JPH04157639A - 情報記録担体及びこれを使用する情報処理装置 - Google Patents
情報記録担体及びこれを使用する情報処理装置Info
- Publication number
- JPH04157639A JPH04157639A JP28082490A JP28082490A JPH04157639A JP H04157639 A JPH04157639 A JP H04157639A JP 28082490 A JP28082490 A JP 28082490A JP 28082490 A JP28082490 A JP 28082490A JP H04157639 A JPH04157639 A JP H04157639A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- probe
- recording medium
- information
- recording
- information recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000010365 information processing Effects 0.000 title claims abstract description 20
- 239000000523 sample Substances 0.000 claims abstract description 68
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 17
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims description 4
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims description 2
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 claims description 2
- 229920006254 polymer film Polymers 0.000 claims 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 7
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 abstract description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229920003229 poly(methyl methacrylate) Polymers 0.000 description 3
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 3
- 239000004926 polymethyl methacrylate Substances 0.000 description 3
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000379 polymerizing effect Effects 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- VVQNEPGJFQJSBK-UHFFFAOYSA-N Methyl methacrylate Chemical compound COC(=O)C(C)=C VVQNEPGJFQJSBK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241000256247 Spodoptera exigua Species 0.000 description 1
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- ANSXAPJVJOKRDJ-UHFFFAOYSA-N furo[3,4-f][2]benzofuran-1,3,5,7-tetrone Chemical compound C1=C2C(=O)OC(=O)C2=CC2=C1C(=O)OC2=O ANSXAPJVJOKRDJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- ZHDTXTDHBRADLM-UHFFFAOYSA-N hydron;2,3,4,5-tetrahydropyridin-6-amine;chloride Chemical compound Cl.NC1=NCCCC1 ZHDTXTDHBRADLM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000003446 memory effect Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005459 micromachining Methods 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 1
