JPH04142219A - 生鮮食品の包装方法及び包装容器 - Google Patents
生鮮食品の包装方法及び包装容器Info
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- JPH04142219A JPH04142219A JP21478190A JP21478190A JPH04142219A JP H04142219 A JPH04142219 A JP H04142219A JP 21478190 A JP21478190 A JP 21478190A JP 21478190 A JP21478190 A JP 21478190A JP H04142219 A JPH04142219 A JP H04142219A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は生鮮食品の包装方法及び包装容器に関する。
(従来の技術)
生鮮食品には魚肉、畜肉のような動物性生鮮食品と、果
物や野菜のような植物性生鮮食品とがある。例えば動物
性生鮮食品のマグロはこれをそのまま冷凍しておき、取
り出して解凍して刺身用の切身を作るが、−度切身とな
ったものは、これを再度凍らせるか、冷温状態に置くこ
とが従来の一般的な保存方法である。このことは、牛肉
や豚肉等の畜肉についても同様である。他方、植物性生
鮮食品の中でもイチゴは、大変に傷み易い果物であり、
冷蔵庫に入れておいてもせいぜい3日間位しかもたない
。
物や野菜のような植物性生鮮食品とがある。例えば動物
性生鮮食品のマグロはこれをそのまま冷凍しておき、取
り出して解凍して刺身用の切身を作るが、−度切身とな
ったものは、これを再度凍らせるか、冷温状態に置くこ
とが従来の一般的な保存方法である。このことは、牛肉
や豚肉等の畜肉についても同様である。他方、植物性生
鮮食品の中でもイチゴは、大変に傷み易い果物であり、
冷蔵庫に入れておいてもせいぜい3日間位しかもたない
。
(発明が解決しようとする課題)
魚肉や畜肉の切身はこれを再度冷凍させると、冷凍焼け
が生じて表面が黒つんでしまうので、冷蔵庫に入れて保
存しているが、ホテルや料理店等のように、主として週
末や何かの催し物の時にこれらの魚肉や畜肉の切身を刺
身やステーキとして一度に大量に消費するところでは、
冷蔵庫の容量にも限度のあることから、その準備に苦慮
しているのが実情である。
が生じて表面が黒つんでしまうので、冷蔵庫に入れて保
存しているが、ホテルや料理店等のように、主として週
末や何かの催し物の時にこれらの魚肉や畜肉の切身を刺
身やステーキとして一度に大量に消費するところでは、
冷蔵庫の容量にも限度のあることから、その準備に苦慮
しているのが実情である。
また、最終消費者がスーパーやデパート等の食品売場や
魚肉、畜肉店等の専門店で購入して運搬する場合でも適
当な包装容器がないので、長距離を運ぶことには無理が
ある上に、贈答品としてデパート等より発送してもらう
等ということはできないという問題があった。
魚肉、畜肉店等の専門店で購入して運搬する場合でも適
当な包装容器がないので、長距離を運ぶことには無理が
ある上に、贈答品としてデパート等より発送してもらう
等ということはできないという問題があった。
さらに、イチゴのように傷み易い果物は、例えばクリス
マスシーズン等においてケーキ等に一時に大量消費する
場合には、保存ができないことから一時的に大量の需要
が生じ、値段が何倍にも弾ね上がってしまうということ
がおこることから、これを予め購入して長期間保存でき
る包装方法なり包装容器があれば大変に便利である。
マスシーズン等においてケーキ等に一時に大量消費する
場合には、保存ができないことから一時的に大量の需要
が生じ、値段が何倍にも弾ね上がってしまうということ
がおこることから、これを予め購入して長期間保存でき
る包装方法なり包装容器があれば大変に便利である。
