JPH0420064B2 - - Google Patents
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- JPH0420064B2 JPH0420064B2 JP1206684A JP1206684A JPH0420064B2 JP H0420064 B2 JPH0420064 B2 JP H0420064B2 JP 1206684 A JP1206684 A JP 1206684A JP 1206684 A JP1206684 A JP 1206684A JP H0420064 B2 JPH0420064 B2 JP H0420064B2
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- insulation
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、極めて簡易且つ迅速に施工でき、し
かも強固に施工でき、断熱性能が特に優れた断熱
嵌合外囲体に関する。
かも強固に施工でき、断熱性能が特に優れた断熱
嵌合外囲体に関する。
既に出願人は、隣接する建築用板相互を嵌合し
て葺成する屋根又は壁等の嵌合外囲体を良好なる
施工性等の面から種々研究、開発している。しか
るに、その嵌合力を強めようとすると、全長に亘
つて係合しており、この場合に受金具以外の箇所
を嵌合しようとすると、その下側となる被係合用
の山形状部が下方に逃げるようになつて施工する
ことができなかつたり、或いは嵌合しやすいよう
にその係合用段部の傾斜をより挿入しやすい角度
にしたり、或いはその係合部箇所の引掛り部を僅
かにする形状にすると、今度はその嵌合部が弱い
負圧(風圧)でも簡単に外れてしまう重大な欠点
があつた。このため、嵌合部の強度が弱い場合に
は新たにボルト等を固着して強度を増加させてい
る現状であり、施工性が優れ、しかも嵌合の強度
性が優れたものが特に要望されている。さらに、
嵌合外囲体における単位嵌合用建築用板の下面に
発泡合成樹脂製等の断熱材を貼着したものでは、
一層嵌合ができなくなることからこの種の断熱嵌
合外囲体は存在しなかつた。
て葺成する屋根又は壁等の嵌合外囲体を良好なる
施工性等の面から種々研究、開発している。しか
るに、その嵌合力を強めようとすると、全長に亘
つて係合しており、この場合に受金具以外の箇所
を嵌合しようとすると、その下側となる被係合用
の山形状部が下方に逃げるようになつて施工する
ことができなかつたり、或いは嵌合しやすいよう
にその係合用段部の傾斜をより挿入しやすい角度
にしたり、或いはその係合部箇所の引掛り部を僅
かにする形状にすると、今度はその嵌合部が弱い
負圧(風圧)でも簡単に外れてしまう重大な欠点
があつた。このため、嵌合部の強度が弱い場合に
は新たにボルト等を固着して強度を増加させてい
る現状であり、施工性が優れ、しかも嵌合の強度
性が優れたものが特に要望されている。さらに、
嵌合外囲体における単位嵌合用建築用板の下面に
発泡合成樹脂製等の断熱材を貼着したものでは、
一層嵌合ができなくなることからこの種の断熱嵌
合外囲体は存在しなかつた。
そこで発明者は、前記課題を解決すべく、鋭
意、研究を重ねた結果、本発明を、門形状部の両
側に被係合用段部を形成した受金具を母屋等の構
造材上に所定間隔に固着し、主板の両側に、傾斜
状部と係合用段部と上面部と傾斜端縁とからなる
半山形状部を各々設け、主板及び半山形状部の裏
面に発泡合成樹脂製等の断熱材を貼着した断熱嵌
合用建築用板を前記受金具間に載置しつつその係
合用段部と被係合用段部とを係合し、隣接する両
断熱嵌合用建築用板の対向する両半山形状部の傾
斜端縁間を適宜の間隔に設け、且つ断熱材端相互
を重合し、そして頂部の両側に、係合用段部を形
成した傾斜部を設けたキヤツプ材を前記対向する