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 description 1
- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、情報記録担体及びこれを使用する情報処理装
置に関するものである。
置に関するものである。
[従来の技術]
近年、物質表面及び表面近傍の電子構造を直接観察でき
る走査型トンネル顕微鏡(以下STMと云う)が開発さ
れ[G、B1nn1g et al、、He1veti
c−a Physica Acta、55,726(1
982)] 、単結晶、非結晶を問わず高分解能で実空
間像の観測ができるようになり、しかも試料物質に電流
による損傷を殆ど与えずに低電力で測定できる利点をも
有し、更には超高真空中のみならず大気中、溶液中でも
動作し、種々の材料に対して適用できるため広汎な応用
が期待されている。
る走査型トンネル顕微鏡(以下STMと云う)が開発さ
れ[G、B1nn1g et al、、He1veti
c−a Physica Acta、55,726(1
982)] 、単結晶、非結晶を問わず高分解能で実空
間像の観測ができるようになり、しかも試料物質に電流
による損傷を殆ど与えずに低電力で測定できる利点をも
有し、更には超高真空中のみならず大気中、溶液中でも
動作し、種々の材料に対して適用できるため広汎な応用
が期待されている。
STMは金属の探針と導電性試料との間に電圧を印加し
て約1nm程度の距離まで近付けると、トンネル電流が
発生する現象を利用している。最近では、例えば特開昭
63−161552号公報、特開昭63−161553
号公報に開示されるように、このSTMの原理を応用し
、超高密度配録・再生を主とした情報処理装置を構成す
る提案が数多くなされている。即ち、STMの探針に相
当するプローブ電極により試料に相当する記録媒体上に
物理的変形を与え、又は媒体表面の電子状態を変化させ
て情報を記録し、両者間を流れるトンネル電流により記
録ビットの情報を再生する方法を用いれば、分子、原子
オーダの高密度で大規模情報を記録再生できるとされて
いる。
て約1nm程度の距離まで近付けると、トンネル電流が
発生する現象を利用している。最近では、例えば特開昭
63−161552号公報、特開昭63−161553
号公報に開示されるように、このSTMの原理を応用し
、超高密度配録・再生を主とした情報処理装置を構成す
る提案が数多くなされている。即ち、STMの探針に相
当するプローブ電極により試料に相当する記録媒体上に
物理的変形を与え、又は媒体表面の電子状態を変化させ
て情報を記録し、両者間を流れるトンネル電流により記
録ビットの情報を再生する方法を用いれば、分子、原子
オーダの高密度で大規模情報を記録再生できるとされて
いる。
なお、上述の記録方法の内、物理的変形を与えるには、
尖鋭な記録プローブを記録媒体に押圧させて凹ませる他
に、グラファイト等の記録媒体上ではパルス電圧印加に
よりホールを形成できることが最近報告されている。即
ち、プローブ電極を記録媒体表面に近接させた上で、両
者間に3〜8■、1〜100μsのパルス幅で電圧の印
加を行うことで、直径的40以下度のホールが形成でき
、記録ビットとして充分に使用可能である。−方、電子
状態を変化させて記録を行うには、下地電極上にラング
ミュア・プロジェット法(以下LB法と云う)等により
適切な有機分子の累積膜を作成し、下地1i極とプロー
ブ電極間に電圧印加して、この微小部分の電気抵抗特性
を変化させる方法が知られており、消去・書換えが容易
であるため注目されている。
尖鋭な記録プローブを記録媒体に押圧させて凹ませる他
に、グラファイト等の記録媒体上ではパルス電圧印加に
よりホールを形成できることが最近報告されている。即
ち、プローブ電極を記録媒体表面に近接させた上で、両
者間に3〜8■、1〜100μsのパルス幅で電圧の印
加を行うことで、直径的40以下度のホールが形成でき
、記録ビットとして充分に使用可能である。−方、電子
状態を変化させて記録を行うには、下地電極上にラング
ミュア・プロジェット法(以下LB法と云う)等により
適切な有機分子の累積膜を作成し、下地1i極とプロー
ブ電極間に電圧印加して、この微小部分の電気抵抗特性
を変化させる方法が知られており、消去・書換えが容易
であるため注目されている。
