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JPH04159180A - 前後輪駆動型車両の前輪懸架装置 - Google Patents

前後輪駆動型車両の前輪懸架装置

Info

Publication number
JPH04159180A
JPH04159180A JP2284205A JP28420590A JPH04159180A JP H04159180 A JPH04159180 A JP H04159180A JP 2284205 A JP2284205 A JP 2284205A JP 28420590 A JP28420590 A JP 28420590A JP H04159180 A JPH04159180 A JP H04159180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front wheel
knuckle
hub
arm
axle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2284205A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Sasaki
薫 佐々木
Hiroshi Takimoto
宏 瀧本
Masahiro Ito
正博 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2284205A priority Critical patent/JPH04159180A/ja
Publication of JPH04159180A publication Critical patent/JPH04159180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K21/00Steering devices
    • B62K21/005Steering pivot axis arranged within the wheel, e.g. for a hub center steering arrangement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は前後輪駆動型車両の前輪懸架装置に関し、特に
前輪にエンジン駆動力を伝えると共に前輪を操舵自在に
支持する前輪軸の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の前後輪駆動型車両の前輪懸架装置としては、特開
昭61−143270号公報に開示されたものがある。
これは、自動3輪車の前輪を上下揺動自在な1本のスイ
ングアームによって支持したものであり、エンジンの動
力を前輪へ伝達する前輪駆動装置がこのスイングアーム
に内蔵されていた。この前輪懸架装置では、前輪の車軸
を軸心部で回転自在に支持する筒体がスイングアームの
前端部に上下2つのピボットを介して操舵自在に連結さ
れており、前記車軸が等速ジヨイントを介してスイング
アームの前輪駆動装置に連結されていた。なお、前記ピ
ボットおよび等速ジヨイントは操舵軸線上に位置づけら
れており、筒体が操舵装置によって操舵軸線を中心に回
動した際5こもエンジンの動力が車軸へ伝達されるよう
に構成されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに1、このように構成された従来の前輪懸架装置
では、ホイールアライメントを決定するにあたって設計
上の自由文が低いという問題があった。これは、テレス
コピック式フロントフォークを採用した前輪懸架装置で
はフォークオフセットを変えることによってキャスター
角を変えずにトレールを変えることができるが、上述し
たようなスイングアーム式の前輪懸架装置では、キャス
ター角度を変えない限りトレールを変えることができな
いからである。すなわち、従来の前輪懸架装置でトレー
ルを変えるには、筒体とスイングアームとを連結する上
下2つのピボットの位置を変えてキャスター角度を変え
なければならない。
(課題を解決するための手段〕 本発明に係る前後輪駆動型車両の前輪懸架装置は、前輪
を操舵自在に支持する上下揺動自在なスイングアームを
