JPH0376261B2 - - Google Patents
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- JPH0376261B2 JPH0376261B2 JP59217554A JP21755484A JPH0376261B2 JP H0376261 B2 JPH0376261 B2 JP H0376261B2 JP 59217554 A JP59217554 A JP 59217554A JP 21755484 A JP21755484 A JP 21755484A JP H0376261 B2 JPH0376261 B2 JP H0376261B2
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- Japan
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- input shaft
- power piston
- power
- retaining member
- piston
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
- B60T13/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
- B60T13/12—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
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- B60T13/12—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
- B60T13/16—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using pumps directly, i.e. without interposition of accumulators or reservoirs
- B60T13/161—Systems with master cylinder
- B60T13/165—Master cylinder integrated or hydraulically coupled with booster
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/12—Details not specific to one of the before-mentioned types
- F16D25/14—Fluid pressure control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D48/00—External control of clutches
- F16D48/02—Control by fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D48/00—External control of clutches
- F16D48/02—Control by fluid pressure
- F16D2048/0212—Details of pistons for master or slave cylinders especially adapted for fluid control
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Transportation (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Actuator (AREA)
- Servomotors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明はブレーキ倍力装置やクラツチ倍力装置
に用いられる液圧倍力装置に関し、より詳しくは
作動初期における入力軸のロスストロークを減少
できるようにした液圧倍力装置のロスストローク
減少装置に関する。
に用いられる液圧倍力装置に関し、より詳しくは
作動初期における入力軸のロスストロークを減少
できるようにした液圧倍力装置のロスストローク
減少装置に関する。
「従来の技術」
液圧倍力装置は、通常、ハウジングに摺動自在
に嵌合したパワーピストンと、このパワーピスト
ンの一端に形成した動力室と、入力軸に連動して
作動され、上記動力室に入力軸に加えられた入力
に応じた油圧を導入して上記パワーピストンを前
進させる制御弁とを備えており、上記動力室に導
入する入力に応じた油圧によりその小さな入力を
倍力して出力するようになつている。
に嵌合したパワーピストンと、このパワーピスト
ンの一端に形成した動力室と、入力軸に連動して
作動され、上記動力室に入力軸に加えられた入力
に応じた油圧を導入して上記パワーピストンを前
進させる制御弁とを備えており、上記動力室に導
入する入力に応じた油圧によりその小さな入力を
倍力して出力するようになつている。
「発明が解決しようとする問題点」
