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JPH04111972U - ブロツク体における流路のコーナー部構造 - Google Patents

ブロツク体における流路のコーナー部構造

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Publication number
JPH04111972U
JPH04111972U JP2446591U JP2446591U JPH04111972U JP H04111972 U JPH04111972 U JP H04111972U JP 2446591 U JP2446591 U JP 2446591U JP 2446591 U JP2446591 U JP 2446591U JP H04111972 U JPH04111972 U JP H04111972U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
corner
corner part
blind
block body
Prior art date
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Granted
Application number
JP2446591U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2570382Y2 (ja
Inventor
博二 浅井
Original Assignee
高砂電氣工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 高砂電氣工業株式会社 filed Critical 高砂電氣工業株式会社
Priority to JP1991024465U priority Critical patent/JP2570382Y2/ja
Publication of JPH04111972U publication Critical patent/JPH04111972U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570382Y2 publication Critical patent/JP2570382Y2/ja
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  • Valve Housings (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ソレノイドバルブ等を形成するブロック体内部
において、流体が停滞して澱みを起こしたり、気泡を残
留したりすることがない、円滑な流れが得られるコーナ
ー部を形成する。 【構成】ソレノイドバルブ1内の、水平流路13aと垂
直流路13bからなるL字型コーナー部17において、
水平流路13aの開口側不要部分を閉塞する盲栓15の
頭部15aは前記水平流路13aより大きく、断面が台
形状を呈し、水平流路13aの開口端部に形成された嵌
合部の形状に一致する。そして盲栓15は頭部15aを
嵌合部16に嵌め込んで水平流路13a内へ圧入した場
合、先端がL字型のコーナー部17に達する長さで、そ
の先端のコーナー当接面部が、両流路に連続した湾曲面
形状となるように形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばソレノイドバルブのバルブボディ内に形成されるマニホール ド等、ブロック体における流路のコーナー部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属、樹脂等のブロック体内にバイパス路やマニホールド等の流路を形成する 場合、内部流路は、ポートの位置によっては直線流路ばかりでなく当然屈曲流路 も存在する。屈曲流路のコーナー部分は、先ず一方向に流路を貫設し、その貫通 流路に対して斜め或は直交する流路を前記貫通流路との交叉部分まで穿設し、そ の後、貫通流路の不必要な開口部を盲栓によって閉塞することによって形成され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
屈曲流路は、盲栓で開口部分のみを閉塞しただけであると、コーナー部と盲栓 との間に空間部が形成され、その部分で流体が停滞してよどみが生じ、流体中に 気泡が混入していたりするとその気泡が排出されずに残ったり、流体を変更しよ うとしても完全にクリーニングできないなどの欠点がある。そこで盲栓をその先 端がコーナー部に達する長さまで延長すればよどみを起こす空間を無くすことは できるが、従来は盲栓の先端部が平坦面であるため、コーナー部は角ばったL字 形状となる。従って流体は急激な方向変換の際に顕著な乱流現象が起こり、又摩 擦抵抗が大きいので円滑な流れが阻害されてしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、ブロック体における流路のコーナー部において流体の流れを 円滑に行なわしめる流路を提供するもので、その構成は、流路の不要部分を閉塞 する盲栓に位置決め手段を設け、その盲栓のコーナー当接面部を、両流路に連続 した湾曲面形状としたものである。
【0005】
【作用】
ブロック体内部の流路におけるコーナー部の壁面が滑らかな曲線に形成される ため、流体が該流路コーナー部を通過する際は、恰も層流の如くスムーズに流れ 、何等トラブルを起こすことなく方向転換できる。
【0006】
【実施例】