、前輪駆動用伝動装置が設けられたロアアームと、この
ロアアームの揺動端との間にす、クルが介装されてロア
アームと共に平行リンクを構成するアッパーアームとに
よって形成し、このアッパーアームに前記ナックルを操
舵自在に連結すると共に、前記ロアアームとナックルと
を、前輪および前輪に結合された内歯車を回転自在に支
持するナックル固定ハブと、前記内歯車に噛合する歯車
が設けられかつ前輪の軸心とは偏心して前記ナックル固
定ハブに回転自在に設けられた第1車軸と、操舵軸線上
に位置するユニバーサルジヨイントを介して前記第1車
軸に連結されかつロアアームに軸支されて前輪駆動用伝
動装置に連結される第2車軸とによって連結したもので
ある。
〔作 用〕
ナックル固定ハブのナックルに対する取付は位置を変え
てこのハブの軸心位置を前後に偏位させることによって
、前輪が前後してトレールが変化する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第8図によって
詳細に説明する。
第1回は本発明に係る前輪懸架装置を採用した前後輪駆
動型自動二輪車の側面図、第2図は同じく車体構成を示
す平面図、第3図は第1図におけるロアアームブラケッ
トの■−■線断面図、第4図は第1図におけるII−I
V線断面図、第5図は動力伝達装置の要部を拡大して示
す断面図、第6図は動力伝達装置の前輪駆動部を拡大し
て示す断面図、第7図は前輪操舵装置を拡大して示す平
面図、第8図はトレール変化を示す前輪懸架装置の概略
構成図である。これらの図において、■は前後輪駆動型
自動二輪車、2はこの自動二輪車1のエンジンで、この
エンジン2は、側面視口字状に形成された左右一対の主
フレーム3に支持されている。
主フレーム3は、車体前後方向へ延設された上下の水平
パイプ3a、3bと、これらの水平パイプ3a、3bを
前端部分で連結するロアアームブラケット3cと、水平
パイプ3a、3bを後端部分で連結するリヤアームブラ
ケット3dとから構成されている。また、左右のロアア
ームブラケット3cは、上側水平パイプ3aに結合され
るものと、下側水平パイプ3bに結合されるものとに分
割形成されており、両部材はボルトによって連結されて
いる。なお、下側水平パイプ3bの後端はリヤアームブ
ラケット3dにボルト止めされている。
また、左右のロアアームブラケット3cのうち車体左側
に位置する方のロアアームブラケソ)3cは、第3図に
示すように、後述するロアアームを避けるために車幅方
向外側へ屈曲して形成されている。そして、左右の主フ
レーム3どうしは、左右のロアアームブラケット3Cに
エンジン支持ブラケット3eを介してエンジン2を連結
させると共に、左右のリヤアームブラケット3d間にク
ロスメンバ3f、3gを横架させることによって連結さ
れている。
4は後輪、5はこの後輪4を支持するリヤアームで、こ
のリヤアーム5は前記主フレーム3のリヤアームブラケ
ット3dにビボフト軸5aを介して揺動自在に連結され
ている。また、このリャア−ム5の2本のアームのうち
車体左側に位置するアーム5bには、後述する動力伝達
装置によって駆動される公知のシャフトドライブ式後輪
駆動装置6が内蔵されている。5cは前記リヤアーム5
と主フレーム3との間に介装されたりャクソションユニ
ット、7は燃料タンク、8はシートで、これらは前記主
フレーム3に支持されている。なお、9は排気管、10
は主フレーム3のリヤアームブラケット3dにブラケソ
)10aを介して取付けられたフートレストである。
11は前輪、12はこの前輪11を平行リンクによって
操舵自在に支持するスイングアーム式前輪懸架装置であ
る。この前輪懸架装置12は、前輪11を回転自在に支
持する1本のナックル13と、このナックル13を操舵
自在に支持するアッパーアーム14.ロアアーム15と
、フロントクツションユニット16等とからなり、ナッ
クル13は後述する操舵装置に連結されて転舵軸線上を
回動するように構成されている。この転舵軸線は、ナッ
クル13とアッパーアーム14.ロアアーム15との2
つの連結ブラケットを結んだ直線のことで、第1図およ
び第2図中−点鎖線Aで示す。
前記ナックル13は第4図に示すように前輪11を片持
ち支持する構造で、このナックル13の下端部には前輪
支持用のハブ17が前後2本の取付はボルト18によっ
