JPH04146315A - 高遮水性シート - Google Patents
高遮水性シートInfo
- Publication number
- JPH04146315A JPH04146315A JP2270020A JP27002090A JPH04146315A JP H04146315 A JPH04146315 A JP H04146315A JP 2270020 A JP2270020 A JP 2270020A JP 27002090 A JP27002090 A JP 27002090A JP H04146315 A JPH04146315 A JP H04146315A
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- JP
- Japan
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- sheet
- water
- substance
- pulp
- powder
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は高遮水性シートに関し、さらに詳しくは廃棄物
理立地遣水用、池の漏水防止用、農工業用排水路のライ
ニング用など、主として土木構造物の遣水のために用い
られる高遮水性シートに関するものである。
理立地遣水用、池の漏水防止用、農工業用排水路のライ
ニング用など、主として土木構造物の遣水のために用い
られる高遮水性シートに関するものである。
従来の遣水シートは、合成ゴムやプラスチックのシート
など、主として高分子材料を用いたものがほとんどであ
る。これらのシートは、接合部不良やピンホールなどの
欠陥部が生じ易く、傷ついて穴があけば漏水が発生し、
永久的な止水効果が期待しがたい。
など、主として高分子材料を用いたものがほとんどであ
る。これらのシートは、接合部不良やピンホールなどの
欠陥部が生じ易く、傷ついて穴があけば漏水が発生し、
永久的な止水効果が期待しがたい。
そこで、上記以外の遮水シートとして、高吸水ゲル性物
質の粒状体を通水性のシート間に接着固定した厚み1.
511Im程度のシート(特開昭60−240446号
公報)や、水と接触して膨張し得る微片が、粘着剤で不
透水性シートに付着している防水シート(特開昭63−
501413号公報)、および吸水性不織布と水溶性フ
ィルムとの眉間に、顆粒状ベントナイトを保持し、一体
形成したシート(特開昭62−263385号公報)が
知られている。
質の粒状体を通水性のシート間に接着固定した厚み1.
511Im程度のシート(特開昭60−240446号
公報)や、水と接触して膨張し得る微片が、粘着剤で不
透水性シートに付着している防水シート(特開昭63−
501413号公報)、および吸水性不織布と水溶性フ
ィルムとの眉間に、顆粒状ベントナイトを保持し、一体
形成したシート(特開昭62−263385号公報)が
知られている。
しかしながら、特開昭60−240446号公報に記載
されているシートは、通水性のシート付近に接着剤が存
在していても、高吸水ゲル化物質問には存在していない
ため、接着固定できるゲル化物質の量が制限される。シ
ートの厚物を得ようとしても、層中間部に自由に移動可
能なゲル化物質層ができてしまうため、シートの厚みが
不均一になり易く、満足な遮水性能が得られないばかり
か、施工の際シートを切断したとき、粒状ゲル化物質が
切断端面よりこぼれ易く、取扱い性の面でも問題がある
。
されているシートは、通水性のシート付近に接着剤が存
在していても、高吸水ゲル化物質問には存在していない
ため、接着固定できるゲル化物質の量が制限される。シ
ートの厚物を得ようとしても、層中間部に自由に移動可
能なゲル化物質層ができてしまうため、シートの厚みが
不均一になり易く、満足な遮水性能が得られないばかり
か、施工の際シートを切断したとき、粒状ゲル化物質が
切断端面よりこぼれ易く、取扱い性の面でも問題がある
。
さらに、特開昭63−501413号公報に記載されて
いるシートは、不透水性シート上に、ナトリウムモンモ
リロナイト等の水膨潤性微片が、粘着剤を介して付着さ
れている。しかしながら、粘着剤の該微片への付着が不
均一になり易く、また接着剤自体、常温で剛性になるた
めに、該微片の充填量を増した場合、でき上がったシー
ト自体の可撓性が失われ、施工時地盤の不陸に追随でき
なくなり、ひび割′れ等が発生したり、シートから微片
が脱落するなどの作業性の面で問題がある。
いるシートは、不透水性シート上に、ナトリウムモンモ
