JPH04146233A - エアーバッグ - Google Patents
エアーバッグInfo
- Publication number
- JPH04146233A JPH04146233A JP2266342A JP26634290A JPH04146233A JP H04146233 A JPH04146233 A JP H04146233A JP 2266342 A JP2266342 A JP 2266342A JP 26634290 A JP26634290 A JP 26634290A JP H04146233 A JPH04146233 A JP H04146233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- fabric
- airbag
- heat
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2505/00—Industrial
- D10B2505/12—Vehicles
- D10B2505/124—Air bags
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動車用のエアーバッグに関する。更に詳しく
は、耐接炎性を有し、軽■であって適度の通気性と折り
畳み性とを有する織物を袋体に縫製してなるエアーバッ
グに関する。
は、耐接炎性を有し、軽■であって適度の通気性と折り
畳み性とを有する織物を袋体に縫製してなるエアーバッ
グに関する。
(従来技術)
従来のエアーバッグはナイロン6、ナイロン66゜ポリ
エステルなどの熱可塑性合成繊維からなる総繊度400
〜1000デニールの高強力フィラメントを平織または
リップストップ組織の織物に織成し、該織物にりOoプ
レンまたはシリコーンなどのエラストマーをコーティン
グして、第4図に示すような袋体に縫製したものが使用
されてきた。また第7図に示すような装置として実用化
もされている(特公昭48−30293号公報、実開昭
48−81543号公報、実開昭51−17936号公
報など)。なすわちこれらのエアーバッグ用布帛はいず
れも耐熱性、耐接炎性を有するものであり、航空機や自
動車が衝突事故を起こしたとき、第7図に示すようにイ
ンフレータ−6の電源コード8に電流が流れ、インフレ
ータ−が燃焼してエアーバッグ1が球状に膨張する際、
燃焼ガス噴射ロアから噴出される高温の爆風と火炎とに
耐えることができるように設計されている。すなわちエ
アーバッグに関する安全基準をクリアーするためにエラ
ストマーがかなり^い目付で被覆されている。しかしそ
のためエアーバッグを高重量で粗剛なものにし、縫製時
の取扱性を著しく低下せしめている他、折り畳んだとき
の容積を大きくし、車両に取りつける際の障害になって
いる。すなわちエアーバッグを内蔵したエアーバッグ装
置はその性格上運転者の前部に配置する必要があり、一
方前部にはハンドルや各種計器および窓があるためスペ
ース的に余裕がなく、少しでもコンパクトなエアーバッ
グ装置が望まれている。またハンドルなどに装着された
場合などは、その操作上、少しでも軽量なエアーバッグ
が望まれている。
エステルなどの熱可塑性合成繊維からなる総繊度400
〜1000デニールの高強力フィラメントを平織または
リップストップ組織の織物に織成し、該織物にりOoプ
レンまたはシリコーンなどのエラストマーをコーティン
グして、第4図に示すような袋体に縫製したものが使用
されてきた。また第7図に示すような装置として実用化
もされている(特公昭48−30293号公報、実開昭
48−81543号公報、実開昭51−17936号公
報など)。なすわちこれらのエアーバッグ用布帛はいず
れも耐熱性、耐接炎性を有するものであり、航空機や自
動車が衝突事故を起こしたとき、第7図に示すようにイ
ンフレータ−6の電源コード8に電流が流れ、インフレ
ータ−が燃焼してエアーバッグ1が球状に膨張する際、
燃焼ガス噴射ロアから噴出される高温の爆風と火炎とに
耐えることができるように設計されている。すなわちエ
アーバッグに関する安全基準をクリアーするためにエラ
ストマーがかなり^い目付で被覆されている。しかしそ
のためエアーバッグを高重量で粗剛なものにし、縫製時
の取扱性を著しく低下せしめている他、折り畳んだとき
の容積を大きくし、車両に取りつける際の障害になって
いる。すなわちエアーバッグを内蔵したエアーバッグ装
置はその性格上運転者の前部に配置する必要があり、一
方前部にはハンドルや各種計器および窓があるためスペ
ース的に余裕がなく、少しでもコンパクトなエアーバッ
