JPH04147746A - 連続鋳造用鋳型の冷却方法 - Google Patents
連続鋳造用鋳型の冷却方法Info
- Publication number
- JPH04147746A JPH04147746A JP27010190A JP27010190A JPH04147746A JP H04147746 A JPH04147746 A JP H04147746A JP 27010190 A JP27010190 A JP 27010190A JP 27010190 A JP27010190 A JP 27010190A JP H04147746 A JPH04147746 A JP H04147746A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- stud bolt
- mold plate
- slits
- flat square
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、連続鋳造用鋳型の冷却方法に関するものであ
る。
る。
(ロ)従来技術
鋼の連続鋳造装置を構成する鋳型の冷却は、第4図に示
すように、鋳型の長辺および短辺を構成するモールドプ
レート1の背面側上下方向に設けたスリット2に冷却水
を通水することにより行われている。そして、モールド
プレート1の溶鋼と接触する表面は耐摩耗等の観点から
めっきが施され、また、モールドプレート1自体は熱伝
導性の良い銅または銅合金が採用されている。なお、モ
ールドプレート1はスタッドボルト4(第910図)に
よってバックアップフレーム3に固定されている。
すように、鋳型の長辺および短辺を構成するモールドプ
レート1の背面側上下方向に設けたスリット2に冷却水
を通水することにより行われている。そして、モールド
プレート1の溶鋼と接触する表面は耐摩耗等の観点から
めっきが施され、また、モールドプレート1自体は熱伝
導性の良い銅または銅合金が採用されている。なお、モ
ールドプレート1はスタッドボルト4(第910図)に
よってバックアップフレーム3に固定されている。
ところで、最近の連続鋳造技術は、熱延との直結化を図
るために高温鏡片や高速鋳造化が望まれている。
るために高温鏡片や高速鋳造化が望まれている。
しかし、高速鋳造技術が開発されるにつれて、連続鋳造
用鋳型にかかる特にメニスカス近傍での熱負荷か増大し
、熱負荷増大によるめっき剥離、鋳型寿命の低下が起り
、熱変形に伴うブレークアウトや鋳片品質トラブル(縦
割れ等の割れ疵)が発生していた。そして、鋳型の熱変
形で間Uになるのか前記スタッドボルト部である。すな
わち、スタッドボルト部で表面温度が上昇し、ボルト部
での伸び(変形)かボルト部を固定端として中央部で最
大となり、幅替時等の短辺移動によりめっき剥離か生じ
るのである。
用鋳型にかかる特にメニスカス近傍での熱負荷か増大し
、熱負荷増大によるめっき剥離、鋳型寿命の低下が起り
、熱変形に伴うブレークアウトや鋳片品質トラブル(縦
割れ等の割れ疵)が発生していた。そして、鋳型の熱変
形で間Uになるのか前記スタッドボルト部である。すな
わち、スタッドボルト部で表面温度が上昇し、ボルト部
での伸び(変形)かボルト部を固定端として中央部で最
大となり、幅替時等の短辺移動によりめっき剥離か生じ
るのである。
第5図にめっき剥離Aおよびモールドプレート1の変形
イメージを示す。
イメージを示す。
このように鋳型の熱変形は、鋳型構造によるところが大
きく、よってスリット深さを変更(実開昭60−748
29号公報)したり、スタッドボルトを廃してスリット
を等間隔に設けたり(実開昭59−85649号公報)
することにより対処されているが、このような方法・は
鋳型寿命やモールドプレートとバックアップフレームと
の締付力の面から最適な冷却方法とは言えない。
きく、よってスリット深さを変更(実開昭60−748
29号公報)したり、スタッドボルトを廃してスリット
を等間隔に設けたり(実開昭59−85649号公報)
することにより対処されているが、このような方法・は
