JPH04149031A - 針状バリウムフェライト磁性粉の製法 - Google Patents
針状バリウムフェライト磁性粉の製法Info
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- JPH04149031A JPH04149031A JP2273050A JP27305090A JPH04149031A JP H04149031 A JPH04149031 A JP H04149031A JP 2273050 A JP2273050 A JP 2273050A JP 27305090 A JP27305090 A JP 27305090A JP H04149031 A JPH04149031 A JP H04149031A
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- barium
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高密度磁気記録方式用垂直磁気記録方式の塗
布型媒体に使用する針状バリウムフェライト磁性粉の製
法、詳しくは、針状で、焼結がきわめて少なく、且つ飽
和磁化の高いバリウムフェライト磁性粉の製法に関する
ものである。
布型媒体に使用する針状バリウムフェライト磁性粉の製
法、詳しくは、針状で、焼結がきわめて少なく、且つ飽
和磁化の高いバリウムフェライト磁性粉の製法に関する
ものである。
〔従来の技術]
従来、ハリつムフエライ)[炒粉には板状のものと針状
のものが知られている。板状のものの製造法としては、
例えば、共沈法、ガラス結晶化法、水熱合成法等、種々
の方法が知られている。また、針状のものの製造法とし
ては、例えば、針状のオキシ水酸化鉄等を炭酸バリウム
等で被覆した後、焼成する方法(特開昭61 1046
02号公報参照)が知られている。
のものが知られている。板状のものの製造法としては、
例えば、共沈法、ガラス結晶化法、水熱合成法等、種々
の方法が知られている。また、針状のものの製造法とし
ては、例えば、針状のオキシ水酸化鉄等を炭酸バリウム
等で被覆した後、焼成する方法(特開昭61 1046
02号公報参照)が知られている。
しかし、針状のものは、原料鉄化合物の針状形状を焼成
時に保持するのが難しく、焼成温度が低ければ、針状を
保持できるが、飽和磁化が低くなり、また焼成温度が高
ければ、飽和磁化を高くできるが、焼結してしまい針状
が保持できなくなるという問題があった。焼成温度を低
くして時間を長くする方法もあるが、やはり焼結も時間
と共に進行するし、生産効率からも好ましい方法とはい
えない。
時に保持するのが難しく、焼成温度が低ければ、針状を
保持できるが、飽和磁化が低くなり、また焼成温度が高
ければ、飽和磁化を高くできるが、焼結してしまい針状
が保持できなくなるという問題があった。焼成温度を低
くして時間を長くする方法もあるが、やはり焼結も時間
と共に進行するし、生産効率からも好ましい方法とはい
えない。
また、特開昭61−104602号公報に記載されてい
る製造法においては、炭酸バリウムによるオキシ水酸化
鉄の被覆を、塩化バリウムに重炭酸ソーダ又は炭酸ソー
ダを反応させる方法により行っているが、この方法では
、炭酸バリウムを充分に微細なコロイド粒子としてオキ
ソ水酸化鉄に被覆することができず、得られるバリウム
フェライト磁性粉の磁気特性が不充分であった。これは
、生成する炭酸バリウムが充分に微細でないこと、及び
バリウムの一部が溶出してしまうためである。
る製造法においては、炭酸バリウムによるオキシ水酸化
鉄の被覆を、塩化バリウムに重炭酸ソーダ又は炭酸ソー
ダを反応させる方法により行っているが、この方法では
、炭酸バリウムを充分に微細なコロイド粒子としてオキ
ソ水酸化鉄に被覆することができず、得られるバリウム
フェライト磁性粉の磁気特性が不充分であった。これは
