JPH0374323A - リポソームの保存方法 - Google Patents
リポソームの保存方法Info
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- JPH0374323A JPH0374323A JP20994989A JP20994989A JPH0374323A JP H0374323 A JPH0374323 A JP H0374323A JP 20994989 A JP20994989 A JP 20994989A JP 20994989 A JP20994989 A JP 20994989A JP H0374323 A JPH0374323 A JP H0374323A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liposome
- liposomes
- liposome dispersion
- added
- acid
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
- A61K9/127—Synthetic bilayered vehicles, e.g. liposomes or liposomes with cholesterol as the only non-phosphatidyl surfactant
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はリポソームの保存方法に関し、更に詳しくハ、
リポソーム分散液にアミノアルカンスルホン酸を添加し
た保存方法に関する。
リポソーム分散液にアミノアルカンスルホン酸を添加し
た保存方法に関する。
(発明の背景)
リポソーム(Liposon−+e) は、脂質2分
子膜からなる閉鎖小胞体である。天然の生体膜は、脂質
の2分子膜構造をとっていると言われており、このリポ
ソームは生体膜のモデル膜としてその物理化学的性質の
研究に広く用いられている。また、リポソームは内部の
水層や膜内に種々の物質を閉じ込めることが出来、細胞
と融合したり、細胞に取り込!れたりするので、生体内
へ物賀ヲ送りこむキャリヤーとして利用される。
子膜からなる閉鎖小胞体である。天然の生体膜は、脂質
の2分子膜構造をとっていると言われており、このリポ
ソームは生体膜のモデル膜としてその物理化学的性質の
研究に広く用いられている。また、リポソームは内部の
水層や膜内に種々の物質を閉じ込めることが出来、細胞
と融合したり、細胞に取り込!れたりするので、生体内
へ物賀ヲ送りこむキャリヤーとして利用される。
リポソームを利用した研究は、生物学、医学、薬学など
広範な分野にわたっており、酵素や制ガン剤を運ぶキャ
リヤーとしての利用、免疫学分野での利用、細胞との相
互作用、ドラッグデリバリ−システムとしての利用端・
が研究されている。
広範な分野にわたっており、酵素や制ガン剤を運ぶキャ
リヤーとしての利用、免疫学分野での利用、細胞との相
互作用、ドラッグデリバリ−システムとしての利用端・
が研究されている。
リポソームは上述したように、極めて広範な利用分野を
有するが、その問題点として膜構造の脆弱性が指摘され
ている。
有するが、その問題点として膜構造の脆弱性が指摘され
ている。
即ち、膜形成物質である脂質の化学的または物理的変化
により膜の配向が乱れ、内包物の漏出、リポソームどう
しの会合、凝集が起こり、やがて沈殿を生成してしlう
現象である。
により膜の配向が乱れ、内包物の漏出、リポソームどう
しの会合、凝集が起こり、やがて沈殿を生成してしlう
現象である。
そこでリポソーム膜の強化法として、従来多糖で被覆し
たリポソームの製法(特開昭61−6りroi号ンや水
素結合によって構造強化されたリン脂質(日本化学会誌
!62頁、lりr7年)また脂質にアスコルビン酸エス
テルを混合する方法(特開昭60−23/608’号)
保存液の外部浸透圧を高くする方法(%開閉x、z−、
zoirir号)などが提案されてきたが、いずれも内
包物の漏出抑制という観点が主体であり、実用する場合
にもつとも重要となる保存液中での凝集抑制には技術的
な進歩が見られていなかった。
たリポソームの製法(特開昭61−6りroi号ンや水
素結合によって構造強化されたリン脂質(日本化学会誌
!62頁、lりr7年)また脂質にアスコルビン酸エス
テルを混合する方法(特開昭60−23/608’号)
保存液の外部浸透圧を高くする方法(%開閉x、z−、
zoirir号)などが提案されてきたが、いずれも内
包物の漏出抑制という観点が主体であり、実用する場合
にもつとも重要となる保存液中での凝集抑制には技術的
な進歩が見られていなかった。
最近、プロピレングリコール、グリセリン等を用いるリ
ポソーム製造法(特開昭6O−7932)が開示された
