JPH04207802A - デジタル型fm信号復調装置 - Google Patents
デジタル型fm信号復調装置Info
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- JPH04207802A JPH04207802A JP34027590A JP34027590A JPH04207802A JP H04207802 A JPH04207802 A JP H04207802A JP 34027590 A JP34027590 A JP 34027590A JP 34027590 A JP34027590 A JP 34027590A JP H04207802 A JPH04207802 A JP H04207802A
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
この発明はF M変調波をデジタル形式で復調するデジ
タル型F M信号復調装置に関する。
タル型F M信号復調装置に関する。
(従来の技術)
従来のFM信号復調装置として、第4図に示すような構
成か代表される。この装置に入力されたF M変調波S
INは、IF分配器11て2系統に分配され、それぞれ
中心周波数f、、f2の同調回路12..122に導か
れる。各同調回路121.12□はそれぞれ第2図(a
)に示すような周波数特性を有する。foはF M変調
波Sいの搬送波周波数であ・る。各同調回路12+、’
l’22で得られた周波数信号は検波ダイオード13.
。
成か代表される。この装置に入力されたF M変調波S
INは、IF分配器11て2系統に分配され、それぞれ
中心周波数f、、f2の同調回路12..122に導か
れる。各同調回路121.12□はそれぞれ第2図(a
)に示すような周波数特性を有する。foはF M変調
波Sいの搬送波周波数であ・る。各同調回路12+、’
l’22で得られた周波数信号は検波ダイオード13.
。
132で互いに逆極性を持って検波され、加算器14て
加算される。すなわち、この加算器14は、第5図に示
すような8字復調特性を持つことになる。加算器14の
出力は低域フィルタ15で不要な高周波成分を除去され
、FM復調信号S。U7として出力される。但し、この
方式は回路が簡易な反面、同調回路のバランス、検波器
の非直線性の影響を受けるため、良好な復調特性を得る
ことが困難であるという欠点を有している。
加算される。すなわち、この加算器14は、第5図に示
すような8字復調特性を持つことになる。加算器14の
出力は低域フィルタ15で不要な高周波成分を除去され
、FM復調信号S。U7として出力される。但し、この
方式は回路が簡易な反面、同調回路のバランス、検波器
の非直線性の影響を受けるため、良好な復調特性を得る
ことが困難であるという欠点を有している。
一方、第6図に示すように、−FM変調波SINを矩形
波変換器21て矩形波に変換し、そのエツジで単安定マ
ルチバイブレータ22を動作させ、第7図に示すような
一定幅の粗密パルス列を生成し、低域フィルタ23で直
流成分を取り出す方式が実用化されている。尚、第7図
(a)は変調信号の波形、同図(b)は搬送波信号を(
a)図の変調信号によってF M変調した場合のF M
変調波Sいの波形、同図(c)は矩形波変換器21の出
力波形、同図(d)は単安定マルチバイブレータ22の
8カ波形、同図(e)は低域フィルタ23の出力波形(
SQLIT)を示している。この方式は回路構成が簡単
なものの、入力信号SINの周波数に比べて相当高い周
波数で動作するデジタル集子が必要なこと、矩形波変換
器21、単安定マルチバイブレータ22がアナログ動作
のため、回路調整が必要で、しかも温度変化の影響を受
けやすい等の欠点を有している。
波変換器21て矩形波に変換し、そのエツジで単安定マ
ルチバイブレータ22を動作させ、第7図に示すような
一定幅の粗密パルス列を生成し、低域フィルタ23で直
流成分を取り出す方式が実用化されている。尚、第7図
(a)は変調信号の波形、同図(b)は搬送波信号を(
a)図の変調信号によってF M変調した場合のF M
変調波Sいの波形、同図(c)は矩形波変換器21の出
力波形、同図(d)は単安定マルチバイブレータ22の
8カ波形、同図(e)は低域フィルタ23の出力波形(
SQLIT)を示している。この方式は回路構成が簡単
なものの、入力信号SINの周波数に比べて相当高い周
