JPH04106656U - 静電塗装装置 - Google Patents
静電塗装装置Info
- Publication number
- JPH04106656U JPH04106656U JP982991U JP982991U JPH04106656U JP H04106656 U JPH04106656 U JP H04106656U JP 982991 U JP982991 U JP 982991U JP 982991 U JP982991 U JP 982991U JP H04106656 U JPH04106656 U JP H04106656U
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- water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】塗装ガンにおいて、回転霧化頭に水性塗料を供
給した後、前記回転霧化頭側に指向する水性塗料供給経
路に水性塗料の乾燥被膜等の付着物が付着するのを防止
する。 【構成】塗装ガン52において、回転霧化頭56に水性
塗料を供給する経路である内管62と、回転霧化頭56
を洗浄するための洗浄液を供給する経路である外管64
とを備えている。また、前記水性塗料供給経路である内
管62の尖端部76が、洗浄液供給経路である外管64
の終端部74より突出して構成されている。
給した後、前記回転霧化頭側に指向する水性塗料供給経
路に水性塗料の乾燥被膜等の付着物が付着するのを防止
する。 【構成】塗装ガン52において、回転霧化頭56に水性
塗料を供給する経路である内管62と、回転霧化頭56
を洗浄するための洗浄液を供給する経路である外管64
とを備えている。また、前記水性塗料供給経路である内
管62の尖端部76が、洗浄液供給経路である外管64
の終端部74より突出して構成されている。
Description
【0001】
本考案は、高電圧が直接印加される水性塗料を用いて静電塗装を行う静電塗装
装置に関する。
【0002】
従来の技術として、例えば、回転円縁より水性塗料を静電塗装するにあたって
、塗装している間に、回転カップに水を断続的に供給して回転カップの洗浄を行
う静電塗装方法が提案されている(特公平2−57994号公報参照)。
【0003】
この静電塗装方法は、回転カップに対し、塗料供給パイプとともに、洗浄のた
めの水供給パイプを連結し、水供給パイプを介して洗浄水を供給し塗料の乾燥被
膜が回転カップの内周に付着堆積することを防止するようにしたものである。
【0004】
しかしながら、前記水供給パイプの先端および外表面は、洗浄が不可能である
とともに、洗浄水を断続的に供給するため、洗浄水の供給が休止している間に前
記水供給パイプの先端および外表面部分の水分が蒸発して乾燥し、水性塗料の乾
燥被膜等の固形物が生成され、ワークに付着するという欠点がある。この結果、
水性塗料を用いて連続した塗装を行うことができず、ワークに静電塗装を施すこ
とによる量産化を図れないという不都合が指摘されている。
【0005】
本考案は、この種の問題を解決するものであり、塗装ガンに水性塗料を供給す
る経路と、洗浄液を供給する経路とを有する多重管を備え、前記水性塗料供給経
路の終端部に乾燥被膜が付着堆積することのない静電塗装装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本考案は、高電圧が直接印加される水性塗料を
塗装ガンに供給して静電塗装を施す静電塗装装置において、
前記塗装ガンに水性塗料を供給するための内側経路と、
回転霧化頭を洗浄する洗浄液を供給するための外側経路とを備え、
前記回転霧化頭側に指向する前記内側経路の終端部が前記外側経路の終端部よ
り突出して形成されていることを特徴とする。
【0007】
上記の本考案に係る静電塗装装置では、塗装ガンに水性塗料を供給するための
経路を内側経路とするとともに、回転霧化頭を洗浄する洗浄液を供給するための
経路を外側経路として構成されている。しかも、この内側経路の終端が、回転霧
化頭を洗浄するための洗浄液を供給する外側経路の終端より突出して形成されて
いるため、前記外側経路の終端から放出された洗浄液で、内側経路の終端部を洗
浄することが可能となる。
【0008】
本考案に係る静電塗装装置について実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0009】
図2において、参照符号10は本考案に係る静電塗装装置を示す。この静電塗
装装置10は、接地された色替弁機構12を備え、この色替弁機構12には、エ
ア(A)、水(W)および洗浄液(S)等の供給を制御する第1洗浄弁14と、
異なる色の水性塗料を供給することが可能な複数の塗料弁16a乃至16cとが
備えられている。この色替弁機構12には、少なくとも一部にポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)等の樹脂製電気絶縁性管路17を有し、この電気絶縁性
