JPH0390612A - 特殊断面繊維、紡糸口金および該口金を用いた特殊断面繊維の製造方法 - Google Patents
特殊断面繊維、紡糸口金および該口金を用いた特殊断面繊維の製造方法Info
- Publication number
- JPH0390612A JPH0390612A JP22404589A JP22404589A JPH0390612A JP H0390612 A JPH0390612 A JP H0390612A JP 22404589 A JP22404589 A JP 22404589A JP 22404589 A JP22404589 A JP 22404589A JP H0390612 A JPH0390612 A JP H0390612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross
- intersection
- fiber
- section
- spinneret
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 title claims description 72
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 11
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims description 4
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 3
- 239000000155 melt Substances 0.000 claims 1
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 14
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 239000002932 luster Substances 0.000 description 8
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 7
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 7
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 7
- 239000004408 titanium dioxide Substances 0.000 description 7
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 6
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 5
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 5
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 4
- 239000000047 product Substances 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 3
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 3
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 3
- QPFMBZIOSGYJDE-UHFFFAOYSA-N 1,1,2,2-tetrachloroethane Chemical compound ClC(Cl)C(Cl)Cl QPFMBZIOSGYJDE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 2
- 229920001707 polybutylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 239000004753 textile Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002087 whitening effect Effects 0.000 description 2
- 206010019233 Headaches Diseases 0.000 description 1
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N Phenol Chemical compound OC1=CC=CC=C1 ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002519 antifouling agent Substances 0.000 description 1
- 238000000149 argon plasma sintering Methods 0.000 description 1
- 125000003118 aryl group Chemical group 0.000 description 1
- 230000001680 brushing effect Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 239000002781 deodorant agent Substances 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 239000003063 flame retardant Substances 0.000 description 1
- 231100000869 headache Toxicity 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000006224 matting agent Substances 0.000 description 1
- 239000012046 mixed solvent Substances 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- XNGIFLGASWRNHJ-UHFFFAOYSA-L phthalate(2-) Chemical compound [O-]C(=O)C1=CC=CC=C1C([O-])=O XNGIFLGASWRNHJ-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 1
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、衣料用、モケット、ハイパイル、カーペット
等に適した特殊断面合成繊維およびその製造方法に関す
るものでろblさらに詳しくは、凹凸のランダム表面が
形成する優れた光沢性および獣毛のようにソフトでなめ
らかな風合いと外観を呈し、弾性を有する特殊断面合成
線mシよびその製造方法に関するものである。
等に適した特殊断面合成繊維およびその製造方法に関す
るものでろblさらに詳しくは、凹凸のランダム表面が
形成する優れた光沢性および獣毛のようにソフトでなめ
らかな風合いと外観を呈し、弾性を有する特殊断面合成
線mシよびその製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉
従来よつ、衣料、モケット、ハイパイル、カーペット等
の用途分野ではポリエステル、ナイロン、アクリル等の
合成繊維が用途分野にあわせ、断面形状をかえて使用さ
れている。たとえば、衣料用では、主に丸断面形状の繊
維、モケット、ハイパイル等では丸断面繊維の他に扁平
異、形断面繊維、カーペットでは丸断面、異形断面繊維
が用いられている。しかしながら、最近、用途分野を問
わず、丸断面繊維のような人工的な光沢および風合いが
あきられ、異形断面繊維、特に多角形(多葉形状)断面
繊維が広く用いられるようになってきている。
の用途分野ではポリエステル、ナイロン、アクリル等の
合成繊維が用途分野にあわせ、断面形状をかえて使用さ
れている。たとえば、衣料用では、主に丸断面形状の繊
維、モケット、ハイパイル等では丸断面繊維の他に扁平
異、形断面繊維、カーペットでは丸断面、異形断面繊維
が用いられている。しかしながら、最近、用途分野を問
わず、丸断面繊維のような人工的な光沢および風合いが
あきられ、異形断面繊維、特に多角形(多葉形状)断面
繊維が広く用いられるようになってきている。
多角形断面繊維は、特殊な形状の口金を用いて得られる
ものであるが、それは、例えば口金孔形状が細孔の中心
点から放射状に延びたスリットをもって形成されるもの
でろblその例は特公昭41−17694号公報や米国
特許第3,303,530号明細書に示されている。具
体的には、図面の第3〜5図の〈1)に示される口金で
あり、それらを用いて図面の第3〜5図の(2)に示さ
れるような断面を有する特殊断面繊維が得られている。
ものであるが、それは、例えば口金孔形状が細孔の中心
点から放射状に延びたスリットをもって形成されるもの
でろblその例は特公昭41−17694号公報や米国
特許第3,303,530号明細書に示されている。具
体的には、図面の第3〜5図の〈1)に示される口金で
あり、それらを用いて図面の第3〜5図の(2)に示さ
れるような断面を有する特殊断面繊維が得られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
しかしながら、これらの特殊断面繊維では、丸断面繊維
と同様、表面の凹凸部の起伏の変化が小さく、おだやか
な光沢あるいは獣毛タッチな風合いを有する繊維製品を
得ることが難しい。
と同様、表面の凹凸部の起伏の変化が小さく、おだやか
な光沢あるいは獣毛タッチな風合いを有する繊維製品を
得ることが難しい。
すなわち、従来から用いられている合成繊維から、おだ
やかな光沢およびクールのようなソフトでなめらかな風
合い、外観を呈した衣料を得ることは困難でめった。ま
た、モケット、ハイパイル、カーペットを指向した繊維
にかいても、穏やかな光沢を示しかつ獣毛ライクな風合
い、外観、弾性等を兼ね備えた繊$a製品を得ることば
困雛であった0 上記の問題点を解決するために特開昭63−31560
6号公報には、第6図の(1)に示される口金を用いて
得られる同図の(2)に見られるような特定の8角(葉
)断面繊維が提案され、該繊維を使用することによって
、穏やかな光沢を示し、獣毛ライクな風合い、外観、弾
性等を兼ね備えた優れた繊維製品が得られるようになっ
た。
やかな光沢およびクールのようなソフトでなめらかな風
合い、外観を呈した衣料を得ることは困難でめった。ま
た、モケット、ハイパイル、カーペットを指向した繊維
にかいても、穏やかな光沢を示しかつ獣毛ライクな風合
い、外観、弾性等を兼ね備えた繊$a製品を得ることば
困雛であった0 上記の問題点を解決するために特開昭63−31560
6号公報には、第6図の(1)に示される口金を用いて
得られる同図の(2)に見られるような特定の8角(葉
)断面繊維が提案され、該繊維を使用することによって
、穏やかな光沢を示し、獣毛ライクな風合い、外観、弾
性等を兼ね備えた優れた繊維製品が得られるようになっ
た。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、上記のような1R1jAを用いて得られ
る布帛、特に立毛布帛に訃いては、光線の当たる角度に
よって布帛が白っぽく見え(白ぼけ)、外観を損ねると
いう欠点を有していた。
る布帛、特に立毛布帛に訃いては、光線の当たる角度に
よって布帛が白っぽく見え(白ぼけ)、外観を損ねると
いう欠点を有していた。
本発明の目的は、優れた光沢性及び獣毛のようにソフト
で弾力があり、滑らかな風合及び外観を呈し、光線の当
たる角度や加減による白ぼけが生じないような布帛の原
料として好適な合成繊維を提供することであり、また、
カーシートなどにした場合フィンガーマークを残さない
ような合成繊維を提供することである。
で弾力があり、滑らかな風合及び外観を呈し、光線の当
たる角度や加減による白ぼけが生じないような布帛の原
料として好適な合成繊維を提供することであり、また、
カーシートなどにした場合フィンガーマークを残さない
ような合成繊維を提供することである。
く課題を解決するための手段〉
即ち、本発明は、10〜14個の凸部を有する断面形状
からなる偏平断面繊維であって、該断面の短径l1と長
径l1との比、l1/l2が1.5〜7であることを特
徴とする特殊断面繊維であり、好筐しくは、第1図(1
)に示すよ5な、10個の凸部を有する断面形状からな
る偏平断面繊維でろって、該断面は直交する長短2本の
対称軸を有し、長い方の対称軸(5)上に2個の凹部(
イ)を、短い方の対称軸(B)上に2個の凸部(B)を
夫々有し、かつ、短径4゜長径4および対称軸(3)と
(B)の交点側から凸部(B)に隣接する凸部←→まで
の距11!4の比、4=14=43が1〜1.5:1.
5〜7:エである特殊断面R#である0 そして、このような特殊断面繊維は、例えば、直交する
長短2本のスリン) S′1、 StおよヒSt 、!
: 82e井 の交点(O)からSlとS2の間に放射状にのびるスリ
ン) Sa、 84を有し、長い方のスリン) Stの
両端部に二股にわかれたスリットsC,s’rを有し、
スリットSr、 s<、舗、 S2. Sa釦よびS4
が各々下記の関係を満足し、かつ、断面積が0.05−
以上の紡糸口金を用いて、熱可塑性重合体の溶融物を押
し出し、口金直下3〜50ののところで0.3〜2.
Om 7秒の冷却風を紡出糸条に吹きつけて冷却し、ド
ラフト50以上で引き取ることによって製造できるもの
である。
からなる偏平断面繊維であって、該断面の短径l1と長
径l1との比、l1/l2が1.5〜7であることを特
徴とする特殊断面繊維であり、好筐しくは、第1図(1
)に示すよ5な、10個の凸部を有する断面形状からな
る偏平断面繊維でろって、該断面は直交する長短2本の
対称軸を有し、長い方の対称軸(5)上に2個の凹部(
イ)を、短い方の対称軸(B)上に2個の凸部(B)を
夫々有し、かつ、短径4゜長径4および対称軸(3)と
(B)の交点側から凸部(B)に隣接する凸部←→まで
の距11!4の比、4=14=43が1〜1.5:1.
5〜7:エである特殊断面R#である0 そして、このような特殊断面繊維は、例えば、直交する
長短2本のスリン) S′1、 StおよヒSt 、!
: 82e井 の交点(O)からSlとS2の間に放射状にのびるスリ
ン) Sa、 84を有し、長い方のスリン) Stの
両端部に二股にわかれたスリットsC,s’rを有し、
スリットSr、 s<、舗、 S2. Sa釦よびS4
が各々下記の関係を満足し、かつ、断面積が0.05−
以上の紡糸口金を用いて、熱可塑性重合体の溶融物を押
し出し、口金直下3〜50ののところで0.3〜2.
