JPH04136352U - 作業用走行車における前後進切換機構の無人操作装置 - Google Patents
作業用走行車における前後進切換機構の無人操作装置Info
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- JPH04136352U JPH04136352U JP5221191U JP5221191U JPH04136352U JP H04136352 U JPH04136352 U JP H04136352U JP 5221191 U JP5221191 U JP 5221191U JP 5221191 U JP5221191 U JP 5221191U JP H04136352 U JPH04136352 U JP H04136352U
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- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 前後進切換え機構に無人操作装置を連結する
にあたり、有人操作と無人操作を切換える操作切換え機
構を不要にして部品点数の削減を計ると共に、操作性を
向上させる。 【構成】 中立位置では主変速レバー5の手動前後進切
換え操作を許容する作動アーム11を設け、該作動アー
ム11のモータ駆動に伴う揺動で主変速レバー5を無人
変速操作すると共に、変速操作後は作動アーム11が中
立位置に自動復帰するよう構成する。
にあたり、有人操作と無人操作を切換える操作切換え機
構を不要にして部品点数の削減を計ると共に、操作性を
向上させる。 【構成】 中立位置では主変速レバー5の手動前後進切
換え操作を許容する作動アーム11を設け、該作動アー
ム11のモータ駆動に伴う揺動で主変速レバー5を無人
変速操作すると共に、変速操作後は作動アーム11が中
立位置に自動復帰するよう構成する。
Description
【0001】
本考案は、水田作業機等の作業用走行車における前後進切換機構の無人操作装
置に関するものである。
【0002】
今日、この種作業用走行車においては、操作の省力化や安全性の向上を計る目
的で、走行機体を自動操作したり、遠隔操作する等の無人操作が試みられており
、そしてこの場合には、前後進切換レバーの手動操作に代つて前後進切換機構を
作動せしめる無人操作用のアクチユエータを設ける必要がある。しかるに従来、
前後進切換機構に無人操作用アクチユエータを連結したものにおいては、無人操
作中に前後進切換レバーの手動操作が許容されないため、無人操作と有人操作と
に併用する場合には、操作を切換える度にアクチユエータを連結したり、切り離
したりする等の面倒な着脱作業が伴つて作業性に問題が生じる。そこで、アクチ
ユエータをいちいち着脱することなく無人操作と有人操作とを切換可能な操作切
換機構を設けることが考えられるが、この場合でも切換え操作が依然として必要
である許りでなく、部品点数が殊更多くなるという新たな問題が生じる。
【0003】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用
走行車における前後進切換機構の無人操作装置を提供することを目的として創案
されたものであつて、前後進切換レバーの手動操作に基づいて走行機体の前後進
を切換える前後進切換機構を備えてなる作業用走行車において、前記前後進切換
機構に、前後進切換レバーの手動操作に代つて前後進切換機構を切換作動せしめ
る無人操作機構を連繋するに、該無人操作機構には、前後進切換レバーの手動前
進操作および手動後進操作を許容する中立位置と、前後進切換レバーを前進操作
側に無人操作する無人の前進操作位置と、前後進切換レバーを後進操作側に無人
操作する無人の後進操作位置とに移動自在な無人作動部を設けると共に、該無人
作動部を司るアクチユエータには、前記無人の前進操作位置もしくは後進操作位
置に作動した無人作動部を自動的に中立位置に復帰せしめる中立自動復帰手段が
設けられていることを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、操作切換機構を不要にして部品点数の削
減を計ると共に、切換操作を行うことなく無人操作と有人操作とに併用可能にし
て操作性を著しく向上させることができるようにしたものである。
【0004】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1は乗用
型田植機の走行機体であつて、該走行機体1の前部にはエンジン2が搭載される
一方、後部には植付作業部3が昇降自在に連結され、また中間部には運転操作部
4が配設されるが、これらの基本構成は何れも従来通りである。
【0005】
5は運転操作部4に配設される主変速レバーであつて、該主変速レバー5は、
操作ポジシヨンとして第一の前進位置F1(作業走行)、第二の前進位置F2(
路上走行)、中立位置N、後進位置Rを有するが、作業走行時においては、直線
上に位置する前進位置F1、中立位置N、後進位置Rのみを用いるようになつて
いる。尚、5aは主変速レバー5を常時前方に向けて付勢する弾機である。
【0006】
