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JPH0411896A - 細胞毒性因子 - Google Patents

細胞毒性因子

Info

Publication number
JPH0411896A
JPH0411896A JP2226435A JP22643590A JPH0411896A JP H0411896 A JPH0411896 A JP H0411896A JP 2226435 A JP2226435 A JP 2226435A JP 22643590 A JP22643590 A JP 22643590A JP H0411896 A JPH0411896 A JP H0411896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
nerves
oligodendrocytes
injured
fragments
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2226435A
Other languages
English (en)
Inventor
Michal Schwartz
ミカル シュワーツ
Avi Cohen
アビ コーヘン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yeda Research and Development Co Ltd
Original Assignee
Yeda Research and Development Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yeda Research and Development Co Ltd filed Critical Yeda Research and Development Co Ltd
Publication of JPH0411896A publication Critical patent/JPH0411896A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/56Materials from animals other than mammals
    • A61K35/60Fish, e.g. seahorses; Fish eggs
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/10Transferases (2.)
    • C12N9/1025Acyltransferases (2.3)
    • C12N9/104Aminoacyltransferases (2.3.2)
    • C12N9/1044Protein-glutamine gamma-glutamyltransferase (2.3.2.13), i.e. transglutaminase or factor XIII
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/475Growth factors; Growth regulators
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07K16/22Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against growth factors ; against growth regulators
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、突起を有する寡突起神経膠細胞の数を減少さ
せることができる新規の寡突起神経膠細胞阻害/細胞毒
性因子に関する。この新しい因子は哺乳動物の中枢神経
系の傷害を受けた神経の再生を促進するのに有用である
発明の背景 哺乳動物の中枢神経系(CNS)においては、ニューロ
ンは切断された細筆(atom)を自然に再生すること
はないが、魚や両生類のニューロンは切断された細筆を
直ちに再生する。哺乳動物のニューロンは生体内(in
 vivo)では細筆を抹消神経ブリッジにかなり再成
長させるため、前記の再生能力の欠如は哺乳動物の中枢
神経系に本質的なものではなさそうである。試験管内(
in vitro)では傷害を受けた哺乳動物の中枢神
経系の細筆は哺乳動物の視神経の断片上又はその中では
成長せず、魚の視神経又は哺乳動物の抹消神経上又はそ
の中で成長する。従ってこの違いは環境の差異によると
考えられる;哺乳動物の中枢神経系の環境では成長する
ことができず、抹消神経や魚の神経の環境では成長する
ことができる。
視神経はニューロンの細胞体がなく神経が病変に達する
ため、細筆再生における神経膠細胞の役割の研究に好適
なモデルである。ラットの視神経の細胞成分には小神経
膠細胞(microglia)  (星状細胞と寡突起
神経膠細胞)と大神経膠細胞(m*crBlia)  
(アメーバ状及び分岐した小神経膠細胞)がある。星状
細胞は2つの型に分類され、これらは抗原マーカーによ
り区別される。細胞質性即ち1型星状細胞Ran2”、
GFAP+及びA2B5−であり、繊維質即ち2型星状
細胞細胞はRan2−1GFAP+及びA2B5+であ
る(ミラーとう7 (Miller and Raft
) 、1984年;ラフとミラー(Raft and 
Miller)、1984年)。
2型星状細胞と寡突起神経膠細胞は共通の前駆細胞(0
−2A前駆細胞)を有し、その表現型はRan2−1G
FAP−及びA2 Bs ”ある。寡突起神経膠細胞/
2型星状細胞系(0−2A前駆細胞に由来)はミニリン
化専用である:寡突起神経膠細胞はミニリンを産生じ、
2型星状細胞はランビニ(Ranvier)節の構造に
寄与している。〇−2人前駆細胞は培養基により試験管
内(inマ1tτ0)で寡突起神経膠細胞又は2型星状
細胞に分化させることができる。1型星状細胞は異なる
前駆細胞を有する。
非ニューロン性細胞は中枢神経系環境に関係し、これら
は哺乳動物において中枢神経系再生能の欠如に関与して
いることが示唆されている。これらの細胞は、病変に応
答して肥厚して繊維状の傷を形成する星状細胞と、細筆
の成長に阻害的な寡突起神経膠細胞を有する。星状細胞
性の傷は主に1型星状細胞でできており、物理的障壁を
形成して成長を防ぐと考えられている。しかしながら、
傷の形成の時間経過は長く、傷により形成された傷壁が
傷害直後の細筆の再生成長を阻止するとは考えにくい。
ラットの視神経中の1型星状細胞は、胎児期の視神経の
成長時にラミニン(細筆の成長を支持することが示唆さ
れている)を発現することが証明されている。成長した
哺乳動物の脳の1型星状細胞は、脳の傷害後に一時的に
ラミニンを発現する以外は、普通ラミニンを発現しない
。これに対して再生している魚の視神経中ではラミニン
は絶えず発現されている。試験管内(invitroで
は、細筆は1型星状細胞と接触して成長する。
成熟寡突起神経膠細胞は細筆の成長にノンパーミツシブ
(nonpet+ugsive)であると考えられてい
る。成長している細筆は試験管内(in yiDo)で
成熟寡突起神経膠細胞に接触するのを避ける。成長時に
は、視神経中のほとんどの細筆の成長は、出産前に寡突
起神経膠細胞が分化する前に起きる。
従って魚の視神経に対して、哺乳動物の細筆の再生は成
熟寡突起神経膠細胞(細筆成長に対してノンパーミツシ
ブ(nonpermissive)である)の存在と、
1型の反応性星状細胞(支持性要素を欠く)により阻害
されるようである。
本発明者らの以前の仕事で、下等脊椎動物の中枢神経系
(具体的には再生している魚の視神経)は、成長した哺
乳動物の傷害を受けた視神経に、適当な時に適当な量適
用された時、再生している細筆の成長を支持できる因子
の供給源であることが証明されている(シュワルツ(S
chwarzl  ら、1985年;ハダ=(Hada
ni)ら、1984年;ラビエ(Lavie)  ら、
1987年;コーエン(CohenJ  ら、1989
年)。
ロビング(Robbins) ら(1987年)は試験
管内(in vitto)でラットの星状細胞を刺激す
ると、機能的に腫瘍壊死因子(TNF)に類似の細胞毒
性因子が生成することを報告している。彼らはまたヒト
組換え腫瘍壊死因子はラットの寡突起神経膠細胞に対し
て細胞毒性活性を有することを報告している。セルマジ
(Selmaj)ら(1988年)は組換えヒト腫瘍壊
死因子(rhTNF)の、マウスのを髄組織の軸組を有
する培養物に対する効果について報告している。彼らは
rhTNFは開始の遅れた(dela7ed onse
t3寡突起神経膠細胞壊死と1種のミニリン拡張を誘導
することを見つけた。
世界的に充分な研究努力がなされているにもかかわらず
、哺乳動物(特にヒト)の中枢神経系再生を引き起こす
安全で有効な手段はまだ開発されていない。このような
手段、そして特に好適な再生部位に注射される薬剤は、
傷害後の両側痺癒、又は四肢痺癒、盲目、難聴、手術に
関連した細筆切断などを軽減するのに非常に好ましい。
発明の要約 本発明は、寡突起神経膠細胞系に対して選択的に細胞毒
性作用を示し、他の細胞(例えば1型星状細胞や繊維芽
細胞)には細胞毒性作用を示さない、寡突起神経膠細胞
細胞毒性因子(以後OCFと呼ぶ)に関する。本発明は
またOCFの塩、前駆体、切断及び/又は同族体、モし
てOCF又はその断片及び/又は同族体の官能基誘導体
に関する。
本発明はまた異なる供給源(例えば再生中の魚の視神経
マクロファージそして他の細胞)からのOCFの単離方
法と、その精製に関する。
別の態様において、本発明はOCFのポリクローナル抗
