JPH04202598A - 水―グルコール系作動液 - Google Patents
水―グルコール系作動液Info
- Publication number
- JPH04202598A JPH04202598A JP33727190A JP33727190A JPH04202598A JP H04202598 A JPH04202598 A JP H04202598A JP 33727190 A JP33727190 A JP 33727190A JP 33727190 A JP33727190 A JP 33727190A JP H04202598 A JPH04202598 A JP H04202598A
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- JP
- Japan
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- water
- glycol
- hydraulic fluid
- hydraulic
- polyoxyalkylene
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、難燃性作動油の一種である水−グリコール系
難燃性作動液(以下、水−グリコール系作動液と記す。
難燃性作動液(以下、水−グリコール系作動液と記す。
)K関する。
油圧は産業界に広く取り入れられ生産性の向上に貢献し
ているが、その中で高温の金属、電気スパーク、加熱炉
など火災の危険と共存する装置では、油圧作動油として
難燃性作動油が用いられている。離燃性作動油のうち、
特に含水系を使用する場合、問題となるのは油圧ポンプ
、モータに使用されている転がり軸受寿命の低下である
。含水系作動油を使用した場合、鉱油、合成系作動油に
比べ転がり軸受寿命が大幅に低下し、軸受破損に起因す
るポンプトラブルがおこり、そして油圧システム全体の
正常な稼働を阻害する場合が多い。
ているが、その中で高温の金属、電気スパーク、加熱炉
など火災の危険と共存する装置では、油圧作動油として
難燃性作動油が用いられている。離燃性作動油のうち、
特に含水系を使用する場合、問題となるのは油圧ポンプ
、モータに使用されている転がり軸受寿命の低下である
。含水系作動油を使用した場合、鉱油、合成系作動油に
比べ転がり軸受寿命が大幅に低下し、軸受破損に起因す
るポンプトラブルがおこり、そして油圧システム全体の
正常な稼働を阻害する場合が多い。
これら、軸受トラブルを防止するため油圧機器の改良、
付帯設備の設置で対応しているのが現状である。例えば
、油圧機器が本来備えている定格使用圧力よ抄も低圧で
使用したり、標準仕様の軸受部を特別に大型化したもの
に改良したりして使用している。また潤滑不良のおこり
やすい軸受部を強制潤滑するための特別な作動油循環回
路を設置したりしている。これらの機器の仕様変更、設
備投資などは含水系作動油の軸受寿命が改善されれば特
に必要のない処置である。含水系作動油とシわけ含水系
作動油の主流である水−グリコール系作動液の軸受寿命
延長が望まれている。
付帯設備の設置で対応しているのが現状である。例えば
、油圧機器が本来備えている定格使用圧力よ抄も低圧で
使用したり、標準仕様の軸受部を特別に大型化したもの
に改良したりして使用している。また潤滑不良のおこり
やすい軸受部を強制潤滑するための特別な作動油循環回
路を設置したりしている。これらの機器の仕様変更、設
備投資などは含水系作動油の軸受寿命が改善されれば特
に必要のない処置である。含水系作動油とシわけ含水系
作動油の主流である水−グリコール系作動液の軸受寿命
延長が望まれている。
水−グリコール系作動液についてはメーカー各社により
創成に違いがあるものの、現在市販されて〜・る水−グ
リコール系作動液は一般に下記に示す組成を有する。
創成に違いがあるものの、現在市販されて〜・る水−グ
リコール系作動液は一般に下記に示す組成を有する。
11I威威分である溶剤としては、例えば、エチレンク
リコール、フロピレンゲリコール、ジグロビレングリコ
ールなどを挙げることができ、これらは、流動点降下の
lI&能を有するとともに、各種添加剤の相溶性を増す
役割も含まれる。
リコール、フロピレンゲリコール、ジグロビレングリコ
ールなどを挙げることができ、これらは、流動点降下の
lI&能を有するとともに、各種添加剤の相溶性を増す
