JPH0392192A - ミシンの上糸保持装置 - Google Patents
ミシンの上糸保持装置Info
- Publication number
- JPH0392192A JPH0392192A JP1228756A JP22875689A JPH0392192A JP H0392192 A JPH0392192 A JP H0392192A JP 1228756 A JP1228756 A JP 1228756A JP 22875689 A JP22875689 A JP 22875689A JP H0392192 A JPH0392192 A JP H0392192A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- needle
- holding
- cut
- presser foot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000009958 sewing Methods 0.000 title claims abstract description 69
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims abstract description 42
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 31
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 claims description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 abstract 1
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 6
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 5
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- 244000000626 Daucus carota Species 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 235000005770 birds nest Nutrition 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 235000005765 wild carrot Nutrition 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 235000008429 bread Nutrition 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001020 rhythmical effect Effects 0.000 description 1
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B65/00—Devices for severing the needle or lower thread
- D05B65/06—Devices for severing the needle or lower thread and for disposing of the severed thread end ; Catching or wiping devices for the severed thread
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B29/00—Pressers; Presser feet
- D05B29/06—Presser feet
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、糸切り装置を備えたミシンの上糸保持装置に
関する。
関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]従来、
糸切り装置を備えたミシンにおいて、縫製終了と共に加
工布に連なる糸を切断した時、上糸切断端から針の目孔
までの上糸残り量が少ないと、次回縫製開始時に上糸が
針の目孔から抜け易いため、前記上糸残り量が多くなる
ように糸を切断して糸抜けを未然に防止していた。しか
し、上糸残り量を縫目形成に必要な量よりも多くすると
、余剰な糸が布下に鳥の巣状に縫い込まれ、加工布の仕
上りを損ねるという問題があった。
糸切り装置を備えたミシンにおいて、縫製終了と共に加
工布に連なる糸を切断した時、上糸切断端から針の目孔
までの上糸残り量が少ないと、次回縫製開始時に上糸が
針の目孔から抜け易いため、前記上糸残り量が多くなる
ように糸を切断して糸抜けを未然に防止していた。しか
し、上糸残り量を縫目形成に必要な量よりも多くすると
、余剰な糸が布下に鳥の巣状に縫い込まれ、加工布の仕
上りを損ねるという問題があった。
そこで、上糸残り量が少なくなるように糸を切断し、か
つ、次回縫製開始時の糸抜けを防止するために、糸切断
後に上糸の糸端を保持する保持手段を設けることが考え
られたが、この場合には、次回縫製開始後に加工布が移
送されるのに伴い、上糸が保持手段の保持力に打ち勝っ
て保持手段から抜け出すまでの間において、上糸に異常
な張力が付与されるため、上糸の糸調子が乱れて加工布
の縮みが起きるという問題があった。
つ、次回縫製開始時の糸抜けを防止するために、糸切断
後に上糸の糸端を保持する保持手段を設けることが考え
られたが、この場合には、次回縫製開始後に加工布が移
送されるのに伴い、上糸が保持手段の保持力に打ち勝っ
て保持手段から抜け出すまでの間において、上糸に異常
な張力が付与されるため、上糸の糸調子が乱れて加工布
の縮みが起きるという問題があった。
一方、縫製開始時には作業の迅速を図るため、不作用位
置にある押え足を作用位置まで下げて加工布を加工布支
持面に押圧する前にミシンを起動することがよく行われ
る。しかし、この場合加工布が不安定な状態にあるため
、上下糸の結節が形成されず目飛びが発生することがあ
った。自動押え上げ装置を備えたミシンにおいては、押
え足による加工布の押圧が完了した後にミシンが起動さ
れるようになっている。ところが、これでは作業の迅速
を図れないばかりか、縫製作業者には従来のリズミカル
な作業感覚に比べて、違和感が存在するという問題があ
った。
置にある押え足を作用位置まで下げて加工布を加工布支
持面に押圧する前にミシンを起動することがよく行われ
る。しかし、この場合加工布が不安定な状態にあるため
、上下糸の結節が形成されず目飛びが発生することがあ
った。自動押え上げ装置を備えたミシンにおいては、押
え足による加工布の押圧が完了した後にミシンが起動さ