体及びモノクローナル抗体に関する。
さらに別の態様において本発明は、遺伝子工学技術によ
るOCFの製造方法を与える。
本発明はまた、哺乳動物の中枢神経系の神経の再生に有
効な薬剤組成物の調製に使用される、OCF、その塩、
前駆体、断片及び/又は同族体、そしてOCF又はその
断片及び/又は同族体の官能基誘導体の使用と、こうし
て得られた薬剤組成物に関する。
図面の説明 第1図は成熟ラットの傷害を受けた視神経の培養物中で
の成熟04陽性細胞への魚CM−Hの効果を示す。細胞
は、成熟ラットの視神経を切除3日前に押しつぶし、規
定培地中でポリーL−リジンで被覆したオーバースリッ
プ(0マCロ11p)上に接種したものから調製した。
培養物は試験管内(invitroで96時時間上間接
蛍光抗体法で、04免疫反応性について染色した。その
実験法は以下の通りである。まず細胞をマウスの抗−0
4抗体で30分間インキュベートした後、フルオレセイ
ン結合ヤギ抗−マウスIgMでインキュベートした。
2回目のインキュベートの後、細胞を洗浄し、冷メタノ
ール(−20℃)で10分間固定した。パネル(1〉 
と<b>はそれぞれ、規定培地中の未処理の対照細胞の
蛍光顕微鏡写真と移相差顕微鏡写真である。パネル<c
> 、(e) 、(f)そして<g)は、染色前に48
時時間M−R(12u g蛋白/m1)で処理した培養
物中の04陽性細胞を示す。パネル<c)と(d>は同
じ細胞の蛍光顕微鏡写真と移相差顕微鏡写真を示す。写
真は1つの実験から撮ったが、その結果はさらに2回の
実験により再現した。
第2図は、出産1日後のラットの脳のGa1c陽性細胞
の試験管内(in vitro)成長への、CM−Rの
効果を示す。新生児ラットの脳を解剖して取り出し、マ
カーシーとデベリス(McC*ttb7 snd De
ve l 1目)の方法に従い分解した。試験管内(i
nvijro)で8日後寡突起神経膠細胞を振り落とし
てポリーL−リジンで被覆したオーバースリップ(ov
erslip)上に接種した(マイクロタイタープレー
ト中104細胞/穴)。培養物は試験管内(inマit
+o)で24.48.72時時間軸、フルオレセイン結
合ヤギ抗−マウスIgMを用いて間接蛍光抗体法により
Ga1c免疫反応性について染色した。実験培養物では
、CM−R(1,2と12μg蛋白/ml)を接種後の
表示した時間に添加した(矢印で示しである)。それぞ
れの場合にGa1c陽性細胞の具体的な数を数えた(毎
日のグラフ上に数を示しである)。対照培養物では、G
a1c陽性細胞の数は実験の間中(24−72時間)比
較的一定であり、約700−850細胞であった。培養
の全ての期間中、接種の時に培養基に1.2μg蛋白/
mlの濃度のCM−Rを添加した時、成熟寡突起神経膠
細胞の成長に阻害効果を示さないことに注目して下さい
。接種時に12μg蛋白/mlのCM−Rを添加した時
、顕著な阻害効果(50%以上)が観察された。接種後
試験管内(in vNro)で24時間後にCM−Rを
添加した時、さらに試験管内(in vHro)で24
時間後に寡突起神経膠細胞の成熟のほとんど50%の阻
害が観察されたが、この効果は一時的であった。この実
験はさらに2回繰り返したが、定性的に同じ結果が得ら
れた(N、D、−実施しなかった)。
第2図はまた、Ga1c陽性細胞の数を免疫蛍光法でな
く、EL I SAで追跡した場合も阻害効果が再現で
きたことを示している。第2図にはまた、適用したCM
−Hの量の関数としての阻害効果の用量応答°曲線が示
されている。
第3図は新生児ラットの脳の寡突起神経膠細胞の培養物
中のGa1c陽性細胞の成長に対するCM−RとCM−
Nの効果の比較を示している。
寡突起神経膠細胞の培養物は前記したように調製し、マ
ルチウェル中に接種した(103細胞/マイクロタイタ
ープレート)。試験管内(invH+o)で24時間後
に表示した濃度でCM−R又はCM−Nを添加した。4
8時間後にまず細胞を37℃で30分間Ga1c抗体で
インキユベートシ、次に西洋ワサビペルオキシダーゼ結
合ヤギ抗−マウス抗体(HRP−GαM1バイオメーカ
ー(Bio−Makor)、イスラエル)でさらに37
℃で30分間インキニベートして調べた。細胞を洗浄し
100μlの基質(2,2−アジノージ(3−エチルベ
ンズチアゾリンサルフェート)(シグマ)を各ウェルに
加えて、結合抗体の量を求めた。タイターチックマルチ
スキャン(Tijer+ech Mo1jiska++
)を用いて対照波長を630 nm、測定波長405n
mで吸光度を測定した。各横棒は3ウエルの平均(±標
準偏差)を示す。比較用の挿入図は、試験管内(inv
日ro)で24時間後にCM−R(12u g/ml)
又はCM  N (12p g/H1)を添加して処理
した培養物中の各オーバースリップ当りのGa1c陽性
細胞の数を示す。
第4図は、新生児ラットの脳の寡突起神経膠細胞に対す
るPDGFとCM−Hの効果を比較したものである新生
児ラットの脳の寡突起神経膠細胞は第2図のようにして
得た。全ての培養物で同じ数の細胞を使用した。試験管
内(in vHro)で48時間後、培養物をGa1c
陽性細胞又はA2B5陽性細胞で染色した。処理した培
養物ではPDGF (5B/ml、シグマ)又はCM−
R(12μg蛋白/ml)を接種時に添加した。対照と
して、処理しなかった規定培地に維持した培養物を使用
した。蛍光顕微鏡写真は、対照培養物中でマウス A2
B5モノクロ一ナル抗体で染色した細胞(b)、PDG
Fで処理した細胞(り、又はCM−Rで処理した細胞(
d)を示している。(e)中の棒グラフは各処理中のオ
ーバースリップのA2B5細胞又はGa1c陽性細胞の
具体的に数えた数を示している(スペース棒=10μm
)。
第5図は、CM−RとPDGFを組み合わせて適用した
場合のGa1c陽性細胞に対する効果を示している。脳
の寡突起神経膠細胞の培養物は第2図と第3図に示した
ように調製した。PDGF(5ng/ml)又はCM−
R(5ng/mlと12ug/ml)をそれぞれ、接種
後24時間目に新生児ラットの脳の寡突起神経膠細胞に
添加した。引き続いて表示した時間(24,48,96
時間)に培養物をGa1c陽性細胞について染色した。
数字はオーバースリップ当りのGa1c陽性細胞の絶対
数を示す。PDGFとCM−Rを組合せたもので処理し
た時、Ga1c陽性細胞の数が減少していることに注目
して下さい。
第6図は、新生児ラットのCM−Rは星状細胞と寡突起
神経膠細胞の混合培養物中の寡突起神経膠細胞に選択的
に影響することを示している。第2図に記載したように
混合神経膠細胞を、新生児ラットの脳から分離し、直ち
にポリーL−リジンで被覆したオーバースリップ上に接
種した(104細胞/オーバースリツプ)。これらの細
胞は5%FC8を補足したDMEM中で試験管内(in
 vHro)で6日間維持し、これは2日毎に交換した
。6日目に培地を規定培地に交換し、CM−R(10p
 g/ml)又はCM−N (10u g/ml)を補
足した。試験管内(in vitro)で72時間と9
6時間目に細胞をGa1eとウサギ抗−GFAPに対す
るマウスモノクローナル抗体で、次にローダミン結合ヤ
ギ抗−マウスIgGとフルオレセイン結合ヤギ抗−ウサ
ギで2重標識した。蛍光顕微鏡写真h)は抗−GFAP
で染色し、試験管内(in yitro)で72時間後
にCM−R処理で影響を受けなかった細胞を示している
。顕微鏡写真(b)は各処理(試験管内(in vNr
o)で72時間と96時間目)のオーバースリップ中の
Ga1e陽性細胞の数を示している。結果は2個のオー
バースリップの平均±標準偏差を示す。顕微鏡写真(e
)と(+1)は、未処理培養物(d)とCM−R処理培
養物(c)の典型的な組合せ神経膠細胞の移相差顕微鏡
写真である。CM−R非感受性細胞(c)により形成さ
れるモルレーヤー(IIlonola7et)が染色さ
れていることに注目して下さい。対照中のCM−R感受
細胞は集落を形成しており(d、矢印で示しである)、
A2B5で染色されている(データは示されていない)
。これらの細胞は、おそらくモルレーヤー形成1型星状
細胞に刺激されて増殖した0−2A前駆細胞を示してい
る。
第7図は、魚の神経培養物中の血液由来マクロファージ
を示す。これらのマクロファージは、切断前数日間傷害
を受けた神経の培養物中に最も多く含まれていた。ここ
に示した細胞は10%FC8を補足したし一15培地で
増殖させた。
(^)はマクロファージを培養7日後にギムザ染色し、
移相差顕微鏡で見たものである。(B) と(C)は培
養5日後の細胞であり、(B)は移相差顕微鏡写真であ
り、(C)は固定後に6D2標識したものである。(C
)はマクロファージのミニリンに満ちた液胞を示してい
ることに注目して下さい。これらの液胞はまた非特異的
エステラーゼで陽性に染まった(第8図)。顕微鏡写真
はすべて500×である。
第8図は非特異的エステラーゼで陽性のマクロファージ
を示す。金魚の視神経細胞を前記したように増殖させた
。(A) 、(B) 、(C)はおそらく血液由来のマ
クロファージを示している。これらは分離前に臓器培養
した(organ cultured)魚の視神経の培
養物中では少なく、切除の数日前に破砕した魚の視神経
中では多量に存在していた。これらのマクロファージは
典型的には円形をしており、液胞もまた典型的には円形
であった。これらの液胞は6D2−陽性であり(第7図
のB、C) 、これらの細胞にミニリン食作用活性があ
ることを示唆していた。内在する(resident)
マクロファージは(D) と(G)に見られた。いろい
ろな形のものが観察され、外観が長い繊維状のもの(F
)から、もう少し丸いもの(DとG)まであった。これ
らの細胞の液胞は細胞質の中に均等に分離しており、こ