波数で動作するデジタル集子が必要なこと、矩形波変換
器21、単安定マルチバイブレータ22がアナログ動作
のため、回路調整が必要で、しかも温度変化の影響を受
けやすい等の欠点を有している。
ところが、近年、A/D変換器の高速化に伴って、第8
図に示すようなデジタル型F M信号復調装置が提案さ
れている。この装置では、入力F M変調波SINは、
ハイブリッド分配器31に導がれ、ここで同相成分(0
°)と直交成分(90’)に分配された後、それぞれA
/D変換器321゜322でデジタル信号に変換されて
逆正接回路(位相角演算器)33に入力される。この逆
正接回路33は、A/D変換後のデータよりサンプリン
グ時点の同相成分をsinθ、直交成分をCOSθとし
てとらえ、tan−’θを演算することにより位相角θ
(1)を求めるものである。
図に示すようなデジタル型F M信号復調装置が提案さ
れている。この装置では、入力F M変調波SINは、
ハイブリッド分配器31に導がれ、ここで同相成分(0
°)と直交成分(90’)に分配された後、それぞれA
/D変換器321゜322でデジタル信号に変換されて
逆正接回路(位相角演算器)33に入力される。この逆
正接回路33は、A/D変換後のデータよりサンプリン
グ時点の同相成分をsinθ、直交成分をCOSθとし
てとらえ、tan−’θを演算することにより位相角θ
(1)を求めるものである。
n番目のサンプル値S。と一つ前のサンプル値S n−
1の各位相角θ。、θ。−1を第9図に示す。
1の各位相角θ。、θ。−1を第9図に示す。
SoとS I+−1との間のf。はnサンプル目の周波
数を表し、 f、−dθ/dt−Δθ/Δt −(θ。−θ。−1)/T である。
数を表し、 f、−dθ/dt−Δθ/Δt −(θ。−θ。−1)/T である。
上記逆正接回路33の出力は、1サンプル遅延回路34
、及び減算回路342による微分回路34に送られる。
、及び減算回路342による微分回路34に送られる。
この微分回路34は入力した位相角データθ(T、)を
遅延回路341て1サンプル分遅延しくθ(”rfi−
、) )、減算回路342で遅延前後の値を減算して、
その変化分子(T、)(−θ(T、)−θ(’r、−,
))を求めるものである。この微分回路34の8力は、
減算回路35で搬送波固有の周波数成分を除去された後
、D/A変換器36てアナログ信号に変換され、FM復
調信号S。LITとして出力される。この方式は、前記
の2方式に比べ、全ての信号処理がデジタルであるため
、動作の安定性、復調特性の点で優れている。
遅延回路341て1サンプル分遅延しくθ(”rfi−
、) )、減算回路342で遅延前後の値を減算して、
その変化分子(T、)(−θ(T、)−θ(’r、−,
))を求めるものである。この微分回路34の8力は、
減算回路35で搬送波固有の周波数成分を除去された後
、D/A変換器36てアナログ信号に変換され、FM復
調信号S。LITとして出力される。この方式は、前記
の2方式に比べ、全ての信号処理がデジタルであるため
、動作の安定性、復調特性の点で優れている。
さらに具体的に説明するに、入力信号Sいを次のように
定義する。
定義する。
S IN−sin ((JJO+Δω) t
−(1)但し、ω。:搬送周波数 Δω:変調信号による周波数変化分 この場合、逆正接回路33の出力は、 (ω0+Δω)t ・・・(2)と与え
られる。ここで、A/D変換器321゜322のサンプ
リング時刻をTo、T、、 。
−(1)但し、ω。:搬送周波数 Δω:変調信号による周波数変化分 この場合、逆正接回路33の出力は、 (ω0+Δω)t ・・・(2)と与え
られる。ここで、A/D変換器321゜322のサンプ
リング時刻をTo、T、、 。
Tll、その間隔をΔTとすると、逆正接回路33の出
力は θ(T、)、 θ(T+ )、”’、 θ(T、、
)・・・(3) で与えられる。但し、θ(T)は時刻Tにおける入力信
号の位相角を表す。したがって、微分回路34の出力は
Sa (T)は次式で与えられる。
力は θ(T、)、 θ(T+ )、”’、 θ(T、、
)・・・(3) で与えられる。但し、θ(T)は時刻Tにおける入力信
号の位相角を表す。したがって、微分回路34の出力は
Sa (T)は次式で与えられる。
5B(T、)−θ (T、) −θ +’、T、−,
)−(ω。+Δω)IT、−+ 十ΔT)−(ω0 〒