、生成する炭酸バリウムが充分に微細でないこと、及び
バリウムの一部が溶出してしまうためである。
従って、本発明の目的は、前記問題点を解決し、針状で
、焼結しておらず、且つ飽和磁化が従来のものと比較し
て飛躍的に向上したハリウムフエライl−[炒粉の製法
を提供することにある。
、焼結しておらず、且つ飽和磁化が従来のものと比較し
て飛躍的に向上したハリウムフエライl−[炒粉の製法
を提供することにある。
本発明者等は、上記目的を達成すべ(鋭意検討した結果
、バリウム化合物で被覆した針状のオキシ水酸化鉄又は
酸化鉄を焼成して針状バリウムフェライト磁性粉を製造
する際に、予め、−Y記オキシ水酸化鉄又は酸化鉄の粒
子表面をSi及びAIの少なくとも1種の元素の酸化物
及び/又は水酸化物で被覆しておくことにより、焼結が
少なくなり、しかも、飽和磁化が向上した針状バリウム
フェライト磁性粉が得られることを知見した。
、バリウム化合物で被覆した針状のオキシ水酸化鉄又は
酸化鉄を焼成して針状バリウムフェライト磁性粉を製造
する際に、予め、−Y記オキシ水酸化鉄又は酸化鉄の粒
子表面をSi及びAIの少なくとも1種の元素の酸化物
及び/又は水酸化物で被覆しておくことにより、焼結が
少なくなり、しかも、飽和磁化が向上した針状バリウム
フェライト磁性粉が得られることを知見した。
また、本発明者等は、針状のオキシ水酸化鉄又は酸化鉄
をバリウム化合物で被覆する際に、塩化バリウム等の水
溶性バリウム化合物を含む針状のオキソ水酸化鉄又は酸
化鉄のスラリーに、水酸化アルカリを添加してpHを8
以上にし、このスラリーに炭酸ガス又は炭酸塩の炭酸源
を添加し、pH8〜12の範囲で炭酸バリウムを析出さ
せることにより、微細な炭酸バリウムのコロイド粒子を
生成させることができ、上記オキシ水酸化鉄又は酸化鉄
を炭酸バリウムで均一に被覆でき、磁気特性の優れた針
状バリウムフェライト磁性粉が得られることを知見した
。
をバリウム化合物で被覆する際に、塩化バリウム等の水
溶性バリウム化合物を含む針状のオキソ水酸化鉄又は酸
化鉄のスラリーに、水酸化アルカリを添加してpHを8
以上にし、このスラリーに炭酸ガス又は炭酸塩の炭酸源
を添加し、pH8〜12の範囲で炭酸バリウムを析出さ
せることにより、微細な炭酸バリウムのコロイド粒子を
生成させることができ、上記オキシ水酸化鉄又は酸化鉄
を炭酸バリウムで均一に被覆でき、磁気特性の優れた針
状バリウムフェライト磁性粉が得られることを知見した
。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、針状の
オキシ水酸化鉄又は酸化鉄、水溶性バリウム化合物、及
び水酸化アルカリを含む、pHが8以」二の水分散スラ
リーに、炭酸ガス及び/又は炭酸塩を添カロしpH8〜
12として上記オキシ水酸化鉄又は酸化鉄の表面を炭酸
バリウムで被覆し、次いで、炭酸バリウムで被覆された
オキシ水酸化鉄又は酸化鉄を、Si及びAlの少なくと
も一種の元素の酸化物及び/又は水酸化物で更に被覆し
、次いで、濾過、水洗、乾燥した後、700〜1000
℃で焼成することを特徴とする針状バリウムフェライト
磁性粉の製法を提供するものである。
オキシ水酸化鉄又は酸化鉄、水溶性バリウム化合物、及
び水酸化アルカリを含む、pHが8以」二の水分散スラ
リーに、炭酸ガス及び/又は炭酸塩を添カロしpH8〜
12として上記オキシ水酸化鉄又は酸化鉄の表面を炭酸
バリウムで被覆し、次いで、炭酸バリウムで被覆された
オキシ水酸化鉄又は酸化鉄を、Si及びAlの少なくと
も一種の元素の酸化物及び/又は水酸化物で更に被覆し
、次いで、濾過、水洗、乾燥した後、700〜1000
℃で焼成することを特徴とする針状バリウムフェライト
磁性粉の製法を提供するものである。
以下、本発明のバリウムフェライト磁性粉の製法につい
て詳述する。
て詳述する。
本発明で用いられる針状のオキシ水酸化鉄及び酸化鉄と
しては、α−Fe00)1、β−Fe00H,7−Fe
