある。これを防止するため、樹脂やゴムのプロテ
クタで上記フランジ部先端を覆い、あるいは配線
ハーネスをプロテクタで覆つているが、取付けに
手間取るという問題がある。
ントでは、周面より段付きにフランジ部が突出す
ることが避けられず、スペースのないインパネ内
にメータ類への配線を多数通す際に、上記フラン
ジ部の先端エツジで配線が損傷を受けるおそれが
ある。これを防止するため、樹脂やゴムのプロテ
クタで上記フランジ部先端を覆い、あるいは配線
ハーネスをプロテクタで覆つているが、取付けに
手間取るという問題がある。
また、インパネ内は既述の如くスペースが限ら
れており、一方、リインホースメントは十分な強
度を確保するためにその断面積を可能な限り大き
くする必要があるが、フランジ部の存在により有
効断面積が小さく抑えられるという問題もある。
れており、一方、リインホースメントは十分な強
度を確保するためにその断面積を可能な限り大き
くする必要があるが、フランジ部の存在により有
効断面積が小さく抑えられるという問題もある。
本考案はかかる課題を解決するもので、衝合溶
接用のフランジ部を有さず、したがつて、配線損
傷防止用プロテクタの取付けの手間等が不要であ
るとともに、スペースの有効利用が可能で十分な
断面積を確保できる強度の大きいステアリングコ
ラム支持用リインホースメントを提供することを
目的とする。
接用のフランジ部を有さず、したがつて、配線損
傷防止用プロテクタの取付けの手間等が不要であ
るとともに、スペースの有効利用が可能で十分な
断面積を確保できる強度の大きいステアリングコ
ラム支持用リインホースメントを提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段]
本考案の構成を説明すると、インストルメント
パネルに車幅方向へ貫通設置され、小径の筒状半
部11(第1図)とこれに続く大径の筒状半部1
2よりなり、大径の筒状半部でステアリングコラ
ムを支持するリインホースメント1は、平面略台
形状板体の、板体全体の板厚に等しいその両側端
を接合して段部のない連続周面を有する直線テー
パ管12′(第2図)となしたものを、プレス圧
縮にて所定形状に成形して上記大径の筒状半部1
2を構成したものである。
パネルに車幅方向へ貫通設置され、小径の筒状半
部11(第1図)とこれに続く大径の筒状半部1
2よりなり、大径の筒状半部でステアリングコラ
ムを支持するリインホースメント1は、平面略台
形状板体の、板体全体の板厚に等しいその両側端
を接合して段部のない連続周面を有する直線テー
パ管12′(第2図)となしたものを、プレス圧
縮にて所定形状に成形して上記大径の筒状半部1
2を構成したものである。
[作用、効果]
本考案の構成によれば、リインホースメントに
は従来の如き周面より突出するフランジ部は存在
しないから、配線損傷防止用のプロテクタを取付
ける手間は削減され、また、狭いインパネ内にフ
ランジ部配設用スペースを確保する必要がないか
ら、インパネ空間を有効利用して、十分な断面積
の、強度の大きいリインホースメントを設けるこ
とができる。
は従来の如き周面より突出するフランジ部は存在
しないから、配線損傷防止用のプロテクタを取付
ける手間は削減され、また、狭いインパネ内にフ
ランジ部配設用スペースを確保する必要がないか
ら、インパネ空間を有効利用して、十分な断面積
の、強度の大きいリインホースメントを設けるこ
とができる。
直線テーパ管は簡単な溶接設備で連続溶接を容
易に行なうことができ、連続溶接であることによ
りプレス成形後の剛性も十分であるとともに設備
費も安価である。
易に行なうことができ、連続溶接であることによ
りプレス成形後の剛性も十分であるとともに設備
費も安価である。
また、従来の如き複雑な形状の容器状半部をプ
レス成形する場合には、多数のプレス廃材が生じ
るが、本考案では材料の無駄は殆ど生じない。
レス成形する場合には、多数のプレス廃材が生じ
るが、本考案では材料の無駄は殆ど生じない。
[実施例]
第1図において、リインホースメント1は小径
パイプよりなる筒状半部11と、これに接続され
プレス圧縮により所定形状に成形された大径の筒
状半部12よりなる。上記筒状半部12には開口
にフランジ状のブラケツト14が接合してあり、
これによつて一方のフロントピラーA2(第4
図)に連結されている。また、小径の筒状半部1
1はこれに設けたブラケツト15により他方のフ
ロントピラーA2に連結される。
パイプよりなる筒状半部11と、これに接続され
プレス圧縮により所定形状に成形された大径の筒
状半部12よりなる。上記筒状半部12には開口
にフランジ状のブラケツト14が接合してあり、
これによつて一方のフロントピラーA2(第4
図)に連結されている。また、小径の筒状半部1
1はこれに設けたブラケツト15により他方のフ
ロントピラーA2に連結される。
上記大径の筒状半部12は、全体として小径の
筒状半部11方向へ径が小さくなるテーパ状をな
しており、一枚の板体を筒状に巻き回して対向端
を接合し、所定の形状に成形したもので、接合部
は段差のない平滑な面となつている。
筒状半部11方向へ径が小さくなるテーパ状をな
しており、一枚の板体を筒状に巻き回して対向端
を接合し、所定の形状に成形したもので、接合部
は段差のない平滑な面となつている。
第2図には大径の筒状半部12の製造方法を示
す。すなわち、略台形に切断した板体121′
(第2図1)をロールまたはプレス等によりテー
パ形状に巻き(第2図2)、板厚に等しい両側端
を衝合して衝合部121′aを連続溶接して直線
テーパ管12′とする(第2図3)。
す。すなわち、略台形に切断した板体121′
(第2図1)をロールまたはプレス等によりテー
パ形状に巻き(第2図2)、板厚に等しい両側端
を衝合して衝合部121′aを連続溶接して直線
テーパ管12′とする(第2図3)。
この状態で、直線テーパ管12′の周面は段部
のない連続面となり、また、上記衝合部121a
は直線状であるから、連続溶接は簡単な設備で容
易に行うことができる。
のない連続面となり、また、上記衝合部121a