て固定されている。ナックル13の取付はボルト用挿通
穴は、このナックル13に対するハブ17の取付は位置
を変えることができるように複数(本実施例では4箇所
)設けられている。すなわち、ハブ17の取付は位置を
変える際には、取付はボルト18を別の取付はボルト用
挿通穴に差し込んでハブ17に螺着させる。
前記ハブ17は右側ハブ17aと左側ハブ17bとを3
本の連結ボルト19によって結合させて形成されており
、このハブ17の外周部に、前輪11のホイールlla
と結合された円環状のアウターギヤ20が軸受21を介
して回転自在に支持されている。なお、このアウターギ
ヤ20の内周部には、ハブ17の軸方向中央部の凹部1
7Cに臨む内歯車20aが形成されている。さらに、ア
ウターギヤ20には、ハブ17の外周部に軸受22を介
して支持されたブレーキディスク支持ハブ23がねじ止
めされている。すなわち、前輪11は、アウターギヤ2
0.ブレーキディスク支持ハブ23と共にハブ17に対
して回転することになる。
この前輪11の回転中心(ホイールセンタ)を第4図中
−点鎖線Bで示す。24は前記アウターギヤ20に噛合
するインナーギヤで、このインナーギヤ24は前記ハブ
17内に軸受25,26によって回転自在に支持され、
第1車軸27が同軸状に結合されている。また、このイ
ンナーギヤ24の配置位置は、その軸心が前記ホイール
センタBに対して偏心する位置に設定されている。イン
ナーギヤ24の軸心(ドライブセンタ)を第4図中−点
鎖線Cで示す。さらに、前記第1車軸27には、ロアア
ーム15に回転自在に支持された第2車軸28がユニバ
ーサルジヨイント29を介して連結されている。なお、
ユニバーサルジヨイント29の軸心は転舵軸wAA上に
位置づけられている。
前記アッパーアーム14は第2図に示すように車体前方
を指向する平面視路■字状に形成され、前側に位置する
頂部はす・ックル13の上端に回動自在に、両端部は、
左右の主フレーム3の上部に設けられたブラケット31
に上下揺動自在にそれぞれ支持されている。なお、アッ
パーアーム14とナックル13との連結軸は転舵軸線A
上に位置づけられている。
前記ロアアーム15は車体左側に前後方向へ延在された
主アーム15aと、この主アーム15aの基部からエン
ジン前方で車体右側へ横切るよう延設された補助アーム
15bとを備え、前記左右の主フレーム3のロアアーム
ブラケット3Cに上下揺動自在に支持されている。そし
て、主アーム15aの揺動端には、後述するシャフトド
ライブ式前輪駆動装置の一部を構成するフロントギヤケ
ース32が取付けられている。前記第2車軸28はこの
フロントギヤケース32に軸支されている。
すなわち、前記ハブ17.第1車軸27.第2車軸28
を介してナックル13とロアアーム15とが連結される
ことになる。このような構造とすることによって、ナッ
クル13がロアアーム15に操舵自在かつ前後方向へ揺
動自在に支持されることになり、操舵時にナックル13
が回動すると、前輪11はユニバーサルジヨイント29
を中心にして回動することになる。
前記フロントタンジョンユニット16はコアアーム15
のフロントギヤケース32と前記主フレーム3の左側の
ブラケット31との間に介装されている。
33は後輪4および前輪11を駆動するための動力伝達
装置で、この動力伝達装置33は、前記シャフトドライ
ブ式後輪駆動装置6を駆動するリヤドライブ軸34と、
後述するシャフトドライブ式後輪駆動装置35を駆動す
るフロントドライブ軸36等とから構成されている。前
記リヤドライブ軸34は第5図に示すように、エンジン
出力軸2aの軸端側に軸線を車体の前後方向と平行にし
て設置されており、エンジン2のミッションケース2b
に一体的に設けられたドライブ軸用ハウジング2Cに軸
受37,38を介して回転自在に支持されている。また
、このリヤドライブ軸24には、エンジン出力軸2aに
結合された傘歯車39と噛合する人力用傘歯車40が回
転自在に設けられると共に、この入力用傘歯車40の回
転をリヤドライブ軸34に伝えるカムおよび圧縮コイル
ばねからなるダンパー41が軸装されている。このダン
パー41をリヤドライブ軸34の入力側に介装すること
によって、急加速時やエンジンブレーキ時のショックを
吸収することができる。そして、このリヤドライブ軸3