このことはイチゴを贈答用に使う場合にも言うことがで
き、遠く離れた場所へイチゴの鮮度を損なうことなく輸
送できる包装方法及び包装容器があれば好都合であるこ
とに違いない。
き、遠く離れた場所へイチゴの鮮度を損なうことなく輸
送できる包装方法及び包装容器があれば好都合であるこ
とに違いない。
そこで、この発明の目的は、魚肉や畜肉の切身やイチゴ
等の生鮮食品を、長期間その鮮度を損なうことなく保存
できる包装方法及び運搬が容易な包装容器を提供せんと
するにある。
等の生鮮食品を、長期間その鮮度を損なうことなく保存
できる包装方法及び運搬が容易な包装容器を提供せんと
するにある。
(課題を解決するための手段)
上述した課題を達成するためにこの発明は、生魚の切身
をドリップシートを敷設した第1容器内に収納し、次い
でこの第1容器を耐寒耐水性を有する薄肉シートで構成
した袋体内に収納して脱気させた状態でシールし、この
袋体を周囲にイオン水で作った氷が存在する状態で第2
容器内に収納させるものである。
をドリップシートを敷設した第1容器内に収納し、次い
でこの第1容器を耐寒耐水性を有する薄肉シートで構成
した袋体内に収納して脱気させた状態でシールし、この
袋体を周囲にイオン水で作った氷が存在する状態で第2
容器内に収納させるものである。
この発明はさらに、生の畜肉の切身をドリップシートを
敷設した上部開放の第1容器内に収給し、次いでこの第
1容器を耐寒耐水性を有する薄肉シートで構成した袋体
内に収納してシールし、この袋体を周囲にイオン水で作
った氷が存在する状態で第2容器内に収納させるもので
ある。
敷設した上部開放の第1容器内に収給し、次いでこの第
1容器を耐寒耐水性を有する薄肉シートで構成した袋体
内に収納してシールし、この袋体を周囲にイオン水で作
った氷が存在する状態で第2容器内に収納させるもので
ある。
この発明はさらに、イチゴのような果物や傷み易い野菜
を上部開放の第1容器内に収納し、次いでこの第1容器
を耐寒耐水性を有する薄肉シートで構成した袋体内に入
れて内部に脱酸素剤を入れて真空包装し、この袋体な周
囲にイオン水で作った氷が存在する状態で第2容器内に
収納させるものである。
を上部開放の第1容器内に収納し、次いでこの第1容器
を耐寒耐水性を有する薄肉シートで構成した袋体内に入
れて内部に脱酸素剤を入れて真空包装し、この袋体な周
囲にイオン水で作った氷が存在する状態で第2容器内に
収納させるものである。
尚、イオン水はこれを真水、水道水、含酸等で作ること
ができる。
ができる。
さらにこの発明は、袋体の周囲を氷で覆うに当り、該袋
体を第2容器に満たした水中に周囲に水が存在する状態
に維持させて水を凍らせたり、或は、まず、第2容器内
に砕氷を敷設し、次いでその上に包装物を置き、その上
にさらに砕氷を散置したりするものである。
体を第2容器に満たした水中に周囲に水が存在する状態
に維持させて水を凍らせたり、或は、まず、第2容器内
に砕氷を敷設し、次いでその上に包装物を置き、その上
にさらに砕氷を散置したりするものである。
そしてこの発明は包装容器を、ドリップシートを敷設し
内部に生鮮食品を収納させる上部開放の第1容器と、こ
の第1容器を密封させる耐寒耐水性の袋体と、この袋体
をさらに収納させる第2容器と、この第2容器内にあっ
て前記袋体の周囲を覆うイオン水で作った氷とから構成
したものである。
内部に生鮮食品を収納させる上部開放の第1容器と、こ
の第1容器を密封させる耐寒耐水性の袋体と、この袋体
をさらに収納させる第2容器と、この第2容器内にあっ
て前記袋体の周囲を覆うイオン水で作った氷とから構成
したものである。
(作用)
魚肉、畜肉の切身やイチゴ等は、袋体内において密閉さ
れた状態におかれるので、その風味や味や香りが損なわ
れることがない上に、イオン水は殺菌性を有し、これを
例えばマイナス4℃で凍らせると、袋体の中身である魚
肉や畜肉の切身やイチゴ等の中身はせいぜいO℃〜!’