れらも6D2−陽性であった。
第9図は分離前に臓器培養した(organcultu
ted)魚の視神経の培養物中の内在するマクロファー
ジを示している。図はより丸いもの−(A)から(DJ
から長い繊維状の外観のもの−(E)までを示している
。(F)と(G)に見られるように内在するマクロファ
ージと血液由来のマクロファージの間に接触が観察され
る。(H) と(+)に見られるように、寡突起神経膠
細胞と両タイプのマクロファージの間にも接触が見られ
る。この接触の本質は細胞取り込みであろう((旧 と
(1))。
(A)、(C)、(B)、(F)そして(H)は移相差
顕微鏡写真であり、他の顕微鏡写真はすべて6D2陽性
である。全ての顕微鏡写真500×である。
発明の詳細な説明 本発明の新規な寡突起神経膠細胞細胞毒性因子は、下等
脊椎動物(例えば魚)の再生中の傷害を受けた神経から
得られる。これは再生中の魚の視神経の調整培地中に存
在し、そこから単離、精製できる。これはまたより入手
しやすいマクロファージや、他の適当な細胞成分から得
ることもできる。これはまた上記細胞源の調整培地から
単離し、精製することもできる。
本発明で使用する[調整培地J  (CM)とは、魚の
視神経の断片を破砕後8日目に取り出し、無血清培地で
室温で1.5−3時間インキュベートし、集めて濾過し
た。得られたCMには組織は含まれていなかった。使用
される無血清培地の例としては、ダルベツコ−改変イー
グル培地(DMEM、培地300μl−に対して4個の
視神経)、L−15ライボウイツツ(LeibowNt
)培地などがある。再生中の神経と無傷の神経培地の間
で比較をするとき、再生神経のCMにはCM−Rを使用
し、無傷の神経のCMにはCM−Nを使用した。
OCFの細胞毒性は、ラットの脳の培養物中の成熟寡突
起神経膠細胞の数を減小させるの能力ににより測定した
。寡突起神経膠細胞の数は、成熟寡突起神経膠細胞を標
識する、ガラクトセレブロサイド(Gale)に対する
抗体を使用して求めた。Ga1c陽性細胞の数の減少は
成熟寡突起神経膠細胞の数の減少を示している。測定法
は本明細書の実験法と実施例に記載されている。
OCFの細胞毒性は寡突起神経膠細胞系細胞に特異的で
ある。従ってOCFは、寡突起神経膠細胞系細胞の前駆
細胞が成熟寡突起神経膠細胞や2型星状細胞に分化する
のを阻害する。これは他の細胞(例えば1型星状細胞又
は繊維芽細胞)にはまったく細胞毒性を示さない。
OCFは再生中の傷害を受けた魚の視神経のCM中に存
在し、傷害をうけていない魚の視神経のCMには存在し
ないことがわかった。OCFはまた傷害を受けた哺乳動
物の視神経のCMにも存在しなかった。再生中の傷害を
受けた魚の視神経からのOCFは、哺乳動物の神経の培
養物(例えばラット神経の培養物)中の成熟寡突起神経
膠細胞の数を減少させる。
OCFは水溶性であり、熱感受性であり56℃30分間
でその活性を失う。100℃ではOCFは10分間でそ
の活性を失う。
OCFはプロテアーゼに対して感受性であり、トリプシ
ンによる消化により活性を失う。
本発明は、それらが少なくともOCF生物活性の実質的
な部分(即ち成熟寡突起神経膠細胞の数を減少させる能
力)を有する限り、OCF、その塩、前駆体、断片及び
/又は同族体、そしてOCF又はその断片及び/又は同
族体の官能基誘導体を含む。
「同族体」とは、OCF、OCF分子中のアミノ酸残基
の欠失、追加又は置換により得られる断片又は前駆体に
実質的に類似の分子である。最終的な分子が目的の活性
を有している限り、欠失、追加又は置換のいかなる組合
せも可能である。例えばOCF配列が公知となりこれを
コードする遺伝子がDNAライブラリーから単離される
と、公知の組換えDNA技術を用いてこれらの変更が可
能となる。
本発明またOCF及び/又は前駆体、断片及び同族体に
関連する分子又は凝集した分子又は残基(例えば糖又は
リン酸残基)が結合している場合も、これらを含有する
本明細書で使用する「塩」という用語は、カルボキシル
基の塩と、ポリペプチド分子のアミノ基の酸付加塩の両
方を含む。カルボキシル基の塩は当業者に公知の方法で
作成され、無機塩(例えばナトリウム塩、カルシウム塩
、アンモニウム塩、第二鉄塩、又は亜鉛塩など)や有機
塩基(例えばトリエタノールアミンなどのアミン、アル
ギニン又はリジン、ピペリジン、プロカイン)と形成さ
れる塩を含む。酸付加塩としては例えば、無機酸(例え
ば塩酸又は硫酸)との塩、有機酸(例えば酢酸又はオキ
ザル酸)との塩がある。
本明細書で使用する「官能基誘導体」という用語は、N
−末端又はC−末端の残基上の側鎖上に存在する官能基
から当業者に公知の方法で調製される誘導体を含み、薬
剤として許容される限り(即ちポリペプチドの活性を破
壊せず、それを含む組成物に有害な性質を与えず、その
抗原性に悪影響を与えない限り)本発明の中に含まれる
これらの誘導体には例えば、カルボキシル基の脂肪族エ
ステル、アンモニア又は1級又は2級アミンとの反応に
よるカルボキシル基のアミド、アシル残基(例えばアル
カノイル又はカルボサイクリックアロイル基)と形成さ
れるアミノ酸残基の遊離アミノ基のN−アシル誘導体、
又はアシル残基と形成される遊離水酸基(例えばセリン
又はスレオニンの水酸基)のO−アシル誘導体がある。
「前駆体」とは動物又はヒトの体内でOCFの前の、又
はOCFに変換される化合物である。
本発明の因子は再生中の傷害を受けた魚の視神経のCM
から、又はマクロファージのCM又は他の適当な供給源
からのCMから単離され、従来の生化学的方法(例えば
イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラ
フィー、HPLCなど)により精製できる。
魚の視神経からの中枢神経系細筆の再生は、これらの傷
害を受けた神経の環境から得られる因子であるOCFの
存在下で起きる。OCFは前駆細胞からの寡突起神経膠
細胞の成熟を阻害し哺乳動物の系に加えられた時、突起
を有する成熟寡突起神経膠細胞の数を減少させる。OC
Fはラット培養物中で活性があることがわかった。従っ
てこの因子は成熟哺乳動物の中枢神経系の再生への成熟
寡突起神経膠細胞の抑制性又はノンパーミツシブ効果を
避ける方法を与える。成長中は成長している細筆は充分
分化したミニリン酸性寡突起神経膠細胞(これは細筆成
長にノンパーミツシブ効果を及ぼすことが知られている
)に出会うことはないため、OCFのような因子は必要
ない。
再生中の魚の視神経から得られる物質の、培養した哺乳
動物の寡突起神経膠細胞の数への観察された効果は、再
生中の魚の視神経のCMで処理した傷害を受けたウサギ
の視神経中の細筆成長(ラビエ(Lavie) ら、1
987年)は、星状細胞の性質への効果(コーエンとシ
ュワルツ(Cohen xndSchwatjx) 、
1989年)以外に、寡突起神経膠細胞の集団を変化さ
せるこれらの成分の正体内(in vivo)の効果が
あるかも知れないことを示している。OCFの観察され
た阻害効果は、成熟寡突起神経膠細胞の数を間接的に減
少させるPDGF又はCNTFに媒介されてはいない(
ノープル(Noble)  ら、1988年;リリエン
(Lillien)  ら、1988年)。最近の報告
では活性化星状細胞は寡突起神経膠細胞の成熟(ローゼ
ン(Rosen)  ら、1988年)またはTNFを
阻害する反応物質の供給源である可能性、そしてTNF
はマウスのを髄組織の軸箱化臓器培養物(organ 
cuHu+es)に対して細胞毒性を有している(セル
マジとラミエ(Seln++j and Ram1e)
、1988年)ことを示している。従って観察された活
性は、機能的にTNFに類似の因子により媒介されてい
る可能性が考えられた。本発明のOCFとTNFを比較
するために、ヒト組換えTNFに対する抗体を使用した
結果、これはCM−Hの観察された作用を中和しないこ
とが証明された。
魚の視神経の再生は傷害後自然に起きる。正常な魚の視
神経は試験管内(invHro)で、哺乳動物の中枢神
経系ニューロンが神経突起を送り出すパーミツシブな環
境を与える。正常な魚の視神経は、哺乳動物で観察され
るミニリン関連ニューロン成長阻害物質を含まないか、
又は含んではいるが低レベルである可能性がある。魚が
細筆成長阻害物をまったく持っていないか又は低レベル
で持っているなら、魚と哺乳動物はその寡突起神経膠細
胞が異なっているか、又は阻害/細胞毒性因子がこれら
のミニリン関連軸策成長阻害物の発現を制御しているこ
とを示唆しているのであろう。この可能性は、無傷の魚
の視神経では観察される阻害/細胞毒性因子が低レベル
であることと一致する。
魚の視神経は一生の間細胞が絶えず付加されること、従
って視神経はいつも成長する視神経細筆を有するという
点で、魚の視覚系は変わっている。
従って傷害を受けていない魚の視神経中には成体環境中
で成長する機構が存在するが、その程度が低いという可
能性がある。哺乳動物は適当な時期にこのような因子に
傷害後直ちにアクセスすることができないか、又はこの
ような因子を全く有していないことを示唆している。
再生中の魚の視神経で見られる細胞毒性は、直接又は間
接的にマクロファージ、活性化された内在する小神経膠
細胞、又は活性化星状細胞に依存するかも知れない。哺
乳動物の再生中の末梢神経に侵入するように、傷害を受
けた魚の視神経にマクロファージが急速に侵入する場合
、マクロファージは、CM−Hに比較してCM−Rで観
察された活性の上昇、及びノンパーミツシブ成熟寡突起
神経膠細胞の排除に関与しているかも知れない。
こうしてニューロンがまだ傷害に誘導された成長モード
にある時、成長にパーミツシブな環境が形成されるので
あろう。
切除の2日前に傷害を受けた神経の培養物では、多くの
マクロファージが存在しているが、寡突起神経膠細胞は