両半山形状部間に被嵌してキヤツプ材の係合用段
部を断熱嵌合用建築用板の係合用段部に係合して
葺成したことにより、簡易且つ迅速に施工でき、
しかも強固に施工でき、嵌合用建築用板の下面に
発泡合成樹脂製等の断熱材を貼着したものでも好
適に施工でき、前記課題を解決し、その目的を達
成したものである。
意、研究を重ねた結果、本発明を、門形状部の両
側に被係合用段部を形成した受金具を母屋等の構
造材上に所定間隔に固着し、主板の両側に、傾斜
状部と係合用段部と上面部と傾斜端縁とからなる
半山形状部を各々設け、主板及び半山形状部の裏
面に発泡合成樹脂製等の断熱材を貼着した断熱嵌
合用建築用板を前記受金具間に載置しつつその係
合用段部と被係合用段部とを係合し、隣接する両
断熱嵌合用建築用板の対向する両半山形状部の傾
斜端縁間を適宜の間隔に設け、且つ断熱材端相互
を重合し、そして頂部の両側に、係合用段部を形
成した傾斜部を設けたキヤツプ材を前記対向する
両半山形状部間に被嵌してキヤツプ材の係合用段
部を断熱嵌合用建築用板の係合用段部に係合して
葺成したことにより、簡易且つ迅速に施工でき、
しかも強固に施工でき、嵌合用建築用板の下面に
発泡合成樹脂製等の断熱材を貼着したものでも好
適に施工でき、前記課題を解決し、その目的を達
成したものである。
以下、図面の実施例に基づき本発明を説明す
る。第1図乃至第5図等が本発明の断熱嵌合外囲
体の実施例を示すものであり、Aは長手方向に適
宜の長さ又は長尺の断熱嵌合用建築用板であつ
て、これを構成する金属製の嵌合用建築用板は、
主板1の両側に、傾斜状部2bと係合用段部2a
と上面部2cと傾斜端縁2dとからなる半山形状
部2,2が形成されている。該半山形状部2は、
傾斜状部2bの上端より内方に係合用段部2aが
形成され、この上端より外方に上面部2cが屈曲
形成され、さらにこの外端より外方に下向きの傾
斜端縁2dが設けられている。前記嵌合用建築用
板の主板1及び半山形状部2,2の裏面に、発泡
合成樹脂製等の適宜の厚さの断熱材3が貼着さ
れ、且つ該断熱材3の端は前記半山形状部2の傾
斜端縁2dの下端よりも少し突出するように設け
られて断熱嵌合用建築用板Aが構成されている。
前記主板1が広幅の場合には第1図に示すように
必要に応じて中間山形状部1aが膨出形成され
る。又、その半山形状部2,2の高さが高く折版
状に形成されることもある。
る。第1図乃至第5図等が本発明の断熱嵌合外囲
体の実施例を示すものであり、Aは長手方向に適
宜の長さ又は長尺の断熱嵌合用建築用板であつ
て、これを構成する金属製の嵌合用建築用板は、
主板1の両側に、傾斜状部2bと係合用段部2a
と上面部2cと傾斜端縁2dとからなる半山形状
部2,2が形成されている。該半山形状部2は、
傾斜状部2bの上端より内方に係合用段部2aが
形成され、この上端より外方に上面部2cが屈曲
形成され、さらにこの外端より外方に下向きの傾
斜端縁2dが設けられている。前記嵌合用建築用
板の主板1及び半山形状部2,2の裏面に、発泡
合成樹脂製等の適宜の厚さの断熱材3が貼着さ
れ、且つ該断熱材3の端は前記半山形状部2の傾
斜端縁2dの下端よりも少し突出するように設け
られて断熱嵌合用建築用板Aが構成されている。
前記主板1が広幅の場合には第1図に示すように
必要に応じて中間山形状部1aが膨出形成され
る。又、その半山形状部2,2の高さが高く折版
状に形成されることもある。
Bは金属製の受金具であつて、門形状部4の両
肩部に被係合用段部4a,4aが設けられ、その
門形状部4の頂部にV字形部4bが形成され、さ
らに門形状部4の下端に取付部5が一体形成され
ている。該取付部5は門形状部4の両側部下端を
連結するように形成され(第1図、第2図等参
照)、その受金具B全体の断面は、下方が方形で
上形が両側に突出した冠部としたものに相当して
いる。或いはその門形状部4の両側部下端より外
方に取付部5,5が設けらることもある(第4図
