JPH04173917A - 誘導加熱による焼ならし方法 - Google Patents
誘導加熱による焼ならし方法Info
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- JPH04173917A JPH04173917A JP2298373A JP29837390A JPH04173917A JP H04173917 A JPH04173917 A JP H04173917A JP 2298373 A JP2298373 A JP 2298373A JP 29837390 A JP29837390 A JP 29837390A JP H04173917 A JPH04173917 A JP H04173917A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は誘導加熱による焼ならし方法に関するものであ
る。
る。
[従来の技術]
鉄鋼の前加工の影響を除去し、結晶粒を微細化して、機
械的性質を改善するために焼ならし加工を行うことは、
特開昭56−150127号公報等に開示されている如
く周知であり、そして、その焼ならし加工は電気炉を用
いて行うのが一般的であった。
械的性質を改善するために焼ならし加工を行うことは、
特開昭56−150127号公報等に開示されている如
く周知であり、そして、その焼ならし加工は電気炉を用
いて行うのが一般的であった。
[本発明が解決しようとする課題]
ところが、電気炉による焼ならし加工では、高温空気に
よる鋼の脱炭量の増大、高温空気により酸化スケールの
発生、広いスペースが必要、被加熱物の温度上昇に要す
る時間及び一定温度保持時間が長く処理能力が低下、焼
ならし装置の移転不可、スペースの増大、イニシャルコ
ストおよびランニングコストが高い等の不具合があった
。
よる鋼の脱炭量の増大、高温空気により酸化スケールの
発生、広いスペースが必要、被加熱物の温度上昇に要す
る時間及び一定温度保持時間が長く処理能力が低下、焼
ならし装置の移転不可、スペースの増大、イニシャルコ
ストおよびランニングコストが高い等の不具合があった
。
本発明者らは研究の結果、鋼材における断面全体が平均
に焼ならしに必要な温度に達していれば、前記一定温度
保持時間を長時間とる必要がないことを見出し、焼なら
し後の組織及び硬度試験から確認した。
に焼ならしに必要な温度に達していれば、前記一定温度
保持時間を長時間とる必要がないことを見出し、焼なら
し後の組織及び硬度試験から確認した。
本発明は上記研究に基づき上述の従来技術の不具合を解
決し、錆の脱炭量および酸化スケール量が少なく、焼な
らし装置の移設が可能となり、広いスペースが不要とな
り、処理能力が増大し、焼ならし装置のイニシャルコス
トおよびランニングコストが少ない等の利点のある誘導
加熱による焼ならし方法を提供することを目的とするも
のである。
決し、錆の脱炭量および酸化スケール量が少なく、焼な
らし装置の移設が可能となり、広いスペースが不要とな
り、処理能力が増大し、焼ならし装置のイニシャルコス
トおよびランニングコストが少ない等の利点のある誘導
加熱による焼ならし方法を提供することを目的とするも
のである。
[ll1題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明の誘導加熱による焼
ならし方法は、ケース内に空隙をもって内筒を設置し、
該内筒外周部に誘導加熱コイルを配設した加熱装置の前
記内筒内にほゞ密閉的に、被加熱物を収納し、該首加熱
物を、加熱温度勾配が順次緩くなる複数の加熱ステップ
と各加熱ステップ間に所定の温度保持期間を設けて設定
焼ならし温度に到達するように設定した加熱パターンに
より加熱するようにしたことを特徴とする。
ならし方法は、ケース内に空隙をもって内筒を設置し、
該内筒外周部に誘導加熱コイルを配設した加熱装置の前
記内筒内にほゞ密閉的に、被加熱物を収納し、該首加熱
物を、加熱温度勾配が順次緩くなる複数の加熱ステップ
と各加熱ステップ間に所定の温度保持期間を設けて設定
焼ならし温度に到達するように設定した加熱パターンに
より加熱するようにしたことを特徴とする。
[作 用]
先ず、被加熱物Wは第1の加熱ステップ■において設定
焼ならし温度Tsの1/2又は1/2を若干超過した温
度T□まで大なる温度勾配αの加熱速度でもって急速加
熱が行われる。
焼ならし温度Tsの1/2又は1/2を若干超過した温
度T□まで大なる温度勾配αの加熱速度でもって急速加
熱が行われる。
上記温度T1到達時、被加熱物Wの内外周部に温度差が
生じているが、第1の保持期間m1において、ケース1