が、この方法は繁雑であり、かつ脂質類、コレステロー
ル等金高温(40−/ J O’C)下でそれらの多価
アルコールに分散するものであり、内包物として使用で
きるものは著しく限定されるなどの問題を有していた。
ポソーム製造法(特開昭6O−7932)が開示された
が、この方法は繁雑であり、かつ脂質類、コレステロー
ル等金高温(40−/ J O’C)下でそれらの多価
アルコールに分散するものであり、内包物として使用で
きるものは著しく限定されるなどの問題を有していた。
更にこの方法で作製したりポンームでは、一般に未封入
物を除去するために透析、ゲル濾過、遠心分離など金行
うため、最初用いた多価アルコールは大部分除去されて
し1う。そのため残留多価アルコールによって最終的に
得られるリポソーム分散液が分散性の面で安定化される
事は実質的に期待できない。
物を除去するために透析、ゲル濾過、遠心分離など金行
うため、最初用いた多価アルコールは大部分除去されて
し1う。そのため残留多価アルコールによって最終的に
得られるリポソーム分散液が分散性の面で安定化される
事は実質的に期待できない。
上記のように、現在1での所封入部材を有するリポソー
ムを液状で安定に保存する方法が見出されてい耽い。
ムを液状で安定に保存する方法が見出されてい耽い。
(発明が解決しようとする課題)
従って本発明の目的は、膜構造が強化され、保存時の凝
集が少ないリポソームの保存方法全提供することにある
。
集が少ないリポソームの保存方法全提供することにある
。
(課題を解決するための手段)
上記の目的全達成するために、本発明は以下の各項に示
す構成からなる。
す構成からなる。
(1)封入部材を有するリポソーム分散液中にアミノア
ルカンスルホン酸を添加することを特徴とするりポンー
ムの保存方法。
ルカンスルホン酸を添加することを特徴とするりポンー
ムの保存方法。
(2)前記リポソームがリン脂質及び/又は糖脂質とコ
レステロールからなるリポソームであることを特徴とす
る上記(1)のリポソームの保存方法。
レステロールからなるリポソームであることを特徴とす
る上記(1)のリポソームの保存方法。
(3)前記リポソーム分散液中に添加するアミノアルカ
ンスルホン酸の量がリポソーム分散液lOO容量部あた
り(7,2ないし15重量部であることを特徴とする上
記(1)のリポソームの保存方法。
ンスルホン酸の量がリポソーム分散液lOO容量部あた
り(7,2ないし15重量部であることを特徴とする上
記(1)のリポソームの保存方法。
本発明者等は、内包物の漏出、リポソーム粒子の凝集と
いう観点で、リポソームの膜構造を強化する方法を鋭意
研究した結果、リポソーム分散液に、アミノアルカンス
ルホン酸を添加することにより、凝集が大きく抑制でき
ることを見出した。
いう観点で、リポソームの膜構造を強化する方法を鋭意
研究した結果、リポソーム分散液に、アミノアルカンス
ルホン酸を添加することにより、凝集が大きく抑制でき
ることを見出した。
特に驚くべきことは、上記特開昭60−7932などで
用いられているプロピレングリコールやグリセリンなど
の多価アルコールを添加した場合に比べて格段に凝集が
抑制されることを見出したことにより本発明を完成した
。
用いられているプロピレングリコールやグリセリンなど
の多価アルコールを添加した場合に比べて格段に凝集が
抑制されることを見出したことにより本発明を完成した
。
本発明において用いることの出来るアミノアルカンスル
ホン酸とは、未置換のアミノ基を有するアルカンスルホ
ン酸であって20°Cにおいて水−タ − に3%以上の溶解度を有し、□セルを形成しないもので
ある。アルカン部分の炭素数はr以下、特にt以下であ
ることが好ましい。
ホン酸とは、未置換のアミノ基を有するアルカンスルホ
ン酸であって20°Cにおいて水−タ − に3%以上の溶解度を有し、□セルを形成しないもので
ある。アルカン部分の炭素数はr以下、特にt以下であ
ることが好ましい。
次に化合物の具体例をあげるがこれに限定されるもので
ない。
ない。
化合物例
(1) Nl2−CH2−CH2−8O3H(2)
Nl2 CH2CH2・CH3−8O3H(3)
CH3−CH−CH2−803HH2 (4) Nl2 CH2−CH2−CH2−CH2
−803H(5) (CHa ) 2−C−C)12
−8O3HH2 これらのアミノアルカンスルホン酸の添加時の形態は特
に制限は無く、固体の13−1又は水溶液の形態で添カ
ロしてもよい。
Nl2 CH2CH2・CH3−8O3H(3)
CH3−CH−CH2−803HH2 (4) Nl2 CH2−CH2−CH2−CH2
−803H(5) (CHa ) 2−C−C)12
−8O3HH2 これらのアミノアルカンスルホン酸の添加時の形態は特
に制限は無く、固体の13−1又は水溶液の形態で添カ
ロしてもよい。
本発明におけるリポソーム膜形成脂質には特に6−