きわめて少ないことが観察された。
これに対して分離2日前に臓器培養(organcul
tured)  した傷害を受けていない視神経の培養
物では、マクロファージはほとんど観察されず比較的多
数の寡突起神経膠細胞が観察された。寡突起神経膠細胞
とマクロファージの数のこの逆相関は、傷害後の寡突起
神経膠細胞の数の調節におけるマクロファージの役割を
示唆している。
本発明はさらに本発明の因子に対する抗体よりなる。ポ
リクロナール抗体は本発明の濃縮した又は精製したOC
Fを含有する抗原調製物で免疫した動物の血清から得ら
れる。
モノクローナル抗体は当業者に公知の方法で調製される
。動物をOCFの粗調製物又は濃縮又は精製調製物で免
疫し、免疫した動物の肺臓及び/又はリンパ節細胞を適
当なミエローマ細胞と融合させる。本明細書に記載する
OCFのバイオアッセイにより陽性のハイブリドーマ上
清をスクリーニングする。
公知の方法によりOCFに対するモノクローナル抗体を
使用してOCFを精製する。
OCFに対する抗体(ポリクローナル抗体及びモノクロ
ーナル抗体)は、さらにOCFをコードするDNA分子
のcDNAライブラリーのスクリニングに使用され、次
にこれを発現ベクターに挿入し宿主細胞にトランスフェ
クションする。これらのトランスフェクションされた宿
主細胞の培養物は組換えOCFを大量に生産する。
哺乳動物における中枢神経系の傷害を受けた神経の再生
を誘導する本発明の因子を使用する1つの方法は、標的
臓器に因子の調製物を移植することである。例えば適用
した物質に対する近付きやすさを増加させるために(因
子の連続供給のためのミニポンプ)、神経全体に活性可
能性因子の縦の移植を利用する。
本明細書の開示を完全にするために必要と考えられる程
度に、本明細書に参照又は引用されているすべての文献
は参考のため完全に本明細書に引用されている。
ここで本発明を以下の非限定的な実験と実施例により例
示する。
実験方法 a、魚の視神経の破砕傷害とCM(調整培地)の調製 300μlのCMを調製するために、4匹の鯉(シプリ
ヌスカルピオ(Cyprinus ca+pio) 、
8QO−1200g)を、0.05%のトリ力インメタ
ンサルフエート(シグマ)で充分麻酔した。視神経を眼
窩内で破砕し、鯉をタンクに戻した。8日後に鯉を再び
麻酔にかけ、破砕した再生中の神経を解剖して取り出し
、300μmの無血清培地(DMEM、ギブニア (G
ibco) ) i:=移して室温で1.5時間インキ
ュベートした。次に培地を集め、濾過して一80℃で保
存した。培地の蛋白含量をブラッドフォード法(B+a
dford M、、  1976年)で求めた。以下の
ようにトリプシンによる酵素消化を行った:アガロース
に結合したトリプシンをPBS (リン酸塩緩衝化生理
食塩水)で平衡化させ、CMで37℃で4時間インキュ
ベートした。
インキュベートの最後に溶液を遠心分離した(100X
g、5分間);回収した上清を以下に記載する培養物で
試験管内(in viHo)で試験した。
CMを100℃で10分間加熱処理した。
b、ラット視神経の破砕傷害 ラット(250−350g)をロンプム(Rompum
) (10mg/kg、腹腔内投与)とベクタラ−(V
ecjalar) (50mg/ kg−腹腔内投与)
で麻酔にかけた。双眼鏡付き手術用顕微鏡下で横の外眼
角切開術(laferal cnihofom7)を行
い、眼球後引筋を分離した後、結膜を横に角膜まで切込
みを入れた。視神経を同定し、直接解剖により眼球の近
くに露出させた。硬膜はそのままにした。較正した公差
メス(erogsxcjion Iorceps)を使
用して目からIM離れたところまで30秒間神経を破砕
した。外眼角切開を縫合し、鯉を再び回復させた。
適当な時間に鯉を再び麻酔にかけ、視神経を切開した。
C9傷害された成体ラットめ視神経からの培養物の調製 神経膠細胞の培養物を調製するために、各実験で5匹の
成体ラットの視神経を使用した。上記したように視神経
を破砕し、3日後に切開し、細切れにして500 U 
/ mlのコラゲナーゼ(シグマ)を含有するレイボウ
ィッツ(LeibovHり  L −15培地(ギブコ
)中でインキュベートした。37℃で60分後、さらに
15分間当量のトリプシン(30000U/ml)を加
えた。懸濁液を遠心分離しく500Xg、5分間)、上
清を取り、除いた後、組織を再懸濁し、Ca2+とMG
2+を含まないDMEM中にEDTA  0.25mM
を含有する溶液中で、トリプシン(15000U/ml
)でさらに15分間処理した。当量の大豆トリプシンイ
ンヒビター(5000U/ml、シグマ)、牛膵臓DN
A5 e 1 (74U/ml、シグマ)、牛血清アル
ブミン(BSA、画分V% 3mg/ml、シグマ)を
加えて反応を停止させた後、遠心分離した。上澄液をボ
ッティンスタインとサトウ(BoNenNeinand
 5ajo)の規定培地のラフ(RaH)の改変培地(
ラフ(Rafりら、1983年)で置き換えた後、組織
を摩砕した。得られた細胞懸濁液の50μlを各ポリー
L−リジン(PLL、20μg/ml)で被覆したオー
バースリップ上に広げた(視神経の細胞を3つのオーバ
ースリップに接種した)。
37℃で30分間後、吸着している細胞を洗い流し、規
定培地500μlを加えた。48時間後、再生中の魚の
視神経のCM(12μm/ml)を実験試料に加えた。
間接免疫蛍光標識で細胞をさらに48時間観察した。
d、新生児ラットの脳の細胞培養物 新生児スプレーグードーレー(Sprague−dav
le7)ラットから神経膠細胞を調製した(マカーシー
とデベリス(McCxrth7 and Devell
is、 1980年)。混合神経膠細胞培養物の分析の
ため、細胞をPLL−被覆フラスコ(85m2、タンク
(Nunc))又はPLL−被覆オーバースリップ(1
05細胞/オーバースリツプ)上に広げた。
細胞を5%牛脂児血清(F B S、シグマ)を補足し
たDMEM中で増殖させ、これは2日毎に交換した。
e、濃縮寡突起神経膠細胞培養物の調製試験管内(in
 veto)で8日後に、新生児ラットの脳の神経膠細
胞の混合集団を含有するフラスコを一晩撹拌し、非吸着
性細胞を、特に明記していない場合は約10’細胞/オ
ーバースリツプでPLL−被覆オーバースリップ上に広
げた。30分間細胞を吸着させた後、寡突起神経膠細胞
の成長を促進するために、ボッティンスタインとサトウ
の規定培地のラフの改変培地を加えた。接種後翼なる期
間に細胞を処理し、特に明記していない場合は普通48
時間後に間接免疫蛍光染色又はEL I SAを行った
10間接免疫蛍光標識 培養した細胞を以下の抗体を用いて免疫標識した:A2
B5マウスIgMモノクローナル抗体(ハイブリドーマ
上澄液、1;1稀釈)、これは成熟2型星状細胞と、寡
突起神経膠細胞と2型星状細胞の周産期の前駆細胞(0
−2A前駆細胞)を標識する(アイゼンバース(Eis
enbaNh)ら、1979年;ラフ(R+1りら、1
983年);04マウスIgMモノクローナル抗体(濃
縮ハイブリドーマ上澄液、1 : 100稀釈)、これ
は未成熟の寡突起神経膠細胞(ツマ−とシャフナ−(S
ommerand 5hachne+) 、1981年
)と0−2A成体前駆細胞(フレンチコンスタントとラ
フ(Il+ench−Constanj and Ra
ft)、1986年a)を標識する;マウス抗ガラクト
セレブロサイド(Gale)モノクローナル抗体(ハイ
ブリドーマ上澄液、1:10稀釈)、これは成熟寡突起
神経膠細胞を標識する(ラフ(Raftlら、1978
年):ウサギ抗クリア繊維状酸性蛋白(GFAP 、全
血、1 : 1000稀釈)、これは成熟1型星状細胞
と2型星状細胞を標識する(ビグナミ(Bignxmi
)  ら、1972年);マウスモノクローナル抗体6
D2、これは急募突起神経膠細胞を標識する(ジエセリ
ッチとローメ:/ (Jesericb and Ro
man)、1989年)。ローダン又はフルオレセイン
結合第二抗体は異なる供給源より得た:ヤギ抗マウスI
gM(稀釈1:50、ジャクソンイムノリサーチラボラ
トリーズ(Iacks++n Immuno+esea
tch Laboratories) ) ;ヤギ抗マ
ウスIgG(稀釈1:50、セロチック(Seroje
c) )  ;豚抗ウサギIgG(稀釈、1:501ダ
コパツツ(Dakopatts) )。
表面抗原(A2B5.04そしてGa1c)の免疫標識
はまず、必要な各抗体を細胞50μlと37℃で30分
間インキュベートして行った。次に細胞を、2%熱不活
性化FBSを含有するノ\ンクスバランスト塩溶液(H
ank’ g balanced 5altsolut
ion)で数回洗浄し、さらにDMEMで稀釈した適当
なローダミン又はフルオレセイン結、合第二抗体中でイ
ンキュベートした。細胞を洗浄し、メタノール中で一2
0℃で10分間固定した。細胞内抗原(G F A P
)については、まず細胞を固定した後、免疫標識した。
いくつかの実験では、培養物をA2B5とGa1c抗体
で同時に標識し、次に抗マウスIgM(ローダミン)と
抗マウスIgG(フルオレセイン)で2重標識した。免
疫標識後、オーバースリップを洗浄し、退色を防ぐため
22mMの1.4−ジアゾビシクロ(2,2)オクタイ
ン(シグマ)を含有するグリセロール滴中にマウントし
、封入して、移相差装置、エビ蛍光装置光学系(ローダ
ミンとフルオレセイン検出用)とカメラの備わったツァ
イス(Zeiss)ユニバーサル顕微鏡で観察した。す
べてのオーバースリップで免疫標識した細胞の具体的な
数を数えた。
g、生きている細胞のELISA 寡突起神経膠細胞用に濃縮した培養物は前記したように
調製した。細胞をマルチウェルマイクロタイタープレー