等参照)。その被係合用段部4a,4aに前記断
熱嵌合用建築用板Aの係合用段部2a,2aが係
合されるように形成されている。
肩部に被係合用段部4a,4aが設けられ、その
門形状部4の頂部にV字形部4bが形成され、さ
らに門形状部4の下端に取付部5が一体形成され
ている。該取付部5は門形状部4の両側部下端を
連結するように形成され(第1図、第2図等参
照)、その受金具B全体の断面は、下方が方形で
上形が両側に突出した冠部としたものに相当して
いる。或いはその門形状部4の両側部下端より外
方に取付部5,5が設けらることもある(第4図
等参照)。その被係合用段部4a,4aに前記断
熱嵌合用建築用板Aの係合用段部2a,2aが係
合されるように形成されている。
Cは長手方向に適宜の長さ又は長尺の金属製の
キヤツプ材であつて、頂部6の両側に係合用段部
7a,7aを有する傾斜部7,7が一体形成され
ている。又、該傾斜部7,7の下端には、末広り
の端縁7b,7bが必要に応じて設けられてい
る。該端縁7bは、第1図等に示すように断面略
C字状に屈曲されることも多い。その係合用段部
7a,7aは前記断熱嵌合用建築用板Aの係合用
段部2a,2aに係合するように構成されてい
る。
キヤツプ材であつて、頂部6の両側に係合用段部
7a,7aを有する傾斜部7,7が一体形成され
ている。又、該傾斜部7,7の下端には、末広り
の端縁7b,7bが必要に応じて設けられてい
る。該端縁7bは、第1図等に示すように断面略
C字状に屈曲されることも多い。その係合用段部
7a,7aは前記断熱嵌合用建築用板Aの係合用
段部2a,2aに係合するように構成されてい
る。
前記受金具Bが母屋、胴縁等の構造材8上に所
定間隔にドリルビス、ボルト・ナツト等の固着具
9にて固着され、断熱嵌合用建築用板Aが前記受
金具B,B間に載置されつつその半山形状部2が
受金具Bの約半分箇所に被嵌され、係合用段部2
aと被係合用段部4aとが係合される。即ち、受
金具Bの門形状部4の頂部のV字形部4bに傾斜
端縁2dが係止されつつ係合用段部2aと被係合
用段部4aとが係合される。次いで隣接の断熱嵌
合用建築用板Aも前記同様に敷設され、このとき
に、隣接する断熱嵌合用建築用板A,Aの対向す
る半山形状部2,2の傾斜端縁2d,2d端が適
宜の間隔をおいて対設され(図面参照)、且つ断
熱材3,3の端相互が垂下状に折れ曲がりこの裏
面側が重合される。そしてキヤツプ材Cが前記受
金具B箇所の対向する半山形状部2,2間に被嵌
され、キヤツプ材Cの係合用段部7a,7aが隣
接する断熱嵌合用建築用板A,Aの対向する係合
用段部2a,2aに係合され、これらが順次繰り
返されて屋根又は壁等の断熱嵌合外囲体が施工さ
れている。
定間隔にドリルビス、ボルト・ナツト等の固着具
9にて固着され、断熱嵌合用建築用板Aが前記受
金具B,B間に載置されつつその半山形状部2が
受金具Bの約半分箇所に被嵌され、係合用段部2
aと被係合用段部4aとが係合される。即ち、受
金具Bの門形状部4の頂部のV字形部4bに傾斜
端縁2dが係止されつつ係合用段部2aと被係合
用段部4aとが係合される。次いで隣接の断熱嵌
合用建築用板Aも前記同様に敷設され、このとき
に、隣接する断熱嵌合用建築用板A,Aの対向す
る半山形状部2,2の傾斜端縁2d,2d端が適
宜の間隔をおいて対設され(図面参照)、且つ断
熱材3,3の端相互が垂下状に折れ曲がりこの裏
面側が重合される。そしてキヤツプ材Cが前記受
金具B箇所の対向する半山形状部2,2間に被嵌
され、キヤツプ材Cの係合用段部7a,7aが隣
接する断熱嵌合用建築用板A,Aの対向する係合
用段部2a,2aに係合され、これらが順次繰り
返されて屋根又は壁等の断熱嵌合外囲体が施工さ
れている。
前記断熱嵌合用建築用板Aの半山形状部2の上
面部2cは係合用段部2aの上端より外方に傾斜
面と上部頂面とから形成されたり(図面参照)、