ΔωIT、。
)−(ω。+Δω)IT、−+ 十ΔT)−(ω0 〒
ΔωIT、。
一ω0 ・ ΔT±Δω ・ ΔT −・
(4)り4)式中第1項は、搬送周波数成分による位相
角変化量を示す。ω。、ΔTは一定値であり、定数とな
る。したがって、減算回路35てω。・ΔTを減しるこ
とにより、変調信号に比例した成分Δω・△T(八Tは
定数)を取り出すことができる。
(4)り4)式中第1項は、搬送周波数成分による位相
角変化量を示す。ω。、ΔTは一定値であり、定数とな
る。したがって、減算回路35てω。・ΔTを減しるこ
とにより、変調信号に比例した成分Δω・△T(八Tは
定数)を取り出すことができる。
しかしながら、上記FM信号復調装置は、スレッシュホ
ールドレベル(C/Nが106B : Cはキャリア、
Nはノイズ)以下で復調S/Nか急激に低下する問題を
有している。これは、入力FM変調波に搬送波レベルを
越す雑音が乗った場合に、位相角の急激な変化か生じ、
インパルス性雑音となる。第10図(a)にC/Nが大
きい(S/Nが小さい)場合、同図(b)にC、、/
Nか小さい(S/Nが大きい)場合を示す。
ールドレベル(C/Nが106B : Cはキャリア、
Nはノイズ)以下で復調S/Nか急激に低下する問題を
有している。これは、入力FM変調波に搬送波レベルを
越す雑音が乗った場合に、位相角の急激な変化か生じ、
インパルス性雑音となる。第10図(a)にC/Nが大
きい(S/Nが小さい)場合、同図(b)にC、、/
Nか小さい(S/Nが大きい)場合を示す。
すなわち、通信回線の雑音は主として熱雑音てあり、そ
の振幅分布はガウス分布に従う。よって、C/N10d
B以下で上記現象、?1顕著と−る。これはF M通信
方式に固をの現象であり、北aa Z’<置のみならす
、第4図、第6図に示すいずれの復調装置でも差はない
。
の振幅分布はガウス分布に従う。よって、C/N10d
B以下で上記現象、?1顕著と−る。これはF M通信
方式に固をの現象であり、北aa Z’<置のみならす
、第4図、第6図に示すいずれの復調装置でも差はない
。
ここで、上記問題点を改善下る方式としで、F Mフィ
ードバック(FMFB)方式や位相同期検出(P L
D : Phase Lock Detec、tor
)方式等ρ・提案されているが、いずれも局部発振周波
数をF M信号中の変調成分に追随させることにより、
見掛上IF倍信号周波数偏移位置を下げ、帯域フィルタ
を狭帯域化してC/Nを向上させることを特徴としてい
る。しかしなから、この様な方式であっても、復調直線
性か局部発振器として利用する電圧制御発振器(V C
O)の変調直線性に依存すること、変調周波数特性かル
ープの周波数特性に依存するため、特性の調整に多大な
労力か必要となってしまう。
ードバック(FMFB)方式や位相同期検出(P L
D : Phase Lock Detec、tor
)方式等ρ・提案されているが、いずれも局部発振周波
数をF M信号中の変調成分に追随させることにより、
見掛上IF倍信号周波数偏移位置を下げ、帯域フィルタ
を狭帯域化してC/Nを向上させることを特徴としてい
る。しかしなから、この様な方式であっても、復調直線
性か局部発振器として利用する電圧制御発振器(V C
O)の変調直線性に依存すること、変調周波数特性かル
ープの周波数特性に依存するため、特性の調整に多大な
労力か必要となってしまう。
(発明か解決しようとする課題)
以上述べたように従来のデジタル型FN11工号復調装
置では、スレッシュホールドレベル以下で復調S/Nか
急激に低下するというF M通信方式固有の問題や高度
かつ複雑な回路調整を必要とする問題を有している。
置では、スレッシュホールドレベル以下で復調S/Nか
急激に低下するというF M通信方式固有の問題や高度
かつ複雑な回路調整を必要とする問題を有している。
この発明は上記の問題を解決するためになされたもので
、F M通信方式固有のスレッシュホールド特性の改善
を図りつつ、高度で複雑な回路調整が不要なデジタル型
FM信号復調装置を提供することを目的とする。
、F M通信方式固有のスレッシュホールド特性の改善
を図りつつ、高度で複雑な回路調整が不要なデジタル型
FM信号復調装置を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するためにこの発明に係るデジタル型F