Cの状態に保たれることから、冷凍焼けを生じたり、全
部が凍ってしまうことなく、鮮度をそのまま保持した状
態で長期間保存されるものである。
れた状態におかれるので、その風味や味や香りが損なわ
れることがない上に、イオン水は殺菌性を有し、これを
例えばマイナス4℃で凍らせると、袋体の中身である魚
肉や畜肉の切身やイチゴ等の中身はせいぜいO℃〜!’
Cの状態に保たれることから、冷凍焼けを生じたり、全
部が凍ってしまうことなく、鮮度をそのまま保持した状
態で長期間保存されるものである。
(実施例)
図面はこの発明の実施例を示す。第1図乃至第3図にお
いて、1は例えばマグロの刺身用の切身であり、この切
身lはドリップシート2を敷設した、例えば合成樹脂製
の第1容器3内に収納されている。この第1容器3はさ
らに透明の耐寒耐水性を有するプラスチックシート製の
袋体4内に収納されており、内部な脱気させた上でシー
ルされ密閉されている。この袋体4は内底部に複数の凹
凸5a、5bを設けた、例えば発泡ウレタン製の第2容
器5内に複数個が並置収納されおり、さらにその上部に
被せた上下部に多数の凹凸6a、6b・6c、6dと多
数の通水孔6eを有する保持部材6を被せ、この保持部
材6の上にさらに複数の袋体4を並置収納させて下部に
多数の凹凸7a、7bと多数の通水孔7cを設けた保持
部材7を被せた状態になっており、各袋体4は第2容器
5の底部より保持部材7の上部にまでまんべんなく注入
させたイオン水を凍らせて成る氷8によってその上下左
右の周囲を覆われている。
いて、1は例えばマグロの刺身用の切身であり、この切
身lはドリップシート2を敷設した、例えば合成樹脂製
の第1容器3内に収納されている。この第1容器3はさ
らに透明の耐寒耐水性を有するプラスチックシート製の
袋体4内に収納されており、内部な脱気させた上でシー
ルされ密閉されている。この袋体4は内底部に複数の凹
凸5a、5bを設けた、例えば発泡ウレタン製の第2容
器5内に複数個が並置収納されおり、さらにその上部に
被せた上下部に多数の凹凸6a、6b・6c、6dと多
数の通水孔6eを有する保持部材6を被せ、この保持部
材6の上にさらに複数の袋体4を並置収納させて下部に
多数の凹凸7a、7bと多数の通水孔7cを設けた保持
部材7を被せた状態になっており、各袋体4は第2容器
5の底部より保持部材7の上部にまでまんべんなく注入
させたイオン水を凍らせて成る氷8によってその上下左
右の周囲を覆われている。
尚、第2容器5の内底部に設ける凹凸は、これを独立の
板状を敷設することによって設けても良く、保持部材6
はその上部にさらに袋体4を収納させる場合は、第2容
器5と係合するように構成しなくとも良い。各凹凸の形
状や数は実施例のものに限定されず、種々のものが考え
られよう。また、第2容器5内へ収納させる袋体4の数
、しかして第2容器5の大きさには限定はないが、持ち
運びができる程度であることが望ましいであろう。さら
に、保持部材6、7の形状についても限定はなく、要す
るに水中で袋体4が浮上してしまうことを防止し、かつ
、水が自由に流通できる構造であれば足りる。この保持
部材6,7は袋体4が第2容器5内で浮き上がらないも
のであり、かつ−列に並置するだけであれば必ずしも必
要ではないであろう。しかし、この袋体4を2段3段と
第2容器5内に積み重ねる場合には、上部の袋体4との
間に氷の層を存在させる為に必要となろう。
板状を敷設することによって設けても良く、保持部材6
はその上部にさらに袋体4を収納させる場合は、第2容
器5と係合するように構成しなくとも良い。各凹凸の形
状や数は実施例のものに限定されず、種々のものが考え
られよう。また、第2容器5内へ収納させる袋体4の数
、しかして第2容器5の大きさには限定はないが、持ち
運びができる程度であることが望ましいであろう。さら
に、保持部材6、7の形状についても限定はなく、要す
るに水中で袋体4が浮上してしまうことを防止し、かつ
、水が自由に流通できる構造であれば足りる。この保持
部材6,7は袋体4が第2容器5内で浮き上がらないも
のであり、かつ−列に並置するだけであれば必ずしも必
要ではないであろう。しかし、この袋体4を2段3段と
第2容器5内に積み重ねる場合には、上部の袋体4との
間に氷の層を存在させる為に必要となろう。
さらに、この保持部材6.7と第2容器5との係合方法
