JPH04121660A - 渦流探傷用探触子 - Google Patents
渦流探傷用探触子Info
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- JPH04121660A JPH04121660A JP24450290A JP24450290A JPH04121660A JP H04121660 A JPH04121660 A JP H04121660A JP 24450290 A JP24450290 A JP 24450290A JP 24450290 A JP24450290 A JP 24450290A JP H04121660 A JPH04121660 A JP H04121660A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、渦流探傷用探触子に係り、詳しくは連鋳ス
ラブの表面にできるオツシレーションマークのような液
深傷物表面に周期的に存在する疵(傷)の検出に用いら
れる、渦流探傷用探触子に関するものである。
ラブの表面にできるオツシレーションマークのような液
深傷物表面に周期的に存在する疵(傷)の検出に用いら
れる、渦流探傷用探触子に関するものである。
C従来の技術〕
連続鋳造を行う場合には、鋳型の振動に同期して、連鋳
スラブの表面にその長手方向に8〜15關程度の間隔(
ピッチ)でもって幅方向に沿ってsさo、s〜1.5m
m程度のオツシレーションマ−クと呼ばれる表面疵がで
きる。このようなオツシレーションマークを渦流探傷用
探触子を用いて検出する例は見当たらないか、従来の渦
流探傷用探触子としては、以下に説明するものか知られ
ている。
スラブの表面にその長手方向に8〜15關程度の間隔(
ピッチ)でもって幅方向に沿ってsさo、s〜1.5m
m程度のオツシレーションマ−クと呼ばれる表面疵がで
きる。このようなオツシレーションマークを渦流探傷用
探触子を用いて検出する例は見当たらないか、従来の渦
流探傷用探触子としては、以下に説明するものか知られ
ている。
第6図は従来の渦流探傷用探触子の一例を示す構成説明
図、第7図は従来の渦流探傷用探触子によって得られる
検出コイルからの出力信号の説明図、第8図は渦流探傷
用探触子の動作を説明するための図である。
図、第7図は従来の渦流探傷用探触子によって得られる
検出コイルからの出力信号の説明図、第8図は渦流探傷
用探触子の動作を説明するための図である。
第6図に示すように、渦流探傷用探触子は、被探傷物表
面に存在する疵の長さ方向とほぼ直角な図における矢印
で示す走査方向に沿って配される四つの磁極体51a〜
51dを有し磁性体でなる四脚型コア51と、この四脚
盟コア51の外側の二つの励磁用磁極体51a、 51
bにそれぞれ巻かれ直列接続された励磁コイル52a、
52bと、四脚型コア51の内側の二つの検出用磁極体
51c、51dにそれぞれ巻かれた検出コイル53a、
53bとを備えている。
面に存在する疵の長さ方向とほぼ直角な図における矢印
で示す走査方向に沿って配される四つの磁極体51a〜
51dを有し磁性体でなる四脚型コア51と、この四脚
盟コア51の外側の二つの励磁用磁極体51a、 51
bにそれぞれ巻かれ直列接続された励磁コイル52a、
52bと、四脚型コア51の内側の二つの検出用磁極体
51c、51dにそれぞれ巻かれた検出コイル53a、
53bとを備えている。
そして、前記直列接続された励磁コイル52a、52b
は、その端子tl、 12間に交流励磁電流が供給され
、その際に被探傷物側の各磁極の極性か互いに異極とな
るように巻かれている。また、前記検出コイル53a、
53bは、電流を流した場合には被探傷物側の各磁極
の極性か互いに異極となるように巻かれている。なお、
検出コイル53a、53bは、第6図では接続して示し
ているか、実際には渦流探傷器内にて接続され基準電位
として接地されるようになっている。
は、その端子tl、 12間に交流励磁電流が供給され
、その際に被探傷物側の各磁極の極性か互いに異極とな
るように巻かれている。また、前記検出コイル53a、
53bは、電流を流した場合には被探傷物側の各磁極
の極性か互いに異極となるように巻かれている。なお、
検出コイル53a、53bは、第6図では接続して示し
ているか、実際には渦流探傷器内にて接続され基準電位
として接地されるようになっている。
このように構成された渦流探傷用探触子を、所定のリフ
トオフ(コイル先端と被探傷物表面との距離)にて被探
傷物表面の上を疵の長さ方向とほぼ直角な方向に走査す
ると、疵かない場合は、両検出コイル53a、53bに
は等しい誘導起電力が生じ、両検出コイル53a、53
bに発生する誘導起電力の差が取り出される端子t3.
