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JPH0410423Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0410423Y2
JPH0410423Y2 JP1984040494U JP4049484U JPH0410423Y2 JP H0410423 Y2 JPH0410423 Y2 JP H0410423Y2 JP 1984040494 U JP1984040494 U JP 1984040494U JP 4049484 U JP4049484 U JP 4049484U JP H0410423 Y2 JPH0410423 Y2 JP H0410423Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
ring
slit
shaft
rotating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984040494U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60152835U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4049484U priority Critical patent/JPS60152835U/ja
Publication of JPS60152835U publication Critical patent/JPS60152835U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0410423Y2 publication Critical patent/JPH0410423Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軸と回転体との締結装置に関し、特に
締結された回転体の動的バランスを良好にした締
結装置に関する。
本出願人の出願にかかる実願昭58−81235号
(実公平3−15858号公報)の考案においては、回
転体中心孔に内嵌する外輪の内面と軸に外嵌した
内輪の外面とをテーパー面で接せしめ、内輪のね
じ部に螺入したナツトの締め付けにより内輪を外
輪に対し軸方向に摺動させて外輪を拡径させるに
際し、拡径を容易にするべく外輪を円周方向に分
割した割形外輪としている。しかしながら、前記
割形外輪はナツトの締め付けに従い円周方向に不
均等に分散拡径することがあり、そのため動的バ
ランスが崩れて高速回転時に振動を生ずるなどの
欠点があつた。
本案の目的は、従来の上記欠点を除去した軸と
回転体の締結装置を提案するにある。
本案は上記目的達成のため、軸方向のスリツト
を具えて軸に外嵌合し外周のテーパー面とその直
径小なる側に続くねじ部とを有する内輪と、回転
体中心孔に内嵌し内輪のテーパー面と接するテー
パー内面とその直径小なる側の内面に形成した環
状溝とを有し軸方向のスリツトにより円周方向に
分割された割形外輪と、内輪のねじ部に螺合し外
輪の環状溝に係入する環状突起を一側に具えた締
結用ナツトと、割形外輪をほぼ均一なスリツト巾
を存して一体的に保持する弾性部材とを具えて、
締付けナツトにより内輪を外輪に対し摺動させた
とき外輪をほぼ均等なスリツト巾を保つて拡径す
ることを可能ならしめ、もつて高速回転時の振動
発生を防止したものである。
以下本案の図示実施例について説明する。第1
図ないし第4図において、軸1に締結される回転
体2はボス部3に大径の中心孔4を有し、該孔4
内に、軸1に外嵌する内輪と中心孔4に内嵌する
外輪6とを互にテーパー面7,8を接せしめて挿
嵌する。
内輪5はテーパー面7の直径小なる側にボス部
3から突出するねじ部9を有し、軸1との密着を
良好にするため、内輪5にねじ部9の一部を残し
て円周上等間隔にスリツト10を設ける。また外
輪6には内径小なる端に近くテーパー面8から凹
入する環状溝11とその外側の一部を覆う環状突
起12とを設ける。外輪6を4個のスリツト13
により等分割し、外側に設けた外周溝14に、切
れ目15及び等間隔の三角状突起16を有する輪
ばね17を、突起16がスリツト13に係入する
ように入れて外輪6を中心方向に加圧するととも
に、スリツト13が突起16の斜面に沿つて拡縮
するように構成する。その結果、輪ばね17は弾
性部材として分割外輪6を内輪5に対して一体的
に集結し、また外輪の中心孔4への挿脱を容易に
すほか、締結時に外輪6が突起13の根元におい
て等間隔に保持されて動的バランスが良好に保持
される。
ねじ部9に螺合するナツト18は、一側に半径
方向外方に突出した環状突起19とその内側に形
成した環状溝20とを有し、該突起19と溝20
とが夫々外輪6の溝11及び突起12と係合して
外輪6と軸方向に一体的に結合することができ
る。
上記実施例において軸1に回転体2を締結する
には、輪ばね17の弾力に抗して外輪6を外方に
拡げ、上記の如く突起19を溝11内に嵌入させ
たのち軸1に外嵌した内輪5上に外輪6を嵌合
し、ナツト18をねじ部9に螺合させる。螺合初
期においてはテーパー面7,8の重なりが少なく
外輪6の外径は小であり、これを回転体中心孔4
に挿入する。第1図のように、ナツト18が中心
孔4より大ならば、ボス3をナツト18に当接さ
せてナツト18を締め付ける。しかるとき、外輪
6はテーパー面7,8の滑動によつて拡径され、
外輪6の相互間隔は突起16の根元によつて均等
に保たれる。
締結を解くにはナツト18を逆回転すればよ
く、この場合環状突起19はナツト18の後退を
許さないため、内輪5が軸方向に移動して内外輪
5,6の圧接を解き、ボス6を軸1から解放させ
ることができる。
第5図ないし第8図は輪ばね17の代わりに、