鋳型寿命やモールドプレートとバックアップフレームと
の締付力の面から最適な冷却方法とは言えない。
このように、スリット溝深さを大きくすれば、鋳型の寿
命は低下し、また、スタッドボルトをやめてスリット渭
を等間隔に設けるとモールドプレートとバックアップフ
レームとの接合力の低下をきたしていた。
命は低下し、また、スタッドボルトをやめてスリット渭
を等間隔に設けるとモールドプレートとバックアップフ
レームとの接合力の低下をきたしていた。
(ハ)発明か解決しようとする課題
本発明が解決しようとする課題は、モールドプレートと
バックアップフレームとの締付は力を向上させかつ鋳型
の均一冷却および冷却能力の向上を図ることのできる連
続鋳造鋳型の冷却方法を得ることにある。
バックアップフレームとの締付は力を向上させかつ鋳型
の均一冷却および冷却能力の向上を図ることのできる連
続鋳造鋳型の冷却方法を得ることにある。
(ニ)課題を解決するための手段
本発明の連続鋳造用鋳型の冷却方法は、所定の間隔で内
面にスリットを設けたモールドプレートをスタッドボル
トによってバックアップフレームに取り付け、前記スリ
ット内に冷却水を循環させて連続鋳造用鋳型を冷却する
方法において、扁平角頭部を有するスタッドボルトを所
定数準備すること、前記モールドプレートの所定のスリ
ット上に所定の間隔で所定形状の凹所を形成すること、
該凹所に前記スタッドボルトの扁平角頭部を嵌合させ、
ホルダによって該扁平角頭部を位置決めすること、前記
スタッドボルトを前記バックアップフレームに嵌合させ
、ナツトによって締結すること、該ナツトの締結のさい
に前記扁平角頭部の頂面と前記凹所の内面との間に所定
の間隙か画定されるように予め設定しておくことからな
る手段によって、上記課題を解決している。
面にスリットを設けたモールドプレートをスタッドボル
トによってバックアップフレームに取り付け、前記スリ
ット内に冷却水を循環させて連続鋳造用鋳型を冷却する
方法において、扁平角頭部を有するスタッドボルトを所
定数準備すること、前記モールドプレートの所定のスリ
ット上に所定の間隔で所定形状の凹所を形成すること、
該凹所に前記スタッドボルトの扁平角頭部を嵌合させ、
ホルダによって該扁平角頭部を位置決めすること、前記
スタッドボルトを前記バックアップフレームに嵌合させ
、ナツトによって締結すること、該ナツトの締結のさい
に前記扁平角頭部の頂面と前記凹所の内面との間に所定
の間隙か画定されるように予め設定しておくことからな
る手段によって、上記課題を解決している。
(ホ)作 用
本発明の方法では、スタッドボルトの扁平角頭部の頂面
と凹所内面との間に所定の間隙がつくられ、この間隙が
既存のスリットと連通しているので、スタッドボルトか
存在している箇所においてもモールドプレートの冷却は
完全に行われる。また、モールドプレートとバックアッ
プフレームとの締結はスタッドボルトの扁平角頭部とモ
ールドプレートの凹所との嵌合により強力確実になされ
る。
と凹所内面との間に所定の間隙がつくられ、この間隙が
既存のスリットと連通しているので、スタッドボルトか
存在している箇所においてもモールドプレートの冷却は
完全に行われる。また、モールドプレートとバックアッ
プフレームとの締結はスタッドボルトの扁平角頭部とモ
ールドプレートの凹所との嵌合により強力確実になされ
る。
(へ)実施例
次に、第1.2.3,6.7図を参照して本発明の連続
鋳造用鋳型の冷却方法の実施例について説明する。
鋳造用鋳型の冷却方法の実施例について説明する。
本発明の方法は、所定の間隔で内面にスリット2を設け
たモールドプレート1をスタッドボルト4aによってバ
ックアップフレーム3に取り付け、スリット2内に冷却
水(第4図)を循環させて連続鋳造用鋳型10を冷却す
る方法に適用される。
たモールドプレート1をスタッドボルト4aによってバ
ックアップフレーム3に取り付け、スリット2内に冷却
水(第4図)を循環させて連続鋳造用鋳型10を冷却す
る方法に適用される。
本発明の方法においては、第6図に最もよく示すように
、扁平角頭部41を有するスタッドボルト4aを所定数