トに接種した(5X102細胞/穴、ヌンク)。試験管
内(in vNro)で24時間後、再生中の神経又は
無傷の神経から得られたCMをを表示した濃度で加えた
。48時間後、細胞を37℃で30分間Ga1c抗体と
インキュベートし、次に西洋ワサビペルオキシダーゼ結
合ヤギ抗マウス抗体(バイオメーカー(BioMako
+)、イスラエル)でさらに37℃で30分間インキュ
ベートした。
細胞を洗浄し0.003%のH2O2を補足した100
μlの基質[2,2−アジノージ(3−エチルベンズチ
アゾリン)サルフェート]を各ウェルに加えて、結合し
た抗体の量を求めた。タイターチックマルチスキャン(
THe+jech Multiskan)MMCを用い
て対照波長を630nmとし、405nmで吸光度を記
録した。
h、非特異的エステラーゼ染色 シグマキットを使用するフッ化物阻害法とともに、α−
ナフチルアセテートエステラーゼ法を用いて細胞を染色
した。硝酸ナトリウム(50μ!;0、LM)を50μ
lのファーストブルーに加えた(0.4M  HCI中
15■/ml)。混合物を室温に2−3分間放置した。
ここに37℃で2mlの脱イオン水を加え、次に250
μlのトリズマール(Tri!mal)  7. 6緩
衝液濃縮液、50μlのα−ナフチルアセテート溶液を
加えた。フッ化物阻害法にはさらに50μlのフッ化ナ
トリウム(0,2g/ml)を加えた。次に細胞をクエ
ン酸アセトン−ホルムアルデヒド固定剤(クエン酸溶液
25m1+アセトン65m1+37%ホルムアルデヒド
8m1)中で室温で30秒間固定した。次に細胞を水で
完全に洗浄し、α−ナフチルアセテート溶液で37℃で
30分間インキュベートした。
完全に洗浄した後、細胞をヘマトキシリン溶液で2分間
カウンター染色した。次にオーバースリップを洗浄し、
観察のため顕微鏡スライド上にグリセロールでマウント
した。
i、統計解析 フリートマンランク(Ftiedman Rank)検
定を用いて結果の統計解析を行った。この統計検定では
各実験を別のブロックとして扱い、ブロックの数に従い
結果の有意差(対照対CM−処理)を求めた。
実施例 実施例1 本例はOCFを含有する再生中の魚の視神経により調整
された培地は、分離された傷害を受けた成体ラットの視
神経の培養物における突起を有する寡突起神経膠細胞の
減少を引き起こすことを示している。
第1図a、 bは、除去3日前に障害を受けた成体ラッ
トの視神経から得られた培養物中の突起を有する04陽
性細胞を示す。接種語48時間目にこれらの培養物に加
えられた再生中の魚の視神経から得られた調整培地(C
M)の存在下で、試験管内(in vitto)で96
時間目に出現した04陽性細胞の数(CM−R; 12
μg蛋白/ml)は、体調培地中に維持した未処理の培
養物中の数(第1図c−g)よりはるかに少なかった。
CM−R処理培養物中にあった04陽性細胞はほとんど
突起を有しておらず、従って未成熟寡突起神経膠細胞と
同定された(第1図c−g)。成熟寡突起神経膠細胞に
対する抗体(例えば04陽性細胞ではなく抗ガラクトセ
レブロサイド(Galc))を使用して同じ実験を繰り
返した時、同じ結果が得られた。従って魚の再生中の視
神経のCMで処理した培養物(CM−R)では、規定培
地中の全Ga1c陽性細胞のうちわずかに42%の細胞
のみが成熟Ga1c陽性細胞に成長した。これらの結果
は、再生中の魚の視神経から調整された培地中に、前駆
細胞から寡突起神経膠細胞の成熟に細胞毒性であるか及
び/又は阻害するかもしれない可溶性因子の存在を示唆
している。
実施例2 本例は、OCFを含有する再生中の魚の視神経から調整
された培地は、寡突起神経膠細胞の新生児ラットの培養
物中のGa1c陽性細胞の成熟に影響することを示して
いる。
このインヒビター/細胞毒性因子の性質とその再生への
関与の可能性をさらに検討するために、寡突起神経膠細
胞がより多く得られる供給源を捜し、新生児ラットの脳
は寡突起神経膠細胞のより豊富な供給源であり寡突起神
経膠細胞のより均一な集団を与えるため、傷害を受けた
成体ラットの視神経のかわりに新生児ラットの脳の培養
物を使用する可能性を検討した。
新生児ラットの脳の寡突起神経膠細胞と周産期のその前
駆細胞は、マカーシーとデベリス(McCatth7 
and DevelliS)  (1980年)の方法
により以下のセットの実験により得た。寡突起神経膠細
胞はポリーL−リジンで被覆したオーバースリップ上に
接種した。再生中の魚の視神経のCM (CM−R)は
、接種時、又は24時間目又は48時間目に、新生児ラ
ットの脳の寡突起神経膠細胞で濃厚にしてこれらの培養
物に加えた。すべての場合に対照の未処理の培養物と同
じ数の寡突起神経膠細胞を接種した。第2図に示すよう
に、CM添加の24時間後にすべてのCM−処理培養物
では、多数の突起を有するGa1c陽性細胞は、対応す
る未処理培養物中のものより少なかった(約50%)。
もじCMが前駆細胞からの寡突起神経膠細胞の成熟に影
響を与えるなら、少なくとも接種後の24時間目又は4
8時間目の培養物中のGa1c陽性細胞の数の少なさは
、前駆細胞からの細胞の再生が阻害されている条件下で
の自然の細胞の死滅の結果かも知れない。又は再生中の
魚の視神経のCMは、前駆細胞への影響以外に成熟寡突
起神経膠細胞に影響を与えるかも知れない。
また第2図は阻害効果は添加したCMの量に依存してい
ることを示している。即ち12μg蛋白/mlは有効で
あったが、1.2μg蛋白/mlは無効であった。表1
に示すように、CM−R添加後24時間口に、突起を有
するGa1c陽性細胞の数は未処理の対照培地に比較し
て、すでに40,3±6.4だけ少なかった(表1)。
CM−Rを沸騰させるか又はトリプシンで処理すると、
その阻害/細胞毒性効果が減少したことは(表2)この
因子が蛋白性であることを示している。
表1.CM−Rはラットの脳の寡突起神経膠細胞の数を
減少させる 細胞の型1 **傘 処理  対照の% 後の (平均士 時間0 標準偏差) 実験 の数 (n) 寡突起神経膠細胞 24  40J±6,43寡突起神
経膠細胞 48  14.4±10.4  12混合神
経膠細胞  48  25.7±4.74表2.寡突起
神経膠細胞に対するCM−Hの阻害/細胞毒性効果は熱
及びトリプシン感受性である 処理 Ga1c陽性細胞の数 (平均上標準誤差) 対照     1427±247 CM−R361± 17* CM−R(沸騰)       1474± 70**
CM−R()リプシン処理)  1087± 10**
ネ これらの実験では、数えた対照培養物中のオーバー
スリップ当りの寡突起神経膠細胞(Galc陽性細胞)
の数は350−1700細胞であった。
傘本 12μg蛋白/mlのCM−Rを加えた。
本*傘対照、未処理の培養物中の数えた細胞の数を10
0%として各実験で阻害%を計算した。
この実験では、ラットの脳の寡突起神経膠細胞は図2の
ように培養した。接種後24時時間和CM−R(沸騰又
はトリプシン処理、20μg / ml )を加えた。
CM−Hの添加後48時時間軸、間接蛍光細胞を数えて
Ga1c陽性細胞突起を有する細胞を測定した。3重実
験のうちの1つの実験の結果を示す。これらの結果は別
の2つの実験で再現された。
* P値=0.025 ** 対照培養物と沸騰処理又はトリプシン処理したC
M−Hの培養物の間には有意差は見られなかった。
実施例3 本実験はOCFの阻害/細胞毒性は魚の視神経中の再生
に関連していることを示している。
阻害/細胞毒性因子のレベル又は活性は魚の視神経の再
生に関連しているか否かを調べるため、CM−Hの効果
を傷害を受けていない正常魚の視神経から調整された培
地(CM−N)の効果と比較した。CM−RとCM−N
を同じ蛋白濃度で、接種後24時時間和新生児ラットの
脳の寡突起神経膠細胞に加えた。得られた結果を、間接
免疫蛍光法により標識されたGa1c陽性細胞の数を使
用して、抗Ga1c抗体で追跡した。第3図はCM−N
処理培養物中のGa1c陽性細胞の数をCM−R処理培
養物中の数と比較している。CM−Nの効果は小さく、
即ち傷害を受けていない神経は寡突起神経膠細胞の成熟
に対して阻害作用がなかった。
実施例4 本実験はCM−R中のOCFはPDGFと同じ作用を有
するのではないことを示す。
寡突起神経膠細胞の分化は血小板由来増殖因子(PDG
F)により調節されることが最近証明された(ノープル
(Noble )ら、1988年、ラフ(Raft)ら
、1988年そしてリチャードソン(Richatds
on)ら、1988年)。寡突起神経膠細胞の前駆細胞
の培養物にPDGFを添加すると、細胞分裂促進(マイ
トゲン)活性のために一時的に分化が遅延する。
観察された阻害効果(少なくともその前駆細胞から寡突
起神経膠細胞への成熟に関連した阻害効果)の背後にあ
る作用機構を探るため、再生中の魚の視神経のCM (
CM−R)の活性をPDGFと比較した。接種時に脳の
培養物にPDGFを添加すると、試験管内(inマHr
o)で48時間間口Ga1c陽性細胞の数が減少した。
しかしこの効果はCM−Hの効果(第4図)と比較する
と著しく小さかった。対照未処理細胞に比較してPDG
F処理培養物ではGa1c陽性細胞の数が見かけ上少な
かったことは、A2B5抗体で染色される前駆細胞の増
殖を反映している。これはPDGF処理培養物ではA 
2 B s陽性細胞が増加していることから明らかであ
った。第4図に見られるように、PDGF処理培養物で
は予想されたように、A2B5抗体で染色される0−2
a前駆細胞の数は増加していた。これらの結果は、CM
−Rは成熟寡突起神経膠細胞のみでなくその前駆細胞に
も影響を与えることを示している。これらの観察鎗果は
、前駆細胞からGa1c陽性細胞への成長へのCM−H
の観察された作用は、PDGF又は蛋白の細胞分裂促進