上記制御弁は、入力軸の前進時には上記動力室
を油圧ポンプに連通させる一方、入力軸の後退時
には動力室をリザーバに切換連通させるようにな
つているが、それぞれの作動時に充分な流路面積
を確保するには制御弁のリフト量を、つまり入力
軸のシフト量を大きくする必要がある。しかしな
がら、入力軸のシフト量を大きくすると、非作動
状態から入力軸を前進させて制御弁の流路を切換
えさせるまでに大きなシフト量が必要となり、こ
れにより入力軸の作動初期にロスストロークが大
きくなるという欠点がある。
を油圧ポンプに連通させる一方、入力軸の後退時
には動力室をリザーバに切換連通させるようにな
つているが、それぞれの作動時に充分な流路面積
を確保するには制御弁のリフト量を、つまり入力
軸のシフト量を大きくする必要がある。しかしな
がら、入力軸のシフト量を大きくすると、非作動
状態から入力軸を前進させて制御弁の流路を切換
えさせるまでに大きなシフト量が必要となり、こ
れにより入力軸の作動初期にロスストロークが大
きくなるという欠点がある。
「問題点を解決するための手段と作用」
本発明はそのような事情に鑑み、一般にこの種
の液圧倍力装置においては、パワーピストンの孔
の内周面に取付けられ、入力軸の前進作動を許容
するとともに、その先端部に当接して所定量以上
の後退を阻止し、先端部がパワーピストンの孔内
から脱落するのを防止する抜け止め部材を備えて
いることに着目し、この抜け止め部材をパワーピ
ストンに対しその作動方向前方側に移動可能に設
けるとともに、液圧倍力装置のハウジングに、そ
の液圧倍力装置の非作動時に上記抜け止め部材に
当接してこの抜け止め部材およびこれに当接する
入力軸をパワーピストンに対する所要前進位置に
保持するストツパ部材を設け、これにより簡単な
構成で作動初期における入力軸のロスストローク
を減少させることができるようにしたものであ
る。
の液圧倍力装置においては、パワーピストンの孔
の内周面に取付けられ、入力軸の前進作動を許容
するとともに、その先端部に当接して所定量以上
の後退を阻止し、先端部がパワーピストンの孔内
から脱落するのを防止する抜け止め部材を備えて
いることに着目し、この抜け止め部材をパワーピ
ストンに対しその作動方向前方側に移動可能に設
けるとともに、液圧倍力装置のハウジングに、そ
の液圧倍力装置の非作動時に上記抜け止め部材に
当接してこの抜け止め部材およびこれに当接する
入力軸をパワーピストンに対する所要前進位置に
保持するストツパ部材を設け、これにより簡単な
構成で作動初期における入力軸のロスストローク
を減少させることができるようにしたものであ
る。
「実施例」
以下、本発明をブレーキ倍力装置として適用し
た実施例について説明すると、図において、液圧
倍力装置のハウジング1は概略筒状に構成してあ
り、その軸部に形成した孔2内にパワーピストン
3を摺動自在に嵌合している。またハウジング1
に固定した上記孔2の右端部を閉塞するプラグ4
には上記孔2と同一軸線上に孔5を穿設し、ここ
に図示しないブレーキペダルに連動する入力軸6
を摺動自在に嵌合している。
た実施例について説明すると、図において、液圧
倍力装置のハウジング1は概略筒状に構成してあ
り、その軸部に形成した孔2内にパワーピストン
3を摺動自在に嵌合している。またハウジング1
に固定した上記孔2の右端部を閉塞するプラグ4
には上記孔2と同一軸線上に孔5を穿設し、ここ
に図示しないブレーキペダルに連動する入力軸6
を摺動自在に嵌合している。
上記ハウジング1の左端部にはマスターシリン
ダのハウジング7を同一軸線上に配設して連結固
定してあり、上記パワーピストン3の左端部に設
けたロツド8を上記マスターシリンダのピストン
9に連動させている。上記パワーピストン3はマ
スターシリンダに設けたリテーナ10とパワーピ
ストン3との間に弾装したばね11によつて右方
に付勢して図示非作動位置に保持してあり、その
パワーピストン3の右端部とプラグ4との間に動
力室12を形成している。
ダのハウジング7を同一軸線上に配設して連結固
定してあり、上記パワーピストン3の左端部に設
けたロツド8を上記マスターシリンダのピストン
9に連動させている。上記パワーピストン3はマ
スターシリンダに設けたリテーナ10とパワーピ
ストン3との間に弾装したばね11によつて右方
に付勢して図示非作動位置に保持してあり、その
パワーピストン3の右端部とプラグ4との間に動
力室12を形成している。
上記マスターシリンダのピストン9はシール部
13を備えており、そのシール部材13の前方を
プライマリ室14、後方をセカンダリ室15とし
ている。これらプライマリ室14およびセカンダ
リ室15はそれぞれマスターシリンダのハウジン
グ7に形成した通路16,17を介して通路18
に連通し、この通路18は導管を介して図示しな
いマスターシリンダのリザーバに連通している。
13を備えており、そのシール部材13の前方を
プライマリ室14、後方をセカンダリ室15とし
ている。これらプライマリ室14およびセカンダ
リ室15はそれぞれマスターシリンダのハウジン
グ7に形成した通路16,17を介して通路18
に連通し、この通路18は導管を介して図示しな
いマスターシリンダのリザーバに連通している。
