JPH04150790A - ブラシレスモータの駆動回路 - Google Patents
ブラシレスモータの駆動回路Info
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- JPH04150790A JPH04150790A JP2274924A JP27492490A JPH04150790A JP H04150790 A JPH04150790 A JP H04150790A JP 2274924 A JP2274924 A JP 2274924A JP 27492490 A JP27492490 A JP 27492490A JP H04150790 A JPH04150790 A JP H04150790A
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- current
- voltage
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
- H02P6/04—Arrangements for controlling or regulating the speed or torque of more than one motor
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
- H02P6/08—Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
- H02P6/085—Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor in a bridge configuration
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ソフトスイッチング通電等を行なうブラシレ
スモータの駆動回路に関するもので、特に、その飽和防
止に関する。
スモータの駆動回路に関するもので、特に、その飽和防
止に関する。
(従来の技術)
ブラシレスモータにおいて、各相駆動コイルにスイッチ
ング通電する場合、通電切換時に駆動電流の急激な変化
によって発生するノイズを低減するために、各相駆動コ
イルへの通電波形の変曲点をなまらせてソフトスイッチ
ング通電を行なうようにしたものが提案されている。し
かし、モータの起動時や未制御回転時等において通電用
トランジスタの飽和領域に入ると、スイッチング波形が
ソフトでなくなり、ノイズ低減効果が損なわれてしまう
。
ング通電する場合、通電切換時に駆動電流の急激な変化
によって発生するノイズを低減するために、各相駆動コ
イルへの通電波形の変曲点をなまらせてソフトスイッチ
ング通電を行なうようにしたものが提案されている。し
かし、モータの起動時や未制御回転時等において通電用
トランジスタの飽和領域に入ると、スイッチング波形が
ソフトでなくなり、ノイズ低減効果が損なわれてしまう
。
そこで、通電用トランジスタが飽和領域に入ろうとする
と、これを検出して制御電流を制限することにより通電
用トランジスタへの通電を制限して飽和を防止する技術
が提案されている。本出願人の出願にかかる特開昭63
−56188号公報記載のものがそれである。そこで、
第6図を参照しながらその概略について説明する。
と、これを検出して制御電流を制限することにより通電
用トランジスタへの通電を制限して飽和を防止する技術
が提案されている。本出願人の出願にかかる特開昭63
−56188号公報記載のものがそれである。そこで、
第6図を参照しながらその概略について説明する。
第6図において、3相構成の駆動コイルL1+L21
L3は、プリドライバ2を介して通電用トランジスタ
Qa、Qb、Qc、Qd、Qe、Qfによって通電が制
御される。プリドライバ2は、図示されない位置検出素
子からのロータ位置検出信号を1206スイツチング信
号に波形合成するとともに、この信号波形を変曲点にお
いてなまらせたソフトスイッチング波形とし、このソフ
トスイッチング波形によって上記各通電用トランジスタ
Qa〜Qfを制御し、各相駆動コイルし、〜L3を通電
制御する。
L3は、プリドライバ2を介して通電用トランジスタ
Qa、Qb、Qc、Qd、Qe、Qfによって通電が制
御される。プリドライバ2は、図示されない位置検出素
子からのロータ位置検出信号を1206スイツチング信
号に波形合成するとともに、この信号波形を変曲点にお
いてなまらせたソフトスイッチング波形とし、このソフ
トスイッチング波形によって上記各通電用トランジスタ
Qa〜Qfを制御し、各相駆動コイルし、〜L3を通電
制御する。
各相駆動コイルし1〜L3に流れる電流は電流検出用抵
抗Reに流入し、この流入電流に比例した抵抗Reの電
圧降下分が電流帰還アンプAfに加えられる。一方、ト
ランジスタQgを通じて抵抗Raに流れる電流Ictl
に応じた抵抗Raの電圧降下分が上記アンプAfに加え
られる。制御アンプAcは、抵抗Rc、Rdの比で決ま
る制御基準電圧V r e fと、制御信号電圧Vct
lとの誤差を増幅して制御電流1ctlを出力する。制
御電流Ictlは抵抗Rh、トランジスタQjを通じて
流れるとともに、トランジスタQiのベースに流れてト
ランジスタQi、Qhのコレクタ電流を決定し、このコ
レクタ電流に応じトランジスタQgのベース電流を制御
して同トランジスタQgのコレクタ電流である前記電流
Ictlを決定する。そこで、制御アンプAcの制御電
流Ictlは最終的には抵抗Raに流入する電流Ict
lと等しくなるように設定される。
抗Reに流入し、この流入電流に比例した抵抗Reの電
圧降下分が電流帰還アンプAfに加えられる。一方、ト
ランジスタQgを通じて抵抗Raに流れる電流Ictl
に応じた抵抗Raの電圧降下分が上記アンプAfに加え
られる。制御アンプAcは、抵抗Rc、Rdの比で決ま
る制御基準電圧V r e fと、制御信号電圧Vct
lとの誤差を増幅して制御電流1ctlを出力する。制
御電流Ictlは抵抗Rh、トランジスタQjを通じて
流れるとともに、トランジスタQiのベースに流れてト
ランジスタQi、Qhのコレクタ電流を決定し、このコ
レクタ電流に応じトランジスタQgのベース電流を制御
して同トランジスタQgのコレクタ電流である前記電流
Ictlを決定する。そこで、制御アンプAcの制御電
流Ictlは最終的には抵抗Raに流入する電流Ict
lと等しくなるように設定される。
各相駆動コイルLl、L2.L3にはそれぞれダイオー
ドD、、D2.D3のカソードが接続され、各ダイオー
ドのアノードはともに制御アンプAcの出力端子に接続
されている。
ドD、、D2.D3のカソードが接続され、各ダイオー
ドのアノードはともに制御アンプAcの出力端子に接続
されている。
いま、モータの回転に制御がかかっているものとする。
回転速度が低下すると、速度を上げようとして制御電圧
Vctlが上昇し、制御電流1ct1が増加して抵抗R
aの電圧降下が増加する。
Vctlが上昇し、制御電流1ct1が増加して抵抗R
aの電圧降下が増加する。
抵抗Raの電圧降下が抵抗Reの電圧降下よりも高くな
ると電流帰還アンプAfがプリドライバ2を介して各ト
ランジスタQa〜Qfのベース電流を増やし、各相駆動
コイルL1.Lz、L3に加える電圧の振幅を広げて駆
動電流を増加させ、モータの速度を上昇させる。モータ
の速度が上昇したときは以上の動作と逆の動作によって
モータの速度を低下させる。このようにして、回転速度
は一定の速度に制御される。
ると電流帰還アンプAfがプリドライバ2を介して各ト
ランジスタQa〜Qfのベース電流を増やし、各相駆動
コイルL1.Lz、L3に加える電圧の振幅を広げて駆
動電流を増加させ、モータの速度を上昇させる。モータ
の速度が上昇したときは以上の動作と逆の動作によって
モータの速度を低下させる。このようにして、回転速度
は一定の速度に制御される。
次に、起動時及び未制御回転時の動作について説明する
。起動時及び未制御回転時において制御電圧Vctlが
上昇して制御電流1ctlが増加すると、駆動コイル電
圧振幅が広がり、駆動コイルの最小電圧が下降してくる
。コイル最小電圧が最低電圧値、即ち、Rb−Ictl
まで下降すると、制御電流1ctlの一部がダイオード
Da。
。起動時及び未制御回転時において制御電圧Vctlが
上昇して制御電流1ctlが増加すると、駆動コイル電