Om 7秒の冷却風を紡出糸条に吹きつけて冷却し、ド
ラフト50以上で引き取ることによって製造できるもの
である。
α1=90°±5°、 35°≦α2=α3≦450゜
α4=15°〜170°。
α4=15°〜170°。
nz / mz≦0,5
(但し、α1は81と82の交わる角度、α2及びα3
はSlがSa又はSl1と交わる角度、α4はSfとS
fの交わる角度を示すOmlは交点(O)からS″璽で
の長さ、 m2は交点OからSa又はS4の先端までの
長さ、 m3は81の中心線と81又ハSでの中心線
との交点■から交点0までの長さt ”4は交点■から
Sf又は齢の先端筐での長さを示す。又、nxはスリッ
ト巾、Xは1〜4の整数を示す。) 本発明の特殊断面繊維にかいて凸部の数は、例えば、第
1図(1)〜(3)に見られるように、10〜14個で
あることがi!要である。凸部の数が少ない繊維を使用
すると、モケット等にした場合の白ぼけやフィンガーマ
ーク等の問題を解決できず、一方、凸部が多すぎると凸
部の効果が出しにくくなり白ぼけ防止効果が頭うちにな
るばかりか、そのような繊維を作るために必要な口金の
設計上の問題等様々な支障が生じてくる。最も好ましい
凸部の数は10個である。
はSlがSa又はSl1と交わる角度、α4はSfとS
fの交わる角度を示すOmlは交点(O)からS″璽で
の長さ、 m2は交点OからSa又はS4の先端までの
長さ、 m3は81の中心線と81又ハSでの中心線
との交点■から交点0までの長さt ”4は交点■から
Sf又は齢の先端筐での長さを示す。又、nxはスリッ
ト巾、Xは1〜4の整数を示す。) 本発明の特殊断面繊維にかいて凸部の数は、例えば、第
1図(1)〜(3)に見られるように、10〜14個で
あることがi!要である。凸部の数が少ない繊維を使用
すると、モケット等にした場合の白ぼけやフィンガーマ
ーク等の問題を解決できず、一方、凸部が多すぎると凸
部の効果が出しにくくなり白ぼけ防止効果が頭うちにな
るばかりか、そのような繊維を作るために必要な口金の
設計上の問題等様々な支障が生じてくる。最も好ましい
凸部の数は10個である。
また、本発明においては、繊維断面がある程度は偏平で
なければならず、該断面の短径t1と長径りとの比te
lllが1.5〜7である。ここで、長径14は、第1
図(1)及び(2)に示すように繊維の中心(01と断
面の略長手方向に位置する凸部の先端との間に設定され
る距離であり、短径4は、中心0と長径4に対して垂直
方向に位置する凸部の先端との間に設定される距離であ
る。lIl/4が1,5未満では第3図の(2)のよう
になシ、光沢や風合の満足ゆく製品を得ることができな
い。筐た、l1/l2が7を越えると柔らかくなジ過ぎ
風合が好筐しくなくなる。筐た、Rm自体の力学的強度
が低下し、捲縮付与時あるいは紡績工程にかいて、断面
の長手方向の凸部が損傷を受けやすい。l1/l2は好
ましくは2〜5である。
なければならず、該断面の短径t1と長径りとの比te
lllが1.5〜7である。ここで、長径14は、第1
図(1)及び(2)に示すように繊維の中心(01と断
面の略長手方向に位置する凸部の先端との間に設定され
る距離であり、短径4は、中心0と長径4に対して垂直
方向に位置する凸部の先端との間に設定される距離であ
る。lIl/4が1,5未満では第3図の(2)のよう
になシ、光沢や風合の満足ゆく製品を得ることができな
い。筐た、l1/l2が7を越えると柔らかくなジ過ぎ
風合が好筐しくなくなる。筐た、Rm自体の力学的強度
が低下し、捲縮付与時あるいは紡績工程にかいて、断面
の長手方向の凸部が損傷を受けやすい。l1/l2は好
ましくは2〜5である。
更に、技術的意義は明瞭ではないが、本発明に訃いては
、第1図(1)のような繊維断面が10個の凸部を有し
、直交する2本の対称軸を有し、長い方の対称軸(8)
上に2個の凹部(イ)を有し、短い方の対称軸(B)上
に2個の凸部仲)を有するように設計されることによっ
て、特に優れた白ぼけ防止効果、フィンガーマーク防止
効果を発現されるものである。この場合、短径l1と長
径なとの比の外に更に凸部(B)に隣接する凸部←うと
対称軸(8)との)の交点0との距離ムについてもある
範囲内に設定することが望ましく、4ニー/i:41=
1〜1.5 : 1.5〜7:1、特に好筐しくは4ニ
ー4:5−1.2〜1.4:2〜5:1である。
、第1図(1)のような繊維断面が10個の凸部を有し
、直交する2本の対称軸を有し、長い方の対称軸(8)
上に2個の凹部(イ)を有し、短い方の対称軸(B)上
に2個の凸部仲)を有するように設計されることによっ
て、特に優れた白ぼけ防止効果、フィンガーマーク防止
効果を発現されるものである。この場合、短径l1と長
径なとの比の外に更に凸部(B)に隣接する凸部←うと
対称軸(8)との)の交点0との距離ムについてもある
範囲内に設定することが望ましく、4ニー/i:41=
1〜1.5 : 1.5〜7:1、特に好筐しくは4ニ
ー4:5−1.2〜1.4:2〜5:1である。
この範囲を外れると目的とする穏やかな光沢性、獣毛ラ
イクな風合を得られないことがある。例えば、tt :
la : b冨1〜1.5:〜1.5:1のように4