グ装置が望まれている。またハンドルなどに装着された
場合などは、その操作上、少しでも軽量なエアーバッグ
が望まれている。
(発明の目的〉
本発明は、従来技術におけるかかる課題を解決するため
になされたものである。すなわちクロロプレンやシリコ
ンなどのエラストマーで被覆されていない織物であって
、かつ衝突の際、インフレータ−から噴出される高温の
爆風と火炎とに耐えることの出来る織物を袋体に縫製し
たエアーバッグの提供を目的としている。
になされたものである。すなわちクロロプレンやシリコ
ンなどのエラストマーで被覆されていない織物であって
、かつ衝突の際、インフレータ−から噴出される高温の
爆風と火炎とに耐えることの出来る織物を袋体に縫製し
たエアーバッグの提供を目的としている。
(発明の構成)
即ち本発明は、
[(1) 単糸11度2de以下、熱分解1度300
℃以上の耐熱性繊維糸条を経糸および緯糸に用いて高密
痩に製織し、得られた織物を袋状に縫製してなることを
特徴とするエアーバッグ。
℃以上の耐熱性繊維糸条を経糸および緯糸に用いて高密
痩に製織し、得られた織物を袋状に縫製してなることを
特徴とするエアーバッグ。
(2)耐熱性繊維が強度16g/de以上の高強力耐熱
性繊維である請求項(1)に記載のエアーバッグ。
性繊維である請求項(1)に記載のエアーバッグ。
(3)耐熱性繊維がバラ系芳香族ポリアミド繊維である
請求項(1)または(′23に記載のエアーバッグ。
請求項(1)または(′23に記載のエアーバッグ。
(4)織物のカバーファクターが2000以上である請
求項(1)〜(3)のいずれかに記載のエアーバッグ。
求項(1)〜(3)のいずれかに記載のエアーバッグ。
(5)織物の耐接炎性が5秒以上である請求項(1)〜
(4)のいずれかに記載のエアーバッグ。
(4)のいずれかに記載のエアーバッグ。
(6)糸条が牽切方式による牽切紡績糸である請求項(
1)〜(5)のいずれかに記載のエアーバッグ。
1)〜(5)のいずれかに記載のエアーバッグ。
(L 糸条が単糸繊度2de以下、熱分解温度300℃
以上の耐熱性繊維を、供給O−ラーと牽切ローラーとの
間で繊維の乱れを防ぎながら引きちぎった後、空気ノズ
ルで抱合することによって得られた糸条である請求項(
1)〜(6)のいずれかに記載のエアーバッグ。」 である。
以上の耐熱性繊維を、供給O−ラーと牽切ローラーとの
間で繊維の乱れを防ぎながら引きちぎった後、空気ノズ
ルで抱合することによって得られた糸条である請求項(
1)〜(6)のいずれかに記載のエアーバッグ。」 である。
ここに耐熱性繊維とは熱分解温度が300℃以上の繊維
であり、例えばメタ系あるいはバラ系の全芳香族ポリア
ミド繊維(アラミド繊INり、具体的にはポリメタフェ
ニレンイソフタルアミド繊維。
であり、例えばメタ系あるいはバラ系の全芳香族ポリア
ミド繊維(アラミド繊INり、具体的にはポリメタフェ
ニレンイソフタルアミド繊維。
ポリバラフェニレンテレフタルアミド繊維、バラ系アラ
ミドとメタ系アラミドとの共重合体繊維、または芳香族
エーテル、たとえば3.4′ −ジアミノジフェニルエ
ーテルを共重合したバラ系アラミド繊維、さらにポリバ
ラフェニレンスルフォン繊維、ポリバラフェニレンスル
フィド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、ポリイミドl
雑、ポリエーテルイミド繊維、ポリエーテルエーテルケ
トン繊維など、またはこれらの混合繊維をいう。このう
ち、ポリバラフェニレンテレフタルアミド繊維や3.4
′ −ジアミノジフェニルエーテルを共重合したバラ系
アラミド11雑であるポリバラフェニレンオキシジフェ
ニレンテレフタルアミドIl維がとくに好ましい。
ミドとメタ系アラミドとの共重合体繊維、または芳香族
エーテル、たとえば3.4′ −ジアミノジフェニルエ
ーテルを共重合したバラ系アラミド繊維、さらにポリバ
ラフェニレンスルフォン繊維、ポリバラフェニレンスル
フィド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、ポリイミドl
雑、ポリエーテルイミド繊維、ポリエーテルエーテルケ
トン繊維など、またはこれらの混合繊維をいう。このう
ち、ポリバラフェニレンテレフタルアミド繊維や3.4
′ −ジアミノジフェニルエーテルを共重合したバラ系
アラミド11雑であるポリバラフェニレンオキシジフェ
ニレンテレフタルアミドIl維がとくに好ましい。
本発明者らはこの様な耐熱性m雑からなる織物はエラス
トマーなとで被覆しなくても、インフレータ−から噴出
される高温の爆風や火炎に対して溶融破損したり燃え上
