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JPH0413785A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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Publication number
JPH0413785A
JPH0413785A JP11689190A JP11689190A JPH0413785A JP H0413785 A JPH0413785 A JP H0413785A JP 11689190 A JP11689190 A JP 11689190A JP 11689190 A JP11689190 A JP 11689190A JP H0413785 A JPH0413785 A JP H0413785A
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JP
Japan
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acrylic copolymer
acid
resistance
parts
porin
Prior art date
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Granted
Application number
JP11689190A
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English (en)
Other versions
JP2831433B2 (ja
Inventor
Eiichiro Miyazaki
宮崎 英一郎
Taisaku Kano
加納 泰作
Kenji Sakata
憲治 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP11689190A priority Critical patent/JP2831433B2/ja
Publication of JPH0413785A publication Critical patent/JPH0413785A/ja
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Publication of JP2831433B2 publication Critical patent/JP2831433B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベースコート上にウェット・オン・ウェット
方式により塗装される、上塗用クリヤー塗料組成物に関
する。
更に詳しくは、自動車ボディーの塗装において、着色塗
料、メタリック顔料を含むベースコートを塗装し、その
上にウェット・オン・ウェット方式により、クリヤート
ップコートを塗装し、同時に焼付けせしめる塗装システ
ムにおける、クリヤー塗料組成物にに遺した、耐酸性、
耐ガソリン性、耐ガスホール性、重膜外観、耐候性等に
優れた塗料組成物に関する。
〔従来の技術〕
自動車ボディーの塗装において、近年、自動車用塗料に
対する強い要望として、高外観品質、高耐久性などが挙
げられる。
これらの要求を満足すべく、顔料を含むヘースコート上
に、クリヤーコートを塗装する2コト一方式が多用され
ている。
従来、クリヤーコート用塗料としては、アクリルメラミ
ン系の熱硬化性溶剤型塗料が多用されいる。
(発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、アクリル、メラミン樹脂系塗料は、酸性
雨に対する抵抗性が十分でなく、ブリスター、白化、雨
しみ等を発生し、耐久性が不足している。
これに対して特開平1−139653では、酸基とエポ
キシ基の硬化反応を主体とした熱硬化性溶剤型塗料組成
物が提案されている。
上記の酸基とエポキシ基の硬化反応を主体とした熱硬化
性溶剤型塗料組成物は、酸性雨に対する抵抗性、耐久性
、外観等は問題はないが、燃料として使われるガソリン
に対する抵抗性が弱く、特に、ガソリン中にアルコール
を含む場合には、その抵抗性(耐ガスホール性)が劣っ
ていた。
このことにより自動車用塗料としての要望を、十分溝た
していなかった。
〔課題を解決するための手段] 本発明者らは、ベースコート上にウニ・ノド・オン・ウ
ェット塗装方式における上塗用クリヤー塗料組成物にお
いて、従来の酸基とエポキシ基の硬化反応を主体とした
熱硬化性溶剤型塗料組成物で、酸性雨に対する抵抗値、
耐久性、塗膜外観を充分保持しつつ、特定量の有機ホス
フィンのポリンまたは有機ポリン錯体を加えることによ
り、耐ガソリン性及び耐ガスホール性が優れていること
を見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、 (a)酸基を有する単量体とその他の共重合可能な単量
体からなり、酸価が3O−150KOHmg/g、数平
均分子量が3,500〜20,000であるアクリル系
共重合体、 (b)エポキシ基を有する単量体とその他共重合可能な