役割も含まれる。
増粘剤としては適度な分子量を持ったポリアルキレング
リコールが使用される。増粘剤の添加量を調整すること
により、各種ISO粘度グレードに適合する作動油を得
ることができる。
リコールが使用される。増粘剤の添加量を調整すること
により、各種ISO粘度グレードに適合する作動油を得
ることができる。
水は難燃性維持のために必要不可欠のものである。この
ように典型的にはグリコール−ポリアルキレングリコー
ル−水の三成分混合系が水−グリコール系作動液の基油
となって〜・る。
ように典型的にはグリコール−ポリアルキレングリコー
ル−水の三成分混合系が水−グリコール系作動液の基油
となって〜・る。
上記基油に添加する潤滑剤としては、オレイン酸などの
不飽和脂肪酸、ラウリン酸、ステアリン酸などの飽和脂
肪酸、芳香族脂肪酸、ダイマー酸などのカルボン酸が挙
げられる。防錆剤としては有機アミン、有機アミン誘導
体、カルボン酸アルカリ金属塩などが挙げられる。
不飽和脂肪酸、ラウリン酸、ステアリン酸などの飽和脂
肪酸、芳香族脂肪酸、ダイマー酸などのカルボン酸が挙
げられる。防錆剤としては有機アミン、有機アミン誘導
体、カルボン酸アルカリ金属塩などが挙げられる。
実際上は前記のカルボン酸と有機アミンとの塩やカルボ
ン酸アルカリ金属塩を使用゛して油性向上剤と防錆剤の
両者を兼ねること本ある。
ン酸アルカリ金属塩を使用゛して油性向上剤と防錆剤の
両者を兼ねること本ある。
しかし、これらを使用した現状の水−グリコール系作動
液ではすベリfA嘴性においてかなり満足のいくものも
あるが、転が#7潤滑性に関しては十分ではない。すな
わち、油圧ポンプ、モータに使用されている転がり軸受
の転がり寿命低下のため鉱油系作動器の場合と比べては
るかに短時間で軸受破損を招来するというトラブルがお
こっている。
液ではすベリfA嘴性においてかなり満足のいくものも
あるが、転が#7潤滑性に関しては十分ではない。すな
わち、油圧ポンプ、モータに使用されている転がり軸受
の転がり寿命低下のため鉱油系作動器の場合と比べては
るかに短時間で軸受破損を招来するというトラブルがお
こっている。
従って本発明が解決しようとする課題は、水−グリコー
ル系作動液の優れた離燃性を損うことなく、かつ各種の
要求性能も損うことなく、転がり軸受寿命を延長するこ
とができる均一溶液の水−グリコール系作動液を提供す
ることである。
ル系作動液の優れた離燃性を損うことなく、かつ各種の
要求性能も損うことなく、転がり軸受寿命を延長するこ
とができる均一溶液の水−グリコール系作動液を提供す
ることである。
本発明者等は、前記課題を解決するために1鋭意研究を
重ねた結果、ポリオキシアルキレンヒドロキシル基を2
個有する、リン酸モノエステルのポリオキシアルキレン
誘導体を特定量配合することにより、水−グリコール系
作動液の有する各種性能を損なうことなく、転がり軸受
寿命を大幅に改善し得ることを見出し本発明を完成する
に至ったっ すなわち本発明の要旨は、一般式HO(RO)。−で表
されるポリオキシアルキレンヒドロキシル基(ここでR
Oはオキシエチレン基またはオキシプロピレン基であり
、そしてnは5〜30の整数である)を2@有する、リ
ン酸モノエステルのポリオキシアルキレン化物を0.0
5〜2.0wt%含有することを特徴とする水−グリコ
ール系作動液に存する。
重ねた結果、ポリオキシアルキレンヒドロキシル基を2
個有する、リン酸モノエステルのポリオキシアルキレン
誘導体を特定量配合することにより、水−グリコール系
作動液の有する各種性能を損なうことなく、転がり軸受
寿命を大幅に改善し得ることを見出し本発明を完成する
に至ったっ すなわち本発明の要旨は、一般式HO(RO)。−で表
されるポリオキシアルキレンヒドロキシル基(ここでR
Oはオキシエチレン基またはオキシプロピレン基であり
、そしてnは5〜30の整数である)を2@有する、リ
ン酸モノエステルのポリオキシアルキレン化物を0.0
5〜2.0wt%含有することを特徴とする水−グリコ
ール系作動液に存する。
本発明で用いるリン酸モノエステルのポリオキシアルキ
レン化物であって一般式HO(RO)n−(ここでRO
はオキシエチレン基またはオキシプロピレン基、nは5
〜30の整数)で表わされるポリオキシアルキレンヒド
ロキシル基を2個有するポリオキシアルキレン誘導体(
以下ポリオキシアルキレン誘導体という。)は、常法で