が1,5未満となるような比をとると、繊維表面の凸凹
部の起伏を出すのが難かしくなり1光沢性、筐た風合の
点で好筐しいものは得られない。筐た、4:41:4=
1〜1.5ニア〜:1のように4が7よシ大きくとると
、備平比が大きくなり柔らかくなシ過ぎ風合が好ましく
無くなる上、繊維自体の力学的強度が低下し、捲縮付与
時或いは紡績工程で最も長い凸部を有する部位の繊維損
傷が発生し易い。
イクな風合を得られないことがある。例えば、tt :
la : b冨1〜1.5:〜1.5:1のように4
が1,5未満となるような比をとると、繊維表面の凸凹
部の起伏を出すのが難かしくなり1光沢性、筐た風合の
点で好筐しいものは得られない。筐た、4:41:4=
1〜1.5ニア〜:1のように4が7よシ大きくとると
、備平比が大きくなり柔らかくなシ過ぎ風合が好ましく
無くなる上、繊維自体の力学的強度が低下し、捲縮付与
時或いは紡績工程で最も長い凸部を有する部位の繊維損
傷が発生し易い。
筐た、本発明にかいては、各凹部は繊維断面の内部に向
って深く形成されているものはら!り好筐しくなく、繊
維の中心から任意の凸部曾て距離(Ll)と、同じく繊
維の中心から該凸部に隣接する凹部までの距離(L2)
との比(し)/(Ll)が好筐しくは、0.5以上、特
に好筐しくは0.6以上であることが望オれる。凹部が
深いものは、繊維の製造自体が難かしくなるばかυか、
そのような繊維の凸部は、紡績工程、加工工程等で損傷
を受けやすいので、最終的に得られる製品も満足できる
ものではない。
って深く形成されているものはら!り好筐しくなく、繊
維の中心から任意の凸部曾て距離(Ll)と、同じく繊
維の中心から該凸部に隣接する凹部までの距離(L2)
との比(し)/(Ll)が好筐しくは、0.5以上、特
に好筐しくは0.6以上であることが望オれる。凹部が
深いものは、繊維の製造自体が難かしくなるばかυか、
そのような繊維の凸部は、紡績工程、加工工程等で損傷
を受けやすいので、最終的に得られる製品も満足できる
ものではない。
本発明の繊維を構成する重合体は、繊維形成能を有する
熱可塑性重合体であればよく、例えば、ポリエステル、
ポリアミド、ポリオレフィン等を使用することができ、
就中、ポリエチレンテレ7タレー) (PET )、ポ
リブチレンチレフタレ−)(PBT)が好ましい。
熱可塑性重合体であればよく、例えば、ポリエステル、
ポリアミド、ポリオレフィン等を使用することができ、
就中、ポリエチレンテレ7タレー) (PET )、ポ
リブチレンチレフタレ−)(PBT)が好ましい。
これらの重合体は必要に応じて第三成分を共重合されて
いるものであってもよい。また、無機物微粒子、芳香剤
、抗曹剤、消臭剤、難燃剤等、さらには異種重合体が複
合、混合されていてもよい。
いるものであってもよい。また、無機物微粒子、芳香剤
、抗曹剤、消臭剤、難燃剤等、さらには異種重合体が複
合、混合されていてもよい。
本発明の繊維は艶消剤を含有する場合、従来の繊維では
考えられない効果が期待できる。
考えられない効果が期待できる。
例えば、従来より使用されている、二酸化チタンを0.
05〜0.8重量多含有するポリエステル繊維(丸断面
)を衣料用途に適用した場合、色合いを薄くすると、下
地まですけて見えるという欠点が生じるが、本発明の特
殊断面繊維の場合には、凹凸のランダム表面が形成する
光散乱効果により、すげるという現象はなくなるばかり
でなく、非常におだやかな光沢性がでてくるのである。
05〜0.8重量多含有するポリエステル繊維(丸断面
)を衣料用途に適用した場合、色合いを薄くすると、下
地まですけて見えるという欠点が生じるが、本発明の特
殊断面繊維の場合には、凹凸のランダム表面が形成する
光散乱効果により、すげるという現象はなくなるばかり
でなく、非常におだやかな光沢性がでてくるのである。
また、二酸化チタン量を増やし1重量多以上とし、所謂
、フルダル銘柄とし、これをハイパイル、モケット等に
用いると繊維の不透明効果もさることながら、断面形状
に合わせて非常に獣毛調に似た外観、風合を有する繊維
を得ることができるものでめる。
、フルダル銘柄とし、これをハイパイル、モケット等に
用いると繊維の不透明効果もさることながら、断面形状
に合わせて非常に獣毛調に似た外観、風合を有する繊維
を得ることができるものでめる。
このような本発明の特殊断面繊維は、その形状が前記の
要件を満たすものであれば、その製法は特別に限定され
るものではない。以下に本発明の繊維の製造方法の1例
として第1図(1)の繊維の製造方法について詳細に説
明する。
要件を満たすものであれば、その製法は特別に限定され
るものではない。以下に本発明の繊維の製造方法の1例
として第1図(1)の繊維の製造方法について詳細に説
明する。
先ず、紡糸口金は、例えば、第2図に示したような断面
形状を有するものを使用し、該紡糸口金の断面積は0.
05−以上が望ましく、より好ましくは0.08−以上
、特に好ましくは0.12−以上でらる。この断面積が
0.05−より小さい場合には、紡糸時のバラス効果の
影響が大きくなり、目的とする繊維断面形状のものが得
難い。
形状を有するものを使用し、該紡糸口金の断面積は0.