ったりしないことを見出した。
トマーなとで被覆しなくても、インフレータ−から噴出
される高温の爆風や火炎に対して溶融破損したり燃え上
ったりしないことを見出した。
耐熱性繊維の単糸繊度は2de以下にする必要がある。
本来エアーバッグは小さく折り畳む必要性から柔軟であ
ることが極めて重要である。2deを越えると得られる
エアーバッグは極めて粗剛なものになり、■ラストマー
を被覆したものとなんら変らなくなってしまう。ざらに
糸条を構成する繊維本数が少なくなることや繊維間隙が
広くなることから織物の通気度が大きくなり、インフレ
ータ−から噴出される高温の爆風や火炎を充分に遮断し
きれなくなる。さらに単糸繊度が小さく、構成繊維本数
が多い方が耐接炎性があり、この点からも耐熱性INの
単糸繊度は2de以下であることが必要である。
ることが極めて重要である。2deを越えると得られる
エアーバッグは極めて粗剛なものになり、■ラストマー
を被覆したものとなんら変らなくなってしまう。ざらに
糸条を構成する繊維本数が少なくなることや繊維間隙が
広くなることから織物の通気度が大きくなり、インフレ
ータ−から噴出される高温の爆風や火炎を充分に遮断し
きれなくなる。さらに単糸繊度が小さく、構成繊維本数
が多い方が耐接炎性があり、この点からも耐熱性INの
単糸繊度は2de以下であることが必要である。
また耐熱性繊維の強度は16g/de以上が好ましい。
169/de未満では織物としたときに充分な強度が得
られないため、インフレーション時にエアーバッグが破
損することが多い。
られないため、インフレーション時にエアーバッグが破
損することが多い。
本発明における織物のカバーファクターは2000以上
が好ましい。2000未満であると織物としての隠蔽効
果が低くインフレータ−から噴出される高温の爆風や火
炎を充分に遮断しきれなくなる。したがってカバーファ
クターは2000以上が好ましい。
が好ましい。2000未満であると織物としての隠蔽効
果が低くインフレータ−から噴出される高温の爆風や火
炎を充分に遮断しきれなくなる。したがってカバーファ
クターは2000以上が好ましい。
また本発明における織物は耐接炎性が5秒以上であるこ
とが好ましい。耐接炎性が5秒未満であると、例えカバ
ーファクターが2000以上であってもインフレータ−
から噴出される高温の火炎を充分に遮断しきれずにエア
ーバッグが燃焼破損する。
とが好ましい。耐接炎性が5秒未満であると、例えカバ
ーファクターが2000以上であってもインフレータ−
から噴出される高温の火炎を充分に遮断しきれずにエア
ーバッグが燃焼破損する。
本発明における織物の糸条は牽切方式による牽切紡績糸
とすることが好ましい。牽切紡績糸は糸形態上毛羽を有
し繊維がランダマイズされているため、連続フィラメン
トに比べてとくに織物組織間隙を小さくして通気度を低
減する。またll雑間の摩擦抵抗が大きく、縫製部の縫
い目スリップを生じにくい。一方、従来の紡績糸に比べ
てillの配列度が高く、かつ牽切で極限延伸されるう
え繊維長がより長いので高強力の糸条となり、エアーバ
ッグ用として極めて好適である。
とすることが好ましい。牽切紡績糸は糸形態上毛羽を有
し繊維がランダマイズされているため、連続フィラメン
トに比べてとくに織物組織間隙を小さくして通気度を低
減する。またll雑間の摩擦抵抗が大きく、縫製部の縫
い目スリップを生じにくい。一方、従来の紡績糸に比べ
てillの配列度が高く、かつ牽切で極限延伸されるう
え繊維長がより長いので高強力の糸条となり、エアーバ
ッグ用として極めて好適である。
次に耐熱性繊維の牽切紡績糸の製造方法の1例を図面と
共に説明する。
共に説明する。
第1図は混繊装置を示す。Aは繊維糸条、1はニップロ
ーラー、2はシュータ−13は牽切ニップローラー、4
は吸引性空気ノズル、5は旋回流による抱合ノズル、6
はデリベリ−ローラー、7は糸条である。耐熱性繊11
[Aは供給ニップローラー1の前で引き揃え重ね合わさ
れながら供給ニップローラーを通過したのちシュータ−
2の中で牽切ニップローラーにより同時に引きちぎられ
、ドラフトされながら均一に牽切される。ついで、吸引
性空気ノズル4で牽切ローラーから引きちぎられ、つい
で旋回性抱合ノズル5によってからみや毛羽巻き付きに
よる抱合性を付与されたのちデリベリ−ローラー6によ
り引きちぎられ、短繊維の毛羽がil1束側面にランダ
ムに巻き付いた糸条7となる。
ーラー、2はシュータ−13は牽切ニップローラー、4
は吸引性空気ノズル、5は旋回流による抱合ノズル、6
はデリベリ−ローラー、7は糸条である。耐熱性繊11
