JPH041560Y2 - - Google Patents
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- JPH041560Y2 JPH041560Y2 JP1983194071U JP19407183U JPH041560Y2 JP H041560 Y2 JPH041560 Y2 JP H041560Y2 JP 1983194071 U JP1983194071 U JP 1983194071U JP 19407183 U JP19407183 U JP 19407183U JP H041560 Y2 JPH041560 Y2 JP H041560Y2
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Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は複写機、プリンタ、フアクシミリ等の
電子写真装置や静電記録装置に用いる乾式現象装
置に関する。
電子写真装置や静電記録装置に用いる乾式現象装
置に関する。
「従来の技術」
従来より高抵抗トナーに静電潜像と逆極性の電
荷を付与させる事により導電性現像ローラ表面に
一様に前記トナーを付着さえ、該ローラを感光体
表面に近接回転させながら前記感光体表面に担持
した静電潜像部にトナー像を形成させる乾式現象
装置は既に公知であり、その代表的なものとして
例えばタツチダウン現像法や加圧現象法が存在す
る。
荷を付与させる事により導電性現像ローラ表面に
一様に前記トナーを付着さえ、該ローラを感光体
表面に近接回転させながら前記感光体表面に担持
した静電潜像部にトナー像を形成させる乾式現象
装置は既に公知であり、その代表的なものとして
例えばタツチダウン現像法や加圧現象法が存在す
る。
「考案が解決しようとする技術的課題」
このような現像法において、前記静電潜像部に
前記トナーを付着させた後、現像ローラ表面に残
留付着している帯電トナーを掃き落とさないまま
次の帯電を行なうと、前記現像ローラ表面の残留
トナーが付着している部分へトナーが更に重畳し
て付着されてトナーの付着むらが生じ、この結果
現像時に画像むらや画像濃度のバラツキが発生
し、鮮明且つ安定した画像が得られにくい。
前記トナーを付着させた後、現像ローラ表面に残
留付着している帯電トナーを掃き落とさないまま
次の帯電を行なうと、前記現像ローラ表面の残留
トナーが付着している部分へトナーが更に重畳し
て付着されてトナーの付着むらが生じ、この結果
現像時に画像むらや画像濃度のバラツキが発生
し、鮮明且つ安定した画像が得られにくい。
かかる欠点を防止するには、前記導電性現像ロ
ーラの感光体近接面、即ち現像位置より下流側に
クリーニング部材を配設する事により、前記残留
トナーを掃き落とせば良い訳であるが、前記現像
ローラは感光体回転方向と逆方向に回転している
為、単に前記現像ローラ表面にクリーニング部材
を当接させる構成を探ると、前記現像ローラの上
流側、即ち感光体側にトナーが飛散し、現像後の
感光体表面の可視像部や背景部に余分なトナーが
付着して画像の乱れを生じ、鮮明な画像形成を行
なう事が出来ない。
ーラの感光体近接面、即ち現像位置より下流側に
クリーニング部材を配設する事により、前記残留
トナーを掃き落とせば良い訳であるが、前記現像
ローラは感光体回転方向と逆方向に回転している
為、単に前記現像ローラ表面にクリーニング部材
を当接させる構成を探ると、前記現像ローラの上
流側、即ち感光体側にトナーが飛散し、現像後の
感光体表面の可視像部や背景部に余分なトナーが
付着して画像の乱れを生じ、鮮明な画像形成を行
なう事が出来ない。
更に前記現像ローラ表面に残留しているトナー
は帯電トナーである為、これをそのままの状態で
掃き落とすと、トナー収納室内で該トナーが凝集
したり、又次の再使用時にトナーの付着むら等が
生じたりして画像形成に悪影響を及ぼす。
は帯電トナーである為、これをそのままの状態で
掃き落とすと、トナー収納室内で該トナーが凝集
したり、又次の再使用時にトナーの付着むら等が
生じたりして画像形成に悪影響を及ぼす。
本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、現像後
の感光体表面にトナーを飛散させる事なく確実
に、前記現像ローラ表面に付着している残留トナ
ーを掃き落とし、この結果、現像ローラの表面が
常にクリーンな状態で次のトナーの供給に備える
事が出来、常に安定した且つ鮮明度の高い画像形
成が可能となる乾式現像装置を提供する事を目的
とする。
の感光体表面にトナーを飛散させる事なく確実
に、前記現像ローラ表面に付着している残留トナ
ーを掃き落とし、この結果、現像ローラの表面が
常にクリーンな状態で次のトナーの供給に備える
事が出来、常に安定した且つ鮮明度の高い画像形
成が可能となる乾式現像装置を提供する事を目的
とする。
「課題を解決する為の技術手段」
本考案は、内包した磁石集成体により層厚規制
したトナーを感光体側に導くトナー供給ローラ
と、該供給ローラと感光体間に配設され、前記供
給ローラに担持されたトナーを感光体と対峙する
現像位置側に導く導電性現像ローラととからなる
乾式現像装置に関するものである。
したトナーを感光体側に導くトナー供給ローラ
と、該供給ローラと感光体間に配設され、前記供
給ローラに担持されたトナーを感光体と対峙する
現像位置側に導く導電性現像ローラととからなる
乾式現像装置に関するものである。
即ち、より具体的には磁石集成体を内包したト
ナー供給ローラと感光体ドラムの間に現像ローラ
を配置した構成を取る乾式現像装置に適用される
ものである。
ナー供給ローラと感光体ドラムの間に現像ローラ
を配置した構成を取る乾式現像装置に適用される
ものである。
そして本考案の特徴とする所は、
前記現像ローラの回転方向に沿つて感光体と
の接触又は近接位置の前記供給ローラの対峙位
置までの間の現像ローラの下側周面に接触する
回転可能なクリーニング部材を配設すると共
に、該クリーニング部材の表面層に導電性繊維
群を設けた点を特徴とする。
の接触又は近接位置の前記供給ローラの対峙位
