JPH04107347A - クラッチ装置 - Google Patents
クラッチ装置Info
- Publication number
- JPH04107347A JPH04107347A JP2225409A JP22540990A JPH04107347A JP H04107347 A JPH04107347 A JP H04107347A JP 2225409 A JP2225409 A JP 2225409A JP 22540990 A JP22540990 A JP 22540990A JP H04107347 A JPH04107347 A JP H04107347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- cam
- differential
- axial direction
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
- F16D27/108—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
- F16D27/112—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D27/115—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
この発明は、車両等のデファレンシャル装置の差動制限
を多板クラッチによりおこなうクラッチ装置に関する。
を多板クラッチによりおこなうクラッチ装置に関する。
(従来の技術)
例えば、車両のりャディファレンシャル装置に、特開昭
63−195449号公報等に記載されるように、プラ
ネタリ−ギア式のものが使用されたものがある。そして
、内歯車にはエンジン側から駆動力が入力され、遊星キ
ャリアまたは太陽歯車が、左右輪の駆動軸へ前記駆動力
を出力するようになっている。このような構成により、
左右輪の回転に差が生じても、この回転差を吸収し駆動
力を均等に出力できるようになっている。これにより車
両のコーナー走行時等において左右輪に回転差が生じて
も滑らかな走行がおこなえるようになっている。
63−195449号公報等に記載されるように、プラ
ネタリ−ギア式のものが使用されたものがある。そして
、内歯車にはエンジン側から駆動力が入力され、遊星キ
ャリアまたは太陽歯車が、左右輪の駆動軸へ前記駆動力
を出力するようになっている。このような構成により、
左右輪の回転に差が生じても、この回転差を吸収し駆動
力を均等に出力できるようになっている。これにより車
両のコーナー走行時等において左右輪に回転差が生じて
も滑らかな走行がおこなえるようになっている。
しかし、左輪側または右輪側が雪、氷、或いはぬかるみ
等に入り空転すると、エンジンの駆動力はこの空転する
車輪に使われてしまい走行できなくなってしまう。そこ
で、前記回転差を吸収する差動を制限する多板クラッチ
を用いている。
等に入り空転すると、エンジンの駆動力はこの空転する
車輪に使われてしまい走行できなくなってしまう。そこ
で、前記回転差を吸収する差動を制限する多板クラッチ
を用いている。
しかしこの多板クラッチを働かせてロックに至るまでの
充分な差動制限力を得るためには非常に大きな力が必要
であった。従って、従来のように単に電磁石で多板クラ
ッチを締結するものでは十分な制限力が得られなくなる
恐れがあった。そこで、出願人は小さな力で大きな差動
制限力を得ることのできる電磁式C3Dをすてに出願し
ている(第4図参照)。この電磁式C3Dは、電磁式の
パイロット多板クラッチ87が締結されることでデフケ
ース31に対しカムリング77が固定され、このカムリ
ング77はデフケース31の回転に伴って回転すること
により、遊星キャリア47に対し相対的に回動する。こ
れにより、カム7つを構成するボール78の働きによっ
て(本考案の実施例を説明する第2図参照)、押圧部材
である遊星キャリア47を軸方向に移動させる。移動し
た遊星キャリア47により押圧されてメイン多板クラッ
チ75が締結されて、差動制限力を得る。このようにパ
イロット多板クラッチ87による力は、デフケース31
の回転力およびカム79の働きにより拡大され、メイン
多板クラッチ75を大きな力で締結し、大きな差動制限
力を得る。
充分な差動制限力を得るためには非常に大きな力が必要
であった。従って、従来のように単に電磁石で多板クラ
