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JPH04209315A - 記録ディスクの製造方法 - Google Patents

記録ディスクの製造方法

Info

Publication number
JPH04209315A
JPH04209315A JP40062590A JP40062590A JPH04209315A JP H04209315 A JPH04209315 A JP H04209315A JP 40062590 A JP40062590 A JP 40062590A JP 40062590 A JP40062590 A JP 40062590A JP H04209315 A JPH04209315 A JP H04209315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
disc
adhesive
disk
recording sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP40062590A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kubo
久保裕史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP40062590A priority Critical patent/JPH04209315A/ja
Publication of JPH04209315A publication Critical patent/JPH04209315A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明は表面に凹部を有する円盤
状基盤の少なくとも一方の面に凹部が空隙となるように
記録シートを接着してなる記録ディスクの製造方法の改
良に関するものであり、特に量産適性に優れた記録ディ
スクの製造方法に関するものである。 [0002] 【従来の技術】近年、コンピュータ等において情報の記
録に用いられる記録ディスクに対して高密度化、高容量
化の要求が高まっている。 [0003]記録デイスクの代表的なものとしては、可
撓性支持体上に記録層を設けたフレキシブルディスクシ
ートをディスク状に打ち抜いてジャケットに挿入してな
るフロッピーディスクおよびアルミ等の柔軟性の少ない
剛性基盤上に記録層を形成したリジッドディスクが知ら
れている。 [0004]フロツピーデイスクは可撓性支持体を用い
ているため、特にヘッドとの摺動等に対する走行耐久性
が優れており、また、記録層の表面処理等により記録面
の中心線平均粗さRaを極めて低くすることが可能であ
るため、高密度記録が可能なものである。しかしながら
、記録容量を増加させるためにトラック密度を増加させ
ると支持体の熱収縮によりヘッドがトラックずれを起こ
しやすくなるという問題があった。 [0005]これに対して、リジッドディスクは柔軟性
の少ない剛性基盤上に記録層が形成されているために熱
収縮等によるヘッドのトラックずれが起こりにくくなっ
ており、フロッピーディスクの有する上記のような問題
点が解決されたものとなっている。 [0006] リジッドディスクの製造においては通常
、アルミニウム等の基盤表面を研磨し、その表面性を高
めて高密度記録を行えるようにしてから記録層をその上
に形成するようにしている。しかしながら、基盤表面の
表面性は中心線平均粗さRaで0.1μm以下にするこ
とが難しく、高密度記録化には限界があった。 [0007]また、リジッドディスクは基盤に柔軟性が
ないため、記録層が連続して形成できない等の製造上の
問題やヘッドと記録層が接触した際の大きな衝撃力によ
り記録層が破壊する等の使用上の問題等を有するもので
あった。 [00081近年、これらフロッピーディスクおよびリ
ジッドディスクの問題点に鑑みて、可撓性支持体の一方
の面に記録層を設けてなるフレキシブルディスクシート
を両面に幅広い環状凹部を設けた剛性円盤状基盤の上に
前記凹部が空隙を形成するように貼付してなる記録ディ
スクが提案されている。 [0009]このタイプの記録ディスクは、リジッドデ
ィスクと同様に剛性基盤を有しているため、熱収縮等に
よるヘッドのトラックずれが起こりにくくなっているが