にも限定はない。要するに袋体4が浮き上がって来てし
まうのを防止できれば足りる。第2容器5の上部を覆う
蓋体の存在は、実施例では表示してないが任意に選択し
て良い。
にも限定はない。要するに袋体4が浮き上がって来てし
まうのを防止できれば足りる。第2容器5の上部を覆う
蓋体の存在は、実施例では表示してないが任意に選択し
て良い。
第4図は個人消費者向けのものであり、第2容器10は
上述したようにして構成した袋体11を1個かせいぜい
数値までを収納できる大きさとなっており、その内底部
に設けた複数の凹凸10a、10bの形状は先のものと
相違するが、これは任意に選択できる事項である。
上述したようにして構成した袋体11を1個かせいぜい
数値までを収納できる大きさとなっており、その内底部
に設けた複数の凹凸10a、10bの形状は先のものと
相違するが、これは任意に選択できる事項である。
保持部材は、購入者が外部より袋体10の中身である魚
の切身12が氷14の層を通して見えることが望ましい
ので、例えば十文字形状や大きな網目形状の保持部材】
3とし、第2容器lOと係合させる構造とする。そして
、この場合にはさらにこれを贈答用とする時には、運搬
中にこの第2容器lOをさらに包装する必要のあること
から、蓋体15を第2容器10の上部へ被せることが必
要となろう。
の切身12が氷14の層を通して見えることが望ましい
ので、例えば十文字形状や大きな網目形状の保持部材】
3とし、第2容器lOと係合させる構造とする。そして
、この場合にはさらにこれを贈答用とする時には、運搬
中にこの第2容器lOをさらに包装する必要のあること
から、蓋体15を第2容器10の上部へ被せることが必
要となろう。
尚、以上の実施例では、魚の切身の包装容器について説
明したが、牛肉、豚肉等の畜肉の切身の場合でも後述す
るように包装方法は若干具なるが全く同じ包装容器を使
用し得る。
明したが、牛肉、豚肉等の畜肉の切身の場合でも後述す
るように包装方法は若干具なるが全く同じ包装容器を使
用し得る。
第5図はイチゴの包装容器を示し5図面によれば上述し
た実施例のものと同じ材質の第1容器20内には軟質性
のシート21が敷設され、その上に複数のイチゴ22が
収納されている。
た実施例のものと同じ材質の第1容器20内には軟質性
のシート21が敷設され、その上に複数のイチゴ22が
収納されている。
尚、このイチゴ22は上面の一部を除いて軟質性のシー
トで覆うようにしても良い。実施例では複数個上下方向
に重ねられて収納されたものが示されているが、これは
−段に並置するようにしても良い。さらに、第1容器2
0内にはその上部に脱酸素剤24が載置されているが、
この脱酸素剤24の収納位置に限定はない。第1容器2
0はさらに上述した実施例のものと同じ材質の薄肉シー
トで構成した袋体23内に収納されており、この袋体2
3は真空排気された上で一端部をシールすることにより
、密閉構造となっている。
トで覆うようにしても良い。実施例では複数個上下方向
に重ねられて収納されたものが示されているが、これは
−段に並置するようにしても良い。さらに、第1容器2
0内にはその上部に脱酸素剤24が載置されているが、
この脱酸素剤24の収納位置に限定はない。第1容器2
0はさらに上述した実施例のものと同じ材質の薄肉シー
トで構成した袋体23内に収納されており、この袋体2
3は真空排気された上で一端部をシールすることにより
、密閉構造となっている。
このように構成した袋体23を単数または複数個、第2
容器内に収納してその周囲を氷で覆うことは先の実施例
のものと同じであるので説明を省略する。
容器内に収納してその周囲を氷で覆うことは先の実施例
のものと同じであるので説明を省略する。
第6図は氷に砕氷を用いる場合を示し、イオン水で作っ
た砕氷32が第2容器30内に収納させた袋体31の周
囲を覆っている。
た砕氷32が第2容器30内に収納させた袋体31の周
囲を覆っている。
このように実施した場合には、第2容器30の内底部に
凹凸を設けたり、保持部材等を必要としない利点がある
。
凹凸を設けたり、保持部材等を必要としない利点がある
。
以上、いずれの実施例の場合でも、イオン水には真水、
水道水、含酸水が適宜選択して用いられる。
水道水、含酸水が適宜選択して用いられる。
(実施例1.)