製造することができ、例えばアルカリ触媒、アミン触媒
、e性触媒等を用いてリン酸モノエステルにアルキレン
オキシドを付加させることにより製造することができる
。原料となるリン酸モノエステルは、例えばツズ11(
4−テトラデセン酸)、フイゼテリン酸(5−テトラデ
セン酸)、ミリストオレイン酸(9−テトラデセン酸)
、シーマリン酸(9−へキサデセン酸)、ペトロセリン
It (’ ci5− g−オクタデセン酸)、オレイ
ン酸、バグゼン酸(trans −11−オクタデセン
酸)、ガドレイン酸(9−エイコセン酸)、エルカ酸(
cis−13−トコセン酸)等のモノ不飽和高級脂肪酸
の一価アルコールエステルを常法によりエポキシ化して
得られる内部エポキシ基を有する高級脂肪酸エステルに
リン酸を反応させて得られるリン酸モノエステルが好ま
しい。−例として特公昭49−30790号公報に開示
されている下記の一般式で表わされるリン酸モノエステ
ルを挙げることができる。
レン化物であって一般式HO(RO)n−(ここでRO
はオキシエチレン基またはオキシプロピレン基、nは5
〜30の整数)で表わされるポリオキシアルキレンヒド
ロキシル基を2個有するポリオキシアルキレン誘導体(
以下ポリオキシアルキレン誘導体という。)は、常法で
製造することができ、例えばアルカリ触媒、アミン触媒
、e性触媒等を用いてリン酸モノエステルにアルキレン
オキシドを付加させることにより製造することができる
。原料となるリン酸モノエステルは、例えばツズ11(
4−テトラデセン酸)、フイゼテリン酸(5−テトラデ
セン酸)、ミリストオレイン酸(9−テトラデセン酸)
、シーマリン酸(9−へキサデセン酸)、ペトロセリン
It (’ ci5− g−オクタデセン酸)、オレイ
ン酸、バグゼン酸(trans −11−オクタデセン
酸)、ガドレイン酸(9−エイコセン酸)、エルカ酸(
cis−13−トコセン酸)等のモノ不飽和高級脂肪酸
の一価アルコールエステルを常法によりエポキシ化して
得られる内部エポキシ基を有する高級脂肪酸エステルに
リン酸を反応させて得られるリン酸モノエステルが好ま
しい。−例として特公昭49−30790号公報に開示
されている下記の一般式で表わされるリン酸モノエステ
ルを挙げることができる。
(ここでR′は炭素数1〜10、好ましくは1〜3のア
ルキル基であり、13+mは10〜18の整数、好まし
くは12〜14の整数である。)このようなリン酸モノ
エステルにアルキレンオキシドを付加させることにより
得られる本発明で用いるポリオキシアルキレン誘導体は
、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシドを付加さ
せることにより得られるポリオキシエチレン誘導体また
けポリオキシプロピレン誘導体もしくはその混合物であ
り、次の一般式で示すことができる。
ルキル基であり、13+mは10〜18の整数、好まし
くは12〜14の整数である。)このようなリン酸モノ
エステルにアルキレンオキシドを付加させることにより
得られる本発明で用いるポリオキシアルキレン誘導体は
、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシドを付加さ
せることにより得られるポリオキシエチレン誘導体また
けポリオキシプロピレン誘導体もしくはその混合物であ
り、次の一般式で示すことができる。
ROニオキシエチレン基またはオキシプロピレン基n
:5〜30の数 M ;原料として用いたリン酸モノエステルの残基上記
一般式の中でHO(RO)n−で表わされるポリオキシ
アルキレンヒドロキシル基のnは5〜30、好ましくは
20〜30であり、2つのポリオキシアルキレンヒドロ
キシル基のnの数は、同一でも異なる数でもよい。nが
これより小さし・とリン酸モノエステルの残基が悪影響
を及ぼし、またこれよ抄大きいと十分な効果は得られな
い。Mは原料として用いたリン酸モノエステルの残基で
ある。ポリオキシアルキレン誘導体としては次に述べる
分子量またはリン含有量の範囲内であれば支障なく使用
できる。すなわち前記ポリオキシアルキレン誘導体のゲ
ルパーミェーションクロマトグラフィー法(GPC)で
測定した分子量(ポリスチレン換算)は約1,000〜
s、ooo1好ましくは約2,000〜4,000、さ
らに好ましくは2,500〜4.000であり、リン含
有量は約0.03wt%〜2wt%、好ましくは約0.