準備する。また、このスタッドボルト4aと同数のホル
タ5(第7図)を準備する。
、扁平角頭部41を有するスタッドボルト4aを所定数
準備する。また、このスタッドボルト4aと同数のホル
タ5(第7図)を準備する。
ホルダ5は、後述する理由から、図示するような特殊な
形状をしている。
形状をしている。
第1.2.3図に最もよく示すように、モールドプレー
ト1の所定のスリット2a上に所定の間隔で所定形状の
凹所11を形成する。スリット2aはスタッドボルト4
aによって固定すべき必要ピッチにほぼ対応した位置に
あるものが選ばれる。凹所11は全体的にはほぼ長方形
の清であって、その半分上方にオーバハング部111と
ボルト受は穴112とか設けられている。
ト1の所定のスリット2a上に所定の間隔で所定形状の
凹所11を形成する。スリット2aはスタッドボルト4
aによって固定すべき必要ピッチにほぼ対応した位置に
あるものが選ばれる。凹所11は全体的にはほぼ長方形
の清であって、その半分上方にオーバハング部111と
ボルト受は穴112とか設けられている。
第3図に最もよく示すように、凹所11(A)にスタッ
ドボルト4aの扁平角頭部41を嵌合させ(B)、ボル
ト4aをオーババンク部111方向にずらし、ボルト4
aのねじ部をボルト受は穴112に係合させる(C)。
ドボルト4aの扁平角頭部41を嵌合させ(B)、ボル
ト4aをオーババンク部111方向にずらし、ボルト4
aのねじ部をボルト受は穴112に係合させる(C)。
次いで、ホルダ5を凹所11に嵌合させ(D)、ホルタ
5によって扁平角頭部41を位置決めさせる(E)、ホ
ルダ5のノーズ部51(第7図)がスタッドボルト4a
のねじ部に係合し、ねじ部をボルト受は穴112に押し
付ける。ホルタ5の底部には渭52が設けられていてス
リット2aに連通している。
5によって扁平角頭部41を位置決めさせる(E)、ホ
ルダ5のノーズ部51(第7図)がスタッドボルト4a
のねじ部に係合し、ねじ部をボルト受は穴112に押し
付ける。ホルタ5の底部には渭52が設けられていてス
リット2aに連通している。
第1図および第3図(F)に示すように、スタッドボル
ト4aをバックアップフレーム3に嵌合させ、ナツト6
によって締結する。このナツト6の締結のさいにスタッ
ドボルト4aは上方に引き上けられ、扁平角頭部41の
頂面と凹所11の内面との間に所定の間隙14か画定さ
れ、スリット2aは湧52、間隙14をかいして連通状
態になる。
ト4aをバックアップフレーム3に嵌合させ、ナツト6
によって締結する。このナツト6の締結のさいにスタッ
ドボルト4aは上方に引き上けられ、扁平角頭部41の
頂面と凹所11の内面との間に所定の間隙14か画定さ
れ、スリット2aは湧52、間隙14をかいして連通状
態になる。
従来法では、第9.10図に示すように、スタッドボル
トを設けた位置ではスリット2を形成することかできな
い、その結果、第8図に示すように、スタッドボルト付
近の冷却効果は著しく低かった。
トを設けた位置ではスリット2を形成することかできな
い、その結果、第8図に示すように、スタッドボルト付
近の冷却効果は著しく低かった。
一方、本発明法では、第1.2図に示すように、スタッ
ドボルト4aを設けた位置においてもスリット2aを設
けることかできる。その結果、第8図に示すように、ス
タッドボルト付近における冷却効果は一段と向上してい
る。
ドボルト4aを設けた位置においてもスリット2aを設
けることかできる。その結果、第8図に示すように、ス
タッドボルト付近における冷却効果は一段と向上してい
る。
(ト)効果
本発明によれば、モールドプレートとバックアップフレ
ームとの締結力を低下させることなく、鋳型冷却を行う
ことかでき、特に熱負荷の最も大きいスタッドボルト部
の冷却能を格段に向上させることかできる。
ームとの締結力を低下させることなく、鋳型冷却を行う
ことかでき、特に熱負荷の最も大きいスタッドボルト部
の冷却能を格段に向上させることかできる。
第1図は本発明の方法にもとづくモールドプレートとバ
ックアップフレームとの締結状態を示す横断面図、第2