は直線状であるから、連続溶接は簡単な設備で容
易に行うことができる。
しかる後、上記直線テーパ管12′は所定形状
にプレス圧縮成形され、大径の筒状半部12とな
る(第2図4)。そして、上記筒状半部12に小
径の筒状半部11とブラケツト14を溶接により
接続する。
にプレス圧縮成形され、大径の筒状半部12とな
る(第2図4)。そして、上記筒状半部12に小
径の筒状半部11とブラケツト14を溶接により
接続する。
なお、板材121′を、第3図に示す如く、略
台形部とこれより延びる略長方形部を有する形状
として、これをロール巻きすれば、小径と大径の
各筒状半部11,12を同時に成形することがで
きる。
台形部とこれより延びる略長方形部を有する形状
として、これをロール巻きすれば、小径と大径の
各筒状半部11,12を同時に成形することがで
きる。
上記実施例ではテーパ管を一定角度の直線テー
パ管としたが、用途に応じて、途中で角度が変わ
る直線テーパ管とすることもできる。
パ管としたが、用途に応じて、途中で角度が変わ
る直線テーパ管とすることもできる。
以上の如く、本考案のリインホースメントは、
フランジ状突出部を有していないことにより、近
接する配線類を傷つけることなく、インパネ内の
スペースを最大限に利用して十分な断面積を有す
る強度の大きなものとすることができるととも
に、製造容易かつコスト的にも有利である。
フランジ状突出部を有していないことにより、近
接する配線類を傷つけることなく、インパネ内の
スペースを最大限に利用して十分な断面積を有す
る強度の大きなものとすることができるととも
に、製造容易かつコスト的にも有利である。
第1図は本考案のリインホースメントの斜視
図、第2図はリインホースメントの大径の筒状半
部の製造工程を示す図、第3図は板体の形状の他
の例を示す平面図、第4図は従来のリインホース
メントの斜視図、第5図はその分解斜視図であ
る。 A1……インストルメントパネル、A2……フ
ロントピラー、A3……ステアリングコラム、1
……リインホースメント、11……小径の筒状半
部、12……大径の筒状半部、12′……直線テ
ーパ管、121′……板体、13……ステアリン
グコラム取付座、14,15……ブラケツト。
図、第2図はリインホースメントの大径の筒状半
部の製造工程を示す図、第3図は板体の形状の他
の例を示す平面図、第4図は従来のリインホース
メントの斜視図、第5図はその分解斜視図であ
る。 A1……インストルメントパネル、A2……フ
ロントピラー、A3……ステアリングコラム、1
……リインホースメント、11……小径の筒状半
部、12……大径の筒状半部、12′……直線テ
ーパ管、121′……板体、13……ステアリン
グコラム取付座、14,15……ブラケツト。
Claims (1)
- インストルメントパネル内に車幅方向へ貫通設
置され、小径の筒状半部とこれに続く大径の筒状
半部よりなり、大径の筒状半部でステアリングコ
ラムを固定支持するリインホースメントにおい
て、平面略台形状板体の、板体全体の板厚に等し
いその両側端を接合して段部のない連続周面を有
する直線テーパ管となしたものを、プレス圧縮に
て所定形状に成形して上記大径の筒状半部を構成
したことを特徴とするステアリングコラム支持用
リインホースメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8582484U JPS613079U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | ステアリングコラム支持用リインホ−スメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8582484U JPS613079U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | ステアリングコラム支持用リインホ−スメント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS613079U JPS613079U (ja) | 1986-01-09 |
JPH042138Y2 true JPH042138Y2 (ja) | 1992-01-24 |
Family
ID=30636567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8582484U Granted JPS613079U (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | ステアリングコラム支持用リインホ−スメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS613079U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5846667B2 (ja) * | 1977-12-02 | 1983-10-18 | トヨタ自動車株式会社 | 多気筒内燃機関の排気ガス再循環装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5846667U (ja) * | 1981-09-26 | 1983-03-29 | トヨタ自動車株式会社 | 車両ボデイ−の補強構造 |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP8582484U patent/JPS613079U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5846667B2 (ja) * | 1977-12-02 | 1983-10-18 | トヨタ自動車株式会社 | 多気筒内燃機関の排気ガス再循環装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS613079U (ja) | 1986-01-09 |
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