単量体からなり、エポキシ当量が200〜1,000g
 /eq、数平均分子量が500〜5,000であるア
クリル系共重合体および (c)有機ホスフィンのポリンまたは有機ポリン錯体 を含んでなり、 (a)の酸基と(b)のエポキシ基の
当量比が、1: 0.5〜0.5:1で、かつ(a)と
(b)の全量100重量部に対して(c)が0.01〜
3重量部より、なる塗料組成物に関する。
本発明において、アクリル系共重合体(a)に用いる酸
基を有する単量体としては、例えば、アクリル酸、メタ
クリル酸、或いはマレイン酸、無水マレイン酸、イタコ
ン酸及びそれらのモノエステル化物が挙げられ、これら
の1種以上を用いることができる。
これら単量体の中でも、特に、アクリル酸、メタクリル
酸が好ましい。
共重合可能な単量体としては、メチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)
アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソ
ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ
)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ
ート、ステアリル(メタ)アクリレート、トリデシル(
メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレ
ート、ヘンシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ
)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート、14−ブタンジオー
ルモノ (メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート等のアクリル酸およびメタアクリル酸のエ
ステル類を用いることができる。
なお、上記化合物において、例えば、メチル(メタ)ア
クリレートは、メチルメタクリレートおよびメチルアク
リレートを意味する。
その他の共重合可能な単量体としては、例えば、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アクリロニ
トリル、メタクリルニトリル、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチロ
ールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、塩
化ビニル、プロピレン、エチレン、04〜C2゜のα−
オレフィン等が挙げられる。
酸基を有する単量体は、アクリル系共重合体(a)の酸
価が30〜150KOHmg/gになるように使用量を
限定するのが適当である。
酸価が30KOHmg/g未満の時は、硬化性が不足し
耐溶剤性が劣り、また酸価が150KOHmg/gを越
えて大きいと、溶剤に対する溶解性が劣り、塗料に沈澱
物が生じるなど塗料の安定性が悪く、溶剤塗料としては
実用的でない。好ましい酸価の範囲は50〜120にO
H■/gである。
なお、上記の酸価とは、樹脂1gを中和するのに要する
KOHの■数で表され、単位はKO8■/gである。
数平均分子量は、GPCを用いたポリスチレンを標準と
して測定し得られた値であり、この数平均分子量は3,
000〜20.000の範囲が適当である。
数平均分子量が3.500未満の時は、耐溶剤性が劣り
、また洗車時等のブラシによるスリ傷がつきやすく、ま
た耐水性が劣り、塗膜品質を良好に保つ上での耐久性が
劣る。またヘースコートとのウェット・オン・ウェット
塗装においてヘースコートとクリヤコートの混じりが生
しツヤピケとなり塗膜外観が劣る。
数平均分子量が20.000を越えて大きいと、塗装時
の不揮発分が低く、かつ塗膜外観が悪くなる。
好ましい数平均分子量は、5.000〜20 、000
、更に好ましくは5.500〜20 、000の範囲で
ある。
アクリル系共重合体(a)のガラス転移点は、50℃以
下が好ましく、更には一20″C〜40″Cであること
が好ましい。
酸基を有する共重合体としては、アクリル系共重合体で
あることが必要で、他の重合体、例えば酸基を有するポ
リエステル樹脂をアクリル共重合体基(a)の替わりに
用いた場合、耐酸性が劣り、酸性雨による雨シミが発生
し実用的ではない。
アクリル系共重合体(a)は常法により合成することが
でき、溶液重合法、懸濁重合法、塊状重合法、乳化重合
法等の公知の何れの重合法にても製造することができる
その際、重合開始剤としては、例えば、アゾビスイソブ
チロニトリル、4,4゛−アゾビス(4−シアノペンタ
酸)、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキ
シ−2−エチルヘキサノエート、クメンハイドロパーオ
キサイド、カリウムバーサルフェート、過酸化水素、2
.2゛−アゾビス〔2メチル−N−(2−ヒドロキシエ
チル)プロピオアミド]等を用いることができ、また必
要に応して、連鎖移動剤として、ドデシルメルカプタン
、メルカプトエタノール、α−メチルスチレンダイマー