置までの間の現像ローラの下側周面に接触する
回転可能なクリーニング部材を配設すると共
に、該クリーニング部材の表面層に導電性繊維
群を設けた点を特徴とする。
即ち要約すると前記クリーニング部材を現像
位置下流側の現象ローラの下側周面に接触させ
て配置させた点、 及び該クリーニング部材の表面層に導電性繊
維群を取付け、より具体的にはポリエステル、
アクリル、レーヨン、カーボン入りレーヨン、
ナイロン、ビニロン等の導電性繊維を回転軸の
周囲に回転ブラシ状に、又は前記繊維を巻回し
て回転ローラ状にして形成した点。
位置下流側の現象ローラの下側周面に接触させ
て配置させた点、 及び該クリーニング部材の表面層に導電性繊
維群を取付け、より具体的にはポリエステル、
アクリル、レーヨン、カーボン入りレーヨン、
ナイロン、ビニロン等の導電性繊維を回転軸の
周囲に回転ブラシ状に、又は前記繊維を巻回し
て回転ローラ状にして形成した点。
を特徴とする。
前記現像ローラの表面にトナーと同種の材料
からなる導電性コート層を塗布した点、 ここで「前記トナー4と同種」とは、前述し
たトナー4を構成する材料である樹脂、磁性
粉、着色剤、抵抗制御剤、及び添加剤等の内の
少なく共一種を含む組成材料で形成されたもの
をいう。
からなる導電性コート層を塗布した点、 ここで「前記トナー4と同種」とは、前述し
たトナー4を構成する材料である樹脂、磁性
粉、着色剤、抵抗制御剤、及び添加剤等の内の
少なく共一種を含む組成材料で形成されたもの
をいう。
該クリーニング部材を前記現像ローラの回転
方向と逆回転にして且つ該現像ローラの周速よ
り大に設定した点、 即ちクリーニング部材が現像ローラ下側周面
のトナーを前記供給ローラ側に向け掃き落とし
可能にその回転方向と周速を設定した点にあ
る。
方向と逆回転にして且つ該現像ローラの周速よ
り大に設定した点、 即ちクリーニング部材が現像ローラ下側周面
のトナーを前記供給ローラ側に向け掃き落とし
可能にその回転方向と周速を設定した点にあ
る。
を特徴とする乾式現像装置を提案する。
「作用」
かかる技術手段によれば第3図に示すように、
クリーニング部材50は現像ローラ30の回転方
向と逆回転にしてその周速より大に設定した為
に、現像ローラ30表面を供給ローラ40方向に
摺擦させながら回転させることが出来、結果とし
て現像ローラ30に残留付着しているトナー4を
供給ローラ40側への掃き落しが行なわれる。
クリーニング部材50は現像ローラ30の回転方
向と逆回転にしてその周速より大に設定した為
に、現像ローラ30表面を供給ローラ40方向に
摺擦させながら回転させることが出来、結果とし
て現像ローラ30に残留付着しているトナー4を
供給ローラ40側への掃き落しが行なわれる。
この際掃き落とされるトナーはミクロン単位の
微細粉粒である為に、現像ローラ30の上側周面
上でトナーの掃き落としをやつても単に空中に浮
遊するのみで現像ローラ30に再付着し、好まし
くない。
微細粉粒である為に、現像ローラ30の上側周面
上でトナーの掃き落としをやつても単に空中に浮
遊するのみで現像ローラ30に再付着し、好まし
くない。
これに対し本考案は前記クリーニング部材50
の接触面が該現像ローラ30下側周面上に位置し
ている為に、前記再付着の恐れを解消し得る。
の接触面が該現像ローラ30下側周面上に位置し
ている為に、前記再付着の恐れを解消し得る。
又本考案は単に空中に掃き落とすのではなく、
トナー供給ローラ40側、言換えれば磁石集成体
41を内包し、トナー担持能力を有する供給ロー
ラ40側に向け掃き落とされるために、前記掃き
落とされたトナーが該供給ローラ40に付着し、
再回収が可能であると共に、空中浮遊における機
内汚染を防止出来る。
トナー供給ローラ40側、言換えれば磁石集成体
41を内包し、トナー担持能力を有する供給ロー
ラ40側に向け掃き落とされるために、前記掃き
落とされたトナーが該供給ローラ40に付着し、
再回収が可能であると共に、空中浮遊における機
内汚染を防止出来る。
前記クリーニング部材50は繊維材で形成され
ている為に、確実にトナーの補足と掃き落としが
行なわれるが、絶縁性繊維材で形成すると前記現
像ローラ30との摺擦により帯電し、前記掃き落
としたトナーがクリーニング部材50表面に付着
し円滑な掃き落としが出来ない。
ている為に、確実にトナーの補足と掃き落としが
行なわれるが、絶縁性繊維材で形成すると前記現
像ローラ30との摺擦により帯電し、前記掃き落
としたトナーがクリーニング部材50表面に付着
し円滑な掃き落としが出来ない。
そこで本考案は前記クリーニング部材50を導
電性繊維材で形成することにより前記欠点の解消
を図るとともに、而も該クリーニング部材50が
導電性材料で形成されている事は、前記掃き落と
しの際、トナー4の帯電を除電させる事が出来、
次の再使用の際何等問題を生じさせない。
電性繊維材で形成することにより前記欠点の解消
を図るとともに、而も該クリーニング部材50が
導電性材料で形成されている事は、前記掃き落と
しの際、トナー4の帯電を除電させる事が出来、
次の再使用の際何等問題を生じさせない。
さて前記のようにトナーを介してクリーニング
部材50と現像ローラ30が摺擦されると現像ロ
ーラ30に担持している残留トナーが、クリーニ
ング部材50との間のみならず、現像ローラ30
との間でも摺擦が行なわれ、結果として前記トナ
ーが摩擦帯電により電荷が注入されて現像ローラ
30側に吸着し、円滑な掃き落としが出来ない。
部材50と現像ローラ30が摺擦されると現像ロ
ーラ30に担持している残留トナーが、クリーニ
ング部材50との間のみならず、現像ローラ30
との間でも摺擦が行なわれ、結果として前記トナ
ーが摩擦帯電により電荷が注入されて現像ローラ
30側に吸着し、円滑な掃き落としが出来ない。
そこで本考案は前記現像ローラ30の表面にト
ナーと同種の材料からなる導電性コート層を形成
したために、前記摺擦によつて摩擦帯電が生じる
ことなく、前記クリーニング部材50の摺擦によ
り一層円滑な掃き落としが可能となるとともに前
記現像ローラ30の表面が常にクリーンな状態で
次の帯電に備える事が出来、この結果、前記供給
ローラ40と現像ローラ30間の電界強度は常に