、リジッドディスクとは異なり、記録面が柔軟性を有し
ているため、ヘッドが記録面に接触しても、さらにヘッ
ドを記録面に摺接させながら高密度な記録再生を行って
も、記録層の破壊が起こりにくいものである。また、フ
ロッピーディスクの前述のような利点がそのまま利用で
きるため、表面性が良好であり、かつ走行耐久性に優れ
たものである。すなわち、このタイプの記録ディスクは
フロッピーディスクとリジッドディスクの双方の利点を
合せ持ったものであるといえる。 [00101その製造方法は、例えば、米国特許筒4,
573、097号に記載されている。 [00111この製造方法は、図8にその断面の概略を
示すような円盤状基盤1に図7にその断面の概略を示す
ようなフレキシブルな円盤状記録シート2を接着するこ
とからなる。 [00121図7に示すように、円盤状記録シート2は
記録層3を可撓性支持体4上に設けてなるものであり、
円盤状基盤1の形状に合わせて打ち抜かれている。 [00131円盤状基盤1は円盤状記録シート2を接着
する際に両者の間に間隙5が形成されるように構成され
ている。すなわち、図8に示すように、円盤状基盤1は
内側に向かって次第に低くなるテーパ面を有する内周側
環状凸部6と外側に向かって次第に低くなるテーパ面を
有する外周側環状凸部7とを有し、これらの間には環状
凹部8が形成されている。また、円盤状基盤1の中央部
には所定径の孔9が形成されている。 [00141図9にその外周部の断面を拡大して示すよ
うに、円盤状記録シート2の記録層3を表側にし、その
可撓性支持体4を円盤状基盤1の内周側環状凸部6のテ
ーパ面および外周側環状凸部7のテーパ面に接着剤を介
して接着することによって、記録ディスク10が形成さ
れる。この際、円盤状記録シート2は円盤状基盤上1で
たるむことがないように放射状に延伸される。 [00151円盤状基盤1と円盤状記録シート2との間
の間隙5は円盤状基盤1の環状凹部8に対応する位置に
形成される。記録ディスク10の使用時においてヘッド
が記録層3に接触しても間隙5がクツションとなるため
、ヘッドによる記録層3の破壊が防止される。また、こ
の結果、記録層とヘッドがより密着し易くなり、高密度
記録に適した摺動が可能となる。 [0016]このような記録ディスクの製造方法におい
て最も重要であり、精度を要求されるのは円盤状基盤に
記録シートを接着する工程である。すなわち、円盤状基
盤上に接着された記録シートには均一で一定の張力を付
与することが必要であり、そのためには接着工程におい
て記録シートに適度の張力を印加する必要があるが、接
着が完了するまでの時間が長いと可撓性支持体のクリー
プ現象等のために、記録シートに局部的なたるみやしわ
等、張力の不均一な部分が生じたりして記録媒体の特性
が低下することがある。 [0017]この接着工程における接着剤の種類および
接着方法については、様々なものが提案されている。例
えば、特開昭58−189838号公報には、熱硬化性
接着剤を使用し、赤外線ランプもしくはオーブン等で熱
を加えることにより接着剤を硬化させる方法が提案され
ている。 また、その実施例1には、室温硬化型エポキシ接着剤を
塗布した後、延伸状態にある記録シートに円盤状基盤を
押圧して硬化させることが記載されている。 [0018]Lかしながら、熱硬化性接着剤を用いた場
合は、硬化するまでに長時間を要するため、記録ディス
クの量産性が低くなる。その上、延伸状態にある記録シ
ートを高温環境下に放置することになるため、記録シー
トの可撓性支持体(ポリエチレンテレフタレート等)の
クリープを招き、記録層とヘッドとの接触性が悪くなる
原因となることがある。また、記録層上に付着したゴミ
等が高温環境下で固着してデータ記録再生時の欠陥箇所
となる危険性があるため、高度に清浄な雰囲気が要求さ
れる等、高価な設備が必要となる。 [0019]室温硬化型工ポキシ接着剤を用いた場合に
も硬化するまでに極めて長い時間を要するため、記録デ
ィスクの量産性が低くなる。 [00201特開昭62−80828号公報には無溶剤
型接着剤を用いて縁部を200°Cで0.5秒圧着する
例が開示されている。しかしながら、その具体的な方法
はなんら開示されておらず、接着部周辺の記録シートに
まで加熱の悪影響が及んで記録シートのたるみやしわ等
の欠陥が生じることのないように、高温加圧の効果を接