制限はなく、リポソーム金形成するものであれば、天然
または合成の脂質が使用可能である。
または合成の脂質が使用可能である。
その例として、ホスファチジルコリン、ホスファチジル
エタノールアミンホスファチジン酸、ホスファチジルセ
リン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグ
リセロールスフィンゴミエリン、カルシオリピンおよび
これらを常法に従って水素添加したものが挙げられ、こ
れらを適当に組合せて用いることもできる。
エタノールアミンホスファチジン酸、ホスファチジルセ
リン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグ
リセロールスフィンゴミエリン、カルシオリピンおよび
これらを常法に従って水素添加したものが挙げられ、こ
れらを適当に組合せて用いることもできる。
さらにリポソーム膜の構成酸分には所望によりコレステ
ロール等の膜構造強化剤や電荷付与物負(例えはステア
リン酸、オレイン酸、リノール酸、リルン酸、ジセチル
リン酸、ステアリルアミン)を添加することもできる。
ロール等の膜構造強化剤や電荷付与物負(例えはステア
リン酸、オレイン酸、リノール酸、リルン酸、ジセチル
リン酸、ステアリルアミン)を添加することもできる。
本発明に使用される封入部材としては親水性薬物と親油
性薬物のいずれかあるいは両者を同時に用いることがで
きる。このような親水性薬物としては例えばアドリアマ
イシン、アドリアマイシン、マイトマイシン、/−β−
アシビノフ2シルントシン、プレオマイシン、シスプラ
チン等の抗がん剤、インターフェロン等の抗ウィルス剤
、アミノ配糖体(例えば、ゲンタマイシン)、β−ラク
タム化合物(例えばスルペニシリン、セフオチアム、セ
フメノキシム)等の抗生物質、TRH、リュウグロライ
ド、インスリン等のペプチドホルモン剤、リゾチーム、
アスパラギナーゼ、グリコシダーゼ等の酵素剤、ムラミ
ルジペプチド、ムラミルトリペプチド等の免疫賦活剤、
イムノグロブリン、各種トキシン等の蛋白質があげられ
る。
性薬物のいずれかあるいは両者を同時に用いることがで
きる。このような親水性薬物としては例えばアドリアマ
イシン、アドリアマイシン、マイトマイシン、/−β−
アシビノフ2シルントシン、プレオマイシン、シスプラ
チン等の抗がん剤、インターフェロン等の抗ウィルス剤
、アミノ配糖体(例えば、ゲンタマイシン)、β−ラク
タム化合物(例えばスルペニシリン、セフオチアム、セ
フメノキシム)等の抗生物質、TRH、リュウグロライ
ド、インスリン等のペプチドホルモン剤、リゾチーム、
アスパラギナーゼ、グリコシダーゼ等の酵素剤、ムラミ
ルジペプチド、ムラミルトリペプチド等の免疫賦活剤、
イムノグロブリン、各種トキシン等の蛋白質があげられ
る。
親油性薬物の例としては、アンサマイトシンのような抗
ガン剤や、T Ml) −1,A (Gann 741
(,2)/F2−tyr<tyg3))、MTP−PE
(特開昭タP−/1331り)のような免疫賦活剤、リ
ン脂質誘導体(特開昭タデ−/633ty)があげられ
る。
ガン剤や、T Ml) −1,A (Gann 741
(,2)/F2−tyr<tyg3))、MTP−PE
(特開昭タP−/1331り)のような免疫賦活剤、リ
ン脂質誘導体(特開昭タデ−/633ty)があげられ
る。
その他薬物以外のものでも、マーカー、あるいはプラス
ミド、DNA、 RNA等生体内に投与して有用なも
のであれば特に制限されることはない。
ミド、DNA、 RNA等生体内に投与して有用なも
のであれば特に制限されることはない。
次に封入液は水を媒体とし、これに適宜の水溶性物質を
溶解した水溶液が用いられる。場合によっては単に水に
薬物を溶解したものであってもよい。水溶性物質として
は、種々の緩衝液(例、リン酸緩衝液、クエン酸緩衝液
)、各種塩類(例、塩化ナトリウム、リン酸−ナトリウ
ム、リン酸二ナトリウム)、糖類(例、グルコース)、
アミノ酸類(例、l−アルギニン)などを単独または混
合して用いることができる。
溶解した水溶液が用いられる。場合によっては単に水に
薬物を溶解したものであってもよい。水溶性物質として
は、種々の緩衝液(例、リン酸緩衝液、クエン酸緩衝液
)、各種塩類(例、塩化ナトリウム、リン酸−ナトリウ
ム、リン酸二ナトリウム)、糖類(例、グルコース)、
アミノ酸類(例、l−アルギニン)などを単独または混
合して用いることができる。
この封入液中には、必要に応じて、保存剤(例、パラベ
ンン等を加えておいてもよい。
ンン等を加えておいてもよい。
本発明に用いられる封入部材’r[するリボソームは公
知の方法によって調製される。
知の方法によって調製される。
すなわちポルチクスイング法(A、D。
Bangham J 、Mo1.Biol、、/ 3、
.231(7Y/、j)、7=ケー’/ヨ7法(C,H