弧状面と上部頂面とから形成されている。該上部
頂面は略水平状に形成されたり(図面参照)、こ
の一部又は全体が弧状に上側又は下側に湾曲形成
されていることもある。又、キヤツプ材Cの頂部
6も、前記断熱嵌合用建築用板Aの半山形状部2
の上面部2cに対応等して略水平状に形成された
り(図面参照)、上側又は下側に一部又は全体が
弧状に湾曲形成されていることもある。さらにキ
ヤツプ材Cと前記断熱嵌合用建築用板Aの半山形
状部2の上面部2cとの間に空〓部10が必要に
応じて設けられている。
面部2cは係合用段部2aの上端より外方に傾斜
面と上部頂面とから形成されたり(図面参照)、
弧状面と上部頂面とから形成されている。該上部
頂面は略水平状に形成されたり(図面参照)、こ
の一部又は全体が弧状に上側又は下側に湾曲形成
されていることもある。又、キヤツプ材Cの頂部
6も、前記断熱嵌合用建築用板Aの半山形状部2
の上面部2cに対応等して略水平状に形成された
り(図面参照)、上側又は下側に一部又は全体が
弧状に湾曲形成されていることもある。さらにキ
ヤツプ材Cと前記断熱嵌合用建築用板Aの半山形
状部2の上面部2cとの間に空〓部10が必要に
応じて設けられている。
本発明においては、門形状部4の両側に被係合
用段部4a,4aを形成した受金具Bを母屋等の
構造材8上に所定間隔に固着し、主板1の両側
に、傾斜状部2bと係合用段部2aと上面部2c
と傾斜端縁2dとからなる半山形状部2,2を
各々設け、主板1及び半山形状部2,2の裏面に
発泡合成樹脂製等の断熱材3を貼着した断熱嵌合
用建築用板Aを前記受金具B,B間に載置しつつ
その係合用段部2aと被係合用段部4aとを係合
し、隣接する両断熱嵌合用建築用板A,Aの対向
する両半山形状部2,2の傾斜端縁2d,2d間
を適宜の間隔に設け、且つ断熱材3,3端相互を
重合し、そして頂部6の両側に、係合用段部7
a,7aを形成した傾斜部7,7を設けたキヤツ
プ材Bを前記対向する両半山形状部2,2間に被
嵌してキヤツプ材Bの係合用段部7a,7aを断
熱嵌合用建築用板Aの係合用段部2a,2aに係
合して葺成したことにより、まず、第1にその屋
根又は壁等の断熱嵌合外囲体の施工が簡単且つ迅
速にでき、ひいては施工日数が短縮でき、施工費
を大幅に軽減できるし、第2に強固に断熱嵌合外
囲体を施工でき、第3に断熱性能が特に優れた断
熱嵌合外囲体を簡単に施工できる等の作用効果を
奏する。
用段部4a,4aを形成した受金具Bを母屋等の
構造材8上に所定間隔に固着し、主板1の両側
に、傾斜状部2bと係合用段部2aと上面部2c
と傾斜端縁2dとからなる半山形状部2,2を
各々設け、主板1及び半山形状部2,2の裏面に
発泡合成樹脂製等の断熱材3を貼着した断熱嵌合
用建築用板Aを前記受金具B,B間に載置しつつ
その係合用段部2aと被係合用段部4aとを係合
し、隣接する両断熱嵌合用建築用板A,Aの対向
する両半山形状部2,2の傾斜端縁2d,2d間
を適宜の間隔に設け、且つ断熱材3,3端相互を
重合し、そして頂部6の両側に、係合用段部7
a,7aを形成した傾斜部7,7を設けたキヤツ
プ材Bを前記対向する両半山形状部2,2間に被
嵌してキヤツプ材Bの係合用段部7a,7aを断
熱嵌合用建築用板Aの係合用段部2a,2aに係
合して葺成したことにより、まず、第1にその屋
根又は壁等の断熱嵌合外囲体の施工が簡単且つ迅
速にでき、ひいては施工日数が短縮でき、施工費
を大幅に軽減できるし、第2に強固に断熱嵌合外
囲体を施工でき、第3に断熱性能が特に優れた断
熱嵌合外囲体を簡単に施工できる等の作用効果を
奏する。
該作用効果を詳述すると、その隣接する断熱嵌
合用建築用板A,Aの対向する両半山形状部2,
2の傾斜端縁2d,2d端間を適宜の間隔に設け
る構成であると、キヤツプ材Cを隣接する断熱嵌
合用建築用板A,Aの対向する両半山形状部2,
2箇所に上から嵌合しようとすると、第3図点線