ッチを締結するものでは十分な制限力が得られなくなる
恐れがあった。そこで、出願人は小さな力で大きな差動
制限力を得ることのできる電磁式C3Dをすてに出願し
ている(第4図参照)。この電磁式C3Dは、電磁式の
パイロット多板クラッチ87が締結されることでデフケ
ース31に対しカムリング77が固定され、このカムリ
ング77はデフケース31の回転に伴って回転すること
により、遊星キャリア47に対し相対的に回動する。こ
れにより、カム7つを構成するボール78の働きによっ
て(本考案の実施例を説明する第2図参照)、押圧部材
である遊星キャリア47を軸方向に移動させる。移動し
た遊星キャリア47により押圧されてメイン多板クラッ
チ75が締結されて、差動制限力を得る。このようにパ
イロット多板クラッチ87による力は、デフケース31
の回転力およびカム79の働きにより拡大され、メイン
多板クラッチ75を大きな力で締結し、大きな差動制限
力を得る。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、以上の技術によれば、第4図に示すよう
に、パイロット多板クラッチ87及びカム79を働かせ
押圧部材である遊星キャリヤ47を軸方向に移動させた
際に、この移動させる力が遊星歯車43.49、太陽歯
車53、及びデフケースの内歯車41の噛合部に吸収さ
れてしまい、メイン多板クラッチ75を効率よく作動さ
せにくかった。
に、パイロット多板クラッチ87及びカム79を働かせ
押圧部材である遊星キャリヤ47を軸方向に移動させた
際に、この移動させる力が遊星歯車43.49、太陽歯
車53、及びデフケースの内歯車41の噛合部に吸収さ
れてしまい、メイン多板クラッチ75を効率よく作動さ
せにくかった。
本発明は以上の問題点を解決するために成されたもので
、カムを働かせて、効率よく多板クラッチを押圧するこ
とのできるクラッチ装置を提供することを目的とする。
、カムを働かせて、効率よく多板クラッチを押圧するこ
とのできるクラッチ装置を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明は、以上の目的を達成するためになされたもので
、デフケースに対し相対回転自在な一対の回転体と、前
記デフケースと一対の回転体間に設けられた差動歯車機
構と、この差動歯車機構の一側に配置され差動回転部間
に設けられたメインクラッチと、このメインクラッチを
差動歯車機構側へ押圧可能な押圧部材と、この押圧部材
を移動させるカム機構と、締結力に応じてこのカム機構
を働かせるパイロットクラッチと、このパイロ暑装置。
、デフケースに対し相対回転自在な一対の回転体と、前
記デフケースと一対の回転体間に設けられた差動歯車機
構と、この差動歯車機構の一側に配置され差動回転部間
に設けられたメインクラッチと、このメインクラッチを
差動歯車機構側へ押圧可能な押圧部材と、この押圧部材
を移動させるカム機構と、締結力に応じてこのカム機構
を働かせるパイロットクラッチと、このパイロ暑装置。
(作用)
本発明の構成によれば、カムが働くと、このカムと遊星
歯車機構との間で直接に多板クラッチを押圧する。従っ
て押圧部材のカが太陽歯車、遊星歯車、及びデフケース
の内歯車の噛合部を介して多板クラッチに伝わるという
ことがなく、効率よくメイン多板クラッチを押圧するこ
とができる。
歯車機構との間で直接に多板クラッチを押圧する。従っ
て押圧部材のカが太陽歯車、遊星歯車、及びデフケース
の内歯車の噛合部を介して多板クラッチに伝わるという
ことがなく、効率よくメイン多板クラッチを押圧するこ
とができる。
(実施例)
以下、この発明の詳細な説明する。
まず第5図に示した動力系は、エンジン1.トランスミ
ッション3.左右の前輪13,15.プロペラシャフト
1つ、この実施例を用いたリヤデフ5(後輪側のデファ
レンシャル装置)、後車軸23.25.左右の後輪27
.29などを備えている。
ッション3.左右の前輪13,15.プロペラシャフト
1つ、この実施例を用いたリヤデフ5(後輪側のデファ
レンシャル装置)、後車軸23.25.左右の後輪27
.29などを備えている。
第1図のようにリヤデフ5のデフケース31はデフキャ
リア33内に回転自在に配置されており、そのフランジ
部35にはリングギヤ37がボルトで固定され、このリ
ングギヤ37はプロペラシャフト19に連結されたドラ
イブピニオンシャフト後端に形成されたピニオンギヤと
噛合っている。
リア33内に回転自在に配置されており、そのフランジ