1や内筒12による雰囲気加熱が行われ、これによって
上記温度差は零又は略零となる。
生じているが、第1の保持期間m1において、ケース1
1や内筒12による雰囲気加熱が行われ、これによって
上記温度差は零又は略零となる。
次に、上記第1の保持期間m2経過時に上記温度勾配α
よりも小さい温度勾配βの加熱速度でもって温度T2ま
で加熱が行われる。
よりも小さい温度勾配βの加熱速度でもって温度T2ま
で加熱が行われる。
上記温度T2到達時、再び被加熱物Wの内外周部に温度
差が生ずるが、第2の保持期間m2において、上記第1
の保持期間m1と同様にケース11や内筒12による雰
囲気加熱が行われ、これによって上記温度差は零又は略
零となる。
差が生ずるが、第2の保持期間m2において、上記第1
の保持期間m1と同様にケース11や内筒12による雰
囲気加熱が行われ、これによって上記温度差は零又は略
零となる。
さらに、第2の保持期間m2経過時に、上記温度勾配β
よりも小さい温度勾配γの加熱速度でもって設定焼なら
し温度Tsまで加熱が行われる。
よりも小さい温度勾配γの加熱速度でもって設定焼なら
し温度Tsまで加熱が行われる。
上記温度Ts到達時、再び被加熱物Wの内外周部にわず
かな温度差が生ずるが、第3の保持期間m、において上
記第1.第2の保持期間m、m2と同様にケース11が
内筒12による雰囲気加熱が行われ、これによって上記
温度差は零又は略零となる。
かな温度差が生ずるが、第3の保持期間m、において上
記第1.第2の保持期間m、m2と同様にケース11が
内筒12による雰囲気加熱が行われ、これによって上記
温度差は零又は略零となる。
被加熱物Wは以上の加熱パターンによって極めて短時間
のうちに、内外周の温度差を零または略零の状態で設定
焼ならし温度Tsまで加熱され。
のうちに、内外周の温度差を零または略零の状態で設定
焼ならし温度Tsまで加熱され。
被加熱物Wの内部組織の結晶粒が一様に微細化され、そ
の機械的性質が改善される。
の機械的性質が改善される。
[実施例]
以下、本発明の誘導加熱による焼ならし方法の実施例を
図について説明する。
図について説明する。
第1図乃至第4図は、本発明の実施例における焼ならし
装置1を示すもので、制御部21と操作部22とから構
成された制御操作部2、発振部(インバータ)3、整合
部4、加熱部5、冷却部6、熱交換部7、赤外線放射温
度計8およびコンバータ9から構成さ・れ、夫々図のよ
うに接続されている。
装置1を示すもので、制御部21と操作部22とから構
成された制御操作部2、発振部(インバータ)3、整合
部4、加熱部5、冷却部6、熱交換部7、赤外線放射温
度計8およびコンバータ9から構成さ・れ、夫々図のよ
うに接続されている。
上記焼ならし装置1の要部をさらに詳述すると、上記制
御操作部2の制御部21には第5図に示すような予め設
定された加熱パターンPのプログラムが記録されている
。この加熱パターンPは、先ず被加熱物Wの内外周部の
温度差を最大限に生じさせでも良い限界とする温度、即
ちAc、またはAQQI点以上の予め設定されたところ
の設定焼ならし温度Tsの172又は1/2を若干超過
した温度T工温度勾配αの加熱速度でもって被加熱物W
を急速加熱する加熱ステップI、次に供給する高周波電
流を一時的に略零とし、上記加熱ステップIにおいて到
達した温度T1に保持する第1の保持期間m□、次に上
記加熱ステップIの温度勾配αよりも小さい温度勾配β
の加熱速度でもって被加熱物Wを上記温度T1と設定焼
ならし温度TSとの中間の温度T2まで加熱する加熱ス
テップ■、次に、供給する高周波電流を一時的に略零と
し、上記加熱ステップ■において到達した温度T2に一
定に保持する第2の保持期間m2、そして上記加熱ステ
ップ■の温度勾配βよりも小さい温度勾配γの加熱速度
でもって被加熱物Wを上記設定焼ならし温度Tsまで緩
やかに加熱する加熱ステップ■、さらに上記加熱ステッ
プ■において到達した設定焼ならし温度Tsに一定保持
する第3の保持期間m、からなっている。制御部21の
上記加熱パターンPに基づく制御信号が自動又は手動に
より操作可能な操作部22を経て発振部3に出力される
ようになっている。
御操作部2の制御部21には第5図に示すような予め設
定された加熱パターンPのプログラムが記録されている
。この加熱パターンPは、先ず被加熱物Wの内外周部の
温度差を最大限に生じさせでも良い限界とする温度、即
ちAc、またはAQQI点以上の予め設定されたところ
の設定焼ならし温度Tsの172又は1/2を若干超過
した温度T工温度勾配αの加熱速度でもって被加熱物W
を急速加熱する加熱ステップI、次に供給する高周波電