切れ目24を有する円形ばね25に、スリツト1
3に嵌入する間隔保持片26を摺動可能に取付け
た輪ばね27を外輪6の外周溝14内に入れた実
施例を示し、外輪6の拡径に際し、間隔保持片2
6がスリツト13の巾をほぼ一定に保持する。
第9図、第10図は分割外輪6のスリツト13
の部分に弾性ゴム(又は弾性プラスチツク)28
をモールドして外輪6を一体に結合した実施例を
示し、モールド時に外輪6に塗布した接着剤によ
り弾性ゴム28を外輪6に固着させる。本実施例
では、外輪6を精度よく均等配置することがで
き、組立も容易であり、弾性ゴム28が容易に変
形しうるので締付けロスがなく締結が容易とな
る。
本案は、上記のようにスリツトを有する割形外
輪を用いて締結ロスを最小にすると同時に、締結
時において前記スリツトをほぼ均等ならしめて、
回転バランスを良好になしうる効果があり、更に
強制的緩め機構を有するので、内外輪の接触テー
パー角を小にして締結力を大ならしめ得ると共
に、締結時のセンタリング精度を向上することが
でき、また締結用ナツトは外輪と環状係合をなす
ので振動等によりゆるむことがなく、しかもナツ
トの回転力を内、外輪のスリツトによつて充分に
締結力に活かすことができる等、実用上の効果大
なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本案の一実施例を示し、
第1図は縦断面図、第2図は側面図、第3図は分
解縦断面図、第4図は輪ばねの立面図、第5図な
いし第8図は他の実施例を示し、第5図は縦断面
図、第6図は側面図、第7図は輪ばねの斜視図、
第8図は輪ばねの断面図、第9図、第10図は更
に別の実施例を示し、第9図は側面図、第10図
は組立状態における外輪の斜視図である。 4……回転体中心孔、5……内輪、6……外
輪、7……テーパー内面、8……テーパー内面、
9……ねじ部、10……スリツト、11……環状
溝、13……スリツト、14……外周溝、15…
…切れ目、16……突起、17……輪ばね、18
……締結用ナツト、19……環状突起、24……
切れ目、25……円形ばね、26……間隔保持
片、28……弾性ゴム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸方向のスリツトを具えて軸に外嵌し外周の
    テーパー面とその直径小なる側に続くねじ部と
    を有する内輪と、回転体中心孔に内嵌し内輪の
    テーパー面と接するテーパー内面とその直径小
    なる側の内面に形成した環状溝とを有し軸方向
    のスリツトにより円周方向に分割された割形外
    輪と、内輪のねじ部に螺合し前記環状溝に係入
    する環状突起を一側に具えた締結用ナツトと、
    割形外輪をほぼ均一なスリツト巾を存して一体
    的に保持する弾性部材とを有する軸と回転体の
    締結装置。 (2) 弾性部材が、割形外輪の外周溝に入る切れ目
    付き輪ばねに割形外輪のスリツトに係入する突
    起を設けてなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の軸と回転体の締結装置。 (3) 弾性部材が、割形外輪の外周溝に入る切れ目
    付き円形ばねに割形外輪のスリツトに嵌入する
    間隔保持片を取り付けてなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の軸と回転体の締結装置。 (4) 弾性部材が、割形外輪のスリツトに弾性ゴム
    をモールドして割形外輪を一体結合するもので
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の軸と
    回転体の締結装置。
JP4049484U 1984-03-23 1984-03-23 軸と回転体の締結装置 Granted JPS60152835U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4049484U JPS60152835U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 軸と回転体の締結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4049484U JPS60152835U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 軸と回転体の締結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60152835U JPS60152835U (ja) 1985-10-11
JPH0410423Y2 true JPH0410423Y2 (ja) 1992-03-16

Family

ID=30549429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4049484U Granted JPS60152835U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 軸と回転体の締結装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS60152835U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740742Y2 (ja) * 1989-01-24 1995-09-20 マツダ株式会社 駆動軸への嵌合部材取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60152835U (ja) 1985-10-11

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