05wt%〜1.6 w t%、さらに好ましくは約0
.07wt%〜1.3wt%である。
:5〜30の数 M ;原料として用いたリン酸モノエステルの残基上記
一般式の中でHO(RO)n−で表わされるポリオキシ
アルキレンヒドロキシル基のnは5〜30、好ましくは
20〜30であり、2つのポリオキシアルキレンヒドロ
キシル基のnの数は、同一でも異なる数でもよい。nが
これより小さし・とリン酸モノエステルの残基が悪影響
を及ぼし、またこれよ抄大きいと十分な効果は得られな
い。Mは原料として用いたリン酸モノエステルの残基で
ある。ポリオキシアルキレン誘導体としては次に述べる
分子量またはリン含有量の範囲内であれば支障なく使用
できる。すなわち前記ポリオキシアルキレン誘導体のゲ
ルパーミェーションクロマトグラフィー法(GPC)で
測定した分子量(ポリスチレン換算)は約1,000〜
s、ooo1好ましくは約2,000〜4,000、さ
らに好ましくは2,500〜4.000であり、リン含
有量は約0.03wt%〜2wt%、好ましくは約0.
05wt%〜1.6 w t%、さらに好ましくは約0
.07wt%〜1.3wt%である。
ポリオキシアルキレン誘導体の含有量は約0.05〜2
.0Wt4、好ましくは約0.2〜1.0wt4である
。含有量がこれより少ないと十分な効果が得られず、こ
れより多くしても有意差のある効果の増大は望めない。
.0Wt4、好ましくは約0.2〜1.0wt4である
。含有量がこれより少ないと十分な効果が得られず、こ
れより多くしても有意差のある効果の増大は望めない。
作動油の場合、使用環境はクローズドシステムであり、
切削油、圧延油などの場合にみられるような潤滑油添加
剤の系外への持ち出しがほとんどなく初期の濃度が維持
される為、過剰な添加はコスト的にもメリットがない。
切削油、圧延油などの場合にみられるような潤滑油添加
剤の系外への持ち出しがほとんどなく初期の濃度が維持
される為、過剰な添加はコスト的にもメリットがない。
前記ポリオキシアルキレン誘導体は、本来水溶性であシ
単独でも使用できるが、単独で使用すると他の成分の組
成および混合割合により水−グリコール系作動液のpH
を低下させる場合がある。
単独でも使用できるが、単独で使用すると他の成分の組
成および混合割合により水−グリコール系作動液のpH
を低下させる場合がある。
この場合は、各種アミン、アルカリ金属等の塩基で中和
して塩の形として添加することが好ましい。
して塩の形として添加することが好ましい。
塩の形にすることKより水−グリコール系作動液の性状
に悪影響を与えない。塩基としては、モルホリン、モノ
エタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、水酸化カリウム等を挙げることができる。
に悪影響を与えない。塩基としては、モルホリン、モノ
エタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、水酸化カリウム等を挙げることができる。
本発明の成分を特定割合で配合する基油は、−般に用い
られる水−グリコール系作動液で、約25〜50壬のグ
リコール類、約10〜20優の増粘剤、約35〜50釜
の水から成る。これに油性剤、潤滑剤、液相防錆剤、気
相防錆剤、金属不活性剤、pH調整剤、消泡剤、着色剤
、その他の添加剤が含まれていても構わない。これら添
加剤の合計配合量は通常的1〜6wt%、好ましくは約
1〜3wt%程度である。
られる水−グリコール系作動液で、約25〜50壬のグ
リコール類、約10〜20優の増粘剤、約35〜50釜
の水から成る。これに油性剤、潤滑剤、液相防錆剤、気
相防錆剤、金属不活性剤、pH調整剤、消泡剤、着色剤
、その他の添加剤が含まれていても構わない。これら添
加剤の合計配合量は通常的1〜6wt%、好ましくは約
1〜3wt%程度である。
増粘剤としては、通常ポリアルキレングリコールもしく
はそのアルキルエーテル誘導体のようなポリエーテル型
増粘剤が用いられ、その具体例とシテハ、多価アルコー
ルのポリオキシアルキレンポリオール、例えば二ニーボ
ール75H90000(三洋化成品)などのポリオキシ
アルキレングリコール、ニューボールV−ZO−C(三
洋化成品)などのポリオキシアルキレントリオール、%