流を一時的に略零とし、上記加熱ステップIにおいて到
達した温度T1に保持する第1の保持期間m□、次に上
記加熱ステップIの温度勾配αよりも小さい温度勾配β
の加熱速度でもって被加熱物Wを上記温度T1と設定焼
ならし温度TSとの中間の温度T2まで加熱する加熱ス
テップ■、次に、供給する高周波電流を一時的に略零と
し、上記加熱ステップ■において到達した温度T2に一
定に保持する第2の保持期間m2、そして上記加熱ステ
ップ■の温度勾配βよりも小さい温度勾配γの加熱速度
でもって被加熱物Wを上記設定焼ならし温度Tsまで緩
やかに加熱する加熱ステップ■、さらに上記加熱ステッ
プ■において到達した設定焼ならし温度Tsに一定保持
する第3の保持期間m、からなっている。制御部21の
上記加熱パターンPに基づく制御信号が自動又は手動に
より操作可能な操作部22を経て発振部3に出力される
ようになっている。
発振部3は、上記操作部22からの出力に応じて加熱コ
イル13に高周波電流を供給するようになっている。
イル13に高周波電流を供給するようになっている。
整合部4は1周知のものと同様に発振部3からの高周波
電流を整合して加熱コイル13に供給するものである。
電流を整合して加熱コイル13に供給するものである。
また、加熱部5は第2図、第3図に示すように、底部中
央に円形開口10を有する箱状のケース11の内部に、
適宜の空隙Sをもって保温性を考慮してカオウール等の
ガラス繊維から構成され、下端開放とした円筒状の内筒
12が前記開口10と同心的に設置されている。上記内
筒12の外周部に高周波誘導加熱コイル13が配設され
ている。
央に円形開口10を有する箱状のケース11の内部に、
適宜の空隙Sをもって保温性を考慮してカオウール等の
ガラス繊維から構成され、下端開放とした円筒状の内筒
12が前記開口10と同心的に設置されている。上記内
筒12の外周部に高周波誘導加熱コイル13が配設され
ている。
上記コイル13は整合部4を介して発振部3に接続され
ている。
ている。
上記ケース11の開口10側には、リングギア等の被加
熱物Wを載置する台部14と上記開口10をその外側よ
り被覆するカバ一部15とからなる載置カバ一体16が
アクチュエータにより上下動自在に設けられている。
熱物Wを載置する台部14と上記開口10をその外側よ
り被覆するカバ一部15とからなる載置カバ一体16が
アクチュエータにより上下動自在に設けられている。
18は加熱部5のベースで、その上面に形成された上記
カバ一部15と同径の円形開口19に上記載置カバ一体
16が嵌装された位置において、上記被加熱物Wの取入
れ、取出しが行われるように構成されている。
カバ一部15と同径の円形開口19に上記載置カバ一体
16が嵌装された位置において、上記被加熱物Wの取入
れ、取出しが行われるように構成されている。
また、lla、12aは夫々ケース11、内筒12の上
面に設けられた赤外線放射温度計8の計測用開口である
。
面に設けられた赤外線放射温度計8の計測用開口である
。
上記赤外線温度計8は、加熱部5内における被加熱物W
の温度を検出するものであり、その検出された温度はコ
ンバータ9により変換されて制御操作部2にフィードバ
ックされるようになっている。
の温度を検出するものであり、その検出された温度はコ
ンバータ9により変換されて制御操作部2にフィードバ
ックされるようになっている。
上述のように構成された焼ならし装置1を使用して被加
熱物Wに焼ならし加工を施した場合について説明する。
熱物Wに焼ならし加工を施した場合について説明する。
先ず、被加熱物Wは第1の加熱ステップ■において設定
節ならし温度Tsの1/2又は1/2を若干超過した温
度T□まで大なる温度勾配αの加熱速度でもって急速加
熱が行われる。
節ならし温度Tsの1/2又は1/2を若干超過した温
度T□まで大なる温度勾配αの加熱速度でもって急速加
熱が行われる。
上記温度T1到達時、被加熱物Wの内外周部に温度差が
生じているが、第1の保持期間m工において、ケース1
1や内筒12による雰囲気加熱が行われ、これによって
上記温度差は零又は略零となる。
生じているが、第1の保持期間m工において、ケース1
1や内筒12による雰囲気加熱が行われ、これによって
上記温度差は零又は略零となる。
次に、上記第1の保持期間m2経過時に上記温度勾配α
よりも小さい温度勾配βの加熱速度でもって温度T2ま
で加熱が行われる。
よりも小さい温度勾配βの加熱速度でもって温度T2ま
で加熱が行われる。
上記温度T2到達時、再び被加熱物Wの内外周部に温度
差が生ずるが、第2の保持期間m2におい、て、上記第
1の保持期間m□と同様にケース11や内筒12による