れるようになっている。ところが、これでは作業の迅速
を図れないばかりか、縫製作業者には従来のリズミカル
な作業感覚に比べて、違和感が存在するという問題があ
った。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、その目
的は、縫製終了時に上糸残り量が少なくなるように糸が
切断された場合でも、次回縫製開始時に糸抜けや糸調子
の乱れが起きず、また、押え足が加工布を押圧する前に
ミシンを起動しても目飛びが発生せず、縫製作業を迅速
に行うことができると共に、作業者に違和感を感じさせ
るおそれのないミシンの上糸保持装置を提供することに
ある。
的は、縫製終了時に上糸残り量が少なくなるように糸が
切断された場合でも、次回縫製開始時に糸抜けや糸調子
の乱れが起きず、また、押え足が加工布を押圧する前に
ミシンを起動しても目飛びが発生せず、縫製作業を迅速
に行うことができると共に、作業者に違和感を感じさせ
るおそれのないミシンの上糸保持装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段]
上記課題を解決するために本発明のミシンの上糸保持装
置は、針落下点の近傍にて加工布を加工布支持面に押圧
する作用位置と、加工布から離間する不作用位置とに切
換え可能に設けられた押え足と、作業者の操作に基づき
、ミシンの起動信号を発生する起動信号発生手段と、縫
製終了時に加工布に連なる糸を切断する糸切り装置とを
備えたミシンにおいて、 押え足又はその近傍に設けられ、上糸を保持する保持位
置と、上糸を解放する解放位置とに切換え可能な保持部
材と、前記保持部材に連結され、保持部材を前記二位置
に切換移動させる駆動手段と、前記押え足の配置位置の
切換え動作を検出して作動信号を発する検出手段と、針
上位置又は針下位置に対応した針位置信号を発生する針
位置検出器と、糸切断後の前記検出手段からの作動信号
に基づき、前記押え足が不作用位置にある時、及び糸切
断後の前記起動信号発生手段からのミシン起動信号と前
記針位置検出器からの針位置信号に基づき、縫始めの数
針の間には、前記保持部材を保持位置に配置するように
前記駆動手段を制御する制御手段とを設けた。
置は、針落下点の近傍にて加工布を加工布支持面に押圧
する作用位置と、加工布から離間する不作用位置とに切
換え可能に設けられた押え足と、作業者の操作に基づき
、ミシンの起動信号を発生する起動信号発生手段と、縫
製終了時に加工布に連なる糸を切断する糸切り装置とを
備えたミシンにおいて、 押え足又はその近傍に設けられ、上糸を保持する保持位
置と、上糸を解放する解放位置とに切換え可能な保持部
材と、前記保持部材に連結され、保持部材を前記二位置
に切換移動させる駆動手段と、前記押え足の配置位置の
切換え動作を検出して作動信号を発する検出手段と、針
上位置又は針下位置に対応した針位置信号を発生する針
位置検出器と、糸切断後の前記検出手段からの作動信号
に基づき、前記押え足が不作用位置にある時、及び糸切
断後の前記起動信号発生手段からのミシン起動信号と前
記針位置検出器からの針位置信号に基づき、縫始めの数
針の間には、前記保持部材を保持位置に配置するように
前記駆動手段を制御する制御手段とを設けた。
[作用]
縫製終了後、押え足が作用位置に配置され、加工布が加
工布支持面に押圧されたままの状態で、加工布に連なる
糸は糸切り装置によって切断される。この時、押え足又
はその近傍に設けられた保持部材は解放位置に配置され
ており、切断された上糸は解放されている。
工布支持面に押圧されたままの状態で、加工布に連なる
糸は糸切り装置によって切断される。この時、押え足又
はその近傍に設けられた保持部材は解放位置に配置され
ており、切断された上糸は解放されている。
上記糸切断後において、押え足の配置位置が作用位置か
ら不作用位置に切換えられると、検出手段はこの切換え
動作を検出して作動信号を発する。
ら不作用位置に切換えられると、検出手段はこの切換え
動作を検出して作動信号を発する。
制御手段はこの作動信号によって押え足が加工布から離
間したことを検知すると共に、駆動手段を制御して、保
持部材を解放位置から保持位置に切換える。そして、上
糸がこの保持部材によって確実に保持され、この状態で
起動信号発生手段から起動信号が発生されると、制御手
段は針位置検出器からの針位置信号に基づき、縫い始め
の数針の間、保持部材による上糸の保持を持続させ、そ
の後駆動手段を制御して保持部材を保持位置から解放位
置に切換えて上糸を解放させる。
間したことを検知すると共に、駆動手段を制御して、保
持部材を解放位置から保持位置に切換える。そして、上
糸がこの保持部材によって確実に保持され、この状態で
起動信号発生手段から起動信号が発生されると、制御手
段は針位置検出器からの針位置信号に基づき、縫い始め
の数針の間、保持部材による上糸の保持を持続させ、そ
の後駆動手段を制御して保持部材を保持位置から解放位
置に切換えて上糸を解放させる。
[実施例]
以下に、本発明を具体化したー実施例を図面に従って説
明する 第2図に示すよっに、ミシンのアーム部1には下端に針
2aを有する針棒2が上下動可能に支持され、ベッド部
3内の糸輪捕捉器(図示略)と同期して上下動されるこ
とにより、加工布に縫目が形成される。また、アーム部
1には押え棒4が上下動可能に支持され、その下端には
針通過孔5aを備えた押え足5が装着されている。そし
て、押え棒4の上下動に伴い、押え足5が針落下点の近
傍において加工布をベッド部3の加工布支持面3aに押
圧する作用位置と、加工布支持面3aから上方へ離間す
る不作用位置とに切換えられる。
明する 第2図に示すよっに、ミシンのアーム部1には下端に針
2aを有する針棒2が上下動可能に支持され、ベッド部
3内の糸輪捕捉器(図示略)と同期して上下動されるこ
とにより、加工布に縫目が形成される。また、アーム部
1には押え棒4が上下動可能に支持され、その下端には
針通過孔5aを備えた押え足5が装着されている。そし
て、押え棒4の上下動に伴い、押え足5が針落下点の近
傍において加工布をベッド部3の加工布支持面3aに押
圧する作用位置と、加工布支持面3aから上方へ離間す
る不作用位置とに切換えられる。
前記押え足5には布送り方向に沿い、加工布支持面3a
と平行に延びる案内通路6が形成され、その案内通路6
の上下内壁面には板状をなす糸掴みバネ7及び固定刃8
が装着されている。糸掴みバネ7と固定刃8との間を通
過するように、案内通路6には可勤刃9が摺動可能に挿
通されている。
と平行に延びる案内通路6が形成され、その案内通路6
の上下内壁面には板状をなす糸掴みバネ7及び固定刃8
が装着されている。糸掴みバネ7と固定刃8との間を通
過するように、案内通路6には可勤刃9が摺動可能に挿
通されている。
この可動刃9の中間部には案内通路6と平行に延びる長
孔10が形成されると共に、押え足5にはその長孔10
を貫通するピン11が装着され、両者の保合により、可
