JPH04206705A - インダクタ及びその製造方法 - Google Patents
インダクタ及びその製造方法Info
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- JPH04206705A JPH04206705A JP2337063A JP33706390A JPH04206705A JP H04206705 A JPH04206705 A JP H04206705A JP 2337063 A JP2337063 A JP 2337063A JP 33706390 A JP33706390 A JP 33706390A JP H04206705 A JPH04206705 A JP H04206705A
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- coil
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
インダクタが知られている。
おり、この巻きボビン3の両側端部(鍔部)に外部端子
としての導電体4A及び4Bをそれぞれ装着した後、巻
きボビン3の巻芯に絶縁被服付き電線Wを巻回してコイ
ル5を形成している。
に接続した後、磁性粉末に結合剤(例えば、樹脂)が混
合された結合材でコイル5をモールドしてインダクタを
構成している。
合材でモールドされているがら、インダクタ外部に磁束
が漏れることがほとんどない。
芯に鉄心を挿入してもよい。
てコイル5に通電すると、第3図に実線矢印で示すよう
に磁束Φがコイル5の回りに発生する。なお、第3図で
は磁束Φはその一部のみを示している。
体等であり、一方、結合材は磁性粉末に結合剤を混合し
たものであるため、つまり、巻きボビンと結合材とはそ
の材質が異なっているため、コイルを結合材でモールド
した際、巻きボビンと結合材との接合面に隙間を生じや
すいという弱点がある。
14図では第3図を部分的に拡大して示している。
きボビン3との接合面の局部E1及びE2に隙間が生じ
ており、これらの隙間は磁束Φに対する磁気的なギャッ
プとなる。このような磁気的なギャップが生じると、設
計値どおりの所望のインダクタンス若しくはインピーダ
ンスが得られなくなってしまい、不良品の原因となる。
ことのないインダクタ及びその製造方法を提供すること
にある。
成形された巻きボビンと、該巻きボビンに装置されたコ
イルと、前記材料で構成され、前記コイルを前記巻きボ
ビンとともにモールド材とを有し、前記巻きボビン及び
前記モールド材は熱処理によって一体化されていること
を特徴とするインダクタが得られ、このようなインダク
タは、磁性粉及び熱硬化性樹脂を含む材料で成形された
巻きボビンにコイルを装着してコイル体とし、コイル体
を前記材料で構成されたモールド材でモールドしてモー
ルド体とした後、モールド体を熱処理して前記巻きボビ
ン及び前記モールド材を熱硬化させ一体化することによ
って製造される。この際、モールド段階と熱処理段階を
同時に行うようにしてもよい。
た結合材(モールド材)と同質の材料で巻きボビンを形
成し、モールド材でコイル及び巻きボビンをモールドし
て熱処理を行っているがら、モールド材と巻きボビンと
が熱硬化によって一体化され、モールド材と巻きボビン
との接合面は実質的になくなってしまう。つまり、モー
ルド材と巻きボビンとの接合面に隙間がなくなる。
る磁気的なギャップが存在しないので、設計値どおりの
所望のインダクタンス若しくはインピーダンスを得るこ
とができる。
製造方法について詳説する。
を説明するための図である。
ビン30が準備される。この巻きボビン30は磁性粉が
混入された熱硬化性の樹脂材料で成形されている。
側端部(鍔部)にそれぞれ外部端子として用いられる導
電体40A及び40Bを装着し、巻きボビン30の巻芯
に絶縁被覆付き電線Wを巻回してコイル5を形成する。
を考慮して完全に熱硬化されない程度に熱処理してもよ
い。
がそれぞれ導電体40A及び40Bに接続される。
ビン30とともにモールド材(結合材)20でモールド
してモールド体とする。この結合材20は巻きボビン3
0と同質の材料で構成されている。つまり、磁性粉を混
合した熱硬化性樹脂材料で構成されている。
モールド部から引き出される。
る。
ビンと結合材20とが同質材(熱硬化性樹脂)であり、
しかも熱処理を施し、同時に結合材と巻きボビンとを熱
硬化させているから、第2図に示すように、結合材と巻
きボビン30とが一体化されることになる。つまり、結
合材20と巻きボビン30とが一体化されたモールド体
中にコイル5と導電体40A及び40Bの一部とが埋設
されることになる。従って、結合材20と巻きボビン3
0との接合面が実質的になくなり、磁束に対する磁気的
なギャップが生じることがなく、設計値どおりの所望の
インダクタンス若しくはインピーダンスが得られること
になる。
あげられるが、磁性粉末間の絶縁を確保できるものであ
れば、他の磁性体であってもよい。
るが、フェノール系樹脂或いはシリコーン系樹脂を用い
てもよい。
合について説明したが、モールド段階と熱処理段階とを
同時に行うようにしてもよい。
モールド材)とを熱処理によって一体化しているから、
磁束に対する磁気的なギャップが生じることがない。こ
のため、インダクタン係数が高く、所望のインダクタン
ス若しくはインピーダンスを正確に得るとこができる。
る。
を説明するための図、第2図は本発明によるインダクタ
の側面を示す図、第3図は従来のインダクタの側面を断
面にして示す図、第4図は第3図を部分的に拡大して示
す図いある。 1.10・・・インダクタ、2.2o・・・結合材、3
.30・・・巻きボビン、5・・・コイル。 第1図 第2図