14間の出力はゼロである。そして、第8図に示すよう
に、一方の検出コイル53bか疵に接近しその上を通過
するときに、疵のあるところでは、被探傷物側の磁極の
極性力をN極となっている励磁コイル(図示の例では励
磁コイル52b)から被探傷物を通って被探傷物側の磁
極の極性力をS極となっている励磁コイル(図示の例で
励磁コイル52a)に向かう磁束の一部が渦電流か遮断
されることにより漏洩する。
トオフ(コイル先端と被探傷物表面との距離)にて被探
傷物表面の上を疵の長さ方向とほぼ直角な方向に走査す
ると、疵かない場合は、両検出コイル53a、53bに
は等しい誘導起電力が生じ、両検出コイル53a、53
bに発生する誘導起電力の差が取り出される端子t3.
14間の出力はゼロである。そして、第8図に示すよう
に、一方の検出コイル53bか疵に接近しその上を通過
するときに、疵のあるところでは、被探傷物側の磁極の
極性力をN極となっている励磁コイル(図示の例では励
磁コイル52b)から被探傷物を通って被探傷物側の磁
極の極性力をS極となっている励磁コイル(図示の例で
励磁コイル52a)に向かう磁束の一部が渦電流か遮断
されることにより漏洩する。
この漏洩磁束が検出コイル53bに鎖交して、これに他
方の検出コイル53aに比べて大きな誘導起電力が発生
し、端子t3.14間に第7図の矢印Aで示されるよう
な出力信号がでる。検出コイル53bが傷の上を通過し
、疵が両検出コイル53a、 53bの中間にあるとき
には、漏洩磁束がこの両検出コイル53a、53bに鎖
交して、これらに等しい誘導起電力が発生し、端子t3
.14間の出力はゼロとなる。
方の検出コイル53aに比べて大きな誘導起電力が発生
し、端子t3.14間に第7図の矢印Aで示されるよう
な出力信号がでる。検出コイル53bが傷の上を通過し
、疵が両検出コイル53a、 53bの中間にあるとき
には、漏洩磁束がこの両検出コイル53a、53bに鎖
交して、これらに等しい誘導起電力が発生し、端子t3
.14間の出力はゼロとなる。
そして、もう一方の検出コイル53aか傷に接近しその
上を通過するときに、漏洩磁束がこれに鎖交することに
よってこの検出コイル53aに他方の検出コイル53b
に比べて大きな誘導起電力が発生し、端子t3.14間
に第7図の矢印Bで示されるような出力信号がでる。な
お、第7図に示す不要信号は、励磁コイル52a、52
bがそれぞれ疵の上を通過するときに発生する漏洩磁束
によってでるものである。
上を通過するときに、漏洩磁束がこれに鎖交することに
よってこの検出コイル53aに他方の検出コイル53b
に比べて大きな誘導起電力が発生し、端子t3.14間
に第7図の矢印Bで示されるような出力信号がでる。な
お、第7図に示す不要信号は、励磁コイル52a、52
bがそれぞれ疵の上を通過するときに発生する漏洩磁束
によってでるものである。
ところか、従来の渦流探傷用探触子では、漏洩磁束を検
出する両検出コイルが、励磁コイルと同じ向きに電流を
流した場合に、被探傷物側の各磁極の極性力を隣合う励
磁コイルの被探傷物側のそれとは異極となるように巻か
れていないため、リフトオフか大きくなった場合には深
さの浅い疵の検出が困難であるという問題点がある。
出する両検出コイルが、励磁コイルと同じ向きに電流を
流した場合に、被探傷物側の各磁極の極性力を隣合う励
磁コイルの被探傷物側のそれとは異極となるように巻か
れていないため、リフトオフか大きくなった場合には深
さの浅い疵の検出が困難であるという問題点がある。
すなわち、従来の渦流探傷用探触子の両検出コイルによ
って得られる出力信号においては、検出及び励磁コイル
