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JPH04119370U - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

Info

Publication number
JPH04119370U
JPH04119370U JP3275991U JP3275991U JPH04119370U JP H04119370 U JPH04119370 U JP H04119370U JP 3275991 U JP3275991 U JP 3275991U JP 3275991 U JP3275991 U JP 3275991U JP H04119370 U JPH04119370 U JP H04119370U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
hole
main shaft
compressor
stroke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3275991U
Other languages
English (en)
Inventor
俊之 小倉
祐暢 金野
浩 狩野
Original Assignee
サンデン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サンデン株式会社 filed Critical サンデン株式会社
Priority to JP3275991U priority Critical patent/JPH04119370U/ja
Publication of JPH04119370U publication Critical patent/JPH04119370U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出弁による騒音振動を防止する。 【構成】 主軸12には径方向に延びる円板体22が取
り付けられており、円板体22は吐出孔20aと吐出室
20とを仕切るようにして、弁板18aに手動可能に密
接して吐出室20側に位置している。円板体22には一
つの孔部22aが形成されている。主軸12に円板体2
2を取り付ける際には、主軸12の回転によってピスト
ンが上死点近傍に達した際、吐出孔20aと円板体22
の孔部22aとが重なるように円板体22は主軸12に
取り付けられる。つまり、吐出行程において吐出孔20
aが孔部22aに対応するように円板体22は主軸12
に取り付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は圧縮機に関し、特に、圧縮流体を吐出する際における騒音を低減でき る圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から圧縮機として種々の構造のものが知られているが、ここでは、所謂斜 板式圧縮機を例として圧縮機の構造について概説する。 図3を参照して、図示の圧縮機はシリンダーブロック11を備えており、主軸 12はベアリング12aで支持されるとともにその後端をベアリング12bで支 持されてシリンダーブロック11に回転可能に支持されている。クランク室13 には斜板(ロータ)14が配置され、主軸12に連結されている。ロータ14の 傾斜面には揺動板15が配設され、揺動板15の一部には突起部15aが形成さ れ、この突起部15aはシリンダーブロック11に取り付けられたスライダー部 11aを挟持している。
【0003】 揺動板15には球連接によってピストンロッド16aが連結され、このピスト ンロッド16aの他端にはピストン16が装着されている。シリンダーブロック 11bにはシリンダー17が形成され、シリンダー17内にピストン16が挿入 されている。なお、シリンダー17は主軸12を中心として所定の角度間隔で複 数形成されており、従って、揺動板15には複数のピストンロッド16aが取り 付けられ、これらピストンロッド16aに取り付けられたピストン16が各シリ ンダー17に挿入されていることになる。
【0004】 シリンダーブロック11には弁板18aを介してシリンダーヘッド18が取り 付けられ、このシリンダーヘッド18によって吸入室19及び吐出室20が規定 されている。弁板18aには吸入室19とシリンダー17とを結ぶ吸入孔19a が形成され、吸入弁(図示せず)を介して吸入室19とシリンダー17とは連通 している。同様にして、弁板18aには吐出室20とシリンダー17とを結ぶ吐 出孔20aが形成されている。
【0005】 ここで、図4も参照して、弁板18aには吐出孔20aの開閉を規定する吐出 弁21aが設けられ、さらに、吐出弁21aの開方向の動きを規制するリテーナ 21が取り付けられている。