OOI(、α−FezO・1、及びr−FezO,の何
れであっても良いが、良好な針状バリウムフェライトを
得るためには、枝分かれのないもの、粒度分布の揃った
ものが好ましく、平均長軸長0.1〜1.0μm及び平
均短軸長0.01〜0.1μmの範囲のものを使用する
のが好ましい。
しては、α−Fe00)1、β−Fe00H,7−Fe
OOI(、α−FezO・1、及びr−FezO,の何
れであっても良いが、良好な針状バリウムフェライトを
得るためには、枝分かれのないもの、粒度分布の揃った
ものが好ましく、平均長軸長0.1〜1.0μm及び平
均短軸長0.01〜0.1μmの範囲のものを使用する
のが好ましい。
而して、本発明のバリウムフェライト磁性粉の製法を実
施するには、先ず、上記オキシ水酸化鉄又は酸化鉄(以
下、原料鉄化合物という)を次のようにして炭酸バリウ
ムで被覆する。
施するには、先ず、上記オキシ水酸化鉄又は酸化鉄(以
下、原料鉄化合物という)を次のようにして炭酸バリウ
ムで被覆する。
原料鉄化合物及び塩化バリウム等の水溶性バリウム化合
物を水に加えて、原料鉄化合物の水分散スラリーを調製
する。この際、スラリー濃度は、原料鉄化合物5〜7g
/l程度とするのが好ましい。
物を水に加えて、原料鉄化合物の水分散スラリーを調製
する。この際、スラリー濃度は、原料鉄化合物5〜7g
/l程度とするのが好ましい。
次いで、上記スラリーに水酸化アルカリを添加して、ス
ラリーのP)(を8以上にした後、炭酸ガス及び/又は
炭酸塩を添加し、pH8〜12の範囲で炭酸バリウムを
析出させて、炭酸バリウムで被覆された原料鉄化合物を
得る。即ち、例えば、水溶性バリウム化合物として塩化
バリウムを用いた場合、水酸化アルカリの添加によりス
ラリー中の塩化バリウムは水酸化バリウムとなるが、p
H8以上では水酸化バリウムの水に対する溶解度はBa
O換算で3.84g/100g (20℃)であるから
、溶解度以下の濃度にしておけば水酸化バリウムは溶解
している。この状態で炭酸源を添加すると、速やかに微
細な炭酸バリウムが析出し、原料鉄化合物に被着するの
である。この際、スラリーのpHを8〜12の範囲に保
持するのは、pHを7以下にすると炭酸バリウムが溶解
し始め、またp Hを12超とすると充会に微細な炭酸
バリウムが得られないからである。
ラリーのP)(を8以上にした後、炭酸ガス及び/又は
炭酸塩を添加し、pH8〜12の範囲で炭酸バリウムを
析出させて、炭酸バリウムで被覆された原料鉄化合物を
得る。即ち、例えば、水溶性バリウム化合物として塩化
バリウムを用いた場合、水酸化アルカリの添加によりス
ラリー中の塩化バリウムは水酸化バリウムとなるが、p
H8以上では水酸化バリウムの水に対する溶解度はBa
O換算で3.84g/100g (20℃)であるから
、溶解度以下の濃度にしておけば水酸化バリウムは溶解
している。この状態で炭酸源を添加すると、速やかに微
細な炭酸バリウムが析出し、原料鉄化合物に被着するの
である。この際、スラリーのpHを8〜12の範囲に保
持するのは、pHを7以下にすると炭酸バリウムが溶解
し始め、またp Hを12超とすると充会に微細な炭酸
バリウムが得られないからである。
また、上記水酸化アルカリとしては、水酸化ナトリウム
が好ましく、また、上記炭酸塩としては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム等が好ましい 次に、上記の如くして炭酸バリウムで被覆された原料鉄
化合物を、次のようにしてSi及びAIの少なくとも一
種の元素の酸化物及び/又は水酸化物で更に被覆する。
が好ましく、また、上記炭酸塩としては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム等が好ましい 次に、上記の如くして炭酸バリウムで被覆された原料鉄
化合物を、次のようにしてSi及びAIの少なくとも一
種の元素の酸化物及び/又は水酸化物で更に被覆する。