一定し安定した画像形成が可能となる。
ナーと同種の材料からなる導電性コート層を形成
したために、前記摺擦によつて摩擦帯電が生じる
ことなく、前記クリーニング部材50の摺擦によ
り一層円滑な掃き落としが可能となるとともに前
記現像ローラ30の表面が常にクリーンな状態で
次の帯電に備える事が出来、この結果、前記供給
ローラ40と現像ローラ30間の電界強度は常に
一定し安定した画像形成が可能となる。
又前記トナーはクリーニング部材50と現像ロ
ーラ30のいずれにおいても電荷の注入がなく且
つ残留電荷も除電されるために、前記両ローラ間
で繰り返し帯電が行なわれても、現像ローラ30
に付着するトナー4の量に変動が生じる事がな
く、安定した画像形成が可能となる。
ーラ30のいずれにおいても電荷の注入がなく且
つ残留電荷も除電されるために、前記両ローラ間
で繰り返し帯電が行なわれても、現像ローラ30
に付着するトナー4の量に変動が生じる事がな
く、安定した画像形成が可能となる。
「実施例」
以下、図面に基づいて本考案の実施例を例示的
に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されて
いる構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置
などは特に特定的な記載がない限りは、この考案
の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる
説明例に過ぎない。
に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されて
いる構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置
などは特に特定的な記載がない限りは、この考案
の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる
説明例に過ぎない。
第1図は本考案の実施例が適用される複写機の
概略構成を示し、7は表面に光導電層を備えたド
ラム状感光体で、その周囲に帯電装置8、露光装
置9、現像装置10、転写装置11、清掃装置1
2などが配置されている。
概略構成を示し、7は表面に光導電層を備えたド
ラム状感光体で、その周囲に帯電装置8、露光装
置9、現像装置10、転写装置11、清掃装置1
2などが配置されている。
そしてかかる複写機は公知の如く、図示しない
原稿台の移動に同期して前記感光体7が時計方向
に回転すると、先づ帯電装置8にて所定の電荷が
印加され、次に露光装置9により逐次露光し原稿
台上の原稿像に対応した静電潜像7aが感光体7
表面に形成される。この静電潜像7aは詳細に後
述する現像装置10によりトナー像として可視化
され転写装置11に至る。転写装置11では給紙
装置14より送られてきた転写紙13に前記トナ
ー像を転写担持させた後、転写紙13を感光体7
から分離し定着装置15にて最終画像として定着
させる。一方前記トナー像を転写させた感光体7
は清掃装置12により残留トナー4を除去した
後、次の複写に備える。
原稿台の移動に同期して前記感光体7が時計方向
に回転すると、先づ帯電装置8にて所定の電荷が
印加され、次に露光装置9により逐次露光し原稿
台上の原稿像に対応した静電潜像7aが感光体7
表面に形成される。この静電潜像7aは詳細に後
述する現像装置10によりトナー像として可視化
され転写装置11に至る。転写装置11では給紙
装置14より送られてきた転写紙13に前記トナ
ー像を転写担持させた後、転写紙13を感光体7
から分離し定着装置15にて最終画像として定着
させる。一方前記トナー像を転写させた感光体7
は清掃装置12により残留トナー4を除去した
後、次の複写に備える。
これらの複写工程については既に周知の為詳細
な説明は省略する。
な説明は省略する。
一方、前記複写機に使用されるトナー4は、少
なく共1013Ωcm以上の体積抵抗値を有する高抵
抗磁性トナーで、例えばスチレンアクリル系の樹
脂、マグネタイト(磁性粉)、カーボンブラツク
(着色剤兼抵抗制御剤)、シリカ(添加剤)等を適
当な配合比で混練・加熱したのち、粉砕分級し平
均粒径15〜25μmにして形成されている。
なく共1013Ωcm以上の体積抵抗値を有する高抵
抗磁性トナーで、例えばスチレンアクリル系の樹
脂、マグネタイト(磁性粉)、カーボンブラツク
(着色剤兼抵抗制御剤)、シリカ(添加剤)等を適
当な配合比で混練・加熱したのち、粉砕分級し平
均粒径15〜25μmにして形成されている。
第2図乃至第3図は前記複写機に使用される本
考案の実施例たる現像装置10を示し、枠体20
と現像ローラ30と供給ローラ40とクリーニン
グ部材50と穂高規制部材60とにより構成され
ている。
考案の実施例たる現像装置10を示し、枠体20
と現像ローラ30と供給ローラ40とクリーニン
グ部材50と穂高規制部材60とにより構成され
ている。
枠体20は、感光体7の周円方向に沿つて該感
光体7の長手方向のほぼ全長に亙つて配置され、
上方に形成したカートリツジ装着部21と、該装
着部21に連なり、前記感光体7対面側を開口し
たトナー収納室22とよりなる。
光体7の長手方向のほぼ全長に亙つて配置され、
上方に形成したカートリツジ装着部21と、該装
着部21に連なり、前記感光体7対面側を開口し
たトナー収納室22とよりなる。
カートリツジ装着部21にはトナー補給用カー
トリツジ23が着脱可能に装着されており、図示
しない剥離手段を介してカートリツジ23下面に
貼着したシール部材24を剥離する事により、該
カートリツジ23内のトナー4が枠体底板25に
沿つて流下し、収納室22内に補給されるよう構
成する。
トリツジ23が着脱可能に装着されており、図示
しない剥離手段を介してカートリツジ23下面に
貼着したシール部材24を剥離する事により、該
カートリツジ23内のトナー4が枠体底板25に
沿つて流下し、収納室22内に補給されるよう構
成する。
トナー収納室22内には前記現像ローラ30と
供給ローラ40とクリーニング部材50とが夫々
感光体7回転軸と平行になる如く、又前記供給ロ
ーラ40上方には穂高規制部材60がその下端6