着部のみに限定させることは困難であった。 [0021]また、放射線照射によって短時間内に接着
工程を終了させようとする方法が特開昭61−1518
38号公報、特開昭62−80829号公報等に開示さ
れているが、放射線照射のためには大規模な設備か必要
であり、操作性および生産コストの面で難点があった。 [0022]このように、記録ディスクの製造における
接着工程においては、適正な生産コストで短時間内に確
実に記録シートを円盤状基盤上に接着することが望まれ
ていたが、この要求を充分に満足する方法は従来知られ
ていなかった。 [0023]
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑み、記録シートと円盤状基盤との間に間
隙を有する記録ディスクを記録再生特性の優れた状態で
製造することのできる量産適性に優れた製造方法を提供
することを目的とするものである。 [0024]
【課題を解決するための手段】本発明の記録ディスクの
製造方法は、可撓性支持体とその一方の面に設けられた
記録層とからなる円盤状記録シートと円盤状基盤とを接
着剤を介して加圧部材を用いて加圧しながら接着する際
、前記円盤状基盤、前記円盤状記録シート、前記加圧部
材、および前記接着剤のうちの少なくとも1つに誘導加
熱可能な物質を含有させ、誘導加熱によって前記接着を
促進することを特徴とするものである。本発明によって
製造される記録ディスクとして代表的なものは記録層と
して磁性層を有する磁気ディスクであるが、本発明は磁
気ディスクに限定されることなく、相変化型光記録媒体
、光磁気記録媒体等、様々な記録ディスクの製造に用い
ることのできるものである。 [0025]円盤状基盤としては、アルミニウム、アル
ミニウム合金等の金属、ガラス、合成樹脂、フィラー入
りの樹脂、これらの組合わせ等を用いることができる。 [00261合成樹脂製の円盤状基盤は射出成型で大量
に製造できるため、一般に安価である。 [00271また。高温での保存によって変形しないた
め、結晶性ポリマーで耐熱性を有するものや、ガラス転
移点80°C以上の非品性ポリマーは好ましい材料であ
る。 [0028]具体的には、ポリカーボネート、ポリエー
テルイミド、ポリフェニルサルファイド、ポリイミド、
ポリサルホン、ポリアクリレート、ポリエーテルサルホ
ン、ポリエーテルエーテルケトン等が好ましい材料であ
る。 [0029]また、円盤状基盤の膨張係数の値を小さく
するためにT i 02、Sin:等の金属酸化物やB
aSO4、ガラス繊維等を5〜50重量%混入させても
よい。 [00303円盤状記録シートは記録ディスクの用途に
応じた材料で形成される。例えば、記録ディスクが磁気
ディスクである場合には、いわゆるフロッピーディスク
で用いられる材料を用いることができる。 (00311この場合、円盤状記録シートの可撓性支持
体としては、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチ
ックフィルムが一般的に用いられ、特に2軸配向ポリエ
チレンテレフタレートフイルム(PET)が好ましい。 また、記録層(磁性層)を設ける側の面のRa (中心
粗さ)が0.1μm以下であることが、磁気ディスクの
記録密度を高める上で好ましい。 [0032]また、記録層は、例えば磁性層である場合
、磁性酸化鉄や強磁性合金粉末をバインダー等と共に塗
布したり、真空蒸着、スパッタリング、イオンブレーテ
ィング等のペーパーデポジション法、メツキ法等を用い
ることによって形成することができる。 [00331円盤状基盤、可撓性支持体、および記録層
のうちの少なくとも1つを金属からなるものとすること
により、誘導加熱を好ましく行うことができる。 [00341本発明に用いられる接着剤として代表的な
ものはホットメルト接着剤であるが、アクリル系接着剤
や熱硬化型のエポキシ系樹脂等を用いることもできる。 [0035]ホットメルト接着剤のベースポリマーとし
ては、共重合ポリエステル、ポリスチレンブタジェン共
重合体、アクリロニトリルブタジェン共重合体、ポリス
チレンイソプレン共重合体、エチレンブチレン共重合体
、ポリイソブチレン、ポリブタジェン、ブチルゴム等の
ゴム系樹脂、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレンビニルアセテート共重合体、ブチルアクリレー