管路17を含むブロック弁機構18が配置された供給路20が接続される。
【0010】
このブロック弁機構18は、切換弁22a、22bを備え、入口側の前記切換
弁22aによって前記色替弁機構12と、エア(A)、水(W)および洗浄液(
S)等の供給を制御する第2洗浄弁24とが切り換えられ、供給路20を介して
中間貯留槽26に接続される。この中間貯留槽26は、ピストン28を介して分
割される水性塗料および洗浄液の注入用第1シリンダ室30と、エア供給用第2
シリンダ室32とを備え、この第2シリンダ室32に、空気供給源34が流量調
整弁36、開閉弁38を介して連通する。この空気供給源34は、ブースタ40
を経由してエア圧を調節するための水性塗料の流量調節器42に接続され、この
流量調節器42により水性塗料の吐出量の制御が図られる。切換弁22bは、排
出路44を経由して廃液槽46に接続されている。
【0011】
中間貯留槽26の第1シリンダ室30には、送出路48を介して塗装ガン52
が接続され、この塗装ガン52は、ダンプ弁54とトリガ弁55とを備えるとと
もに、図示しない高電圧印加手段に接続されている。
【0012】
図1に示すように、塗装ガン52は、基本的に、略筒状で端部が縮径している
ボデイ部53と、テーパ状に形成された回転霧化頭56から構成され、このボデ
イ部53の内部には、エアモータ58と、前記エアモータ58を固定するための
支持部材60と、水性塗料を前記回転霧化頭56に供給するための経路である内
管(内側経路)62と、前記内管62を内包し回転霧化頭56を洗浄するために
洗浄液を供給する経路である外管(外側経路)64と、前記外管64を内包して
回転霧化頭56に螺入して連結される回転子66と、前記内管62の開閉制御を
ニードル68により行うトリガ弁55と、送出路48に連通する接続ポート70
から圧送された水性塗料をニードル72により外部に排出するための制御をおこ
なうダンプ弁54とが配置されている。前記内管62と外管64とは同軸的であ
り、従って、多重管を構成する。また、前記外管64には洗浄用経路80を介し
てエア(A)、水(W)、および洗浄液(S)等の供給を制御する第3洗浄弁7
3が接続されている。
【0013】
回転霧化頭56側に指向して、内管62の尖端部(終端部)76は、洗浄液供
給経路である外管64の終端部74よりも突出して構成されている。
【0014】
なお、内管62に連通する水性塗料排出口78は廃液槽79に接続されている
。
【0015】
次に、このように構成される静電塗装装置10の動作について説明する。
まず色替弁機構12の塗料弁16aから所定の色の水性塗料が圧送され、供給
路20を介して中間貯留槽26の第1シリンダ室30に充填され、さらに送出路
48を経由し接続ポート70を通じて塗装ガン52まで充填される。この充填時
には、トリガ弁55は水性塗料供給経路である内管62をニードル68により閉
塞し、一方、ダンプ弁54は水性塗料排出口78を開放するようにニードル72
を操作し、充填後、このダンプ弁54は閉成される。
【0016】
そこで、ブロック弁機構18の切換弁22a、22bの切り換え動作が行われ
ると、第2洗浄弁24の駆動作用下に前記ブロック弁機構18は洗浄され、この
洗浄に用いられた洗浄液および水は、排出路44を経由して廃液槽46に排出さ
れる。そして、ブロック弁機構18は乾燥され、これにより色替弁機構12と中
間貯留槽26とは、電気的に絶縁される。
【0017】
次いで、空気供給源34から流量調整弁36および開閉弁38を介して中間貯
留槽26の第2シリンダ室32に駆動用エアが供給され、ピストン28が第1シ
リンダ室30側に変位して、接続ポート70から導入された水性塗料が、高電圧
が直接印加された状態でトリガ弁55の開成作用下に、内管62を介して内管6
2の尖端部76から導出される。この時、エアモータ58を駆動させることによ
り、回転子66が回転しており、前記回転子66に連結接続されている回転霧化
頭56もそれに伴って同様に回転している。このようにして、高電圧を印加され
た水性塗料の高電界の作用と前記回転子66の回転作用の相乗効果により、霧化
された霧化塗料が図示しないワークに塗布される。
【0018】
このような静電塗装終了後、高電圧印加が停止され、第3洗浄弁73が駆動さ
れて塗装ガン52の洗浄用経路80に洗浄液が供給される。この洗浄液は、外管
64を通じて外管64の終端部74から回転霧化頭56の内周に導出され、回転
霧化頭56の内側に付着された水性塗料を洗浄するとともに、外管64の終端部
74より突出した内管62の尖端部76の外周部分をも洗浄することができる。
この洗浄作業は所定の時間行われ、回転霧化頭56および尖端部76に水性塗料
が付着して乾燥することを阻止することができる。
【0019】
洗浄終了後に、第3洗浄弁73の作用下に洗浄用経路80に所定時間だけドラ
イエアが供給され、外管64内が乾燥される。さらに次なる静電塗装作業が、前
述した手順により行われる。
【0020】