05−以上が望ましく、より好ましくは0.08−以上
、特に好ましくは0.12−以上でらる。この断面積が
0.05−より小さい場合には、紡糸時のバラス効果の
影響が大きくなり、目的とする繊維断面形状のものが得
難い。
Slの間に放射状にのびるスリットS3.84を有し、
かつ長い方のスリットSLの両端部に二股にわかれたス
リット劇、笛を有している。ここでSlと82の「直交
」とは厳密に90°を意味するものではなく90±5°
の変動は全く問題がない(繊維断面における「直交」も
同義である○)0 これらのスリットS1. si、 s?、 Sz、 S
s及びS4は、下記の如き要件■〜■を満たしていなけ
ればならない。
かつ長い方のスリットSLの両端部に二股にわかれたス
リット劇、笛を有している。ここでSlと82の「直交
」とは厳密に90°を意味するものではなく90±5°
の変動は全く問題がない(繊維断面における「直交」も
同義である○)0 これらのスリットS1. si、 s?、 Sz、 S
s及びS4は、下記の如き要件■〜■を満たしていなけ
ればならない。
35°≦α2=α3≦45° ・・・・
・・・・・・・・■α4=15°〜1700
・・・・・・・・・・・・■m2≦ml <
m3+ m< CO8憎α4) ・・・・・
・・・・・・・■n)(/mz≦0.5
・・・・・・・・・・・・■但し、
α1はSlと82の交わる角度、α2及び何 はSsと
84の交わる角度、α4はSfと茨の交わる角度を示し
、 mlは交点(O)から8″管での長さt m2は交
点(O)からSs又はS4の先端までの長さ、 m3は
81の中心線と81又はSfの中心線との交点(1)か
ら交点(qまでの長さ+m4ti交点(1)からS/又
はdの先端までの長さを示し、又% nXはスリット巾
、Xは1〜4の整数を示すものである。
・・・・・・・・■α4=15°〜1700
・・・・・・・・・・・・■m2≦ml <
m3+ m< CO8憎α4) ・・・・・
・・・・・・・■n)(/mz≦0.5
・・・・・・・・・・・・■但し、
α1はSlと82の交わる角度、α2及び何 はSsと
84の交わる角度、α4はSfと茨の交わる角度を示し
、 mlは交点(O)から8″管での長さt m2は交
点(O)からSs又はS4の先端までの長さ、 m3は
81の中心線と81又はSfの中心線との交点(1)か
ら交点(qまでの長さ+m4ti交点(1)からS/又
はdの先端までの長さを示し、又% nXはスリット巾
、Xは1〜4の整数を示すものである。
上記■〜■の範囲を外れると、目的とする繊維の断面形
状をつくり出すのが困難である。特に、α2. (1!
’!が上記範囲外になると得られる繊維断面形状の凸凹
部の差がつき難く光沢性、風合いなどで満足するものが
得られない。又、各スリットの巾(nx)は各スリット
によって異っていてもよいが、該nzとスリットの長さ
(mX)との比率(nx/mx ) が0.5を越え
た場合、得られる繊維断面形状は全体的に丸みを帯びて
表面の凸凹効果は少ないものとなり、本発明の目的とす
る繊維断面は得られない。
状をつくり出すのが困難である。特に、α2. (1!
’!が上記範囲外になると得られる繊維断面形状の凸凹
部の差がつき難く光沢性、風合いなどで満足するものが
得られない。又、各スリットの巾(nx)は各スリット
によって異っていてもよいが、該nzとスリットの長さ
(mX)との比率(nx/mx ) が0.5を越え
た場合、得られる繊維断面形状は全体的に丸みを帯びて
表面の凸凹効果は少ないものとなり、本発明の目的とす
る繊維断面は得られない。
好1しくは、nx/rT′lxが0.2以上0.4以下
で6ることか望1れる。
で6ることか望1れる。
さらに、Slの両端部において二股にわかれたスリット
Sfと齢との交わる角度α4は、小さ過ぎても大き過ぎ
ても白ぼけの解消効果が減少しR111の光沢に斑を生
じるので、好ましくは30°≦α4≦120°。
Sfと齢との交わる角度α4は、小さ過ぎても大き過ぎ
ても白ぼけの解消効果が減少しR111の光沢に斑を生
じるので、好ましくは30°≦α4≦120°。
より好ましくは60°≦α4≦900である。
このような形状の紡糸口金を通して押し出された熱可塑
性重合体の溶融物は口金直下3〜50crnのゾーンで
0.3〜2.0 m 7秒の冷却風を吹きつけて冷却し
、ドラフト50以上で引き取られる0冷却風の方向は、
第1図に矢印で示すごとく紡糸口金断面形状の最長スリ
ット部に対して平行方向に吹きつけることが好筐しい。
性重合体の溶融物は口金直下3〜50crnのゾーンで
0.3〜2.0 m 7秒の冷却風を吹きつけて冷却し
、ドラフト50以上で引き取られる0冷却風の方向は、
第1図に矢印で示すごとく紡糸口金断面形状の最長スリ
ット部に対して平行方向に吹きつけることが好筐しい。
上記の条件範囲よりも緩い条件で冷却する場合、目的と
する繊維断面形状は得難く、また本発明よりも過酷な条
件で冷却する場合には、紡糸調子が低下し、操業性に問
題が出てくる。
する繊維断面形状は得難く、また本発明よりも過酷な条
件で冷却する場合には、紡糸調子が低下し、操業性に問
題が出てくる。
本発明の紡糸条件に置ける紡糸ドラフトは、50未満で
は曳糸性が低下したり、繊維断面がダンゴ状になるので
、好!シ<は150以上であることが望筐れる。筐た紡
糸引取り速度は一般に用いられる速度で600〜1,5
00m/分が適当であるが、これを越えて、高速紡糸し
ても何ら差し支えない。
は曳糸性が低下したり、繊維断面がダンゴ状になるので
、好!シ<は150以上であることが望筐れる。筐た紡
糸引取り速度は一般に用いられる速度で600〜1,5
00m/分が適当であるが、これを越えて、高速紡糸し
ても何ら差し支えない。
〈発明の効果〉
このようにして得られる本発明の複合繊維は、その特定
の断面形状によって優れた光沢性や獣毛調の風合を有す