トビニルアセテート共重合体等のポリオレフィン系共重
合体等から1種以上を用いることができる。 [0036]これらのベースポリマーに配合する粘着付
与剤としては、ロジン、水添ロジン、ロジンエステル等
の天然樹脂およびその変成品、脂肪族、指環族、芳香族
、石油樹脂およびテルペン樹脂、テルペン、フェノール
樹脂、クマロン樹脂等があり、軟化剤としては、プロセ
スオイル、パラフィンオイル、ヒマシ油、ポリブテン、
ポリイソプレン等が用いられる。 [0037]また、ホットメルト接着剤には、必要に応
じて、充填剤、老化防止剤、紫外線防止剤等の添加剤を
**配合して、耐熱性、耐候性等を向上させることがで
きる。 [0038]これらの配合比率はベースポリマー100
重量部に対して、粘着付与剤100〜600重量部、軟
化剤0〜100重量部であるが、好ましくは軟化点が1
40°C以下、より好ましくは120°C以下であり、
好ましくは溶融粘度が140°Cで1000poise
以下、より好ましくは160′Cで1000poise
以下となるように配合する。 [0039]接着剤には、誘導加熱可能な物質として、
例えば、金属微粉末や強磁性微粉末を含有させることが
できる。 [00401加圧部材としては、円盤状記録シートの接
着部およびその近傍のみを加圧し、記録面に影響を及ぼ
さないような形状のものを用いることが望ましい。 [00411加圧部材中あるいは加圧部材の外側近傍に
コイル、金網状の導体等を配置し、これに高周波電圧を
印加することにより、誘導加熱手段とすることができる
。この際、誘導加熱手段は前記接着部およびその近傍に
対応する位置のみに設け、記録面に加熱による影響を及
ぼさないようにすることが好ましい。 [0042]加圧部材の抑圧面を鉄とすることによって
誘導加熱を好ましく行うことができる。 [00431誘導加熱温度は円盤状基盤、円盤状記録シ
ート、接着剤の種類や加熱時間によって変化するが、般
に、好ましくは80〜300°C1より好ましくは10
0〜200°Cの範囲にある。 [0044]一般に加熱時間は0.5秒〜1分間、接着
圧力は1〜100kg/cm2 とすることが好ましい
が、これらも諸条件により変化し得る。 [00451
【作用]誘導加熱の原理は、電磁誘導作用によって導体
に誘導電流を発生させ、渦電流とヒステリシス損により
発熱することからなる。 [00461誘導加熱により電磁材料中に発生する熱エ
ネルギP [W/cm]は次式で示される。 [0047] 【数1】 x     :il導=イルの電流[Aコd    :
電磁物質とコイルの距1m[Qmlμ   :有効透磁
率 γ    :固有抵抗[Ω/cenl f    :周波!lk[Hzl [0048]渦電流によって発生する毎秒当たりの熱エ
ネルギP1 は次式で示される。          
  ※※[o O491
【数2] K   :比例建数 N   =コイルの者数 p    :導体の電気比抵抗 [00501このような誘導加熱の原理を用いることに
より、円盤状記録シートと円盤状基盤との接着を容易か
つ確実に短時間で行うことができる。 [00511 【実施例]以下、図面を参照して、本発明の詳細な説明
する。 [00521図1は本発明の1実施例による記録ディス
クの製造方法の接着工程における記録ディスクおよび加
圧部材を示す断面図である。 [0053]ここで製造される記録ディスク10は図7
〜9に示したものと同様な構成を有しているため、その
各部材には図7〜9に示したものと同一の参照番号を付
す。 [0054]図1に示すように、この実施例においては
、円盤状基盤1の両面において円盤状記録シート2を内
周側環状凸部6のテーパ面および外周側環状凸部7のテ
ーパ面に接着剤20を介して加圧部材30によって加圧
しながら接着する。 [0055]図2は図1における記録ディスクおよび加
圧部材の内周部の一部を拡大して示す断面図である。 [0056]図2に詳細に示すように、加圧部材30は
テフロン層32および鉄層34を積層してなる加圧面を
有している。加圧面に対応する加圧部材30の凸部の内
部にはコイル40が埋め込まれている。加圧部材30は
円盤状記録シート2の接着部およびその近傍のみを加圧
し、記録面に影響を及ぼさないような形状となっている
。また、コイル40も前記接着部およびその近傍に対応
する位置のみに設けられており、記録面に加熱による影