マグロの刺身用の切身300gを、縦
7cm、横15cm、深さ4cmの角皿状を呈したプラ
スチック製の第1容器内のドリップシートを敷設した上
に収納させ、次いでこの第1容器をプラスチック製の薄
肉シートで構成した袋体内に収納させ、脱気をさせた後
にその入口を熱シールして密閉させた。次いでこの袋体
を発泡ウレタン製の、縦11 cm、横20cm、深さ
8cmの第2容器内へ収納させ、これをその丁度中央位
置に維持させた状態にして該第2容器内へ水道水のイオ
ン水を注入し、マイナス4℃でこのイオン水を凍らせた
。
スチック製の第1容器内のドリップシートを敷設した上
に収納させ、次いでこの第1容器をプラスチック製の薄
肉シートで構成した袋体内に収納させ、脱気をさせた後
にその入口を熱シールして密閉させた。次いでこの袋体
を発泡ウレタン製の、縦11 cm、横20cm、深さ
8cmの第2容器内へ収納させ、これをその丁度中央位
置に維持させた状態にして該第2容器内へ水道水のイオ
ン水を注入し、マイナス4℃でこのイオン水を凍らせた
。
この凍らせた状態で約3ケ月を経過した後に、解氷して
切身を取り出したところ、何らの冷凍焼けも所見するこ
とがなかった。次いで、これを岨の上に置いて包丁を入
れたところ、容易に包丁が通り、かつ、中汁も出ること
がなく、鮮度、味等が損なわれることなく維持されてお
り、美味しく食することができた。
切身を取り出したところ、何らの冷凍焼けも所見するこ
とがなかった。次いで、これを岨の上に置いて包丁を入
れたところ、容易に包丁が通り、かつ、中汁も出ること
がなく、鮮度、味等が損なわれることなく維持されてお
り、美味しく食することができた。
(実施例2.)
牛肉のステーキ用の切身300gを角皿状を呈したプラ
スチック族の第1容器内のドリップシートを敷設した上
に収納させ、次いで、この第1容器をプラスチック族の
薄肉シートで構成した袋体内に収納させ、その入口を熱
シールして密閉させた。次いで、この袋体を発泡ウレタ
ン製の第2容器内へ収納させ、これをその丁度中央位置
に保持させた状態にして該第2容器内の水道水のイオン
水を注入し、マイナス4℃でこのイオン水を凍らせた。
スチック族の第1容器内のドリップシートを敷設した上
に収納させ、次いで、この第1容器をプラスチック族の
薄肉シートで構成した袋体内に収納させ、その入口を熱
シールして密閉させた。次いで、この袋体を発泡ウレタ
ン製の第2容器内へ収納させ、これをその丁度中央位置
に保持させた状態にして該第2容器内の水道水のイオン
水を注入し、マイナス4℃でこのイオン水を凍らせた。
この凍らせた状態で約3ケ月を経過した後に、解氷して
切身を取り出したところ、何らの冷凍焼けも所見するこ
とがなかった。次いで、これを坦の上に置いて包丁を入
れたところ、容易に包丁が通り、かつ、中汁も田ること
がなく、鮮度、味等が維持されており、美味しく食する
ことができた。
切身を取り出したところ、何らの冷凍焼けも所見するこ
とがなかった。次いで、これを坦の上に置いて包丁を入
れたところ、容易に包丁が通り、かつ、中汁も田ること
がなく、鮮度、味等が維持されており、美味しく食する
ことができた。
(実施例3.)