1を供給ローラ40外周面に近接させて配設され
ている。
供給ローラ40とクリーニング部材50とが夫々
感光体7回転軸と平行になる如く、又前記供給ロ
ーラ40上方には穂高規制部材60がその下端6
1を供給ローラ40外周面に近接させて配設され
ている。
現象ローラ30は導電性ゴムで形成した回転体
31と該回転体31の外周表面に塗布された導電
性コート層32とよりなり、その外周面が感光体
7外周面と接触するように配置すると共に、図示
しない歯車等を介して感光体7の回転に追従して
該現像ローラ30が転接回転、即ち該現像ローラ
30が感光体7と同一の周速度を有し且つ反対方
向に回転するように構成している。尚、前記感光
体7外周面との接触は当接でも弾性的な圧接でも
いずれでもよい。そして前記導電性ゴムで形成し
た回転体31は電気抵抗として体積抵抗値が10
11Ωcm以下、好ましくは105〜109Ωcmの範囲
のものを用いる。
31と該回転体31の外周表面に塗布された導電
性コート層32とよりなり、その外周面が感光体
7外周面と接触するように配置すると共に、図示
しない歯車等を介して感光体7の回転に追従して
該現像ローラ30が転接回転、即ち該現像ローラ
30が感光体7と同一の周速度を有し且つ反対方
向に回転するように構成している。尚、前記感光
体7外周面との接触は当接でも弾性的な圧接でも
いずれでもよい。そして前記導電性ゴムで形成し
た回転体31は電気抵抗として体積抵抗値が10
11Ωcm以下、好ましくは105〜109Ωcmの範囲
のものを用いる。
又該現像ローラ30は接地されており、且つ前
記の如く導電性である為、後記するように供給ロ
ーラ40との間で電界形成を可能なさしめる。
記の如く導電性である為、後記するように供給ロ
ーラ40との間で電界形成を可能なさしめる。
次に前記コート層32について詳細に説明する
に、コート層32の材質は、該コート層32がト
ナー4と接触した際、両者間の物性的な粘着抵抗
を低くさせる為に前記トナー4と同種の材料で形
成すると共に、前記電界形成を円滑に達成する為
に回転体31と同様にその体積抵抗値が1011Ω
cm以下、好ましくは105〜109Ωcmの範囲に制
御している。
に、コート層32の材質は、該コート層32がト
ナー4と接触した際、両者間の物性的な粘着抵抗
を低くさせる為に前記トナー4と同種の材料で形
成すると共に、前記電界形成を円滑に達成する為
に回転体31と同様にその体積抵抗値が1011Ω
cm以下、好ましくは105〜109Ωcmの範囲に制
御している。
ここで「前記トナー4と同種」とは、前述した
トナー4を構成する材料である樹脂、磁性粉、着
色剤、抵抗制御剤、及び添加剤等の内の少なく共
一種を含む組成材料で形成されたものをいう。
トナー4を構成する材料である樹脂、磁性粉、着
色剤、抵抗制御剤、及び添加剤等の内の少なく共
一種を含む組成材料で形成されたものをいう。
尚、本実施例においては前記トナー4を構成す
る材料中のマグネタイトやカーボンブラツク等の
抵抗制御剤の配合比のみを変えて(増量)その体
積抵抗値を105〜109Ωcmの範囲に制御して形
成している。
る材料中のマグネタイトやカーボンブラツク等の
抵抗制御剤の配合比のみを変えて(増量)その体
積抵抗値を105〜109Ωcmの範囲に制御して形
成している。
前記コート層32はその膜厚が増すと導電抵抗
が大となり、後記する如くトナーの付着と電界形
成の上でにとつて好ましくない為、トナー4の平
均粒径の10倍以下、好ましくは約3〜5倍程度の
膜厚になるように形成する。
が大となり、後記する如くトナーの付着と電界形
成の上でにとつて好ましくない為、トナー4の平
均粒径の10倍以下、好ましくは約3〜5倍程度の
膜厚になるように形成する。
又該コート層32の塗布は、前記導電性ゴムで
形成した回転体31表面の凹凸を吸収して現像ロ
ーラ30表面が平滑な面になるように行なえばよ
く、又該塗布手段はスプレー、はけ塗り、デイツ
ピングその他の周知の塗布方法により行ない、更
に前記回転体31表面からの剥離を防止する為焼
付け又は電子線硬化させてもよい。
形成した回転体31表面の凹凸を吸収して現像ロ
ーラ30表面が平滑な面になるように行なえばよ
く、又該塗布手段はスプレー、はけ塗り、デイツ
ピングその他の周知の塗布方法により行ない、更
に前記回転体31表面からの剥離を防止する為焼
付け又は電子線硬化させてもよい。
前記現像ローラ30の感光体7接触側の上流
側、即ちトナー4収容室の入口側には、その外周
面を前記現像ローラ30外周面に近接させて供給
ローラ40が配置されている。
側、即ちトナー4収容室の入口側には、その外周
面を前記現像ローラ30外周面に近接させて供給
ローラ40が配置されている。
該供給ローラ40は、表面に多数の磁極を形成
した円柱状の磁石集成体41と、該集成体41の
周囲に同心円状に配置されアルミ等の導電性非磁
性体で形成された導電性スリーブ42とにより形
成され、前記磁石集成体41と導電性スリーブ4
2間を相対的に回転する事により、導電性スリー
ブ42上に穂状に担持されたトナー4(磁気ブラ
シ4a)が現像ローラ30側に搬送されるよう構
成する。ここで「相対的に回転する」とは、前記
磁石集成体41と導電性スリーブ42の両者又は
いずれか一方を回転させ、該磁石集成体41と導
電性スリーブ42間に相対速度が発生している場
合をいう。
した円柱状の磁石集成体41と、該集成体41の
周囲に同心円状に配置されアルミ等の導電性非磁
性体で形成された導電性スリーブ42とにより形
成され、前記磁石集成体41と導電性スリーブ4
2間を相対的に回転する事により、導電性スリー
ブ42上に穂状に担持されたトナー4(磁気ブラ
シ4a)が現像ローラ30側に搬送されるよう構
成する。ここで「相対的に回転する」とは、前記
磁石集成体41と導電性スリーブ42の両者又は
いずれか一方を回転させ、該磁石集成体41と導
電性スリーブ42間に相対速度が発生している場
合をいう。
次に供給ローラ40の構成について更に詳細に
説明すると、前記供給ローラ40は、前記現像ロ
ーラ30の供給ローラ近接点(以下供給装置とい
う)から感光体7は接触点(以下現像位置とい
う)までの周面長さαが、感光体7の静電潜像7