上記入力軸6の先端はパワーピストン3の右端
軸部に形成した有底の段付孔25内に摺動自在に
遊嵌してあり、その入力軸6の先端部とパワーピ
ストン3の段付孔25内とに、入力軸6に加えら
れた入力の大きさに対応した油圧を上記動力室7
内に導入する制御弁26を設けている。この制御
弁26はパワーピストン3の段付孔25内に設け
た逆止弁27と、入力軸6に設けたその逆止弁2
7を強制的に開かせる環状ピン28とを備えてい
る。
軸部に形成した有底の段付孔25内に摺動自在に
遊嵌してあり、その入力軸6の先端部とパワーピ
ストン3の段付孔25内とに、入力軸6に加えら
れた入力の大きさに対応した油圧を上記動力室7
内に導入する制御弁26を設けている。この制御
弁26はパワーピストン3の段付孔25内に設け
た逆止弁27と、入力軸6に設けたその逆止弁2
7を強制的に開かせる環状ピン28とを備えてい
る。
上記逆止弁27の弁体29はパワーピストン3
に設けた弁座30にばね31によつて図の左方か
ら着座し、その弁体29と弁座30とのシール部
と弁体29をシールするシール部材32とによつ
て区画形成した圧力室33は、パワーピストン3
に形成した通路34、パワーピストン3の外周面
に形成した環状溝35、ハウジング1に形成した
通路36、およびその通路36の途中に設けたフ
イルタ37を介して図示しないポンプまたはアキ
ユームレータに連通しており、上記圧力室33内
には常時圧油が導入されている。
に設けた弁座30にばね31によつて図の左方か
ら着座し、その弁体29と弁座30とのシール部
と弁体29をシールするシール部材32とによつ
て区画形成した圧力室33は、パワーピストン3
に形成した通路34、パワーピストン3の外周面
に形成した環状溝35、ハウジング1に形成した
通路36、およびその通路36の途中に設けたフ
イルタ37を介して図示しないポンプまたはアキ
ユームレータに連通しており、上記圧力室33内
には常時圧油が導入されている。
他方、上記環状ピン28の軸部は、入力軸6に
形成した軸方向通路40および半径方向通路41
を介して上記プラグ4に形成した環状溝42に連
通し、さらにプラグ4に形成した通路43、ハウ
ジング1に形成した通路44およびこれに接続し
た導管45を介して上記図示しないポンプのリザ
ーバ46に連通している。さらに、上記環状ピン
28の外周部分は、入力軸6の先端大径部6aの
外周面とパワーピストン3の段付孔25の内周面
との間〓、後述する抜止め部材50とパワーピス
トン3の環状溝51との間〓、さらにパワーピス
トン3の段付孔25の内周面とプラグ4の左方部
分の外周面との間〓を介して前述の動力室12に
連通し、また上記逆止弁27の弁体29のシール
部材32より左端部はパワーピストン3に形成し
た軸方向通路47を介して上記環状ピン28の外
周部分に連通している。
形成した軸方向通路40および半径方向通路41
を介して上記プラグ4に形成した環状溝42に連
通し、さらにプラグ4に形成した通路43、ハウ
ジング1に形成した通路44およびこれに接続し
た導管45を介して上記図示しないポンプのリザ
ーバ46に連通している。さらに、上記環状ピン
28の外周部分は、入力軸6の先端大径部6aの
外周面とパワーピストン3の段付孔25の内周面
との間〓、後述する抜止め部材50とパワーピス
トン3の環状溝51との間〓、さらにパワーピス
トン3の段付孔25の内周面とプラグ4の左方部
分の外周面との間〓を介して前述の動力室12に
連通し、また上記逆止弁27の弁体29のシール
部材32より左端部はパワーピストン3に形成し
た軸方向通路47を介して上記環状ピン28の外
周部分に連通している。
然して、上記パワーピストン3の孔25の内周
面には、入力軸6の先端大径部6aの右側に位置
してその先端大径部6aが上記孔25から脱落す
るのを防止する抜け止め部材50を設けている。
この抜け止め部材50は孔25の内周面に形成し
た環状溝51内に嵌合されて軸方向に移動可能と
なつており、液圧倍力装置の作動状態からブレー
キペダルを離した戻り途中の自由状態において
は、パワーピストン3と入力軸6との間に弾装し
たばね52により入力軸6は図の右方に付勢さ
れ、入力軸6の先端大径部6aが上記抜け止め部
材50に当接するとともに、該抜け止め部材50
が環状溝51の右端に当接して、その先端大径部
6aが上記孔25から脱落するのを防止するよう
になつている。
面には、入力軸6の先端大径部6aの右側に位置
してその先端大径部6aが上記孔25から脱落す
るのを防止する抜け止め部材50を設けている。
この抜け止め部材50は孔25の内周面に形成し
た環状溝51内に嵌合されて軸方向に移動可能と
なつており、液圧倍力装置の作動状態からブレー
キペダルを離した戻り途中の自由状態において
は、パワーピストン3と入力軸6との間に弾装し
たばね52により入力軸6は図の右方に付勢さ
れ、入力軸6の先端大径部6aが上記抜け止め部
材50に当接するとともに、該抜け止め部材50
が環状溝51の右端に当接して、その先端大径部
6aが上記孔25から脱落するのを防止するよう
になつている。
この自由状態では、上記環状ピン28は弁座3
0に着座した弁体29から大きく後退し、環状ピ