[Aは供給ニップローラー1の前で引き揃え重ね合わさ
れながら供給ニップローラーを通過したのちシュータ−
2の中で牽切ニップローラーにより同時に引きちぎられ
、ドラフトされながら均一に牽切される。ついで、吸引
性空気ノズル4で牽切ローラーから引きちぎられ、つい
で旋回性抱合ノズル5によってからみや毛羽巻き付きに
よる抱合性を付与されたのちデリベリ−ローラー6によ
り引きちぎられ、短繊維の毛羽がil1束側面にランダ
ムに巻き付いた糸条7となる。
得られた糸条を適度に撚糸後、経糸と緯糸とに用い、カ
バーファクターが2000以上になるような高織密度で
平織に織成し、精練、熱セット、リラックス、カレンダ
ー加工を施した後、第4図に示すような袋体に縫製して
エアーバッグ1とする。
バーファクターが2000以上になるような高織密度で
平織に織成し、精練、熱セット、リラックス、カレンダ
ー加工を施した後、第4図に示すような袋体に縫製して
エアーバッグ1とする。
なお、図中の2はインフレーション挿入孔、3はインフ
レータ−燃焼ガスの排気孔を示す。
レータ−燃焼ガスの排気孔を示す。
(発明の効果)
本発明におけるエアーバッグは従来品と比較し下記の効
果を有する。
果を有する。
(1)織物が柔軟で折り畳み性が優れている。
(2折り畳んだときの容積が小さい。
(3) 軽−である。
(4) 高温の爆風と火炎とに耐える耐熱性と強力と
を有する。
を有する。
(5)展開時の衝撃、擦過抵抗が小さく破損しない。
(6)縫製が容易である。
(′7)金属片やガラス片などで損傷されにくい。
(8)良期間経ても、エアーバッグ織物の性能変化が少
ない。
ない。
(実施例)
以下に実施例により本発明を説明する。なお、実施例に
おける各評価項目はそれぞれ下記の方法に従って評価し
た。
おける各評価項目はそれぞれ下記の方法に従って評価し
た。
インフレーションテスト;
エアーバッグの形状にG11lし、これをエアーバッグ
装置に取付けてインフレータ−を燃焼させ、その際のエ
アーバッグの破損の有無を評価した。
装置に取付けてインフレータ−を燃焼させ、その際のエ
アーバッグの破損の有無を評価した。
接炎テスト;
枠に取りつけられた織物試料を水平にして下から約78
0℃の炎を当てたとき燃焼して穴が明くまでの時間を測
定した。
0℃の炎を当てたとき燃焼して穴が明くまでの時間を測
定した。
目付:
JIS L−1096の方法で測定した。
厚さ;
J I S L−1096の方法で測定した。
引張強カニ
JIS L−1096のストリップ法で測定した。
破裂強力;
JIS L−1096のミューシン法で測定した。
通気性;
JIS m−1096のフラジール法で測定した。
収納性:
エアーバッグを第5図(1’3.[0)に示す点線4に
沿って折り畳んで(/9に示す形状にし、これに第6図
に示すように5kgの荷重5を付加して厚さtを測定し
た。
沿って折り畳んで(/9に示す形状にし、これに第6図
に示すように5kgの荷重5を付加して厚さtを測定し
た。
実施例1
第1図に示す装置を用いて、単糸繊度0.75デニール
、強1i[28g/de、全繊度3000デニールのバ
ラ系芳香族ポリアミド繊維(テクノーラ■:帝人@製)
をローラー間の距離が1000−の供給ニップローラー
1とシュータ−2と牽切ローラー3との間で15倍で2
ooya /分速度で同時に引きちぎり、細い単繊維束
とした。続いて吸引性を有する空気ノズル4と旋回流を
有する抱合ノズル5とに、牽切ニップローラー3とデリ
ベリ−ローラー6との速度比によるオーバーフィード0
.5%で通して200デニールの糸条7を得た。
、強1i[28g/de、全繊度3000デニールのバ
ラ系芳香族ポリアミド繊維(テクノーラ■:帝人@製)
をローラー間の距離が1000−の供給ニップローラー
1とシュータ−2と牽切ローラー3との間で15倍で2
ooya /分速度で同時に引きちぎり、細い単繊維束
とした。続いて吸引性を有する空気ノズル4と旋回流を
有する抱合ノズル5とに、牽切ニップローラー3とデリ
ベリ−ローラー6との速度比によるオーバーフィード0
.5%で通して200デニールの糸条7を得た。
得られた糸条の平均繊維長は42cmであった。また本
糸条の強伸度はそれぞれ23g/ de、 3.7%
(いずれも490T / m撚糸後に測定)であった。
糸条の強伸度はそれぞれ23g/ de、 3.7%
(いずれも490T / m撚糸後に測定)であった。
次いで本糸条に490T / mの撚りを施したのら経
90本/インチ、緯80本/インチ(カバーファクター
2404>の織密度で平織に織成し、熱セット、精練、
カレンダー加工を施したのち縫製して第4図に示すよう