等を用いることができる。
本発明においてアクリル共重合体(b)に用いるエポキ
シ基を有する単量体としては、例えば、グリシジルメタ
アクリレート、グリシジルアクリレート、メチルグリシ
ジルメタアクリレート、メチルグリシジルアクリレート
、アクリルグリシジルエーテル等が挙げられ、これらを
1種以上用いることができる。
その他の共重合可能な単量体としては、アクリル系共重
合体の(a)で記載した、共重合可能な単量体として例
示したもの全て用いることができる。
またアクリル系重合体(b)は、アクリル共重合体(a
)と同様に、常法により合成することができ、アクリル
系共重合体(a)で記載した重合法並びに重合開始剤、
必要に応し連鎖移動剤を用い製造することができる。
エポキシ基を有する単量体は、アクリル系重合体(b)
のエポキシ当量が200〜1,000g/eqになるよ
うに使用量を限定するが適当である。
エポキシ当量が 1,000g/eqを越えて大きい場
合は硬化性が不足し耐溶剤性が劣る。また、エポキシ当
量が200g/eq未溝の場合は、塗膜の表面が平滑と
ならず、好ましい塗膜品質を得ることができない。
なお、上記のエポキシ当量とは、エポキシ基の1g当量
当たりの樹脂の重量g数で表される。単位はg/eqで
ある。
アクリル共重合体(b)の数平均分子量は、500〜s
、oooの範囲が適当である。
数平均分子量が500未満であると、反応性が増すが、
耐久性が劣り、望ましい塗膜が得難くなる傾向がある。
また、s、 oooを越えて大きいと、焼付時にアクリ
ル共重合体(a)と硬化反応を行う際に、反応が充分に
進行せず耐溶剤性が劣る。
これは、本発明がアクリル系共重合体(a)とアクリル
共重合体(b)から構成された高分子間架橋反応を用い
ているためと考えられ、すなわちアクリル系共重合体(
b)の数平均分子量が、5.000を越えて大きい場合
は、架橋反応初期において未硬化塗料の粘度上昇が著し
く、その後の架橋反応において、酸基とエポキシ基の衝
突反応頻度を減じるためと推定される。
好ましくは、アクリル系共重合体(b)の数平均分子量
はアクリル共重合体(a)のそれを下まわることが望ま
しい。アクリル系共重合体(b)は、アクリル系共重合
体(a)に対する硬化剤として作用する。
アクリル系共重合体(b)のガラス転移点は、50°C
以下であることが適当であり、更には一20°C〜40
℃であることが好ましい。
アクリル系共重合体(a)と(b)が有する酸基とエポ
キシ基の当量比は、1 :  0.5〜0.5:1であ
るように塗料を調整することが必要である。
これ以外の範囲では、塗膜の耐溶剤性、耐水性が劣る。
本発明において用いられる有機ホスフィンのボリンまた
は有機ポリン錯体(C)は、有機ホスフィンまたは有機
ボリンとの配位化合物で式(1)(式中、R1はアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、アルアルキルまたはアリ
ール基であり、R2〜R&は水素、アルキル、アルケニ
ル、アルキニル、アルアルキルマタはアリール基である
。) で表される化合物である。
具体的な化合物は、例えば、(C6H5)3P:B)+
3、(CaL) 3PCB(CH3) 3、 (CJs
)iP:B(CzHs)z、(CJshP:BH(CJ
Jz、 (C6H5)3P:B(CJsL、(P−CI
3CJ4)コP:B(CH3)!、 (C4H9) z
:B(CHz) x、(CJs) JP:B(CHi)
 x、 (Cuff)Kl(P:BH(Cuコ)2など
が挙げられる。
この有機ホスフィンのボリンまたは有機ボリン錯体(c
)は、1種以上の混合物としても用いることができる。
この有機ホスフィンのボリンまたは有機ポリン錯体(C
)は、酸基とエポキシ基の反応触媒として作用する。
更に4級ホスホニウム塩、4級アンモニウム塩、3級ホ
スフィン、3級アミン類、有機金属化合物、有機酸金属
塩、イミダゾール、ルイス酸、ホウ酸エステル類を併用
して使用することもできる。
有機ホスフィンのボリンまたは有機ポリン錯体(c)は
、(a)と(b)の全量100重量部に対して、0.0
1〜3重量部の範囲が適当である。
有機ポリン錯体が0.01重量部未満では、耐ガソリン
性、耐ガスホール性が劣る。また3重量部を越えて大き
いと、塗料の貯蔵時に粘度が上昇し、安定性が劣り実用
に適さない。
本発明の熱硬化性溶剤型塗料に用いることのできる溶剤
は、例えば、ヘキサン、ヘプタンの如き脂肪族炭化水素
、トルエンまたはキシレンの如き芳香族炭化水素、主と
して脂肪族炭化水素よりなるが、若干の芳香族炭化水素
を含有する種々の沸点範囲の石油留分、酢酸ブチル、エ
チレングリコールジアセテート、2−エトキシエチルア
セテートの如きエステル、アセトンおよびメチルイソブ
チルケトンの如きケトン類、およびブチルアルコールの
如きアルコール等が挙げられる。
上記溶剤は、脂肪族炭化水素並びに芳香族炭化水素が好
ましく、50重量%以上用いることが好ましい。
本発明の塗料組成物の調合は、アクリル系共重合体(a
)、アクリル系共重合体(b)及び有機ホスフィンのポ
リンまたは有機ポリン錯体(C)を、(a)中の酸基と
(b)のエポキシ基の当量比が1 :  0.5〜0.