に示すように互いに内方に倒れるように曲がりそ
の左右の係合用段部2a,2a間が窄まるように
なつて前記キヤツプ材Cの両側の係合用段部7
a,7aが極めて挿入しやすくなり、作業員によ
る比較的僅かな押圧力でも簡単に嵌合できる。こ
のことは、係合用段部2a,7aの屈曲傾斜角度
を水平面からみて約30度乃至約60度くらいで嵌合
力を強めた形状にし、キヤツプ材Cの嵌合取付も
強固な形状にし、且つ全長に亘つて係合する構成
にしても、簡単に嵌合できる極めて大きな利点が
ある。但し、その受金具B箇所では、隣接する断
熱嵌合用建築用板A,Aの対向する両半山形状部
2,2箇所に上から嵌合しても、受金具Bの存在
にて両半山形状部2,2が互いに内方に倒れるよ
うに曲がることはないが、この受金具B箇所は断
熱嵌合用建築用板Aの長手方向の一部の点に過ぎ
ず、全体の作業としては前述のように極めて簡易
且つ迅速に嵌合作業ができる。従つて、従来のよ
うに嵌合箇所の下側となる被係合用の山形状部が
より下方に逃げるようになつて施工することがで
きなかつたり、或いは嵌合しやすいようにその係
合用段部の傾斜をより挿入しやすい角度にした
り、或いはその係合部箇所を僅かにするような形
状にすると、今度はその嵌合部が弱い負圧(風
圧)でも簡単に外れてしまう重大な欠点を悉く解
消して、嵌合しやすく、しかも強固なる嵌合力が
得られる断熱嵌合外囲体を提供できる。このため
従来のように嵌合部の強度が弱い場合には新たに
ボルト等を固着して強度を増加させるようなこと
も一切解消できる。このように、その嵌合取付施
工が極めて簡易且つ迅速にできると、その嵌合外
囲体の施工費を著しく軽減できる。
合用建築用板A,Aの対向する両半山形状部2,
2の傾斜端縁2d,2d端間を適宜の間隔に設け
る構成であると、キヤツプ材Cを隣接する断熱嵌
合用建築用板A,Aの対向する両半山形状部2,
2箇所に上から嵌合しようとすると、第3図点線
に示すように互いに内方に倒れるように曲がりそ
の左右の係合用段部2a,2a間が窄まるように
なつて前記キヤツプ材Cの両側の係合用段部7
a,7aが極めて挿入しやすくなり、作業員によ
る比較的僅かな押圧力でも簡単に嵌合できる。こ
のことは、係合用段部2a,7aの屈曲傾斜角度
を水平面からみて約30度乃至約60度くらいで嵌合
力を強めた形状にし、キヤツプ材Cの嵌合取付も
強固な形状にし、且つ全長に亘つて係合する構成
にしても、簡単に嵌合できる極めて大きな利点が
ある。但し、その受金具B箇所では、隣接する断
熱嵌合用建築用板A,Aの対向する両半山形状部
2,2箇所に上から嵌合しても、受金具Bの存在
にて両半山形状部2,2が互いに内方に倒れるよ
うに曲がることはないが、この受金具B箇所は断
熱嵌合用建築用板Aの長手方向の一部の点に過ぎ
ず、全体の作業としては前述のように極めて簡易
且つ迅速に嵌合作業ができる。従つて、従来のよ
うに嵌合箇所の下側となる被係合用の山形状部が
より下方に逃げるようになつて施工することがで
きなかつたり、或いは嵌合しやすいようにその係
合用段部の傾斜をより挿入しやすい角度にした
り、或いはその係合部箇所を僅かにするような形
状にすると、今度はその嵌合部が弱い負圧(風
圧)でも簡単に外れてしまう重大な欠点を悉く解
消して、嵌合しやすく、しかも強固なる嵌合力が
得られる断熱嵌合外囲体を提供できる。このため
従来のように嵌合部の強度が弱い場合には新たに
ボルト等を固着して強度を増加させるようなこと
も一切解消できる。このように、その嵌合取付施
工が極めて簡易且つ迅速にできると、その嵌合外
囲体の施工費を著しく軽減できる。
又、本発明の断熱嵌合用建築用板Aは下面に断
熱材3が貼着されていても、隣接する受金具B,
B間に嵌合するには、片持ちの半山形状部2が受
金具Bが存在する反対方向に適宜屈曲して極めて
簡単に嵌合できるし、受金具B箇所での嵌合後は