第6図は電子状態を変化させて記録を行う従来例の情報
記録担体及びこれを使用する情報処理装置の構成を示し
、粗動機構1上に設けられた移動基板2上には下地電極
3、スイッチングメモリ効果を有する記録媒体4が載置
され、この記録媒体4に対向して三次元駆動機構5に取
り付けられたプローブ電極6が設けられていて、先ずマ
イクロコンピュータ7、粗動制御回路8によって粗動機
構1を駆動することにより、プローブ1を極6と記録媒
体4との概略の位置合わせが行われる。記録時には、X
Y走査駆動回路9により三次元駆動機構5を駆動してプ
ローブ電極6を記録媒体4上で走査し、記録位置で電圧
印加装置10によってプローブ電極6、下地電極3間に
パルス電圧を印加すると、記録媒体4に局所的に電気的
抵抗が異なる部位が作り出され記録が行われる。
記録担体及びこれを使用する情報処理装置の構成を示し
、粗動機構1上に設けられた移動基板2上には下地電極
3、スイッチングメモリ効果を有する記録媒体4が載置
され、この記録媒体4に対向して三次元駆動機構5に取
り付けられたプローブ電極6が設けられていて、先ずマ
イクロコンピュータ7、粗動制御回路8によって粗動機
構1を駆動することにより、プローブ1を極6と記録媒
体4との概略の位置合わせが行われる。記録時には、X
Y走査駆動回路9により三次元駆動機構5を駆動してプ
ローブ電極6を記録媒体4上で走査し、記録位置で電圧
印加装置10によってプローブ電極6、下地電極3間に
パルス電圧を印加すると、記録媒体4に局所的に電気的
抵抗が異なる部位が作り出され記録が行われる。
再生時には、プローブ電極6、記録媒体4間にトンネル
電流が流れる程度の一定電圧を印加しながら、記録媒体
4の面上でプローブ電極6を走査する。その際に得られ
るトンネル電流を電流増幅器11で増幅して検出し、ト
ンネル電流が常に一定値となるように、サーボ回路12
によって三次元駆動機構5を駆動してプローブ電極6を
上下方向に移動しており、この上下方向の移動量が記録
情報に対応している。なお、これらの制御は全てマイク
ロコンピュータ7によって行われている。
電流が流れる程度の一定電圧を印加しながら、記録媒体
4の面上でプローブ電極6を走査する。その際に得られ
るトンネル電流を電流増幅器11で増幅して検出し、ト
ンネル電流が常に一定値となるように、サーボ回路12
によって三次元駆動機構5を駆動してプローブ電極6を
上下方向に移動しており、この上下方向の移動量が記録
情報に対応している。なお、これらの制御は全てマイク
ロコンピュータ7によって行われている。
このように、トンネル電流を利用するには、プローブ電
極6と記録媒体4とを約1nm程度まで近接する必要が
あり、プローブ電極6、記録媒体4には高精度な加工、
製作技術が要求されている。
極6と記録媒体4とを約1nm程度まで近接する必要が
あり、プローブ電極6、記録媒体4には高精度な加工、
製作技術が要求されている。
[発明が解決しようとする課8]
しかしながら、従来の情報記録担体及びこれを使用する
情報処理装置においては、記録媒体4及びプローブ電極
6の表面が常時大気に曝されていて、大気中の水分等で
経時特性劣化が激しく、また大気中の塵埃がプローブ電
極6、記録媒体4に付着したり、損傷の原因となる。更
には、記録媒体4とプローブ電極6がかなり接近するの
で、外部からの振動によって記録媒体4にプローブ電極
6が接触して記録媒体4の表面を損傷する等の様々な原
因により、S/N比低下、記録・再生エラーを生ずる虞
れがある。
情報処理装置においては、記録媒体4及びプローブ電極
6の表面が常時大気に曝されていて、大気中の水分等で
経時特性劣化が激しく、また大気中の塵埃がプローブ電
極6、記録媒体4に付着したり、損傷の原因となる。更
には、記録媒体4とプローブ電極6がかなり接近するの
で、外部からの振動によって記録媒体4にプローブ電極
6が接触して記録媒体4の表面を損傷する等の様々な原
因により、S/N比低下、記録・再生エラーを生ずる虞
れがある。
本発明の目的は、プローブ、記録媒体の特性劣化、損傷
、塵埃付着等を防止して、記録・再生の信頼性が高い情
報記録担体及びこれを使用する情報処理装置を提供する
ことにある。
、塵埃付着等を防止して、記録・再生の信頼性が高い情
報記録担体及びこれを使用する情報処理装置を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段]
上述の目的を達成するために、本発明に係る情報記録担
体及びこれを使用する情報処理装置においては、情報処
理用プローブ、記録媒体及び高粘性の液体をフレーム内
に密封したことを特徴とするものである。
体及びこれを使用する情報処理装置においては、情報処
理用プローブ、記録媒体及び高粘性の液体をフレーム内
に密封したことを特徴とするものである。