4の後端には、リヤアーム5の揺動軸線上に位置づけら
れたユニバーサルジヨイント42を介して前記シャフト
ドライブ式後輪駆動装置6が、また、前部には、互いに
噛合する平歯車43.44を介して前記フロントドライ
ブ軸36が連結されている。このフロントドライブ軸3
6は、リヤドライブ軸34より車幅方向外側(車体左側
)に、リヤドライブ軸34と平行に配置されている。ま
た、このフロントドライブ軸36は、前記ドライブ軸用
ハウジング2Cと一体に形成されたカバー2dに軸受4
5,46を介して回転自在に支持されている。そして、
このカバー2dに前記ロアアームブラケット3cのエン
ジン支持ブラケノ1−3eがボルト止めされている。
また、前記両軸を連結する前記2つの平歯車のうちリヤ
ドライブ軸34例の平歯車43は、リヤドライブ軸34
に回転自在に支持され、他方の平歯車44はフロントド
ライブ軸36に結合されている。前記平歯車43とリヤ
ドライブ軸34とは、リヤドライブ軸34にスプライン
結合されかつ平歯車43の側部に係合してドッグクラッ
チを構成する連結部材47を介して連結されている。こ
の連結部材47は、切換えレバー(図示せず)を操作す
ることによってリヤドライブ軸34上を進退し、これに
よりドッグクラッチを連結、解除するように構成されて
いる。すなわち、ドッグクラッチが解除状態とされた際
にはリヤドライブ軸34の回転はフロントドライブ軸3
6へは伝達されなくなる。
前記シャフトドライブ式前輪駆動装置35は、第6図に
示すように、前記ロアアーム15の主アーム15aに内
蔵されたプロペラシャフト51と、このプロペラシャフ
ト51の前端にスプライン52を介して連結されかつ前
記フロントギヤケース32内に軸受53を介して回転自
在に支持された傘歯車54と、この傘歯車54に噛合す
るリングギヤ55を有しかつ略円筒状に形成されてフロ
ントギヤケース32に軸受56,57を介して回転自在
に支持されたフロントギヤケース出力軸58等とから構
成されている。前記プロペラシャフト51は、ロアアー
ム15の揺動軸線上に位置づけられたユニバーサルジヨ
イント59を介して前記フロントドライブ軸36に連結
されている。また、前記フロントギヤケース出力軸58
の内側には、第1車軸27と共に回転する第2車軸28
がワンウェイクラッチ60を介して連結されている。こ
のワンウェイクラッチ60は、フロントギヤケース出力
軸58から第2車軸28へ1方向のみに駆動力を伝達す
るものが使用されている。このように構成されたシャフ
トドライブ式前輪駆動装置では、走行時にはリヤドライ
ブ軸34からフロントドライブ軸36を介してエンジン
2の動力が伝達される。フロントドライブ軸36と共に
プロペラシャフト51が回転すると、この回転はスプラ
イン52.傘歯車54およびリングギヤ55を介してフ
ロントギヤケース出力軸58に伝えられる。
そして、後輪4と前輪11とが等速回転するような通常
走行時では、エンジン2の駆動力はワンウェイクラフチ
60によって遮断されて第2車軸28へは伝わらずに後
輪駆動のみであるが、後輪4が空転したりして前輪11
より高速回転した時には、ワンウェイクラッチ60が連
結されてエンジン2の駆動力がフロントギヤケース出力
軸58から第2車軸28に伝えられることになる。
61は前輪11を操舵させるための操舵装置である。こ
の操舵装置61は、ハンドル62のハンドル軸62aが
ヘッドバイブロ3に回転自在に支持されると共に、左右
一対のプッシュプルワイヤー64を介して前記ナックル
13に連結されている。前記ヘッドバイブロ3は、左右
の主フレーム3の水平パイプ3aに固定されたハンドル
支持バイブロ5と、主フレーム3のブラケット31に固
定されたハンドル支持パイプ66とに支持され、車幅方
向中央部に位置づけられている。また、前記ブツシュプ
ルワイヤー64は、インナーワイヤー64aとアウター
ワイヤー64bとからなり、インナーワイヤー643の
ハンドル側端部は、ハンドル軸52aの下端に左右へ突
出して設けられたアーム67に枢支されている。また、
インナーワイヤー64aのナックル側端部はナックル1
3のアッパーアームブラケット13aにピロボールを介
して連結されている。また、アウターワイヤー64bの
ハンドル側端部はハンドル支持バイブロ5に、ナックル