動刃9の摺動範囲が規制されている。
孔10が形成されると共に、押え足5にはその長孔10
を貫通するピン11が装着され、両者の保合により、可
動刃9の摺動範囲が規制されている。
また、第1,2図に示すように、前記可動刃9の先端に
は前記針2aの目礼に挿通された上糸Tを、前記固定刃
8との協働によって切断するための刃部9aと、上糸T
を捕捉するための切欠き12と、その切欠き12内へ上
糸Tを案内するための糸捌き部13とが形成され、可動
刃9の後端には連繋ビン14が突設されている。
は前記針2aの目礼に挿通された上糸Tを、前記固定刃
8との協働によって切断するための刃部9aと、上糸T
を捕捉するための切欠き12と、その切欠き12内へ上
糸Tを案内するための糸捌き部13とが形成され、可動
刃9の後端には連繋ビン14が突設されている。
一方、第2.3図に示すように、前記アーム部1の背面
には、ブラケット15が装着され、そのブラケット15
には共通のブランジャ16を備えた上糸捕捉ソレノイド
17及び上糸切断保持ソレノイド18が上下に所定間隔
を隔てて装着されている。このブランジャ16に近接し
てブラケット15に突設された支持部19には連結レバ
ー2oがその中間部にて回動可能に支持され、その一端
にて前記ブランジャ16に連結されている。また、ブラ
ケット15に突設した支持片21には作動軸22が上下
動可能に挿通され、その上端が前記連結レバー20の他
端に回動可能に連結されている。
には、ブラケット15が装着され、そのブラケット15
には共通のブランジャ16を備えた上糸捕捉ソレノイド
17及び上糸切断保持ソレノイド18が上下に所定間隔
を隔てて装着されている。このブランジャ16に近接し
てブラケット15に突設された支持部19には連結レバ
ー2oがその中間部にて回動可能に支持され、その一端
にて前記ブランジャ16に連結されている。また、ブラ
ケット15に突設した支持片21には作動軸22が上下
動可能に挿通され、その上端が前記連結レバー20の他
端に回動可能に連結されている。
前記ブラケット15に設けた支持アーム23には二腕状
の中間レバー24がその中間部にて回動可能に支持され
、後方腕部が前記作動軸22の下端に回動可能に連結さ
れている。この中間レバー24の下方腕部には二叉部2
5が形成され、その二叉部25が前記可動刃9の連繋ビ
ン14に係合されている。更に、前記作動軸22には上
下一対の調節ナット26.27が螺合されると共に、各
ナット26.27と前記支持片21との間には一対のバ
ネ28.29が巻回され、各ナット26,27の配置位
置を変更することにより、各バネ28.29の付勢力が
調節されるようになっている。
の中間レバー24がその中間部にて回動可能に支持され
、後方腕部が前記作動軸22の下端に回動可能に連結さ
れている。この中間レバー24の下方腕部には二叉部2
5が形成され、その二叉部25が前記可動刃9の連繋ビ
ン14に係合されている。更に、前記作動軸22には上
下一対の調節ナット26.27が螺合されると共に、各
ナット26.27と前記支持片21との間には一対のバ
ネ28.29が巻回され、各ナット26,27の配置位
置を変更することにより、各バネ28.29の付勢力が
調節されるようになっている。
そして、前述した両方のソレノイド17.18が消磁さ
れた状態では、両バネ28.29の付勢力の釣り合いに
より、作動軸22及び中間レバー24を介して可動刃9
が第1図及び第2図に実線で示す待機解放位置P1に保
持され、先端糸捌き部13が針通過孔5aの左側に近接
配置される。
れた状態では、両バネ28.29の付勢力の釣り合いに
より、作動軸22及び中間レバー24を介して可動刃9
が第1図及び第2図に実線で示す待機解放位置P1に保
持され、先端糸捌き部13が針通過孔5aの左側に近接
配置される。
また、上方の上糸捕捉ソレノイド17のみが励磁された
時にはブランジャ16が上方へ移動されることにより、
連結レバー20,作動軸22及び中間レバー24を介し
て可動刃9は第1図の右方へ摺動され、糸捌さ#13が
針通過孔5aを横切って右側の捕捉位置P2に配置され
る。更に、下方の上糸切断保持ソレノイド18のみが励
磁された時には、ブランジャ16が下方へ移動されるこ
とにより、連結レバー2o、作動軸22及び中間レバー
24を介して可動刃9は第1図の左方へ摺勤され、その
刃部9aが固定刃8に噛み合うと共に、糸掴みバネ7と
摺接する切断保持位置P3に配置される。
時にはブランジャ16が上方へ移動されることにより、
連結レバー20,作動軸22及び中間レバー24を介し
て可動刃9は第1図の右方へ摺動され、糸捌さ#13が
針通過孔5aを横切って右側の捕捉位置P2に配置され
る。更に、下方の上糸切断保持ソレノイド18のみが励
磁された時には、ブランジャ16が下方へ移動されるこ
とにより、連結レバー2o、作動軸22及び中間レバー
24を介して可動刃9は第1図の左方へ摺勤され、その
刃部9aが固定刃8に噛み合うと共に、糸掴みバネ7と
摺接する切断保持位置P3に配置される。
また、糸掴みバネ7及び可動刃9は保持部材を構成し、
ソレノイド17及びl8、連結レバー20、作動軸22
、中間レバー24並びにバネ28及び29等は上記保持
部材を保持位置P3と解放位置P1とに切換え移動させ
る駆動手段Mを構成している。
ソレノイド17及びl8、連結レバー20、作動軸22
、中間レバー24並びにバネ28及び29等は上記保持
部材を保持位置P3と解放位置P1とに切換え移動させ
る駆動手段Mを構成している。
ところで、第4図,第5図に示すように、ベッド部3の
下面にはミシン内部の各機構部に供給される潤滑油を貯
溜するためのオイルパン31が設けられ、そのオイルバ
ン31には、前記押え足5の上下動を膝で操作するため
の操作機構が設けられている。
下面にはミシン内部の各機構部に供給される潤滑油を貯
溜するためのオイルパン31が設けられ、そのオイルバ
ン31には、前記押え足5の上下動を膝で操作するため
の操作機構が設けられている。
第5図に示すように、オイルバン31には図示しない周
知の連繋機構を介して前記押え足5と作動連結されて作
動棒39が上下動可能に貫設されている。そして、この
作動棒39が第5図に実線で示す下降位置にある時、前
記連繋機構を介して押え足5が作用位置に配置され、二
点鎖線で示す上昇位置にある時に押え足5が不作用位置
に配置されるようになっている。
知の連繋機構を介して前記押え足5と作動連結されて作
動棒39が上下動可能に貫設されている。そして、この
作動棒39が第5図に実線で示す下降位置にある時、前
記連繋機構を介して押え足5が作用位置に配置され、二
点鎖線で示す上昇位置にある時に押え足5が不作用位置
に配置されるようになっている。
また、第4図に示すように、オイルバン31の下面には
互いに距離を隔てて一対の軸支持部31a,3lbが突
設され、これら軸支持部31a,3lbには作動軸32
が回動可能に支持されている。この作動軸32の前端部