リロナイト等の水膨潤性微片が、粘着剤を介して付着さ
れている。しかしながら、粘着剤の該微片への付着が不
均一になり易く、また接着剤自体、常温で剛性になるた
めに、該微片の充填量を増した場合、でき上がったシー
ト自体の可撓性が失われ、施工時地盤の不陸に追随でき
なくなり、ひび割′れ等が発生したり、シートから微片
が脱落するなどの作業性の面で問題がある。
また、特開昭62−263385号公報に記載されてい
るシートは、顆粒状ベントナイトを用いているため、ニ
ードルパンチ法だけでは、確実に層内に保持することが
むずかしく、施工の際シートを切断したとき、顆粒状ベ
ントナイトが切断端面より、こぼれ易く取扱い性の面で
問題がある。
るシートは、顆粒状ベントナイトを用いているため、ニ
ードルパンチ法だけでは、確実に層内に保持することが
むずかしく、施工の際シートを切断したとき、顆粒状ベ
ントナイトが切断端面より、こぼれ易く取扱い性の面で
問題がある。
特にベントナイト量を増して、高遮水性能を持つ厚物を
得ようとすると、この傾向が顕著になるとともにシート
自身の可撓性が失われる欠点がある。
得ようとすると、この傾向が顕著になるとともにシート
自身の可撓性が失われる欠点がある。
本発明の目的は、高吸水性無機物質の膨潤による遮水性
能を充分に保持しつつ、シートを厚くしても、剛直にな
らず充分な可視性を有し、かつ、施工に際し適当な大き
さに切断しても、シート切断端面より、高吸水性無機物
質がこぼれ落ちることがなく取扱い性が良好な高遮水性
能シートを得ることにある。
能を充分に保持しつつ、シートを厚くしても、剛直にな
らず充分な可視性を有し、かつ、施工に際し適当な大き
さに切断しても、シート切断端面より、高吸水性無機物
質がこぼれ落ちることがなく取扱い性が良好な高遮水性
能シートを得ることにある。
さらに本発明の他の目的は、傾斜のある施工面に敷設し
ても、土圧や載荷重圧力による遮水シートのベントナイ
ト層での剪断破壊によるシートの“ずれ”′剥離”など
の欠点が発生しにくい高遮水性能シートを得ることにあ
る。
ても、土圧や載荷重圧力による遮水シートのベントナイ
ト層での剪断破壊によるシートの“ずれ”′剥離”など
の欠点が発生しにくい高遮水性能シートを得ることにあ
る。
本発明の遣水シートは、シート状物の層間に高吸水性材
料を配置した高遮水性シートにおいて、高吸水性材料と
して高吸水性無機物質の粉体を捕捉してなるパルプ状物
を層状に配置して一体化したことを特徴とする高遮水性
シートである。
料を配置した高遮水性シートにおいて、高吸水性材料と
して高吸水性無機物質の粉体を捕捉してなるパルプ状物
を層状に配置して一体化したことを特徴とする高遮水性
シートである。
本発明に用いられるシート状物は、天然繊維、再生繊維
、無機繊維、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリル、
ポリプロピレンなどの合成繊維から作られた織物、編物
、不織布、綿状シート、紙などの透水性のあるシート材
料、または天然ゴム、合成ゴム、ポリ塩化ビニール・ポ
リエチレンなどの高分子プラスチックなどの不透水性の
シート材料である。これらシート状物は単独または複合
して用いられる。シート状物使用の際の材料の選択や、
上下層それぞれを同じシート状物を用いるか、異なるシ
ート状物を用いるかは、施工用途に応じた、また一体形
成する方法に適したものが選択される。
、無機繊維、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリル、
ポリプロピレンなどの合成繊維から作られた織物、編物
、不織布、綿状シート、紙などの透水性のあるシート材
料、または天然ゴム、合成ゴム、ポリ塩化ビニール・ポ
リエチレンなどの高分子プラスチックなどの不透水性の
シート材料である。これらシート状物は単独または複合
して用いられる。シート状物使用の際の材料の選択や、
上下層それぞれを同じシート状物を用いるか、異なるシ
ート状物を用いるかは、施工用途に応じた、また一体形
成する方法に適したものが選択される。
本発明に用いる高吸水性無機物質は、水の存在下で吸水
し、水和膨潤し得るものであればどのようなものでもよ
い。例えば、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクト
ライト、サポナイト、バイデライト、アクパルジャイト
、セビオライなどの粘土鉱物で、それらを粉砕した粉体
が用いられる。
し、水和膨潤し得るものであればどのようなものでもよ