太き目のハウス栽培のイチゴ20粒を柔かいシートを敷
設したプラスチック族の第1容器内に収納し、次いで5
この第1容器を脱酸素剤と共にプラスチックシート製の
袋体内に収納して真空パックさせた。この袋体を発泡ウ
レタン製の第2容器内へ収納させ、実施例1.のように
水を凍らせて、40日を経て取り出したところ、イチゴ
自身はほとんど凍ることなく、鮮度、風味、香り等を維
持した状態にあり、美味しく食することができた。
設したプラスチック族の第1容器内に収納し、次いで5
この第1容器を脱酸素剤と共にプラスチックシート製の
袋体内に収納して真空パックさせた。この袋体を発泡ウ
レタン製の第2容器内へ収納させ、実施例1.のように
水を凍らせて、40日を経て取り出したところ、イチゴ
自身はほとんど凍ることなく、鮮度、風味、香り等を維
持した状態にあり、美味しく食することができた。
尚、イチゴの場合には、一部がまだ青い完熟していない
ものを用いた場合には、所謂低温熟成も同時に達成でき
、鮮度、風味、味等を維持した全体として赤いイチゴを
得ることができた。
ものを用いた場合には、所謂低温熟成も同時に達成でき
、鮮度、風味、味等を維持した全体として赤いイチゴを
得ることができた。
(発明の効果)
以上詳細に説明したようにこの発明に係る包装方法によ
れば、生鮮食品を冷凍焼けを生じさせることなく、その
鮮度や風味、香り等を損なうこともなく長期間に渡って
保存でき5また、この発明に係る包装容器は持ち運びが
容易であり、かつ袋体の周囲を覆う氷によって内容物の
生鮮食品が保護されるので運搬中に破損する恐れもなく
、その上冷凍車を必要としないので、これらの商品の流
通に大きな革命をもたらすことができるものである。
れば、生鮮食品を冷凍焼けを生じさせることなく、その
鮮度や風味、香り等を損なうこともなく長期間に渡って
保存でき5また、この発明に係る包装容器は持ち運びが
容易であり、かつ袋体の周囲を覆う氷によって内容物の
生鮮食品が保護されるので運搬中に破損する恐れもなく
、その上冷凍車を必要としないので、これらの商品の流
通に大きな革命をもたらすことができるものである。
図面はこの発明の実施例を示し、第1図は内部にマグロ
の切身を収納した第1容器を密封して成る袋体の斜視図
、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図はこの袋体
の複数のものを収納させた第2容器の縦断面図、第4図
は袋体の単数を収納させた第2容器の縦断面図、第5図
はイチゴを第1容器ごと収納密封させた袋体の縦断面図
、第6図は砕氷を用いた場合の実施例1を示す第2容器
の縦断面図である。 1.12・・・切身 2・・・ドリップシート 3.20・・・第1容器 4.11.235.31・・・袋体 5.10.30・・・第2容器 6.7.13・・・保持部材 8.14・・・氷 21・・・軟質シート 22・・・イチゴ 24・・・脱酸素剤 32・・・砕氷
の切身を収納した第1容器を密封して成る袋体の斜視図
、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図はこの袋体
の複数のものを収納させた第2容器の縦断面図、第4図
は袋体の単数を収納させた第2容器の縦断面図、第5図
はイチゴを第1容器ごと収納密封させた袋体の縦断面図
、第6図は砕氷を用いた場合の実施例1を示す第2容器
の縦断面図である。 1.12・・・切身 2・・・ドリップシート 3.20・・・第1容器 4.11.235.31・・・袋体 5.10.30・・・第2容器 6.7.13・・・保持部材 8.14・・・氷 21・・・軟質シート 22・・・イチゴ 24・・・脱酸素剤 32・・・砕氷
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、生魚の切身をドリップシートを敷設した第1容器内
に収納し、次いでこの第1容器を耐寒耐水性を有する薄
肉シートで構成した袋体内に収納して脱気させた状態で
シールし、この袋体を周囲にイオン水で作った氷が存在
する状態で第2容器内に収納させることを特徴とする、
生鮮食品の包装方法。 2、生の畜肉の切身をドリップシートを敷設した上部開
放の第1容器内に収納し、次いでこの第1容器を耐寒耐
水性を有する薄肉シートで構成した袋体内に収納してシ
ールし、この袋体を周囲にイオン水で作った氷が存在す
る状態で第2容器内に収納させることを特徴とする、生
鮮食品の包装方法。 3、果物や野菜を上部開放の第1容器内に収納し、次い