図は第1図のII−II線からみた平面図、第3図は第
2図の■−■線がらみた断面図であってスタッドボルト
取付は時の各工程を示す。 第4図は従来の鋳型の継断面図、第5図は鋳型的溶鋼メ
ニスカス部の斜視図、第6図は本発明の方法に用いるス
タッドボルトの斜視図、第7図は本発明の方法に用いる
ホルダの斜視図、第8図は本発明の効果を示すグラフ、
第9図は従来の方法にもとづくモールドル−トとバック
アップフレームとの締結状態を示す横断面図、第10図
は第9図のX−X線からみた平面図。 1:モールドプレート 2.2aニスリット3:バッ
クアップフレーム 4.4a:スタッドボルト 5:ホルダ 6:ナツト 11:凹所 41:扁平角頭部特許圧願人
住友金属工業株式会社 (外4名) 第3図
ックアップフレームとの締結状態を示す横断面図、第2
図は第1図のII−II線からみた平面図、第3図は第
2図の■−■線がらみた断面図であってスタッドボルト
取付は時の各工程を示す。 第4図は従来の鋳型の継断面図、第5図は鋳型的溶鋼メ
ニスカス部の斜視図、第6図は本発明の方法に用いるス
タッドボルトの斜視図、第7図は本発明の方法に用いる
ホルダの斜視図、第8図は本発明の効果を示すグラフ、
第9図は従来の方法にもとづくモールドル−トとバック
アップフレームとの締結状態を示す横断面図、第10図
は第9図のX−X線からみた平面図。 1:モールドプレート 2.2aニスリット3:バッ
クアップフレーム 4.4a:スタッドボルト 5:ホルダ 6:ナツト 11:凹所 41:扁平角頭部特許圧願人
住友金属工業株式会社 (外4名) 第3図
Claims (1)
- 所定の間隔で内面にスリットを設けたモールドプレート
をスタッドボルトによってバックアップフレームに取り
付け、前記スリット内に冷却水を循環させて連続鋳造用
鋳型を冷却する方法において、扁平角頭部を有するスタ
ッドボルトを所定数準備すること、前記モールドプレー
トの所定のスリット上に所定の間隔で所定形状の凹所を
形成すること、該凹所に前記スタッドボルトの扁平角頭
部を嵌合させ、ホルダによって該扁平角頭部を位置決め
すること、前記スタッドボルトを前記バックアップフレ
ームに嵌合させ、ナットによって締結すること、該ナッ
トの締結のさいに前記扁平角頭部の頂面と前記凹所の内
面との間に所定の間隙が画定されるように予め設定して
おくことからなる連続鋳造用鋳型の冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27010190A JPH04147746A (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 連続鋳造用鋳型の冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27010190A JPH04147746A (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 連続鋳造用鋳型の冷却方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04147746A true JPH04147746A (ja) | 1992-05-21 |
Family
ID=17481551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27010190A Pending JPH04147746A (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 連続鋳造用鋳型の冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04147746A (ja) |
-
1990
- 1990-10-08 JP JP27010190A patent/JPH04147746A/ja active Pending
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