M信号復調装置は、FM変調波を入力して同相成分と
直交成分に分配するハイブリッド分配器と、サンプリン
グ周期を前記入力F Pv1変調波か無変調であるとき
の周期の整数倍に設定し、当該サンプリング周期で前記
同相成分と直交成分をそれぞれデジタル信号に変換する
アナログ/デジタル変換手段と、この手段によるアナロ
グ/デジタル変換後のデータよりサンプリング時点の入
力信号の位相角を演算する位相角演算手段と、この手段
で得られた前記同相成分と直交成分の各位相角の差分を
演算する差分演算手段と、この手段で得られた差分値か
予め定められた許容範囲を越えたか否かを判別する判別
手段と、前記許容範囲に入る差分値を求める補正手段と
、前記判別手段で許容範囲内と判別されたとき前記差分
演算手段の演算結果を導出し、許容範囲外と判別された
とき前記補正手段で求められた差分値を導圧する切換手
段とを具備して構成される。
M信号復調装置は、FM変調波を入力して同相成分と
直交成分に分配するハイブリッド分配器と、サンプリン
グ周期を前記入力F Pv1変調波か無変調であるとき
の周期の整数倍に設定し、当該サンプリング周期で前記
同相成分と直交成分をそれぞれデジタル信号に変換する
アナログ/デジタル変換手段と、この手段によるアナロ
グ/デジタル変換後のデータよりサンプリング時点の入
力信号の位相角を演算する位相角演算手段と、この手段
で得られた前記同相成分と直交成分の各位相角の差分を
演算する差分演算手段と、この手段で得られた差分値か
予め定められた許容範囲を越えたか否かを判別する判別
手段と、前記許容範囲に入る差分値を求める補正手段と
、前記判別手段で許容範囲内と判別されたとき前記差分
演算手段の演算結果を導出し、許容範囲外と判別された
とき前記補正手段で求められた差分値を導圧する切換手
段とを具備して構成される。
(作用)
上記構成によるデジタル型F M信号復調装置ては、同
相成分と直交成分の各位相角の差分を演算し、この差分
値か予め定められた許容1囲を越えたか否かを判別して
、許容範囲に入る差分値なる補正値を求め、許容範囲内
と判別されたとき差分演算結果をそのまま導出し、許容
範囲外と判別されたとき前記補正値を導出する。
相成分と直交成分の各位相角の差分を演算し、この差分
値か予め定められた許容1囲を越えたか否かを判別して
、許容範囲に入る差分値なる補正値を求め、許容範囲内
と判別されたとき差分演算結果をそのまま導出し、許容
範囲外と判別されたとき前記補正値を導出する。
(実施例)
以下、第1図乃至第3図を参照してこの発明の一実施例
を説明する。但し、第1図において、第8図と同一部分
には同一符号を付して示し、二こでは異なる部分を中心
にのべる。 、第1図にこの発明の実施例を示すもの
で、この装置は第8図の減算回路35とD/A変換器3
6との間に補正回路が付加されている。この補正回路は
、減算回路35の出力レベルが基準し・ベルを越えるか
否かを判定するレベル判定回路37と、減算回路35の
8力値を1サンプル分遅延する遅延回路38と、減算回
路35の出力及び遅延回路38の出力をレベル判定回路
37の判定結果に応じて選択的にD/A変換器36に導
出する選択回路39とで構成される。
を説明する。但し、第1図において、第8図と同一部分
には同一符号を付して示し、二こでは異なる部分を中心
にのべる。 、第1図にこの発明の実施例を示すもの
で、この装置は第8図の減算回路35とD/A変換器3
6との間に補正回路が付加されている。この補正回路は
、減算回路35の出力レベルが基準し・ベルを越えるか
否かを判定するレベル判定回路37と、減算回路35の
8力値を1サンプル分遅延する遅延回路38と、減算回
路35の出力及び遅延回路38の出力をレベル判定回路
37の判定結果に応じて選択的にD/A変換器36に導
出する選択回路39とで構成される。
上記構成において、以下、第2図を参照しつつその動作
を説明する。
を説明する。
まず、入力FM変調波SINに雑音が存在しない場合は
、 (1)〜 (4)式で示した通りである。しかし、
実際の受信信号には雑音が存在するため、逆正接回路3
3の出力は、 θs (t)+θN (t) ・・(5
)と表される。尚、θ5は変調信号成分、θ、は位相雑
音成分である。したかって、減算回路35の出力は次の
ように与えられる。
、 (1)〜 (4)式で示した通りである。しかし、
実際の受信信号には雑音が存在するため、逆正接回路3