側端部はア、バーアーム14にそれぞれ支持されている
。そして、左右のプッシュプルワイヤー64の両端は、
ハンドル軸の軸線(第1図中−点鎖gDで示す。)と転
舵軸線Aにそれぞれ直交するように各部材に後方から連
結されている。さらに、左右のブツシュプルワイヤー6
4.64のうち前記アーム67の左側部分に連結された
方のワイヤーはアンバーアームブラケット13aの右側
部に、アーム67の右側部分に連結された方のワイヤー
はアッパーアームブラケット13aの左側部にそれぞれ
連結されている。このように構成された操舵装置61で
は、操舵動作によってハンドル軸62aが回転すると、
アーム67によって左右のプッシュプルワイヤー64の
一方が引っ張られると共に他方が押される。このプ・7
シユプルワイヤー64の動作がナックル13に伝えられ
てナックル13がハンドル62と同方向へ操舵されるこ
とになる。また、前輪懸架装置12が揺動してナックル
13が上下すると、左右のブツシュプルワイヤー64は
ナックル13との連結状態を維持しつつ撓むことになる
。すなわち、この操舵装置61では、ナックル13が上
下することによって生じる転舵軸iAとハンドル軸線り
との軸ずれを、プッシュプルワイヤー64が撓むことで
吸収することができる。
68は前輪ブレーキ用ブレーキディスクで、このブレー
キディスク68は前記ハブ17のブレーキディスク支持
ハブ23に取付けられ、前輪11の車幅方向中心部に位
置づけられている。69はブレーキキャリパ−で、この
ブレーキキャリパ−69はナックル13に取付けられて
いる。
上述したように構成された前後輪駆動型自動二輪車1で
は、走行中にぬかるみなどに入って後輪4が空転すると
、シャフトドライブ式前輪駆動装置35に設けられたワ
ンウェイクラッチ60によってフロントギヤケース出力
軸58と第2車軸28とが連結されてエンジン2の駆動
力が前輪11へも伝達される。すなわち、この際にはエ
ンジン2の駆動力は、リヤドライブ軸34からシャフト
ドライブ式後輪駆動装置6を介して後輪4へ伝達される
と共に、リヤドライブ軸34からシャフトドライブ式前
輪駆動装置35を介して前輪11に伝達されることにな
る。この際、前輪11が上下動されたり操舵されたりし
ても、プロペラシャフト51がユニバーサルジヨイント
59を中心にして折れ曲がり、しかも第1車軸27がユ
ニバーサルジヨイント29を中心にして第2車軸28に
対して折れ曲がるために、エンジン2の駆動力は途切れ
ることなく前輪11に伝達されることになる。
また、前輪支持用のハブ17をホイールセンタBを中心
に周方向へ回転させてナックル13との取付は位置を変
えることによって、トレールを変えることができる。例
えば、ハブ17の位置を第8図中実線で示す位置から二
点鎖線で示す位置に変えると、ハブ17の軸心位置(ホ
イールセンタB)が元の位置から前側にずれて前輪11
がナックル13に対して前側へずれることになる。この
ため、転舵軸線Aと路面との交点から前輪11の接地点
までの距離(トレール)はしからlへ変化して短(なる
。このように第8図ウニ点鎖線で示す位置にハブ17を
ずらす場合には、ナックル13にハブ17を固定する取
付はボルト18の位置を変えなければならない。すなわ
ち、4箇所の取付はボルト用挿通穴のうち取付はボルト
18が挿通されていなかった前側の挿通穴に取付はボル
ト18を入れ替えてナックル13にハブ17を固定する
なお、本実施例ではナックル13に丸穴からなる取付は
ボルト挿通穴を複数穿設した例を示したが、挿通穴とし
ては前後方向に長い長大とすることもできる。
したがって、ハブ17のナックル13に対する取付は位
置を変えてハブ17の軸心位置を前後に偏位させること
によって、前輪11が前後してトレールが変化すること
になる。
また、本実施例で示したように第1車軸27゜第2車軸
28の軸心位置に対してハブ17の軸心位置を前方へず
らすと、ロアアーム15に対して前輪11が前方へずれ
ることになる関係から、操舵時に前輪後部がロアアーム
15に接触するまでの回動角度を大きくとれ、ハンドル
切角が大きくなる。
さらに、本実施例で示したように操舵装置61にプッシ
ュプルワイヤー64を採用すると、ハンドル62とナッ
クル13とがワイヤーで直接連結される関係からハンド
ル62の遊びが少なくなる。