には逆L字状をなす操作軸34がその基端部において連
結具33を介して作動軸32と一体回動可能に取付けら
れ、その下部には膝当て35が取付けられている。
互いに距離を隔てて一対の軸支持部31a,3lbが突
設され、これら軸支持部31a,3lbには作動軸32
が回動可能に支持されている。この作動軸32の前端部
には逆L字状をなす操作軸34がその基端部において連
結具33を介して作動軸32と一体回動可能に取付けら
れ、その下部には膝当て35が取付けられている。
一方の軸支持部3lbに隣接するように、作動軸32上
には、操作片36が作動軸32と一体回動可能に装着さ
れている。第5図に示すように、この操作片36の両側
部に突設した支持部36a及び36bにはそれぞれ回動
規制軸37及び38が螺着され、各回動規制軸37.3
8にはそれぞれ調節ナット37a,38aが螺合され、
これらを回動調節することで各回動規制軸37.38の
突出量が調節される。
には、操作片36が作動軸32と一体回動可能に装着さ
れている。第5図に示すように、この操作片36の両側
部に突設した支持部36a及び36bにはそれぞれ回動
規制軸37及び38が螺着され、各回動規制軸37.3
8にはそれぞれ調節ナット37a,38aが螺合され、
これらを回動調節することで各回動規制軸37.38の
突出量が調節される。
そして、常には、前記作動軸32に巻回されたパネ30
の作用により、一方の回動規制軸38がオイルパン31
に係合されて、操作軸34が第5図に実線で示す待機位
置に保持され、作業者の膝により膝当て35が押圧され
て、バネ30の作用に抗して操作軸34が第5図に二点
鎖線で示す操作位置まで回動された時には、一方の支持
部36aが作動棒39に係合して、その作動棒39が上
昇されると共に、一方の回動規制軸37がオイルパン3
1に当接して操作軸34のこれ以上の回動が規制される
。
の作用により、一方の回動規制軸38がオイルパン31
に係合されて、操作軸34が第5図に実線で示す待機位
置に保持され、作業者の膝により膝当て35が押圧され
て、バネ30の作用に抗して操作軸34が第5図に二点
鎖線で示す操作位置まで回動された時には、一方の支持
部36aが作動棒39に係合して、その作動棒39が上
昇されると共に、一方の回動規制軸37がオイルパン3
1に当接して操作軸34のこれ以上の回動が規制される
。
更に、第4図に示すように、前記軸支持部31aにはス
イッチ台40が設けられ、このスイッチ台40には検出
手段としてのマイクロスイッチ41が取付けられている
。このスイッチ41は先端部にコロが設けられた接点レ
バー42を有し、この接点レバー42の開閉に応じて、
作動信号としての押え上げ信号を発するようになってい
る。一方、前記スイッチ台40に隣接して作動軸32上
には、作動片43が作動軸32と一体回動可能に装着さ
れ、作動片43には高さの異なる一対の平坦部44a,
44bと、両平坦部44a,44bを連結する傾斜部4
4cとからなるカム部44が形成されている。そして、
第5図に実線で示すように、操作袖34が待機位置に保
持された状態においては、第4図に実線で示すように、
作動片43のカム部44における一方の平坦部44aが
前記接点レバー42のコロと係合されている。また、操
作軸34が操作位置まで回動された時には、前記支持部
36aが作動棒39に当接する直前に、第4図に二点鎖
線で示すように、カム部44の傾斜部44c及び平坦部
44bが前記接点レバー42のコロに順次係合して、接
点レバー42が押圧され、マイクロスイッチ41から押
え上げ信号が発せられるようになっている。
イッチ台40が設けられ、このスイッチ台40には検出
手段としてのマイクロスイッチ41が取付けられている
。このスイッチ41は先端部にコロが設けられた接点レ
バー42を有し、この接点レバー42の開閉に応じて、
作動信号としての押え上げ信号を発するようになってい
る。一方、前記スイッチ台40に隣接して作動軸32上
には、作動片43が作動軸32と一体回動可能に装着さ
れ、作動片43には高さの異なる一対の平坦部44a,
44bと、両平坦部44a,44bを連結する傾斜部4
4cとからなるカム部44が形成されている。そして、
第5図に実線で示すように、操作袖34が待機位置に保
持された状態においては、第4図に実線で示すように、
作動片43のカム部44における一方の平坦部44aが
前記接点レバー42のコロと係合されている。また、操
作軸34が操作位置まで回動された時には、前記支持部
36aが作動棒39に当接する直前に、第4図に二点鎖
線で示すように、カム部44の傾斜部44c及び平坦部
44bが前記接点レバー42のコロに順次係合して、接
点レバー42が押圧され、マイクロスイッチ41から押
え上げ信号が発せられるようになっている。
尚、第5図において、スイッチ台40、マイクロスイッ
チ41及び作動片43は省略されている。
チ41及び作動片43は省略されている。
次に、本実施例のミシンの電気的構成を第6図を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
中央処理装置(CPU)50は制御手段を構成し、その
CPU5 0には、リードオンリメモリ(ROM)5
1及びランダムアクセスメモリ(RAM)52が接続さ
れている。ROM5 1にはミシン全体の動作を制御す
るためのプログラム等が記憶され、RAM52にはミシ
ンを駆動制御するための各種データ等が記憶されている
。
CPU5 0には、リードオンリメモリ(ROM)5
1及びランダムアクセスメモリ(RAM)52が接続さ
れている。ROM5 1にはミシン全体の動作を制御す
るためのプログラム等が記憶され、RAM52にはミシ
ンを駆動制御するための各種データ等が記憶されている
。
CPU50の出力側には、ミシンを運転するためのミシ
ンモータ53、下糸の切断装置を駆動源に連結するため
の下糸切断ソレノイド54、前記上糸捕捉ソレノイド1
7及び前記上糸切断保持ソレノイド18が、出力インタ
ーフエイス55及び各駆動回路56〜59を介して接続
されており、これらに対してCPU5 0から制御信号
、即ち、ミシン運転信号、下糸切断信号、上糸捕捉信号
及び上糸切断保持信号が出力される。
ンモータ53、下糸の切断装置を駆動源に連結するため
の下糸切断ソレノイド54、前記上糸捕捉ソレノイド1
7及び前記上糸切断保持ソレノイド18が、出力インタ
ーフエイス55及び各駆動回路56〜59を介して接続
されており、これらに対してCPU5 0から制御信号
、即ち、ミシン運転信号、下糸切断信号、上糸捕捉信号
及び上糸切断保持信号が出力される。
また、CPU5 0の入力側には、足踏ペダル60の踏
込み状況に応じて信号を発するミシン起動信号発生回路
61、針上位置及び針下位置を検出して針上信号及び針
下信号を発生する針位置検出器62及び前記マイクロス
イッチ41が入力インターフエイス63を介して接続さ
れている。そして、ミシン起動信号発生回路61からは