の被探傷物側の各磁極の極性と出力信号との関係を示す
図の第3図に示すように、渦流探傷器においてX成分と
して設定されるリフトオフの変化による信号と、これに
直角なX成分としてとり出される疵による信号との位相
角差が約40°となるので、リフトオフが太き(なった
場合、疵による信号の大きさが小さくなる。
って得られる出力信号においては、検出及び励磁コイル
の被探傷物側の各磁極の極性と出力信号との関係を示す
図の第3図に示すように、渦流探傷器においてX成分と
して設定されるリフトオフの変化による信号と、これに
直角なX成分としてとり出される疵による信号との位相
角差が約40°となるので、リフトオフが太き(なった
場合、疵による信号の大きさが小さくなる。
また、従来の渦流探傷用探触子を、オツシレーションマ
ークのような被探傷物表面に周期的に存在し、その疵同
士の間隔かほぼ一定範囲内にあるような疵の検出に適用
しようとすると、一方の検出用磁極体とそれに隣合う励
磁用磁極体との隙間の走査方向における中央位置から、
他方の検出用磁極体とそれに隣合う励磁用磁極体との隙
間の走査方向における中央位置までの寸法長さか、疵間
隔に対して考慮されていないため、上記寸法長さ(第1
図fat参照)か疵の間隔より長く設定されている場合
、隣合う疵による信号か重なり合って出力信号強度(大
きさ)か低下し、ノイズレベルとの識別か困難になると
いう問題点かある。さらに、各励磁コイルの走査方向の
幅長さか上記の疵間隔に対して考慮されていないため、
上記走査方向の幅が周期的に存在する検出すべき疵の間
隔の最小値より短い場合、励磁コイルか疵の上を通過す
るときにでる不要信号が大きくなって疵の分離検出分解
能か低下するという問題点もある。
ークのような被探傷物表面に周期的に存在し、その疵同
士の間隔かほぼ一定範囲内にあるような疵の検出に適用
しようとすると、一方の検出用磁極体とそれに隣合う励
磁用磁極体との隙間の走査方向における中央位置から、
他方の検出用磁極体とそれに隣合う励磁用磁極体との隙
間の走査方向における中央位置までの寸法長さか、疵間
隔に対して考慮されていないため、上記寸法長さ(第1
図fat参照)か疵の間隔より長く設定されている場合
、隣合う疵による信号か重なり合って出力信号強度(大
きさ)か低下し、ノイズレベルとの識別か困難になると
いう問題点かある。さらに、各励磁コイルの走査方向の
幅長さか上記の疵間隔に対して考慮されていないため、
上記走査方向の幅が周期的に存在する検出すべき疵の間
隔の最小値より短い場合、励磁コイルか疵の上を通過す
るときにでる不要信号が大きくなって疵の分離検出分解
能か低下するという問題点もある。
この発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たものであって、被探傷物表面に周期的に存在する疵を
それぞれ分離検出できるとともにリフトオフか大きい状
態においても感度良く検出できる、渦流探傷用探触子の
提供をその目的とする。
たものであって、被探傷物表面に周期的に存在する疵を
それぞれ分離検出できるとともにリフトオフか大きい状
態においても感度良く検出できる、渦流探傷用探触子の
提供をその目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明による渦流探傷
用探触子は、被探傷物表面に周期的に存在する疵の長さ
方向と交差する走査方向に沿って配される四つの磁極体
を存し磁性体でなる回訓型コアと、この回訓壓コアの外
側の二つの励磁用磁極体にそれぞれ巻かれ直列接続され
た励磁コイルと、前記回訓型コアの内側の二つの検出用
磁極体にそれぞれ巻かれた検出コイルとを備え、前記両
