JPH039375Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH039375Y2 JPH039375Y2 JP1986139712U JP13971286U JPH039375Y2 JP H039375 Y2 JPH039375 Y2 JP H039375Y2 JP 1986139712 U JP1986139712 U JP 1986139712U JP 13971286 U JP13971286 U JP 13971286U JP H039375 Y2 JPH039375 Y2 JP H039375Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- tip
- loading coil
- electrode
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、接近した2つの共振周波数を備える
ホイツプアンテナに関するものである。
ホイツプアンテナに関するものである。
(従来の技術)
第5図に、コイルエレメントと棒状導体を組み
合せて2つの共振周波数を備えるようにした従来
のアンテナの縦断面図を示す。
合せて2つの共振周波数を備えるようにした従来
のアンテナの縦断面図を示す。
第5図において、接栓1にコイルエレメント2
の基端部が固定され、このコイルエレメント2の
中心軸上に棒状導体3が配置され、その棒状導体
3の基端部が接栓1に固定されている。
の基端部が固定され、このコイルエレメント2の
中心軸上に棒状導体3が配置され、その棒状導体
3の基端部が接栓1に固定されている。
かかる構成において、コイルエレメント2と棒
状導体3は、それぞれに共振周波数を備えてお
り、1本のアンテナで2つの共振周波数を備える
こととなる。
状導体3は、それぞれに共振周波数を備えてお
り、1本のアンテナで2つの共振周波数を備える
こととなる。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで、コードレステレホンや自動車電話等
の双方向通信を行うものにあつては、送信周波数
と受信周波数が僅かに相違して設定されている。
このため、コードレステレホン用アンテナや自動
車電話用アンテナとしては、1本のアンテナで僅
かに相違する送信周波数と受信周波数の2つの共
振周波数を備えていることが要望される。
の双方向通信を行うものにあつては、送信周波数
と受信周波数が僅かに相違して設定されている。
このため、コードレステレホン用アンテナや自動
車電話用アンテナとしては、1本のアンテナで僅
かに相違する送信周波数と受信周波数の2つの共
振周波数を備えていることが要望される。
ここで、上記した従来のアンテナにあつては、
コイルエレメント2と棒状導体3により2つの異
なる共振周波数を備えるものの、これらの2つの
共振周波数を接近させて設定することは困難であ
る。すなわち、コイルエレメント2の長さl1と棒
状導体3の長さl2は、通常l1≧l2に設定されてい
る。そして、一方のコイルエレメント2は螺旋状
であつてその電気長は長さl2の何倍にも相当す
る。これに対して棒状導体3は直線状であり、コ
イルエレメント2と電気長が大幅に相違してしま
う。この結果、例えばコイルエレメント2を
144MHzの共振周波数に設定した場合に、棒状導
体3は430MHz程度の共振周波数となつてしまう。
したがつて、上記したアンテナは、コードレステ
レホン用アンテナや自動車電話用アンテナとして
不適当である。
コイルエレメント2と棒状導体3により2つの異
なる共振周波数を備えるものの、これらの2つの
共振周波数を接近させて設定することは困難であ
る。すなわち、コイルエレメント2の長さl1と棒
状導体3の長さl2は、通常l1≧l2に設定されてい
る。そして、一方のコイルエレメント2は螺旋状
であつてその電気長は長さl2の何倍にも相当す
る。これに対して棒状導体3は直線状であり、コ
イルエレメント2と電気長が大幅に相違してしま
う。この結果、例えばコイルエレメント2を
144MHzの共振周波数に設定した場合に、棒状導
体3は430MHz程度の共振周波数となつてしまう。
したがつて、上記したアンテナは、コードレステ
レホン用アンテナや自動車電話用アンテナとして
不適当である。
本考案の目的は、上記した事情に鑑みてなされ
たもので、1本で接近する2つの共振周波数を備
えるようにしたホイツプアンテナを提供すること
にある。
たもので、1本で接近する2つの共振周波数を備
えるようにしたホイツプアンテナを提供すること
にある。
(問題を解決するための手段)
かかる目的を達成するために、本考案のホイツ
プアンテナは、直線状のエレメントの先端にロー
デイングコイルを同軸上に電気的接続して配設
し、外周に絶縁材が被せられた電極を前記ローデ
イングコイルに挿入するとともにこの電極の一端
を前記エレメントの先端に電気的接続して構成さ
れている。
プアンテナは、直線状のエレメントの先端にロー
デイングコイルを同軸上に電気的接続して配設
し、外周に絶縁材が被せられた電極を前記ローデ
イングコイルに挿入するとともにこの電極の一端
を前記エレメントの先端に電気的接続して構成さ
れている。
(作用)
直線状のエレメントの先端に、ローデイングコ
イルのインダクタンスとこのローデイングコイル
に挿入された電極との間に生じる容量とによつて
トラツプ回路が形成され、このトラツプ回路のト
ラツプ周波数をエレメントの共振周波数と一致さ
せることで、エレメントとローデイングコイルに
よる共振周波数とエレメント自体の共振周波数の
僅かに異なる2つの共振周波数を備えることがで