なエアーバッグ用袋体とした。得られた袋体の評価結果
を第1表に示す。
90本/インチ、緯80本/インチ(カバーファクター
2404>の織密度で平織に織成し、熱セット、精練、
カレンダー加工を施したのち縫製して第4図に示すよう
なエアーバッグ用袋体とした。得られた袋体の評価結果
を第1表に示す。
実施例2
第1図に示す装置を用いて、単糸繊度0.5デニール、
強度28g/de、全繊度4500デニールのバラ系芳
香族ポリアミド繊維(テクノーラ■)を、ローラー間の
距離が100c園の供給ニップローラー1とシュータ−
2と牽切ローラ−3との間で15倍で300m/分速度
で引きちぎり、細い単繊維束とした。続けて吸引性を有
する空気ノズル4と旋回流を有する抱合ノズル5とに、
牽切ニップローラー3とデリベリ−ローラー6との速度
比によるオーバーフィード0.5%で通して300デニ
ールの糸条7を得た。得られた糸条の平均繊維長は28
cmであった。また本糸条の強伸度はそれぞれ19g/
de。
強度28g/de、全繊度4500デニールのバラ系芳
香族ポリアミド繊維(テクノーラ■)を、ローラー間の
距離が100c園の供給ニップローラー1とシュータ−
2と牽切ローラ−3との間で15倍で300m/分速度
で引きちぎり、細い単繊維束とした。続けて吸引性を有
する空気ノズル4と旋回流を有する抱合ノズル5とに、
牽切ニップローラー3とデリベリ−ローラー6との速度
比によるオーバーフィード0.5%で通して300デニ
ールの糸条7を得た。得られた糸条の平均繊維長は28
cmであった。また本糸条の強伸度はそれぞれ19g/
de。
3.8%くいずれも400T / m撚糸後に測定)で
あった。次いで本糸条に400T/mの撚りを施したの
ち経19本/インチ、緯72本/インチ(カバーファク
ター2615)の織密度で平織に織成し、熱セット、精
練、カレンダー加工を施した後、縫製して第4図に示す
ようなエアーバッグ用袋体とした。
あった。次いで本糸条に400T/mの撚りを施したの
ち経19本/インチ、緯72本/インチ(カバーファク
ター2615)の織密度で平織に織成し、熱セット、精
練、カレンダー加工を施した後、縫製して第4図に示す
ようなエアーバッグ用袋体とした。
得られた袋体の評価結果を第1表に示す。
実施例3
第2図に示す装置を用いて、単糸繊度1.5デニール、
強度289/de、全繊度200デニールのバラ系芳香
族ポリアミド繊維(テクノーラ■)と単糸繊度1゜5デ
ニール、強度22g/cle、全11度200デニール
のバラ系芳香族ポリアミド繊維(ケブラー29■)とを
、水付着ローラー1に接触走行させることによって水分
を付与した後、供給ローラー2とデリベリ−ローラー4
との間で混繊空気ノズル3を通して繊維を単繊維のオー
ダーで均一に混繊させて、400デニールの糸条5を得
た。得られた糸条の強度は25SF/de(350T/
M撚糸後測定)であった。
強度289/de、全繊度200デニールのバラ系芳香
族ポリアミド繊維(テクノーラ■)と単糸繊度1゜5デ
ニール、強度22g/cle、全11度200デニール
のバラ系芳香族ポリアミド繊維(ケブラー29■)とを
、水付着ローラー1に接触走行させることによって水分
を付与した後、供給ローラー2とデリベリ−ローラー4
との間で混繊空気ノズル3を通して繊維を単繊維のオー
ダーで均一に混繊させて、400デニールの糸条5を得
た。得られた糸条の強度は25SF/de(350T/
M撚糸後測定)であった。
次いで、本糸条に300T/Mの撚りを施したのち経6
6本/インチ、緯66本/インチ(カバーファクター2
640)の織密度で平織に織成し、さらに熱セット、$
1練、カレンダー加工などを施した後、縫製して第4図
に示すようなエアーバッグ用袋体とした。得られた袋体
の性能を第1表に示す。
6本/インチ、緯66本/インチ(カバーファクター2
640)の織密度で平織に織成し、さらに熱セット、$
1練、カレンダー加工などを施した後、縫製して第4図
に示すようなエアーバッグ用袋体とした。得られた袋体
の性能を第1表に示す。
実施例4
第3図に示すトウ紡績装置を用い、単糸m度1.5デニ
ール、全繊度9万デニールのバラ系芳香族ポリアミド繊
維束(テクノーラ■)をトータルドラフト7倍で牽切し
て得た平均l1IIl長891園、全繊度1.3万、モ
ジュラス7100kg/−のスライバーをギル工程に通
した。ざらに粗紡、$1紡の各工程を通して10.6番
手(500デニール)の紡績糸を得た。
ール、全繊度9万デニールのバラ系芳香族ポリアミド繊
維束(テクノーラ■)をトータルドラフト7倍で牽切し