物質により媒介されるのではないことを示唆している。
これは第5図でも支持されており、そこではCM−Rの
みの添加から予想されるように、PDGFとともにCM
−Rを添加するとGa1c陽性細胞が減少することを示
している。
毛様体神経親和性因子(Ciliar7 neuroj
tophicfactor CNTF )は2型星状細
胞の分化を誘導することにより、間接的に成熟Ga1e
寡突起神経膠細胞の数を減少させる、0−2A細胞系に
有効である別の因子であることが、最近証明された(リ
リエ”、t (Lillien )  ら、1988年
’) 。CM−RはA2B5抗体で染色された細胞の数
を増加させなかったため、従って前駆細胞又は2型星状
細胞を増加させなかったため、CM−Hの作用がCNT
Fにより媒介されているとは考えにくい。
実施例5 本実験は、再生中の魚の視神経で調整された培地による
、寡突起神経膠細胞に対するOCFの阻害/細胞毒性作
用の特異性を示している。
CMの観察された阻害/細胞毒性作用が寡突起神経膠細
胞に特異的であるか否かを調べるため、CM−Rを星状
細胞と寡突起神経膠細胞の混合集団に加えた。
第6図は観察された阻害作用は非特異的毒性作用による
ものではなく、寡突起神経膠細胞に選択的であることを
示している。新生児ラットの脳から分離した神経膠細胞
の混合集団の培養物を、再生している神経又は無傷の神
経のCMで処理した(それぞれCM−RとCM−N)。
この条件は、星状細胞により形成されたモルレーヤー上
に接種された寡突起神経膠細胞の分化に最も有効であっ
た。このような条件下でも試験管内(in vifro
)で72時時間表96時間間口CM−Hの阻害作用は顕
著であり、CM−Nの効果はわずかであった(第6図b
)。再生性CMの寡突起神経膠細胞に対する阻害作用に
比較して、混合培養物中に存在しグリアル繊維状酸性蛋
白で染色された(星状細胞のマーカー)非寡突起神経膠
細胞の生存と分化は、CM−Rにより影響を受けなかっ
た(第6図a)。処理及び未処理培養物中に形成された
星状細胞のモルレーヤーの見かけの密度は同じであった
(第6図C対第6図d)。従って観察されたCM−Hの
阻害作用は非特異的毒性作用ではなく、どちらかといえ
ば寡突起神経膠細胞系細胞に選択的であった(図6)。
実施例6 本実験は寡突起神経膠細胞の数とマクロファージの数の
間に逆相関があることを示している。
最初の実験では共通の金魚を使用した。調整培地はダル
ベツコ−改変イーグル培地で調製した(DMEM、30
0μl/培地当り4つの視神経)。
臓器培養(organ cuNure )で維持した神
経の分離後得られた細胞集団と、−様に破砕した神経(
即ちラットで0C−3とPC−3で、魚で0C−2とP
C−2)のそれとの比較は、これらの細胞の傷害後の挙
動は視神経に本質的であるか、又は何か外来因子(例え
ば血液の単球)に影響されるのかも知れないことを示し
ている。視神経は傷害の時に取り出されるため、臓器培
養物ではこのような外因性因子は欠如しているであろう
分離の前2日間臓器培養した、分離した魚の視神経の培
養物では、比較的多数(オーバースリップ当り65細胞
)の寡突起神経膠細胞(6D 2)が観察されたが、マ
クロファージはほとんど見られなかった。これに対して
傷害に2日後に切開した視神経を分離したものの培養物
(PC−2培養物)では、多くのマクロファージが成長
し、寡突起神経膠細胞はほとんど見られなかった。破砕
した神経の培養物(PC−2)に見られた少ない寡突起
神経膠細胞は、0C−2培養物中の寡突起神経膠細胞よ
りはるかに小さく、突起は短かった。
これらの結果を表3に要約しである。
臓器培養したしんっけいの分離した最中の寡突起神経膠
細胞の出現に平行して、これらの培養物中ではマクロフ
ァージ又はマクロファージ様細胞が完全に欠如していた
。培養の7日後でもこれらの細胞は観察されなかった(
この時までにPC−2培養物ではこれらの細胞は巨大に
大きくなる)。
表3 切除と分離の前2日目に破砕した魚の視神経の分
離した培養物(PC−2)中と、分離の前2日間臓器培
養した魚の視神経の培養物(OC−2)中の寡突起神経
膠細胞の数1 寡突起神経膠細胞の数 培養物 実験1  実験2  実験3 平均上標準偏差 QC−265(±3’l  93(±25)  40(
±12)  66(±26)PC−23(±1)2(±
 1)  15(± 5)7(± 6)1各実験内でP
C−2とQC−2培養物からほぼ同じ大きさの同じ数の
魚を取った。また細胞を最後に同数のオーバースリップ
に接種した。こうして実験法による変動を最小になるよ
うにした。各実験は3重の繰り返しで行った。オーバー
スリップ上の寡突起神経膠細胞(6D2陽性細胞)の総
数を数えた。表の数は3つの測定の平均である。
魚の場合と異なり、ラットでは傷害を受けた神経の培養
物と臓器培養した培養物の成熟寡突起神経膠細胞の数は
同じであった。3日間臓器培養したラットの視神経の培
養物(OC−3倍葉物)では、3種類の主要の細胞の集
団が観察された。
破砕したラットの視神経の培養物と同様に(第3図)、
これらの培養物の大部分は培養96時間間口Ga1cで
標識される突起を有する寡突起神経膠細胞であり細胞総
数のほとんど40%を占めていた。別の細胞の大きな集
団(約40%)は形態的にマクロファージに類似してい
た。
以下の実験では、金魚の視神経細胞を1−2%FC3を
補足したし一15ライボウィッツ培地、又はボッティン
スタインとサトウの規定培地のラフの改変培地中で使用
されたものと同じ添加物プラス1−2%FC8を補足し
たし一15培地中で増殖させた。魚の視神経の臓器培養
は、ボッティンスタインとサトウの規定培地のラフの改
変培地中で使用されたものと同じ添加物プラス1−2%
FC3を補足したし一15培地中で行った。
再生中の金魚の視神経で調整した培地(CM)を、破砕
後8日目に除去した金魚の視神経の断片をL−15培地
中でインキュベート(培地500/Z l当り金魚の視
神経10個、室温で3時間)することにより、上記で測
定したCM−Rと同様に調製した。
魚培養物中のマクロファージは血液由来のものと内在の
ものが含まれていた。この2種類のマクロファージは形
態的基準により区別できた:血液由来のマクロファージ
は典型的には円形であり、その液胞もまた円形に並んで
いる;一方内在のマクロファージは形が不規則で液胞も
細胞質中にランダムに並んでいた。さらに血液由来と思
われる細胞は、破砕傷害後数日に切除した視神経の培養
物中には豊富に存在し、切開後臓器培養した視神経の培
養物には少なかった。あらかじめ固定した細胞上の6D
2標識液胞で証明されるように、いずれの型のマクロフ
ァージも活発にミニリン破片を貧食していた(液胞は使
用した他のどの抗体によっても標識されず、第2抗体自
身によっても標識されなかった)。培地を10%FC8
で補足した時、血液由来と思われるマクロファージは最
も増殖し、培養1週後に培養物中の他の細胞に比較して
非常に大きくなった(第7図A)。第7図Cは液胞が6
D2抗体により強く標識されているマクロファージを示
す。これらのマクロファージはまた非特異的エステラー
ゼで陽性に染まった(第8図A−C)。
内在マクロファージと思われる細胞は多くの形で出現し
たが、大きく2つの群に分けられた:まっすぐな繊維芽
細胞様の外観のもの(第8図Fと第9図E)と、より丸
くて濃く、時に突起を有するもの(第9図A−D)。血
液由来のマクロファージと内在マクロファージの間(第
9図F−G)、そして両方の型のマクロファージの寡突
起神経膠細胞の間(第9図H−I)に接触が観察された
この接触の本質は細胞の取り込みのようであり、寡突起
神経膠細胞が両方のマクロファージに取り込まれている
ようである。これらの内在マクロファージはまた非特異
的エステラーゼ陽性であった(第8図D−G)。
寡突起神経膠細胞の数とマクロファージの数の逆相関と
CMのラットの寡突起神経膠細胞への影響を考えて、再
生中の魚の視神経由来の可溶性物質(即ち−CM)が傷
害後の寡突起神経膠細胞の調節に関与しているか否かを
調べた。2−3日間臓器培養した視神経を分離したもの
の培養物にCMを加えた時、寡突起神経膠細胞の数は減
少した。オーバースリップ当りの寡突起神経膠細胞の数
は少ないため、実験を数回繰り返した。統計学的検定に
より、寡突起神経膠細胞の数へのCMの作用は有意であ
ることが証明された。これらの結果を表4に示す。
結果を解析するために使用したフリートマンブロックラ
ンク検定では、対照(未処理)とCM処理オーバースリ
ップの間の有意差は0.01%(P=0.0001)で
あった。非再生中(正常)の金魚の視神経で調整した培
地(CMN)を同様に培養物に添加しても、寡突起神経
膠細胞の数への影響は全く見られなかった(表5)。
表5 正常の金魚の視神経で調整した培地(CMN)の
魚の寡突起神経膠細胞の数への影響の、再生中の魚の視
神経で調整した培地との比較実験は表1に記載した方法
で行った。
3重測定の標準偏差。
各実験は3重繰り返しで行い、その平均を示した。
実験は2重測定で行った。従って標準偏差は示していな
い。
CMとCMNは最終濃度が40.czg/mlになるよ
うに加えた。
実施例7 本実験は56℃の処理に対する本発明のOCFの感受性
を示している。
寡突起神経膠細胞を濃厚にした新生児ラットの脳の培養
物中のGa1c陽性細胞の測定は、実験方法に記載した
ELI SAで行った。表6がら明らかなように、56
℃では光学密度の測定値が減少していることがらGa1
c陽性細胞の数が減少している。
実施例8 本実験は魚の血液のマクロファージの寡突起神経膠細胞
への影響を示す。
マクロファージに富む培養物を以下のように調製した。
魚の血液をヘパリンを含むPBS中に集めた後、70.