その半山形状部2と受金具Bの被係合用段部4a
との押圧力にて断熱材3は略偏平状になつて整然
と施工できるし、さらにキヤツプ材Cを嵌合する
ときには、前述したように受金具B箇所以外では
対向する両半山形状部2,2が互いに内方に倒れ
るように曲がるためにキヤツプ材Cを極めて挿入
しやすくでき、これによつて断熱材3を貼着した
断熱嵌合用建築用板Aであつても、簡単に施工で
きる大きな特長がある。このように構成は簡単な
こととも思えるが、従来ではこの断熱材3を貼着
したもので、嵌合式にし、且つ施工性、強度性の
優れたものは存在しなかつたが、本発明にて初め
てこれを解決できたものである。
熱材3が貼着されていても、隣接する受金具B,
B間に嵌合するには、片持ちの半山形状部2が受
金具Bが存在する反対方向に適宜屈曲して極めて
簡単に嵌合できるし、受金具B箇所での嵌合後は
その半山形状部2と受金具Bの被係合用段部4a
との押圧力にて断熱材3は略偏平状になつて整然
と施工できるし、さらにキヤツプ材Cを嵌合する
ときには、前述したように受金具B箇所以外では
対向する両半山形状部2,2が互いに内方に倒れ
るように曲がるためにキヤツプ材Cを極めて挿入
しやすくでき、これによつて断熱材3を貼着した
断熱嵌合用建築用板Aであつても、簡単に施工で
きる大きな特長がある。このように構成は簡単な
こととも思えるが、従来ではこの断熱材3を貼着
したもので、嵌合式にし、且つ施工性、強度性の
優れたものは存在しなかつたが、本発明にて初め
てこれを解決できたものである。
又、特に本発明では、葺成施工時に、断熱材
3,3端相互を重合したので、その断熱材3を傾
斜端縁2dより単に少し突出するように設けてお
くのみで、葺成時に自ずと屈曲しつつその裏面側
が重合するようになり、その隣接する断熱材3,
3端間に〓間が生ぜず、これによつてこの箇所の
冷橋作用を防止でき、断熱性能を増加させること
ができる。さらに断熱材3の端が、施工状態によ
つて傾斜端縁2dより突出する長さが少しは異な
つても葺成後に下側からみた外観が何等変化しな
いという大きな利点がある。
3,3端相互を重合したので、その断熱材3を傾
斜端縁2dより単に少し突出するように設けてお
くのみで、葺成時に自ずと屈曲しつつその裏面側
が重合するようになり、その隣接する断熱材3,
3端間に〓間が生ぜず、これによつてこの箇所の
冷橋作用を防止でき、断熱性能を増加させること
ができる。さらに断熱材3の端が、施工状態によ
つて傾斜端縁2dより突出する長さが少しは異な
つても葺成後に下側からみた外観が何等変化しな
いという大きな利点がある。
さらに、前述したように、キヤツプ材Cを嵌合
することが極めてスムーズであると、その断熱嵌
合用建築用板Aを構成する嵌合用建築用板の表面
に金属製又は非金属製の皮膜等を塗布した高級鋼
板であつても、その嵌合箇所に傷等の損傷がなく
なり、そこから腐蝕しにくゝなり、断熱嵌合外囲
体全体の耐久性を格段と優れたものにできる。ひ
いては断熱嵌合外囲体の長期の品質保証が可能に
できる。これは維持管理上でも極めて有効な効果
である。さらに、このような耐久力ある壁又は屋
根等の断熱嵌合外囲体は、建築業界において近
時、特に要求されており、具体的には、今までの
3年から5年保証から10年から20年保証の耐久力
が要求されてきた点を本発明にて満足させること
ができる。又、このように嵌合しやすい断熱嵌合
外囲体であると、その嵌合用建築用板及びキヤツ
プ材Cの金属板を厚材にしても、その対向する半
山形状部2,2が簡単に内方に曲がり簡易且つ迅
速に施工できる特長もある。
することが極めてスムーズであると、その断熱嵌
合用建築用板Aを構成する嵌合用建築用板の表面
に金属製又は非金属製の皮膜等を塗布した高級鋼
板であつても、その嵌合箇所に傷等の損傷がなく
なり、そこから腐蝕しにくゝなり、断熱嵌合外囲
体全体の耐久性を格段と優れたものにできる。ひ
