JPH04152288A - 多機能式個人被曝線量計 - Google Patents
多機能式個人被曝線量計Info
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- JPH04152288A JPH04152288A JP27640990A JP27640990A JPH04152288A JP H04152288 A JPH04152288 A JP H04152288A JP 27640990 A JP27640990 A JP 27640990A JP 27640990 A JP27640990 A JP 27640990A JP H04152288 A JPH04152288 A JP H04152288A
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- Measurement Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、原子力発電施設、核燃料再処理施設、加速
器施設等において放射線に曝される業務に従事する人の
管理を行うために、個人別の被曝放射線量を計測する個
人被曝線量計に関するもので、特に複数の線種が混在し
た場でも各々の線種を同時かつ独立に測定する機能を備
えた多機能式個人被曝1量計に関する。
器施設等において放射線に曝される業務に従事する人の
管理を行うために、個人別の被曝放射線量を計測する個
人被曝線量計に関するもので、特に複数の線種が混在し
た場でも各々の線種を同時かつ独立に測定する機能を備
えた多機能式個人被曝1量計に関する。
この種の個人被曝線量管理用機器に於いては、各種のフ
ィルターを組合わせることによって、複数の線種を同時
に測定可能なものとして、放射線量ニヨるフィルムの黒
化度を利用したフィルムバンチ。放射線量に依存した物
質内励起量をサーモルミネッセンスとして捕えるTLD
等がある。又、電気的に放射線を検知して、放射線量を
リアルタイムで直読可能なものとしては、あらかじめ電
荷を与えておいたコンデンサが放射線量に比例して放電
することを利用したポケット線量計、ダイオードの逆バ
イアスにより生ずる空乏層内に入射した放射線が電荷パ
ルスを与えることを利用した半導体式線量針等がある。
ィルターを組合わせることによって、複数の線種を同時
に測定可能なものとして、放射線量ニヨるフィルムの黒
化度を利用したフィルムバンチ。放射線量に依存した物
質内励起量をサーモルミネッセンスとして捕えるTLD
等がある。又、電気的に放射線を検知して、放射線量を
リアルタイムで直読可能なものとしては、あらかじめ電
荷を与えておいたコンデンサが放射線量に比例して放電
することを利用したポケット線量計、ダイオードの逆バ
イアスにより生ずる空乏層内に入射した放射線が電荷パ
ルスを与えることを利用した半導体式線量針等がある。
原子力発電施設等に於いては、体外被曝の大部分をT線
が占める為、他の線種による被曝は、従来、無視し得た
。ところが被曝総量低減化対策の推進に伴い、T線被曝
量が低下してきた結果、β線による被曝が相対的に無視
し得なくなってきた。
が占める為、他の線種による被曝は、従来、無視し得た
。ところが被曝総量低減化対策の推進に伴い、T線被曝
量が低下してきた結果、β線による被曝が相対的に無視
し得なくなってきた。
さらに加速器施設、再処理施設等の増加により、中性子
線の被曝線量が大きな問題となっている。
線の被曝線量が大きな問題となっている。
しかし、これらの線種を同時に測定し得るフィルムバソ
ヂ、TLD等は被jI後に一定の処理をして初めて被曝
線量がわかるもので、予期し得ない被曝については何ら
防護措置をとり得ない。一方、リアルタムで線量を測定
し任意の線量で警報を発住させ得る従来の半導体式線量
計は検知出来るのがT線のみであり、T線、β線、中性
子線の混在場に於いて被Ill量を直読可能でかつ警報
により予定外の被曝を防止し得る個人被曝管理用機器は
存在しなかった。
ヂ、TLD等は被jI後に一定の処理をして初めて被曝
線量がわかるもので、予期し得ない被曝については何ら
防護措置をとり得ない。一方、リアルタムで線量を測定
し任意の線量で警報を発住させ得る従来の半導体式線量
計は検知出来るのがT線のみであり、T線、β線、中性
子線の混在場に於いて被Ill量を直読可能でかつ警報
により予定外の被曝を防止し得る個人被曝管理用機器は
存在しなかった。
そこで本発明が課題とするのは、外部被曝にかかわる全
ての放射I!cr線、β線、中性子線)を統一的に独立
に測定し、各々の線種毎に警報を発し得る多機能式個人