雰囲気加熱が行われ、これによって上記温度差は零又は
略零となる。
差が生ずるが、第2の保持期間m2におい、て、上記第
1の保持期間m□と同様にケース11や内筒12による
雰囲気加熱が行われ、これによって上記温度差は零又は
略零となる。
さらに、第2の保持期間m2経過時に、上記温度勾配β
よりも小さい温度勾配γの加熱速度でもって設定節なら
し温度Tsまで加熱が行われる。
よりも小さい温度勾配γの加熱速度でもって設定節なら
し温度Tsまで加熱が行われる。
上記温度Ts到達時、再び被加熱物Wの内外周部にわず
かな温度差が生ずるが、第3の保持期間m□において上
記第1.第2の保持期間m、m、と同様にケース11や
内筒12による雰囲気加熱が行われ、これによって上記
温度差は零又は略零となる。
かな温度差が生ずるが、第3の保持期間m□において上
記第1.第2の保持期間m、m、と同様にケース11や
内筒12による雰囲気加熱が行われ、これによって上記
温度差は零又は略零となる。
被加熱物Wは以上の加熱パターンによって極めて短時間
のうちに、内外周の温度差を零または略零の状態で設定
節ならし温度Tsまで加熱され、被加熱物Wの内部組織
の結晶粒が一様に微細化され、その機械的性質が改善さ
れる。
のうちに、内外周の温度差を零または略零の状態で設定
節ならし温度Tsまで加熱され、被加熱物Wの内部組織
の結晶粒が一様に微細化され、その機械的性質が改善さ
れる。
なお、被加熱物Wを設定節ならし温度Tsまで加熱した
後に、空気中で冷却することは周知の通りであるが、設
定節ならし温度Tsにおいて温度保持期間は従来加工方
法と比較して極めて短くて済む利点がある。
後に、空気中で冷却することは周知の通りであるが、設
定節ならし温度Tsにおいて温度保持期間は従来加工方
法と比較して極めて短くて済む利点がある。
第6図、第7図は、本発明の誘導加熱による焼ならし方
法の実験例を示している。
法の実験例を示している。
第6図の第1の実験例は、加熱周波数2.5に&、加熱
出力90K11によって焼ならしを行なった場合の例で
ある。約280秒で約800℃に到達し、最終の加熱ス
テップを終了している。
出力90K11によって焼ならしを行なった場合の例で
ある。約280秒で約800℃に到達し、最終の加熱ス
テップを終了している。
第7図の第2の実験例は、加熱周波数2.5に&、加熱
出力95KWによって焼ならしを行った場合の例である
。約250秒で約820℃に到達し、最終の加熱ステッ
プを終了している。
出力95KWによって焼ならしを行った場合の例である
。約250秒で約820℃に到達し、最終の加熱ステッ
プを終了している。
第8図は、本発明による焼ならし加エイを従来の電気炉
による焼ならし加工口との被加熱物Wの同一硬度、組織
を得るに要する加工時間比較図である。
による焼ならし加工口との被加熱物Wの同一硬度、組織
を得るに要する加工時間比較図である。
本発明による焼ならし加エイの方が従来の焼ならし加工
口に比較して加工時間が極めて短いことがわかる。
口に比較して加工時間が極めて短いことがわかる。
なお、上記実験例および実験例は高周波電流(電力)に
よる誘導加熱を行う場合について記述したが、被加熱物
(W)の種類、構造、あるいは多くの被加熱物(W)を
加熱部に平面的に収納して焼ならし加工を行なう場合等
にあっては、低周波電流(電力)による誘導加熱を使用
することも可能である。
よる誘導加熱を行う場合について記述したが、被加熱物
(W)の種類、構造、あるいは多くの被加熱物(W)を
加熱部に平面的に収納して焼ならし加工を行なう場合等
にあっては、低周波電流(電力)による誘導加熱を使用
することも可能である。
[発明の効果コ
以上のように、本発明の誘導加熱による焼ならし方法は
ケース内に空隙をもって内筒を設置し、該内筒外局部に
誘導加熱コイルを配設した加熱装置の前記内筒内にはり
密閉的に、被加熱物を収納し、該被加熱物を、加熱温度
勾配が順次緩(なる複数の加熱ステップと各加熱ステッ
プ間に所定の温度保持期間を設けて設定焼ならし温度に
到達するように設定した加熱パターンにより急速均一加
熱するようにしたことを特徴とするので、鋼の脱炭量お
よび酸化スケール量が少なく、焼ならし装置の移動が可
能となり、広いスペースが不要となり、加工時間が著し
く短縮され処理能力が増大し、焼ならし装置のイニシャ
ルコストおよびランニングコストが少なくなる等の効果
がある。
ケース内に空隙をもって内筒を設置し、該内筒外局部に
誘導加熱コイルを配設した加熱装置の前記内筒内にはり
密閉的に、被加熱物を収納し、該被加熱物を、加熱温度
勾配が順次緩(なる複数の加熱ステップと各加熱ステッ
プ間に所定の温度保持期間を設けて設定焼ならし温度に