uang。
.231(7Y/、j)、7=ケー’/ヨ7法(C,H
uang。
Biochem、、I 、3111/L(/P1.デ)
〕、プレベシクル法(H,Trauble、Neuro
sci、Res。
〕、プレベシクル法(H,Trauble、Neuro
sci、Res。
Prog、Bull 、、 ? 、 2 7
3 (/ 5ン 7 / ン 」 、 エタノー
ル注入法[5−Batzri、Biochem。
3 (/ 5ン 7 / ン 」 、 エタノー
ル注入法[5−Batzri、Biochem。
Biophys、Acta、、2 !P! 、/ o/
z (/ Y73)〕、フレンチプレス押出法[Y、
Barenhollz、。
z (/ Y73)〕、フレンチプレス押出法[Y、
Barenhollz、。
−ター
FEB8.Lett、、yy、2to(t !Pyy)
)。
)。
コール酸除去法CY、Kagawa、J、BioI。
Chem、、 24A A 、夕!77(/り7/)
〕、〕トリトンX−700パッチ法 W 、J 、Ge
rritsen。
〕、〕トリトンX−700パッチ法 W 、J 、Ge
rritsen。
Eur、J−Biochem、、I ! 、2 タタ(
/971)〕。
/971)〕。
Ca2+融合法〔D 、 PaPahadjopoul
os。
os。
Biochem、Biophys、Acta、 3y
lLt、xi v 3(177タ)〕、エーテル注入法
CD、Deamer 。
lLt、xi v 3(177タ)〕、エーテル注入法
CD、Deamer 。
Biochem、Biophys、Acta、、414
t3 .627(lり7t ) ) 、アニーリング法
〔RoLawaczeck、Biochern、Bio
phys−Acta。
t3 .627(lり7t ) ) 、アニーリング法
〔RoLawaczeck、Biochern、Bio
phys−Acta。
lψ3,3/3C/り76)〕、凍結融解融合法[M、
Kasahara、J、Biol、Chem、、、z夕
2゜q3rta(iy77)’J 、Wy07Wx−r
ルジョン法[8,Matsumoto、J、Co11o
idInterface Sci、、62 、/ I
Iり(ly77))。
Kasahara、J、Biol、Chem、、、z夕
2゜q3rta(iy77)’J 、Wy07Wx−r
ルジョン法[8,Matsumoto、J、Co11o
idInterface Sci、、62 、/ I
Iり(ly77))。
逆相蒸発法(F、5zoka、Proc、Natl、A
cad。
cad。
Sc r −U SA + 7タ、4t/り!(/j7
7、S’))。
7、S’))。
高圧乳化法(E−Mayhew、Biochem、Bi
ophys。
ophys。
Acta、 77 、t 、 / lり(/ yia
))の他、−/ θ 特開昭4O−7F3コ、同60−7り33、同1O−7
り3ψ、同60−/2/27、同62−lり213/に
記載の方法等、多くの方法が知られているが、本発明で
は上記のいずれの調製法を用いてもよくまたこれらに限
定されるものではない。
))の他、−/ θ 特開昭4O−7F3コ、同60−7り33、同1O−7
り3ψ、同60−/2/27、同62−lり213/に
記載の方法等、多くの方法が知られているが、本発明で
は上記のいずれの調製法を用いてもよくまたこれらに限
定されるものではない。
上記の方法で調製されたリポソーム液はその普\未封入
の部材を含んだ状態で、アミノアルカンスルホン酸ヲ添
加して保存してもよい。
の部材を含んだ状態で、アミノアルカンスルホン酸ヲ添
加して保存してもよい。
他方、リポソーム内部に封入されなかった部材を除去し
た後に、アミノアルカンスルホン酸ヲ添加して保存して
もよい。更にアミノアルカンスルホン酸を添加した後に
、リポソーム内部に封入されなかった部材を除去し、除
去後に更にアミノアルカンスルホン酸を加えて保存して
もよい。未封入部材の除去の方法としては、透析法、ろ
過法(例、ゲル濾過)、遠心分離法等が挙げられる。
た後に、アミノアルカンスルホン酸ヲ添加して保存して
もよい。更にアミノアルカンスルホン酸を添加した後に
、リポソーム内部に封入されなかった部材を除去し、除
去後に更にアミノアルカンスルホン酸を加えて保存して
もよい。未封入部材の除去の方法としては、透析法、ろ
過法(例、ゲル濾過)、遠心分離法等が挙げられる。
アミノアルカンスルホン酸の添加量はリポソーム分散液
10θ容量部あたり0.2〜/!重量部である。より好
壕しくO,S〜7重量部である。
10θ容量部あたり0.2〜/!重量部である。より好
壕しくO,S〜7重量部である。
リポソーム分散液中の脂質量に対しては少くとも等モル
添加する。これらの量より少ないと凝集防止効果が少な
く、また多いと実用上種々問題をひきおこす(例、析出
)。
添加する。これらの量より少ないと凝集防止効果が少な