被曝線量計を提供することにある。
ての放射I!cr線、β線、中性子線)を統一的に独立
に測定し、各々の線種毎に警報を発し得る多機能式個人
被曝線量計を提供することにある。
上記課題解決のため、本発明では、個人の被曝にかかる
放射線を計測する個人波ql線量計において、中性子線
測定系と、T線測定系と、β線測定系と、とを個々に構
成して一体的に具備した。
放射線を計測する個人波ql線量計において、中性子線
測定系と、T線測定系と、β線測定系と、とを個々に構
成して一体的に具備した。
その結果、T線、β線、中性子線の個人被曝量を同時に
リアルタイムに測定可能となり、被曝量低減化対策の推
進に役立つことになった。
リアルタイムに測定可能となり、被曝量低減化対策の推
進に役立つことになった。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
同図において、測定対象となるβ線の減衰が問題となら
ない様な厚さを持ち、従ってβ線は勿論、T線も中性子
も透過させるβ線入射窓1をβ線検出素子(β線は勿論
、T線も検出可能である素子で、以下、β線検出素子と
云えば、この意味に用いる)2の前面に設置する。又、
上記β線を遮へいし、かつ測定対象となるT線について
だけ透過するようなT線入射窓3Aをγ線検出素子(中
性子線の検出は可能でなくγ線を検出可能とする素子で
、以下、γ線検出素子と云えば、この意味に用いる)4
の前面に設置し、又同様なT線入射窓3をラジェータ5
の前面に設置する。
ない様な厚さを持ち、従ってβ線は勿論、T線も中性子
も透過させるβ線入射窓1をβ線検出素子(β線は勿論
、T線も検出可能である素子で、以下、β線検出素子と
云えば、この意味に用いる)2の前面に設置する。又、
上記β線を遮へいし、かつ測定対象となるT線について
だけ透過するようなT線入射窓3Aをγ線検出素子(中
性子線の検出は可能でなくγ線を検出可能とする素子で
、以下、γ線検出素子と云えば、この意味に用いる)4
の前面に設置し、又同様なT線入射窓3をラジェータ5
の前面に設置する。
ここで用いるβ線検出素子(β線およびT線を検出可能
とする素子)及びγ線検出素子(中性子線は検出できず
、T線を検出可能とする素子)は中性子線に対する反応
断面が十分低い素材を用いるものとする。一方、6は熱
中性子検出素子であり、その前面にあるラジェータ5は
高いユネルギーの中性子も検出する為の水素原子の含有
比率の大きな素材を用いた反跳陽子ラジェータである。
とする素子)及びγ線検出素子(中性子線は検出できず
、T線を検出可能とする素子)は中性子線に対する反応
断面が十分低い素材を用いるものとする。一方、6は熱
中性子検出素子であり、その前面にあるラジェータ5は
高いユネルギーの中性子も検出する為の水素原子の含有
比率の大きな素材を用いた反跳陽子ラジェータである。
7〜9は各々の素子用の信号増幅器、10〜12は波高
弁別器、13〜15はカウンタである。16は減算器で
あり、カウンタ13の計数値から乗算器17で一定数を
乗算されることにより、補正されたカウンタ14の計数
値を差し引く。
弁別器、13〜15はカウンタである。16は減算器で
あり、カウンタ13の計数値から乗算器17で一定数を
乗算されることにより、補正されたカウンタ14の計数
値を差し引く。
尚、ここで重要なことはI、2,7.10で規定される
検出系と、3A、4,8.11で規定される検出系のr
’lAに対するエネルギー特性が近似していることにあ
る。
検出系と、3A、4,8.11で規定される検出系のr
’lAに対するエネルギー特性が近似していることにあ
る。
さて、T線、β線、中性子線の混在場を考えた場合、β
線入射窓1は光を除いて総ての放射線が透過する。しか
し、β線検出素子2では、中性子に対する反応断面積が
十分低い物質を用いていることから、中性子は素子との
相互作用を殆どすることなしに透過し、出力する信号成
分には寄与しない。
線入射窓1は光を除いて総ての放射線が透過する。しか
し、β線検出素子2では、中性子に対する反応断面積が
十分低い物質を用いていることから、中性子は素子との
相互作用を殆どすることなしに透過し、出力する信号成
分には寄与しない。
一方、T線は、素子2を構成する母材の原子番号に応し
た確率で相互作用し、検出素子2の中で電子として検出
され、信号が発生する。又、β線は検出素子2の中で直
接検出され信号が発生する。
た確率で相互作用し、検出素子2の中で電子として検出
され、信号が発生する。又、β線は検出素子2の中で直
接検出され信号が発生する。
従って、β線検出素子2は、(T線+β線)の信号を出
力し、これが増幅器7で増幅され、波高弁別器10で波