足踏ペダル60の踏込み及び踏返しに基づき、ペダル踏
込信号及びペダル踏返信号がCPU5 0に入力され、
針位置検出器62からは針上信号及び針下信号が入力さ
れ、マイクロスイッチ41からは押え上げ信号が入力さ
れる。
込み状況に応じて信号を発するミシン起動信号発生回路
61、針上位置及び針下位置を検出して針上信号及び針
下信号を発生する針位置検出器62及び前記マイクロス
イッチ41が入力インターフエイス63を介して接続さ
れている。そして、ミシン起動信号発生回路61からは
足踏ペダル60の踏込み及び踏返しに基づき、ペダル踏
込信号及びペダル踏返信号がCPU5 0に入力され、
針位置検出器62からは針上信号及び針下信号が入力さ
れ、マイクロスイッチ41からは押え上げ信号が入力さ
れる。
次に、上述のように構成されたミシンの作用について第
7図のタイミングチャートを参照しながら説明する。
7図のタイミングチャートを参照しながら説明する。
足踏ペダル60の前踏込み操作に基づいてミシンが運転
されている間は、CPU50の制御に基づき、上糸捕捉
ソレノイド17及び上糸切断保持ソレノイド18が消磁
されていて、連結レバー20、作動軸22及び中間レバ
ー24を介して可動刃9が第1図の待機解放位置P1に
保持されている。そして、所要の縫製を終了した時、針
2aは針下位置で停止される。
されている間は、CPU50の制御に基づき、上糸捕捉
ソレノイド17及び上糸切断保持ソレノイド18が消磁
されていて、連結レバー20、作動軸22及び中間レバ
ー24を介して可動刃9が第1図の待機解放位置P1に
保持されている。そして、所要の縫製を終了した時、針
2aは針下位置で停止される。
この状態から糸切りを実行する時、足踏ペダル60を踏
返し操作すると、糸切断動作を開始するための踏返信号
が入力される。すると、CPU50はミシンモータ53
にミシン運転信号を出力して、ミシンを低速で運転する
と共に、下糸切断信号を出力して下糸切断ソレノイド5
4を作動させ、下糸を糸輪捕捉器と加工布との間で切断
する。
返し操作すると、糸切断動作を開始するための踏返信号
が入力される。すると、CPU50はミシンモータ53
にミシン運転信号を出力して、ミシンを低速で運転する
と共に、下糸切断信号を出力して下糸切断ソレノイド5
4を作動させ、下糸を糸輪捕捉器と加工布との間で切断
する。
そして、引き続くミシンの低速運転に伴って針位置検出
器62から針上信号が入力された時、CPU50はミシ
ン運転信号及び下糸切断信号の出力を停止し、ミシンモ
ータ53の回転を停止させると共に、下糸切断ソレノイ
ド54を消磁する。
器62から針上信号が入力された時、CPU50はミシ
ン運転信号及び下糸切断信号の出力を停止し、ミシンモ
ータ53の回転を停止させると共に、下糸切断ソレノイ
ド54を消磁する。
次いで、CPU5 0は20ミリ秒間待機した後、上糸
捕捉ソレノイド17を所定時間T1にわたって励磁する
。このソレノイド17の励磁に伴ってプランジャ16が
上動され、連結レバー20,作動軸22及び中間レバー
24を介して、可動刃9が第1図の待機解放位置P1か
ら捕捉位置P2へ往動される。その往動に伴い、糸捌き
部13に沿って上糸Tが切欠12に導入される。
捕捉ソレノイド17を所定時間T1にわたって励磁する
。このソレノイド17の励磁に伴ってプランジャ16が
上動され、連結レバー20,作動軸22及び中間レバー
24を介して、可動刃9が第1図の待機解放位置P1か
ら捕捉位置P2へ往動される。その往動に伴い、糸捌き
部13に沿って上糸Tが切欠12に導入される。
所定時間T1経過後、CPU5 0は上糸捕捉ソレノイ
ド17を消磁すると共に、上糸切断保持ソレノイド18
を所定時間T2にわたって励磁する。
ド17を消磁すると共に、上糸切断保持ソレノイド18
を所定時間T2にわたって励磁する。
それに伴ってプランジャ16が下動され、可動刃9が第
1図の捕捉位置P2から切断保持位置P3へ摺動される
。その摺勤に伴い、可動刃9の刃部9aが固定刃8に噛
み合わされて、上糸Tが切断され、その針側切断端が可
動刃9と糸掴みバネ7との間に強く挾持される。
1図の捕捉位置P2から切断保持位置P3へ摺動される
。その摺勤に伴い、可動刃9の刃部9aが固定刃8に噛
み合わされて、上糸Tが切断され、その針側切断端が可
動刃9と糸掴みバネ7との間に強く挾持される。
所定時間T2経過後、CPU5 0は上糸切断保持ソレ
ノイド18を消磁する。それに伴って、可動刃9が切断
保持位置P3から待機解放位置P1へ摺動される。その
摺動に伴い、上糸Tの針側切断端は可動刃9と糸掴みバ
ネ7とによって、可動刃9が切断保持位置P3にある時
よりも小さな力で挾持される。上記一連の動作により糸
切り作業が完了する。
ノイド18を消磁する。それに伴って、可動刃9が切断
保持位置P3から待機解放位置P1へ摺動される。その
摺動に伴い、上糸Tの針側切断端は可動刃9と糸掴みバ
ネ7とによって、可動刃9が切断保持位置P3にある時
よりも小さな力で挾持される。上記一連の動作により糸
切り作業が完了する。
このように、本実施例では、上糸Tが作用位置に配置さ
れた押え足5上で切断された後に、その針側切断端が押
え足5に挾持されるため、上糸切断後に針2aの目孔か
ら垂下する上糸残り量を短くすることができ、しかも針
2aからの糸抜けを防止できる。
れた押え足5上で切断された後に、その針側切断端が押
え足5に挾持されるため、上糸切断後に針2aの目孔か
ら垂下する上糸残り量を短くすることができ、しかも針
2aからの糸抜けを防止できる。
その後、次の縫製のために加工布の取換え等を行う場合
、膝で前記膝当て35を押圧操作すると、操作軸34、
作動軸32、操作片36及び作動片43が第5図の反時
計方向へ一体回動され、操作片36の支持部36aが作
動棒39の下端部に当接する直前に、作動片43によっ
てマイクロスイッチ4lの接点レバー42が押圧されて
、マイクロスイッチ41から押え上げ信号が発せられる
。
、膝で前記膝当て35を押圧操作すると、操作軸34、
作動軸32、操作片36及び作動片43が第5図の反時
計方向へ一体回動され、操作片36の支持部36aが作
動棒39の下端部に当接する直前に、作動片43によっ
てマイクロスイッチ4lの接点レバー42が押圧されて
、マイクロスイッチ41から押え上げ信号が発せられる
。
CPU5 0はこの押え上げ信号に基づいて、上糸切断
保持ソレノイド18を励磁することにより、可動刃9を
待機解放位置P1から切断保持位置P3へ再び往動し、
その可動刃9と糸掴みバネ7とにより上糸切断端を強く
挾持する。この扶持動作後、前記支持部36aによる前
記作動捧39の押し上げに伴い、押え足5が作用位置か
ら不作用位置に移動される。
保持ソレノイド18を励磁することにより、可動刃9を
待機解放位置P1から切断保持位置P3へ再び往動し、
その可動刃9と糸掴みバネ7とにより上糸切断端を強く
挾持する。この扶持動作後、前記支持部36aによる前
記作動捧39の押し上げに伴い、押え足5が作用位置か