5〜1となり、かつ(c)が(a)と(b)の合計10
0重量部に対し0.01〜3重量部となるように常法に
より配合すればよい。
更に必要に応して、(a)、(b)および(c)成分以
外に、慣用の他の成分、例えば、有機モンモリロナイト
、ミクロゲル、ポリアミド、ポリエチレンワックスのよ
うな粘度改質剤や、シリコーン、アクリル系の有機高分
子の表面調整剤、紫外1s@収刑などの耐候安定剤、メ
ラミン樹脂、ブロックイソシアナート樹脂等を配合して
もよい。
更にまた、クリヤーコートに、少量の顔料を配合し、完
全な隠蔽性の発現しない程度に着色してもよい、得られ
たクリヤーコート組成物は、適当な溶剤を希釈シンナー
として用い、所定粘度に調整される。その際芳香族及び
樹脂族炭化水素系溶剤を50重量%以上使用することが
好ましい。
ベースコートの塗料としては、自動車塗装において使用
可能なもの全てを用いることが出来る。
ベースコート塗料は、樹脂、着色剤、金属a料を含み、
樹脂としては、アクリル−メラミン樹脂系、ポリエステ
ル−メラミン樹脂系が一般的である。
ベースコートの塗料に使用される金属顔料及び着色料と
しては、例えばアルミニウムフレーク、銅ブロンズフレ
ーク、及びマイカが挙げられる。
着色料としては、例えば無機顔料、特に二酸化チタン、
酸化鉄、酸化クロム、クロム酸鉛及びカーボンブラック
、並びに有機顔料としては、フタロシアニンブルー及び
フタロシアニングリーンが挙げられる。
またベースコート塗料組成物は、更に界面活性剤、フロ
ーコントロール剤、チクソトロピー剤、ミクロゲル、紫
外線吸収剤、触媒等の通常の添加剤を用いることができ
る。更にセルロース系の樹脂を配合することもできる。
本発明の塗料組成物をクリヤーコートとして使用する方
法としては、代表的に次のような方法が例示できる。
ベースコートを基材に塗布した後、フラ、シュ時間をお
き、クリヤーコートを塗布する。
フラッシュ時間は、室温で1〜10分間放置するか、適
当な80’C程度の加熱行程を加えてもよい。
被塗装物に、ベースコート並びにクリヤーコートが塗布
された後、5分から20分程度のセツティング時間をと
った後、被塗装物は約IOθ〜180°Cで約5〜60
分間焼付られる。
一般的なりリヤーフィルムの膜厚は20〜60μである
クリヤーコート組成物を塗布する方法は、通常の方法、
例えば、ハケ塗り塗装、スプレー塗装、浸漬塗装等を用
いてもよいが、スプレー塗装は、優れた塗膜外観を付与
するために好ましい方法である。スプレー塗装法は、例
えばエアー霧化方式、ベル霧化方式等が挙げられる。
本発明の塗料組成物は、ベースコート上にウェット・オ
ン・ウェット方式により塗装される、自動車ボディーの
塗装において、耐酸性、耐ガソリン性、耐ガスホール性
、塗膜外観、耐候性等の優れた塗膜に仕上げることがで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明を、更に具体的に説明するため、実施例及
び比較例をあげて説明するが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。
また、説明中の「部」及びF%」ば、こされりのない限
り重量によるものである。
るアク ル 此 ム (a)の 参考例1 攪拌機、温度計、還流コンデンサー及び窒素導入管を備
えた4つロフラスコに、窒素をパージした後、ソルヘン
ソ11100 (エッソ社製、芳香族炭化水素、沸点1
50〜177℃)85部、n−ブタノール15部を仕込