高弁別された後、カウンタ13で計数される。
力し、これが増幅器7で増幅され、波高弁別器10で波
高弁別された後、カウンタ13で計数される。
T線入射窓3Aは、T線、中性子線が透過するが、γ線
検出素子4は、上記と同じ理由で中性子には感知せず、
γ線を検知する。従って、増幅器8、波高弁別器IIを
介し、カウンタ14ではγ線の信号が計数される。
検出素子4は、上記と同じ理由で中性子には感知せず、
γ線を検知する。従って、増幅器8、波高弁別器IIを
介し、カウンタ14ではγ線の信号が計数される。
ここで1.2,7.10の系と3.4,8.11の系は
、T線に対するエネルギー特性が近似していることから
、カウンタ14のT線計数値を、乗算器17で一定数の
乗算により補正して1,27.10の系のT緑感度と3
.4,8.1.1.17の系のT緑感度を等しくするこ
とにより、減算器16の出力はβ線計数値のみとなる。
、T線に対するエネルギー特性が近似していることから
、カウンタ14のT線計数値を、乗算器17で一定数の
乗算により補正して1,27.10の系のT緑感度と3
.4,8.1.1.17の系のT緑感度を等しくするこ
とにより、減算器16の出力はβ線計数値のみとなる。
以上を改めて第2図を参照して説明する。
即ち第2図(A)は、第1図において、1,2゜741
0の測定系を経てカウンタ13の出力に寄与した(β線
+T線)の波高分布を示す特性図である。第2図(B)
は、3A、4□ 8,11の測定系を経てカウンタ14
の出力に寄与したγ線の波高分布を、乗算器17で成る
所要の定数を乗算して補正することで、1,2,7.1
0の測定系を経てカウンタ13の出力に寄与したT線の
波高分布に近づけた、そのT線の波高分布を示している
。
0の測定系を経てカウンタ13の出力に寄与した(β線
+T線)の波高分布を示す特性図である。第2図(B)
は、3A、4□ 8,11の測定系を経てカウンタ14
の出力に寄与したγ線の波高分布を、乗算器17で成る
所要の定数を乗算して補正することで、1,2,7.1
0の測定系を経てカウンタ13の出力に寄与したT線の
波高分布に近づけた、そのT線の波高分布を示している
。
その結果、第1図における減算器16の出力は、第2図
(A)の波高分布から第2図(B)の波高分布を差し引
くことにより得られる第2図(C)のβ線の波高分布と
なることが理解されるであろつ。
(A)の波高分布から第2図(B)の波高分布を差し引
くことにより得られる第2図(C)のβ線の波高分布と
なることが理解されるであろつ。
さて次に第1図において、ラジェータ5は、窓3を介し
て高速中性子が入射した場合、(n、p)反応に−より
、反跳陽子が発生するのに最適な厚さを有する水素含有
物質であり、その前面にγ線入射窓3Aが存在する為、
熱中性子検出素子6に入射するのはT線、高速中性子線
1陽子線、熱中性子線となる。
て高速中性子が入射した場合、(n、p)反応に−より
、反跳陽子が発生するのに最適な厚さを有する水素含有
物質であり、その前面にγ線入射窓3Aが存在する為、
熱中性子検出素子6に入射するのはT線、高速中性子線
1陽子線、熱中性子線となる。
一方、熱中性子検出素子6は”B(n、 α)’Li。
’Li(n、 α)T9等の核反応により熱中性子を
検出する素子である為、高速中性子は相互作用すること
なく、透過する。しかし、高速中性子に起因したラジェ
ータ5からの陽子線は荷電粒子であることから直接検出
される。さらにT線についても既述の理由で検出され、
結局、熱中性子検出素子6の出力は、γ線土中性子線(
熱中性子線十高速中性子等価陽子線)となる。この熱中
性子検出素子6の出力を成分的に考えると第3図に示す
ようになる。
検出する素子である為、高速中性子は相互作用すること
なく、透過する。しかし、高速中性子に起因したラジェ
ータ5からの陽子線は荷電粒子であることから直接検出
される。さらにT線についても既述の理由で検出され、
結局、熱中性子検出素子6の出力は、γ線土中性子線(
熱中性子線十高速中性子等価陽子線)となる。この熱中
性子検出素子6の出力を成分的に考えると第3図に示す
ようになる。
ここで第3図について簡単に説明すると、一般に熱中性
子の核反応は発熱反応の為、出力波高はQ値に応して大
きくなる。反跳陽子は高速中性子のエネルギーを最大波
高として、例えば入射高速中性子が単色の場合、第3図
のように分布する。
子の核反応は発熱反応の為、出力波高はQ値に応して大
きくなる。反跳陽子は高速中性子のエネルギーを最大波
高として、例えば入射高速中性子が単色の場合、第3図
のように分布する。
γ線tコついては素子の有効厚及び原子番号を小さくす