い。例えば、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクト
ライト、サポナイト、バイデライト、アクパルジャイト
、セビオライなどの粘土鉱物で、それらを粉砕した粉体
が用いられる。
これらの粉体の粒径は、後述するパルプに捕捉されて一
体化したパルプ状物質になるのに可能な粒径を有してお
ればよい。好ましくは300am未満である。なお、こ
こでいう粒径とは、粉体における一般的な不規則形単一
粒子の大きさを測定する方法である、普通顕微鏡計測に
よる定方向径であり、数値は短軸径とする。
体化したパルプ状物質になるのに可能な粒径を有してお
ればよい。好ましくは300am未満である。なお、こ
こでいう粒径とは、粉体における一般的な不規則形単一
粒子の大きさを測定する方法である、普通顕微鏡計測に
よる定方向径であり、数値は短軸径とする。
シート状物の層間に配置する高吸水性無機物質の粉体を
捕捉してなるパルプ状物質は、粉体を捕捉する性質を有
するパルプ、例えば木材パルプあ′るいは合成繊維を原
料としたポリアクリルニトリルパルプ、ポリプロピレン
パルプなどと高吸水性無機物質の粉体を混合することで
得ることができる。なお両者の混合割合は、重量比でパ
ルプ対粉体が1:99から10:90の範囲が適当であ
る。
捕捉してなるパルプ状物質は、粉体を捕捉する性質を有
するパルプ、例えば木材パルプあ′るいは合成繊維を原
料としたポリアクリルニトリルパルプ、ポリプロピレン
パルプなどと高吸水性無機物質の粉体を混合することで
得ることができる。なお両者の混合割合は、重量比でパ
ルプ対粉体が1:99から10:90の範囲が適当であ
る。
パルプの割合が少なすぎるとシート切断時に、粉体のこ
ぼれが生じるようになり、また多すぎると遮水性能の低
下があられれる。
ぼれが生じるようになり、また多すぎると遮水性能の低
下があられれる。
この混合物、すなわち高吸水性無機物質を捕捉してなる
パルプ状物質は、粉体がパルプの中に取り込まれた形の
ものであり、前述したように、粉体の混合比率が大きい
にもかかわらず、外観上、粉体の形態ではな(、パルプ
状の形態を保持し、粉体の舞い上がりなどの取扱い性上
の欠点がないものである。このようなパルプ状物質を見
出したことが、本発明に到達した最大の理由である。
パルプ状物質は、粉体がパルプの中に取り込まれた形の
ものであり、前述したように、粉体の混合比率が大きい
にもかかわらず、外観上、粉体の形態ではな(、パルプ
状の形態を保持し、粉体の舞い上がりなどの取扱い性上
の欠点がないものである。このようなパルプ状物質を見
出したことが、本発明に到達した最大の理由である。
本発明の高遮水性シートを作成する方法は、粉体を捕捉
してなるパルプ状物質をシート状物の眉間に、均一に層
状に配置した後に、該積層物の厚み、シート材料に応じ
た条件下でニードルパンチ法、キルテイング法等によっ
て、パルプ状物質をシート状物間に均一に固定化させる
方法で行う。
してなるパルプ状物質をシート状物の眉間に、均一に層
状に配置した後に、該積層物の厚み、シート材料に応じ
た条件下でニードルパンチ法、キルテイング法等によっ
て、パルプ状物質をシート状物間に均一に固定化させる
方法で行う。
最後に、可撓性を損なわない程度で、ロール加圧してシ
ート厚みを均一にするのが好ましい。
ート厚みを均一にするのが好ましい。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明
はこれにより何ら限定されるものではない。
はこれにより何ら限定されるものではない。
実施例1
透水性のポリエステル不織布(目付量:100g/%・
旭化成社製)の上にポリアクリルニトリル製綿状シート
(目付量: 50 g/rrT・旭化成社製)を重ね、
その上にベントナイト粉体(市販品、最大粒径300μ
m未満のもの)とポリアクリルニトリルパルプ(旭化成
社製・カシミロン’FCAフィブリル繊維)を95:5
重量比で混合して得たパルプ状物質を目付量5kg/r
rrで均一に配置させ、その上に前述した綿状シートを
重ね、さらにその上に、ニードルパンチ加工したポリエ
ステル不織布(日付量:TOg/m)を重ね、その上よ
りFPDタイプ#36・レギュラーハーブ針(オルガン
針社製)を用いて、打ち込み密度8p/ ciでニード
ルパンチ加工を実施して遣水シートを得た。
旭化成社製)の上にポリアクリルニトリル製綿状シート
(目付量: 50 g/rrT・旭化成社製)を重ね、
その上にベントナイト粉体(市販品、最大粒径300μ