み、100℃で加熱昇温した。
表−1に示す原料を5時間にわたり滴下して、さらにそ
の後は100’Cで6時間保持して、固形分約50重量
%の、酸基を有するアクリル系共重合体(a−1)〜(
a〜7)を得た。
エポキシ    るアク ル 社 人 (b)の整 参考例2 参考例1で用いたと同様の反応装置に、窒素をパージし
た後、ソルヘッソ11100 (エッソ社製、芳香族炭
化水素、沸点150〜177℃)150部を仕込み、1
40℃に加熱昇温した。
表−2に示す原料を5時間にわたり滴下して、さらにそ
の後は100°Cで6時間保持した後、ツルペッツ11
00 50部を減圧下(〜30mwHg)で加温して留
去し、固形分約50重量%のエポキシ基を有するアクリ
ル系共重合体(b−1)〜(b−6)を得た。
ベースコート 5の− 参考例3 攪拌機、温度計、コンデンサーを備えた4ツロフラスコ
に、キシレン100部を仕込み、100°Cに加熱昇温
した。ここにスチレン10部、メチルメタクリレート1
0部、ブチルアクリレート30部、イソブチルアクリレ
ート35部、2−ヒドロキシメタクリレート12部、メ
タクリル酸3部、アゾビスブチロニトリル2部よりなる
原料を混合し、4時間にわたり滴下して、更にその後も
同温度で6時間保持して、固形公約50%のアクリル樹
脂を得た。
このアクリル樹脂180部、ニーパン205E−60(
ブチル化メラミン樹脂、三井東圧化学社製、固形分60
%) 37.5部、アルミペースト716ON (東洋
アルミニウム社製) 16.8部を攪拌機にて攪拌混合
した。
上記で得たベースコート塗料組成物を下記混合溶剤にて
希釈しFord Cup 114にて13秒/25°C
に粘度調整し、メタリックベースコート塗料(3−1−
1)を得た。
酢酸エチル          15部トルエン   
        40部ソルヘッソ1100 (エッソ
社製)35部セルローズアセテート     10部ソ
   カー−ベースコート   3−1−2のソリッド
カラーベースコート塗料を下記の様に配合した。
(3−1−1)で合成したベース用  60.7部アク
リル樹脂(固形分50%) 酸化チタンCR−90(石側産業社製)52部上記配合
にてペイントシェーカーにより1時間顔料を分散した。
更にニーパン205E−60を21.7部加え、下記混
合溶剤にて希釈しFord Cup 14にて13秒7
25℃に粘度調整し、ソリッドカラーベースコート塗料
(3−1−2)を得た。
トルエン           60部ツルペッツ11
100 (エッソ社It)  30部n−ブタノール 
       lO部り盲ヤーコー  Sのi 参考例4 クリヤーコート塗料を表−3に示す割合で配合し、更に
樹脂固形分に対し0.2重置%のレジミンクスRL−4
(レヘリング剤 三井東圧化学社製)を加え、攪拌機に
て攪拌し、ツルペッツ11100 50部、ツルペッツ
11150 50部(エッソ社製)よりなる混合溶剤に
て希釈し、Ford Cup 14にて30秒/25°
Cに粘度調整し、クリヤーコート塗料を得た。
m目 実施例1 アクリル系共重合体(a−1)、アクリル系共重合体(
b−1)及び有機ホスフィンのボリンまたは有機ポリン
錯体(C)としてトリフェニルホスフィン−トリフェニ
ルボランを表−3に示す割合で配合し、参考例4に示す
手法でクリヤーコート塗料を調整した。
参考例3ので調整したメタリックベースコート塗料(3
−1−1)を、自動車車体用鋼板にカチオン電着塗料を