一方、6は運転操作部4に配設される無人操作装置であつて、該無人操作装置
6は、減速機構付きのモータ7、該モータ7に連結されるトルクリミツタ8、該
トルクリミツタ8の出力ギヤ8aに噛合するセクタギヤ9、該セクタギヤ9が後
端に固設される連結軸10、該連結軸10の前端に固設される作動アーム11、
該作動アーム11の作動位置を検知するアーム位置センサ12、さらに主変速レ
バー5が前進位置F1に位置することを検知する前進センサ13、同様に後進位
置に位置することを検知する後進センサ14等で構成され、そして無人操作装置
6においては、後述する制御部15の指令に基づいたモータ7の正逆駆動により
作動アーム11を左右揺動せしめることで主変速レバー5を無人操作するように
なつている。
【0007】
即ち、前記作動アーム11は、所定間隔(主変速レバー15の操作ストローク
よりも大きい)を存して並列する一対の接当部11aを一体に有するべく平面視
略コ字状に形成され、そしてこのものはモータ7の正逆駆動に基づき、主変速レ
バー5の手動操作を許容する中立位置と、主変速レバー5を前進位置F1まで押
圧操作する前進操作位置と、主変速レバー5を後進位置Rまで押圧操作する後進
操作位置とに揺動変姿自在に構成されている。
【0008】
前記制御部15は、所謂マイクロコンピユータを用いて構成される制御ユニツ
トであつて、このものは、前記アーム位置センサ12、前進センサ13、後進セ
ンサ14、図示しない遠隔操作装置等から信号を入力する一方、これら入力信号
に基づく判断で、前記モータ7、主クラツチ用無人操作装置(図示せず)等に作
動信号を出力するべく構成されている。つまり、遠隔操作装置からの操作信号に
基づいて主変速等の無人操作制御を行うが、無人操作制御のサブルーチンとして
定義される主変速制御を以下に説明する。
【0009】
主変速制御においては、始めに遠隔操作装置から前進、後進、中立のうち何れ
の指令が入力されているかを判断する共に、該判断に基づいて制御を分岐するが
、前進操作と後進操作は制御概念が同様であるので前進操作と中立操作について
説明する。まず、中立指令の入力状態においては、前記前進センサ13および後
進センサ14がOFFであるか否かが判断される。ここで、前進センサ13がO
Nしていると判断した場合には、主変速レバー5を中立位置Nまで押圧操作する
べく作動アーム11を後進側に向けて揺動させ、一方、後進センサ14がONし
ていると判断した場合には、逆に作動アーム11を前進側に向けて揺動させるが
、前進センサ13および後進センサ14がOFFとなつた後は、作動アーム11
を中立位置まで復帰させるべくモータ7を正逆駆動制御するようになつている。
【0010】
一方、遠隔操作装置から前進指令を入力した場合には、主クラツチフラグのリ
セツトおよび前進センサ13のOFFを確認した後、前進フラグがセツト状態で
あるかリセツト状態であるかを判断する。そして前進操作直後はリセツト状態で
あると判断して前進フラグのセツトおよび前進タイマの起動を行つた後、作動ア
ーム11を前進側に向けて揺動させるが、作動アーム11を作動させた後は前進
センサ13のONを監視し、そして前進センサ13のONを確認した後は、作動
アーム11を後進側に向けて揺動させると共に、これを中立位置で停止させるよ
うになつている。一方、作動アーム11を前進側に向けて揺動させてから前進タ
イマの設定時間が経過しても前進センサ13がONしない場合には、変速ギヤの
噛合位置が合つていないと判断する。そしてこの場合には、作動アーム11を一
旦中立位置まで復帰させると共に、遠隔操作装置においてOFF操作されている
主クラツチを所定時間だけONし、しかる後作動アーム11を前進側に向けて揺
動させて前進変速操作を再度試みるようになつている。
【0011】
叙述の如く構成された本考案の実施例において、有人操作時は、作動レバー1
1が中立位置に位置して主変速レバー5の手動変速操作を許容することになる。
一方、無人操作時は、作動レバー11がモータ7の正逆駆動に基づく揺動で主変
速レバー5を無人操作することになるが、作動レバー11は主変速レバー5を変
速操作した後、中立位置に復帰して主変速レバー5の手動変速操作を許容するこ
とになる。従つて、無人操作装置6をいちいち連結したり、切り離したりするこ
となく有人操作と無人操作とに併用できることは勿論のこと、切換え操作に基づ
いて有人操作と無人操作を切換える操作切換え機構を介設することも不要となり
、この結果、切換え操作を不要にして操作性を向上させることができる許りか、
部品点数を削減して構造の簡略化も計ることができる。
【0012】
しかも、モータ7から作動レバー11に至る伝動経路中にトルクリミツタ8を
設けているので、モータ7に過負荷を作用させて破損を招くような不具合も確実
に防止することができる。
【0013】
さらに、実施例においては、作動レバー11を揺動させてから所定時間内に変
速が完了しない場合に、一旦主クラツチをONにして変速ギヤ位置を変化させて
から再度作動レバー11を揺動させて変速を試みるよう構成されるため、主変速
の無人操作を確実で信頼性の高いものとできる許りか、長時間モータ7を駆動し
てモータ7を破損させるような不具合も確実に防止することができる。