aを形成する露出地点より前記現像位置までの長
さβより大になる如く配置され、又該供給ローラ
40と前記現像ローラ30間の対向間隔を0.3mm
程度に設定している。
説明すると、前記供給ローラ40は、前記現像ロ
ーラ30の供給ローラ近接点(以下供給装置とい
う)から感光体7は接触点(以下現像位置とい
う)までの周面長さαが、感光体7の静電潜像7
aを形成する露出地点より前記現像位置までの長
さβより大になる如く配置され、又該供給ローラ
40と前記現像ローラ30間の対向間隔を0.3mm
程度に設定している。
そして前記供給ローラ40には変調された交流
又は直流電圧印加手段43が電気的に接触されて
おり、該電圧印加手段43により前記感光体7表
面に形成された静電電荷と逆極性の直流電圧が前
記供給ローラ40に印加され、前記導電性の現像
ローラ30間の供給位置付近に所定強度の電界を
発生させる。又前記電圧印加手段43は電圧制御
可能に構成している為、前記両ローラ30,40
間の電界強度を自由にコントロールする事が出来
る。更に前記電圧印加手段43とローラ40間に
は制御回路44を介在させ、前記露光装置9によ
る露光工程終了と同時又は直後に前記電圧印加手
段43をOFFにするよう構成する。
又は直流電圧印加手段43が電気的に接触されて
おり、該電圧印加手段43により前記感光体7表
面に形成された静電電荷と逆極性の直流電圧が前
記供給ローラ40に印加され、前記導電性の現像
ローラ30間の供給位置付近に所定強度の電界を
発生させる。又前記電圧印加手段43は電圧制御
可能に構成している為、前記両ローラ30,40
間の電界強度を自由にコントロールする事が出来
る。更に前記電圧印加手段43とローラ40間に
は制御回路44を介在させ、前記露光装置9によ
る露光工程終了と同時又は直後に前記電圧印加手
段43をOFFにするよう構成する。
尚、前記電圧印加手段43は、本実施例とは逆
に現像ローラ30側に接触させてもよいが、現像
ローラ30側に直流電圧を印加すると、感光体7
表面と現像ローラ30間にも電位差が生じてしま
い、例えば静電電荷と逆極性の直流電圧を印加し
た場合には静電潜像7aが形成されていない背景
部分にもトナー4が付着(かぶり)する。しかし
ながら適度の直流電圧の印加はかぶりをとるのに
役立つ場合もある。
に現像ローラ30側に接触させてもよいが、現像
ローラ30側に直流電圧を印加すると、感光体7
表面と現像ローラ30間にも電位差が生じてしま
い、例えば静電電荷と逆極性の直流電圧を印加し
た場合には静電潜像7aが形成されていない背景
部分にもトナー4が付着(かぶり)する。しかし
ながら適度の直流電圧の印加はかぶりをとるのに
役立つ場合もある。
クリーニング部材50は前記現像ローラ30の
現像位置下流側に位置し、ポリエステル、アクリ
ル、レーヨン、カーボン入りレーヨン、ナイロ
ン、ビニロン等の導電性繊維を回転軸の周囲に回
転ブラシ状に、又は前記繊維を巻回して回転ロー
ラ状にして形成すると共に、その外周面が前記現
像ローラ30の感光体7との現像位置下流側から
供給ローラ40との供給位置までの間の、現像ロ
ーラ30表面に接するように配置する。
現像位置下流側に位置し、ポリエステル、アクリ
ル、レーヨン、カーボン入りレーヨン、ナイロ
ン、ビニロン等の導電性繊維を回転軸の周囲に回
転ブラシ状に、又は前記繊維を巻回して回転ロー
ラ状にして形成すると共に、その外周面が前記現
像ローラ30の感光体7との現像位置下流側から
供給ローラ40との供給位置までの間の、現像ロ
ーラ30表面に接するように配置する。
そして該クリーニング部材50は、現像ローラ
30に残留付着しているトナー4が感光体7側に
掃き落される事なく供給ローラ40側にのみ掃き
落されるようにその回転方向と周速を設定してい
る。具体的には現像ローラ30の回転方向と反対
方向に回転を付与すると共にその周速度を前記現
像ローラ30の周速度より大になる如く構成す
る。
30に残留付着しているトナー4が感光体7側に
掃き落される事なく供給ローラ40側にのみ掃き
落されるようにその回転方向と周速を設定してい
る。具体的には現像ローラ30の回転方向と反対
方向に回転を付与すると共にその周速度を前記現
像ローラ30の周速度より大になる如く構成す
る。
穂高規制部材60はブレード状をなし、その先
端を前記供給位置の上流側の供給ローラ40外周
面に近接させて配置し、前記磁気ブラシ4aの穂
高を所定の高さに規制可能に構成する。
端を前記供給位置の上流側の供給ローラ40外周
面に近接させて配置し、前記磁気ブラシ4aの穂
高を所定の高さに規制可能に構成する。
次にかかる構成による本考案の作用を説明す
る。
る。
先ず前記複写機が始動すると、前記感光体7の
回転と共に、現像ローラ30、供給ローラ40、
及びクリーニング部材50が夫々所定の回転方向
に回転し、且つ前記供給ローラ40に直流電圧が
印加され、下記の順序で現像が行なわれる。
回転と共に、現像ローラ30、供給ローラ40、
及びクリーニング部材50が夫々所定の回転方向
に回転し、且つ前記供給ローラ40に直流電圧が
印加され、下記の順序で現像が行なわれる。
即ち先ず、収納室22内に滞留しているトナー
4が、前記磁石集成体41の磁気吸引力により導
電性スリーブ42上に穂状(磁気ブラシ4a)に
担持された後、磁石集成体41と導電性スリーブ
42間の相対的な回転により現像ローラ30側に
搬送され、前記穂高規制部材60により前記磁気
ブラシ4aの穂高が規制されながら、適切な量の
トナー4のみが現像ローラ30間の供給位置に接
近する。
4が、前記磁石集成体41の磁気吸引力により導
電性スリーブ42上に穂状(磁気ブラシ4a)に
担持された後、磁石集成体41と導電性スリーブ
42間の相対的な回転により現像ローラ30側に
搬送され、前記穂高規制部材60により前記磁気
ブラシ4aの穂高が規制されながら、適切な量の
トナー4のみが現像ローラ30間の供給位置に接
近する。
前記供給ローラ40には前記静電電荷と逆極性
の直流電圧が印加され、又導電性の現像ローラ3
0が接地されている為、該両ローラ30,40間
には前記直流電圧と対応した電界が形成され、一
方該ローラ30,40は互いに逆方向に回転して