励磁コイルは交流励磁電流か流された際にその被探傷物
側の各磁極の極性か異極となるように巻かれており、前
記両検出コイルは電流を流した場合にはその被探傷物側
の各磁極の極性力を異極となるように巻かれている渦流
探傷用探触子において、前記両検出コイルを、前記両励
磁コイルと同し向きに電流を流した場合に、被探傷物側
の各磁極の極性力を隣合う励磁コイルの被探傷物側の磁
極の極性とは異極となるように巻き、前記一方の検出用
磁極体とそれに隣合う励磁用磁極体との隙間の前記走査
方向における中央から前記他方の検出用磁極体とそれに
隣合う励磁用磁極体との隙間の前記走査方向における中
央までの寸法長さを、前記周期的に存在する疵の間隔よ
り短くし、さらに前記各励磁コイルの前記走査方向の幅
長さを前記疵の間隔の最小値以上にしたことを特徴とす
る。
用探触子は、被探傷物表面に周期的に存在する疵の長さ
方向と交差する走査方向に沿って配される四つの磁極体
を存し磁性体でなる回訓型コアと、この回訓壓コアの外
側の二つの励磁用磁極体にそれぞれ巻かれ直列接続され
た励磁コイルと、前記回訓型コアの内側の二つの検出用
磁極体にそれぞれ巻かれた検出コイルとを備え、前記両
励磁コイルは交流励磁電流か流された際にその被探傷物
側の各磁極の極性か異極となるように巻かれており、前
記両検出コイルは電流を流した場合にはその被探傷物側
の各磁極の極性力を異極となるように巻かれている渦流
探傷用探触子において、前記両検出コイルを、前記両励
磁コイルと同し向きに電流を流した場合に、被探傷物側
の各磁極の極性力を隣合う励磁コイルの被探傷物側の磁
極の極性とは異極となるように巻き、前記一方の検出用
磁極体とそれに隣合う励磁用磁極体との隙間の前記走査
方向における中央から前記他方の検出用磁極体とそれに
隣合う励磁用磁極体との隙間の前記走査方向における中
央までの寸法長さを、前記周期的に存在する疵の間隔よ
り短くし、さらに前記各励磁コイルの前記走査方向の幅
長さを前記疵の間隔の最小値以上にしたことを特徴とす
る。
〔作 用〕
この発明による渦流探傷用探触子においては、従来の渦
流探傷用探触子の二つの検出コイルが、電流を流した場
合、被探傷物側の各磁極の極性力を異極となるように単
に巻かれているのに対して、二つの検出コイルが、励磁
コイルと同じ向きに電流を流した場合、被探傷物側の各
磁極の極性力を隣合う励磁コイルの被探傷物側のそれと
は異極となるように巻かれている。したがって、第3図
に示すように、渦流探傷器においてX成分として設定さ
れるリフトオフの変化による信号と、これに直角なX成
分としてとり出される疵による信号との位相角差が約8
5°となるので、被探傷物の疵をリフトオフか大きくな
った場合においても従来に比へりフトオフに影響されず
に検出できる。
流探傷用探触子の二つの検出コイルが、電流を流した場
合、被探傷物側の各磁極の極性力を異極となるように単
に巻かれているのに対して、二つの検出コイルが、励磁
コイルと同じ向きに電流を流した場合、被探傷物側の各
磁極の極性力を隣合う励磁コイルの被探傷物側のそれと
は異極となるように巻かれている。したがって、第3図
に示すように、渦流探傷器においてX成分として設定さ
れるリフトオフの変化による信号と、これに直角なX成
分としてとり出される疵による信号との位相角差が約8
5°となるので、被探傷物の疵をリフトオフか大きくな
った場合においても従来に比へりフトオフに影響されず
に検出できる。
また、一方の検出コイルか巻かれた検出用磁極体とそれ
に隣合う励磁用磁極体との隙間の走査方向における中央
から、他方の検出コイルが巻かれた検出用磁極体とそれ