ら不作用位置に移動される。
押え足5を不作用位置に押し上げた状態において加工布
を交換した後、新たな加工布に対し縫製を再開する場合
、多くの縫製作業者は作業の迅速を図るため、膝を戻す
とほぼ同時に足踏ベダル60を踏込み、縫製を再開させ
ようとする。
を交換した後、新たな加工布に対し縫製を再開する場合
、多くの縫製作業者は作業の迅速を図るため、膝を戻す
とほぼ同時に足踏ベダル60を踏込み、縫製を再開させ
ようとする。
ところが、膝を戻してから実際に押え足5が作用位置に
降下するまでには、操作軸34と、押え足5との機械的
な動力伝達を完了するのに多少の時間を要し、ペダル踏
込みによるミシンの運転開始に遅れて押え足5による加
工布の押圧が終了することになる。このタイミングのず
れにより、第一針目の結節が形成されないことがあった
。
降下するまでには、操作軸34と、押え足5との機械的
な動力伝達を完了するのに多少の時間を要し、ペダル踏
込みによるミシンの運転開始に遅れて押え足5による加
工布の押圧が終了することになる。このタイミングのず
れにより、第一針目の結節が形成されないことがあった
。
それに対し本実施例では、CPU50は押え上げ信号が
入力され、続いてペダル踏込み信号が入力されて以後、
針位置検出器62から針下信号及び針上信号がそれぞれ
所定回数N(本実施例ではN−1)にわたって入力され
るまでの間、上糸切断保持ソレノイド18を励磁状態に
保持して可動刃9と糸掴みバネ7とにより上糸切断端を
強く挾持した状態を維持する。従って、第一針目の縫製
に際し、加工布が押え足5によって加工布支持面3aに
押圧されていないにもかかわらず、上糸切断端が保持部
材としての可動刃9及び糸掴みバネ7にしっかりと保持
されているため、上糸切断端が針2aの目孔から抜ける
ことなく、しかも上下糸による結節が確実に形成される
。
入力され、続いてペダル踏込み信号が入力されて以後、
針位置検出器62から針下信号及び針上信号がそれぞれ
所定回数N(本実施例ではN−1)にわたって入力され
るまでの間、上糸切断保持ソレノイド18を励磁状態に
保持して可動刃9と糸掴みバネ7とにより上糸切断端を
強く挾持した状態を維持する。従って、第一針目の縫製
に際し、加工布が押え足5によって加工布支持面3aに
押圧されていないにもかかわらず、上糸切断端が保持部
材としての可動刃9及び糸掴みバネ7にしっかりと保持
されているため、上糸切断端が針2aの目孔から抜ける
ことなく、しかも上下糸による結節が確実に形成される
。
その後、N回目の針上信号の入力停止と同時に、上糸切
断保持ソレノイド18が消磁されて、可動刃9が切断保
持位置P3から待機解放位置P1へ復動され、可動刃9
と糸掴みバネ7とにより上糸切断端が弱く挾持される。
断保持ソレノイド18が消磁されて、可動刃9が切断保
持位置P3から待機解放位置P1へ復動され、可動刃9
と糸掴みバネ7とにより上糸切断端が弱く挾持される。
そして、ミシンが継続して運転され、加工布が移送され
るに伴い、上糸切−断端は可動刃9と糸掴みバネ7との
間から容易に離脱して解放される。従って、上糸に異常
な張力が付与されて上糸の糸調子が乱れることもない。
るに伴い、上糸切−断端は可動刃9と糸掴みバネ7との
間から容易に離脱して解放される。従って、上糸に異常
な張力が付与されて上糸の糸調子が乱れることもない。
このように本実施例によれば、上糸Tが針2aに近接し
た押え足5上で切断されるため、針2aの目孔から垂下
する上糸残り量を短くでき、縫製再開時に上糸Tが鳥の
巣状に絡み付いて縫い込まれる心配がない。また、上糸
切断後において、押え足5を上げる直前から縫製開始後
に針2aが一往復動されるまでの間、上糸切断端が強く
挾持されるため、上糸残り量が短くても上下糸による第
一針目の結節が確実に形成される。第一針目の結節が確
実に形成されれば、この結節によって上下糸が加工布に
保持されることになるため、第二針目以降の結節も確実
に形成される。従って、押え足5の作用位置への下降の
遅れも問題とならず、縫い始めの仕上がりの汚さや、糸
抜け、目飛び等を防止することができる。
た押え足5上で切断されるため、針2aの目孔から垂下
する上糸残り量を短くでき、縫製再開時に上糸Tが鳥の
巣状に絡み付いて縫い込まれる心配がない。また、上糸
切断後において、押え足5を上げる直前から縫製開始後
に針2aが一往復動されるまでの間、上糸切断端が強く
挾持されるため、上糸残り量が短くても上下糸による第
一針目の結節が確実に形成される。第一針目の結節が確
実に形成されれば、この結節によって上下糸が加工布に
保持されることになるため、第二針目以降の結節も確実
に形成される。従って、押え足5の作用位置への下降の
遅れも問題とならず、縫い始めの仕上がりの汚さや、糸
抜け、目飛び等を防止することができる。
尚、針2aの一往復動後は、可動刃9と糸掴みバネ7と
による上糸Tの扶持力が弱められるため、糸調子の乱れ
やそれに伴う加工布の縮みが未然に防止される。
による上糸Tの扶持力が弱められるため、糸調子の乱れ
やそれに伴う加工布の縮みが未然に防止される。
[発明の効果コ
以上詳述したように本発明によれば、縫製終了時に糸残
り量が少なくなるように上糸が切断された場合でも、次
回縫製開始時に糸抜けや糸調子の乱れが起きず、また、
押え足が加工布を押圧する前にミシンを起動しても目飛
びが発生せず、作業者に違和感を感じさせることなく、
縫製作業を迅速に行うことができるという優れた効果を
奏する。
り量が少なくなるように上糸が切断された場合でも、次
回縫製開始時に糸抜けや糸調子の乱れが起きず、また、
押え足が加工布を押圧する前にミシンを起動しても目飛
びが発生せず、作業者に違和感を感じさせることなく、
縫製作業を迅速に行うことができるという優れた効果を
奏する。
第1図は本発明を具体化したミシンにおける押え足付近
の平面図、第2図はミシンのアーム部を示す側面図、第
3図は同じく部分背面図、第4図は押え足操作機構を示
すミシンの部分底面図、第5図は同じく部分正面図、第
6図はミシンの制御装置を示すブロック図、第7図はタ
イミングチャートである。 図中、3aは加工布支持面、5は押え足、7は保持部材
としての糸掴みバネ、9は保持部材としての可動刃、4
1は検出手段としてのマイクロスイッチ、50は制御手
段としてのCPU,60は起動信号発生手段としての足
踏ペダル、61は起動信号発生手段としてのミシン起動
信号発生回路、62は針位置検出器、Mは駆動手段、P
1は解放位置、P3は保持位置、Tは上糸である。
の平面図、第2図はミシンのアーム部を示す側面図、第
3図は同じく部分背面図、第4図は押え足操作機構を示
すミシンの部分底面図、第5図は同じく部分正面図、第
6図はミシンの制御装置を示すブロック図、第7図はタ
イミングチャートである。 図中、3aは加工布支持面、5は押え足、7は保持部材
としての糸掴みバネ、9は保持部材としての可動刃、4
1は検出手段としてのマイクロスイッチ、50は制御手