以下本考案に係るコーナー部構造を、ソレノイドバルブを例にとりその実施例 を図面に基いて説明する。 図1において、1はソレノイドバルブで、コイルハウジング2内には、中央に プランジャスプリング3が、電磁弁コイル4により作動するプランジャ5を常時 下方へ付勢せしめている。コイルハウジング2の下部におけるバルブボディ6内 には、中央に上下方向へ貫通路7が貫設され、その貫通路7の中間部分は太径の 弁室8に、上部はプランジャ室9になっており、そのプランジャ室9内まで前記 プランジャ5が進出している。
【0007】 貫通路7の弁室8より下方は出力ポート10が設定され、弁室8内には、貫通 路7と流出ポート10との境に夫々弁座8a、8bが形成されていると共に、前 記プランジャ5に連結された弁体11が、周囲に空間が形成された状態で配置さ れ、プランジャ5の上下作動によって、いずれかの弁座8a、8bに当接し、貫 通路7或は流出ポート10に対して開閉操作が行なわれる。又バルブボディ6の 底面には、前記弁室8の底面隅角部に達し、その弁室8に連通する入力ポート1 2が、出力ポート10の脇にその出力ポート10と平行に形成されている。
【0008】 13は、弁室8と貫通路7により連通したプランジャ室9を、バルブボディ6 の底面に形成された流出ポート14とを連通させる屈曲流路であり、この屈曲流 路13は、バルブボディ6の側面から貫通路7に達する水平流路13aと、その 水平流路13a途中から底面へ突き抜けた垂直流路13bと、水平流路13aの 開口側を閉塞する盲栓15とでL字型に形成されている。 前記盲栓15の頭部15aは前記水平流路13aより大きく、断面が台形を呈 し、水平流路13aの開口端部に形成された嵌合部16の形状に合致する。そし て盲栓15は、頭部15aを嵌合部16に嵌め込んで水平流路13a内へ圧入し た場合、先端がL字型のコーナー部17に達する長さで、その先端は、コーナー 部の理想的内壁面形状となっている。 前記バルブボディ6は、弁の組み入れを可能とすべく上下に二分割できる構造 となっており、流路及び弁室の分割面にはシール部材が設けられている。又前記 盲栓15はバルブボディ6等と同じフッ素樹脂で成形されている。 尚18、18は取り付けボルトである。
【0009】 このように形成されたソレノイドバルブ1は、プランジャ5が電磁弁コイル4 により引き上げられているときは、弁体11が上方の弁座8aを閉塞し、流入ポ ート12から流入した流体は、弁室8を通って流出ポート10へ抜ける。又弁体 11がプランジャスプリング3によって下方へ付勢されているときは、弁体11 は下方の弁座8bを閉塞し、流入ポート12から流入した流体は、弁室8から貫 通路7を通ってプランジャ室9へ送られ、そこから屈曲流路13を通って流出ポ ート14へ抜ける。流体が屈曲流路13のL字型のコーナー部を通過するときは 、コーナー部が盲栓15の先端部形状により曲面に形成されているため、よどみ 無く流れ、損失も少ない。殊に流路径が1mm足らずの超小型のソレノイドバル ブにあっては信頼性が高いものとなる。
【0010】 上記実施例においては流路コーナー部が直角のものについて説明したが、該コ ーナー部は鋭角又は鈍角であっても、盲栓先端部の形状をその角度に適合させる ことで同様の効果が得られる。 尚前記盲栓は、圧入後に溶接、ビス止め、或は図2の如く取付け板19とネジ により抜け止めを図ることが望ましく、又盲栓の頭部形状は、正確な位置決めが 可能であれば、台形以外の嵌め合わせや、位置決めピン等を利用することができ る。 前記実施例はソレノイドバルブについて説明したが、本考案のコーナー部構造 は、ソレノイドバルブのバルブボディに限らず流路コーナーを有するブロック体 において応用でき、その利用範囲は広い。
【0011】
【考案の効果】
以上本考案によれば、流体はコーナー部でスムーズに方向転換できるため、乱 流、気泡発生を防止できる。又盲栓先端を湾曲状に形成するという簡単な加工の みで実施できるので、製造に要するコストも少なく、業界における実益は多大で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコーナー部構造を有したソレノイ
ドバルブの構造を示す断面図である。
【図2】本考案に係るコーナー部構造の説明図である。
【符号の説明】
1・・ソレノイドバルブ、2・・コイルハウジング、3
・・プランジャスプリング、4・・電磁弁コイル、5・
・プランジャ、6・・バルブボディ、7・・貫通路、8
・・弁室、8a、8b・・弁座、9・・プランジャ室、
10・・流出ポート、11・・弁体、12・・流入ポー
ト、13・・屈曲流路、13a・・水平流路、13b・
・垂直流路、14・・流出ポート、15・・盲栓、15
a・・頭部、16・・嵌合部、17・・コーナー部、1
8・・取り付けボルト、19・・取付け板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロック体内部において交叉する流路の交
    点に形成されるコーナー部であって、流路の不要部分を
    閉塞する盲栓に位置決め手段を設け、その盲栓のコーナ
    ー当接面部を、両流路に連続した湾曲面形状としたこと
    を特徴とするブロック体における流路のコーナー部構
    造。
JP1991024465U 1991-03-18 1991-03-18 ブロック体における流路のコーナー部構造 Expired - Fee Related JP2570382Y2 (ja)

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JPH04111972U true JPH04111972U (ja) 1992-09-29
JP2570382Y2 JP2570382Y2 (ja) 1998-05-06

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CN105485402A (zh) * 2014-10-02 2016-04-13 高砂电气工业株式会社 小型电磁阀

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