きる。
イルのインダクタンスとこのローデイングコイル
に挿入された電極との間に生じる容量とによつて
トラツプ回路が形成され、このトラツプ回路のト
ラツプ周波数をエレメントの共振周波数と一致さ
せることで、エレメントとローデイングコイルに
よる共振周波数とエレメント自体の共振周波数の
僅かに異なる2つの共振周波数を備えることがで
きる。
(実施例の説明)
以下、本考案の実施例につき第1図および第2
図を参照して説明する。第1図は、本考案のホイ
ツプアンテナの一実施例の先端部の要部縦断面図
であり、第2図は、第1図の等価回路図である。
図を参照して説明する。第1図は、本考案のホイ
ツプアンテナの一実施例の先端部の要部縦断面図
であり、第2図は、第1図の等価回路図である。
第1図において、金属製の直線状のパイプから
なるエレメント4の基端部が接栓(図示せず)に
固定され、その先端部に接続金具5が半田付けま
たは溶接等で固定されている。そして、ローデイ
ングコイル6がエレメント4と同軸上にその一端
が接続金具5に固定されて電気的接続して配設さ
れている。さらに、接続金具5からローデイング
コイル6の中心軸上に突出させて電極7が一体的
に形成されて配設され、この電極7の外周に絶縁
材からなるチユーブ8が被せられている。なお、
9は樹脂等からなるキヤツプである。
なるエレメント4の基端部が接栓(図示せず)に
固定され、その先端部に接続金具5が半田付けま
たは溶接等で固定されている。そして、ローデイ
ングコイル6がエレメント4と同軸上にその一端
が接続金具5に固定されて電気的接続して配設さ
れている。さらに、接続金具5からローデイング
コイル6の中心軸上に突出させて電極7が一体的
に形成されて配設され、この電極7の外周に絶縁
材からなるチユーブ8が被せられている。なお、
9は樹脂等からなるキヤツプである。
かかる構成において、電極7とこれに対向する
ローデイングコイル6の部分の間に浮遊容量Cが
生じる。このため、この浮遊容量Cと電極7に対
向する部分のローデイングコイル6のインダクタ
ンスLとによつて、第2図に示すごとき並列共振
回路のトラツプ回路10が形成される。なお、第
2図において、L1は電極7と対向しない上部の
ローデイングコイル6によるインダクタンスであ
り、L2はエレメント4によるインダクタンスで
ある。
ローデイングコイル6の部分の間に浮遊容量Cが
生じる。このため、この浮遊容量Cと電極7に対
向する部分のローデイングコイル6のインダクタ
ンスLとによつて、第2図に示すごとき並列共振
回路のトラツプ回路10が形成される。なお、第
2図において、L1は電極7と対向しない上部の
ローデイングコイル6によるインダクタンスであ
り、L2はエレメント4によるインダクタンスで
ある。
ここで、トラツプ回路10のトラツプ周波数t
とエレメント4自体の共振周波数2とを一致させ
ると、第2図のごとく、エレメント4自体による
共振周波数2と、エレメント4とローデイングコ
イル6全体とによる共振周波数1の異なる2つの
共振周波数を設定できる。そして、トラツプ回路
10がエレメント4の先端に配置されるので、ロ
ーデイングコイル6のインダクタンスを適宜に小
さく設定することで、2つの共振周波数1,2を
僅かに相違する値に設定できる。なお、トラツプ
周波数tの調整は、電極7の長さと径およびチユ
ーブ8の誘電率等を変えて行えば良い。
とエレメント4自体の共振周波数2とを一致させ
ると、第2図のごとく、エレメント4自体による
共振周波数2と、エレメント4とローデイングコ
イル6全体とによる共振周波数1の異なる2つの
共振周波数を設定できる。そして、トラツプ回路
10がエレメント4の先端に配置されるので、ロ
ーデイングコイル6のインダクタンスを適宜に小
さく設定することで、2つの共振周波数1,2を
僅かに相違する値に設定できる。なお、トラツプ
周波数tの調整は、電極7の長さと径およびチユ
ーブ8の誘電率等を変えて行えば良い。
第3図は、本考案のホツプアンテナの他の実施
例の先端部の要部縦断面図である。第3図におい
て、第1図と同一部材には同一符号を付して重複
する説明を省略する。
例の先端部の要部縦断面図である。第3図におい
て、第1図と同一部材には同一符号を付して重複
する説明を省略する。
第3図において、絶縁材で被覆された直線状の
フレキシブルケーブルからなるエレメント14の
先端部のケーブルに、接続金具15がカシメ等に
より固定されている。そしてローデイングコイル
6がエレメント14と同軸上に接続金具15に接
続固定されている。さらに、接続金具15には中
心軸上に貫通孔15aが穿設され、絶縁材からな
るチユーブ18が被せられた編組線の一端を集束
してこの貫通孔15aに挿入して接続金具15に
半田付け固定し、ローデイングコイル6内に挿入
される電極17がエレメント14の先端に電気的
接続されて配設されている。
フレキシブルケーブルからなるエレメント14の
先端部のケーブルに、接続金具15がカシメ等に
より固定されている。そしてローデイングコイル
6がエレメント14と同軸上に接続金具15に接
続固定されている。さらに、接続金具15には中
心軸上に貫通孔15aが穿設され、絶縁材からな
るチユーブ18が被せられた編組線の一端を集束
してこの貫通孔15aに挿入して接続金具15に
半田付け固定し、ローデイングコイル6内に挿入
される電極17がエレメント14の先端に電気的
接続されて配設されている。
第4図は、本考案のホイツプアンテナのさらに
他の実施例の先端部の要部縦断面図である。第4
図において、第1図および第3図と同一部材には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