圧振幅が広がり、駆動コイルの最小電圧が下降してくる
。コイル最小電圧が最低電圧値、即ち、Rb−Ictl
まで下降すると、制御電流1ctlの一部がダイオード
Da。
Db、Dcを通じてトランジスタQd、Qe、Qfのい
ずれかに流入するようになり、制御電流Ice+の増加
が電流帰還アンプAfに伝わらなくなり、コイル最小電
圧はそれ以上下降することはない。
ずれかに流入するようになり、制御電流Ice+の増加
が電流帰還アンプAfに伝わらなくなり、コイル最小電
圧はそれ以上下降することはない。
第7図に示すように、駆動コイル電圧はVcc/2を中
心に上下に同じ振幅をもって変化する。
心に上下に同じ振幅をもって変化する。
駆動コイル電圧の最高値及び最低値がそれぞれ直流電源
電圧Vccと接地レベルGNDに対して余裕があれば、
駆動コイル電圧波形は変曲点がなまった120’ソフト
スイツチング波形となる。しかし、駆動コイル電圧の最
高値及び最低値がそれぞれ直流電源電圧VCCと接地レ
ベルGNDに近くなると、第7r!:Jに破線で示すよ
うに、180’スイツチング波形となってしまい、振動
の原因となり、モータ効率も低下する。しかるに、第6
図に示す従来例によれば、コイル電圧は電源電圧レベル
Vcc及び接地レベルGNDまで達することはなく、通
電用トランジスタQa〜Qfは未飽和状態で動作し、飽
和防止という所期の目的を達成することができる。
電圧Vccと接地レベルGNDに対して余裕があれば、
駆動コイル電圧波形は変曲点がなまった120’ソフト
スイツチング波形となる。しかし、駆動コイル電圧の最
高値及び最低値がそれぞれ直流電源電圧VCCと接地レ
ベルGNDに近くなると、第7r!:Jに破線で示すよ
うに、180’スイツチング波形となってしまい、振動
の原因となり、モータ効率も低下する。しかるに、第6
図に示す従来例によれば、コイル電圧は電源電圧レベル
Vcc及び接地レベルGNDまで達することはなく、通
電用トランジスタQa〜Qfは未飽和状態で動作し、飽
和防止という所期の目的を達成することができる。
(発明が解決しようとする課題)
一般に、トランジスタの飽和電圧はコレクタ電流や温度
によって変化し、トランジスタの定格によっても左右さ
れるので、あらゆる条件下でもトランジスタの飽和を的
確に検出することは容易ではない。前記従来例によれば
、通電用トランジスタの飽和検出をダイオードの端子電
圧により一律に行なうようにしているため、飽和防止が
不十分であったり、飽和防止が効き過ぎて電源利用効率
が劣化するという不具合がある。また、モータ電流検出
用の抵抗Reの値によっても飽和防止効果が左右される
ため、抵抗Reの値は固定する必要があり、設計の自由
度がない。さらに、コイルへの通電切換時に発生するス
パイク状の電圧が飽和防止回路の誤動作を招き、瞬間的
にモータ電流を遮断するため、トルクや回転数が低下し
、騒音が大きくなるというような不具合もある。
によって変化し、トランジスタの定格によっても左右さ
れるので、あらゆる条件下でもトランジスタの飽和を的
確に検出することは容易ではない。前記従来例によれば
、通電用トランジスタの飽和検出をダイオードの端子電
圧により一律に行なうようにしているため、飽和防止が
不十分であったり、飽和防止が効き過ぎて電源利用効率
が劣化するという不具合がある。また、モータ電流検出
用の抵抗Reの値によっても飽和防止効果が左右される
ため、抵抗Reの値は固定する必要があり、設計の自由
度がない。さらに、コイルへの通電切換時に発生するス
パイク状の電圧が飽和防止回路の誤動作を招き、瞬間的
にモータ電流を遮断するため、トルクや回転数が低下し
、騒音が大きくなるというような不具合もある。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、あらゆる条件下でも通電用トランジスタ
の飽和を精度よく検出することができ、抵抗Reの値や
スパイク電圧の影響を受けず、的確な飽和防止が可能な
ブラシレスモータの駆動回路を提供することを目的とす
る。
されたもので、あらゆる条件下でも通電用トランジスタ
の飽和を精度よく検出することができ、抵抗Reの値や
スパイク電圧の影響を受けず、的確な飽和防止が可能な
ブラシレスモータの駆動回路を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段)
本発明は、直流電源側に接続された出力トランジスタを
駆動する第1のトランジスタと、第1のトランジスタと
ともに電流ミラー回路を構成する第2のトランジスタと
、第2のトランジスタに接続され第2のトランジスタに
流れる電流に比例した電圧を発生する基準電圧発生手段
と、第1のトランジスタの出力端子と直流電源との間の
電位差が基準電圧発生手段の発生電圧近傍に達したとき
第2のトランジスタの発生電圧とほぼ等しい電圧降下を
伴って導通し第1のトランジスタの出力電流の一部を第
1のトランジスタの入力電流を減少させるように基準電
圧発生手段より前段に帰還する電流帰還手段とを各相毎
に備えていることを特徴とする。
駆動する第1のトランジスタと、第1のトランジスタと
ともに電流ミラー回路を構成する第2のトランジスタと
、第2のトランジスタに接続され第2のトランジスタに
流れる電流に比例した電圧を発生する基準電圧発生手段
と、第1のトランジスタの出力端子と直流電源との間の
電位差が基準電圧発生手段の発生電圧近傍に達したとき
第2のトランジスタの発生電圧とほぼ等しい電圧降下を
伴って導通し第1のトランジスタの出力電流の一部を第
1のトランジスタの入力電流を減少させるように基準電
圧発生手段より前段に帰還する電流帰還手段とを各相毎
に備えていることを特徴とする。
上記各構成要素に加えて、各相の駆動コイルが接続され
た中点の電圧を検出する中点検出器と、駆動コイルの中
点電圧をコイル中点基準電圧に一致させるように帰還を
かける中点帰還アンプを設けてもよい。
た中点の電圧を検出する中点検出器と、駆動コイルの中
点電圧をコイル中点基準電圧に一致させるように帰還を
かける中点帰還アンプを設けてもよい。
(作 用)
基準電圧発生手段には第2のトランジスタに流れる電流
に比例した電圧が発生する。第1のトランジスタが飽和
に近くなって、第1のトランジスタの出力端子と直流電
源との閏の電位差が基準電圧発生手段の発生電圧近傍に
達すると、電流帰還手段が第2のトランジスタの発生電
圧とほぼ等しい電圧降下を伴って導通し、第1のトラン
ジスタの出力電流の一部を、第1のトランジスタの入力
電流を減少させるように基準電圧発生手段より前段に帰
還させ、第1のトランジスタの飽和を防止する。
に比例した電圧が発生する。第1のトランジスタが飽和
に近くなって、第1のトランジスタの出力端子と直流電
源との閏の電位差が基準電圧発生手段の発生電圧近傍に
達すると、電流帰還手段が第2のトランジスタの発生電
圧とほぼ等しい電圧降下を伴って導通し、第1のトラン
ジスタの出力電流の一部を、第1のトランジスタの入力
電流を減少させるように基準電圧発生手段より前段に帰
還させ、第1のトランジスタの飽和を防止する。
中点帰還アンプは、中点検出器で検出された駆動コイル
の中点電圧がコイル中点基準電圧に一致するように帰還
をかける。
の中点電圧がコイル中点基準電圧に一致するように帰還
をかける。
(実施例)
以下、本発明にかかるブラシレスモータの駆動回路の実
施例について説明する。
施例について説明する。
第1図において、3相分のホール素子Hには抵抗R9を
介して直流電源VCCが供給されている。
介して直流電源VCCが供給されている。
各ホール素子Hは、図示されないロータマグネットの磁
界を受けてロータ位置信号を出力する。各ホール素子H
の出力信号はホールアンプAhで波形整形後120’
ソフトスイッチング波形合成器10によりコイルへの通
電のちととなる120”ソフトスイッチング波形が合成
される。
界を受けてロータ位置信号を出力する。各ホール素子H
の出力信号はホールアンプAhで波形整形後120’
ソフトスイッチング波形合成器10によりコイルへの通
電のちととなる120”ソフトスイッチング波形が合成
される。
3相構成の駆動コイルL、、L2.L3には、通電用ト
ランジスタQ l−Q 6が上記スイッチング波形に基
づきオン・オフされることにより1206ごとに通電が
切り換えられ、図示されないロータが回転駆動される。
ランジスタQ l−Q 6が上記スイッチング波形に基