部35にはリングギヤ37がボルトで固定され、このリ
ングギヤ37はプロペラシャフト19に連結されたドラ
イブピニオンシャフト後端に形成されたピニオンギヤと
噛合っている。
例示したデフケース31は、円筒状部32の右端開口部
を、蓋34で塞いだものである。
を、蓋34で塞いだものである。
デフケース31の内周部には内歯車41が設けられ、こ
の内歯車41には外側の遊星歯車43が噛合っている。
の内歯車41には外側の遊星歯車43が噛合っている。
遊星歯車43は軸45に回転自在に支承されており、軸
45は遊星キャリヤ47に支持されている。
45は遊星キャリヤ47に支持されている。
またこの遊星歯車43は内側の遊星歯車49と噛合って
おり、内側の遊星歯車49は遊星キャリヤ47に支持さ
れた軸5oに回転自在に支承されているとともに太陽歯
車53と噛合い、こうしてリヤデフ5である遊星歯車機
構55が構成されている。
おり、内側の遊星歯車49は遊星キャリヤ47に支持さ
れた軸5oに回転自在に支承されているとともに太陽歯
車53と噛合い、こうしてリヤデフ5である遊星歯車機
構55が構成されている。
遊星キャリヤ47は右の後車軸25にスプライン係合し
右の後輪29に連結されている。
右の後輪29に連結されている。
太陽歯車53はボス部57を有し左の後車軸23にスプ
ライン係合し左の後車輪27に連結されている。
ライン係合し左の後車輪27に連結されている。
第1図のように遊星歯車機構55の左側において、クラ
ッチドラム69が遊星キャリヤ47に固定されている。
ッチドラム69が遊星キャリヤ47に固定されている。
このクラッチドラム69に形成した歯部70に外側の摩
擦板71を軸方向移動のみ自在に係合し、太陽歯車53
のボス部57に形成した歯部58には、前記摩擦板71
と軸方向に交互に配置された内側の摩擦板73が軸方向
移動のみ自在に係合し、これにより差動制限用のメイン
多板クラッチ75を構成している。
擦板71を軸方向移動のみ自在に係合し、太陽歯車53
のボス部57に形成した歯部58には、前記摩擦板71
と軸方向に交互に配置された内側の摩擦板73が軸方向
移動のみ自在に係合し、これにより差動制限用のメイン
多板クラッチ75を構成している。
この多板クラッチ75が締結されると太陽歯車53と遊
星キャリヤ47間の相対回転が制限され、前後輪間の差
動は制限される。
星キャリヤ47間の相対回転が制限され、前後輪間の差
動は制限される。
メイン多板クラッチ75の左側には、このメイン多板ク
ラッチ75を軸方向図中右側へ押圧するリング状の押圧
部材77Aがボス部57にスプライン結合し軸方向移動
可能に設けられている。また、この押圧部材77Aの左
側にはカム手段を構成するカムリング77Bが配置され
ている。そして、前記押圧部材77Aとカムリング77
Bの対向面には、第4図に示すようにV字状のカム溝7
7Cが形成され、このカム溝77C内にボール78が配
置され、カム7つが形成されている。このカム79は、
カムリング77Bと押圧部材77Aとが相対的に回動す
ると、ボール78が、カム溝77C内の斜面に押され、
これによって押圧部材77Aが軸方向右側へ移動するも
のである。
ラッチ75を軸方向図中右側へ押圧するリング状の押圧
部材77Aがボス部57にスプライン結合し軸方向移動
可能に設けられている。また、この押圧部材77Aの左
側にはカム手段を構成するカムリング77Bが配置され
ている。そして、前記押圧部材77Aとカムリング77
Bの対向面には、第4図に示すようにV字状のカム溝7
7Cが形成され、このカム溝77C内にボール78が配
置され、カム7つが形成されている。このカム79は、
カムリング77Bと押圧部材77Aとが相対的に回動す
ると、ボール78が、カム溝77C内の斜面に押され、
これによって押圧部材77Aが軸方向右側へ移動するも
のである。
カムリング77Bとデフケース31の間にはカム79か
らのスラスト反力を受けるスラストベアリング81が配
置されている。
らのスラスト反力を受けるスラストベアリング81が配
置されている。
クラッチドラム69とカムリング77Bとの間には軸長
方向へ交互に外側と内側の摩擦板83゜85が配置され
ている。すなわち、外側の摩擦板83はクラッチドラム
69の内周部の歯部70に軸方向移動のみ自在に係合し
、内側の摩擦板85はカムリング77Bの外周部の歯部
78に軸方向移動のみ自在に係合してパイロット多板ク
ラッチ87を構成している。
方向へ交互に外側と内側の摩擦板83゜85が配置され