ることにより全エネルギー吸収確率を減らし、入射エネ
ルギーの割に出力波高分布を低くし得る。
ることにより全エネルギー吸収確率を減らし、入射エネ
ルギーの割に出力波高分布を低くし得る。
かくして、第1図において、波高弁別器12の波高弁別
レベルを適当な位置に合わせることにより、カウンタ1
5に入るγ線成分を除去可能である。即ち、カウンタ1
5の出力は中性子線計数値のみとなる。
レベルを適当な位置に合わせることにより、カウンタ1
5に入るγ線成分を除去可能である。即ち、カウンタ1
5の出力は中性子線計数値のみとなる。
第4図は本発明の別の実施例を示すブロック図である。
同図に示す実施例が、第1図に示した実施例と相違する
点は、β線測定系にある。第1図に示した実施例では、
β線測定系が、1,2,7,10゜13.16.17の
要素により構成されていたが、第4図の実施例では、2
1,22,27,30゜33.16から成る第1の系と
、23A、22A。
点は、β線測定系にある。第1図に示した実施例では、
β線測定系が、1,2,7,10゜13.16.17の
要素により構成されていたが、第4図の実施例では、2
1,22,27,30゜33.16から成る第1の系と
、23A、22A。
27A、30A、33Aから成る第2の系とにより構成
され、第1図の実施例では必要とした乗算器17が、第
4図の実施例では不要になっている。
され、第1図の実施例では必要とした乗算器17が、第
4図の実施例では不要になっている。
以下、第4図を参照して説明する。
21はT線、中性子のみならずβ線も透過するβ線入射
窓で、第1図のβ線入射窓1と同し窓である。22はβ
線及びrgを検出可能であるβ線検出素子で第1図のβ
線検出素子2と同じ素子である。以下、同様に、増幅器
27、波高弁別器30、カウンタ33及び減算器36は
、それぞれ第1図における増幅器7、波高弁別器10、
カウンタ13及び減算器16と、同じものである。
窓で、第1図のβ線入射窓1と同し窓である。22はβ
線及びrgを検出可能であるβ線検出素子で第1図のβ
線検出素子2と同じ素子である。以下、同様に、増幅器
27、波高弁別器30、カウンタ33及び減算器36は
、それぞれ第1図における増幅器7、波高弁別器10、
カウンタ13及び減算器16と、同じものである。
次に23Aは、T線及び中性子は透過するがβ線は透過
しないT線入射窓で、第1図のγ線入射窓3Aと同じ窓
である。次に、重要な点であるが、22Aは、β線及び
T線を検出可能であるβ線検出素子で、先のβ線検出素
子22と全く特性の揃った素子である(この点が第1図
の実施例と相違する)。以下、増幅器27A、波高弁別
器30A、カウンタ33Aは、それぞれ第4図における
増幅器27、波高弁別器30、カウンタ33と、それぞ
れ特性の揃ったものである。
しないT線入射窓で、第1図のγ線入射窓3Aと同じ窓
である。次に、重要な点であるが、22Aは、β線及び
T線を検出可能であるβ線検出素子で、先のβ線検出素
子22と全く特性の揃った素子である(この点が第1図
の実施例と相違する)。以下、増幅器27A、波高弁別
器30A、カウンタ33Aは、それぞれ第4図における
増幅器27、波高弁別器30、カウンタ33と、それぞ
れ特性の揃ったものである。
β線検出素子22Aは、β線及びT線を検出可能である
が、実際には、その前に配置されたT線入射窓23Aが
β線を透過しないので、β線については検出することな
く、γ線についてのみ検出する。
が、実際には、その前に配置されたT線入射窓23Aが
β線を透過しないので、β線については検出することな
く、γ線についてのみ検出する。
つまり21,22,27,30.33から成る第1の系
と、23A、、22A、27A、30A33Aから成る
第2の系とは、窓21.23Aを除き全く特性の揃った
系ということになる。その結果、第1図で必要とした補
正用の乗算器17を、第4図の実施例では、不要とした
まま、減算器36からβ出力を得る正確なβ線測定系を
構成できるという次第である。
と、23A、、22A、27A、30A33Aから成る
第2の系とは、窓21.23Aを除き全く特性の揃った
系ということになる。その結果、第1図で必要とした補
正用の乗算器17を、第4図の実施例では、不要とした
まま、減算器36からβ出力を得る正確なβ線測定系を
構成できるという次第である。
第5図は、本発明にかかる多機能式個人被曝線量°計の
外観図である。
外観図である。
同図において、1日はγ線、β線、中性子線の線量及び
各々警報設定値を独立に表示する為の液晶又はLED表
示装置、1はβ線入射窓、20は警報音発生用ブザー、
21は操作スイッチである。