ン28の外周と軸部とを、つまりは動力室12と
リザーバ46とを大きな流路面積で連通させるこ
とができるようになつている。
0に着座した弁体29から大きく後退し、環状ピ
ン28の外周と軸部とを、つまりは動力室12と
リザーバ46とを大きな流路面積で連通させるこ
とができるようになつている。
さらに、上記プラグ4はその左端部を軸方向に
延長してこれを上記抜け止め部材50に対するス
トツパ部材4としてあり、図示非作動状態では、
上記抜け止め部材50の右端面がストツパ部材4
の左端面に当接するとともにその左端面が上記入
力軸6の先端大径部6aに当接してその入力軸6
の後退を規制すると同時に、上記抜け止め部材5
0が上記環状溝51の左端に当接し、パワーピス
トン3の右行をも規制している。
延長してこれを上記抜け止め部材50に対するス
トツパ部材4としてあり、図示非作動状態では、
上記抜け止め部材50の右端面がストツパ部材4
の左端面に当接するとともにその左端面が上記入
力軸6の先端大径部6aに当接してその入力軸6
の後退を規制すると同時に、上記抜け止め部材5
0が上記環状溝51の左端に当接し、パワーピス
トン3の右行をも規制している。
この非作動状態では、入力軸6はパワーピスト
ン3に対し上記自由状態に比較して環状溝51の
幅分だけ相対的に前進され、したがつて入力軸6
に設けた上記環状ピン28が逆止弁27の弁体に
近接するようになる。その結果、図示非作動状態
からブレーキペダルが踏込まれて入力軸6が左行
された際には、環状ピン28の先端が直ちに逆止
弁27の弁体29に当接して制御弁26を操作す
るようになるので、入力軸6の作動初期のロスス
トロークが減少されることとなる。
ン3に対し上記自由状態に比較して環状溝51の
幅分だけ相対的に前進され、したがつて入力軸6
に設けた上記環状ピン28が逆止弁27の弁体に
近接するようになる。その結果、図示非作動状態
からブレーキペダルが踏込まれて入力軸6が左行
された際には、環状ピン28の先端が直ちに逆止
弁27の弁体29に当接して制御弁26を操作す
るようになるので、入力軸6の作動初期のロスス
トロークが減少されることとなる。
以上の構成において、図示非作動状態では、動
力室12は環状ピン28の軸部に連通しており、
またその環状ピン28の軸部は上述したようにリ
ザーバ46に連通しているので、動力室12内の
油圧は実質的に零に保たれている。
力室12は環状ピン28の軸部に連通しており、
またその環状ピン28の軸部は上述したようにリ
ザーバ46に連通しているので、動力室12内の
油圧は実質的に零に保たれている。
この状態において、図示非作動状態からブレー
キペダルが踏込まれて入力軸6が左行されると、
環状ピン28の先端が直ちに逆止弁27の弁体2
9に当接してその部分がシールされるので、上記
動力室12とリザーバ46との連通が遮断され
る。そしてひき続き入力軸6が左行されると、上
記環状ピン28により弁体29が弁座30より離
座され、圧力室33内に常時導入されている圧油
が環状ピン28の外周部分から動力室12内に導
入される。このとき、圧油はパワーピストン3に
形成した軸方向通路47を介して弁体29の左端
側にも供給されるので、弁体29が動力室12内
に導入された圧油によつて左行されることはな
い。
キペダルが踏込まれて入力軸6が左行されると、
環状ピン28の先端が直ちに逆止弁27の弁体2
9に当接してその部分がシールされるので、上記
動力室12とリザーバ46との連通が遮断され
る。そしてひき続き入力軸6が左行されると、上
記環状ピン28により弁体29が弁座30より離
座され、圧力室33内に常時導入されている圧油
が環状ピン28の外周部分から動力室12内に導
入される。このとき、圧油はパワーピストン3に
形成した軸方向通路47を介して弁体29の左端
側にも供給されるので、弁体29が動力室12内
に導入された圧油によつて左行されることはな
い。
上記動力室12内に圧油が導入されるとその圧
油はパワーピストン3に作用してそのパワーピス
トン3をばね11に抗して左行させるとともに、
入力軸6に作用して運転者にブレーキ反力を感知
させる。そして中間負荷状態では、上記動力室1
2内に導入される油圧は、従来のこの種の制動液
圧倍力装置と同様に入力軸6に加えられた入力の
大きさ、すなわちブレーキペダルの踏力に応じた
圧力に制御される。
油はパワーピストン3に作用してそのパワーピス
トン3をばね11に抗して左行させるとともに、
入力軸6に作用して運転者にブレーキ反力を感知
させる。そして中間負荷状態では、上記動力室1
2内に導入される油圧は、従来のこの種の制動液
圧倍力装置と同様に入力軸6に加えられた入力の
大きさ、すなわちブレーキペダルの踏力に応じた
圧力に制御される。
次に、ブレーキ作動の解放時、すなわち自由状
態においては、入力軸6の後退により弁体29が
弁座30に着座して動力室12への圧油の供給を
停止するとともに、その動力室12は環状ピン2
8の軸部を介してリザーバ46に連通されるの
で、動力室12内の圧力が低下し、パワーピスト
ン3はばね11の弾撥力により右方に後退される
ようになる。この際には、上述したように上記抜
け止め部材50が入力軸6の先端大径部6aに当
接するとともに環状溝51の右端に当接するよう