3の出力は、 θs (t)+θN (t) ・・(5
)と表される。尚、θ5は変調信号成分、θ、は位相雑
音成分である。したかって、減算回路35の出力は次の
ように与えられる。
(θs(T、)+θN(T−)1
−(θ5(T−1)+θN (T−+ ) !=(ω
0+Δω)ΔT+ fθN(T、)−θN (T−+
) 1 ・・・(6) 上式第2項はF M雑音成分である。
0+Δω)ΔT+ fθN(T、)−θN (T−+
) 1 ・・・(6) 上式第2項はF M雑音成分である。
(6)式から明らかなように、C/Nか十分大きい場合
は1θN(T、)−θN (T−+ ) l <
<Δω・ΔTとなるが、C/Nが10dB以下となると
、第7図(b)に示したように、雑音によって変調成分
Δω・ΔTを越えるインパルス雑音か発生する。そこで
、レベル判定回路37により、減算回路35の出力S+
N (Sは復調信号、Nは雑音)が基準レベルを越える
か否かの判定を行う。
は1θN(T、)−θN (T−+ ) l <
<Δω・ΔTとなるが、C/Nが10dB以下となると
、第7図(b)に示したように、雑音によって変調成分
Δω・ΔTを越えるインパルス雑音か発生する。そこで
、レベル判定回路37により、減算回路35の出力S+
N (Sは復調信号、Nは雑音)が基準レベルを越える
か否かの判定を行う。
すなわち、信号成分によるサンプル値毎の周波数差は、
周波数偏移量をΔF1最高変調周波数をfffiとする
と、ΔF・2πf、・ΔTを越すことはない。したかっ
て、減算回路37の出力か((ΔF・2πf0・ΔT)
+Ml (Pvfは微小雑音に対するマージン)を越
えた場合、インパルス性雑音が生じていると判断するこ
とができる。レベル判定回路37は、選択回路39に対
し、上記基準レベルを越えない場合は減算回路35の出
力を選択し、基準レベルを越える場合は遅延回路38の
出力を選択するように、制御信号を送る。
周波数偏移量をΔF1最高変調周波数をfffiとする
と、ΔF・2πf、・ΔTを越すことはない。したかっ
て、減算回路37の出力か((ΔF・2πf0・ΔT)
+Ml (Pvfは微小雑音に対するマージン)を越
えた場合、インパルス性雑音が生じていると判断するこ
とができる。レベル判定回路37は、選択回路39に対
し、上記基準レベルを越えない場合は減算回路35の出
力を選択し、基準レベルを越える場合は遅延回路38の
出力を選択するように、制御信号を送る。
つまり、通常は減算回路35の出力値をそのまま導出し
、基準レベルを越えたときのみ、遅延回路38で遅延さ
れた1つ前の値を補正値としてD/A変換器36へ導出
する。
、基準レベルを越えたときのみ、遅延回路38で遅延さ
れた1つ前の値を補正値としてD/A変換器36へ導出
する。
したがって、上記構成によるデジタル型FM信号復調装
置は、第2図(a)に示すインパルス性雑音が重畳され
たFM変調波を入力しても、何ら回路調整を行うことな
く、同図(b)に示すように復調信号のS/Nを改善す
ることができる。
置は、第2図(a)に示すインパルス性雑音が重畳され
たFM変調波を入力しても、何ら回路調整を行うことな
く、同図(b)に示すように復調信号のS/Nを改善す
ることができる。
第3図はこの発明に係る他の実施例を示すものである。
但し、第3図において、第1図と同一部分には同一符号
を付して、その説明を省略する。
を付して、その説明を省略する。
この実施例では、補正回路として、前記レベル判定回路
37の他、第1乃至第3の遅延回路40゜41.42、
加算器43.1/2演算器44て構成される。すなわち
、この装置では、前記レベル判定回路37で減算回路3
5の出力レベル5(T9)が基準レベルを越えないと判
定したとき、第1の遅延回路40で1サンプル分遅延さ
れた値S (T、−1)を導出し、基準レベルを越えた
と判定したとき、第2、第3の遅延回路41.42で2
サンプル分遅延された値S (Tfi−2>と現在の値
S(T、)とを加算器43で加算し、1/2演算器44
で1/2とすることにより平均値(S (T、−2)
十S (T、 ) ) / 2を求め、補正値として導
出する。この場合、第8図の実施例と比較して、データ
の置換によって生じる誤差をより少なくすることができ
る。
37の他、第1乃至第3の遅延回路40゜41.42、
加算器43.1/2演算器44て構成される。すなわち