いては断熱嵌合外囲体の長期の品質保証が可能に
できる。これは維持管理上でも極めて有効な効果
である。さらに、このような耐久力ある壁又は屋
根等の断熱嵌合外囲体は、建築業界において近
時、特に要求されており、具体的には、今までの
3年から5年保証から10年から20年保証の耐久力
が要求されてきた点を本発明にて満足させること
ができる。又、このように嵌合しやすい断熱嵌合
外囲体であると、その嵌合用建築用板及びキヤツ
プ材Cの金属板を厚材にしても、その対向する半
山形状部2,2が簡単に内方に曲がり簡易且つ迅
速に施工できる特長もある。
又、前記受金具Bに断熱嵌合用建築用板A及び
キヤツプ材Cを固着せず、嵌合のみのため、その
断熱嵌合用建築用板A又はキヤツプ材Cが外気に
応じてその長手方向に熱伸縮しても、相対的に摺
動等して好適に対応でき、その断熱嵌合用建築用
板A及びキヤツプ材Cには何等の熱応力が生ぜ
ず、これによつて熱歪等の発生も確実に防止でき
るし、板鳴現象の発生も防止できる。
キヤツプ材Cを固着せず、嵌合のみのため、その
断熱嵌合用建築用板A又はキヤツプ材Cが外気に
応じてその長手方向に熱伸縮しても、相対的に摺
動等して好適に対応でき、その断熱嵌合用建築用
板A及びキヤツプ材Cには何等の熱応力が生ぜ
ず、これによつて熱歪等の発生も確実に防止でき
るし、板鳴現象の発生も防止できる。
又、本発明の断熱嵌合用建築用板Aは幅方向に
左右対称であるため、葺成方向に関係なく施工現
場のどの位置からでも断熱嵌合用建築用板Aを葺
成施工できる利点があるし、施工後にあつては、
断熱嵌合外囲体の適所の一部が破損等した場合に
取替補修作業が簡単にできる利点もある。
左右対称であるため、葺成方向に関係なく施工現
場のどの位置からでも断熱嵌合用建築用板Aを葺
成施工できる利点があるし、施工後にあつては、
断熱嵌合外囲体の適所の一部が破損等した場合に
取替補修作業が簡単にできる利点もある。
なお、キヤツプ材Cの傾斜部7の端に、断面略
C字状の端縁7bを形成すれば、該端縁7bと断
熱嵌合用建築用板Aの半山形状部2の傾斜状部2
bとの間に空〓部が形成され、毛管現象を阻止で
き、そこから雨水は浸入しにくくなり、水密性
(雨仕舞)を良好にできる。さらにキヤツプ材C
と前記断熱嵌合用建築用板Aの半山形状部2の上
面部2cとの間に空〓部10を形成すれば、これ
によつても毛管現象を阻止でき、一層確実なる水
密性(雨仕舞)を確保できる。
C字状の端縁7bを形成すれば、該端縁7bと断
熱嵌合用建築用板Aの半山形状部2の傾斜状部2
bとの間に空〓部が形成され、毛管現象を阻止で
き、そこから雨水は浸入しにくくなり、水密性
(雨仕舞)を良好にできる。さらにキヤツプ材C
と前記断熱嵌合用建築用板Aの半山形状部2の上
面部2cとの間に空〓部10を形成すれば、これ
によつても毛管現象を阻止でき、一層確実なる水
密性(雨仕舞)を確保できる。
図面は本発明の一実施例を示すものであつて、
その第1図は本発明の斜視図、第2図は第1図の
受金具取付箇所の断面図、第3図は第1図の受金
具取付箇所以外の箇所の断面図、第4図は本発明
の別の実施例の受金具取付箇所の断面図、第5図
は隣接する断熱嵌合用建築用板の対向する半山形
状部箇所の一部斜視図である。 A……断熱嵌合用建築用板、B……受金具、C
……キヤツプ材、1……主板、2……半山形状
部、2a,7a……係合用段部、2b……傾斜状
部、2c……上面部、2d……傾斜端縁、3……
断熱材、4……門形状部、4a……被係合用段
部、6……頂部、7……傾斜部、8……構造材。
その第1図は本発明の斜視図、第2図は第1図の
受金具取付箇所の断面図、第3図は第1図の受金
具取付箇所以外の箇所の断面図、第4図は本発明
の別の実施例の受金具取付箇所の断面図、第5図
は隣接する断熱嵌合用建築用板の対向する半山形
状部箇所の一部斜視図である。 A……断熱嵌合用建築用板、B……受金具、C