になり、上記環状ピン28は弁座30に着座した
弁体29から大きく後退して動力室12とリザー
バ46とを大きな流路面積で連通させている。
態においては、入力軸6の後退により弁体29が
弁座30に着座して動力室12への圧油の供給を
停止するとともに、その動力室12は環状ピン2
8の軸部を介してリザーバ46に連通されるの
で、動力室12内の圧力が低下し、パワーピスト
ン3はばね11の弾撥力により右方に後退される
ようになる。この際には、上述したように上記抜
け止め部材50が入力軸6の先端大径部6aに当
接するとともに環状溝51の右端に当接するよう
になり、上記環状ピン28は弁座30に着座した
弁体29から大きく後退して動力室12とリザー
バ46とを大きな流路面積で連通させている。
そして上記抜け止め部材50がストツパ部材4
に当接して停止されると入力軸6の後退が同時に
規制されるが、抜け止め部材50が環状溝51内
を相対的に移動するのでパワーピストン3の後退
は継続され、上記抜け止め部材50が上記環状溝
51の左端に当接するとパワーピストン3の右行
も規制されるようになる。この状態では、前述し
たように入力軸6はパワーピストン3に対し上記
環状溝51の幅分だけ前進されるので、次の作動
初期における入力軸6のロスストロークが減少さ
れることとなる。
に当接して停止されると入力軸6の後退が同時に
規制されるが、抜け止め部材50が環状溝51内
を相対的に移動するのでパワーピストン3の後退
は継続され、上記抜け止め部材50が上記環状溝
51の左端に当接するとパワーピストン3の右行
も規制されるようになる。この状態では、前述し
たように入力軸6はパワーピストン3に対し上記
環状溝51の幅分だけ前進されるので、次の作動
初期における入力軸6のロスストロークが減少さ
れることとなる。
そして本実施例においては、従来からパワーピ
ストン3に設けていた抜け止め部材50をそのパ
ワーピストンに形成した環状溝51内に移動可能
に嵌合し、しかも従来からハウジング1に設けて
いたプラグ4を利用してこれを抜け止め部材50
に当接するストツパ部4とするだけなので、従来
装置に比して構成を複雑とすることなく安価に入
力軸6のロスストロークを減少させることができ
る。
ストン3に設けていた抜け止め部材50をそのパ
ワーピストンに形成した環状溝51内に移動可能
に嵌合し、しかも従来からハウジング1に設けて
いたプラグ4を利用してこれを抜け止め部材50
に当接するストツパ部4とするだけなので、従来
装置に比して構成を複雑とすることなく安価に入
力軸6のロスストロークを減少させることができ
る。
「発明の効果」
以上のように、本発明によれば、簡単な構成で
作動初期における入力軸のロスストロークを減少
させることができるという効果が得られる。
作動初期における入力軸のロスストロークを減少
させることができるという効果が得られる。
図は本発明の一実施例を示す断面図である。
1……ハウジング、3……パワーピストン、4
……プラグ(ストツパ部材)、5……孔、6……
入力軸、6a……先端大径部、12……動力室、
26……制御弁、50……抜け止め部材、51…
…環状溝。
……プラグ(ストツパ部材)、5……孔、6……
入力軸、6a……先端大径部、12……動力室、
26……制御弁、50……抜け止め部材、51…
…環状溝。
Claims (1)
- 1 ハウジングに摺動自在に嵌合したパワーピス
トンと、このパワーピストンの一端に形成した動
力室と、先端部を上記パワーピストンに形成した
孔内に摺動自在に嵌合した入力軸と、上記入力軸
の前進作動によつて操作され、上記動力室に入力
軸に加えられた入力に応じた油圧を導入して上記
パワーピストンを前進させる制御弁と、上記パワ
ーピストンの孔の内周面に取付けられ、上記入力
軸の前進作動を許容するとともに、その先端部に
当接して所定量以上の後退を阻止し、先端部がパ
ワーピストンの孔内から脱落するのを防止する抜
け止め部材とを備えた液圧倍力装置において、上
記抜け止め部材をパワーピストンに対しその作動
方向前方側に移動可能に設けるとともに、上記ハ
ウジングに、液圧倍力装置の非作動時に上記抜け
止め部材に当接してこの抜け止め部材およびこれ
に当接する入力軸をパワーピストンに対する所要
前進位置に保持するストツパ部材を設けたことを
特徴とする液圧倍力装置のロスストローク減少装
置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59217554A JPS6194865A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 液圧倍力装置のロスストロ−ク減少装置 |
US06/780,743 US4656923A (en) | 1984-10-17 | 1985-09-27 | Loss stroke reducing apparatus for hydraulic servomechanism |
KR1019850007401A KR890003574B1 (ko) | 1984-10-17 | 1985-10-08 | 유압 서보 기구의 손실 행정 감소 장치 |