いる為、両ローラ30,40間にはかなりの速度
の相対的回転速度が存在し、従つて前記供給位置
に導かれたトナー4は、両ローラ30,40間で
摺擦されながら該両ローラ30,40間に形成さ
れた電界強度に対応した静電電荷と逆極性の電荷
が付与され、所望量のトナー4が現像ローラ30
の外周面全体に帯電付着する。そして該現像ロー
ラ30に付着したトナー4は、該ローラ30の回
転により感光体7側に搬送され前記現像位置に導
かれる。
の直流電圧が印加され、又導電性の現像ローラ3
0が接地されている為、該両ローラ30,40間
には前記直流電圧と対応した電界が形成され、一
方該ローラ30,40は互いに逆方向に回転して
いる為、両ローラ30,40間にはかなりの速度
の相対的回転速度が存在し、従つて前記供給位置
に導かれたトナー4は、両ローラ30,40間で
摺擦されながら該両ローラ30,40間に形成さ
れた電界強度に対応した静電電荷と逆極性の電荷
が付与され、所望量のトナー4が現像ローラ30
の外周面全体に帯電付着する。そして該現像ロー
ラ30に付着したトナー4は、該ローラ30の回
転により感光体7側に搬送され前記現像位置に導
かれる。
尚、前記現像ローラ30のトナー付着量、即ち
感光体7側の現像位置に搬送されるトナー量は、
前記供給ローラ40に印加する直流電圧を変化さ
せる事により自由に制御させる事が出来る為、従
つて感光体7表面に形成された静電潜像が面積像
か線画像かによつて、又前記潜像部のコピー濃度
を調整する場合においても、前記直流電圧を手動
又は自動的に変化させる事によりコピー濃度の調
整や画像部の種類による現像効果の選択を簡単に
行なう事が出来る。
感光体7側の現像位置に搬送されるトナー量は、
前記供給ローラ40に印加する直流電圧を変化さ
せる事により自由に制御させる事が出来る為、従
つて感光体7表面に形成された静電潜像が面積像
か線画像かによつて、又前記潜像部のコピー濃度
を調整する場合においても、前記直流電圧を手動
又は自動的に変化させる事によりコピー濃度の調
整や画像部の種類による現像効果の選択を簡単に
行なう事が出来る。
次に、前記現像位置に導かれたトナー4は静電
電荷と逆極性に帯電している為、感光体7表面の
静電潜像7aと接触する事により、該静電潜像7
a部に吸引付着し、可視像が形成される。
電荷と逆極性に帯電している為、感光体7表面の
静電潜像7aと接触する事により、該静電潜像7
a部に吸引付着し、可視像が形成される。
この際、前記感光体7と現像ローラ30は互い
に同一周速度でもつて転接されながら回転してい
る為、前記トナー4を感光体7へ摺擦させる事な
しに現像する事が出来、従つて従来に一成分系現
像方式の欠点である。機械的摺擦による画像の乱
れ(ずれ或いはにじみ)のない、極めて鮮明な画
像を得る事が出来る。
に同一周速度でもつて転接されながら回転してい
る為、前記トナー4を感光体7へ摺擦させる事な
しに現像する事が出来、従つて従来に一成分系現
像方式の欠点である。機械的摺擦による画像の乱
れ(ずれ或いはにじみ)のない、極めて鮮明な画
像を得る事が出来る。
特に本実施例においては前記現像ローラ30表
面層がコート層32を介して導電性ゴム状の回転
体31で形成されている為、該現像ローラ30が
感光体7表面に押し付けられながら(弾性的に当
接)転接させる事が出来、現像効率が更に向上す
る。
面層がコート層32を介して導電性ゴム状の回転
体31で形成されている為、該現像ローラ30が
感光体7表面に押し付けられながら(弾性的に当
接)転接させる事が出来、現像効率が更に向上す
る。
又前記現像は従来の一成分系現像方式のように
機械的摩擦により電荷を付与するのではなく、前
記供給ローラ40と現像ローラ30間の供給位置
で強制的に帯電させたトナー4を、前記感光体7
に転接させながら前記静電潜像部に電気的吸引・
付着させている為、現像効率が極めて高くなる。
機械的摩擦により電荷を付与するのではなく、前
記供給ローラ40と現像ローラ30間の供給位置
で強制的に帯電させたトナー4を、前記感光体7
に転接させながら前記静電潜像部に電気的吸引・
付着させている為、現像効率が極めて高くなる。
例えば、反射光学濃度で示される印刷濃度を
1.4以上にする為には、前記従来公知の一成分系
現像方式においては感光体7の表面電位を1000V
以上にする必要があつたが、本実施例においては
感光体7の表面電位を400Vまで下げても、1.4以
上の印刷濃度を維持する事が出来た。
1.4以上にする為には、前記従来公知の一成分系
現像方式においては感光体7の表面電位を1000V
以上にする必要があつたが、本実施例においては
感光体7の表面電位を400Vまで下げても、1.4以
上の印刷濃度を維持する事が出来た。
更に本実施例においては、前記現像ローラ30
の、導電性ゴムで形成した回転体31とトナー4
間に、該トナー4と同種の材質よりなる低抵抗の
導電性コート層32が介在している為、現像ロー
ラ30表面とトナー4間の表面エネルギーを小さ
くする事が出来、前記トナー4が現像ローラ30
から感光体7へ移転(吸引付着)するのが容易に
なり、感光体7表面の画像鮮明度が向上する。又
前記コート層32の介在は現像ローラ30表面へ
のトナー4の付着を防ぐ事が出来、該トナー4の
付着に起因する現像ローラ30表面の時系列的な
抵抗変化とバラツキによる現像条件の不安定化や
画像むら等を防止する事が出来る。
の、導電性ゴムで形成した回転体31とトナー4
間に、該トナー4と同種の材質よりなる低抵抗の
導電性コート層32が介在している為、現像ロー
ラ30表面とトナー4間の表面エネルギーを小さ
くする事が出来、前記トナー4が現像ローラ30
から感光体7へ移転(吸引付着)するのが容易に
なり、感光体7表面の画像鮮明度が向上する。又
前記コート層32の介在は現像ローラ30表面へ
のトナー4の付着を防ぐ事が出来、該トナー4の
付着に起因する現像ローラ30表面の時系列的な
抵抗変化とバラツキによる現像条件の不安定化や
画像むら等を防止する事が出来る。
前記現像位置を通過した現像ローラ30は更に
回転しクリーニング部材50に達する。このクリ
ーニング部材50は現像ローラ30表面に摺擦さ