に隣合う励磁用磁極体との隙間の走査方向における中央
までの寸法長さLlか、周期的に存在する検出すべき疵
の間隔より短くされている。そのため、疵の間隔と出力
信号強度(規格化したもの)との関係を示す図の第4図
に示すように、上記の寸法長さLlより大きい間隔で存
在する疵に対しては、検出コイルからの出力信号がセロ
となることな(常に得られ、周期的に存在する疵をそれ
ぞれ確実に分離検出することができる。
に隣合う励磁用磁極体との隙間の走査方向における中央
から、他方の検出コイルが巻かれた検出用磁極体とそれ
に隣合う励磁用磁極体との隙間の走査方向における中央
までの寸法長さLlか、周期的に存在する検出すべき疵
の間隔より短くされている。そのため、疵の間隔と出力
信号強度(規格化したもの)との関係を示す図の第4図
に示すように、上記の寸法長さLlより大きい間隔で存
在する疵に対しては、検出コイルからの出力信号がセロ
となることな(常に得られ、周期的に存在する疵をそれ
ぞれ確実に分離検出することができる。
さらに、励磁用磁極体に巻かれた励磁コイルの走査方向
の幅長さか周期的に存在する疵の間隔の最小値以上とさ
れているので、励磁コイルの走査方向の幅長さと不要信
号強度(規格化したもの)との関係を示す図の第5図に
示すように、励磁コイルか疵の上を通過する際の磁気回
路のインピーダンスの変化が低減されて不要信号の強度
(大きさ)か小さくなり、疵の分離検出分解能の低下を
防止することかできる。
の幅長さか周期的に存在する疵の間隔の最小値以上とさ
れているので、励磁コイルの走査方向の幅長さと不要信
号強度(規格化したもの)との関係を示す図の第5図に
示すように、励磁コイルか疵の上を通過する際の磁気回
路のインピーダンスの変化が低減されて不要信号の強度
(大きさ)か小さくなり、疵の分離検出分解能の低下を
防止することかできる。
第1図(a)はこの発明による渦流探傷用探触子の一例
を示す構成説明図、第1図(blは第1図(alのB−
B線断面図、第2図は第1図(alに示す励磁コイル及
び検出コイルの説明図である。
を示す構成説明図、第1図(blは第1図(alのB−
B線断面図、第2図は第1図(alに示す励磁コイル及
び検出コイルの説明図である。
第1図(a)及び(b)に示すように、渦流探傷用探触
子は、被探傷物表面に存在する傷の長さ方向とほぼ直角
な図の矢印で示す走査方向に沿って配される断面長方形
の四つの磁極体1a−1dを有し、フェライトでなる四
周型コアlと、この四周型コア■の外側の二つの励磁用
磁極体1a、 lbにそれぞれ巻かれ直列接続された励
磁コイル2a、 2bと、四周型コアlの内側の二つの
検出用磁極体1c、 ldにそれぞれ巻かれた検出コイ
ル3a、 3bとにより構成されている。
子は、被探傷物表面に存在する傷の長さ方向とほぼ直角
な図の矢印で示す走査方向に沿って配される断面長方形
の四つの磁極体1a−1dを有し、フェライトでなる四
周型コアlと、この四周型コア■の外側の二つの励磁用
磁極体1a、 lbにそれぞれ巻かれ直列接続された励
磁コイル2a、 2bと、四周型コアlの内側の二つの
検出用磁極体1c、 ldにそれぞれ巻かれた検出コイ
ル3a、 3bとにより構成されている。
この実施例では連鋳スラブの表面に8〜15m+n程度
の範囲のfi′Jl隔てもっててきる前述したオツシレ
ーソヨンマークの検出に適用するため、一方の検出用磁
極体1cとそれに隣合うflIl磁用磁極用磁極体1a
間の走査方向における中央(隙間の走査方向における中
心線)から、他方の検出用磁極体1dとそれに隣合う励
磁用磁極体1bとの隙間の走査方向における中央(隙間
の走査方向における中心線)までの寸法長さLlを7.