【0014】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、前後進切換機
構に、前後進切換レバーの手動操作に代つて前後進切換機構を切換作動せしめる
無人操作機構を連繋するものでありながら、前後進切換レバーを無人操作する無
人作動部は、前後進切換レバーを前進操作もしくは後進操作した後は、前後進切
換レバーの手動前進操作および手動後進操作を許容する中立位置に復帰すること
になる。従つて、無人操作機構を連結したり、切り離したりすることなく有人操
作と無人操作とに併用できることは勿論のこと、切換え操作に基づいて有人操作
と無人操作を切換える操作切換え機構を介設することも不要となり、この結果、
切換え操作を不要にして操作性を向上させることができる許りか、部品点数を削
減して構造の簡略化も計ることができる。
【図1】田植機の側面図である。
【図2】無人操作装置の側面図である。
【図3】同上正面図である。
【図4】同上要部断面図である。
【図5】制御機構の概略を示すブロツク図である。
【図6】主変速制御を示すフローチヤートである。
1 走行機体
5 主変速レバー
6 無人操作装置
7 モータ
11 作動アーム
15 制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 前後進切換レバーの手動操作に基づいて
走行機体の前後進を切換える前後進切換機構を備えてな
る作業用走行車において、前記前後進切換機構に、前後
進切換レバーの手動操作に代つて前後進切換機構を切換
作動せしめる無人操作機構を連繋するに、該無人操作機
構には、前後進切換レバーの手動前進操作および手動後
進操作を許容する中立位置と、前後進切換レバーを前進
操作側に無人操作する無人の前進操作位置と、前後進切
換レバーを後進操作側に無人操作する無人の後進操作位
置とに移動自在な無人作動部を設けると共に、該無人作
動部を司るアクチユエータには、前記無人の前進操作位
置もしくは後進操作位置に作動した無人作動部を自動的
に中立位置に復帰せしめる中立自動復帰手段が設けられ
ていることを特徴とする作業用走行車における前後進切
換機構の無人操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991052211U JP2587159Y2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 作業用走行車における前後進切換機構の無人操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991052211U JP2587159Y2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 作業用走行車における前後進切換機構の無人操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136352U true JPH04136352U (ja) | 1992-12-18 |
JP2587159Y2 JP2587159Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=31928659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991052211U Expired - Lifetime JP2587159Y2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 作業用走行車における前後進切換機構の無人操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587159Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180081339A (ko) * | 2017-01-06 | 2018-07-16 | (주)언맨드솔루션 | 자율 주행 차량용 변속 제어 시스템 및 그 작동 방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101131341B1 (ko) * | 2009-08-05 | 2012-04-04 | 서울대학교산학협력단 | 자동 변속기 변속 제어 장치 |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP1991052211U patent/JP2587159Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180081339A (ko) * | 2017-01-06 | 2018-07-16 | (주)언맨드솔루션 | 자율 주행 차량용 변속 제어 시스템 및 그 작동 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2587159Y2 (ja) | 1998-12-14 |
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