他の実施例の先端部の要部縦断面図である。第4
図において、第1図および第3図と同一部材には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
第4図において、直線状のロツドからなるエレ
メント24の先端に、接続金具25が半田付けま
たは溶接等により固定されている。そして、接続
金具25には、中心軸上に貫通孔25aが穿設さ
れ、同軸ケーブルのコアをこの貫通孔25aに挿
入して接続金具25に半田付け固定し、ローデイ
ングコイル6内に挿入する電極27がエレメント
24の先端に電気的接続されて配設されている。
メント24の先端に、接続金具25が半田付けま
たは溶接等により固定されている。そして、接続
金具25には、中心軸上に貫通孔25aが穿設さ
れ、同軸ケーブルのコアをこの貫通孔25aに挿
入して接続金具25に半田付け固定し、ローデイ
ングコイル6内に挿入する電極27がエレメント
24の先端に電気的接続されて配設されている。
なお、2つの共振周波数1,2をごく接近して
設定することで、1本のアンテナでワイドバンド
化を図ることができる。さらに、トラツプ回路9
をローデイングコイル6に複数個設けることで、
2以上の共振周波数を備えたマルチバンド化され
たホイツプアンテナを構成することができる。ま
た、上記実施例では、電極7,17,27よりロ
ーデイングコイル6の長さが長い構造を示した
が、同一長さであつても良いことは勿論である。
設定することで、1本のアンテナでワイドバンド
化を図ることができる。さらに、トラツプ回路9
をローデイングコイル6に複数個設けることで、
2以上の共振周波数を備えたマルチバンド化され
たホイツプアンテナを構成することができる。ま
た、上記実施例では、電極7,17,27よりロ
ーデイングコイル6の長さが長い構造を示した
が、同一長さであつても良いことは勿論である。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案のホイツプアンテ
ナによれば、僅かに異なる2つの共振周波数を任
意に設定することができる。そして、一方の共振
周波数は直線状のエレメント自体の共振周波数で
あつて利得が高く、特にUHF帯の800MHzと
900MHzのアンテナとして好適でであるという優
れた効果を奏する。
ナによれば、僅かに異なる2つの共振周波数を任
意に設定することができる。そして、一方の共振
周波数は直線状のエレメント自体の共振周波数で
あつて利得が高く、特にUHF帯の800MHzと
900MHzのアンテナとして好適でであるという優
れた効果を奏する。
第1図は、本考案のホイツプアンテナの一実施
例の先端部の要部縦断面図であり、第2図は、第
1図の等価回路図であり、第3図は、本考案のホ
ツプアンテナの他の実施例の先端部の要部縦断面
図であり、第4図は、本考案のホイツプアンテナ
のさらに他の実施例の先端部の要部縦断面図であ
り、第5図は、コイルエレメントと棒状導体を組
み合せて2つの共振周波数を備えるようにした従
来のアンテナの縦断面図である。 4,14,24:エレメント、6:ローデイン
グコイル、8,18:絶縁材からなるチユーブ、
7,17,27:電極。
例の先端部の要部縦断面図であり、第2図は、第
1図の等価回路図であり、第3図は、本考案のホ
ツプアンテナの他の実施例の先端部の要部縦断面
図であり、第4図は、本考案のホイツプアンテナ
のさらに他の実施例の先端部の要部縦断面図であ
り、第5図は、コイルエレメントと棒状導体を組
み合せて2つの共振周波数を備えるようにした従
来のアンテナの縦断面図である。 4,14,24:エレメント、6:ローデイン
グコイル、8,18:絶縁材からなるチユーブ、
7,17,27:電極。
Claims (1)
- 直線状のエレメントの先端にローデイングコイ
ルを同軸上に電気的接続して配設し、外周に絶縁
材が被せられた電極を前記ローデイングコイルに
挿入するとともにこの電極の一端を前記エレメン
トの先端に電気的接続して配設したことを特徴と
するホイツプアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986139712U JPH039375Y2 (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986139712U JPH039375Y2 (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6347614U JPS6347614U (ja) | 1988-03-31 |
JPH039375Y2 true JPH039375Y2 (ja) | 1991-03-08 |
Family
ID=31045873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986139712U Expired JPH039375Y2 (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH039375Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-11 JP JP1986139712U patent/JPH039375Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6347614U (ja) | 1988-03-31 |
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