……キヤツプ材、1……主板、2……半山形状
部、2a,7a……係合用段部、2b……傾斜状
部、2c……上面部、2d……傾斜端縁、3……
断熱材、4……門形状部、4a……被係合用段
部、6……頂部、7……傾斜部、8……構造材。
Claims (1)
- 1 門形状部の両側に被係合用段部を形成した受
金具を母屋等の構造材上に所定間隔に固着し、主
板の両側に、傾斜状部と係合用段部と上面部と傾
斜端縁とからなる半山形状部を各々設け、主板及
び半山形状部の裏面に発泡合成樹脂製等の断熱材
を貼着した断熱嵌合用建築用板を前記受金具間に
載置しつつその係合用段部と被係合用段部とを係
合し、隣接する両断熱嵌合用建築用板の対向する
両半山形状部の傾斜端縁間を適宜の間隔に設け、
且つ断熱材端相互を重合し、そして頂部の両側
に、係合用段部を形成した傾斜部を設けたキヤツ
プ材を前記対向する両半山形状部間に被嵌してキ
ヤツプ材の係合用段部を断熱嵌合用建築用板の係
合用段部に係合して葺成したことを特徴とした断
熱嵌合外囲体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1206684A JPS60156852A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 断熱嵌合外囲体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1206684A JPS60156852A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 断熱嵌合外囲体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60156852A JPS60156852A (ja) | 1985-08-17 |
JPH0420064B2 true JPH0420064B2 (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=11795226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1206684A Granted JPS60156852A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 断熱嵌合外囲体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60156852A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07116797B2 (ja) * | 1991-09-05 | 1995-12-18 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 折版屋根 |
JPH07116800B2 (ja) * | 1991-11-06 | 1995-12-18 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 折版屋根板用固定具 |
JP2542546B2 (ja) * | 1992-03-31 | 1996-10-09 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 折版屋根及びその施工方法 |
-
1984
- 1984-01-27 JP JP1206684A patent/JPS60156852A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60156852A (ja) | 1985-08-17 |
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