、この装置では、前記レベル判定回路37で減算回路3
5の出力レベル5(T9)が基準レベルを越えないと判
定したとき、第1の遅延回路40で1サンプル分遅延さ
れた値S (T、−1)を導出し、基準レベルを越えた
と判定したとき、第2、第3の遅延回路41.42で2
サンプル分遅延された値S (Tfi−2>と現在の値
S(T、)とを加算器43で加算し、1/2演算器44
で1/2とすることにより平均値(S (T、−2)
十S (T、 ) ) / 2を求め、補正値として導
出する。この場合、第8図の実施例と比較して、データ
の置換によって生じる誤差をより少なくすることができ
る。
[発明の効果コ
以上のようにこの発明によれば、F M通信方式固有の
スレッシュホールド特性の改善を図りつつ、高度で複雑
な回路調整が不要なデジタル型F M信号復調装置を提
供することかできる。
スレッシュホールド特性の改善を図りつつ、高度で複雑
な回路調整が不要なデジタル型F M信号復調装置を提
供することかできる。
第1図はこの発明に係るデジタル型F M信号復調装置
の一実施例を示すブロック回路図、第2図は同実施例の
動作を説明するための波形図、第3図はこの発明に係る
他の実施例を示すブロック回路図、第4図は従来のF
M信号復調装置の構成を示すブロック回路図、第5図は
第4図の装置の動作を説明するための特性図、第6図は
従来装置の他の構成を示すブロック回路図、第7図は第
6図の装置の動作を説明するたぬの波形図、第8図は従
来のデジタル型F M信号復調装置の構成を示すブロッ
ク回路図、第9図は第8図の装置の動作を説明するため
のベクトル図、第10図は第8図の装置の問題点となる
インパルス性雑音を説明するためのベクトル図である。 SIN・入力F M変調波、31・・・ハイブリッド分
配器、321.32゜・・・A/D変換器、33・・・
逆正接回路(位相角演算器)、34.・・1サンプル遅
延回路、342・・減算回路、34・・・微分回路、3
5 ・=減算回路、36− D / A変換器、so、
−復調信号、37・・・レベル判定回路、38 遅延回
路、3つ・・・選択回路、40,41.42 遅延回
路、43・・加算器、44・ ユ/2演算器。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦拮4 図 ゛(b) 第6 図 第9図
の一実施例を示すブロック回路図、第2図は同実施例の
動作を説明するための波形図、第3図はこの発明に係る
他の実施例を示すブロック回路図、第4図は従来のF
M信号復調装置の構成を示すブロック回路図、第5図は
第4図の装置の動作を説明するための特性図、第6図は
従来装置の他の構成を示すブロック回路図、第7図は第
6図の装置の動作を説明するたぬの波形図、第8図は従
来のデジタル型F M信号復調装置の構成を示すブロッ
ク回路図、第9図は第8図の装置の動作を説明するため
のベクトル図、第10図は第8図の装置の問題点となる
インパルス性雑音を説明するためのベクトル図である。 SIN・入力F M変調波、31・・・ハイブリッド分
配器、321.32゜・・・A/D変換器、33・・・
逆正接回路(位相角演算器)、34.・・1サンプル遅
延回路、342・・減算回路、34・・・微分回路、3
5 ・=減算回路、36− D / A変換器、so、
−復調信号、37・・・レベル判定回路、38 遅延回
路、3つ・・・選択回路、40,41.42 遅延回
路、43・・加算器、44・ ユ/2演算器。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦拮4 図 ゛(b) 第6 図 第9図
Claims (3)
- (1)FM変調波を入力して同相成分と直交成分に分配
するハイブリッド分配器と、サンプリング周期を前記入
力FM変調波が無変調であるときの周期の整数倍に設定
し、当該サンプリング周期で前記同相成分と直交成分を
それぞれデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変
換手段と、この手段によるアナログ/デジタル変換後の
データよりサンプリング時点の入力信号の位相角を演算
する位相角演算手段と、この手段で得られた前記同相成
分と直交成分の各位相角の差分を演算する差分演算手段
と、この手段で得られた差分値が予め定められた許容範
囲を越えたか否かを判別する判別手段と、前記許容範囲