づきオン・オフされることにより1206ごとに通電が
切り換えられ、図示されないロータが回転駆動される。
通電用トランジスタQ1.(h。
Q3は直流電源Vco側トランジスタであり、通電用ト
ランジスタQa、Qs、Qsは接地GND側トランジス
タである。直流電源Vco側のトランジスタQ+、Qz
、QaはそれぞれプリドライバとしてのトランジスタQ
t、Qs+ Qeからのコレクタ電流がベースに流入す
ることによってコイル駆動電流を供給する。
ランジスタQa、Qs、Qsは接地GND側トランジス
タである。直流電源Vco側のトランジスタQ+、Qz
、QaはそれぞれプリドライバとしてのトランジスタQ
t、Qs+ Qeからのコレクタ電流がベースに流入す
ることによってコイル駆動電流を供給する。
上記各トランジスタQy、Q@、Q9が飽和状態になる
とソフトスイッチング状態が崩れて騒音の原因になるな
どの不具合があるため、各相銀に飽和検出回路dl+
d2+ dsを設けて飽和を検出し、上記各トランジス
タQy+ Qi+ Qaの出力電流の一部を、これらト
ランジスタの入力電流を減少させるように帰還させて、
各トランジスタQy+ QavQ9の飽和を防止するよ
うになっている。
とソフトスイッチング状態が崩れて騒音の原因になるな
どの不具合があるため、各相銀に飽和検出回路dl+
d2+ dsを設けて飽和を検出し、上記各トランジス
タQy+ Qi+ Qaの出力電流の一部を、これらト
ランジスタの入力電流を減少させるように帰還させて、
各トランジスタQy+ QavQ9の飽和を防止するよ
うになっている。
上記各飽和検出回路dl+ d2+ d3の構成は共通
であるから、ここでは飽和検出回路d、の構成について
説明する。トランジスタQ7を第1のトランジスタとす
ると、第1のトランジスタQ7とともに電流ミラー回路
を構成する第2のトランジスタQ、Gが設けられており
、第2のトランジスタQloにはこの第2のトランジス
タQ1゜に流れる電流i、に比例した電圧を発生する基
準電圧発生手段としての抵抗R1が接続されている。第
1のトランジスタQ7には電流帰還手段としてのトラン
ジスタQ+3が直列に接続されている。即ち、トランジ
スタQ13のエミッタはトランジスタQ7のコレクタに
接続されている。さらに、トランジスタQ1sのエミッ
タはトランジスタQ1のベースに接続されている。トラ
ンジスタQ13のベースは抵抗R1のトランジスタQl
oとは反対側の端子に接続されている。従って、第1の
トランジスタQ1の出力端子と直流電源Vcoとの間の
電位差即ちトランジスタQ7のエミッタ・コレクタ間電
圧が抵抗R0による発生電圧R1−11の近傍に達する
と、トランジスタQ13は第2のトランジスタQ1oの
発生電圧とほぼ等しい電圧降下を伴って導通することに
なる。
であるから、ここでは飽和検出回路d、の構成について
説明する。トランジスタQ7を第1のトランジスタとす
ると、第1のトランジスタQ7とともに電流ミラー回路
を構成する第2のトランジスタQ、Gが設けられており
、第2のトランジスタQloにはこの第2のトランジス
タQ1゜に流れる電流i、に比例した電圧を発生する基
準電圧発生手段としての抵抗R1が接続されている。第
1のトランジスタQ7には電流帰還手段としてのトラン
ジスタQ+3が直列に接続されている。即ち、トランジ
スタQ13のエミッタはトランジスタQ7のコレクタに
接続されている。さらに、トランジスタQ1sのエミッ
タはトランジスタQ1のベースに接続されている。トラ
ンジスタQ13のベースは抵抗R1のトランジスタQl
oとは反対側の端子に接続されている。従って、第1の
トランジスタQ1の出力端子と直流電源Vcoとの間の
電位差即ちトランジスタQ7のエミッタ・コレクタ間電
圧が抵抗R0による発生電圧R1−11の近傍に達する
と、トランジスタQ13は第2のトランジスタQ1oの
発生電圧とほぼ等しい電圧降下を伴って導通することに
なる。
他の二つの相におけるトランジスタQ I t + Q
s zはトランジスタQ+oに対応し、トランジスタ
Q14゜QlllはトランジスタQ+3に対応し、抵抗
R2,R3は抵抗R,に対応する。トランジスタQI3
1 Q14IQ+5がオンすることによって流れる飽和
検出電流IsはトランジスタQ201 Q21で構成さ
れた電流ミラー回路に入力される。この電流ミラー回路
の出力側には制御電圧Vctlが抵抗R11を介して加
えられていて、飽和検出電流Isが流れることにより制
御アンプAcのプラス側に加える制御電圧Vctlを抑
制するようになっている。制御アンプAcは制御電圧V
ctlと基準電圧Vrefを比較し、制御電圧Vctl
が抑制されるとその分出力電流である制御電流1ctl
を抑制するようになっている。制御電流1ctlは抵抗
R8に流入し、抵抗R,は制御電流Ictlに比例した
電圧を発生する。抵抗R8の電圧は電流帰還アンプAf
において、モータ電流1mによって決まる抵抗Rsの電
圧と比較され、抵抗R3の電圧が抑制されると出力電流
1fを抑制するようになっている。出力電流Ifはトラ
ンジスタQ1・、Q17でなる電流ミラー回路に流入し
、電流Ifとほぼ同じ電流が中点帰還アンプAmに流入
するようになっている。中点!還アンプAmは対称形に
接続された二つのトランジスタQ 1a + Q 1
*からなる。トランジスタQ+sのベースにはコイル中
点検出器11の検出出力が入力される。トランジスタQ
l11の電流はプリドライバ及び掛算器15に流入し、
このプリドライバ及び掛算器15は上記流入電流と前記
波形合成器10からの1206ソフトスイツチング波形
とを掛算して前記第1のトランジスタQy、Qs+ Q
sを駆動し、これによって直流電源側通電用トランジス
タQ1.Q2.Qaを駆動するようになっている。一方
、上記トランジスタQlsのベースには、直流電源Vc
oと接地GNDとの間に直列に接続されたダイオードD
1、抵抗R41Ri+Rsのうち抵抗R4と抵抗R5の
接続点の電圧がコイル中点基準電圧Vmとして入力され
る。
s zはトランジスタQ+oに対応し、トランジスタ
Q14゜QlllはトランジスタQ+3に対応し、抵抗
R2,R3は抵抗R,に対応する。トランジスタQI3
1 Q14IQ+5がオンすることによって流れる飽和
検出電流IsはトランジスタQ201 Q21で構成さ
れた電流ミラー回路に入力される。この電流ミラー回路
の出力側には制御電圧Vctlが抵抗R11を介して加
えられていて、飽和検出電流Isが流れることにより制
御アンプAcのプラス側に加える制御電圧Vctlを抑
制するようになっている。制御アンプAcは制御電圧V
ctlと基準電圧Vrefを比較し、制御電圧Vctl
が抑制されるとその分出力電流である制御電流1ctl
を抑制するようになっている。制御電流1ctlは抵抗
R8に流入し、抵抗R,は制御電流Ictlに比例した
電圧を発生する。抵抗R8の電圧は電流帰還アンプAf
において、モータ電流1mによって決まる抵抗Rsの電
圧と比較され、抵抗R3の電圧が抑制されると出力電流
1fを抑制するようになっている。出力電流Ifはトラ
ンジスタQ1・、Q17でなる電流ミラー回路に流入し
、電流Ifとほぼ同じ電流が中点帰還アンプAmに流入
するようになっている。中点!還アンプAmは対称形に
接続された二つのトランジスタQ 1a + Q 1
*からなる。トランジスタQ+sのベースにはコイル中
点検出器11の検出出力が入力される。トランジスタQ
l11の電流はプリドライバ及び掛算器15に流入し、
このプリドライバ及び掛算器15は上記流入電流と前記
波形合成器10からの1206ソフトスイツチング波形
とを掛算して前記第1のトランジスタQy、Qs+ Q
sを駆動し、これによって直流電源側通電用トランジス
タQ1.Q2.Qaを駆動するようになっている。一方
、上記トランジスタQlsのベースには、直流電源Vc
oと接地GNDとの間に直列に接続されたダイオードD
1、抵抗R41Ri+Rsのうち抵抗R4と抵抗R5の
接続点の電圧がコイル中点基準電圧Vmとして入力され
る。
トランジスタQ111の電流はプリドライバ及び掛算器
14に流入し、このプリドライバ及び掛算器14は上記
流入電流と波形合成器10からの1200ソフトスイツ
チング波形とを掛算して接地側通電用トランジスタQa
、Qs、Qaを駆動するようになっている。
14に流入し、このプリドライバ及び掛算器14は上記
流入電流と波形合成器10からの1200ソフトスイツ