【0006】 再び、図3を参照して、主軸12に駆動力を与えると、主軸12の回転に応じ てロータ14が回転する。この際、スライダー11aに沿って突起部15aが摺 動するから、揺動板15の自転は防止され、その結果、揺動板15は主軸の回転 に応じて所謂揺動運動を行うことになる。揺動板15の揺動運動によってピスト ン16が往復運動を行い、これによって、吸入行程で吸入室19から吸入孔19 aを介してシリンダー17内に吸入された流体(ガス)は、圧縮行程で圧縮され 、吐出行程で圧縮ガスとして吐出孔20aを介して吐出室20に吐出される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ピストン16の往復運動に伴いシリンダー内圧と吐出室内圧とによ って吐出弁21aが開閉する。つまり、圧縮ガスを吐出する際、吐出弁21aが 開く。吐出弁21aが開かれる際、高圧の圧縮ガスによって吐出弁21aがリテ ーナ21に衝突することがある一方、吐出弁21aが閉じる際、吐出弁21aが 弁板18aに衝突する。つまり、吐出弁21aは圧縮機の動作に対応して主軸の 回転の気筒数倍で開閉されることになり、この結果、上記の衝突によって騒音及 び振動が発生するという問題点がある。 本考案の目的は吐出弁による騒音及び振動が発生することのない圧縮機を提供 することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、主軸と、シリンダー部が形成されたシリンダーブロックと、 前記主軸の回転駆動に応じて前記シリンダー部内で往復運動を行うピストンとを 有し、該シリンダー部に接する弁板には吸入孔及び吐出孔が形成されており、前 記ピストンの往復運動に応じて吸入行程、圧縮行程、及び吐出行程を行い、前記 吸入行程で前記吸入孔から流体を前記シリンダー部に吸入し前記吐出行程で前記 吐出孔から圧縮流体を吐出室に吐出するようにした圧縮機において、孔部が形成 され前記吐出孔と前記吐出室とを仕切るように配設された板部を備え、前記主軸 に平行な軸線を中心として前記板部を前記吐出行程で前記孔部が前記吐出孔に対 応するように回転駆動する制御手段を有することを特徴とする圧縮機が得られる 。この場合、前記制御手段は、前記板部を前記主軸に連結することによって前記 板部を前記主軸の回転に同期して回転駆動する。
【0009】
【作用】
本考案では、板部を主軸に同期して回転駆動して、吐出行程で吐出孔と孔部と を対応させて圧縮ガスをシリンダーから吐出室に吐出するようにしているから、 つまり、吐出弁が弁板及びリテーナに衝突することがまったくないから、騒音及 び振動を完全に防止することができる。
【0010】
【実施例】
以下本考案について実施例によって説明する。ここで、圧縮機の一例として斜 板式圧縮機をあげ、その基本的構造は図3と同様であるので、圧縮機自体の説明 は省略する。 図1を参照して、ここでは、主軸12は図3に示すベアリング12bの位置よ りもさらに後方に延びており、弁板18aを貫通してその後端が吐出室20に面 している。主軸12には主軸12に対して直角方向に延びる(つまり、径方向に 延びる)円板体22が取り付けられており(主軸12と円板体22とは、例えば 圧入嵌合又はボルト締めによって接合され、図示のように主軸12にはスベリ止 め12cが形成されている)、円板体22は吐出孔20aを塞ぐようにして、つ まり、吐出孔20aと吐出室20とを仕切るようにして、弁板18aに密接して 吐出室20側に位置している。従って、主軸12の回転に応じて円板体20の一 面が弁板18a上を摺動しつつ円板体22は主軸12を中心軸線(回転軸)とし て回転することになる。 図2に示すように、円板体22には後述するように一つの孔部22aが形成さ れている(孔部22aは図示のように長孔とすることが望ましい)。
【0011】 図1において、主軸12の後端は弁板18aに固定された押え部材23で受け られ、この押え部材23によって円板体22の他面が押えられ、これによって、 円板体22の振動等の揺れが防止される。そして、押え部材23には吐出孔20 aに対応して連通孔23aが形成されている。なお、円板体22の他面は押え部 材23上を摺動することは言うまでもない。
【0012】 ところで、主軸12に円板体22を取り付ける際には、主軸12の回転によっ てピストンが上死点近傍に達した際、吐出孔20aと円板体22の孔部22aと が重なるように円板体22は主軸12に取り付けられる。つまり、吐出行程にお いて吐出孔20aが孔部22aに対応するように円板体22は主軸12に取り付 けられる。
【0013】 上述のようにして、主軸12に円板体22を取り付けることによって、主軸1 2の回転に同期して円板体22が回転し、吐出行程において、圧縮ガスが吐出孔 20a、孔部22a、及び連通孔23aを介して吐出室20に吐出されることに なる(上述のように孔部22aを長孔とすれば圧縮行程に従って徐々に圧縮ガス を吐出させることができる)。こうようにして、圧縮ガスを吐出することによっ て、吐出弁及びリテーナが不要になり、その結果、吐出弁による騒音及び振動を 防止することができる。 なお、この実施例では、円板体22を主軸12に連結することが円板体22を 回転駆動制御することに当たる。つまり、制御手段を構成することになる。 また、上述の押え部材は必須の構成要素でなく、押え部材を備えていなくとも 実施例と同様の効果を得ることができる。 