ている。すなわち、外側の摩擦板83はクラッチドラム
69の内周部の歯部70に軸方向移動のみ自在に係合し
、内側の摩擦板85はカムリング77Bの外周部の歯部
78に軸方向移動のみ自在に係合してパイロット多板ク
ラッチ87を構成している。
デフケース31の外側には、パイロット多板クラッチ8
7の左側に電磁石89がベアリング91を介して支承さ
れている。他方、パイロット多板クラッチ87の右側に
は電磁石89により吸引されて多板クラッチ87を締結
する押圧リング93が配置され、これらにより電磁多板
クラッチ95が構成されている。
7の左側に電磁石89がベアリング91を介して支承さ
れている。他方、パイロット多板クラッチ87の右側に
は電磁石89により吸引されて多板クラッチ87を締結
する押圧リング93が配置され、これらにより電磁多板
クラッチ95が構成されている。
尚、以上の実施例においては、パイロット多板クラッチ
87は、カムリング77Bとクラッチドラム69すなわ
ち遊星キャリヤ47側との間に設けられているが、他の
実施例においてはカムリング77Bとデフケース31側
との間に設けられるものでもよい。
87は、カムリング77Bとクラッチドラム69すなわ
ち遊星キャリヤ47側との間に設けられているが、他の
実施例においてはカムリング77Bとデフケース31側
との間に設けられるものでもよい。
以下、この実施例の動作について説明する。エンジン1
からの駆動力によるデフケース31の回転は遊星歯車機
構55の噛合いにより遊星キャリヤ47から右後輪29
に伝達され、太陽歯車53から左後輪27に伝達される
。
からの駆動力によるデフケース31の回転は遊星歯車機
構55の噛合いにより遊星キャリヤ47から右後輪29
に伝達され、太陽歯車53から左後輪27に伝達される
。
このとき、左右輪間の駆動抵抗に差があるとこの差に応
じてエンジン1の駆動力は遊星歯車43゜49の自転と
公転による太陽歯車53と遊星キャリヤ47の相対回転
により左後輪側と右後輪側とに差動分配される。
じてエンジン1の駆動力は遊星歯車43゜49の自転と
公転による太陽歯車53と遊星キャリヤ47の相対回転
により左後輪側と右後輪側とに差動分配される。
そして電磁多板クラッチ95を締結状態にすると、カム
リング77Bはクラッチドラム69連結されるからカム
79の作用により、パイロット多板クラッチ87の小さ
な締結力にもかがわらずメイン多板クラッチ75による
大きな差動制限が行われる。
リング77Bはクラッチドラム69連結されるからカム
79の作用により、パイロット多板クラッチ87の小さ
な締結力にもかがわらずメイン多板クラッチ75による
大きな差動制限が行われる。
すなわち、電磁石8つによりパイロット多板クラッチ8
7を締結させ、クラッチドラム69つまり遊星キャリヤ
47側と、カムリング77Bが連結されることで、カム
リング77Bは押圧部材77Aに対し相対的に回動する
。この回動によりカム79のボール78が押圧部材77
Aを軸方向図中右側へ移動させる。この移動した押圧部
材77Aはメイン多板クラッチ75の摩擦板73を押圧
し、メイン多板クラッチ75を締結する。
7を締結させ、クラッチドラム69つまり遊星キャリヤ
47側と、カムリング77Bが連結されることで、カム
リング77Bは押圧部材77Aに対し相対的に回動する
。この回動によりカム79のボール78が押圧部材77
Aを軸方向図中右側へ移動させる。この移動した押圧部
材77Aはメイン多板クラッチ75の摩擦板73を押圧
し、メイン多板クラッチ75を締結する。
従って、押圧部材77Aは遊星歯車49、輔50、遊星
キャリヤ47などを押圧方向に移動させることなく前記
メイン多板クラッチ75を押圧できる。よって、押圧部
44’ 77 Aのスラスト力が遊星歯車43.49、
内歯車41、太陽歯車53の噛合部に吸収されることな
く、効率よくメイン多板クラッチ75の締結をおこなえ
る。特に、デファレンシャル装置が働き前記歯車49.
50.4−7に対しトルクが働いて、これらの歯車が強
く噛合った状態においても、これらの噛合部を移動させ
る必要がないので、前記メイン多板クラッチ75の締結
が容易におこなえる。
キャリヤ47などを押圧方向に移動させることなく前記
メイン多板クラッチ75を押圧できる。よって、押圧部
44’ 77 Aのスラスト力が遊星歯車43.49、
内歯車41、太陽歯車53の噛合部に吸収されることな
く、効率よくメイン多板クラッチ75の締結をおこなえ
る。特に、デファレンシャル装置が働き前記歯車49.