5mmとし、各励磁コイル2a、 2bの走査方向の幅
長さL2を10mmとした。
の範囲のfi′Jl隔てもっててきる前述したオツシレ
ーソヨンマークの検出に適用するため、一方の検出用磁
極体1cとそれに隣合うflIl磁用磁極用磁極体1a
間の走査方向における中央(隙間の走査方向における中
心線)から、他方の検出用磁極体1dとそれに隣合う励
磁用磁極体1bとの隙間の走査方向における中央(隙間
の走査方向における中心線)までの寸法長さLlを7.
5mmとし、各励磁コイル2a、 2bの走査方向の幅
長さL2を10mmとした。
そして、第2図に示すように、上記直列接続された励磁
コイル2a、 2bは、その端子tl、 12間に交流
励磁電流か供給された際に被探傷物側の各磁極の極性か
互いに異極となるように巻かれている。
コイル2a、 2bは、その端子tl、 12間に交流
励磁電流か供給された際に被探傷物側の各磁極の極性か
互いに異極となるように巻かれている。
一方、検出コイル3a、 3bは、上記両励磁コイル2
a、 2bと同じ向きに電流を流した場合に、被探傷物
側の各磁極の極性か隣合う励磁コイルの被探傷物側の磁
極の極性とは異極となるように巻かれている。例えば、
第2図の矢印で示す向きに電流を流した場合、図に示す
ように、励磁コイル2aの極性はS極、これと隣合う検
出コイル3aの極性はN極となり、他方の励磁コイル2
bの極性はN極、これと隣合う検出コイル3bの極性は
S極となる。この両検出コイル3a、 3bの出力は、
端子t3. t4間から両検出コイル3a、 3bに発
生する誘導起電力の差として取り出される。なお、周知
のようにこの両検出コイル3a、 3bは渦流探傷器の
ブリッジ回路の二辺を構成するものであり、第2図では
接続して示しているが、実際には渦流探傷器内にて接続
されて接地(基準電位)されるようになっている。
a、 2bと同じ向きに電流を流した場合に、被探傷物
側の各磁極の極性か隣合う励磁コイルの被探傷物側の磁
極の極性とは異極となるように巻かれている。例えば、
第2図の矢印で示す向きに電流を流した場合、図に示す
ように、励磁コイル2aの極性はS極、これと隣合う検
出コイル3aの極性はN極となり、他方の励磁コイル2
bの極性はN極、これと隣合う検出コイル3bの極性は
S極となる。この両検出コイル3a、 3bの出力は、
端子t3. t4間から両検出コイル3a、 3bに発
生する誘導起電力の差として取り出される。なお、周知
のようにこの両検出コイル3a、 3bは渦流探傷器の
ブリッジ回路の二辺を構成するものであり、第2図では
接続して示しているが、実際には渦流探傷器内にて接続
されて接地(基準電位)されるようになっている。
このように構成される渦流探傷用探触子を用い冷却が施
された渦流探傷器によって、励磁コイル2a、 2bに
周波数IMHzの励磁電流を流しリフトオフ10mmに
て、連鋳スラブのオツシレーションマークの検出試験を
行った。この場合、渦流探傷用探触子は連鋳スラブの直
上に配置され、被探傷物としてのスラブが移動するよう
になっている。また、スラブの輻放熱によるコイルの電
気的特性の劣化を防ぐため、リフトオフは冷却が施され
た状態であってもできるだけ大きく設定できることが好
ましいものである。その結果、従来検出不可能であった
リフトオフ10mmの条件にて、連鋳スラブ表面に周期
的に存在するオッソレーンヨンマークを感度良く検出す
ることができた。
された渦流探傷器によって、励磁コイル2a、 2bに
周波数IMHzの励磁電流を流しリフトオフ10mmに
て、連鋳スラブのオツシレーションマークの検出試験を
行った。この場合、渦流探傷用探触子は連鋳スラブの直
上に配置され、被探傷物としてのスラブが移動するよう
になっている。また、スラブの輻放熱によるコイルの電
気的特性の劣化を防ぐため、リフトオフは冷却が施され
た状態であってもできるだけ大きく設定できることが好
ましいものである。その結果、従来検出不可能であった
リフトオフ10mmの条件にて、連鋳スラブ表面に周期
的に存在するオッソレーンヨンマークを感度良く検出す
ることができた。
以上説明したように、この発明による渦流探傷用探触子
では、二つの検出コイルか、励磁コイルと同じ向きに電
流を流した場合、その被探傷物側の各磁極の極性か隣合
う励磁コイルの被探傷物側のそれとは異極となるように
巻かれているので、疵による信号かりフトオフの変化に