く、また多いと実用上種々問題をひきおこす(例、析出
)。
次に実施例をあげて本発明の作用効果をさらに具体的に
説明する。
説明する。
実施例1
下記の組成を有するリポソームを逆相蒸発法(Proc
、Natl、Acad、8ci、USA、7j (Y
)tt/91t(/97g’)、特開昭11−//Il
l/!号)により作製した。封入部材としてはカルボキ
シフルオレセインを用いた。各ψ夕μmlの卵黄ホスン
アチジルコリン、コレステロール全クロロホルム。20
CCに溶解した溶液を、容i′夕OQC,用のナス型フ
ラスコに入れた。ロータリーエバポレーターを用いて溶
媒を留去し、フラスコ内壁に薄膜を形成させた。
、Natl、Acad、8ci、USA、7j (Y
)tt/91t(/97g’)、特開昭11−//Il
l/!号)により作製した。封入部材としてはカルボキ
シフルオレセインを用いた。各ψ夕μmlの卵黄ホスン
アチジルコリン、コレステロール全クロロホルム。20
CCに溶解した溶液を、容i′夕OQC,用のナス型フ
ラスコに入れた。ロータリーエバポレーターを用いて溶
媒を留去し、フラスコ内壁に薄膜を形成させた。
ついでジエチルエーテル20CCf加えて脂質を溶解し
、更にHEPES緩衝液(p)]==7 、1 ) 3
cc’l加えたそして、ナスフラスコ内の気相iN2ガ
スで置換した後にナスフラスコf20’cに保ちながら
、均一なげんたく液ができる1で、約!分間プローブ型
の超音波照射を行った。
、更にHEPES緩衝液(p)]==7 、1 ) 3
cc’l加えたそして、ナスフラスコ内の気相iN2ガ
スで置換した後にナスフラスコf20’cに保ちながら
、均一なげんたく液ができる1で、約!分間プローブ型
の超音波照射を行った。
次にロータリーエバポレーターで200〜コ!0Cの減
圧下、ジエチルエーテルの大部分を留去した。このよう
にしてできたゲル状脂質f20秒間ボ゛ルテツクスで混
合した後、20−2!″Cの減圧下、溶媒を完全に除去
した。これにHEPES緩衝液t、zccを加えた。2
0 Cで、20分間超音波照射を行なった08epha
rose ←Bでゲル濾過後、各フラクションについ
て平均粒径(株式会社 日科機製;コールターN−1−
サブミクロン粒子アナライサー使用)とリン脂質濃度(
和光製ニリン脂質測定用キット使用)全測定した。そし
て平均粒径0.2μの7ラクシヨンを用いリン脂質濃度
をコ、jXIO’μに調整した。
圧下、ジエチルエーテルの大部分を留去した。このよう
にしてできたゲル状脂質f20秒間ボ゛ルテツクスで混
合した後、20−2!″Cの減圧下、溶媒を完全に除去
した。これにHEPES緩衝液t、zccを加えた。2
0 Cで、20分間超音波照射を行なった08epha
rose ←Bでゲル濾過後、各フラクションについ
て平均粒径(株式会社 日科機製;コールターN−1−
サブミクロン粒子アナライサー使用)とリン脂質濃度(
和光製ニリン脂質測定用キット使用)全測定した。そし
て平均粒径0.2μの7ラクシヨンを用いリン脂質濃度
をコ、jXIO’μに調整した。
その調整液、tCCに表1に示すように、本発明の化合
物例1.3の粉末を各0.2gを加えて溶解させた。そ
して溶解後、粒径測定と外観々察を行なった。
物例1.3の粉末を各0.2gを加えて溶解させた。そ
して溶解後、粒径測定と外観々察を行なった。
また同じ試料液を!0Cでlケ月冷蔵保管後同l 3−
じく粒径測定と外観測定を行なった。比較として、無添
加のもの、グリセリン、プロピレンクIJコールをそれ
ぞれt)、zcc添加したものについて同様に調べた。
加のもの、グリセリン、プロピレンクIJコールをそれ
ぞれt)、zcc添加したものについて同様に調べた。
結果を表1に示す。
−/4I−
表/の結果から、本発明の方法を用いることにより、無
添加や、多価アルコール添加の場合に比べて、リポソー
ムの凝集が殆んど無く平均粒径も殆んど変化しないこと
がわかった。
添加や、多価アルコール添加の場合に比べて、リポソー
ムの凝集が殆んど無く平均粒径も殆んど変化しないこと
がわかった。
ホスファチジルコリン/コレステロール/シセチルホス
フエートからなるリポソームでも同様の効果が見られた
。
フエートからなるリポソームでも同様の効果が見られた
。
(発明の効果)
本発明の方法は脂質を水性液中に分散させた時に形成さ
れるリポソーム金液状で保存する際の凝集を抑制するの
に有効である。
れるリポソーム金液状で保存する際の凝集を抑制するの
に有効である。
Claims (3)
- (1)封入部材を有するリポソームを調製後、そのリポ
ソーム分散液にアミノアルカンスルホン酸を添加するこ
とを特徴とするリポソームの保存方法。 - (2)前記リポソームがリン脂質及び/又は糖脂質とコ
レステロールからなるリポソームであることを特徴とす
る請求項1記載のリポソームの保存方法。 - (3)前記リポソーム分散液中に添加するアミノアルカ