れながら回転している為、現像ローラ30に残留
付着しているトナー4の供給ローラ40側への掃
き落しが確実に行なわれる。この際、本実施例に
おいては前記現像ローラ30の表面をトナー4と
同種の材質よりなる導電性コート層32を塗布し
てある為、前記トナー4の掃き落としが更に容易
になる。
回転しクリーニング部材50に達する。このクリ
ーニング部材50は現像ローラ30表面に摺擦さ
れながら回転している為、現像ローラ30に残留
付着しているトナー4の供給ローラ40側への掃
き落しが確実に行なわれる。この際、本実施例に
おいては前記現像ローラ30の表面をトナー4と
同種の材質よりなる導電性コート層32を塗布し
てある為、前記トナー4の掃き落としが更に容易
になる。
このようにクリーニング部材50を前記現像位
置下流側より供給位置までの間の現像ローラ30
表面に接触させて配置した為、前記現像ローラ3
0の表面が常にクリーンな状態で次の帯電に備え
る事が出来、この結果、前記供給ローラ40と現
像ローラ30間の電界強度は常に一定し、前記両
ローラ30,40間で繰り返し帯電が行なわれて
も、現像ローラ30に付着するトナー4の量に変
動が生じる事がなく、安定した画像形成が可能と
なる。
置下流側より供給位置までの間の現像ローラ30
表面に接触させて配置した為、前記現像ローラ3
0の表面が常にクリーンな状態で次の帯電に備え
る事が出来、この結果、前記供給ローラ40と現
像ローラ30間の電界強度は常に一定し、前記両
ローラ30,40間で繰り返し帯電が行なわれて
も、現像ローラ30に付着するトナー4の量に変
動が生じる事がなく、安定した画像形成が可能と
なる。
また前記クリーニング部材50によるトナー4
の掃き落しは、感光体7側に掃き落される事なく
供給ローラ40側にのみ掃き落される為、現像後
の感光体7表面の可視像部や背景部に余分なトナ
ー4が付着する事なく、画像の乱れ等を防止出来
る。
の掃き落しは、感光体7側に掃き落される事なく
供給ローラ40側にのみ掃き落される為、現像後
の感光体7表面の可視像部や背景部に余分なトナ
ー4が付着する事なく、画像の乱れ等を防止出来
る。
更に前記クリーニング部材50はいずれも導電
性材料で形成されている為、前記掃き落としの
際、トナー4の帯電を除電させる事が出来、次の
再使用の際何等問題を生じさせない。
性材料で形成されている為、前記掃き落としの
際、トナー4の帯電を除電させる事が出来、次の
再使用の際何等問題を生じさせない。
以下前記作用を繰り返しながら現像を行なう。
そして現像終了時においては、前記露光装置9
による露光工程終了と同時又は直後に、前記電圧
印加手段43をOFFにして前記供給ローラ40
側への直流電圧の印加を止め、前記両ローラ3
0,40間の電界を遮断する事により現像ローラ
30へのトナー4の供給を止め、現像に必要なト
ナー4以外のトナーを該現像ローラ30に載せな
いようにして現像ローラ30を回転させ、該露光
工程終了地点で形成された最後端の静電潜像7a
を現像した後、該現像された可視像が転写又はそ
の後の最終工程、即ち最終画像を形成するまでの
間に、前記現像ローラ30上に付着していた最後
端のトナーが現像位置、即ち感光体7接触位置を
通過し、更に下流側のクリーニング部材50によ
り掃き落とされ、該現像ローラ30表面にトナー
4が何等付着されない状態で機械を停止させる。
による露光工程終了と同時又は直後に、前記電圧
印加手段43をOFFにして前記供給ローラ40
側への直流電圧の印加を止め、前記両ローラ3
0,40間の電界を遮断する事により現像ローラ
30へのトナー4の供給を止め、現像に必要なト
ナー4以外のトナーを該現像ローラ30に載せな
いようにして現像ローラ30を回転させ、該露光
工程終了地点で形成された最後端の静電潜像7a
を現像した後、該現像された可視像が転写又はそ
の後の最終工程、即ち最終画像を形成するまでの
間に、前記現像ローラ30上に付着していた最後
端のトナーが現像位置、即ち感光体7接触位置を
通過し、更に下流側のクリーニング部材50によ
り掃き落とされ、該現像ローラ30表面にトナー
4が何等付着されない状態で機械を停止させる。
尚、本実施例においては前記現像ローラ30の
供給位置から感光体7と接触する現像位置までの
周面長さαが、感光体7の静電潜像7aを形成す
る露光地点より前記現像位置までの長さβより大
になる如く構成している為、前記現像ローラ30
上に付着していた最後端のトナーが現像位置を通
過するまでの間に露光工程終了地点で形成された
最後端の静電潜像7aが前記現像位置を通過し、
前記作用が円滑に達成される。
供給位置から感光体7と接触する現像位置までの
周面長さαが、感光体7の静電潜像7aを形成す
る露光地点より前記現像位置までの長さβより大
になる如く構成している為、前記現像ローラ30
上に付着していた最後端のトナーが現像位置を通
過するまでの間に露光工程終了地点で形成された
最後端の静電潜像7aが前記現像位置を通過し、
前記作用が円滑に達成される。
「効果」
以上記載した如く本考案によれば、感光体接触
又は近接位置の下流側からトナー帯電位置間の前
記現像ローラ表面に回転可能なクリーニング部材
を接触させると共に、該クリーニング部材により
掃き落とされたトナーが反感光体側に落下するよ
う前記クリーニング部材の回転方向と周速を設定
した為、現像後の感光体表面にトナーが飛散する
事なく確実に、前記現像ローラ表面に付着してい
る残留トナーを反感光体側に掃き落とし、この結
果、現像ローラの表面が常にクリーンな状態で次
のトナー供給に備える事が出来ると共に、常に安
定した現像と鮮明度の高い画像形成が可能とな
る。
又は近接位置の下流側からトナー帯電位置間の前
記現像ローラ表面に回転可能なクリーニング部材
を接触させると共に、該クリーニング部材により
掃き落とされたトナーが反感光体側に落下するよ
う前記クリーニング部材の回転方向と周速を設定
した為、現像後の感光体表面にトナーが飛散する
事なく確実に、前記現像ローラ表面に付着してい
る残留トナーを反感光体側に掃き落とし、この結
果、現像ローラの表面が常にクリーンな状態で次
のトナー供給に備える事が出来ると共に、常に安