m未満のもの)とポリアクリルニトリルパルプ(旭化成
社製・カシミロン’FCAフィブリル繊維)を95:5
重量比で混合して得たパルプ状物質を目付量5kg/r
rrで均一に配置させ、その上に前述した綿状シートを
重ね、さらにその上に、ニードルパンチ加工したポリエ
ステル不織布(日付量:TOg/m)を重ね、その上よ
りFPDタイプ#36・レギュラーハーブ針(オルガン
針社製)を用いて、打ち込み密度8p/ ciでニード
ルパンチ加工を実施して遣水シートを得た。
得られた遣水シートの性能を調べた結果を第1表に示す
。本シートの透水係数は10−9オーダーであり、高度
な不透水層を形成した。しかも、本シートをカッターナ
イフで切断したとき、切断端面からのベントナイトパウ
ダーのこぼれかなく、また優れた可撓性を有し、容易に
20cm径のロールに巻き取れた。またこのシートは剪
断力特性にも優れ、傾斜のある施工面に施しても充分に
耐久性のあるものであった。
。本シートの透水係数は10−9オーダーであり、高度
な不透水層を形成した。しかも、本シートをカッターナ
イフで切断したとき、切断端面からのベントナイトパウ
ダーのこぼれかなく、また優れた可撓性を有し、容易に
20cm径のロールに巻き取れた。またこのシートは剪
断力特性にも優れ、傾斜のある施工面に施しても充分に
耐久性のあるものであった。
実施例2
実施例1の遮水シート作成′条件のうち、パルプ状物質
の目付量を8kg/rrfに替えて遣水シートを得た。
の目付量を8kg/rrfに替えて遣水シートを得た。
得られたシートの性能を調べた結果を第1表に示す。目
付量を多くしても、性能上全く問題はなかった。
付量を多くしても、性能上全く問題はなかった。
比較例1
実施例1の遮水シート作成条件のうち、パルプ状物質を
ベントナイト粉体のみにして、遣水シートを得た。得ら
れたシートの性能を調べた結果を第1表に示す。第1表
で明らかなごとく、賦形性が不良で、切断端面からのベ
ントナイト粉体がこぼれ易(、取扱い上、欠点のあるシ
ートであった。
ベントナイト粉体のみにして、遣水シートを得た。得ら
れたシートの性能を調べた結果を第1表に示す。第1表
で明らかなごとく、賦形性が不良で、切断端面からのベ
ントナイト粉体がこぼれ易(、取扱い上、欠点のあるシ
ートであった。
比較例2
実施例1の遮水シート作成条件のうち、パルプ状物質を
、ベントナイト粒状物(粒径0.3〜0.8閣)に替え
て遮水シートを得た。第1表で明らかなごとく、比較例
1と同様な欠点のあるシートであった。
、ベントナイト粒状物(粒径0.3〜0.8閣)に替え
て遮水シートを得た。第1表で明らかなごとく、比較例
1と同様な欠点のあるシートであった。
比較例3
実施例1で用いたポリエステル不織布に、ポリウレタン
系接着剤を付着させたものを2枚用い、その眉間に比較
例2で用いたベントナイト粒状物を、目付量5kg/r
rfで装着した遣水シートを得た。
系接着剤を付着させたものを2枚用い、その眉間に比較
例2で用いたベントナイト粒状物を、目付量5kg/r
rfで装着した遣水シートを得た。
得られたシートの性能を調べた結果を第1表に示す。
以下余白
註:
賦形性二カッターナイフ等で遣水シートを切断し、その
切り口の状況を観察した。切 り口から中のベントナイト等の粒子が こぼれ落ちる場合をr不良jと見做し た。
切り口の状況を観察した。切 り口から中のベントナイト等の粒子が こぼれ落ちる場合をr不良jと見做し た。
透水係数:加圧濾過試験器(セル:100+mnφ)に
サンプルを詰め、1 kg/cillの一定圧で水を浸
透させた透水試験を 行い、透水係数を求めた。
サンプルを詰め、1 kg/cillの一定圧で水を浸
透させた透水試験を 行い、透水係数を求めた。
剪断カニ−面剪断試験機を用いて載荷圧力1kg/dで
の最大剪断力を求めた。
の最大剪断力を求めた。
第1表から明らかなごとく、賦形性が不良で切断端面か
らのベントナイト粒状物がこぼれ易く、遮水性能が充分
でないものであった。特に、剪断力の面で本発明物と比
較し、劣ることから、傾斜のある施工面に敷設する遣水
シートとしては、不適当なものであるといえる。
らのベントナイト粒状物がこぼれ易く、遮水性能が充分
でないものであった。特に、剪断力の面で本発明物と比
較し、劣ることから、傾斜のある施工面に敷設する遣水
シートとしては、不適当なものであるといえる。
[発明の効果〕
本発明によれば、水和膨潤して遮水効果を持つ高吸水性
無機物質の粉体をパルプ内に捕捉させたパルプ状物質を
シート状物層間にニードルパンチ法などで固定化させる