さらにまた、プ・7シユブルワイヤー64を左右2本と
すると、左右何れの方向へ操舵するにも常に引張り動作
によって行なうことができるので、応答性よく操舵する
ことができる。特に、2本使用すると、一方のワイヤー
が切れたとしても他方の圧縮側のワイヤーで操向状態を
維持することができる。
加えて、ナックル13に取付けられるハブ17を本実施
例で示した構造とすると、左右のハブ17a、17b、
ブレーキディスク支持ハブ23゜アウターギヤ20およ
びインナーギヤ24等を1つのユニットとして組立てる
ことができる。このため、ハブ17を分解せずにトレー
ル変更操作を行なうことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る前後輪駆動型車両の前
輪懸架装置は、前輪を操舵自在に支持する上下揺動自在
なスイングアームを、前輪駆動用伝動装置が設けられた
ロアアームと、このロアアームの揺動端との間にナック
ルが介装されてロアアームと共に平行リンクを構成する
アッパーアームとによって形成し、このアッパーアーム
に前記ナックルを操舵自在に連結すると共に、前記ロア
アームとナックルとを、前輪および前輪に結合された内
歯車を回転自在に支持するナックル固定ハブと、前記内
歯車に噛合する歯車が設けられかつ前輪の軸心とは偏心
して前記ナックル固定ハブに回転自在に設けられた第1
車軸と、操舵軸線上に位!するユニバーサルジヨイント
を介して前記第1車軸に連結されかつロアアームに軸支
されて前輪駆動用伝動装置に連結される第2車軸とによ
って連結したため、ナックル固定ハブのナックルに対す
る取付は位置を変えてこのハブの軸心位置を前後に偏位
させることによって、前輪が前後してトレールが変化す
る。したがって、ホイールアライメントを決定するにあ
たって設計上の自由度が高くなる。また、前輪のハブ内
に内歯車と第1車軸とからなる減速比の大きな減速機が
設けられるため、前輪の側方に配置される前輪駆動用伝
動装置での減速比を小さくできる。このため、前輪の側
方に位置する歯車減速機等を小径化することができ、こ
の前輪懸架装置を自動二輪車に適用した場合には、バン
ク角を大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る前輪懸架装置を採用した前後輪駆
動型自動二輪車の側面図、第2図は同しく車体構成を示
す平面図、第3図は第1図におけるロアアームブラケッ
トのl−111線断面図、第4図は第1図におけるIV
−IV線断面図、第5図は動力伝達装置の要部を拡大し
て示す断面図、第6図は動力伝達装置の前輪駆動部を拡
大して示す断面図、第7図は前輪操舵装置を拡大して示
す平面図、第8図はトレール変化を示す前輪懸架装置の
概略構成図である。 11・・・・前輪、12・・・・前輪懸架装置、13・
・・・ナックル、14・・・・アッパーアーム、15.
、、。 ロアアーム、17・・・・ハブ、20・・・・アウター
ギヤ、24・・・・インナーギヤ、27・・、・第1車
軸、28・・・・第2車軸、29・・・・ユニバーサル
ジヨイント、35・・・・シャフトドライブ式前輪駆動
装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 前輪を操舵自在に支持する上下揺動自在なスイングアー
    ムを、前輪駆動用伝動装置が設けられたロアアームと、
    このロアアームの揺動端との間にナックルが介装されて
    ロアアームと共に平行リンクを構成するアッパーアーム
    とによって形成し、このアッパーアームに前記ナックル
    を操舵自在に連結すると共に、前記ロアアームとナック
    ルとを、前輪および前輪に結合された内歯車を回転自在
    に支持するナックル固定ハブと、前記内歯車に噛合する
    歯車が設けられかつ前輪の軸心とは偏心して前記ナック
    ル固定ハブに回転自在に設けられた第1車軸と、操舵軸
    線上に位置するユニバーサルジョイントを介して前記第
    1車軸に連結されかつロアアームに軸支されて前輪駆動
    用伝動装置に連結される第2車軸とによって連結したこ
    とを特徴とする前後輪駆動型車両の前輪懸架装置。
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