響を及ぼさないようになっている。 [0057]図6はコイル40を示す平面図である。コ
イ**ル40の両端A、  Bは高周波電源に接続され
ている。 [0058]図2に示す実施例においては、コイル40
に高周波電圧が印加されることにより、鉄層34が発熱
し、この熱が接着剤20に伝わり、接着剤20の接着作
用が促進されるようになっている。接着剤20が熱硬化
性のものである場合は硬化、熱可塑性のものである場合
は可塑化によって接着作用が促進される。 [00591図3.4.5はそれぞれ別の実施例におけ
る内周部の一部を拡大して示す断面図である。これらに
おいては、図2に示す実施例と同様の部材には同一の参
照番号を付しである。 [00601図3に示す実施例において、加圧部材30
′は図2に示すような鉄層34を有していない。また、
接着剤20′は支持体22の両面に導電層24を介して
接着剤層26を設けてなる両面接着フィルムである。こ
こでは、コイル40に高周波電圧が印加されることによ
り、導電層24が発熱し、この熱が接着剤層26に伝わ
り、接着剤層26の接着作用が促進されるようになって
いる。 [00611図4に示す実施例においては、金属製の円
盤状基盤1′および金属薄膜製の記録層3′が用いられ
ており、これらがコイル40への高周波電圧印加によっ
て発熱し、接着剤20の接着が促進される。 [00621図5に示す実施例においては、接着剤20
゛が金属微粉末28を含有している。コイル40への高
周波電圧印加によって金属微粉末28が発熱し、接着剤
20゛°の接着が促進される。金属微粉末の代わりに強
磁性微粉末、偏平状の誘電性微粉末、低融点の導電性微
粉末等を用いても同様の効果を得ることができる。 [0063]  [実施例1] 円盤状記録シートの製造 厚さ32μm、幅120mmの2軸延伸配向処理したポ
リエチレンテレフタレートフィルムを可撓性支持体とし
、その片面に以下の組成を有する磁性塗布液を最終的な
記録層(磁性層)の厚さが2μmとなるように塗布した
後、乾燥し、さらにカレンダーにより記録層の表面処理
をして、記録シート(磁気シート)を得た。 [0064] (磁性塗布液) 7’  Fez 03               
      300 ML量部VC−Ac (塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、VYHHCCUC
C社製)40重量部エポキシ樹脂(エピコート1001
  シェル化学社製)      40M量部ポリアミ
ド(パーサミド115 GM社製)20重量部メチルイ
ソブチルケトン/キジロール(2/1)       
800重量部円盤状基盤の製造 ポリエーテルイミドにガラス繊維、無機物フィラーを4
0%含有せしめた剛性円盤状基盤を射出成型により製造
した。 [0065]円盤状基盤の形状は図8に示す通りであり
、円盤状基盤1の外径r1および内径r2はそれぞれ※
※90mmおよび20mm、内周側環状凸部6の長さ1
1および外周側環状凸部7の長さ12はともにIMとし
た。また、円盤状基盤1の厚さdは2M、凹状部8の深
さtは0.2mmであった。 [0066]記録デイスクの製造 □ 円盤状基盤両面の内周側環状凸部および外周側環状
凸部のテーパ面に接着剤としてケミット溶液KS−90
3(東しく株)製)を15μmの厚さとなるようにデイ
スペンサーを用いて塗布し、乾燥した。 [00671次いで、円盤状基盤1の外径rよりも大き
な内径を有する2つの円環状部材を用いて円盤状記録シ
ート2を放射状に延伸させた状態で(そのための設備は
特に図示していない)、内周側環状凸部6および外周側
環状凸部7の各テーパ部に接触させた。 [0068]さらに、図1および図2に示すような、円
盤状基盤の内周側環状凸部6および外周側環状凸部7の
各テーパ部の円盤状記録シート接着対応面に凸部を有し
、記録シートに直接接触する面には薄いテフロン層34
を有し、そのすぐ下には厚さ1.5mmの鉄層32を有
する円環状の加圧部材30を用いて記録シートの外周端
部および内周端部を押圧した。 [0069]図1に示す円環状の加圧部材30の半径(
r)と接着面の半径(R)の関係は以下の通りであった
。 [0070]  r++<R++、  r+2>R+z
、  r2+<R2+、  r、2>R22押圧と同時
に、加圧部材の凸部内、鉄層近傍に埋め込まれたコイル