ことにより、施工の際に、シートを切断しても、高吸水
性無機物の粉末が切断端面よりこぼれることがなく、任
意にシートの切断が可能であり取扱い易く、作業性の面
で優れている。
無機物質の粉体をパルプ内に捕捉させたパルプ状物質を
シート状物層間にニードルパンチ法などで固定化させる
ことにより、施工の際に、シートを切断しても、高吸水
性無機物の粉末が切断端面よりこぼれることがなく、任
意にシートの切断が可能であり取扱い易く、作業性の面
で優れている。
また、パルプ状物質自身、非常に柔軟性があるため、高
吸水性無機物質の粉体の充填量を増して厚物にしても可
撓性を失うことがなく、ロール状に巻いて施工現場へ搬
送ができ、遣水工法の施工コストの低減につながる。さ
らに厚物遮水シートが可能になることにより、従来に増
して、高吸水性無機物質が水と接触して膨潤した後、岩
石など鋭利な角を持つ物質により、傷ついて該シートを
貫通する孔が生じても、その孔を短時間のうちに塞ぐと
いう優れた自己修復性効果を発揮することができ、信軒
性が高く、永久的な遣水効果の期待できる遣水シートと
なり得る。また、本発明の遣水シートは、実施例で示し
たごとく、シート自身の剪断力特性に優れており、傾斜
のある施工面に敷設しても、耐久性があり、施工用途も
広い。
吸水性無機物質の粉体の充填量を増して厚物にしても可
撓性を失うことがなく、ロール状に巻いて施工現場へ搬
送ができ、遣水工法の施工コストの低減につながる。さ
らに厚物遮水シートが可能になることにより、従来に増
して、高吸水性無機物質が水と接触して膨潤した後、岩
石など鋭利な角を持つ物質により、傷ついて該シートを
貫通する孔が生じても、その孔を短時間のうちに塞ぐと
いう優れた自己修復性効果を発揮することができ、信軒
性が高く、永久的な遣水効果の期待できる遣水シートと
なり得る。また、本発明の遣水シートは、実施例で示し
たごとく、シート自身の剪断力特性に優れており、傾斜
のある施工面に敷設しても、耐久性があり、施工用途も
広い。
Claims (1)
- (1)シート状物の層間に高吸水性材料を配置した高遮
水性シートにおいて、高吸水性材料として高吸水性無機
物質の粉体を捕捉してなるパルプ状物を層状に配置して
一体化したことを特徴とする高遮水性シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2270020A JPH04146315A (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 高遮水性シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2270020A JPH04146315A (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 高遮水性シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04146315A true JPH04146315A (ja) | 1992-05-20 |
Family
ID=17480423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2270020A Pending JPH04146315A (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 高遮水性シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04146315A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0754343A (ja) * | 1993-03-25 | 1995-02-28 | James Clem Corp | 土木用複合クレイライナー及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-10-08 JP JP2270020A patent/JPH04146315A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0754343A (ja) * | 1993-03-25 | 1995-02-28 | James Clem Corp | 土木用複合クレイライナー及びその製造方法 |
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