よる信号に対しほぼ直角な位相角を持つものとなり、従
来の渦流探傷用探触子に比べてリフトオフの影響による
検出力低下のすくない疵信号出力が得られる。また、一
方の検出コイルが巻かれた検出用磁極体とそれに隣合う
励磁用磁極体との隙間の走査方向における中央から、他
方の検出コイルが巻かれた検出用磁極体とそれに隣合う
励磁用磁極体との隙間の走査方向における中央までの寸
法長さか、周期的に存在する検出すべき疵の間隔より短
くなるように構成されているので、上記寸法長さより大
きい間隔て存在する疵に対し、検出コイルからの出力は
セロとなることなく常に一定以上のものか得られる。さ
らに、励磁コイルの走査方向の幅長さか周期的に存在す
る疵の間隔の最小値以上とされているので、励磁コイル
か疵の上を通過する際の磁気回路のインピーダンスの変
化が低減され発生する不要信号か大幅に小さくなる。
では、二つの検出コイルか、励磁コイルと同じ向きに電
流を流した場合、その被探傷物側の各磁極の極性か隣合
う励磁コイルの被探傷物側のそれとは異極となるように
巻かれているので、疵による信号かりフトオフの変化に
よる信号に対しほぼ直角な位相角を持つものとなり、従
来の渦流探傷用探触子に比べてリフトオフの影響による
検出力低下のすくない疵信号出力が得られる。また、一
方の検出コイルが巻かれた検出用磁極体とそれに隣合う
励磁用磁極体との隙間の走査方向における中央から、他
方の検出コイルが巻かれた検出用磁極体とそれに隣合う
励磁用磁極体との隙間の走査方向における中央までの寸
法長さか、周期的に存在する検出すべき疵の間隔より短
くなるように構成されているので、上記寸法長さより大
きい間隔て存在する疵に対し、検出コイルからの出力は
セロとなることなく常に一定以上のものか得られる。さ
らに、励磁コイルの走査方向の幅長さか周期的に存在す
る疵の間隔の最小値以上とされているので、励磁コイル
か疵の上を通過する際の磁気回路のインピーダンスの変
化が低減され発生する不要信号か大幅に小さくなる。
したかって、この発明による渦流探傷用探触子を用いる
ことにより、被探傷物表面に周期的に存在する疵をそれ
ぞれ確実に分離検出てきるとともに、従来よりリフトオ
フか大きい状態においても感度良く検出することかでき
る。
ことにより、被探傷物表面に周期的に存在する疵をそれ
ぞれ確実に分離検出てきるとともに、従来よりリフトオ
フか大きい状態においても感度良く検出することかでき
る。
第1図falはこの発明による渦流探傷用探触子の一例
を示す構成説明図、第1図(blは第1図ta+のBB
線断面図、第2図は第1図(alに示す励磁コイル及び
検出コイルの説明図、第3図から第5図はこの発明に係
る図であって、第3図は検出及び励磁コイルの被深傷物
側の各磁極の極性と出力信号との関係を示す図、第4図
は疵の間隔と出力信号強度(規格化したもの)との関係
を示す図、第5図は励磁コイルの走査方向の幅長さと不
要信号強度(規格化したもの)との関係を示す図、第6
図は従来の渦流探傷用探触子の一例を示す構成説明図、
第7図は従来の渦流探傷用探触子によって得られる検出
コイルからの出力信号の説明図、第8図は渦流探傷用探
触子の動作を説明するための図である。 1 フェライトでなる四周型コア、 la、 Ib 励磁用磁極体、Ic、 Id 検出
用磁極体、2a、 2b 励磁コイル、3a、 3b
検出コイル。
を示す構成説明図、第1図(blは第1図ta+のBB
線断面図、第2図は第1図(alに示す励磁コイル及び
検出コイルの説明図、第3図から第5図はこの発明に係
る図であって、第3図は検出及び励磁コイルの被深傷物
側の各磁極の極性と出力信号との関係を示す図、第4図
は疵の間隔と出力信号強度(規格化したもの)との関係
を示す図、第5図は励磁コイルの走査方向の幅長さと不
要信号強度(規格化したもの)との関係を示す図、第6
図は従来の渦流探傷用探触子の一例を示す構成説明図、
第7図は従来の渦流探傷用探触子によって得られる検出
コイルからの出力信号の説明図、第8図は渦流探傷用探
触子の動作を説明するための図である。 1 フェライトでなる四周型コア、 la、 Ib 励磁用磁極体、Ic、 Id 検出
用磁極体、2a、 2b 励磁コイル、3a、 3b
検出コイル。
Claims (1)
- (1)被探傷物表面に周期的に存在する疵の長さ方向と
交差する走査方向に沿って配される四つの磁極体を有し
磁性体でなる四脚型コアと、この四脚型コアの外側の二