るので各種衣料用途、モケット、ハイパイル、カーペッ
ト等の原料として極めて有効である。
の断面形状によって優れた光沢性や獣毛調の風合を有す
るので各種衣料用途、モケット、ハイパイル、カーペッ
ト等の原料として極めて有効である。
〈実施例〉
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが本発明
は何らこれらに限定されるものではない。
は何らこれらに限定されるものではない。
尚、実施例に釦ける各1ull定値は、下記の方法によ
り測定したものでらる。
り測定したものでらる。
光沢度:綿状の試料を良く開繊し、白板に引き揃え固定
し島津製作所製光電分光光度計T−50を用いて入射光
線の角度22.5°。
し島津製作所製光電分光光度計T−50を用いて入射光
線の角度22.5°。
45°、500にした時の各反射率を測定した。
さらにこれらの反射率の合計値も求めた。
極限粘度〔η〕:フェノールとテトラクロールエタンの
等重量混合溶剤に溶かし30℃にて 測定した。
等重量混合溶剤に溶かし30℃にて 測定した。
実施例1
極限粘度〔η〕が0.63 dt/yで二酸化チタン含
有量0.07%のポリエチレンテレフタレート溶融物を
第2図に示すごとき断面形状であって、である細孔を1
,200個を有する口金から285℃で押し出し、口金
直下4crRから24t:mの−ところで紡出糸条の周
りより25℃の冷却風を0.8 m 7秒で吹き付はド
ラフト380.引取り速度1,000m/分で引き取り
、集束してトウとなし、常法にしたがって水浴延伸し機
械捲縮をかけ熱処理し、切断して繊度が1.5デニール
のステープル7アイパーとした。この繊維の断面は、第
1図に示すごとき形状であり% 4ニー/4:43=
1.2 : 1 : 2.5であった。
有量0.07%のポリエチレンテレフタレート溶融物を
第2図に示すごとき断面形状であって、である細孔を1
,200個を有する口金から285℃で押し出し、口金
直下4crRから24t:mの−ところで紡出糸条の周
りより25℃の冷却風を0.8 m 7秒で吹き付はド
ラフト380.引取り速度1,000m/分で引き取り
、集束してトウとなし、常法にしたがって水浴延伸し機
械捲縮をかけ熱処理し、切断して繊度が1.5デニール
のステープル7アイパーとした。この繊維の断面は、第
1図に示すごとき形状であり% 4ニー/4:43=
1.2 : 1 : 2.5であった。
筐たこの繊維の光沢度は22.5°で90%、45°で
54%、 50’で40多、合計184優であり、従
来には見られなかった穏やかな光沢性釦よび優れた風合
をした繊維を得ることができた。
54%、 50’で40多、合計184優であり、従
来には見られなかった穏やかな光沢性釦よび優れた風合
をした繊維を得ることができた。
実施例2
極限粘度〔η〕が0.62 d4/P で、二酸化チタ
ン含有量が1.5重量多のポリエチレンテレフタレート
溶融物を、下記の条件を満足する断面形状の細孔1.2
00個有する口金から285℃で押し出した。
ン含有量が1.5重量多のポリエチレンテレフタレート
溶融物を、下記の条件を満足する断面形状の細孔1.2
00個有する口金から285℃で押し出した。
この紡出糸条ば、口金直下45から24crnのところ
で紡出糸条の周りより25℃の冷却風を0.75m/秒
で吹きつけ、ドラフト425.引取り速度1.200m
/分で引き取った。次いで、集束してトウとなし、常法
に従って、水溶延伸し、機械捲縮をかけ、熱処理、切断
して繊度が2デニールのステープルファイバーとした。
で紡出糸条の周りより25℃の冷却風を0.75m/秒
で吹きつけ、ドラフト425.引取り速度1.200m
/分で引き取った。次いで、集束してトウとなし、常法
に従って、水溶延伸し、機械捲縮をかけ、熱処理、切断
して繊度が2デニールのステープルファイバーとした。
得られたステープルファイバーは、4ニー/s:ta=
1.2:1:3.0であり、光沢度は22.5°で72
%。
1.2:1:3.0であり、光沢度は22.5°で72
%。
45°で29%、50oで20%、 合計121 %
でs リ、獣毛調でソフトな風合トよび優れた外観を呈
していた。
でs リ、獣毛調でソフトな風合トよび優れた外観を呈
していた。
フタレート溶融物を、下記の条件を満足する断面形状の
細孔250個有する口金から250°″′C押し出した
。
細孔250個有する口金から250°″′C押し出した
。
次いで、口金直下3譚から20clP1のところで紡出
糸条の走行方向に対して直行するように一方向から25
℃の冷却風を1.5m/秒で吹き付けて急冷し、ドラフ
ト1,170.引き取り速度1,100m/分で引き取
った。次いで、集束してトウとなし、常法に従って水浴
延伸し、機械捲縮をかけ、熱処理、切断して繊度が8デ
ニールのステーブル7アイバーを得た。このステーブル
ファイバーの形状は4 : t2 : ts=1.2
: 1 : 6.0であり、光沢度は、22.50で1
14優、45°で66%、500で50嘩、合計230
%でめった。
糸条の走行方向に対して直行するように一方向から25
℃の冷却風を1.5m/秒で吹き付けて急冷し、ドラフ
ト1,170.引き取り速度1,100m/分で引き取
った。次いで、集束してトウとなし、常法に従って水浴
延伸し、機械捲縮をかけ、熱処理、切断して繊度が8デ
ニールのステーブル7アイバーを得た。このステーブル
ファイバーの形状は4 : t2 : ts=1.2
: 1 : 6.0であり、光沢度は、22.50で1
14優、45°で66%、500で50嘩、合計230
%でめった。
次いで、実施例1〜3で得られたステーブル7アイパー
を使用して各々100 %、 20/2の紡績糸を作
成し、糸条を行った。そして、この染色紡績糸をパイル
糸として、2重織によるモケット生機を得、引き続き、