チング波形とを掛算して接地側通電用トランジスタQa
、Qs、Qaを駆動するようになっている。
次に、上記実施例の動作を説明する。
制御電圧Vc t lは制御アンプAcにより制御基準
電圧Vrefと比較され、その差電圧に比例した制御電
流1ctlが制御アンプAcから出力される。制御電流
1ctlは抵抗R8に流入し、この流入電流に比例した
抵抗R,の電圧が電流帰還アンプAfにより抵抗Rsに
発生する電圧と比較される。このとき、抵抗R8の電圧
が抵抗Rsの電圧よりもわずかでも高いと、アンプAf
はその出力側の電流Ifを吸収する。この電流Ifはト
ランジスタQ1s+ Qlrでなる電流ミラー回路を介
して中点帰還アンプAmのバイアス電流となる。
電圧Vrefと比較され、その差電圧に比例した制御電
流1ctlが制御アンプAcから出力される。制御電流
1ctlは抵抗R8に流入し、この流入電流に比例した
抵抗R,の電圧が電流帰還アンプAfにより抵抗Rsに
発生する電圧と比較される。このとき、抵抗R8の電圧
が抵抗Rsの電圧よりもわずかでも高いと、アンプAf
はその出力側の電流Ifを吸収する。この電流Ifはト
ランジスタQ1s+ Qlrでなる電流ミラー回路を介
して中点帰還アンプAmのバイアス電流となる。
このアンプAmの出力は二つのプリドライバ及び掛算器
14.15に入力される。
14.15に入力される。
前記波形合成器10で合成された1206ソフトスイツ
チング波形信号は上記二つのプリドライバ及び掛算器1
4.15の双方に入力される。プリドライバ及び掛算器
15では直流電源VCO側の通電用トランジスタの駆動
信号が選択されてアンプAmのトランジスタQlllの
コレクタ側出力と掛算される。また、プリドライバ及び
掛算器14では接地GND側の通電用トランジスタの駆
動信号が選択されてアンプAmのトランジスタQ19の
コレクタ側出力と掛算される。これらの掛算結果はプリ
ドライバ及び掛算器14.15のプリドライバによりそ
れぞれ増幅されて最終段の通電用トランジスタQ1.Q
2.Q3.Q4.Q6.Qsに伝達され、3相構成の駆
動コイルLl、Lm、L3に駆動電流が供給されてモー
タが回転駆動される。
チング波形信号は上記二つのプリドライバ及び掛算器1
4.15の双方に入力される。プリドライバ及び掛算器
15では直流電源VCO側の通電用トランジスタの駆動
信号が選択されてアンプAmのトランジスタQlllの
コレクタ側出力と掛算される。また、プリドライバ及び
掛算器14では接地GND側の通電用トランジスタの駆
動信号が選択されてアンプAmのトランジスタQ19の
コレクタ側出力と掛算される。これらの掛算結果はプリ
ドライバ及び掛算器14.15のプリドライバによりそ
れぞれ増幅されて最終段の通電用トランジスタQ1.Q
2.Q3.Q4.Q6.Qsに伝達され、3相構成の駆
動コイルLl、Lm、L3に駆動電流が供給されてモー
タが回転駆動される。
モータ駆動時のモータ電流1mは抵抗Rsに流入し、抵
抗Rsでモータ電流1mに比例した電圧に変換される。
抗Rsでモータ電流1mに比例した電圧に変換される。
この抵抗Rsの電圧が抵抗R6の電圧と常にほぼ等しく
なるように前記アンプAfが電流Ifを制御することに
より電流帰還ループが形成される。前記トランジスタQ
17と並列に接続されたコンデンサC1は上記電流帰還
ループの位相補償用である。
なるように前記アンプAfが電流Ifを制御することに
より電流帰還ループが形成される。前記トランジスタQ
17と並列に接続されたコンデンサC1は上記電流帰還
ループの位相補償用である。
上記中点帰還アンプAmの入力端子の一方であるトラン
ジスタQCsのベースには、前述のようにコイル中点基
準電圧Vmが入力される。また、中点帰還アンプAmの
入力端子の他方であるトランジスタQ、8のベースには
コイル中点検出器11の検出出力が入力される。中点帰
還アンプAmは、中点検出器11で検出されるコイル中
点電位が上記基準電圧Vmと常にほぼ等しくなるように
トランジスタQ 110 tsのコレクタ電流比を制御
し、これによりコイル中点帰還ループが形成される。
ジスタQCsのベースには、前述のようにコイル中点基
準電圧Vmが入力される。また、中点帰還アンプAmの
入力端子の他方であるトランジスタQ、8のベースには
コイル中点検出器11の検出出力が入力される。中点帰
還アンプAmは、中点検出器11で検出されるコイル中
点電位が上記基準電圧Vmと常にほぼ等しくなるように
トランジスタQ 110 tsのコレクタ電流比を制御
し、これによりコイル中点帰還ループが形成される。
ここで、ダイオードD1の順方向電圧降下をVfとする
と、コイル中点基準電圧Vmは、Vm=(V c o−
V f + I m−Rs)/ 2 ・=(4−1)と
なる。
と、コイル中点基準電圧Vmは、Vm=(V c o−
V f + I m−Rs)/ 2 ・=(4−1)と
なる。
第1図において、トランジスタQy、 Qs、 Qsは
各相駆動コイルへの直流電源側通電用トランジスタQ1
.Q2.Qsのプリドライバを構成している。起動時や
未制御時に上記トランジスタQ y +Qs、Qsが飽
和すると、1206ソフトスイツチング波形が崩れて騒
音の原因となるというような不具合を生じる。そこで、
図示の実施例では、トランジスタQr、 Qtr、Qe
の飽和を防止するために、トランジスタQy、Q@+
Qsの飽和検出回路din d2+ ct3が設けら
れている。各相飽和検出回路dlr d2+ d3の
動作原理は同じであるから、ここでは飽和検出回路d1
について説明する。
各相駆動コイルへの直流電源側通電用トランジスタQ1
.Q2.Qsのプリドライバを構成している。起動時や
未制御時に上記トランジスタQ y +Qs、Qsが飽
和すると、1206ソフトスイツチング波形が崩れて騒
音の原因となるというような不具合を生じる。そこで、
図示の実施例では、トランジスタQr、 Qtr、Qe
の飽和を防止するために、トランジスタQy、Q@+
Qsの飽和検出回路din d2+ ct3が設けら
れている。各相飽和検出回路dlr d2+ d3の
動作原理は同じであるから、ここでは飽和検出回路d1
について説明する。
いま、モータ電流1mがV c o−CL−L+−L
2 Q s −RS −G N Dの経路で流れてい
るタイミングに着目する。制御電圧Vctlが基準電圧
Vrefを越えて上昇すると、制御電流Ictlが増加
し、抵抗R8の電圧が上昇するので、上記電流帰還ルー
プの作用により電流Ifが増加し、モータ電流Imを増
大させ、抵抗Rsの電圧も同様に上昇する。しかし、電
圧Vcoを固定電圧と考えると、駆動コイルに発生する
逆起電圧や直流抵抗分などの影響でモータ電流1mの増
大には限界があり、この時点で抵抗Rsの電圧の上昇は
止まる。一般的には、電流Imが制御電流Ictlより
も早く限界に到達する。ここで、飽和検出回路diのト
ランジスタQ13が存在しないと仮定すると、制御電圧
Vctlの上昇に伴う抵抗R@の電圧の上昇に抵抗Rs
の電圧が追随しないので、アンプAfは電流1fを急増
させ、トランジスタQy、Qsに過剰なベース電流を供
給し、両トランジスタを過飽和状態にしてしまう。即ち
、モータ電流Imが頭打ちとなって抵抗Rsの電圧が抵
抗R@の電圧に追随しなくなるポイントがトランジスタ
Qt (Qs)の飽和開始点である。そこで、飽和開始
点付近で飽和検出回路d0のトランジスタQ13を導通
させ、飽和検出電流IsをトランジスタQ2゜、Q21
よりなる電流ミラー回路を介して制御アンプAcのプラ
ス側に入力することにより。
2 Q s −RS −G N Dの経路で流れてい
るタイミングに着目する。制御電圧Vctlが基準電圧
Vrefを越えて上昇すると、制御電流Ictlが増加
し、抵抗R8の電圧が上昇するので、上記電流帰還ルー
プの作用により電流Ifが増加し、モータ電流Imを増
大させ、抵抗Rsの電圧も同様に上昇する。しかし、電
圧Vcoを固定電圧と考えると、駆動コイルに発生する
逆起電圧や直流抵抗分などの影響でモータ電流1mの増
大には限界があり、この時点で抵抗Rsの電圧の上昇は
止まる。一般的には、電流Imが制御電流Ictlより
も早く限界に到達する。ここで、飽和検出回路diのト
ランジスタQ13が存在しないと仮定すると、制御電圧
Vctlの上昇に伴う抵抗R@の電圧の上昇に抵抗Rs
の電圧が追随しないので、アンプAfは電流1fを急増
させ、トランジスタQy、Qsに過剰なベース電流を供
