JPH04155052A - 露出歩行複合防水層 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はＦＲＰ層を表面に塗布形成した露出歩行複合
防水層に関する。

（従来の技術及び課題） 従来使用されているＦＲＰ防水層のハンドレイ工法は２
〜５層塗りであって手間がかかり、特に構成成分である
スチレンの悪臭発生等により作業上問題がある。また、
下地との接着力が強いので下地の伸縮により発生する亀
裂応力に追従し難く防水層の破断を起こす懸念がある。

本発明は上記のような従来技術における問題点を解決す
ることを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明者は前記のような問題点を解決すべく鋭意研究の
結果、ゴムアスファルトは柔軟なために露出歩行防水層
として単独使用するには不適当であり、一方ポリエステ
ル樹脂をハンドレイ工法で施工した露出歩行防水層は下
地との接着力が強いので下地の亀裂応力に追従しがたい
欠点を有している。しかしながら、これら２層を組合せ
た複合防水層を形成することによって両者の欠陥を補う
ことができ、優れた露出歩行複合防水層を得ることがで
きることを見出した。

ゴムアスファルトシートは粘着性で、下地とは軟接着し
て下地の伸縮に追従することができるので、このゴムア
スファルト層の表面に貼付された不織布をポリエステル
樹脂で塗布含浸し、かつガラス繊維で強化してＦＲＰ層
を形成密着して優れた複合防水層を完成した。

すなわち、本発明は、不織布を表面に貼着したゴムアス
ファルトシートと、ガラス繊維で強化し前記不織布を含
浸するようにポリエステル樹脂を塗布して形成したＦＲ
Ｐ層とからなることを特徴とする露出歩行複合防水層で
ある。

以下、本発明に係わる露出歩行複合防水層について具体
的に説明する。

本発明において用いられるゴムアスファルトシートは例
えば次のような構成からなっている。

表　面　　ポリエステル不織布（１４０ｇ／ｒｒ？）防
水層　　ゴムアスファルト　（１厘厚さ）裏　面　　剥
離紙 不織布はゴムアスファルト半含浸の状態で貼着され、ま
た、剥離紙は施工時に取り除かれる。

このゴムアスファルトシートの性状は、引張強度１４ｋ
ｇ／ｄ　（２０℃）、引張伸び率８０％（２０°Ｃ）で
あった。

また、本発明において用いられるＦＲＰ層の構成例は次
の通りである。

イソ型ポリエステル樹脂の１．５　ｍｍ厚さからなり、
層内にガラスマットを２枚挿入し、珪砂（６〜４号）を
５０％混入して施工される。

この樹脂の性状は次の通りであった。

比重　　　　　　　１．２２ 曲げ強度　　　　１２．０ｋｇ／ｄ 引張強度　　　　３８．５ｋｇ／ｃｊ 引張伸び率　　　　６．３％ 圧縮強度　　　　　２．１ｋｇ／ｃｊ （実施例） 平滑に仕上げたコンクリート下地４にプライマー３を塗
布した後、ゴムアスファルトシート２を突き合せ接合す
るように貼合せて充分に圧着した。

次いでゴムアスファルトシート２０表面のポリエステル
不織布２１上にポリエステル樹脂１３をハンド塗布した
。この際ゴムアスファルト層２２に半含浸して貼着され
ている不織布２１の残り半分にポリエステル樹脂１３が
浸透し、さらにガラスマットを装入してガラス繊維１２
が均一に分散混入するようになすとともに上層に滑り止
め珪砂１１を撤着してＦＲＰ層の厚さが１．５請−程度
になるように泡消しロールで圧着施工して露出歩行防水
層を完成した。

（発明の効果） （１）従来のＦＲＰ防水層は３層塗り以上が定例である
が、本発明の複合防水層は１〜２層塗りで充分な効果が
得られる。

（２）本発明の複合防水層は下地の亀裂応力に良く追従
できる利点があり、かつ経済的にも有利である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係わる露出歩行複合防水層の一実施例を
示す縦断面図である。 ｌ・・・ＦＲＰｌｉ、２・・・ゴムアスファルトシート
、３・・・ブライマー、４・・・下地、１１・・・滑り
止め珪砂、１２・・・ガラス繊維、１３・・・ポリエス
テル樹脂、２１・・・不織布、２２・・・ゴムアスファ
ルト層。 代理人　弁理士　　１）代　蒸　治

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 不織布を表面に貼着したゴムアスファルトシートと、ガ
   ラス繊維で強化し、前記不織布を含浸するようにポリエ
   ステル樹脂を塗布して形成したＦＲＰ層とからなること
   を特徴とする露出歩行複合防水層。