AU48761/85A AU575435B2 (en) | 1984-10-17 | 1985-10-16 | Servomechanism for hydraulic servo brake |
FR858515426A FR2571788B1 (fr) | 1984-10-17 | 1985-10-17 | Servomecanisme hydraulique a reduction de course morte, notamment pour frein assiste |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59217554A JPS6194865A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 液圧倍力装置のロスストロ−ク減少装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6194865A JPS6194865A (ja) | 1986-05-13 |
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Family
ID=16706076
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPS6194865A (ja) |
KR (1) | KR890003574B1 (ja) |
AU (1) | AU575435B2 (ja) |
FR (1) | FR2571788B1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JPS5339953B2 (ja) * | 1974-04-24 | 1978-10-24 | ||
JPS595468B2 (ja) * | 1975-02-07 | 1984-02-04 | アイシンセイキ カブシキガイシヤ | ユアツシキパワ−ブレ−キソウチ |
JPS5839098B2 (ja) * | 1977-05-31 | 1983-08-27 | トヨタ自動車株式会社 | 油圧式パワ−ブレ−キ装置 |
JPS5851504B2 (ja) * | 1979-01-17 | 1983-11-16 | 日産自動車株式会社 | 油圧ブ−スタ |
JPS5837721Y2 (ja) * | 1979-08-02 | 1983-08-25 | 日産自動車株式会社 | 油圧ブ−スタ |
JPS56120443A (en) * | 1980-02-27 | 1981-09-21 | Aisin Seiki Co Ltd | Brake booster for automobile |
US4490977A (en) * | 1981-05-18 | 1985-01-01 | The Bendix Corporation | Hydraulic brake booster |
JPS5992243A (ja) * | 1982-11-17 | 1984-05-28 | Jidosha Kiki Co Ltd | ブレ−キ倍力装置 |
US4514981A (en) * | 1983-03-07 | 1985-05-07 | Allied Corporation | Brake booster |
-
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- 1984-10-17 JP JP59217554A patent/JPS6194865A/ja active Granted
-
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- 1985-09-27 US US06/780,743 patent/US4656923A/en not_active Expired - Fee Related
- 1985-10-08 KR KR1019850007401A patent/KR890003574B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1985-10-16 AU AU48761/85A patent/AU575435B2/en not_active Ceased
- 1985-10-17 FR FR858515426A patent/FR2571788B1/fr not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR890003574B1 (ko) | 1989-09-25 |
AU4876185A (en) | 1986-04-24 |
US4656923A (en) | 1987-04-14 |
KR860003128A (ko) | 1986-05-21 |
FR2571788B1 (fr) | 1991-09-06 |
JPS6194865A (ja) | 1986-05-13 |
FR2571788A1 (fr) | 1986-04-18 |
AU575435B2 (en) | 1988-07-28 |
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