に高周波電圧を10秒間印加し、これ**により鉄層3
4を発熱させて、接着剤20による円盤状基盤1と円盤
状記録シート2との間の接着を促進し、記録ディスク1
0を得た。高周波電圧は400kH2,3kVであり、
加熱温度は150°Cであった。 [00711[実施例2] 接着剤としてケミット溶液の代わりに両面接着型メルト
ロンテープ(ダイヤボンド(株)製)を接着面の大きさ
に合わせて円環状にパンチしたものを用いた。これは、
誘導加熱可能な材料を支持体中に有するものである。 [0072]円盤状記録シートの支持体としては厚さ3
2μm、幅120amのポリイミドフィルムを用いた。 [0073]また、加圧部材としては図1から鉄層32
を除いた構造のもの、すなわち、図3にその一部を拡大
して示すような構造のものを用い、高周波電圧の印加時
間は5秒間、印加電圧は4kVとした。 [0074]その他は、実施例1と同一の条件として記
録ディスクを得た。 [0075]  [比較′例11 接着剤として以下の組成のものを用いた。 [0076] エポキシ樹脂(エピコート828  シェル(株)製)
100部トリエチルアミン             
           5部この接着剤を1101Lの
厚さとなるように円盤状基盤両面の内周側環状凸部およ
び外周側環状凸部のテーパ面に塗布した後、記録シート
を載置し、誘導加熱を行うことなく、60°Cで5時間
放置した。 [0077]その他は、実施例1と同一の条件として記
※※録ディスクを得た。 [0078]  [比較例2] 接着剤として以下の組成のものを用いた。 [0079] スチレンブタジェン共重体             
     100部メチルエチルケトン       
              300部この接着剤を乾
燥膜厚で1101zとなるように円盤状基盤両面の内周
側環状凸部および外周側環状凸部のテーパ面に塗布し、
100°Cで10秒間乾燥させた後、記録シートを載置
し、誘導加熱を行うことなく、60°Cで5時間放置し
た。 [00801その他は、実施例1と同一の条件として記
★★録ディスクを得た。 [00811このようにして得たサンプルの評価結果を
表1に示す。 [0082] 【表1】 [0083]接着状態は記録シートにマイラーテープを
貼って180°剥離を行うことを50回繰り返し、端部
の剥がれ状態を観察することによって評価した。   
   ☆# (0084] P S T(Penetr
ation 5tiffness )は針状のプローブ
の先端(r =3.2部mの球状)を記録シートに垂直
に押し込んだ時に受ける力をg/mmの単位で表したち
のであり、記録シートの貼り具合い(テンション)を容
易に定量化することができるものである。磁気シートに
おいてはPSTとヘッド/メディアインターフェースと
の間に相関関係があり、特に出力レベルは、ある範囲に
おいてはPSTが高いほど高くなり、ある範囲を超える
と出力は飽和し、上限を超えると低下する場合もあるこ
とが知られている。 [00851出力はレファレンスディスクに対する相対
値(単位はdB)として表した。 [0086]欠陥箇所はミッシングパルスの個数により
評価した。 [0087]
【発明の効果】本発明による記録ディスクの製造方法に
おいては、円盤状基盤と円盤状記録シートとの接着を誘
導加熱によって促進するようにしたため、極めて短時間
で良好な接着を完了することができ、良好な品質の記録
ディスクを効率的に量産することができる。 [0088]また。接着剤として、フィルム状の両面接
着剤を使用すれば、溶剤系の接着剤を予め塗布した後に
加熱接着を行う方法に比べて工程が著しく簡略化され、
かつ溶剤を使用することに伴う設備状の問題や安全性に
関する問題が一切ないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による記録ディスクの製造方
法の接着工程における記録ディスクおよび加圧部材を示
す断面図
【図2】図1に示した記録ディスクおよび加圧部材の内
周部の一部を拡大して示す断面図
【図3】別の1実施例における記録ディスクおよび加圧
部材の内周部の一部を拡大して示す断面図
【図4】別の
1実施例における記録ディスクおよび加圧部材の内周部
の一部を拡大して示す断面図
【図5】別の1実施例にお
ける記録ディスクおよび加圧部材の内周部の一部を拡大
して示す断面図