6mlの12重量%のファイコール(Ficoll) 
 (シグマ)に29.4mlの32.8W/Vのソジウ
ムジアトリオゼート(sodiumdiajrioza
je )  (シグマ)を混合して作ったハイベーク−
ファイコール(HYpaque−Ficoll)グラジ
ェント上に重層した。15m1のポリスチレン試験管中
で5mlのハイベーク−ファイコール上に10m1の血
液を重層した。試験管を10℃で1000gで25分間
遠心分離した。リンパ球と単球を含むバッフィコートを
取ってPBSで1回洗浄した。
細胞を集め、20×106細胞/mlに調製した。
16℃で1時間後細胞をPBSで3回洗浄して、弱く吸
着しているか吸着していない細胞を除去した。L−15
培地を細胞を加えた。
無血清培地又はリポポリサッカライドを含有する培地中
で8時間インキュベートして、マクロファージに富む培
養物で調整した培地を調製した。
この調製培地を寡突起神経膠細胞培養物に加え、実験方
法に記載したように免疫蛍光Ga1c陽性細胞を数えて
寡突起神経膠細胞の数を求めた。この最初の実験では対
照中のGa1e陽性細胞の数が839であったのに対し
、マクロファージに富む培養物の調整培地の存在下での
Ga1c陽性細胞の数は420であった。2回目の実験
では、対照のGa1c陽性細胞が62であったのに対し
、マクロファージに富む培養物の調整培地の存在下での
Ga1c陽性細胞の数は24であった。
実施例9 薬剤組成物 本発明の寡突起神経膠細胞細胞毒性因子OCFは、中枢
神経系の神経の再生に使用される薬剤組成物の活性成分
として有用である。好ましくはこれは標的臓器に局所投
与される。その塩、前駆体、断片及び/又は同族体、モ
してOCF又はその断片又は同族体の官能基誘導体、又
はこれらの混合物は、OCF活性を有する限り同じ目的
に使用することができる。
OCFは、哺乳動物特にヒトの中枢神経系細筆の再生を
促進するのに充分な量と純度で使用される。OCFは再
生すべき傷害を受けた細筆の近くに移行すると考えられ
る任意の方法で投与される。
好ましくはOCFは薬剤として許容される液状担体中で
該部位へ注射される。又はOCFを含有する移植物を外
科的に挿入することもできる。このような移植物は、O
CFをスポンジのように吸収しそれを移植の部位でゆっ
くり放出するような任意の物質(例えばニトロセルロー
ス)からなる。
他の投与方法は当業者に公知であり、それらも本発明に
含まれると考えられる。
ある患者に投与されるOCFの量は、種々の因子(例え
ば治療すべき傷害、再生すべきであると考えられる傷害
された細筆の部位及び患者の状態)に依存する。しかし
典型的にはOCFは、傷害された部位の回りに1回の注
射で又は多数回の注射で約100単位の量で投与される
か、又はOCFをニトロセルロースか又は別の吸収性の
担体にしみこませる。正確な投与量は経験的に決定され
る。
OCFは傷害を受けたらできるだけ早く投与することが
好ましい。即ちOCFは慢性傷害よりも急性傷害への使
用に好ましい。本発明では再生の期間が長いと再生を促
進することが難しくなるであうろ。
OCF単独の投与でもよい結果が得られるが、その効果
を増強するであろう任意の療法を同時に組合せることも
できる。例えば傷害部位に低エネルギーのレーザー(好
ましくはHe−Neレーザー(5分間/日、35mW)
)を照射すると、傷害後の悪化過程を遅らすことができ
、傷の形成を遅らすことができる(アジア(Aisix
 )ら、プレインレサーチ(Brain Res、)第
476巻、205−215頁、1988年)。
本発明で治療される疾患は多岐にわたり、これらは当業
者には明らかであろう。これらにはを髄の傷害、視神経
への傷害又は聴覚神経じぇの傷害などがあるが、これら
に限定されるものではない。
神経手術又は腫瘍により引き起こされる中枢神経系ニュ
ーロンへの傷害もまた本発明の方法により治療すること
ができる。
本発明の目的のためにOCFは任意の薬剤としは許容さ
れる担体又は賦形剤とともに製剤化できる。OCFは水
溶液(例えば無菌の水溶液)とすることもできる。OC
Fを含有する溶液又は粉末は安定剤を用いて安定化する
ことができる。該組成物は傷害を受けた細筆の再生の促
進のために有効な量で、 傷害部位に投与される。
文献 ■、  ニー・ビグナミ、エル・エフ・エング、デイー
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d 5ensitiマemethod of quan
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サギの視神経由来の物質は成体ウサギの傷害を受けた神
経中の再生−関連応答を誘発する(Substance
s originating from optic 
nervesol neonatal rabbit 
1nduce rege+alionassociat
ed Iesponse in 1njured ne
「ves ofadult rabit ) 、プロシ
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を含む移植物に対する成体ウサギの傷害を受けた視神経
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M、。
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nd Ba目、M、C,)、 ラットの脳の培養物中の
2型星状細胞の成長は、1かた星状細胞により産生され
るCNTF様淡白により開始される(T7pe−2as
troc7te developa+el in ra
tbrxin  calfures  it  1nt
jisjed  b7  s  CN丁F−1ikep
tojein produced b7 j7pc−1
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状細胞と寡突起神経膠細胞の異なる培養物の調製(Pr
eparajian of sepatateasHo
glial and oligodendroglia
l cecultures from taj cer
ebr@l tissue ) 、  ジャーナルオブ
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L。
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d、 M、 D、 and Riddle、 P、 )
 。
血小板由来増殖因子は寡突起神経膠細胞と星状細胞の前
駆細胞の分裂と運動性を促進し早期の分化を阻害する(
Plajelej−deriyed growth f
acjotProIIlotes diyision 
and mojilH7and inhibNspre
mature differentiation of
 theo1igodendroc7je/17e 2
 asjo+oe7je progenHorcell
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on、 W、 D、、 Burnej、F、 and 
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板由来増殖因子は、培養物中の寡突起神経膠細胞の成長
の時間を決める時計を動かす (Plajelet−derived growth 
facjot ftomgstroc7jes dri
ves the clock that limeso
ligodendroc7te developmen
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、 R,H,) 、ティー・アイ・エフ・ニス(T、 
1. N、 S、 )第7巻(1984)469−47
2頁 16、   エム・シー・ラフ、アール・エイチ・ミラ
ー、エム・ノープル(Raff、 M、 C,、Mil
ler、 RoH,andNoble、M、 ) 、培
地に依存して星状細胞または寡突起神経膠細胞に成長す
るダリア前駆細胞(^glail p+ogenHor
 cell jhrt dewelops in w自
r。
1nto  an  aslorc7je  Ot  
an  oligodendroc71edepend
ign on the culture medium
 ) 、ネーチャー(ロンドン)  (Nature 
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ー・エル・フィールズ、アール−ピー・リサク、ニス・
エイチ・フォーフマン、デイ−・エイチeシルバーバー
グ、エフ・ニー・グレンソン、ニス・ライボウィッッ、
エム・シー・ケネディー(Raff、M、C,、Mir
sk7.Ro、Fields、に、  L、、Li5a
kR,P、Forfmxn、 S、 H,、Silbe
rbeg、 D 、 H,、GtensonN A、 
Leibov山、 S、 and Kenned7. 