50.4−7に対しトルクが働いて、これらの歯車が強
く噛合った状態においても、これらの噛合部を移動させ
る必要がないので、前記メイン多板クラッチ75の締結
が容易におこなえる。
電磁多板クラッチ95を開放状態にするとカムリング7
7Bは左後車軸23と一体に回転するからカム79はス
ラスト力を発生しない。
7Bは左後車軸23と一体に回転するからカム79はス
ラスト力を発生しない。
従って多板クラッチ75は開放され差動回転は自由にな
る。
る。
電磁多板クラッチ95のこのような操作は運転室から手
動操作可能に、或いは操舵条件や路面条件などに応じて
自動操作可能に構成されている。
動操作可能に、或いは操舵条件や路面条件などに応じて
自動操作可能に構成されている。
次にこのリヤデフ5の機能を第4図の車両との関係に基
いて説明する。
いて説明する。
電磁多板クラッチ95を開放状態にするとリヤデフ5に
より左右輪間の差動が自由に許容され、車両は円滑に旋
回可能となる。
より左右輪間の差動が自由に許容され、車両は円滑に旋
回可能となる。
電磁多板クラッチ95を締結するとリヤデフ5は左右輪
間の差動を電磁石8つの磁力に応じて制限する。
間の差動を電磁石8つの磁力に応じて制限する。
従って悪路なとて後輪27.29の一方がスリップ状態
になっても差動制限によるトルク伝達により他方の車輪
に駆動力が伝えられるから、車両はスタック状態に陥ら
ずに悪路から脱出することができる。
になっても差動制限によるトルク伝達により他方の車輪
に駆動力が伝えられるから、車両はスタック状態に陥ら
ずに悪路から脱出することができる。
電磁石8つの吸引による多板クラッチ87の締結力はカ
ム79によって拡大されて多板クラッチ75に伝えられ
るので、小型で小容量の電磁多板クラッチ95によって
大きい差動制限力が得られた。
ム79によって拡大されて多板クラッチ75に伝えられ
るので、小型で小容量の電磁多板クラッチ95によって
大きい差動制限力が得られた。
[発明の効果]
] 2
以上によって明らかなように、この発明の構成によれば
、遊星歯車機構に対し、多板クラッチをカム手段と軸方
向の同じ側に設けることにより、カムが働いた際に、効
率よく多板クラッチを作動させることができる
、遊星歯車機構に対し、多板クラッチをカム手段と軸方
向の同じ側に設けることにより、カムが働いた際に、効
率よく多板クラッチを作動させることができる
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は
第1図の■−■展開図、第3図は第1図のC3Dを用い
た車両の駆動系の概略全体図、第4図は従来のLSDの
縦断面図である。
第1図の■−■展開図、第3図は第1図のC3Dを用い
た車両の駆動系の概略全体図、第4図は従来のLSDの
縦断面図である。
Claims (1)
- デフケースに対し相対回転自在な一対の回転体と、前記
デフケースと一対の回転体間に設けられた差動歯車機構
と、この差動歯車機構の一側に配置され差動回転部間に
設けられたメインクラッチと、このメインクラッチを差
動歯車機構側へ押圧可能な押圧部材と、この押圧部材を
移動させるカム機構と、締結力に応じてこのカム機構を
働かせるパイロットクラッチと、このパイロットクラッ
チを締結する電磁石機構とよりなるクラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2225409A JPH04107347A (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | クラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2225409A JPH04107347A (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | クラッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107347A true JPH04107347A (ja) | 1992-04-08 |
Family
ID=16828920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2225409A Pending JPH04107347A (ja) | 1990-08-29 | 1990-08-29 | クラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04107347A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5312307A (en) * | 1992-12-30 | 1994-05-17 | Dana Corporation | Differential with gradual direct connection |
US5464084A (en) * | 1993-02-26 | 1995-11-07 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Main clutch connecting system having a pilot clutch |
US6371880B1 (en) * | 1999-06-03 | 2002-04-16 | Hyundai Motor Company | Limited slip differential |
US7008345B2 (en) * | 2003-10-27 | 2006-03-07 | Automotive Components Holdings Inc. | Planetary differential |
-
1990
- 1990-08-29 JP JP2225409A patent/JPH04107347A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5312307A (en) * | 1992-12-30 | 1994-05-17 | Dana Corporation | Differential with gradual direct connection |
US5464084A (en) * | 1993-02-26 | 1995-11-07 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Main clutch connecting system having a pilot clutch |
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