ンスルホン酸の量がリポソーム分散液100容量部あた
り0.2ないし15重量部であることを特徴とする請求
項1記載のリポソームの保存方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20994989A JPH0374323A (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | リポソームの保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20994989A JPH0374323A (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | リポソームの保存方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0374323A true JPH0374323A (ja) | 1991-03-28 |
Family
ID=16581336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20994989A Pending JPH0374323A (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | リポソームの保存方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0374323A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0637463A1 (en) * | 1990-07-26 | 1995-02-08 | Taisho Pharmaceutical Co. Ltd | Stable aqueous suspension of liposome |
US5412317A (en) * | 1992-07-07 | 1995-05-02 | Santest Co., Ltd. | Position detector utilizing absolute and incremental position sensors in combination |
WO2009125816A1 (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-15 | 株式会社 資生堂 | ベシクル及びそれを含む化粧料 |
FR2999425A1 (fr) * | 2012-12-19 | 2014-06-20 | Lucas Meyer Cosmetics | Composition cosmetique a base de liposomes |
-
1989
- 1989-08-14 JP JP20994989A patent/JPH0374323A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0637463A1 (en) * | 1990-07-26 | 1995-02-08 | Taisho Pharmaceutical Co. Ltd | Stable aqueous suspension of liposome |
EP0637463A4 (en) * | 1990-07-26 | 1996-07-03 | Taisho Pharmaceutical Co Ltd | STABLE, AQUEOUS LIPOSOME SUSPENSION. |
US5565213A (en) * | 1990-07-26 | 1996-10-15 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | Stable liposome aqueous suspension |
US5412317A (en) * | 1992-07-07 | 1995-05-02 | Santest Co., Ltd. | Position detector utilizing absolute and incremental position sensors in combination |
WO2009125816A1 (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-15 | 株式会社 資生堂 | ベシクル及びそれを含む化粧料 |
FR2999425A1 (fr) * | 2012-12-19 | 2014-06-20 | Lucas Meyer Cosmetics | Composition cosmetique a base de liposomes |
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