つの励磁用磁極体にそれぞれ巻かれ直列接続された励磁
コイルと、前記四脚型コアの内側の二つの検出用磁極体
にそれぞれ巻かれた検出コイルとを備え、前記両励磁コ
イルは交流励磁電流が流された際にその被探傷物側の各
磁極の極性が異極となるように巻かれており、前記両検
出コイルは電流を流した場合にはその被探傷物側の各磁
極の極性力を異極となるように巻かれている渦流探傷用
探触子において、 前記両検出コイルを、前記両励磁コイルと同じ向きに電
流を流した場合に、被探傷物側の各磁極の極性が隣合う
励磁コイルの被探傷物側の磁極の極性とは異極となるよ
うに巻き、前記一方の検出用磁極体とそれに隣合う励磁
用磁極体との隙間の前記走査方向における中央から前記
他方の検出用磁極体とそれに隣合う励磁用磁極体との隙
間の前記走査方向における中央までの寸法長さを、前記
周期的に存在する疵の間隔より短くし、さらに前記各励
磁コイルの前記走査方向の幅長さを前記疵の間隔の最小
値以上にしたことを特徴とする渦流探傷用探触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24450290A JPH04121660A (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 渦流探傷用探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24450290A JPH04121660A (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 渦流探傷用探触子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04121660A true JPH04121660A (ja) | 1992-04-22 |
Family
ID=17119630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24450290A Pending JPH04121660A (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 渦流探傷用探触子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04121660A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009236755A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Honda Motor Co Ltd | センサー及び計測装置 |
JP2011191326A (ja) * | 2011-07-08 | 2011-09-29 | Jfe Steel Corp | 渦流式センサによる厚板の表面欠陥検出方法 |
US8704512B2 (en) | 2008-03-27 | 2014-04-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Nondestructive testing system for steel workpiece |
-
1990
- 1990-09-13 JP JP24450290A patent/JPH04121660A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009236755A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Honda Motor Co Ltd | センサー及び計測装置 |
US8704512B2 (en) | 2008-03-27 | 2014-04-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Nondestructive testing system for steel workpiece |
JP2011191326A (ja) * | 2011-07-08 | 2011-09-29 | Jfe Steel Corp | 渦流式センサによる厚板の表面欠陥検出方法 |
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