塗布、焼付した被塗物に、エアースプレーにて塗装後3
分間のセツティング後、上記クリヤーコート塗料をウェ
ット・オン・ウェット塗装し、10分間セツティング後
、140°Cで20分間加熱しテスト板を得た。
クリヤーフィルム膜厚並びに塗膜性能は表−4に示す。
実施例2〜4、比較例1〜8 実施例1と同様に表−3に示す割合で塗料を調整し、同
様の方法でテスト板を得た。
実施例5 実施例1と同様に表−3に示す割合でクリヤーコート塗
料を調整した。
実施例1と同様の被塗物に参考例3ので調整したソリッ
ドカラーベースコート塗料(3−2)をエアースプレー
にて塗装後3分間セツティング後、上記クリヤーコート
塗料をウェット・オン・ウェット塗装し、10分間セン
ティング後、 140°Cで20分間加熱しテスト板を
得た。
クリヤーフィルム膜厚並びに塗膜性能は表−4に示す。
なお、性能評価は次のようにして行った。
l)目視外観 塗膜外観の秀れているものを◎、劣るものを×とした。
2)耐酸性 40 vo1%tlzsOa塗膜に滴下し、50℃で5
時間放置後ふきとり観察した。痕跡のないものを◎、痕
跡がついているものを×で評価した。
3)耐ガソリン性 40℃のガソリンに2時間塗膜を浸漬した後塗膜を観察
した。異常のないものをO1異常が発生したものを×で
評価した。
4)耐ガスホール性 40℃のガソリン(10vo1%のメタノールを含む)
に2時間塗膜を浸漬した後塗膜を観察した。異常のない
ものを◎、異常が発生したものを×で評価した。
5)耐溶剤性 キジロールを含浸させたガーゼで塗膜表面を往復50回
擦った後、観察した。痕跡の全くないものを◎、少し痕
跡あるものを○、痕跡がついているものを×で評価した
6)耐水性 50°Cの温水に48時間塗膜を浸漬した後、塗膜を観
察した。異常のないものを◎、わずかに白化しているも
のをO1白化、ブリスターの著しいものを×で評価した
7)貯蔵安定性 塗料組成物を粘度調整し、50℃で10日間保存した後
、塗料粘度を測定した。その結果、僅かに粘度上昇した
ものをO2試験途中でゲル化したものを×で評価した。
〔発明の効果〕
本発明の塗料組成物は、従来のものに比べ、耐ガソリン
性、耐ガスホール性、耐酸性、塗膜外観共に優れている
ことが、表−4から明らかである。
特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)酸基を有する単量体とその他の共重合可能な
    単量体からなり、酸価が30〜150KOHmg/g数
    平均分子量が3,500〜20,000であるアクリル
    系共重合体、 (b)エポキシ基を有する単量体とその他共重合可能な
    単量体からなり、エポキシ当量が200〜1,000g
    /eq、数平均分子量が500〜5000であるアクリ
    ル系共重合体、及び (c)有機ホスフィンのポリンまたは有機ポリン錯体 を含んでなり、(a)の酸基と(b)のエポキシ基の当
    量比が、1:0.5〜0.5:1で、かつ、(a)と(
    b)の全量100重量部に対して(c)が0.01〜3
    重量部よりなる塗料組成物。 2、アクリル系共重合体(a)のガラス転移点が50℃
    以下である請求項1記載の塗料組成物。 3、アクリル系共重合体(b)のガラス転移点が50℃
    以下である請求項1記載の塗料組成物。
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