炭酸バリウムで被覆された原料鉄化合物に、水ガラス、
ケイ酸ソーダ等のSi化合物及び/又はアルミン酸ソー
ダ、塩化アルミニウム等のAl化合物を添加し、Si、
Alの酸化物及び/又は水酸化物を付着させる。
ケイ酸ソーダ等のSi化合物及び/又はアルミン酸ソー
ダ、塩化アルミニウム等のAl化合物を添加し、Si、
Alの酸化物及び/又は水酸化物を付着させる。
この際、Siとして水ガラスやケイ酸ソーダ、Alとし
てアルミン酸ソーダのようなアルカリ性のものを使用す
る場合は、塩酸や炭酸ガス等を添加することにより、ま
た塩化アルミニウム等のような酸性のものを使用する場
合は、アルカリを添加することにより、それぞれp H
を8〜12に調整することが好ましい。
てアルミン酸ソーダのようなアルカリ性のものを使用す
る場合は、塩酸や炭酸ガス等を添加することにより、ま
た塩化アルミニウム等のような酸性のものを使用する場
合は、アルカリを添加することにより、それぞれp H
を8〜12に調整することが好ましい。
Si、 AIの酸化物及び/又は水酸化物の被着量は、
Feに対して、Siは好ましくは0.1〜2,0モル%
、より好ましくは0.5〜1.0モル%、Alは好まし
くは0,1〜4.0モル%、より好ましくは0,5〜2
.0モル%である。
Feに対して、Siは好ましくは0.1〜2,0モル%
、より好ましくは0.5〜1.0モル%、Alは好まし
くは0,1〜4.0モル%、より好ましくは0,5〜2
.0モル%である。
次いで、上記の如くしてSi、 AIの酸化物及び/又
は水酸化物で更に被覆された原料鉄化合物のスラリーを
濾過、水洗、乾燥し、粉末を得る。
は水酸化物で更に被覆された原料鉄化合物のスラリーを
濾過、水洗、乾燥し、粉末を得る。
然る後、」二記粉末を700〜1000℃で焼成し、本
発明に係る針状バリウムフェライト磁性粉を得る。
発明に係る針状バリウムフェライト磁性粉を得る。
焼成温度が700℃のように低い場合は、100時間の
ような長時間の焼成により充分な飽和磁化を得ることが
できる。また、焼成が1000℃のような高温の場合は
、数分〜数10分で充分な飽和磁化が得られる。更に好
ましくは、s o o ’cで5時間、又は900 ’
Cで1時間のような焼成条件である。即ち、焼成温度8
00〜900 ”C1焼成時間1〜5時間が現実的な範
囲として推奨できるが、本発明においては、Si又はA
lの酸化物及び/又は水酸化物の添加により、900〜
1000℃でも焼結の少ないバリウムフェライト磁性粉
を得ることができる。
ような長時間の焼成により充分な飽和磁化を得ることが
できる。また、焼成が1000℃のような高温の場合は
、数分〜数10分で充分な飽和磁化が得られる。更に好
ましくは、s o o ’cで5時間、又は900 ’
Cで1時間のような焼成条件である。即ち、焼成温度8
00〜900 ”C1焼成時間1〜5時間が現実的な範
囲として推奨できるが、本発明においては、Si又はA
lの酸化物及び/又は水酸化物の添加により、900〜
1000℃でも焼結の少ないバリウムフェライト磁性粉
を得ることができる。
この様にして得られる本発明に係るバリウムフェライト
磁性粉は、長さ0.1〜1.0μm及び幅0゜01〜0
.1 a mの針状粉末であり、焼結がきわめて少なく
且つ飽和磁化が高いものである。
磁性粉は、長さ0.1〜1.0μm及び幅0゜01〜0
.1 a mの針状粉末であり、焼結がきわめて少なく
且つ飽和磁化が高いものである。
尚、本発明においては、焼成する前に酸化硼素(B2o
z)や酸化ビスマス(BizOs)等の融剤を加えても
良い、 Bz(hは750℃以上で飽和磁化を向上させ
る効果があるが、焼結も促進する。また、BizOlは
850℃付近、即ちBi、o3の融点付近で飽和磁化を
向上させる効果がある。これらの融剤は、バリウムフェ
ライトに対して1重量%程度の添加では焼結はほとんど
進まない。従って、融剤を添加する場合、その好ましい