給し、両トランジスタを過飽和状態にしてしまう。即ち
、モータ電流Imが頭打ちとなって抵抗Rsの電圧が抵
抗R@の電圧に追随しなくなるポイントがトランジスタ
Qt (Qs)の飽和開始点である。そこで、飽和開始
点付近で飽和検出回路d0のトランジスタQ13を導通
させ、飽和検出電流IsをトランジスタQ2゜、Q21
よりなる電流ミラー回路を介して制御アンプAcのプラ
ス側に入力することにより。
トランジスタQt (Qs)の飽和を防止している。
トランジスタQ13が動作するのは、主としてモータ起
動時や速度制御をかけないフリー回転時である。以下、
この動作をさらに詳細に説明する。
動時や速度制御をかけないフリー回転時である。以下、
この動作をさらに詳細に説明する。
飽和検出回路dlの入力電流をil、トランジスタQ+
oのベース・エミッタ電圧をV b e Hoとすると
、トランジスタQI3のベース電位Vb、3は、Vb+
3=Vco Vbe+o 1lR1−(4−2)と
なり、また、トランジスタQ13のエミッタ電位Ve1
Bは、トランジスタQ7のコレクタ・エミッタ電圧をV
c e ?とすると、 V e 13=V c o −V c e 7
−(4−3)となる。式(4−2) 、 (4−3
)より、トランジスタQ+3のベース・エミッタ電圧V
be+3を求めると、Vbe43=Ve13−Vb+3 =(Vco−Vce7)−(Vco−Vbe1(、−i
、J)=Vbe1o+i+R+ Vce7−・・−・(
4−4)となる。ここで、11が増大すると、式(4−
4)のvbeio”1lilは増加し、モータ電流1m
を増やすため、Vce7は逆に減少する。このためVb
e+3はやがてトランジスタのオン電位に達してトラン
ジスタQ13を導通させ、トランジスタQ7のコレクタ
電流の一部がトランジスタQ13を通り、飽和検出電流
IsとしてトランジスタQ201 Q21からなる電流
ミラー回路に伝達される。この電流ミラー回路の出力電
流は抵抗R11に流れ、抵抗R1+の電圧降下により制
御アンプAcのプラス入力は制御電圧Vctlよりも引
き下げられる。以上の動作により、制御電圧Vctlが
さらに上昇したとしても、Ictl、If、il、Im
の各電流値は増加せず、Vcerはそれ以上減少しなく
なり、トランジスタQ7の飽和が防止される。この時の
VCe7は、(4−4)式より、 Vce7=VbelO”itR+−Vlle+3”’
”’ (4−5)となる。ここで、トランジスタQ13
が導通しているので、Vbe1゜斡V b e s 3
としてキャンセルすると、Ycey=ilR+
−・−・−・(4−6)となる。
oのベース・エミッタ電圧をV b e Hoとすると
、トランジスタQI3のベース電位Vb、3は、Vb+
3=Vco Vbe+o 1lR1−(4−2)と
なり、また、トランジスタQ13のエミッタ電位Ve1
Bは、トランジスタQ7のコレクタ・エミッタ電圧をV
c e ?とすると、 V e 13=V c o −V c e 7
−(4−3)となる。式(4−2) 、 (4−3
)より、トランジスタQ+3のベース・エミッタ電圧V
be+3を求めると、Vbe43=Ve13−Vb+3 =(Vco−Vce7)−(Vco−Vbe1(、−i
、J)=Vbe1o+i+R+ Vce7−・・−・(
4−4)となる。ここで、11が増大すると、式(4−
4)のvbeio”1lilは増加し、モータ電流1m
を増やすため、Vce7は逆に減少する。このためVb
e+3はやがてトランジスタのオン電位に達してトラン
ジスタQ13を導通させ、トランジスタQ7のコレクタ
電流の一部がトランジスタQ13を通り、飽和検出電流
IsとしてトランジスタQ201 Q21からなる電流
ミラー回路に伝達される。この電流ミラー回路の出力電
流は抵抗R11に流れ、抵抗R1+の電圧降下により制
御アンプAcのプラス入力は制御電圧Vctlよりも引
き下げられる。以上の動作により、制御電圧Vctlが
さらに上昇したとしても、Ictl、If、il、Im
の各電流値は増加せず、Vcerはそれ以上減少しなく
なり、トランジスタQ7の飽和が防止される。この時の
VCe7は、(4−4)式より、 Vce7=VbelO”itR+−Vlle+3”’
”’ (4−5)となる。ここで、トランジスタQ13
が導通しているので、Vbe1゜斡V b e s 3
としてキャンセルすると、Ycey=ilR+
−・−・−・(4−6)となる。
一方、トランジスタの飽和電圧Vce5は一般に第2図
に示すような特性をもつ。即ち、飽和電圧Vce5はコ
レクタ電流1cに比例し、その比例定数は正の温度特性
をもっている。この比例定数をKとすると、Vce5は
、 V c e s =K 1 c −(
4−7)となる。(4−7)式をトランジスタQ7に適
用して書き改めて、 V c e s y=Ky I c y
・・・・・(4−8)とする。
に示すような特性をもつ。即ち、飽和電圧Vce5はコ
レクタ電流1cに比例し、その比例定数は正の温度特性
をもっている。この比例定数をKとすると、Vce5は
、 V c e s =K 1 c −(
4−7)となる。(4−7)式をトランジスタQ7に適
用して書き改めて、 V c e s y=Ky I c y
・・・・・(4−8)とする。
Vce7の最低値を飽和電圧ぎりぎりに設定しようとす
るときは、(4−6) 、 (4−8)式においてvC
e7=Vcesyとすればよく、両式より に71 C?= 11Rx R1=に7 (I c y/ i +)
・・・・(4−9)を得ることができる。(4−9)式
のIc7/i1は、トランジスタQIOI Q?よりな
る電流ミラー回路の入出力電流比であって固定定数とみ
なすことができる。従って、K7の絶対値と温度係数が
わかれば、抵抗R1の設定値が決まり、トランジスタQ
7の高精度な飽和防止回路が完成する。
るときは、(4−6) 、 (4−8)式においてvC
e7=Vcesyとすればよく、両式より に71 C?= 11Rx R1=に7 (I c y/ i +)
・・・・(4−9)を得ることができる。(4−9)式
のIc7/i1は、トランジスタQIOI Q?よりな
る電流ミラー回路の入出力電流比であって固定定数とみ
なすことができる。従って、K7の絶対値と温度係数が
わかれば、抵抗R1の設定値が決まり、トランジスタQ
7の高精度な飽和防止回路が完成する。
次に、接地側の通電用トランジスタQ5の飽和防止につ
いて説明する。
いて説明する。
トランジスタQ7のコレクタ・エミッタ電圧が飽和電圧
Vce5yとなるように飽和検出回路d1の抵抗R1を
設定した場合、トランジスタQ6のコレクタ・エミッタ
電圧Vce5は次のようにして求められる。第3図に示
すように、トランジスタQ1のベース・エミッタ電圧を
Vbe1、駆動コイルL+、L2の電圧をそれぞれVl
l、V12とすると、 V11=Vco−Vm−Vces7−Vbel−−(4
−10)Y12=Va−Vce5−1m−Rs
−−(4−11)が得られる。前記中点帰還ア
ンプAmによりコイル中点電圧は常にVmに固定され、
各相コイル電圧は、Vmを中心に直流電源Vco側と接
地GND側の両方向に対称に発生するので、第3図に示
すVll、Vl2は等しくなり、(4−10)、 (4
−11)式%式% が得られる。(4−12)式に(4−1)を代入すると
5Vcs5=Vco−Vf+Im+Rs+Vce57+
Vbel−1m4s−Vc。
Vce5yとなるように飽和検出回路d1の抵抗R1を
設定した場合、トランジスタQ6のコレクタ・エミッタ
電圧Vce5は次のようにして求められる。第3図に示
すように、トランジスタQ1のベース・エミッタ電圧を
Vbe1、駆動コイルL+、L2の電圧をそれぞれVl
l、V12とすると、 V11=Vco−Vm−Vces7−Vbel−−(4
−10)Y12=Va−Vce5−1m−Rs
−−(4−11)が得られる。前記中点帰還ア
ンプAmによりコイル中点電圧は常にVmに固定され、
各相コイル電圧は、Vmを中心に直流電源Vco側と接
地GND側の両方向に対称に発生するので、第3図に示
すVll、Vl2は等しくなり、(4−10)、 (4
−11)式%式% が得られる。(4−12)式に(4−1)を代入すると
5Vcs5=Vco−Vf+Im+Rs+Vce57+
Vbel−1m4s−Vc。
=Vces7+Vbe1−Vf
+++ ・++ (4−13)となる。ここで、
Vlはダイオードの順方向電圧降下であり、Vbe1.