Claims (3)
- 1.磁性粉及び熱硬化性樹脂を含む材料で成形された巻
きボビンと、該巻きボビンに装着されたコイルと、前記
材料で構成され、前記コイルを前記巻きボビンとともに
モールドしているモールド材とを有し、前記巻きボビン
及び前記モールド材は熱処理によって一体化されている
ことを特徴とするインダクタ。 - 2.磁性粉及び熱硬化性樹脂を含む材料で成形された巻
きボビンにコイルを装着してコイル体とする第1の段階
と、該コイル体を前記材料で構成されたモールド材でモ
ールドしてモールド体とする第2の段階と、該モールド
体を熱処理して前記巻きボビン及び前記モールド材を熱
硬化させ一体化する第3の段階とを有することを特徴と
するインダクタの製造方法。 - 3.請求項2に記載された製造方法において、前記第2
及び前記第3の段階は同時に行われることを特徴とする
インダクタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2337063A JP3013197B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | インダクタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2337063A JP3013197B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | インダクタ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04206705A true JPH04206705A (ja) | 1992-07-28 |
JP3013197B2 JP3013197B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=18305082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2337063A Expired - Lifetime JP3013197B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | インダクタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013197B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005150470A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Taiyo Yuden Co Ltd | チップインダクタ及びチップインダクタの製造方法 |
US9318251B2 (en) | 2006-08-09 | 2016-04-19 | Coilcraft, Incorporated | Method of manufacturing an electronic component |
JP2017510072A (ja) * | 2014-04-01 | 2017-04-06 | ウルト エレクトロニク アイソス ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー | インダクタ及びその製造方法 |
JP2018182204A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | 株式会社村田製作所 | コイル部品 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2337063A patent/JP3013197B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US10319507B2 (en) | 2006-08-09 | 2019-06-11 | Coilcraft, Incorporated | Method of manufacturing an electronic component |
US11869696B2 (en) | 2006-08-09 | 2024-01-09 | Coilcraft, Incorporated | Electronic component |
US12094633B2 (en) | 2006-08-09 | 2024-09-17 | Coilcraft, Incorporated | Method of manufacturing an electronic component |
JP2017510072A (ja) * | 2014-04-01 | 2017-04-06 | ウルト エレクトロニク アイソス ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー | インダクタ及びその製造方法 |
JP2018182204A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | 株式会社村田製作所 | コイル部品 |
US10804022B2 (en) | 2017-04-19 | 2020-10-13 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Coil component |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3013197B2 (ja) | 2000-02-28 |
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