開昭54−105653号記載のポリオキシアルキレン
ポリオール:ボリアミドのポリオキンアルキレンポリオ
ール例えば特公昭51−44275号記載のポリオキシ
アルキレンポリオールおよびこれらの二種以上の混合物
をあげることができる。
はそのアルキルエーテル誘導体のようなポリエーテル型
増粘剤が用いられ、その具体例とシテハ、多価アルコー
ルのポリオキシアルキレンポリオール、例えば二ニーボ
ール75H90000(三洋化成品)などのポリオキシ
アルキレングリコール、ニューボールV−ZO−C(三
洋化成品)などのポリオキシアルキレントリオール、%
開昭54−105653号記載のポリオキシアルキレン
ポリオール:ボリアミドのポリオキンアルキレンポリオ
ール例えば特公昭51−44275号記載のポリオキシ
アルキレンポリオールおよびこれらの二種以上の混合物
をあげることができる。
グリコール類としては、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
リコール、ヘキシレングリコールなどのグリコール類お
よびこれらグリコール類のモノアルキルエーテルが挙げ
られる。
ングリコール、トリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
リコール、ヘキシレングリコールなどのグリコール類お
よびこれらグリコール類のモノアルキルエーテルが挙げ
られる。
潤滑剤としては、オレイン酸などの不飽和脂肪酸、ラウ
リン酸、ステアリン酸などの飽和脂肪酸、芳香族脂肪酸
、ダイマー酸などが挙げられる。
リン酸、ステアリン酸などの飽和脂肪酸、芳香族脂肪酸
、ダイマー酸などが挙げられる。
防錆剤としては有機アミン(モノエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、シクロヘキシルアミン、モルホリン、1,4
−ビス(2−アミノエチル)ピペラジン、2−ヘプタデ
シル−1−(2−ヒドロキシエチル)イミダシリンなど
)、有機アミン誘導体(上記アミンのアルキレンオキシ
ド付加物なト)、カルボン酸アルカリ金属塩、シクロヘ
キシルアミンナイトライドなどが挙げられる。
リエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、シクロヘキシルアミン、モルホリン、1,4
−ビス(2−アミノエチル)ピペラジン、2−ヘプタデ
シル−1−(2−ヒドロキシエチル)イミダシリンなど
)、有機アミン誘導体(上記アミンのアルキレンオキシ
ド付加物なト)、カルボン酸アルカリ金属塩、シクロヘ
キシルアミンナイトライドなどが挙げられる。
消泡剤としてはシリコン化合物の乳化物などが挙げられ
る。
る。
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
(実施例1〜6および比較例1〜12)第1表に示す組
成の混合液を調製した。
成の混合液を調製した。
第1表
第1表中、ポリアルキレングリコールは、エチレンゲリ
コールにエチレンオキシド75wt%およびプロピレン
オキシド25wt%の混合物を反応させて得られる市販
のポリオキシアルキレングリコールで分子量17,00
0の商品名ユニループ75DE−3800(日本油脂■
製品)を用いた。
コールにエチレンオキシド75wt%およびプロピレン
オキシド25wt%の混合物を反応させて得られる市販
のポリオキシアルキレングリコールで分子量17,00
0の商品名ユニループ75DE−3800(日本油脂■
製品)を用いた。
この混合液に対して第2表に示すポリオキシアルキレン
誘導体を添加したものを実施例とし、添加しないものを
比較例として、水−グリコール系作動液を調製した。こ
れらの水−グリコール系作動液を用いてユニスチール転
がり寿命試験1(IP305/単305用い、下肥条件
にて転がり寿命を評価した。
誘導体を添加したものを実施例とし、添加しないものを
比較例として、水−グリコール系作動液を調製した。こ
れらの水−グリコール系作動液を用いてユニスチール転
がり寿命試験1(IP305/単305用い、下肥条件
にて転がり寿命を評価した。
試験条件
回転数 150Orpm
荷重 6601bs
テスト軸受 スラスト玉軸受 $2910P5(NA
