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JPH04111809A - ポストテンションコンクリート基礎底板 - Google Patents

ポストテンションコンクリート基礎底板

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Publication number
JPH04111809A
JPH04111809A JP23103490A JP23103490A JPH04111809A JP H04111809 A JPH04111809 A JP H04111809A JP 23103490 A JP23103490 A JP 23103490A JP 23103490 A JP23103490 A JP 23103490A JP H04111809 A JPH04111809 A JP H04111809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
ground
foundation
post
concrete foundation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23103490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2771317B2 (ja
Inventor
Noboru Abe
阿部 陞
Yoshihito Kazama
風間 義仁
Yoshihisa Sato
佐藤 芳久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP23103490A priority Critical patent/JP2771317B2/ja
Publication of JPH04111809A publication Critical patent/JPH04111809A/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ポストテンション方式によりプレスI・レ
スを導入した構造物の基礎と地盤との間に生じる摩擦力
を緩和するようにしたポストテンションコンクリート基
礎底板に関する。
〔従来の技術〕
従来から用いられている構造物の直接基礎のうち、第3
図に示すように大きい部材断面を有するものは、その断
面の大きさHlに応じて地盤面下の土を掘削する、いわ
ゆる根切底も深くする必要がある。また同図においては
上床板1、底板2、及び柱3を受ける梁4とから構成さ
れたべた基礎を構成するのに、梁4や上床板1の構築に
型枠も必要となる。そこでこれらの欠点を解消するため
に、第4図に示すようなマット基礎(基礎底板)5が考
えられ実際に施工されている。このマット基礎は底板5
のみで構成されており、基礎高さH2が第3図に示した
従来例の基礎高さHlに比べて著しく小さくなり、同時
に梁4や上床板1の型枠を必要とせず、基礎底が浅くな
ることによる根切り量の低減、型枠工事の大幅な減少に
より工事費、工期の点で著しい効果を挙げることができ
る。なお、図中、6は支持地盤、7は補強鉄筋を示す。
しかし、上記効果の反面、従来のべた基礎(第3図)と
比べて梁4や上床板1が無く、基礎高さH2が小さいた
め、建物重量を支える基礎としては応力上、非常に不利
となり、特に柱3直下の荷重集中を受ける部分では設計
上に無理を生じ、全体の厚さH2を大きくせざるを得す
、結局、上記効果を減殺させてしまう場合が多い。
そこで、上記欠点を緩和するために、特公平15160
9号に提案されているように、底板5中において、柱や
壁の集中荷重のかかる位置ではPC鋼材8(第4図)が
マツトスラブ(底板5)の下側に、柱と柱の中間位置で
はPCi材8がマツトスラブ5の上側に位置するように
、PC鋼材8を放物線状に配置し、緊張したポストテン
ション方式によりプレストレスを導入した基礎底板とし
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、一般的に鉄筋コンクリート構造物にプレストレ
スを導入すると、プレストレスの導入方向に沿って構造
物が縮むことになる。地上の構造物においては、構造物
の縮みを妨げるものが少ないが、基礎にプレストレスを
導入した場合には、基礎底板と地盤との間に生じる摩擦
力の作用によて、導入したプレストレスが地盤の方に逃
げて、底板に集中的にかかる荷重の分散やそのため接地
圧を均等にできる等のプレストレス導入効果を著しく低
下させる。即ち、基礎を支持する地盤に本来の建物を重
量以外に余分な力(摩擦カー横力)を加重して地盤を損
傷することもある。
この発明は、このような従来の問題点にかんがみてなさ
れたものであって、従来の基礎が地盤の上に直接に接し
ていた点を改め、地盤と基礎との間に摩擦力を低減させ
る材料を介装する等により、上記課題を解決することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記目的を達成するために、構造物のコン
クリート基礎底板に、ポストテンション方式によりPC
鋼材を埋設して緊張しプレストレスを導入する構造にお
いて、前記コンクリート基礎底板と地盤との間に両者間
の摩擦力を低減する減摩材料を介装したポストテンショ
ンコンクリート基礎底板としたものであり、また同様に
プレストレスを導入する構造において、構造物の柱また
は壁の直下のコンクリート基礎底板下方に、断面が逆台
径をなす箱状または梁状の突出基礎をコンクリート基礎
底板と一体に形成するとともにPC鋼材を上記突出基礎
内でカテナリー状に張設し、さらに該突出基礎を有する
コンクリート基礎底板と地盤との間に両者間の摩擦力を
低減する減摩材料を介装してポストテンションコンクリ