各々警報設定値を独立に表示する為の液晶又はLED表
示装置、1はβ線入射窓、20は警報音発生用ブザー、
21は操作スイッチである。
22は金属若しくは導電性プラスチックを用いたケース
、19は内蔵されている検出部の位置を示す。ここでβ
線入射窓1には膜保護を目的としてメツシュカバーを追
加することもある。
、19は内蔵されている検出部の位置を示す。ここでβ
線入射窓1には膜保護を目的としてメツシュカバーを追
加することもある。
動作は各々線種について、検出出力を取り込む図示せざ
るマイコンにより、独立の線量積算1表示が行なわれ、
警報設定値を越えた線種があれば、マイコンの指示でた
だちにブザー20が警報音を発すると共に、液晶表示装
置18にはその線種を示す警報マークが表示される。電
源としては、バッテリーが用いられ、個人の胸ポケット
に十分収まる寸法内に全体がおさえられている。
るマイコンにより、独立の線量積算1表示が行なわれ、
警報設定値を越えた線種があれば、マイコンの指示でた
だちにブザー20が警報音を発すると共に、液晶表示装
置18にはその線種を示す警報マークが表示される。電
源としては、バッテリーが用いられ、個人の胸ポケット
に十分収まる寸法内に全体がおさえられている。
検出部19は第6図にその平面図を示す。第7図は、第
6図に示すA−A’断面図である。
6図に示すA−A’断面図である。
これらの図において、β線入射窓1に例えば、数μm厚
のメタライズPETフィルム等を用いる。
のメタライズPETフィルム等を用いる。
β線検出素子2及びγ線検出素子4は、アモルファスシ
リコン半導体素子、pn接合半導体素子。
リコン半導体素子、pn接合半導体素子。
化合物半導体素子、Csl+PINフォートダイオード
等が利用出来、熱中性子線検出素子6には+oBドープ
のシリコン半導体素子、’LiFl布の半導体素子等が
利用可能である。γ線入射窓3はβ線を効率よく遮へい
し、γ線のエネルギー特性を良好なものとする為、例え
ば重金属フィルタを利用でき、ラジェータ5はポリエチ
レン、ポリアセクール樹脂等を利用出来る。又、これら
は増幅器7.8.9及び図示せざるマイコンと共に、シ
ールドケース22内に収められ、微少信号の取扱いを可
能としている。
等が利用出来、熱中性子線検出素子6には+oBドープ
のシリコン半導体素子、’LiFl布の半導体素子等が
利用可能である。γ線入射窓3はβ線を効率よく遮へい
し、γ線のエネルギー特性を良好なものとする為、例え
ば重金属フィルタを利用でき、ラジェータ5はポリエチ
レン、ポリアセクール樹脂等を利用出来る。又、これら
は増幅器7.8.9及び図示せざるマイコンと共に、シ
ールドケース22内に収められ、微少信号の取扱いを可
能としている。
なお第6図、第7図において、第6図の上半分(即ち、
γ線入射窓3、ラジェータ5、熱中性子線検出素子6、
γ線入射窓3A、γ線検出素子4)により一つのセンサ
が構成され、第6図の下半分(即ち、β線入射窓1、β
線検出素子2)により一つのセンサが構成されている。
γ線入射窓3、ラジェータ5、熱中性子線検出素子6、
γ線入射窓3A、γ線検出素子4)により一つのセンサ
が構成され、第6図の下半分(即ち、β線入射窓1、β
線検出素子2)により一つのセンサが構成されている。
各センサはハイブリッドICにより構成されている。
以上、説明したように、本発明によれば、個人の外部被
曝に係わる総ての放射線(γ線、β線、中性子線)を統
一的に独立にリアルタイムで測定し、必要に応じた可視
表示、各線種毎の警報発生を可能にする多機能式個人被
曝線量計を提供できるという利点がある。
曝に係わる総ての放射線(γ線、β線、中性子線)を統
一的に独立にリアルタイムで測定し、必要に応じた可視
表示、各線種毎の警報発生を可能にする多機能式個人被
曝線量計を提供できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図の各部における放射線の波高分布図、第3図は熱
中性子検出素子の出力成分の波高分布図、第4図は本発
明の別の実施例を示すブロック図、第5図は本発明の一
実施例を示す外観図、第6図は第5図の要部の平面図、
第7図は同断面図、である。 符号の説明 1・・・β線入射窓、2・・・β線検出素子、3,3A
・・・γ線入射窓、4・・・γ線検出素子、5・・・ラ
ジェータ、6・・・熱中性子検出素子、4〜9・・・増
幅器、10〜12・・・波高弁別器、13〜15・・・
カウンタ、16・・・減算器、17・・・乗算器 代理人 弁理士 並 木 昭 夫 第 2 図 一一エネ几キパ π3 図 1E5 図 第4 ■
第1図の各部における放射線の波高分布図、第3図は熱