て得た平均l1IIl長891園、全繊度1.3万、モ
ジュラス7100kg/−のスライバーをギル工程に通
した。ざらに粗紡、$1紡の各工程を通して10.6番
手(500デニール)の紡績糸を得た。
次いで、本l/jwA糸を用いて経糸密度48本/イン
チ、緯糸密度46本/インチ(カバーファクター210
2)の平織組織の織物に織成した。さらに熱セット、精
練、カレンダー加工等を施した後、縫製して第4図に示
す・ようなエアーバッグ用袋体とした。得られた袋体の
性能を第1表に示す。
チ、緯糸密度46本/インチ(カバーファクター210
2)の平織組織の織物に織成した。さらに熱セット、精
練、カレンダー加工等を施した後、縫製して第4図に示
す・ようなエアーバッグ用袋体とした。得られた袋体の
性能を第1表に示す。
比較例1
単糸繊度6デニール、全繊度840デニールのナイロン
66糸条を経糸と緯糸とに用い、経緯25.4本/イン
チで平織に織成して厚さ0.38−量の織物を得た。こ
のときのカバーファクターは1472であった。
66糸条を経糸と緯糸とに用い、経緯25.4本/イン
チで平織に織成して厚さ0.38−量の織物を得た。こ
のときのカバーファクターは1472であった。
次にクロロプレンゴムをドイツAUMAのRoller
−Head 、 C0ntinuOuS vulc
anizingmachineにて上記織物の片面に約
1009/ml工し厚さ0.43 asのエアーバッグ
用基布を得た。このときの加硫条件は180℃で1.5
分間であった。
−Head 、 C0ntinuOuS vulc
anizingmachineにて上記織物の片面に約
1009/ml工し厚さ0.43 asのエアーバッグ
用基布を得た。このときの加硫条件は180℃で1.5
分間であった。
得られた基布を第4図に示すようなエアーバッグに縫製
し、性能を評価した。評価結果を第2表に示す。
し、性能を評価した。評価結果を第2表に示す。
比較例2
単糸繊度6デニール、全繊度840デニールのナイロン
66糸条を経糸と緯糸とに用い、経緯25.4本/イン
チで平織に織成して厚さ0.38 IIの織物を得た。
66糸条を経糸と緯糸とに用い、経緯25.4本/イン
チで平織に織成して厚さ0.38 IIの織物を得た。
このときのカバーファクターは1472であった。
次にり0ロプレンゴムをドイツAUMAのRoller
−)−1ead 、 Continuous vulc
anizingmachineにて上記織物の片面に約
1009/m塗工し厚さ0.43−一のエアーバッグ用
基布を得た。このときの加硫条件は180℃で1.0分
間であった。
−)−1ead 、 Continuous vulc
anizingmachineにて上記織物の片面に約
1009/m塗工し厚さ0.43−一のエアーバッグ用
基布を得た。このときの加硫条件は180℃で1.0分
間であった。
得られた基布を第4図に示すようなエアーバッグに縫製
し、性能を評価した。評価結果を第2表に示す。
し、性能を評価した。評価結果を第2表に示す。
比較例3
単糸m度2.5デニール、強度8.59 / de、全
繊度500デニールのポリエステルフィラメントに20
07 / Mの撚りを施したのち経50本/インチ。
繊度500デニールのポリエステルフィラメントに20
07 / Mの撚りを施したのち経50本/インチ。
緯49本/インチ(カバーファクター2214)の織密
度で平織に織成した。さらに精練、カレンダー加工等を
施した後、縫製して第4図に示すようなエアーバッグ用
袋体とした。得られた袋体の性能を第2表に示す。
度で平織に織成した。さらに精練、カレンダー加工等を
施した後、縫製して第4図に示すようなエアーバッグ用
袋体とした。得られた袋体の性能を第2表に示す。
第
表
第
表
第1図は牽切方式直接紡績装置の側面図、AはtllA
N系条、1は供給ニップローラー 2はシュータ−13
は牽切ローラ−,4は吸引性空気ノズル、5は旋回性抱
合ノズル、6はデリベリ−〇−ラー7は糸条である。 第2図はフィラメント混繊装置の側面図、A。 Bは繊維糸条、1は水付着ローラー 2.4はニップ0
−ラー、3は空気ノズル、5は混繊糸条である。 第3図はトウ紡績装置の側面図、1は供給トウ、3.4
,5,6.7.8.9はニップローラー2はセットヒー
ター、10はクリンパ−111はスライバー、12は収
納缶である。 第4図はエアーバッグ1の概略図で、(イ)は正面図、
(○)は断面図、2はインフレータ−挿入孔、3はイン
フレータ−の燃焼ガスの排気孔である。 第5図(イ)、(0)はエアーバッグ1の収納性を評価
する際のエアーバッグ1の折り畳み方を説明する概略図