CHI) 試験片 5UJ−2標準品 試験ボール 5個 給油法 滴下法(10滴7/分)停止レベル
1.5G 試験回数 5〜7回 評価は、設定条件下、ワッシャ状の試験呼上で玉軸受を
回転させた。運転を続けると試験片の軌道上に疲労によ
る摩耗の小孔すなわちピッチングが発生する。ピッチン
グが発生すると試験部に振動が発生するため、予め1.
5G以上になると停止するように調整した回転停止用振
動計を作動させ試験機を停止させた。疲労寿命時間(h
r)はこの時までの積算時間として求めた。
CHI) 試験片 5UJ−2標準品 試験ボール 5個 給油法 滴下法(10滴7/分)停止レベル
1.5G 試験回数 5〜7回 評価は、設定条件下、ワッシャ状の試験呼上で玉軸受を
回転させた。運転を続けると試験片の軌道上に疲労によ
る摩耗の小孔すなわちピッチングが発生する。ピッチン
グが発生すると試験部に振動が発生するため、予め1.
5G以上になると停止するように調整した回転停止用振
動計を作動させ試験機を停止させた。疲労寿命時間(h
r)はこの時までの積算時間として求めた。
試験は5〜7回行いデーターを累積℃7、ワイブル確率
紙上にプロットして10%寿命、50循寿命を求めた。
紙上にプロットして10%寿命、50循寿命を求めた。
なお本実jl!i例で用いたポリオキシエチレンリン酸
エステルはnは23、GPCで測定した分子量(ポリス
チレン換算)は2.700、リン含有量は1.25wt
%であった。またポリオキシプロビレリン 〉誓エステルは0は23、GPCで測定した分子量(ポ
リスチレン換算)は3,500、リン含有量は1.18
wt%であった。
エステルはnは23、GPCで測定した分子量(ポリス
チレン換算)は2.700、リン含有量は1.25wt
%であった。またポリオキシプロビレリン 〉誓エステルは0は23、GPCで測定した分子量(ポ
リスチレン換算)は3,500、リン含有量は1.18
wt%であった。
実施例および比較例から本発明の水−グリコール系作動
液は、転がり軸受寿命を大幅に延長できることがわかる
。
液は、転がり軸受寿命を大幅に延長できることがわかる
。
ところで、難燃性作動油は苛酷な条件下で長期間使用さ
れる。圧力伝達媒体としてだけでなく油圧ポンプ、油圧
モータのしゅう動部潤滑剤としての作用がある。また、
油圧システムに使用されている各種材質(金属材料、ゴ
ムなど)との適合性も必要である。そこでベーンポンプ
耐久試験を行った。
れる。圧力伝達媒体としてだけでなく油圧ポンプ、油圧
モータのしゅう動部潤滑剤としての作用がある。また、
油圧システムに使用されている各種材質(金属材料、ゴ
ムなど)との適合性も必要である。そこでベーンポンプ
耐久試験を行った。
ベーンポンプ耐久試験
実施例2について作動油としての適合性をポンプ実機試
験を実施して総合評価した。結果を第3表に示す。
験を実施して総合評価した。結果を第3表に示す。
供試ポンプ 油研工1F製
PV2R2−26ペー7ボン7”
試験条件 回転数 120Orpm吐出圧 2
s o ky (/crII2油温 50r 油量 50−e 第3表 〔重量変化(、w)〕 正常な初期摩耗を経過した後摩耗量は飽和して〜・る。
s o ky (/crII2油温 50r 油量 50−e 第3表 〔重量変化(、w)〕 正常な初期摩耗を経過した後摩耗量は飽和して〜・る。
カートリッジの変色やスラッジの付着などは全く認めら
れず、また作動油の一般性状(粘度、pH1予備アル力
リ度など)変化もごく僅かであ抄十分な適合性を示した
。
れず、また作動油の一般性状(粘度、pH1予備アル力
リ度など)変化もごく僅かであ抄十分な適合性を示した
。
同時に実施した、金属材質浸漬試験(JIS K22
34準拠)、及びゴム材質浸漬試験(JIS K630
1準拠)においてもなんら問題なく作動油として十分な
適合性を有することが確認された。
34準拠)、及びゴム材質浸漬試験(JIS K630
1準拠)においてもなんら問題なく作動油として十分な
適合性を有することが確認された。
本発明の水−グリコール系作動液はその成分にポリオキ
シアルキレン誘導体を配合させであるため、潤滑性、特
に転がり軸受のピッチング発生を抑制できる。
シアルキレン誘導体を配合させであるため、潤滑性、特