添加量は1〜5重量%である。
z)や酸化ビスマス(BizOs)等の融剤を加えても
良い、 Bz(hは750℃以上で飽和磁化を向上させ
る効果があるが、焼結も促進する。また、BizOlは
850℃付近、即ちBi、o3の融点付近で飽和磁化を
向上させる効果がある。これらの融剤は、バリウムフェ
ライトに対して1重量%程度の添加では焼結はほとんど
進まない。従って、融剤を添加する場合、その好ましい
添加量は1〜5重量%である。
また、本発明においては、保磁力制御則としてのCo及
びT1を添加することもでき、これらの添加は、バリウ
ム化合物被着と同時あるいはその前後に行えば良い。
びT1を添加することもでき、これらの添加は、バリウ
ム化合物被着と同時あるいはその前後に行えば良い。
[実施例]
以下に実施例を比較例と共に挙げ、本発明を更に具体的
に説明する。
に説明する。
実施例1〜4
針状ゲーサイト(α−FeOOf+) 66.6 g
及び°塩化バリウム(BaC1z4HzO) 16.8
gを脱イオン水に加えて10fの分散スラリーとし、
これを撹拌しながら、水酸化ナトリウム(NaOH)
11 gを脱イオン水に溶解して加え、スラリーのp
Hを12にする。
及び°塩化バリウム(BaC1z4HzO) 16.8
gを脱イオン水に加えて10fの分散スラリーとし、
これを撹拌しながら、水酸化ナトリウム(NaOH)
11 gを脱イオン水に溶解して加え、スラリーのp
Hを12にする。
これに炭酸ガスを3j2/分で8分間通じ、スラリーの
pHを10.5とする。これに水ガラスをSiとして下
記表1に示す割合で添加し、良く撹拌する。得られたス
ラリーを濾過、水洗、乾燥して固型物を得る。得られた
固型物を空気雰囲気下で9o o ’cで5時間焼成し
て、針状ハリウムフェライ!−[炒粉をそれぞれ得た。
pHを10.5とする。これに水ガラスをSiとして下
記表1に示す割合で添加し、良く撹拌する。得られたス
ラリーを濾過、水洗、乾燥して固型物を得る。得られた
固型物を空気雰囲気下で9o o ’cで5時間焼成し
て、針状ハリウムフェライ!−[炒粉をそれぞれ得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉は、何れも、X線回
折スペクトルによりマグネトブランバイト型であること
を確認した。また、これらのバリウムフェライト磁性粉
それぞれについて、振動試料型磁力計で磁気特性を、透
過型電子顕微鏡で焼結状態をそれぞれ測定した。その結
果を下記表1に示す。
折スペクトルによりマグネトブランバイト型であること
を確認した。また、これらのバリウムフェライト磁性粉
それぞれについて、振動試料型磁力計で磁気特性を、透
過型電子顕微鏡で焼結状態をそれぞれ測定した。その結
果を下記表1に示す。
実施例5〜B
実施例1〜4において、水ガラスを添加する代わりに、
塩化アルミニウム(AICI+・68.0)を水に熔解
したものをAIとして下記表1に示す割合で添加する収
入は、実施例1〜4と同様にして針状バリウムフェライ
ト磁性粉をそれぞれ得た。
塩化アルミニウム(AICI+・68.0)を水に熔解
したものをAIとして下記表1に示す割合で添加する収
入は、実施例1〜4と同様にして針状バリウムフェライ
ト磁性粉をそれぞれ得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉は、何れも、X線回
折スペクトルによりマグネトブランバイト型であること
を確認、シた。また、これらのハリウムフェライ)I炒
粉それぞれの磁気特性及び焼結状態を実施例1〜4と同
様の方法で測定した。その結果を下記表1に示す。
折スペクトルによりマグネトブランバイト型であること
を確認、シた。また、これらのハリウムフェライ)I炒
粉それぞれの磁気特性及び焼結状態を実施例1〜4と同
様の方法で測定した。その結果を下記表1に示す。
実施例9
実施例2において、水ガラスを添加した後、更に塩化ア