中性子検出素子の出力成分の波高分布図、第4図は本発
明の別の実施例を示すブロック図、第5図は本発明の一
実施例を示す外観図、第6図は第5図の要部の平面図、
第7図は同断面図、である。 符号の説明 1・・・β線入射窓、2・・・β線検出素子、3,3A
・・・γ線入射窓、4・・・γ線検出素子、5・・・ラ
ジェータ、6・・・熱中性子検出素子、4〜9・・・増
幅器、10〜12・・・波高弁別器、13〜15・・・
カウンタ、16・・・減算器、17・・・乗算器 代理人 弁理士 並 木 昭 夫 第 2 図 一一エネ几キパ π3 図 1E5 図 第4 ■
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)個人の被曝にかかる放射線を計測する個人被曝線量
計において、 γ線及び中性子は透過するがβ線は透過しない第1の入
射窓(3)と、該第1の入射窓の後に配置されたラジエ
ータ(5)と、前記第1の入射窓を介して前記ラジエー
タに高速中性子が入射することにより該ラジエータから
発生する陽子線と前記第1の入射窓と前記ラジエータを
介したγ線と熱中性子線を入射されそれらの検出出力を
出力する熱中性子検出素子(6)と、該熱中性子検出素
子の検出出力を波高弁別することによりγ線成分を除去
して中性子成分のみを取り出して出力する第1の波高弁
別器(12)と、該第1の波高弁別器の出力をカウント
し中性子線計数値として出力する第1のカウンタ(15
)と、から成る中性子線測定系と、 γ線及び中性子は透過するがβ線は透過しない第2の入
射窓(3A)と、該第2の入射窓(3A)の後に配置さ
れていて、中性子線は検出可能ではないが、γ線は検出
可能である第1の放射線検出素子(4)と、該第1の放
射線検出素子(4)のγ線検出出力を波高弁別する第2
の波高弁別器(11)と、該第2の波高弁別器の出力を
カウントしγ線計数値として出力する第2のカウンタ(
14)と、から成るγ線測定系と、 γ線、中性子のみならずβ線も透過する第3の入射窓(
1)と、該第3の入射窓(1)の後に配置されていて、
β線及びγ線を検出可能である第2の放射線検出素子(
2)と、該第2の放射線検出素子(2)のγ線及びβ線
検出出力を波高弁別する第3の波高弁別器(10)と、
該第3の波高弁別器の出力をカウントしγ線及びβ線の
計数値を出力する第3のカウンタ(13)と、該第3の
カウンタの出力であるγ線及びβ線の計数値から、前記
γ線測定系における第2のカウンタ(14)の出力値に
所定の一定数を乗算した値を減算してβ線計数値として
出力する減算器(16)と、から成るβ線測定系と、 を一体化して具備したことを特徴とする多機能式個人被
曝線量計。 2)請求項1に記載の多機能式個人被曝線量計において
、前記β線測定系が、 γ線、中性子のみならずβ線も透過する第4の入射窓(
21)と、該第4の入射窓(21)の後に配置されてい
て、β線及びγ線を検出可能である第3の放射線検出素
子(22)と、該第3の放射線検出素子(22)のγ線
及びβ線検出出力を波高弁別する第4の波高弁別器(3
0)と、該第4の波高弁別器の出力をカウントしγ線及
びβ線の計数値を出力する第4のカウンタ(33)と、
γ線及び中性子は透過するがβ線は透過しない第5の入
射窓(23A)と、該第5の入射窓(23A)の後に配
置されていて、β線及びγ線を検出可能である第4の放
射線検出素子(22A)と、前記第5の入射窓(23A
)がγ線は透過するがβ線は透過しないところから、γ
線の検出出力を出力する前記第4の放射線検出素子(2
2A)の検出出力を波高弁別する第5の波高弁別器(3
0A)と、該第5の波高弁別器の出力をカウントしγ線
計数値を出力する第5のカウンタ(33A)と、 前記第4のカウンタ(33)の出力であるγ線及びβ線
の計数値から、前記第5のカウンタ(33A)の出力で
あるγ線計数値を減算してβ線計数値として出力する減
算器(36)と、から成ることを特徴とする多機能式個
人被曝線量計。 3)請求項1または2に記載の多機能式個人被曝線量計
において、前記各測定系からの出力をコンピュータに取
り込んで表示装置にリアルタイムで可視表示することに
より直読可能にしたことを特徴とする多機能式個人被曝
線量計。 4)請求項1、2又は3に記載の多機能式個人被曝線量
計において、各測定系のカウンタにそれぞれ設定値を設
け、カウント値が該設定値を超えたとき警報を発生する
警報手段を具備したことを特徴とする多機能式個人被曝
線量計。 5)請求項1又は2に記載の中性子線測定系、γ線測定
系、β線測定系の中の任意の二つの測定系の組み合わせ