主軸一回転につき、各シリンダー内で一行程づつの吸入圧縮が連鎖的に行われ るから、円板体上の孔部は吐出行程に入ったシリンダーに対応する吐出孔に対向 するようにすればよいから孔部は一つ存在すれば十分である。さらに、孔部には 種々の形状が考えられ、必要とする吐出量の変化に応じて形状が選択される。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案では円板部を主軸に同期して回転駆動して、吐出 行程で吐出孔と孔部とを対応させて圧縮ガスをシリンダーから吐出室に吐出する ようにしているから、吐出弁及びリテーナが不要となり、吐出弁による騒音及び 振動を完全に防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による圧縮機の流体吐出構造の一実施例
を説明するための図である。
【図2】図1において円板体に設けられる孔部の位置を
説明するための図である。
【図3】圧縮機の一例としての斜板式圧縮機を示す図で
ある。
【図4】従来の圧縮機における流体吐出構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 シリンダーブロック 12 主軸 13 クランク室 14 斜板(ロータ) 15 揺動板 16 ピストン 17 シリンダー 18 シリンダーヘッド 19 吸入室 20 吐出室 21 リテーナ 22 円板体 23 押え部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸と、シリンダー部が形成されたシリ
    ンダーブロックと、前記主軸の回転駆動に応じて前記シ
    リンダー部内で往復運動を行うピストンとを有し、該シ
    リンダー部に接する弁板には吸入孔及び吐出孔が形成さ
    れており、前記ピストンの往復運動に応じて吸入行程、
    圧縮行程、及び吐出行程を行い、前記吸入行程で前記吸
    入孔から流体を前記シリンダー部に吸入し前記吐出行程
    で前記吐出孔から圧縮流体を吐出室に吐出するようにし
    た圧縮機において、孔部が形成され前記吐出孔と前記吐
    出室とを仕切るように配設された板部を備え、前記主軸
    に平行な軸線を中心として前記板部を前記吐出行程で前
    記孔部が前記吐出孔に対応するように回転駆動する制御
    手段を有することを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された圧縮機において、
    前記制御手段は、前記板部を前記主軸に連結することに
    よって前記板部を前記主軸の回転に同期して回転駆動す
    るようにしたことを特徴とする圧縮機。
JP3275991U 1991-04-12 1991-04-12 圧縮機 Pending JPH04119370U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3275991U JPH04119370U (ja) 1991-04-12 1991-04-12 圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3275991U JPH04119370U (ja) 1991-04-12 1991-04-12 圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04119370U true JPH04119370U (ja) 1992-10-26

Family

ID=31915643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3275991U Pending JPH04119370U (ja) 1991-04-12 1991-04-12 圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04119370U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05126040A (ja) * 1991-09-11 1993-05-21 Toyota Autom Loom Works Ltd 往復動型圧縮機
JP2003525412A (ja) * 2000-03-02 2003-08-26 ドッツ.イング.マリオ コッツァーニ エス.アール.エル. コンンプレッサなどの大断面積流れの制御用の弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05126040A (ja) * 1991-09-11 1993-05-21 Toyota Autom Loom Works Ltd 往復動型圧縮機
JP2003525412A (ja) * 2000-03-02 2003-08-26 ドッツ.イング.マリオ コッツァーニ エス.アール.エル. コンンプレッサなどの大断面積流れの制御用の弁

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970610