ルミニウム(AlCl2・6H20)を水に溶解したも
のをAlとして下記表1に示す割合で添加する以外は、
実施例2と同様にして針状バリウムフェライト磁性粉を
得た。
ルミニウム(AlCl2・6H20)を水に溶解したも
のをAlとして下記表1に示す割合で添加する以外は、
実施例2と同様にして針状バリウムフェライト磁性粉を
得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉の磁気特性及び焼結
状態を実施例1〜4と同様の方法で測定した。その結果
を下記表1に示す。
状態を実施例1〜4と同様の方法で測定した。その結果
を下記表1に示す。
実施例10
針状ゲーサイト(α−Fe00H) 55.5 g、
塩化バリウム(BaC1z・2)1zO) 16.8
g、塩化コバルト(CoC12・2820) 10.4
g及び塩化チタン(TiCl−) 11.9gを脱イ
オン水に加えて10ffiの分散スラリーとし、これを
撹拌しながら、水酸化ナトリウム(NaOH)26gを
脱イオン水に溶解して加え、スラリーのpHを12にす
る。これに炭酸ナトリウム(Na2C(h) 14.5
7 gを脱イオン水に溶解したものを加え、スラリーの
p Hを10.5とする。これに水ガラスをSiとして
下記表1に示す割合で添加し、良く撹拌する。得られた
スラリーをa過、水洗、乾燥して固型物を得る。得られ
た固型物を空気雰囲気下で1000 ’Cで1時間焼成
して、針状バリウムフェライト磁性粉を得た。
塩化バリウム(BaC1z・2)1zO) 16.8
g、塩化コバルト(CoC12・2820) 10.4
g及び塩化チタン(TiCl−) 11.9gを脱イ
オン水に加えて10ffiの分散スラリーとし、これを
撹拌しながら、水酸化ナトリウム(NaOH)26gを
脱イオン水に溶解して加え、スラリーのpHを12にす
る。これに炭酸ナトリウム(Na2C(h) 14.5
7 gを脱イオン水に溶解したものを加え、スラリーの
p Hを10.5とする。これに水ガラスをSiとして
下記表1に示す割合で添加し、良く撹拌する。得られた
スラリーをa過、水洗、乾燥して固型物を得る。得られ
た固型物を空気雰囲気下で1000 ’Cで1時間焼成
して、針状バリウムフェライト磁性粉を得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉の磁気特性及び焼結
状態を実施例1〜4と同様の方法で測定した。その結果
を下記表1に示す。
状態を実施例1〜4と同様の方法で測定した。その結果
を下記表1に示す。
比較例1
実施例1〜4において、水ガラスを添加しない以外は、
実施例1〜4と同様にして針状バリウムフェライト磁性
粉を得た。
実施例1〜4と同様にして針状バリウムフェライト磁性
粉を得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉の磁気特性及び焼結
状態を実施例1〜4と同様の方法で測定した。その結果
を下記表1に示す。
状態を実施例1〜4と同様の方法で測定した。その結果
を下記表1に示す。
比較例2
針状ゲーサイト(α−Fe00H) 66.6 g及
び塩化バリウム(BaC1z・2LO) 16.8 g
を脱イオン水に加えて1ONの分散スラリーとした。こ
れに炭酸ナトリウム(NazCO:+) 14.57
gを脱イオン水に溶解して加える。これに水ガラスをS
ノ出して下記表1に示す割合で添加し、良く撹拌する。
び塩化バリウム(BaC1z・2LO) 16.8 g
を脱イオン水に加えて1ONの分散スラリーとした。こ
れに炭酸ナトリウム(NazCO:+) 14.57
gを脱イオン水に溶解して加える。これに水ガラスをS
ノ出して下記表1に示す割合で添加し、良く撹拌する。
得られたスラリーを濾過、水洗、乾燥して固型物を得る
。
。
得られた固型物を空気雰囲気下で900℃で5時間焼成
して、針状バリウムフェライト磁性粉を得た。