定した現像と鮮明度の高い画像形成が可能とな
る。
又クリーニング部材を静電的に導電性を有する
材料で形成する事により、前記掃き落としの際、
帯電しているトナーを除電する事が出来、トナー
収納室内でのトナーの凝集や、又次の再使用時に
おけるトナーの付着むら等を防止出来、良好な画
像形成が可能となる。
材料で形成する事により、前記掃き落としの際、
帯電しているトナーを除電する事が出来、トナー
収納室内でのトナーの凝集や、又次の再使用時に
おけるトナーの付着むら等を防止出来、良好な画
像形成が可能となる。
等の種々の著効を有する。
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示し、第
1図は本実施例に係る現象装置が適用される複写
機の概略説明図、第2図は前記現象装置の断面
図、第3図はトナーの付着状態を示す説明図であ
る。 4……トナー、30……現像ローラ、50……
クリーニング部材。
1図は本実施例に係る現象装置が適用される複写
機の概略説明図、第2図は前記現象装置の断面
図、第3図はトナーの付着状態を示す説明図であ
る。 4……トナー、30……現像ローラ、50……
クリーニング部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 内包した磁石集成体により層厚規制したトナー
を感光体側に導くトナー供給ローラと、該供給ロ
ーラと感光体間に配設され、前記供給ローラに担
持されたトナーを感光体と対峙する現像位置側に
導く導電性現像ローラととからなる乾式現像装置
において、 前記現像ローラの回転方向に沿つて感光体との
接触又は近接位置の前記供給ローラの対峙位置ま
での間の現像ローラの下側周面に接触する回転可
能なクリーニング部材と、 表面にトナーと同種の材料からなる導電性コー
ト層を塗布した現像ローラとを有し、 前記クリーニング部材をその表面層に導電性繊
維群を配置して形成するとともに、該クリーニン
グ部材を前記現像ローラの回転方向と逆回転にし
て且つ該現像ローラの周速より大に設定し、 これにより前記現像ローラ下側周面のトナーを
前記供給ローラ側に向け掃き落とし可能に構成し
た事を特徴とする乾式現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19407183U JPS60107860U (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 乾式現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19407183U JPS60107860U (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 乾式現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60107860U JPS60107860U (ja) | 1985-07-22 |
JPH041560Y2 true JPH041560Y2 (ja) | 1992-01-20 |
Family
ID=30751505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19407183U Granted JPS60107860U (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 乾式現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60107860U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55115060A (en) * | 1979-02-28 | 1980-09-04 | Copyer Co Ltd | Electrophotographic dry type developing device |
JPS5793371A (en) * | 1980-12-02 | 1982-06-10 | Canon Inc | Developing method |
JPS57178279A (en) * | 1981-04-27 | 1982-11-02 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Developing device |
JPS58217965A (ja) * | 1982-06-14 | 1983-12-19 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 現像装置 |
-
1983
- 1983-12-19 JP JP19407183U patent/JPS60107860U/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55115060A (en) * | 1979-02-28 | 1980-09-04 | Copyer Co Ltd | Electrophotographic dry type developing device |
JPS5793371A (en) * | 1980-12-02 | 1982-06-10 | Canon Inc | Developing method |
JPS57178279A (en) * | 1981-04-27 | 1982-11-02 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Developing device |
JPS58217965A (ja) * | 1982-06-14 | 1983-12-19 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 現像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60107860U (ja) | 1985-07-22 |
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