また、上記特定発明に関連する本発明に係る情報処理装
置においては、プローブ、記録媒体及び高粘性の液体を
フレーム内に密封入した情報記録担体を設置し、前記プ
ローブを介して前記記録媒体間に情報の処理を行うこと
を特徴とするものである。
置においては、プローブ、記録媒体及び高粘性の液体を
フレーム内に密封入した情報記録担体を設置し、前記プ
ローブを介して前記記録媒体間に情報の処理を行うこと
を特徴とするものである。
[作用]
上述の構成を有する情報記録担体及びこれを使用する情
報処理装置は、情報記録担体はフレーム内にプローブ、
記録媒体及び高粘性の液体を密封するので、プローブ、
記録媒体の特性劣化、損傷、塵埃付着が防止される。ま
た、高粘性の液体によってプローブの振動が減衰され、
プローブが記録媒体に接触する危険性が低くなって、記
録、再生の信頼性が向上する。
報処理装置は、情報記録担体はフレーム内にプローブ、
記録媒体及び高粘性の液体を密封するので、プローブ、
記録媒体の特性劣化、損傷、塵埃付着が防止される。ま
た、高粘性の液体によってプローブの振動が減衰され、
プローブが記録媒体に接触する危険性が低くなって、記
録、再生の信頼性が向上する。
[実施例]
本発明を第1区〜第5図に図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本発明に係る情報記録担体及びこれを使用する
情報処理装置の断面図であり、情報記録担体20は処理
装置本体21に挿着されている。
情報処理装置の断面図であり、情報記録担体20は処理
装置本体21に挿着されている。
情報記録担体20は、少な(とも1個のプローブ電極2
2が記録媒体23と共にフレーム24内に収容し、処理
装置本体21に対して着脱可能に構成されている。この
記録媒体23は、LB法で形成した無水ピロメリット酸
及び4.4−ジアミノジフェニルエーテルから成るポリ
イミドを6層累積したものを使用するものとし、タング
ステンから成るプローブ電極22は、第2図に示すよう
に基台25に片持ち支持されたバイモルフ梁26の端部
にそれぞれ取り付けられている。バイモルフ梁26の断
面構成は、例えば上電極(Au)/絶縁膜(SisN4
)/ピエゾ層(ZnO)/絶縁膜(Si3N−)/中電
極(Au)/絶縁膜(Si−N4)/ピエゾ層(ZnO
:)/絶縁膜(Si、N4)/下電極(Au)となって
おり、寸法は750 u m X 150μm、厚さ7
.5um程度のものを作成することができる。このバイ
モルフ梁26の2つのピエゾ層が同一方向に分極してい
た場合に、中電極に対して上電極に正(負)、下電極に
正(負)のように、同極性の電圧を加えることにより、
バイモルフ梁26の先端、即ちプローブ電極22が変位
し、例えば上記のもので印加電圧±15Vにおいてその
変位量は約5μm程度である。なお、プローブ電極22
かもの配線及び各バイモルフ梁26の駆動電圧を導く回
路は基台25及びバイモルフ梁26上に形成することが
できる。また、上記のようなプローブ電極22及びバイ
モルフ梁26の製作は、マイクロメカニクス、或いはマ
イクロマシニングと呼ばれている公知の方法[にE、
Petersen、 Proc、 I EEE70、4
20 f1982)及びT、R,Albrecht e
t al、4th Inte−rnational c
onferenee on STM/STS(STM’
89)Pi−29,310−21により行うことができ
る。
2が記録媒体23と共にフレーム24内に収容し、処理
装置本体21に対して着脱可能に構成されている。この
記録媒体23は、LB法で形成した無水ピロメリット酸
及び4.4−ジアミノジフェニルエーテルから成るポリ
イミドを6層累積したものを使用するものとし、タング
ステンから成るプローブ電極22は、第2図に示すよう
に基台25に片持ち支持されたバイモルフ梁26の端部
にそれぞれ取り付けられている。バイモルフ梁26の断
面構成は、例えば上電極(Au)/絶縁膜(SisN4
)/ピエゾ層(ZnO)/絶縁膜(Si3N−)/中電
極(Au)/絶縁膜(Si−N4)/ピエゾ層(ZnO
:)/絶縁膜(Si、N4)/下電極(Au)となって
おり、寸法は750 u m X 150μm、厚さ7
.5um程度のものを作成することができる。このバイ
モルフ梁26の2つのピエゾ層が同一方向に分極してい
た場合に、中電極に対して上電極に正(負)、下電極に
正(負)のように、同極性の電圧を加えることにより、
バイモルフ梁26の先端、即ちプローブ電極22が変位
し、例えば上記のもので印加電圧±15Vにおいてその
変位量は約5μm程度である。なお、プローブ電極22
かもの配線及び各バイモルフ梁26の駆動電圧を導く回
路は基台25及びバイモルフ梁26上に形成することが
できる。また、上記のようなプローブ電極22及びバイ