して、針状バリウムフェライト磁性粉を得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉の磁気特性及び焼結
状態を実施例1〜4と同様の方法で測定した。その結果
を下記表1に示す。
状態を実施例1〜4と同様の方法で測定した。その結果
を下記表1に示す。
比較例3
比較例2において、炭酸ナトリウム(Na、C03)を
加える代わりに、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)
11、55 gを加える以外は、比較例2と同様にし
て針状バリウムフェライト磁性粉を得た。
加える代わりに、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)
11、55 gを加える以外は、比較例2と同様にし
て針状バリウムフェライト磁性粉を得た。
得られたバリウムフェライト磁性粉の磁気特性及び焼結
状態を実施例1〜4と同様の方法で測定した。その結果
を下記表1に示す。
状態を実施例1〜4と同様の方法で測定した。その結果
を下記表1に示す。
[発明の効果]
本発明のハリウムフエライ日仔炒粉の製法によれば、針
状で、焼結がきわめて少なく、且つ飽和磁化が従来のも
のと比較して飛躍的に向上したバリウムフェライト磁性
粉を得ることができる。
状で、焼結がきわめて少なく、且つ飽和磁化が従来のも
のと比較して飛躍的に向上したバリウムフェライト磁性
粉を得ることができる。
特許出願人 関東電化工業株式会社
Claims (1)
- 針状のオキシ水酸化鉄又は酸化鉄、水溶性バリウム化
合物、及び水酸化アルカリを含む、pHが8以上の水分
散スラリーに、炭酸ガス及び/又は炭酸塩を添加しpH
8〜12として上記オキシ水酸化鉄又は酸化鉄の表面を
炭酸バリウムで被覆し、次いで、炭酸バリウムで被覆さ
れたオキシ水酸化鉄又は酸化鉄を、Si及びAlの少な
くとも一種の元素の酸化物及び/又は水酸化物で更に被
覆し、次いで、濾過、水洗、乾燥した後、700〜10
00℃で焼成することを特徴とする針状バリウムフェラ
イト磁性粉の製法。
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JP2273050A JP2806619B2 (ja) | 1990-10-11 | 1990-10-11 | 針状バリウムフェライト磁性粉の製法 |
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---|---|---|---|---|
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JP2015013785A (ja) * | 2013-07-08 | 2015-01-22 | 富士フイルム株式会社 | 六方晶フェライト磁性粒子およびその製造方法、ならびに磁気記録媒体 |
-
1990
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO1997047416A1 (fr) * | 1996-06-10 | 1997-12-18 | Nittetsu Mining Co., Ltd. | Poudre revetue de couches multiples |
EA000820B1 (ru) * | 1996-06-10 | 2000-04-24 | Ниттецу Майнинг Ко., Лтд. | Порошок с многослойным покрытием частиц (варианты) |
JP2015013785A (ja) * | 2013-07-08 | 2015-01-22 | 富士フイルム株式会社 | 六方晶フェライト磁性粒子およびその製造方法、ならびに磁気記録媒体 |
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