JPH04103851U - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体の回動走行性を改良して小回りの利く電
気掃除機を得る。 【構成】 一側の上面または底面に吸込口７を備え、他
側の底面に後輪８を備えた本体６と、ホース着脱口10を
備えて吸込口７に回動自在に枢着された接続筒体９と、
この接続筒体９と一体に軸支された前輪11とにより構成
し、接続筒体９の回転軸13を垂直に形成すると共に、前
輪11の車軸12を回転軸13に一致せしめることにより、ホ
ースの方向と前輪11の向きとを常に一致させると共に、
無理な力を掛けずに本体６を方向転換させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電気掃除機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図３および図４は従来の電気掃除機を示すもので、１は電気掃除機の本体、２ は本体１の一側の上面に設けられた吸入口、３は吸入口２に回動自在かつ着脱自 在に接続するホース、４は本体１の一側の下面に設けられ、回転軸４１を中心に 旋回可能なキャスター状の前輪、５は本体１の他側の下面に設けられた後輪であ る。

【０００３】 ところで、掃除機は主として移動しながら使うものなので、本体１は連結する ホース３に引かれて軽く走行できると共に、素早く方向を転換できることが望ま しい。本体１の方向は先導する前輪４の向きによって定まり、本体１の方向を素 早く転換するためには前輪４の方向を素早く変えることができる構成が必要であ る。しかるに上記構成によると、ホース３と前輪４とが連結されていないため、 ホース３が新たな方向に向けて回動しても前輪４は今までの方向を向いたまゝで あり、前輪４を新たな方向に向けるために本体１に余分な牽引力を必要としてい た。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記欠点を解決し、ホースの動きに前輪が連動して本体を素早く方向 転換することができる電気掃除機を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案では、一側の上面または底面に吸込口を備え 、他側の底面に後輪を備えた本体と、ホース着脱口を備えて前記吸込口に回動自 在に枢着された接続筒体と、同接続筒体に軸支された前輪とにより電気掃除機を 構成し、前記接続筒体の回転軸を垂直に形成すると共に、前記前輪の車軸を前記 回転軸に一致せしめた。

【０００６】

【作用】

上記構成によれば、本体に備えた吸込口はホース着脱口を備えた接続筒体を回 動自在に枢着して吸気する。接続筒体は回転軸を垂直に形成すると共に、前輪を 一体に軸支する。前輪は車軸を接続筒体の回転軸に一致せしめて接続筒体の回動 を容易にする。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。図１において６は電気 掃除機の本体で、一側の底面に吸込口７が真下に向けて設けられ、他側の底面に 複数の後輪８が備えられている。９は前記吸込口７に回動自在に枢着された接続 筒体で、一端部にホース着脱口１０を斜め上方に向けて設け、底部に複数の前輪 １１が軸支されている。

【０００８】 前記接続筒体９は回転軸１３を垂直にして前記吸込口７に枢着し、前記前輪１ １は車軸１２を前記回転軸１３に一致した状態に取付けられている。なお、１４ は本体６の上面に折り畳み自在に設けられた把手である。

【０００９】 図２は本考案の他の実施例を示すもので、１５は電気掃除機の本体で、一側の 上面に吸込口１６が真上に向けて設けられ、他側の底面に複数の後輪１７が備え られている。１８は前記吸込口１６に回動自在に枢着された接続筒体で、回転軸 １９を垂直に形成し、一端部にホース着脱口２０を備えると共に、本体１５の底 面に向けてアーム２１を一体に延出している。前記アーム２１は先端部に突起２ ２を上方に向けて一体に突出形成すると共に、この突起２２を回転軸１９に一致 させて本体１５底面に枢支せしめ、さらに突起２２の直下に車軸２４を回転軸１ ９に一致せしめた前輪２３を備えている。これによると、アーム２１を把手とし て用いることができるので、専用の把手を省略することができる。

【００１０】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、前輪の向きとホースの方向とが常に一致してい るので、無理な力を掛けずに本体を素早く方向転換させることができる。また、 ホース着脱口を床面に近い低い位置に設けたので、安定性が増し本体の転倒を防 止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の電気掃除機を示す側面図である。

【図２】本考案の他の実施例を示す電気掃除機の側面図
である。

【図３】従来の電気掃除機を示す一部省略側面図であ
る。

【図４】従来の電気掃除機を示す底面図である。

【符号の説明】 ６ 本体 ７ 吸込口 ８ 後輪 ９ 接続筒体 １０ ホース着脱口 １１ 前輪 １２ 車軸 １３ 回転軸 １５ 本体 １６ 吸込口 １７ 後輪 １８ 接続筒体 １９ 回転軸 ２０ ホース着脱口 ２３ 前輪 ２４ 車軸

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一側の上面または底面に吸込口を備え、
   他側の底面に後輪を備えた本体と、ホース着脱口を備え
   て前記吸込口に回動自在に枢着された接続筒体と、同接
   続筒体と一体に軸支された前輪とから成る電気掃除機。
2. 【請求項２】 前記接続筒体の回転軸を垂直に形成する
   と共に、前記前輪の車軸を前記回転軸に一致せしめて成
   ることを特徴とする請求項１の電気掃除機。