ート基礎底板としたものである。
〔作用〕
この発明は上記のような構成となっていて、従来のポス
トテンションコンクリート基礎底板の弱点である柱また
は壁直下の部分を応力上必要な範囲のみを断面が逆台形
の箱状又は梁状に掘り下げ、通常の型枠を用いずにコン
クリートを打設して基礎底板と一体化し、且つ前記は箱
状又は梁状に形成された突出部においてPC鋼材がカテ
ナリー状に張設されているために、基礎底板にかかる柱
や壁直下における集中荷重が分散され、そのため接地圧
を均等にできる。さらに地盤と基礎底板との間には減摩
材料が介装されているために、導入されたプレストレス
が地盤の方へ逃げるのを大幅に低減できるので、上記集
中荷重の分散その他の効果が充分に発揮される。
また、箱状、梁状の突出部は断面が逆台形となってプレ
ストレスの作方方向に対して減摩材料を介して斜面を形
成しているため、上記効果が保証されるとともに、地盤
の損傷等を生じない。
〔実施例〕
以下、この発明を図面を参照して説明する。第1図は本
発明に係る一実施例の説明図である。なお、従来例と同
一部材にっては同一符号を付し、重複する説明を省く。
図において、従来と同様な厚さ(H2)の基礎底板5の
、建物の柱3や壁を受ける直下部には、断面が逆台形を
なす箱状又は梁状の突出基礎14が底板5と一体的に形
成されている。
この突出基礎14は柱3を受ける場所では通常箱状に形
成され、壁部分を受ける場合や柱スパンの大小に応じて
は箱状基礎を一方向に延長した梁状に形成するものであ
る。また、柱3は第2図に示すように通常、複数本があ
る間隔をおいて横方向と、これに直交する方向とに立設
される。
18a、18bはPC鋼材であって、いずれも上記突出
基礎14内でカテナリー状に張設される(このPC鋼材
18a、18bは上記のように直交して配設される場合
を示したものであるが、方向のみの場合もある)。なお
、PC鋼材の張設は、コンクリート打設に際し、コンク
リートの中にシース(図示せず)を配置して緊張材であ
るPC鋼材の配置孔を作り、打設したコンクリートが所
要強度に達した後、シースの中に通されたPC鋼材をジ
ヤツキなどで緊張し、PC鋼材の端部をコンクリートに
固定して、コンクリート基礎にプレストレスを導入する
。続いてシース内の隙間にグラウト材を注入して張設を
完了する。
このようにして本発明は従来の基礎底板の長所を生かし
つつ、その欠点となるべき朴直下の部分を応力上、必要
な範囲のみを前記箱状に掘り下げ、通常の型枠を用いず
に、突出基礎を有する基礎底板を構築して従来の欠点を
補うものである。しかし、第2図に示すように、基礎1
0と地盤6とが直接、接触している場合には、前記のよ
うに緊張材18(PC鋼材)に緊張力(プレストレス)
Pを導入すると、本来、基礎10にのみ付与したい緊張
力が基礎10と地盤6との間に生じる摩擦力として消費
され、地盤6の方へ緊張力が逃げてしまう。
そこで、実施例では上記摩擦力を低減させるために基礎
10と地盤6との間に、減摩材料として20〜50mm
の厚さの砂層11 (又はこれと同様の効果を有するも
の)、及び突出基礎14の斜面が摩擦力低減の妨げとな
らないような弾力的充填材としてのアスファルト又グラ
スウール12、さらに摩擦力の低減と防水効果を有する
ポリエチレンシート13、等を介装しである。なお16
は地盤6表面を円滑にするための薄いコンクリート層(
捨てコンクリート)を示す。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、通常の型枠を用
いずにコンクリート打設を行うために材料費が低減でき
ること、突出基礎内にPC鋼材をカテナリー状に張設し
たために基礎底板にかかる柱や壁直下における集中荷重
が分散され、そのため接地圧を均等にできること、地盤
と基礎底板との間の減摩材により導入されたプレストレ
スが地盤の方へ逃げるのを防ぐため前記集中荷重の分散
その他の効果が充分に発揮されること、従って地盤の損
傷を生じないこと、基礎底を浅くできるため根切り量を
低減できること、等により型枠工事の大幅な減少、工事
費の低減、工期の短縮など多くの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の要部断面図、第2図は
実施例の補助説明図、第3図はポストテンション方式に
依らない従来の断面図、第4図はポストテンション方式
による従来例の断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)構造物のコンクリート基礎底板に、ポストテンシ
    ョン方式によりPC鋼材を埋設して緊張しプレストレス
    を導入する構造において、前記コンクリート基礎底板と
    地盤との間に両者間の摩擦力を低減する減摩材を介装し
    たことを特徴とするポストテンションコンクリート基礎
    底板。
  2. (2)構造物のコンクリート基礎底板に、ポストテンシ
    ョン方式によりPC鋼材を埋設して緊張しプレストレス
    を導入する構造において、構造物の柱又は壁の直下のコ
    ンクリート基礎底板下方に、断面が逆台形をなす箱状又
    は梁状の突出基礎をコンクリート基礎底板と一体に形成
    するとともにPC鋼材を上記突出基礎内でカテナリー状
    に張設し、さらに該突出基礎を有するコンクリート基礎
    底板と地盤との間に両者間の摩擦力を低減する減摩材を
    介装したことを特徴とするポストテンションコンクリー
    ト基礎底板。
JP23103490A 1990-08-31 1990-08-31 ポストテンションコンクリート基礎底板 Expired - Lifetime JP2771317B2 (ja)

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