V(としてキャンセルすると、Vce5=Vces7
++ ++ (4−14)となる
。つまり、コイル中点帰還ループの作用により、トラン
ジスタQ5についても、そのコレクタ・エミッタ電圧が
ほぼVc e Syとなるように保持されるため、トラ
ンジスタQ7の場合のように高精度ではないが、飽和が
防止される。
+++ ・++ (4−13)となる。ここで、
Vlはダイオードの順方向電圧降下であり、Vbe1.
V(としてキャンセルすると、Vce5=Vces7
++ ++ (4−14)となる
。つまり、コイル中点帰還ループの作用により、トラン
ジスタQ5についても、そのコレクタ・エミッタ電圧が
ほぼVc e Syとなるように保持されるため、トラ
ンジスタQ7の場合のように高精度ではないが、飽和が
防止される。
以上、一つの相に対応する飽和検出回路d1につき、ま
た、限られたタイミングのみについて説明したが、他の
相の飽和検出回路d2.d3も全く同様に動作するし、
モータが回転するすべてのタイミングについても有効で
ある。
た、限られたタイミングのみについて説明したが、他の
相の飽和検出回路d2.d3も全く同様に動作するし、
モータが回転するすべてのタイミングについても有効で
ある。
このように、第1図に示す実施例によれば、基準電圧発
生手段としての抵抗R1の値と温度係数を所定値に設定
すれば、第1のトランジスタQ1や接地側通電用トラン
ジスタロ6等のコレクタ電流や周囲温度に関係な(、こ
れらトランジスタの飽和を過不足なく防止することがで
きる。
生手段としての抵抗R1の値と温度係数を所定値に設定
すれば、第1のトランジスタQ1や接地側通電用トラン
ジスタロ6等のコレクタ電流や周囲温度に関係な(、こ
れらトランジスタの飽和を過不足なく防止することがで
きる。
また、半導体で形成される抵抗は、通常トランジスタの
飽和電圧に近いプラスの温度係数をもつので、上記実施
例にかかる回路をIC化しようとする場合は、温度補償
の必要がなくなるという利点がある。さらに、抵抗R1
の値を調整すれば、飽和度のレベルを非飽和状態も含め
て任意に選択することができるし、抵抗R1の値に対す
る飽和度の変化はあまり敏感ではないので、抵抗R1の
設定はある程度ラフでも差し支えないという利点もある
。
飽和電圧に近いプラスの温度係数をもつので、上記実施
例にかかる回路をIC化しようとする場合は、温度補償
の必要がなくなるという利点がある。さらに、抵抗R1
の値を調整すれば、飽和度のレベルを非飽和状態も含め
て任意に選択することができるし、抵抗R1の値に対す
る飽和度の変化はあまり敏感ではないので、抵抗R1の
設定はある程度ラフでも差し支えないという利点もある
。
そのほか、飽和検出の基準電圧(il・R,)を各相ご
とに単独に設定しているため、飽和防止効果の相間格差
が少ないとか、飽和防止対象が駆動コイルへの通電用ト
ランジスタではないので、単独発熱せず、温度補償が容
易であるというような利点がある。
とに単独に設定しているため、飽和防止効果の相間格差
が少ないとか、飽和防止対象が駆動コイルへの通電用ト
ランジスタではないので、単独発熱せず、温度補償が容
易であるというような利点がある。
次に、各種変形実施例について説明する。
第4図に示す実施例は、第1図の実施例における電流帰
還手段としてのトランジスタQ1aの代わりにダイオー
ドI)tsを用いて飽和検出回路dllを構成した例で
ある。もちろん、他の相の飽和検出回路も同様に変更す
る。この実施例では、第1のトランジスタQ7の飽和点
近くでダイオードDI3を導通させ、上記トランジスタ
Q7の=レクタ電流1c7の一部を飽和検出電流Isと
してダイオードDIi1に流し、これを全て飽和検出回
路d1の流入電流11に戻すことによってトランジスタ
Q7の飽和を防止するものである。つまり、制御電圧V
ctlが上昇して電流11が増大しても、飽和検出電流
Isの流入により、基準電圧発生手段としての抵抗R1
の電流1rlはあまり増加せず、また、モータ電流1m
の増加も停止するので、トランジスタQ7のコレクタ・
エミッタ電圧Vc e7はそれ以上減少しなくなる。こ
のときのVCe7は、V c e 7= I r 、
・R1−(5−1)となる。第1図の実施例と同様にV
ce1の最低値を飽和電圧ぎりぎりに設定するときは、
(4−8)式を用いて、 Kt・Icr=1 rI−RI R1=に7(I c t/ I r l> −−
(5−2)を得る。(5−2)式のIcy/Ir、もト
ランジスタQ+o+ Qvよりなる電流ミラー回路の入
出力電流比であり、第1図の実施例と同様に、抵抗R】
を所定値に設定すれば、トランジスタQ7の飽和を防止
することができる。
還手段としてのトランジスタQ1aの代わりにダイオー
ドI)tsを用いて飽和検出回路dllを構成した例で
ある。もちろん、他の相の飽和検出回路も同様に変更す
る。この実施例では、第1のトランジスタQ7の飽和点
近くでダイオードDI3を導通させ、上記トランジスタ
Q7の=レクタ電流1c7の一部を飽和検出電流Isと
してダイオードDIi1に流し、これを全て飽和検出回
路d1の流入電流11に戻すことによってトランジスタ
Q7の飽和を防止するものである。つまり、制御電圧V
ctlが上昇して電流11が増大しても、飽和検出電流
Isの流入により、基準電圧発生手段としての抵抗R1
の電流1rlはあまり増加せず、また、モータ電流1m
の増加も停止するので、トランジスタQ7のコレクタ・
エミッタ電圧Vc e7はそれ以上減少しなくなる。こ
のときのVCe7は、V c e 7= I r 、
・R1−(5−1)となる。第1図の実施例と同様にV
ce1の最低値を飽和電圧ぎりぎりに設定するときは、
(4−8)式を用いて、 Kt・Icr=1 rI−RI R1=に7(I c t/ I r l> −−
(5−2)を得る。(5−2)式のIcy/Ir、もト
ランジスタQ+o+ Qvよりなる電流ミラー回路の入
出力電流比であり、第1図の実施例と同様に、抵抗R】
を所定値に設定すれば、トランジスタQ7の飽和を防止
することができる。
第5図に示す実施例は、第1図に示す実施例における基
準電圧発生手段としての抵抗R1の代わりにトランジス
タQ26を用いて飽和検出回路aZtを構成した例であ
る。もちろん、他の相の飽和検出回路も同様に構成され
るとともに同様に動作するものである。この実施例では
、三つのトランジスタQ 261 Q 271 Q 2
11よりなる電流ミラー回路の第1出力であるトランジ
スタQ26のコレクタが上記トランジスタQ26のコレ
クタに、第2出力であるトランジスタQ27のコレクタ
が上記トランジスタQ2Sのベースにそれぞれ接続され
ており、第1及び第2の出力電流比はトランジスタ02
6が完全に飽和するような比率に設定されている。つま
り、第1図に実施例における抵抗R1の電圧降下の代わ
りにトランジスタQ25の電圧降下を用いた点が第1図
の実施例と異なるのみであり、その他の動作は全く同様
である。
準電圧発生手段としての抵抗R1の代わりにトランジス
タQ26を用いて飽和検出回路aZtを構成した例であ
る。もちろん、他の相の飽和検出回路も同様に構成され
るとともに同様に動作するものである。この実施例では
、三つのトランジスタQ 261 Q 271 Q 2
11よりなる電流ミラー回路の第1出力であるトランジ
スタQ26のコレクタが上記トランジスタQ26のコレ
クタに、第2出力であるトランジスタQ27のコレクタ
が上記トランジスタQ2Sのベースにそれぞれ接続され
ており、第1及び第2の出力電流比はトランジスタ02
6が完全に飽和するような比率に設定されている。つま
り、第1図に実施例における抵抗R1の電圧降下の代わ
りにトランジスタQ25の電圧降下を用いた点が第1図
の実施例と異なるのみであり、その他の動作は全く同様
である。
ここで、トランジスタQ211の飽和電圧をVce5z
sとすると、トランジスタQ13が導通したときのトラ
ンジスタQ7のコレクタ・エミッタ電圧Vee7は、V
c ey=Vc e 8211 ・・・・
・(5−3)となる。第1図の実施例と同様に、Vce
7の最低値を飽和電圧ぎりぎりに設定するときは、(4
−8)式を用いて、 Ky ・I C?=V Ce S 25 ・
=・=(5−4)を得る。トランジスタQ25のコレク
タ電流(1c2□=i1)に対する飽和電圧の比例定数
をに25とすると、V c e S 26=に25 ・
i r −−(5−5)となり、(5
−5)式を(5−4)式に代入してKr・ I C7=
に2S” It K25= Ky (I c y/ i +)
−−(5−6)を得る。(5−6)式のIcy/i
iもf@5図のトランジスタQ1゜、Q7よりなる電流
ミラー回路の入出力電流比であり、K2Sとに7の比率
を所定値に設定すれば、第1図の実施例と同様にトラン
ジスタQ7の飽和を防止することができる。K2Sとに
7の比率はトランジスタQ25とトランジスタQ7の面
積比により自由に設定することができ、さらに。
sとすると、トランジスタQ13が導通したときのトラ
ンジスタQ7のコレクタ・エミッタ電圧Vee7は、V
c ey=Vc e 8211 ・・・・
・(5−3)となる。第1図の実施例と同様に、Vce
7の最低値を飽和電圧ぎりぎりに設定するときは、(4