モルフ梁26の製作は、マイクロメカニクス、或いはマ
イクロマシニングと呼ばれている公知の方法[にE、
Petersen、 Proc、 I EEE70、4
20 f1982)及びT、R,Albrecht e
t al、4th Inte−rnational c
onferenee on STM/STS(STM’
89)Pi−29,310−21により行うことができ
る。
このようにして、バイモルフ梁26が取り付けられた基
台25は、第3区に示すようにフレーム24の上面内部
にプローブ電極22を下向きにして貼着されている。一
方、記録媒体23は例えば石英ガラス製の移動基板27
上に載置された下地電極28上に設けられ、真空蒸着法
によってCrを50人、その上にAuを300人蒸看さ
せて形成され、移動基板27は端部上下面に配置された
メカニカルシールから成るバッキング29によりフレー
ム24に対して支持されていて、記録媒体23は基台2
5との距離を一定に保ちながら移動基板27と共にXY
方向つまり水平面内を移動可能とされている。そして、
フレーム24の内部の記録媒体23、フレーム24、基
台25、移動基板27、バッキング29に囲まれた密閉
領域には、例えばメタクリル酸メチルを重合した重量平
均分子量的700 (重合度約7)のポリメタクリル酸
メチル(以下PMMAと云う)から成る低重合度の高分
子化合物であって高粘性の液体りが封入されている。
台25は、第3区に示すようにフレーム24の上面内部
にプローブ電極22を下向きにして貼着されている。一
方、記録媒体23は例えば石英ガラス製の移動基板27
上に載置された下地電極28上に設けられ、真空蒸着法
によってCrを50人、その上にAuを300人蒸看さ
せて形成され、移動基板27は端部上下面に配置された
メカニカルシールから成るバッキング29によりフレー
ム24に対して支持されていて、記録媒体23は基台2
5との距離を一定に保ちながら移動基板27と共にXY
方向つまり水平面内を移動可能とされている。そして、
フレーム24の内部の記録媒体23、フレーム24、基
台25、移動基板27、バッキング29に囲まれた密閉
領域には、例えばメタクリル酸メチルを重合した重量平
均分子量的700 (重合度約7)のポリメタクリル酸
メチル(以下PMMAと云う)から成る低重合度の高分
子化合物であって高粘性の液体りが封入されている。
そして、第4図の下面の斜視図に示すように、フレーム
24の下面には移動基板27の下面が見えるように長方
形の窓部30が形成され、この窓部30を通じて処理装
置本体21のXY駆動機構31と移動基板27とが当接
するようにされている。更に、フレーム24の下端部等
には電極32が形成されており、第1閣の矢印で示すよ
うに情報記録担体20を処理装置本体21の内部まで挿
入した際に処理装置本体21との信号や電源の接続に使
用される。これらの電極32はフレーム24内で基本的
にはプローブ電極22やバイモルフ梁26と接続されて
いるが、必要に応じて後述する駆動回路の少なくとも一
部が駆動回路34として情報記録担体20に内蔵されて
いる。
24の下面には移動基板27の下面が見えるように長方
形の窓部30が形成され、この窓部30を通じて処理装
置本体21のXY駆動機構31と移動基板27とが当接
するようにされている。更に、フレーム24の下端部等
には電極32が形成されており、第1閣の矢印で示すよ
うに情報記録担体20を処理装置本体21の内部まで挿
入した際に処理装置本体21との信号や電源の接続に使
用される。これらの電極32はフレーム24内で基本的
にはプローブ電極22やバイモルフ梁26と接続されて
いるが、必要に応じて後述する駆動回路の少なくとも一
部が駆動回路34として情報記録担体20に内蔵されて
いる。
一方、処理装置本体21にはXY力方向移動可能な前述
のXY駆動機構31が設けられ、この下部には上下動機
構35が機械的に接続されていて、この上下動機構35
が上方に移動すると、処理装置本体21に挿着された情
報記録担体20内部に窓部30からXY駆動機横31が
挿入され、XY駆動機構31が移動基板27に当接する
ようにされていて、このXY駆動機構31には圧電素子
を所謂インチ・ワーム構成どしたもの等を用いることが
できる。
のXY駆動機構31が設けられ、この下部には上下動機
構35が機械的に接続されていて、この上下動機構35
が上方に移動すると、処理装置本体21に挿着された情
報記録担体20内部に窓部30からXY駆動機横31が
挿入され、XY駆動機構31が移動基板27に当接する
ようにされていて、このXY駆動機構31には圧電素子
を所謂インチ・ワーム構成どしたもの等を用いることが
できる。
また、情報記録担体20の電極32との接触により、処
理装置本体21には第5図に示すような駆動回路が完成