に転がり軸受のピッチング発生を抑制できる。
また、必要に応じアルカノールアミン、モルホリン、水
酸化カリウムなどの塩として配合することにより、上記
ポリオキシアルキレン誘導体を水−グリコール系作動液
の基油に高温でより均一に溶解させるという効果のみな
らず特定構造に起因して、少量の配合にもかかわらず転
がり軸受寿命を大幅に延長することができた。
酸化カリウムなどの塩として配合することにより、上記
ポリオキシアルキレン誘導体を水−グリコール系作動液
の基油に高温でより均一に溶解させるという効果のみな
らず特定構造に起因して、少量の配合にもかかわらず転
がり軸受寿命を大幅に延長することができた。
さらにこれらの配合は、水−グリコール系作動液が本来
備えている諸性能(難燃性、低温流動性、金属適合性等
)をなんら損なうものではないという効果も有する。
備えている諸性能(難燃性、低温流動性、金属適合性等
)をなんら損なうものではないという効果も有する。
これにより、高圧使用が可能となるため装置がコンパク
ト化される等二次的効果も大である。
ト化される等二次的効果も大である。
特許出願人 株式会社コスモ総合研究所コスモ石油株
式会社
式会社
Claims (1)
- (1)一般式HO(RO)_n−で表されるポリオキシ
アルキレンヒドロキシル基(ここでROはオキシエチレ
ン基またはオキシプロピレン基であり、そしてnは5〜
30の整数である)を2個有する、リン酸モノエステル
のポリオキシアルキレン化物を0.05〜2.0wt%
含有することを特徴とする水−グリコール系作動液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33727190A JPH04202598A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 水―グルコール系作動液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33727190A JPH04202598A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 水―グルコール系作動液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04202598A true JPH04202598A (ja) | 1992-07-23 |
Family
ID=18307042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33727190A Pending JPH04202598A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 水―グルコール系作動液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04202598A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0776695A (ja) * | 1993-09-07 | 1995-03-20 | Sanyo Chem Ind Ltd | 水−グリコール型作動液 |
JP2013194190A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Cci Corp | 作動液 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP33727190A patent/JPH04202598A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0776695A (ja) * | 1993-09-07 | 1995-03-20 | Sanyo Chem Ind Ltd | 水−グリコール型作動液 |
JP2013194190A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Cci Corp | 作動液 |
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