−8)式を用いて、 Ky ・I C?=V Ce S 25 ・
=・=(5−4)を得る。トランジスタQ25のコレク
タ電流(1c2□=i1)に対する飽和電圧の比例定数
をに25とすると、V c e S 26=に25 ・
i r −−(5−5)となり、(5
−5)式を(5−4)式に代入してKr・ I C7=
に2S” It K25= Ky (I c y/ i +)
−−(5−6)を得る。(5−6)式のIcy/i
iもf@5図のトランジスタQ1゜、Q7よりなる電流
ミラー回路の入出力電流比であり、K2Sとに7の比率
を所定値に設定すれば、第1図の実施例と同様にトラン
ジスタQ7の飽和を防止することができる。K2Sとに
7の比率はトランジスタQ25とトランジスタQ7の面
積比により自由に設定することができ、さらに。
K2Sとに7の温度係数は同じであるから、この実施例
によれば温度補償の必要がないという利点がある。
によれば温度補償の必要がないという利点がある。
なお、第1図の実施例において、トランジスタQ20を
省略して飽和検出電流IsをトランジスタQ 21のベ
ースに直接流すようにしてもよく、また、トランジスタ
Q21のコレクタを制御アンプAcのプラス入力から電
流帰還アンプAfのプラス入力に接続変更してもよい。
省略して飽和検出電流IsをトランジスタQ 21のベ
ースに直接流すようにしてもよく、また、トランジスタ
Q21のコレクタを制御アンプAcのプラス入力から電
流帰還アンプAfのプラス入力に接続変更してもよい。
図示の各実施例はそれぞれ組み合わせて使用してもよく
、また、3相往復通電に限らず、片方向通電や、あらゆ
る相数のブラシレスモータの駆動回路に応用することが
できる。
、また、3相往復通電に限らず、片方向通電や、あらゆ
る相数のブラシレスモータの駆動回路に応用することが
できる。
図示の実施例ではトランジスタがバイポーラトランジス
タになっていたが、FET (電解効果トランジスタ)
を用いてもよい。
タになっていたが、FET (電解効果トランジスタ)
を用いてもよい。
また、本発明は、センサ付きのブラシレスモータはもち
ろん、センサレスブラシレスモータにも適用可能である
。
ろん、センサレスブラシレスモータにも適用可能である
。
(発明の効果)
本発明によれば、直流電源側の出力トランジスタを駆動
する第1のトランジスタと、第1のトランジスタととも
に電流ミラー回路を構成する第2のトランジスタと、第
2のトランジスタに流れる電流に比例した電圧を発生す
る基準電圧発生手段と、第1のトランジスタの出力端子
と直流電源との閏の電位差が基準電圧発生手段の発生電
圧近傍に達したとき導通し第1のトランジスタの出力電
流の一部を第1のトランジスタの入力電流を減少させる
ように帰還させる帰還手段とを設けたため、電流や温度
などあらゆる条件が変化しても、常に高精度なトランジ
スタの飽和検出が可能であり、これによりブラシレスモ
ータ駆動回路のトランジスタの飽和防止を過不足なく行
うことができ、安定で効率のよいモータ性能を得ること
ができる。
する第1のトランジスタと、第1のトランジスタととも
に電流ミラー回路を構成する第2のトランジスタと、第
2のトランジスタに流れる電流に比例した電圧を発生す
る基準電圧発生手段と、第1のトランジスタの出力端子
と直流電源との閏の電位差が基準電圧発生手段の発生電
圧近傍に達したとき導通し第1のトランジスタの出力電
流の一部を第1のトランジスタの入力電流を減少させる
ように帰還させる帰還手段とを設けたため、電流や温度
などあらゆる条件が変化しても、常に高精度なトランジ
スタの飽和検出が可能であり、これによりブラシレスモ
ータ駆動回路のトランジスタの飽和防止を過不足なく行
うことができ、安定で効率のよいモータ性能を得ること
ができる。
また、飽和検出回路は、モータ電流検出抵抗の値の影響
を一切受けず、これに加えてコイル中点基準電圧の接地
を、接地側通電用トランジスタのエミッタと共通にして
コイル中点帰還ループを形成すれば、モータ電流検出抵
抗の値によって飽和防止効果が左右されず、モータ電流
検出抵抗を固定する必要がないため、設計の自由度が広
がるという利点がある。
を一切受けず、これに加えてコイル中点基準電圧の接地
を、接地側通電用トランジスタのエミッタと共通にして
コイル中点帰還ループを形成すれば、モータ電流検出抵
抗の値によって飽和防止効果が左右されず、モータ電流
検出抵抗を固定する必要がないため、設計の自由度が広
がるという利点がある。
飽和検出点は駆動コイルの出力端子ではないので、コイ
ルへの通電切換時に発生するスパイク状電圧によって飽
和検出回路が誤動作するようなことはなく、モータ性能
を損なうことはない。
ルへの通電切換時に発生するスパイク状電圧によって飽
和検出回路が誤動作するようなことはなく、モータ性能
を損なうことはない。
本発明を適用するために必要な追加回路は極めて単純な
構成であるから、経済的であるとともに、IC化すれば
コストアップはほとんどない。
構成であるから、経済的であるとともに、IC化すれば
コストアップはほとんどない。
第1図は本発明にかかるブラシレスモータの駆動回路の
一実施例を示す回路図、第2図はトランジスタの飽和特
性の温度依存性を示す線図、第3図は上記実施例中の接
地側通電用トランジスタの飽和防止動作を説明するため
に一部を抜き出して示す回路図、第4図は本発明に適用
可能な飽和検出回路の変形例を示す回路図、第5図は本
発明に適用可能な飽和検出回路の別の変形例を示す回路
図、第6図は従来のブラシレスモータの駆動回路の例を
示す回路図、第7図は120°ソフトスイツチング波形
の例を示す波形図である。 L1+ L21 L3・・・駆動コイル、Qy、 Qs
、 Qs・・・第1のトランジスタ、Qto+ Q+t
+ q12”’第2のトランジスタ、R1+ R2,R
3,Q26・・・基準電圧発生手段、Q 13+ Q
11 Q 16+ D rs・・・電流帰還手段、V
c o・・・直流電源、 Ic7・・・出力電流、 11・・・中点検出器、 Am・・・中点帰還アンプ。 第 図 第 図 第 図 d。 第 図 第 ア 図 (jNL+
一実施例を示す回路図、第2図はトランジスタの飽和特
性の温度依存性を示す線図、第3図は上記実施例中の接
地側通電用トランジスタの飽和防止動作を説明するため
に一部を抜き出して示す回路図、第4図は本発明に適用
可能な飽和検出回路の変形例を示す回路図、第5図は本
発明に適用可能な飽和検出回路の別の変形例を示す回路
図、第6図は従来のブラシレスモータの駆動回路の例を
示す回路図、第7図は120°ソフトスイツチング波形
の例を示す波形図である。 L1+ L21 L3・・・駆動コイル、Qy、 Qs
、 Qs・・・第1のトランジスタ、Qto+ Q+t
+ q12”’第2のトランジスタ、R1+ R2,R
3,Q26・・・基準電圧発生手段、Q 13+ Q
11 Q 16+ D rs・・・電流帰還手段、V
c o・・・直流電源、 Ic7・・・出力電流、 11・・・中点検出器、 Am・・・中点帰還アンプ。 第 図 第 図 第 図 d。 第 図 第 ア 図 (jNL+
Claims (2)
- 1.m相の駆動コイルを有する固定子と、上記駆動コ
イルへの通電を切り換える複数の出力トランジスタとを
備えたブラシレスモータの駆動回路において、直流電源
側に接続された出力トランジスタを駆動する第1のトラ
ンジスタと、第1のトランジスタとともに電流ミラー回
路を構成する第2のトランジスタと、第2のトランジス
タに接続され第2のトランジスタに流れる電流に比例し
た電圧を発生する基準電圧発生手段と、第1のトランジ
スタの出力端子と直流電源との間の電位差が上記基準電
圧発生手段の発生電圧近傍に達したとき第2のトランジ
スタの発生電圧とほぼ等しい電圧降下を伴って導通し上
記第1のトランジスタの出力電流の一部を第1のトラン
ジスタの入力電流を減少させるように基準電圧発生手段
より前段に帰還する電流帰還手段とを各相毎に備えたこ
とを特徴とするブラシレスモータの駆動回路。 - 2.各相の駆動コイルが接続された中点の電圧を検出
する中点検出器と、駆動コイルの中点電圧をコイル中点
基準電圧に一致させるように帰還をかける中点帰還アン
プを備えた請求項1記載のブラシレスモータの駆動回路
。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2274924A JP2633984B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | ブラシレスモータの駆動回路 |
KR1019910015473A KR940001918B1 (ko) | 1990-10-12 | 1991-09-05 | 브러시레스 모터의 구동회로 |
EP91919257A EP0505577A1 (en) | 1990-10-12 | 1991-10-09 | Brushless motor drive circuit |
PCT/JP1991/001378 WO1992007420A1 (en) | 1990-10-12 | 1991-10-09 | Brushless motor drive circuit |