する。即ち、XY駆動機構31をXY力方向走査駆動さ
せるためのXY走査回路40、プローブ電極22と下地
電極28との間に電圧を印加する電圧印加回路41、プ
ローブ電極22と記録媒体23間のトンネル電流を増幅
する電流増幅器42、電流増幅器42を用いて検出され
る電流が一定になるようにバイモルフ梁26に印加する
電圧を調整するサーボ回路43、及び装置全体の制御と
データの解析等を行うマイクロコンピュータ44が設け
られている。なお、粗動機構、粗動駆動回路、他のプロ
ーブ電@22、バイモルフ梁26及びその附属回路は図
示を省略しである。
理装置本体21には第5図に示すような駆動回路が完成
する。即ち、XY駆動機構31をXY力方向走査駆動さ
せるためのXY走査回路40、プローブ電極22と下地
電極28との間に電圧を印加する電圧印加回路41、プ
ローブ電極22と記録媒体23間のトンネル電流を増幅
する電流増幅器42、電流増幅器42を用いて検出され
る電流が一定になるようにバイモルフ梁26に印加する
電圧を調整するサーボ回路43、及び装置全体の制御と
データの解析等を行うマイクロコンピュータ44が設け
られている。なお、粗動機構、粗動駆動回路、他のプロ
ーブ電@22、バイモルフ梁26及びその附属回路は図
示を省略しである。
以上の構成において、情報記録担体20の着脱を妨げな
い位置まで上下動機構35によってXY駆動機横31を
下げて、処理装置本体21内に情報記録担体20を第1
図の矢印方向に装置し、挿着時には電極32と電極接続
部33が当接して駆動回路が完成され、再びXY駆動磯
構31を上昇して窓部30から情報記録担体20の内部
に挿入して移動基板27に機械的に当接し、図示しない
粗動機構によって記録媒体23にプローブ電極22を近
接させて、情報処理の準備が終了する。
い位置まで上下動機構35によってXY駆動機横31を
下げて、処理装置本体21内に情報記録担体20を第1
図の矢印方向に装置し、挿着時には電極32と電極接続
部33が当接して駆動回路が完成され、再びXY駆動磯
構31を上昇して窓部30から情報記録担体20の内部
に挿入して移動基板27に機械的に当接し、図示しない
粗動機構によって記録媒体23にプローブ電極22を近
接させて、情報処理の準備が終了する。
記録時には、電圧印加回路41によってプローブ電極2
2、記録媒体23間に3.5V、パルス幅50ns等の
矩形状パルス電圧を印加すれば、記録媒体23が特性変
化を起こして電気抵抗の低い部分が生じ、記録を行うこ
とができる。再生時には、プローブ電極22に例えば2
00mVの直流電圧を加えながら、発生するトンネル電
流を電流増幅器42によって増幅して検出し、このトン
ネル電流が例えば0.1nAの一定値となるように各バ
イモルフ梁26に印加する電圧をサーボ回路43、マイ
クロコンピュータ44によって制御してプローブ電極2
2を記録媒体23に対して垂直方向に移動させる。その
際のバイモルフ梁26のフィードバック駆動量が記録媒
体23上の記録情報に対応しているから、XY走査回路
40で駆動されるXY駆動機構31によって、プローブ
電極22を水平面内で移動して、情報の再生を行うこと
ができる。また、消去は5■、パルス幅1uSの三角波
パルス電圧等を印加して行うことができる。なお、複数
のプローブ電極22が存在する場合には、その選択は駆
動回路34又はマイクロコンピュータ44で行う。
2、記録媒体23間に3.5V、パルス幅50ns等の
矩形状パルス電圧を印加すれば、記録媒体23が特性変
化を起こして電気抵抗の低い部分が生じ、記録を行うこ
とができる。再生時には、プローブ電極22に例えば2
00mVの直流電圧を加えながら、発生するトンネル電
流を電流増幅器42によって増幅して検出し、このトン
ネル電流が例えば0.1nAの一定値となるように各バ
イモルフ梁26に印加する電圧をサーボ回路43、マイ
クロコンピュータ44によって制御してプローブ電極2
2を記録媒体23に対して垂直方向に移動させる。その
際のバイモルフ梁26のフィードバック駆動量が記録媒
体23上の記録情報に対応しているから、XY走査回路
40で駆動されるXY駆動機構31によって、プローブ
電極22を水平面内で移動して、情報の再生を行うこと
ができる。また、消去は5■、パルス幅1uSの三角波
パルス電圧等を印加して行うことができる。なお、複数
のプローブ電極22が存在する場合には、その選択は駆
動回路34又はマイクロコンピュータ44で行う。
このように、プローブ電極22、記録媒体23をフレー
ム24内に収納し、更に高粘性の液体りを封入している
ため、プローブ電極22及び記録媒体23は大気から遮
断され、記録媒体交換時にもその密封状態を変化されず
に、劣化防止、防塵効果が高く、精度の高い部分を情報
記録担体20にユニット化することで、処理装置本体2
1等の他の部分の生産性が向上し、更に高精度部分が交
換可能であるために、事故等による破損に対して保守が
容易である。
ム24内に収納し、更に高粘性の液体りを封入している
ため、プローブ電極22及び記録媒体23は大気から遮
断され、記録媒体交換時にもその密封状態を変化されず
に、劣化防止、防塵効果が高く、精度の高い部分を情報
記録担体20にユニット化することで、処理装置本体2
1等の他の部分の生産性が向上し、更に高精度部分が交
換可能であるために、事故等による破損に対して保守が
容易である。
また、高粘性の液体りを封入することで、バイモルフ梁
26の振動を減衰させて、プローブ電極22と記録媒体
23との接触、損傷等を防止することができる。従って
、プローブ電極22と記録媒体23とを成る程度近接し
た状態のまま情報記録担体20を交換可能であり、情報
記録担体20の挿着後のプローブ電極22と記録媒体2
3との位置合わせを迅速に行うことができる。
26の振動を減衰させて、プローブ電極22と記録媒体
23との接触、損傷等を防止することができる。従って
、プローブ電極22と記録媒体23とを成る程度近接し
た状態のまま情報記録担体20を交換可能であり、情報
記録担体20の挿着後のプローブ電極22と記録媒体2
3との位置合わせを迅速に行うことができる。
封入液体としては、PMMAの他に、スチレンを重合し
た重量平均分子量的400(重合度的3)のポリスチレ
ン(PS)も適当である。なお、この高分子液体は粘性
の高い液体であるので、密閉領域から漏洩する虞れを極
端に減することができる。
た重量平均分子量的400(重合度的3)のポリスチレ
ン(PS)も適当である。なお、この高分子液体は粘性
の高い液体であるので、密閉領域から漏洩する虞れを極
端に減することができる。
[発明の効果]
以上説明したように本発明に係る情報記録担体及びこれ
を使用する情報処理装置は、情報記録担体がプローブ及
び記録媒体を密封した状態で保持し、また高粘性の液体
によって外部の振動を減衰するので、プローブ、記録媒
体の特性劣化、損傷、塵埃付着等を防止することができ
、情報処理装置の記録・再生の信頼性が向上する。
を使用する情報処理装置は、情報記録担体がプローブ及
び記録媒体を密封した状態で保持し、また高粘性の液体
によって外部の振動を減衰するので、プローブ、記録媒
体の特性劣化、損傷、塵埃付着等を防止することができ
、情報処理装置の記録・再生の信頼性が向上する。
図面第1図〜第5図は本発明に係る情報記録担体及びこ
れを使用する情報処理装置の実施例を示し、第1図は情
報記録担体を処理装置本体に挿着した状態の断面図、第
2図はプローブ電極の取付方法の拡大斜視図、第3図は
情報記録担体の拡大断面図、第4図は情報記録担体の外
観斜視図、第5図は情報記録担体を処理装置本体に挿着
した状態の回路構成図、第6図は従来例の構成図である
。 符号20は情報記録担体、21は情報処理装置、22は
プローブ電極、23は記録媒体、24はフレーム、25
は基台、26はバイモルフ梁、27は移動基板、28は
下地電極、29はバッキング、31はXY駆動回路、3
2は電極、41は電圧印加回路、42は電流増幅器、4
3はサーボ回路、44はマイクロコンピュータである。 特許出願人 キャノン株式会社 第1図 第5図
れを使用する情報処理装置の実施例を示し、第1図は情
報記録担体を処理装置本体に挿着した状態の断面図、第
2図はプローブ電極の取付方法の拡大斜視図、第3図は
情報記録担体の拡大断面図、第4図は情報記録担体の外
観斜視図、第5図は情報記録担体を処理装置本体に挿着
した状態の回路構成図、第6図は従来例の構成図である
。 符号20は情報記録担体、21は情報処理装置、22は
プローブ電極、23は記録媒体、24はフレーム、25
は基台、26はバイモルフ梁、27は移動基板、28は
下地電極、29はバッキング、31はXY駆動回路、3
2は電極、41は電圧印加回路、42は電流増幅器、4
3はサーボ回路、44はマイクロコンピュータである。 特許出願人 キャノン株式会社 第1図 第5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、情報処理用プローブ、記録媒体及び高粘性の液体を
フレーム内に密封したことを特徴とする情報記録担体。 2、前記プローブは複数とした請求項1に記載の情報記
録担体。 3、前記記録媒体は高分子膜とした請求項1に記載の情
報記録担体。 4、前記高分子膜はポリイミド膜とした請求項3に記載
の情報記録担体。 5、前記高粘性の液体は高分子化合物とした請求項1に
記載の情報記録担体。 6、プローブ、記録媒体及び高粘性の液体をフレーム内
に密封入した情報記録担体を設置し、前記プローブを介
して前記記録媒体間に情報の処理を行うことを特徴とす
る情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28082490A JPH04157639A (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 情報記録担体及びこれを使用する情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28082490A JPH04157639A (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 情報記録担体及びこれを使用する情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04157639A true JPH04157639A (ja) | 1992-05-29 |
Family
ID=17630495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28082490A Pending JPH04157639A (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 情報記録担体及びこれを使用する情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04157639A (ja) |
-
1990
- 1990-10-19 JP JP28082490A patent/JPH04157639A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5396453A (en) | Recording/reproducing apparatus such as a memory apparatus | |
US5412641A (en) | Information recording/reproducing apparatus for recording/reproducing information with probes | |
EP0480645B1 (en) | Cantilever type probe, scanning tunnel microscope and information processing apparatus using the same | |
JPH0894647A (ja) | プローブ、該プローブを用いた走査型プローブ顕微鏡、および前記プローブを用いた記録再生装置 | |
JP2744346B2 (ja) | 情報記録ユニットと情報記録及び/又は再生装置と情報記録及び/又は再生方法と情報記録媒体 | |
JPH05250734A (ja) | 情報処理装置 | |
JPH04157639A (ja) | 情報記録担体及びこれを使用する情報処理装置 | |
JP3127341B2 (ja) | 電極基板とその製造方法、及び記録媒体並びに情報処理装置 | |
JPH04157641A (ja) | 情報記録担体及びこれを使用する情報処理装置 | |
JP2890268B2 (ja) | プローブユニット及びこれを用いた情報処理装置と走査型トンネル顕微鏡 | |
JP3234722B2 (ja) | 円弧状反りレバー型アクチュエータ、該アクチュエータの駆動方法及び情報入出力用プローブを用いた情報処理装置 | |
JPH04157642A (ja) | 情報記録担体及びこれを使用する情報処理装置 | |
JP2934057B2 (ja) | プローブユニット及びこれを使用する情報記録及び/又は再生装置 | |
JPH04330653A (ja) | 情報再生装置及び情報記録再生装置 | |
JPH04157643A (ja) | 情報記録担体及びこれを使用する情報処理装置 | |
JP3023901B2 (ja) | 情報記録再生装置 | |
JPH07110969A (ja) | 面合わせ方法,位置制御機構および該機構を有する情報処理装置 | |
JP2946132B2 (ja) | 情報処理装置及び情報処理用カセット | |
JP2936291B2 (ja) | 記録媒体、及びこれを用いた情報処理装置、記録媒体カセット | |
JP2738876B2 (ja) | 情報記録及び/又は再生装置及び情報記録担体 | |
JP2995126B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JPH05307778A (ja) | 記録再生装置 | |
JPH06236584A (ja) | 情報記録媒体カセット及びこれを利用する情報処理装置 | |
JPH0478037A (ja) | 記録再生装置及び記録再生消去方法 | |
JPH0714224A (ja) | 記録媒体及び情報処理装置 |