でこの第1容器を耐寒耐水性を有する薄肉シートで構成
した袋体内に脱酸素剤と共に入れて真空包装し、この袋
体を周囲にイオン水で作った氷が存在する状態で第2容
器内に収納させることを特徴とする、生鮮食品の包装方
法。 4、果物がイチゴであることを特徴とする、特許請求の
範囲第3項記載の生鮮食品の包装方法。 5、前記袋体の周囲を氷で覆うに当り、該包装物を第2
容器に満たした水中に周囲に水が存在する状態に維持さ
せ、水を凍らせることを特徴とする、特許請求の範囲第
1項乃至第3項記載の生鮮食品の包装方法。 6、前記袋体の周囲を氷で覆うに当り、まず、第2容器
内に砕氷を敷設し、次いでその上に該袋体を置き、その
上にさらに砕氷を散置することを特徴とする、特許請求
の範囲第1項乃至第3項記載の生鮮食品の包装方法。 7、氷が真水で作られていることを特徴とする、特許請
求の範囲第1項乃至第3項記載の生鮮食品の包装方法。 8、氷が水道水で作られていることを特徴とする、特許
請求の範囲第1項乃至第3項記載の生鮮食品の包装方法
。 9、氷が食酸を含んだ水で作られていることを特徴とす
る、特許請求の範囲第1項乃至第3項記載の生鮮食品の
包装方法。 10、ドリップシートを敷設し、内部に生鮮食品を収納
させる上部開放の第1容器と、この第1容器を密封させ
る耐寒耐水性の袋体と、この袋体をさらに収納させる第
2容器と、この第2容器内にあって前記袋体の周囲を覆
うイオン水で作った氷とから構成したことを特徴とする
、生鮮食品の包装容器。 11、ドリップシートが軟質性のシートである、特許請
求の範囲第1項記載の生鮮食品の包装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21478190A JPH0741888B2 (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | 生鮮食品の包装方法及び包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21478190A JPH0741888B2 (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | 生鮮食品の包装方法及び包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04142219A true JPH04142219A (ja) | 1992-05-15 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5223195A (en) * | 1988-03-18 | 1993-06-29 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Sintered ceramic article |
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CN109205056A (zh) * | 2017-07-03 | 2019-01-15 | 广元公正科技有限公司 | 便携式买冰冻产品的设备 |
-
1990
- 1990-08-14 JP JP21478190A patent/JPH0741888B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5223195A (en) * | 1988-03-18 | 1993-06-29 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Sintered ceramic article |
JP4565525B1 (ja) * | 2010-02-12 | 2010-10-20 | 株式会社濱虎 | 解凍簡単お刺身まぐろ |
JP2011162263A (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-25 | Hamatora:Kk | 解凍簡単お刺身まぐろ |
CN109205056A (zh) * | 2017-07-03 | 2019-01-15 | 广元公正科技有限公司 | 便携式买冰冻产品的设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0741888B2 (ja) | 1995-05-10 |
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