で、点線4に沿って折り畳むことを示す。 し9は折り畳んだエアーバッグを示す。また第6図は第
5図で折り畳んだエアーバッグの厚さを測定する方法を
説明する概略図で、1は折り畳んだエアーバッグ、5は
負荷重、tは折り畳んだエアーバッグの厚さを示す。 第7図はエアーバッグ装置の概略図で1は折り畳まれた
エアーバッグ、6はインフレータ−7は1!焼ガス噴射
孔、8は電源コード、9はケース、1′はエアーバッグ
1が膨張したときの形状である。 特許出願人 帝 人 株 式 会 社 代 理 人 弁理士 前 1) 純 博第 ! 図 第 図 ム 第3 図 第 図 (イ) (ロ) ε:二二==二二3 (イ) 第 図 (口〕 (ハ)
N系条、1は供給ニップローラー 2はシュータ−13
は牽切ローラ−,4は吸引性空気ノズル、5は旋回性抱
合ノズル、6はデリベリ−〇−ラー7は糸条である。 第2図はフィラメント混繊装置の側面図、A。 Bは繊維糸条、1は水付着ローラー 2.4はニップ0
−ラー、3は空気ノズル、5は混繊糸条である。 第3図はトウ紡績装置の側面図、1は供給トウ、3.4
,5,6.7.8.9はニップローラー2はセットヒー
ター、10はクリンパ−111はスライバー、12は収
納缶である。 第4図はエアーバッグ1の概略図で、(イ)は正面図、
(○)は断面図、2はインフレータ−挿入孔、3はイン
フレータ−の燃焼ガスの排気孔である。 第5図(イ)、(0)はエアーバッグ1の収納性を評価
する際のエアーバッグ1の折り畳み方を説明する概略図
で、点線4に沿って折り畳むことを示す。 し9は折り畳んだエアーバッグを示す。また第6図は第
5図で折り畳んだエアーバッグの厚さを測定する方法を
説明する概略図で、1は折り畳んだエアーバッグ、5は
負荷重、tは折り畳んだエアーバッグの厚さを示す。 第7図はエアーバッグ装置の概略図で1は折り畳まれた
エアーバッグ、6はインフレータ−7は1!焼ガス噴射
孔、8は電源コード、9はケース、1′はエアーバッグ
1が膨張したときの形状である。 特許出願人 帝 人 株 式 会 社 代 理 人 弁理士 前 1) 純 博第 ! 図 第 図 ム 第3 図 第 図 (イ) (ロ) ε:二二==二二3 (イ) 第 図 (口〕 (ハ)
Claims (7)
- (1)単糸繊度2de以下、熱分解温度300℃以上の
耐熱性繊維糸条を経糸および緯糸に用いて高密度に製織
し、得られた織物を袋状に縫製してなることを特徴とす
るエアーバッグ。 - (2)耐熱性繊維が強度16g/de以上の高強力耐熱
性繊維である請求項(1)に記載のエアーバッグ。 - (3)耐熱性繊維がパラ系芳香族ポリアミド繊維である
請求項(1)または(2)に記載のエアーバッグ。 - (4)織物のカバーファクターが2000以上である請
求項(1)〜(3)のいずれかに記載のエアーバッグ。 - (5)織物の耐接炎性が5秒以上である請求項(1)〜
(4)のいずれかに記載のエアーバッグ。 - (6)糸条が牽切方式による牽切紡績糸である請求項(
1)〜(5)のいずれかに記載のエアーバッグ。 - (7)糸条が単糸繊度2de以下、熱分解湿度300℃
以上の耐熱性繊維を、供給ローラーと牽切ローラーとの
間で繊維の乱れを防ぎながら引きちぎった後、空気ノズ
ルで抱合することによって得られた糸条である請求項(
1)〜(6)のいずれかに記載のエアーバッグ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2266342A JPH04146233A (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | エアーバッグ |
CA 2044378 CA2044378A1 (en) | 1990-10-02 | 1991-06-12 | Shock-absorbing air bag |
US07/715,914 US5215795A (en) | 1990-10-02 | 1991-06-14 | Shock-absorbing air bag |
EP19910110225 EP0478897A1 (en) | 1990-10-02 | 1991-06-21 | Shock-absorbing air bag |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2266342A JPH04146233A (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | エアーバッグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04146233A true JPH04146233A (ja) | 1992-05-20 |