到達するように設定した加熱パターンにより急速均一加
熱するようにしたことを特徴とするので、鋼の脱炭量お
よび酸化スケール量が少なく、焼ならし装置の移動が可
能となり、広いスペースが不要となり、加工時間が著し
く短縮され処理能力が増大し、焼ならし装置のイニシャ
ルコストおよびランニングコストが少なくなる等の効果
がある。
第1図は本発明の実施例における焼ならし装置の平面図
、第2図は上記節ならし装置の加熱部の一部破断斜視図
、第3図は上記加熱部の縦断面図、第4図は上記実施例
における加熱制御系統を示す概略図、第5図は加熱パタ
ーンを示す図、第6図。 第7図は実験例を示す特性図、第8図は本発明の焼なら
し加工と従来の焼ならし加工との比較特性図である。 1・・・焼ならし装置、2・・・制御操作部、3・・・
発振部。 4・・・整合部、5・・・加熱部、6・・・冷却部、7
・・・熱交換部、8・・・赤外線放射温度計、9・・・
コンバータ、11・・・ケース、12・・・内筒、13
・・・高周波誘導コイル、14・・・台部、15・・・
カバ一部、16・・・載置カバ一体、17・・・アクチ
ュエータ、18・・・ベース特 許 出 願 人 自動
車部品工業株式会社同 上 日電高周波株式会
社 M1図 第8図 第4図
、第2図は上記節ならし装置の加熱部の一部破断斜視図
、第3図は上記加熱部の縦断面図、第4図は上記実施例
における加熱制御系統を示す概略図、第5図は加熱パタ
ーンを示す図、第6図。 第7図は実験例を示す特性図、第8図は本発明の焼なら
し加工と従来の焼ならし加工との比較特性図である。 1・・・焼ならし装置、2・・・制御操作部、3・・・
発振部。 4・・・整合部、5・・・加熱部、6・・・冷却部、7
・・・熱交換部、8・・・赤外線放射温度計、9・・・
コンバータ、11・・・ケース、12・・・内筒、13
・・・高周波誘導コイル、14・・・台部、15・・・
カバ一部、16・・・載置カバ一体、17・・・アクチ
ュエータ、18・・・ベース特 許 出 願 人 自動
車部品工業株式会社同 上 日電高周波株式会
社 M1図 第8図 第4図
Claims (1)
- ケース内に空隙をもって内筒を設置し、該内筒外周部に
誘導加熱コイルを配設した加熱装置の前記内筒内にほゞ
密閉的に、被加熱物を収納し、該被加熱物を、加熱温度
勾配が順次緩くなる複数の加熱ステップと各加熱ステッ
プ間に所定の温度保持期間を設けて設定焼ならし温度に
到達するように設定した加熱パターンにより加熱するよ
うにしたことを特徴とする誘導加熱による焼ならし方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2298373A JPH04173917A (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 誘導加熱による焼ならし方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2298373A JPH04173917A (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 誘導加熱による焼ならし方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04173917A true JPH04173917A (ja) | 1992-06-22 |
Family
ID=17858851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2298373A Pending JPH04173917A (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 誘導加熱による焼ならし方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04173917A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007262461A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Ntn Corp | 段階加熱を用いた誘導加熱方法及びその加熱を用いた誘導加熱装置 |
JP2008223060A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Ihi Corp | 真空浸炭処理方法及び真空浸炭処理装置 |
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