シャーリング、ブラッシングを繰り返してバッキング、
キユアリングを施こし、パイル長3■、パイル密度30
本/インチのモケットバイルを作成した。その結果、こ
れらのモケットは、穏やかな光沢性、柔らかな風合を有
し、光線の入射角度の変化に伴なう白ぼけがなく、フィ
ンガーマークもつかない優れた品質のものであった。
を使用して各々100 %、 20/2の紡績糸を作
成し、糸条を行った。そして、この染色紡績糸をパイル
糸として、2重織によるモケット生機を得、引き続き、
シャーリング、ブラッシングを繰り返してバッキング、
キユアリングを施こし、パイル長3■、パイル密度30
本/インチのモケットバイルを作成した。その結果、こ
れらのモケットは、穏やかな光沢性、柔らかな風合を有
し、光線の入射角度の変化に伴なう白ぼけがなく、フィ
ンガーマークもつかない優れた品質のものであった。
比較例1
極限粘度〔η〕が0.63 dt/yで二酸化チタン含
有量0.07%のポリエチレンテレフタレート溶融物を
第4図(1)に示すごとき断面形状で、断面積0.20
−である細孔を1,200個有する口金から押し出し、
実施例1と同様の条件で紡糸、延伸、捲縮、熱処理釦よ
び切断して繊度が1.5デニールのステーブルファイバ
ーとした。この繊維の断面は、第4図の(2〉に示すご
とき形状であり、光沢度は、22.5゜で79%、45
°でSa優、500で3L多、合計155多であり、穏
やかな光沢性をもった繊維を得ることができなかった。
有量0.07%のポリエチレンテレフタレート溶融物を
第4図(1)に示すごとき断面形状で、断面積0.20
−である細孔を1,200個有する口金から押し出し、
実施例1と同様の条件で紡糸、延伸、捲縮、熱処理釦よ
び切断して繊度が1.5デニールのステーブルファイバ
ーとした。この繊維の断面は、第4図の(2〉に示すご
とき形状であり、光沢度は、22.5゜で79%、45
°でSa優、500で3L多、合計155多であり、穏
やかな光沢性をもった繊維を得ることができなかった。
また風合も目的とするものは得られなかった。
比較例2
極限粘度〔η〕が0.63 di/lで二酸化チタン含
有量0.07%のポリエチレンテレフタレート溶融物を
第5図(1)に示すごとき断面形状で、断面積0,2〇
−である細孔を1,200個有する口金から押し出し、
実施例1と同様の条件で紡糸、延伸、捲縮、熱処理釦よ
び切断して繊度が1.5デニールのステーブルファイバ
ーとした。この繊維の断面は、第5図の(2〉に示すご
とき形状であり、光沢度は、22.5゜で71噂、45
°で44優、50°で32%であり、合計15Q%であ
り、穏やかな光沢性をもった繊維を得ることができなか
った。筐た風合も目的とするものは得られなかった。
有量0.07%のポリエチレンテレフタレート溶融物を
第5図(1)に示すごとき断面形状で、断面積0,2〇
−である細孔を1,200個有する口金から押し出し、
実施例1と同様の条件で紡糸、延伸、捲縮、熱処理釦よ
び切断して繊度が1.5デニールのステーブルファイバ
ーとした。この繊維の断面は、第5図の(2〉に示すご
とき形状であり、光沢度は、22.5゜で71噂、45
°で44優、50°で32%であり、合計15Q%であ
り、穏やかな光沢性をもった繊維を得ることができなか
った。筐た風合も目的とするものは得られなかった。
比較例4
極限粘度〔η〕が0.63 di/9で二酸化チタン含
有fi0.07%のポリエチレンテレフタレート溶融物
を第6図(1)に示すごとき断面形状で断面積0.20
−である細孔を1,200個有する口金から押し出し、
口金直下4cmから24ののところで紡出糸条の周りよ
り25℃の冷却風を0.8 m 7秒で吹き付ドラフト
380.引き取り速度1,000m/分で引き取り、集
束してトウとなし、常法にしたがって水浴延伸し機械捲
縮をかけ熱処理し、切断して繊度が1.5テニールのス
テーブルファイバーとした。この繊維の断面は、第6図
(2)に示すごとき形状であり、穏やかな光沢性分よび
優れた風合をした繊維を得ることができたが、モケット
などにした場合白ぼけや、フィンガーマークがつきこの
欠点を解消できなかった。
有fi0.07%のポリエチレンテレフタレート溶融物
を第6図(1)に示すごとき断面形状で断面積0.20
−である細孔を1,200個有する口金から押し出し、
口金直下4cmから24ののところで紡出糸条の周りよ
り25℃の冷却風を0.8 m 7秒で吹き付ドラフト
380.引き取り速度1,000m/分で引き取り、集
束してトウとなし、常法にしたがって水浴延伸し機械捲
縮をかけ熱処理し、切断して繊度が1.5テニールのス
テーブルファイバーとした。この繊維の断面は、第6図
(2)に示すごとき形状であり、穏やかな光沢性分よび
優れた風合をした繊維を得ることができたが、モケット
などにした場合白ぼけや、フィンガーマークがつきこの
欠点を解消できなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)10〜14個の凸部を有する断面形状からなる偏
平断面繊維であつて、該断面の短径l_1と長径l_2
との比、l_1/l_2が1.5〜7であることを特徴
とする特殊断面繊維。 (2)10個の凸部を有する断面形状からなる偏平断面
繊維であつて、該断面は直交する長短2本の対称軸を有
し、長い方の対称軸(A)上に2個の凹部(イ)を、短
い方の対称軸(B)上に2個の凸部(ロ)を夫々有し、
かつ、短径l_1、長径l_2および対称軸(A)と(
B)の交点(O)から凸部(ロ)に隣接する凸部(ハ)
までの距離l_3の比、l_1:l_2:l_3が1〜
1.5:1.5〜7:1であることを特徴とする特殊断
面繊維。 (8)直交する長短2本のスリットS_1、S_2およ
びS_1とS_2の中心線の交点(C)からS_1とS
_2の間に放射状にのびるスリットS_3、S_4を有