に入る差分値を求める補正手段と、前記判別手段で許容
範囲内と判別されたとき前記差分演算手段の演算結果を
導出し、許容範囲外と判別されたとき前記補正手段で求
められた差分値を導出する切換手段とを具備するデジタ
ル型FM信号復調装置。 - (2)前記補正手段は、前記差分演算手段で得られた一
つ前の差分値を出力することを特徴とする請求項1記載
のデジタル型FM信号復調装置。 - (3)前記補正手段は、前記差分演算手段で得られた前
後の差分値の平均値を出力することを特徴とする請求項
1記載のデジタル型FM信号復調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34027590A JPH04207802A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | デジタル型fm信号復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34027590A JPH04207802A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | デジタル型fm信号復調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04207802A true JPH04207802A (ja) | 1992-07-29 |
Family
ID=18335383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34027590A Pending JPH04207802A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | デジタル型fm信号復調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04207802A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007049552A1 (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 音声信号復調装置 |
JP2009206536A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-09-10 | Daihen Corp | 高周波検出装置 |
JP2014199736A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社ダイヘン | 高周波電源装置 |
JP2014199737A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社ダイヘン | 高周波電源装置 |
WO2023248765A1 (ja) * | 2022-06-24 | 2023-12-28 | 株式会社ヨコオ | 信号処理デバイス |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP34027590A patent/JPH04207802A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007049552A1 (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 音声信号復調装置 |
JP2009206536A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-09-10 | Daihen Corp | 高周波検出装置 |
JP2014199736A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社ダイヘン | 高周波電源装置 |
JP2014199737A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社ダイヘン | 高周波電源装置 |
WO2023248765A1 (ja) * | 2022-06-24 | 2023-12-28 | 株式会社ヨコオ | 信号処理デバイス |
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