段としてのCPU,60は起動信号発生手段としての足
踏ペダル、61は起動信号発生手段としてのミシン起動
信号発生回路、62は針位置検出器、Mは駆動手段、P
1は解放位置、P3は保持位置、Tは上糸である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、針落下点の近傍にて加工布を加工布支持面(3a)
に押圧する作用位置と、加工布から離間する不作用位置
とに切換え可能に設けられた押え足(5)と、 作業者の操作に基づき、ミシンの起動信号を発生する起
動信号発生手段(60、61)と、縫製終了時に加工布
に連なる糸を切断する糸切り装置とを備えたミシンにお
いて、 押え足(5)又はその近傍に設けられ、上糸(T)を保
持する保持位置(P3)と、上糸(T)を解放する解放
位置(P1)とに切換え可能な保持部材(7、9)と、 前記保持部材(7、9)に連結され、保持部材(7、9
)を前記二位置(P1、P3)に切換移動させる駆動手
段(M)と、 前記押え足(5)の配置位置の切換え動作を検出して作
動信号を発する検出手段(41)と、針上位置又は針下
位置に対応した針位置信号を発生する針位置検出器(6
2)と、 糸切断後の前記検出手段(41)からの作動信号に基づ
き、前記押え足(5)が不作用位置にある時、及び、糸
切断後の前記起動信号発生手段(60、61)からのミ
シン起動信号と前記針位置検出器(62)からの針位置
信号に基づき、縫い始めの数針の間には、前記保持部材
(7、9)を保持位置(P3)に配置するように前記駆
動手段(M)を制御する制御手段(50)と を備えたことを特徴とするミシンの上糸保持装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1228756A JPH0392192A (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | ミシンの上糸保持装置 |
US07/570,020 US5080031A (en) | 1989-09-04 | 1990-08-20 | Needle thread holding device in sewing machine |
DE4027060A DE4027060C2 (de) | 1989-09-04 | 1990-08-27 | Nadelfaden-Halteeinrichtung für eine Nähmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1228756A JPH0392192A (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | ミシンの上糸保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0392192A true JPH0392192A (ja) | 1991-04-17 |
Family
ID=16881336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1228756A Pending JPH0392192A (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | ミシンの上糸保持装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5080031A (ja) |
JP (1) | JPH0392192A (ja) |
DE (1) | DE4027060C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113235232A (zh) * | 2019-10-12 | 2021-08-10 | 杰克缝纫机股份有限公司 | 剪线抬压脚机构及包缝机 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04348795A (ja) * | 1991-05-27 | 1992-12-03 | Aisin Seiki Co Ltd | ミシンの上糸保持装置 |
JPH05337270A (ja) * | 1992-06-10 | 1993-12-21 | Aisin Seiki Co Ltd | ミシンの布押え装置 |
US5289791A (en) * | 1993-03-31 | 1994-03-01 | General Motors Corporation | Sewing machine with thread wiper and auxiliary cutter |
SE507831C2 (sv) * | 1993-04-21 | 1998-07-20 | Husqvarna Ab | Anordning i en symaskin |
DE4331746C2 (de) * | 1993-09-20 | 1995-11-02 | Pfaff Ag G M | Knopflochnähmaschine mit einer Nadelfadenschneid- und Klemmvorrichtung |
JPH11156073A (ja) * | 1997-11-26 | 1999-06-15 | Brother Ind Ltd | 穴かがり縫いミシン |
JP4030864B2 (ja) * | 2002-12-10 | 2008-01-09 | Juki株式会社 | ミシンの上糸保持装置 |
JP2006141869A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Brother Ind Ltd | ミシン |
DE102005035488B3 (de) * | 2005-07-28 | 2007-03-08 | Ecker, Andreas, Dr. | Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer fadenverarbeitenden Maschine mit einer Fadenschneideinrichtung |
US7346426B2 (en) * | 2006-03-06 | 2008-03-18 | Fu-Zhun Precision Industry (Shen Zhen) Co., Ltd. | Automatic dotting machine for manufacture of heat sink for electronic component |
CH702472A2 (de) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Laesser Ag | Mehrnadelkopf-Stickmaschine, Mehrnadelkopf für eine solche, sowie Fadenschneiderelement und Fadenschneider für eine solche. |