【図6】本発明の1実施例に用いられる
コイルを示す平面図
【図7】本発明の1実施例に用いられる記録シートを示
す断面図
【図8】本発明の1実施例により製造される記録ディス
クを示す断面図
【図9】図1に示した記録ディスクの外周部の一部を拡
大して示す断面図
【符号の説明】
1 円盤状基盤 2 円盤状記録シート 3 記録層 4 可撓性支持体 5 間隙 6 内周側環状凸部 7 外周側環状凸部 8 環状凹部 9孔 10  記録ディスク 20  接着剤 22  支持体 24  導電層 26  接着剤層 28  金属微粉末 30  加圧部材 32  テフロン層 34  鉄層 40  コイル
【図3】
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名] 0003 【補正方法】変更
【補正内容】
[0003]記録デイスクの代表的なものとしては、可
撓性支持体上に記録層を設けたフレキシブルシートをデ
ィスク状に打ち抜いてジャケットに挿入してなるフロッ
ピーディスクおよびアルミ等の柔軟性の少ない剛性基盤
上に記録層を形成したリジッドディスクが知られている
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名] 0006 【補正方法】変更
【補正内容】
[0006] リジッドディスクの製造においては通常
、アルミニウム等の基盤表面を研磨し、その表面性を高
めて高密度記録を行えるようにしてから記録層をその上
に形成するようにしている。しかしながら、基盤表面の
表面性は中心線平均粗さRaで0,01μm以下にする
ことが難しく、高密度記録化には限界があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名10031 【補正方法】変更
【補正内容】
[00311この場合、円盤状記録シートの可撓性支持
体としては、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチ
ックフィルムが一般的に用いられ、特に2軸配向ポリエ
チレンテレフタレートフイルム(PET)が好ましい。 その他、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート(PE
N)、ポリエチレンサルファイド(PPS)等の材料も
使用することができる。また、記録層(磁性層)を設け
る側の面のRa(中心粗さ)が0.1μm以下であるこ
とが、磁気ディスクの記録密度を高める上で好ましい。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に向かって次第に低くなるテーパ面を
    有する内周側環状凸部と外側に向かって次第に低くなる
    テーパ面を有する外周側環状凸部とを有する円盤状基盤
    を用意し、可撓性支持体とその一方の面に設けられた記
    録層とからなる円盤状記録シートを用意し、該円盤状記
    録シートを前記可撓性支持体の内周部および外周部を前
    記円盤状基盤の内周側環状凸部のテーパ面および外周側
    環状凸部のテーパ面に接着剤を介して加圧部材を用いて
    加圧しながら接着することからなる記録ディスクの製造
    方法において、前記円盤状基盤、前記円盤状記録シート
    、前記加圧部材、および前記接着剤のうちの少なくとも
    1つに誘導加熱可能な物質を含有させ、誘導加熱によっ
    て前記接着を促進することを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】前記接着剤に金属微粉末を含有させること
    を特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】前記接着剤に強磁性微粉末を含有させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】前記円盤状基盤、前記可撓性支持体、およ
    び前記記録層のうちの少なくとも1つを金属からなるも
    のとする請求項1記載の製造方法。
  5. 【請求項5】前記加圧部材の押圧面を鉄からなるものと
    することを特徴とする請求項1記載の製造方法。
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