Family
ID=17429602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2266342A Pending JPH04146233A (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-05 | エアーバッグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04146233A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995020507A1 (fr) * | 1994-01-28 | 1995-08-03 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Sac gonflable |
-
1990
- 1990-10-05 JP JP2266342A patent/JPH04146233A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995020507A1 (fr) * | 1994-01-28 | 1995-08-03 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Sac gonflable |
GB2301320A (en) * | 1994-01-28 | 1996-12-04 | Asahi Chemical Ind | Air bag |
GB2301320B (en) * | 1994-01-28 | 1998-03-11 | Asahi Chemical Ind | Air bag |
US5865464A (en) * | 1994-01-28 | 1999-02-02 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Air bag |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5215795A (en) | Shock-absorbing air bag | |
JP3855775B2 (ja) | コ−トエアバッグ用基布 | |
CN101772598B (zh) | 多层结构短纤维纱、其制造方法、以及使用了该短纤维纱的耐热性布帛和耐热性防护服 | |
WO1993005985A1 (en) | Airtight woven sheet for air bags and method of manufacturing the same | |
JP6760067B2 (ja) | エアバッグ用基布、エアバッグおよびエアバッグ用基布の製造方法 | |
JPH01122752A (ja) | 自動車のためのエアバック | |
JPH04214437A (ja) | エアバッグ用布帛 | |
CN111148871B (zh) | 非涂敷气囊用基布和气囊 | |
KR20150110601A (ko) | 에어백용 직물 및 에어백 | |
WO2017057300A1 (ja) | エアバッグ用織物およびエアバッグ | |
JP3849818B2 (ja) | エアバッグ用基布およびエアバッグとその製造方法 | |
JP4538967B2 (ja) | エアバッグ用布帛 | |
JPH04262938A (ja) | エアーバッグ | |
JP2002069790A (ja) | エアバッグ用基布およびエアバッグ | |
JPH04146233A (ja) | エアーバッグ | |
JP2004176221A (ja) | コ−トエアバッグ用基布およびその製造方法 | |
JPH06306731A (ja) | エアーバッグ用ポリエステルフィラメント織物 | |
JPH05213139A (ja) | 軽量コンパクトなエアバッグ | |
JP3849812B2 (ja) | エアバッグ用基布およびエアバッグ | |
JPH04262937A (ja) | エアーバッグ | |
JPH09302550A (ja) | エアバッグ用基布およびエアバッグ | |
JPH04143141A (ja) | エアーバッグ | |
JPH04163252A (ja) | エアーバッグ | |
JPH08199449A (ja) | ノンコートエアバッグ用基布およびエアバッグ | |
JPH03287832A (ja) | エアーバッグ |