本考案に係る静電塗装装置によれば、以下の効果が得られる。
【0021】
塗装ガンの回転霧化頭に水性塗料を供給するための内側経路と、前記回転霧化
頭および前記水性供給経路の終端部を洗浄するための洗浄液供給用外側経路とを
備えるとともに、前記外側経路よりも内側経路の終端部を回転霧化頭側に突出さ
せて形成することにより、前記外側経路の終端から放出する洗浄液は、前記内側
経路の終端部に付着した塗料等の付着物を洗浄することができる。
【図1】本考案の実施例に係る静電塗装装置の要部縦断
面図である。
面図である。
【図2】前記静電塗装装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10…静電塗装装置
12…色替弁機構
18…ブロック弁機構
26…中間貯留槽
48…送出路
52…塗装ガン
54…ダンプ弁
55…トリガ弁
56…回転霧化頭
62…内管
64…外管
74…終端部
76…尖端部
フロントページの続き
(72)考案者 石橋 一郎
埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ
ンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】高電圧が直接印加される水性塗料を塗装ガ
ンに供給して静電塗装を施す静電塗装装置において、前
記塗装ガンに水性塗料を供給するための内側経路と、回
転霧化頭を洗浄する洗浄液を供給するための外側経路と
を備え、前記回転霧化頭側に指向する前記内側経路の終
端部が前記外側経路の終端部より突出して形成されてい
ることを特徴とする静電塗装装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP982991U JPH04106656U (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 静電塗装装置 |
CA002061069A CA2061069C (en) | 1991-02-27 | 1992-02-13 | Method of electrostatically spray-coating a workpiece with paint |
GB9203345A GB2253165B (en) | 1991-02-27 | 1992-02-17 | Method of and apparatus for electrostatically spray-coating a workpiece with paint |
FR9202256A FR2673124B1 (fr) | 1991-02-27 | 1992-02-26 | Procede de revetement par pulverisation electrostatique d'une peinture conductrice. |
DE4205904A DE4205904C2 (de) | 1991-02-27 | 1992-02-26 | Verfahren zum Betrieb einer Einrichtung zum elektrostatischen Farbspritzen eines Werkstücks mit elektrisch leitender Farbe |
US08/112,059 US5378505A (en) | 1991-02-27 | 1993-08-26 | Method of and apparatus for electrostatically spray-coating work with paint |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP982991U JPH04106656U (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 静電塗装装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106656U true JPH04106656U (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=31900036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP982991U Pending JPH04106656U (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 静電塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04106656U (ja) |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP982991U patent/JPH04106656U/ja active Pending
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