M 、 C,) 、ガラクトセレブロサイドは培養物中
の寡突起神経膠細胞の特異的な細胞表面抗原マーカーで
ある(Galaclocerebroside is 
a 5pecific cellsurface an
tigenic matker foroligode
ndroc7jes in endure ) 、 N
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ドライスプール、ニー・ライノく一マン、エイチ・ニス
・シン、エム・エル・シン、(RobbinsDS  
5hiraxi、Y、、Dr7sdale、B、、Li
betman、^。
5hin H,S、 and 5hin、M、 L、)
 、刺激した星状細胞番コよる寡突起神経膠細胞の細胞
毒性因子の産生(Production of cyl
ojoxic factor foroligoden
drocytes b7 stimulated as
totcyHs ) 。
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n、 C,L、、 Bunge、 R,P、、 Ard
、 M、 D 、 and Wood、P。
M、)、1型星状細胞は試験管内(夏nvHor)で成
体ラットの寡突起神経膠細胞によるミニリン化を阻害す
る(Type 1 gsjrocy+es inhib
itm7elination b71duHrat o
ligodendroc7+es inマuor ) 
+  ジャーナルオブニュロサイエンス(JNeuro
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ける血小板由来増殖因子の役割(A role fot
 plajelrt−derived growthf
actor in normal gliogenen
sis in the centranerwous 
s7slem) 、セル(Cell) 、第53巻(1
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eバレル、ニー・ソロモン、ブイ・ラビエ、エム・ハダ
ニ、アイ・ラチャイロピッチ、シー・スタイン−アイザ
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MHarel、^ 、、Solomon、^、、Lav
ie、V、、Hadani、  MRachailov
ich、 1. and 5tein−1zsak、 
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ている視神経と再生様応答(Regenerating
 fich opticnerves and reg
enera目on−like tesponse 1n
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ediates m7elin xndo1igode
nd+ocyHs damage in wNro、ア
ン・ニュウロル(^nn、Neuro1. ) 、第2
3巻(1988)339−346頁 23、   フィー ’/7−、エム・シャフナ−(S
ommer、 1. and 5chxchner、M
、 ) 、寡突起神経膠細胞の細胞表面に対するモノク
ローナル抗体(01から04):中枢神経計の免疫組織
学的研究(Monoclonal antibodie
s(01to 04) t。
o1igodendroc7je cell 5utl
aces :^nimmunocy+o10gical
 Nud7 in tie centralnetvo
us s7Nem) 、ダブ・ビオル(Dev、 Bi
ol、 )。
第83巻(1981)311−327頁4、図面の簡単
な説明     亭 第1図は、生物の形態を示す写真であり、成熟ラットの
傷害を受けた視神経の培養物中での成熟04陽性細胞へ
の魚CM−Hの効果を示す。
第2図は、出産1日後のラットの脳のGa1e陽性細胞
の試験管内(in viHo)成長への、CM−Rの効
果を示す。
第3図は新生児ラットの脳の寡突起神経膠細胞の培養物
中のGa1c陽性細胞の成長に対するCM−RとCM−
Nの効果の比較を示す。
第4図は、生物の形態を示す写真であり、新生児ラット
の脳の寡突起神経膠細胞に対するPDGFとCM−Hの
効果を比較したものである。
第5図は、CM−RとPDGFを組み合わせて適用した
場合のGa1c陽性細胞に対する効果を示している。
第6図は、生物の形態を示す写真であり、新生児ラット
のCM−Rは星状細胞と寡突起神経膠細胞の混合培養物
中の寡突起神経膠細胞に選択的に影響することを示して
いる。
第7図は、生物の形態を示す写真であり、魚の神経培養
物中の血液由来マクロファージを示す。
第8図は、生物の形態を示す写真であり、非特異的エス
テラーゼで陽性のマクロファージを示す。
第9図は、生物の形態を示す写真であり、分離前に臓器
培養した(organ colored)魚の視神経の
培養物中の内在するマクロファージを示している。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)寡突起神経膠細胞系細胞(oligodendr
    ocyteIineage)に対して選択的に毒性であ
    る、寡突起神経膠細胞細胞毒性因子(OCF)、その塩
    、前駆体、断片及び/又は同族体、そしてOFC又はそ
    の断片及び/又は同族体の官能基誘導体。
  2. (2)寡突起神経膠細胞系細胞に対して選択的に毒性で
    あり、その毒性は傷害を受けた神経の培養物中の成熟寡
    突起神経膠細胞の数を低下させる能力により測定される
    、寡突起神経膠細胞細胞毒性因子(OCF)、その塩、
    前駆体、断片及び/又は同族体、そしてOCF又、はそ
    の断片及び/又は同族体の官能基誘導体。
  3. (3)寡突起神経膠細胞系細胞の前駆細胞の成熟寡突起
    神経膠細胞及び2型星状細胞への分化を阻害する、特許
    請求の範囲第1項又は第2項に記載の因子。
  4. (4)水溶性でありかつ熱感受性である、56℃での加
    熱により活性を失う、特許請求の範囲第1項から第3項
    までのいずれか1項に記載の因子。
  5. (5)プロテアーゼ感受性であり、トリプシンによる消
    化によりその活性を失う、特許請求の範囲第1項から第
    4項までのいずれか1項に記載の因子。
  6. (6)下等を脊椎動物の再生中の傷害を受けた神経(例
    えば傷害を受けた魚の視神経)から得られ、上記再生中
    の神経の調整培地から精製できる、特許請求の範囲第1
    項から第5項までのいずれか1項に記載の因子。
  7. (7)マクロファージから得られ、マクロファージの調
    整培地から精製できる、特許請求の範囲第1項から第6
    項までのいずれか1項に記載の因子。
  8. (8)下等脊椎動物の再生中の傷害を受けた神経(例え
    ば傷害を受けた魚の視神経)から得られ、哺乳動物の神
    経の培養物中の成熟寡突起神経膠細胞の数を低下させる
    、特許請求の範囲第1項から第7項までのいずれか1項
    に記載の因子。
  9. (9)以下の特徴を有する寡突起神経膠細胞細胞毒性因
    子: 1、寡突起神経膠細胞系細胞に対して選択的に毒性であ
    るが、他の細胞(例えば1型星状細胞や繊維芽細胞)に
    対しては毒性はない; 2、下等脊椎動物や哺乳動物の傷害を受けた神経の培養
    物中の成熟寡突起神経膠細胞の数を低下させる; 3、寡突起神経膠細胞系細胞の前駆細胞の、成熟寡突起
    神経膠細胞及び2型星状細胞への分化を阻害する; 4、水溶性である; 5、熱感受性であり、56℃での加熱により活性を失う
    ; 6、プロテアーゼ感受性であり、トリプシン消化により
    その活性を失う; 7、下等脊椎動物の再生中の傷害を受けた神経(例えば
    傷害を受けた魚の視神経)の調整された培地中に存在し
    、下等脊椎動物の傷害を受けていない神経の調整された
    培地や哺乳動物の傷害を受けたか又は受けていない神経
    の調整された培地には存在しない; 8、マクロファージの調整された培地中に存在する;そ
    して 9、下等脊椎動物の再生中の傷害を受けた神経又はマク
    ロファージの調整された培地から精製できる。
  10. (10)特許請求の範囲第1項から第9項までのいずれ
    か1項に記載の寡突起神経膠細胞細胞毒性因子に対する
    抗体。
  11. (11)ポリクローナル抗体である特許請求の範囲第1
    0項に記載の抗体。
  12. (12)モノクローナル抗体である特許請求の範囲第1
    0項に記載の抗体。
  13. (13)哺乳動物の神経の再生を誘導するための薬剤と
    して活性のある物質として使用される、特許請求の範囲
    第1項から第9項までのいずれか1項に記載の因子、そ
    の塩、前駆体、断片及び/又は同族体、そして上記因子
    又はその断片及び/又は同族体の官能基誘導体。
  14. (14)哺乳動物の中枢神経系の傷害を受けた神経の再
    生を誘導するのに使用される、特許請求の範囲第1項か
    ら第9項までのいずれか1項に記載の因子、その塩、前
    駆体、断片及び/又は同族体、そして上記因子又はその
    断片及び/又は同族体の官能基誘導体。
  15. (15)哺乳動物の中枢神経系の再生のための薬剤組成
    物の調製に使用される、特許請求の範囲第1項から第9
    項までのいずれか1項に記載の因子、その塩、前駆体、
    断片及び/又は同族体、そして上記因子又はその断片及
    び/又は同族体の官能基誘導体。
  16. (16)薬剤として許容される担体とともに、活性成分
    として特許請求の範囲第1項から第9項までのいずれか
    1項に記載の寡突起神経膠細胞細胞毒性因子、又はその
    塩、前駆体、断片及び/又は同族体、又は上記因子又は
    その断片又は同族体の官能基誘導体、又はこれらの混合
    物よりなる、薬剤組成物。
  17. (17)中枢神経系の神経の再生のための標的臓器への
    局所投与用の、特許請求の範囲第16項に記記載の薬剤
    組成物。
  18. (18)傷害の部位へ投与した時、傷害された軸策の再
    生を促進するのに有効な量の、単位服用量の寡突起神経
    膠細胞細胞毒性因子と、薬剤として許容される担体又は
    賦形剤よりなる薬剤組成物。
  19. (19)下等脊椎動物又はマクロファージの再生中の神
    経の再調整した培地を分離手段(例えばクロマトグラフ
    ィー)に供することよりなる、特許請求の範囲第1項か
    ら第9項までのいずれか1項に記載の因子の製造方法。
JP2226435A 1989-08-28 1990-08-28 細胞毒性因子 Pending JPH0411896A (ja)

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