し、長い方のスリットS_1の両端部に二股にわかれた
スリットS′_1、S″_1を有し、スリットS_1、
S′_1、S″_1、S_2、S_3およびS_4が各
々下記の関係を満足し、かつ断面積が0.05mm^2
以上であることを特徴とする紡糸口金。 α_1=90゜±5゜、35゜≦α_2=α_3≦45
゜、α_4=15゜〜170゜ m_1:m_2:m_3+m_4COS(1/2α_4
)=1〜2:1:1.5〜12m_2≦m_1<m_3
+m_4COS(1/2α_4)n_X/m_X≦0.
5 (但し、α_1はS_1とS_2の交わる角度、α_2
及びα_3はS_1がS_3又はS_4と交わる角度、
α_4はS′_1とS″_1の交わる角度を示す。m_
1は交点(C)からS_2先端までの長さ、m_2は交
点(C)からS_3又はS_4の先端までの長さ、m_
3はS_1の中心線とS′_1又はS″_1の中心線と
の交点(Y)から交点(C)までの長さ、m_4は交点
(Y)からS′_1又はS″_1の先端までの長さを示
す。又、n_Xはスリット巾、Xは1〜4の整数を示す
。) (4)請求項(3)に記載の紡糸口金を用いて熱可塑性
重合体の溶融物を押し出し、口金直下3〜50cmのと
ころで0.3〜2.0m/秒の冷却風を紡出糸条に吹き
つけて冷却し、ドラフト50以上で引き取ることを特徴
とする特殊断面繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22404589A JPH0390612A (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 特殊断面繊維、紡糸口金および該口金を用いた特殊断面繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22404589A JPH0390612A (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 特殊断面繊維、紡糸口金および該口金を用いた特殊断面繊維の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0390612A true JPH0390612A (ja) | 1991-04-16 |
Family
ID=16807734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22404589A Pending JPH0390612A (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 特殊断面繊維、紡糸口金および該口金を用いた特殊断面繊維の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0390612A (ja) |
-
1989
- 1989-08-29 JP JP22404589A patent/JPH0390612A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6673444B2 (en) | Monofilament yarn and process for producing the same | |
JP4065592B2 (ja) | 高中空ポリエステル繊維、これを用いてなる織編物、パイル繊維製品及び不織布構造体並びに中空ポリエステル繊維の製造方法 | |
US5733656A (en) | Polyester filament yarn and process for producing same, and fabric thereof and process for producing same | |
JPH0390612A (ja) | 特殊断面繊維、紡糸口金および該口金を用いた特殊断面繊維の製造方法 | |
JPS63315606A (ja) | 特殊断面繊維およびその製造方法 | |
JP5662007B2 (ja) | 立毛布帛および立毛布帛製品 | |
JPH0411005A (ja) | 特殊断面繊維及び紡糸ノズル | |
JP3895190B2 (ja) | カットパイル織編物用ポリエステル複合仮撚加工糸およびその製造方法 | |
JPH0319908A (ja) | 特殊断面繊維 | |
JPH0734315A (ja) | 特殊断面繊維およびその紡糸口金 | |
JPS6228405A (ja) | 特殊断面形状を有する繊維 | |
JPH0390611A (ja) | 異型断面繊維、紡糸口金および該口金を用いた異型断面繊維の製造方法 | |
JPS60185809A (ja) | 潜在嵩高性マルチフイラメントの製造法及びその紡糸口金 | |
JPS61201034A (ja) | シルキ−調ポリエステル糸条 | |
JP3252615B2 (ja) | カーペット用ポリエステル捲縮糸およびタフティングカーペット | |
JPH108345A (ja) | 軽量保温布帛 | |
JPH03119141A (ja) | カツトパイル布帛 | |
JPH11131349A (ja) | ポリエステル系長繊維不織布およびその製造方法 | |
JPH07173709A (ja) | 特殊断面合成繊維およびその紡糸口金 | |
JPS6045610A (ja) | 複合繊維 | |
JP2001207340A (ja) | 部分中空ポリエステル糸の製造方法 | |
JP2001262434A (ja) | 濃色性ポリエステル極細糸およびその製造方法 | |
JPH02182910A (ja) | 潜在嵩高性マルチフィラメント糸 | |
JPH10266029A (ja) | ポリエステル収縮差混繊糸 | |
JP2001200439A (ja) | ポリエステル異染性混繊糸 |