CN111020903B (zh) * | 2019-12-17 | 2021-08-24 | 杰克缝纫机股份有限公司 | 起缝剪线机构及其方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1298786A (en) * | 1916-10-21 | 1919-04-01 | United Shoe Machinery Corp | Thread severing and holding mechanism. |
US3320915A (en) * | 1965-01-06 | 1967-05-23 | Singer Co | Thread-chain holding devices for sewing machines |
US3448708A (en) * | 1967-06-23 | 1969-06-10 | Singer Co | Thread wiper and thread end holder for sewing machines |
US3601074A (en) * | 1970-02-27 | 1971-08-24 | Union Special Maschinenfab | Thread wiper for sewing machines including a thread-separating arrangement |
US3728978A (en) * | 1970-12-31 | 1973-04-24 | Mitsubishi Electric Corp | Thread trimming mechanism for sewing machines |
US3747548A (en) * | 1971-07-14 | 1973-07-24 | Usm Corp | Thread holding and cutting |
DE7732927U1 (de) * | 1977-10-26 | 1978-03-09 | Duerkoppwerke Gmbh, 4800 Bielefeld | Naehmaschine mit fadenabhacker |
DE2815297C2 (de) * | 1978-04-08 | 1983-01-13 | Dürkoppwerke GmbH, 4800 Bielefeld | Gesteuerte, im Bereich zwischen dem Fadenhebel u. dem Nadelöhr angeordnete, auf mindestens einen Nadelfaden einwirkende Fadenklemme einer Nähmaschine |
JPS5761438A (en) * | 1980-09-25 | 1982-04-13 | Nissan Motor Co Ltd | Tool shank holder |
US4459927A (en) * | 1983-12-12 | 1984-07-17 | The Singer Company | Arrangement for signaling presser bar position |
JPH0757271B2 (ja) * | 1987-05-05 | 1995-06-21 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの縫糸切断装置 |
-
1989
- 1989-09-04 JP JP1228756A patent/JPH0392192A/ja active Pending
-
1990
- 1990-08-20 US US07/570,020 patent/US5080031A/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-08-27 DE DE4027060A patent/DE4027060C2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113235232A (zh) * | 2019-10-12 | 2021-08-10 | 杰克缝纫机股份有限公司 | 剪线抬压脚机构及包缝机 |
CN113235232B (zh) * | 2019-10-12 | 2022-05-20 | 杰克科技股份有限公司 | 剪线抬压脚机构及包缝机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5080031A (en) | 1992-01-14 |
DE4027060C2 (de) | 1994-11-24 |
DE4027060A1 (de) | 1991-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0392192A (ja) | ミシンの上糸保持装置 | |
JP5618241B2 (ja) | 縫目のほつれ止め方法及び縫目のほつれ止め装置 | |
US4364319A (en) | Controlled thread clamp device for needle threads | |
JP6045392B2 (ja) | ミシン | |
JPH07100093B2 (ja) | 糸切り機構付きミシン | |
JPH0759268B2 (ja) | 糸切り機構付きミシンの上糸端部保持装置 | |
CN103361906B (zh) | 缝纫机 | |
JP2006102399A (ja) | ミシン | |
JP2762692B2 (ja) | 自動糸切り機構付きミシン | |
JP2792203B2 (ja) | 自動糸切り機構付きミシン | |
JP3246529B2 (ja) | 糸切りミシン | |
JPH0941258A (ja) | 刺繍縫いミシン | |
JPH02283397A (ja) | ミシンの上糸保持装置 | |
JPH0740381Y2 (ja) | 二本針ミシンにおける針糸供給装置 | |
JP2792201B2 (ja) | 自動糸切り機構付きミシン | |
JPH11333172A (ja) | ミシンの糸張力制御装置 | |
JPH04135598A (ja) | 糸通し装置付きミシン | |
JPS5928063Y2 (ja) | 靴下編機におけるストレツチヤ−ンの糸抜け防止装置 | |
JPH02136165A (ja) | ミシンの上糸切断装置 | |
JP2792202B2 (ja) | 自動糸切り機構付きミシン | |
JP2852961B2 (ja) | ミシンにおける糸調子装置 | |
JPH0793997B2 (ja) | 糸切り機構付きミシン | |
JP2518476B2 (ja) | ミシン | |
JP2013226246A (ja) | ミシン | |
JPH0557080A (ja) | ミシンの制御装置 |