から成ることを特徴とする多機能式個人被曝線量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27640990A JPH04152288A (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 多機能式個人被曝線量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27640990A JPH04152288A (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 多機能式個人被曝線量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04152288A true JPH04152288A (ja) | 1992-05-26 |
Family
ID=17569006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27640990A Pending JPH04152288A (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 多機能式個人被曝線量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04152288A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004003882A (ja) * | 2002-04-16 | 2004-01-08 | Aloka Co Ltd | 放射線測定器 |
JP2004286548A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 放射線測定装置 |
JP2007205766A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 放射線線量計 |
CN108525139A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-09-14 | 住友重机械工业株式会社 | 中子束检测系统及中子束检测系统的设定方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62110182A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-21 | Hitachi Ltd | 放射線管理区域入退域管理装置 |
JPS6312179A (ja) * | 1986-07-02 | 1988-01-19 | Hitachi Ltd | 放射線検出器 |
-
1990
- 1990-10-17 JP JP27640990A patent/JPH04152288A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62110182A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-21 | Hitachi Ltd | 放射線管理区域入退域管理装置 |
JPS6312179A (ja) * | 1986-07-02 | 1988-01-19 | Hitachi Ltd | 放射線検出器 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004003882A (ja) * | 2002-04-16 | 2004-01-08 | Aloka Co Ltd | 放射線測定器 |
JP2004286548A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 放射線測定装置 |
JP2007205766A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 放射線線量計 |
JP4513755B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2010-07-28 | 富士電機システムズ株式会社 | 放射線線量計 |
CN108525139A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-09-14 | 住友重机械工业株式会社 | 中子束检测系统及中子束检测系统的设定方法 |
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