US07/861,813 US5331259A (en) | 1990-10-12 | 1991-10-09 | Brushless motor drive circuit |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2274924A JP2633984B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | ブラシレスモータの駆動回路 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04150790A true JPH04150790A (ja) | 1992-05-25 |
JP2633984B2 JP2633984B2 (ja) | 1997-07-23 |
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ID=17548443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2274924A Expired - Fee Related JP2633984B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | ブラシレスモータの駆動回路 |
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---|---|
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EP (1) | EP0505577A1 (ja) |
JP (1) | JP2633984B2 (ja) |
KR (1) | KR940001918B1 (ja) |
WO (1) | WO1992007420A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100328418B1 (ko) * | 1997-04-15 | 2002-04-17 | 야마우치 아쓰시 | 센서리스브러쉬리스모터의구동회로 |
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---|---|---|---|---|
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US5610486A (en) * | 1995-02-28 | 1997-03-11 | Sgs-Thomson Microelectronics, Inc. | Current mirror circuit used in a coil driver circuit of a brushless DC motor |
US5614797A (en) * | 1995-02-28 | 1997-03-25 | Sgs-Thomson Microelectronics, Inc. | Stator coil driver circuit for a brushless DC motor |
US5731670A (en) * | 1995-03-31 | 1998-03-24 | Sgs-Thomson Microelectronics S.R.L. | Method for driving a brushless DC electric motor |
US5959417A (en) * | 1996-09-20 | 1999-09-28 | Texas Instruments Incorporated | Current feedback amplifier having trimcircuitry and method for controlling and equalizing stator winding current |
US5959418A (en) * | 1997-02-07 | 1999-09-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Motor with electronic distributing configuration |
JPH11285287A (ja) * | 1998-03-27 | 1999-10-15 | Mitsubishi Electric Corp | 多相モータ駆動回路 |
JP4371387B2 (ja) * | 1999-10-06 | 2009-11-25 | ローム株式会社 | 制御駆動回路および制御駆動方法 |
US6154001A (en) * | 1999-11-23 | 2000-11-28 | Texas Instruments Incorporated | Anti-glitch circuit for voice-coil-motor servo operation in disk drive systems |
JP2004222400A (ja) * | 2003-01-14 | 2004-08-05 | Mitsumi Electric Co Ltd | 電流制御回路、及び、モータ駆動回路 |
GB0722740D0 (en) * | 2007-11-20 | 2008-01-02 | Melexis Nv | Improvements in or relating to bldc motors |
Citations (3)
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JPH0223091A (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-25 | Victor Co Of Japan Ltd | ブラシレス直流モータ駆動回路 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS5761981A (en) * | 1980-10-01 | 1982-04-14 | Hitachi Ltd | Electronic circuit using voltage reguction means |
JPS58151888A (ja) * | 1982-03-04 | 1983-09-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ブラシレス直流モ−タ |
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JPH0223090A (ja) * | 1988-06-20 | 1990-01-25 | Mitsubishi Electric Corp | ブラシレスモータの駆動装置 |
-
1990
- 1990-10-12 JP JP2274924A patent/JP2633984B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-09-05 KR KR1019910015473A patent/KR940001918B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-10-09 WO PCT/JP1991/001378 patent/WO1992007420A1/ja not_active Application Discontinuation
- 1991-10-09 US US07/861,813 patent/US5331259A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-09 EP EP91919257A patent/EP0505577A1/en not_active Ceased
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6142288A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-28 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | ブラシレスモ−タの駆動回路 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100328418B1 (ko) * | 1997-04-15 | 2002-04-17 | 야마우치 아쓰시 | 센서리스브러쉬리스모터의구동회로 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0505577A1 (en) | 1992-09-30 |
WO1992007420A1 (en) | 1992-04-30 |
JP2633984B2 (ja) | 1997-07-23 |
US5331259A (en) | 1994-07-19 |
EP0505577A4 (ja) | 1994-02-16 |
KR920009052A (ko) | 1992-05-28 |
KR940001918B1 (ko) | 1994-03-11 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |