JPH0368443A - 気―個系接触反応装置およびその充填層の焼損防止法 - Google Patents
気―個系接触反応装置およびその充填層の焼損防止法Info
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- JPH0368443A JPH0368443A JP1205245A JP20524589A JPH0368443A JP H0368443 A JPH0368443 A JP H0368443A JP 1205245 A JP1205245 A JP 1205245A JP 20524589 A JP20524589 A JP 20524589A JP H0368443 A JPH0368443 A JP H0368443A
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J10/00—Chemical processes in general for reacting liquid with gaseous media other than in the presence of solid particles, or apparatus specially adapted therefor
- B01J10/007—Chemical processes in general for reacting liquid with gaseous media other than in the presence of solid particles, or apparatus specially adapted therefor in the presence of catalytically active bodies, e.g. porous plates
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- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は充填層式の気−固系接触反応装置に係わり、特
に反応容器内に設けられた触媒もしくは吸着剤等の充填
層に堆積した可燃性物質を含む灰の発火による充填層の
焼損の防止もしくはその焼損範囲を最小限度に止どめる
に好適な気−固系接触反応装置およびその充填層の焼損
防止法に関する。
に反応容器内に設けられた触媒もしくは吸着剤等の充填
層に堆積した可燃性物質を含む灰の発火による充填層の
焼損の防止もしくはその焼損範囲を最小限度に止どめる
に好適な気−固系接触反応装置およびその充填層の焼損
防止法に関する。
従来の充填層式の気−固系接触反応装置(例えば、特公
昭56−32012号公報)の構造の一例を。
昭56−32012号公報)の構造の一例を。
第6図に示す0図において9反応ガスは反応容器1のガ
ス人口2より入り、充填M6.7.8の間を通過した後
、ガス出口3より排出される。この反応容器1において
、可燃性物質を含む灰(可燃性の灰という) 10.1
1が第6図に示すように、スートブロア5で容易に除去
できない充填層7,8の内部に付着し堆積され、かつ9
反応ガスの入口条件2例えば、温度、02(酸素)濃度
等が高くなった場合に、灰10.11中の可燃性物質が
酸化。
ス人口2より入り、充填M6.7.8の間を通過した後
、ガス出口3より排出される。この反応容器1において
、可燃性物質を含む灰(可燃性の灰という) 10.1
1が第6図に示すように、スートブロア5で容易に除去
できない充填層7,8の内部に付着し堆積され、かつ9
反応ガスの入口条件2例えば、温度、02(酸素)濃度
等が高くなった場合に、灰10.11中の可燃性物質が
酸化。
発熱して充填層7,8が焼損されるという問題があった
。このような反応容器lでは1通常1反応容器1に入口
ガス温度計12および出口ガス温度計13によって排ガ
スの温度を測定しているが、充填層9の内部の温度上昇
については測定されていなかった。したがって、出口ガ
ス温度計13が顕著に上昇し大規模な発火が進行した段
階で、はじめて充填層の発火を発見することができるが
、その時点で消火を開始しても、既に大半の充填層7,
8が焼損を受けてしまっており9手遅れとなるケースが
多くあって、充填層の発火を早期に発見することが極め
て難しいという問題があった。
。このような反応容器lでは1通常1反応容器1に入口
ガス温度計12および出口ガス温度計13によって排ガ
スの温度を測定しているが、充填層9の内部の温度上昇
については測定されていなかった。したがって、出口ガ
ス温度計13が顕著に上昇し大規模な発火が進行した段
階で、はじめて充填層の発火を発見することができるが
、その時点で消火を開始しても、既に大半の充填層7,
8が焼損を受けてしまっており9手遅れとなるケースが
多くあって、充填層の発火を早期に発見することが極め
て難しいという問題があった。
また1発火を早期に発見して冷却空気あるいは不活性な
消火用ガスを、ガス人口2より導入したとしても2例え
ば灰10のように充填層7の入口部に灰が堆積している
と、充填/1i(9の内部にまで消火あるいは冷却用の
ガスを導入することができず。
消火用ガスを、ガス人口2より導入したとしても2例え
ば灰10のように充填層7の入口部に灰が堆積している
と、充填/1i(9の内部にまで消火あるいは冷却用の
ガスを導入することができず。
そのため灰11の発火による熱が隣接する充填M7に伝
わり焼損されてしまうという問題があった。
わり焼損されてしまうという問題があった。
すなわち、従来技術による気−固系接触反応装置では1
発火の早期発見が困難であるばかりでなく。
発火の早期発見が困難であるばかりでなく。
充填層の入口部にわずかに灰が堆積し反応ガスの流通が
妨げられた場合でも、その下流に位置する充填層の部分
が、他の発熱した部分から熱を受は焼損されてしまうと
いう問題があった。
妨げられた場合でも、その下流に位置する充填層の部分
が、他の発熱した部分から熱を受は焼損されてしまうと
いう問題があった。
上述したごとく、従来技術においては、可燃性の灰の堆
積による充填層の発火の早期発見が極めて困難であるば
かりでなく、灰が充填層の内部にまで堆積されなくても
、充填層の入口部に灰が堆積し反応ガスの流通が妨げら
れたのみで、隣接した充填層の発火部から熱が伝わり、
充填層の焼損範囲が拡大されるという問題があった。
積による充填層の発火の早期発見が極めて困難であるば
かりでなく、灰が充填層の内部にまで堆積されなくても
、充填層の入口部に灰が堆積し反応ガスの流通が妨げら
れたのみで、隣接した充填層の発火部から熱が伝わり、
充填層の焼損範囲が拡大されるという問題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し1反応
容器中に設けられた触媒、吸着剤などからなる充填層に
おける発火を早期に発見し早期に消火を行うと共に、充
填層の一部が焼損されるような事態が発生しても、その
焼損が他の充填層に拡大しない構造の充填層を有する気
−固系接触反応装置および充填層の焼損防止法を提供す
ることにある。
容器中に設けられた触媒、吸着剤などからなる充填層に
おける発火を早期に発見し早期に消火を行うと共に、充
填層の一部が焼損されるような事態が発生しても、その
焼損が他の充填層に拡大しない構造の充填層を有する気
−固系接触反応装置および充填層の焼損防止法を提供す
ることにある。
上記本発明の目的は2反応容器内のガス流路に設けられ
ている固定式の充填層を、複数の充填層に分割し、かつ
分割した各充填層の間の境界部分には所定の幅の断熱を
目的とする空間部を形成して、該空間部の入口部にはダ
ンパを開閉可能に設け、気−固系接触反応装置の通常の
運転時には。
ている固定式の充填層を、複数の充填層に分割し、かつ
分割した各充填層の間の境界部分には所定の幅の断熱を
目的とする空間部を形成して、該空間部の入口部にはダ
ンパを開閉可能に設け、気−固系接触反応装置の通常の
運転時には。
上記ダンパを閉塞して反応ガスが全部充填層を通過する
ように設定しておき、可燃性物質を含む灰による発火の
予知を、上記充填層の上流あるいは下流に設けた灰溜箱
などに堆積した灰の温度上昇度合を検出することにより
早期に検知し、上記分割した各充填層の境界部分の空間
部に設けたダンパを開放するか、もしくは消火あるいは
冷却用の流体を流通させて、焼損が始まった充填層部と
他の正常な充填層部とを熱的に遮断することにより達成
される。
ように設定しておき、可燃性物質を含む灰による発火の
予知を、上記充填層の上流あるいは下流に設けた灰溜箱
などに堆積した灰の温度上昇度合を検出することにより
早期に検知し、上記分割した各充填層の境界部分の空間
部に設けたダンパを開放するか、もしくは消火あるいは
冷却用の流体を流通させて、焼損が始まった充填層部と
他の正常な充填層部とを熱的に遮断することにより達成
される。
本発明は9反応容器内のガス流路に、触媒もしくは吸着
剤を充填して形成した固定式の充填層を有する気−固系
接触反応装置において、上記充填層は、複数の充填層に
分割して構成され、かつ互に隣接する複数の充填層の間
には、熱の伝達を遮断する構造の空間部を形成し、該空
間部の入口部である上流側に開閉可能な構造のダンパを
設け。
剤を充填して形成した固定式の充填層を有する気−固系
接触反応装置において、上記充填層は、複数の充填層に
分割して構成され、かつ互に隣接する複数の充填層の間
には、熱の伝達を遮断する構造の空間部を形成し、該空
間部の入口部である上流側に開閉可能な構造のダンパを
設け。
上記充填層に堆積された可燃性物質を含む灰の発火予知
情報によって、上記複数の充填層の間に設けられている
ダンパを開放するか、もしくは冷却ないしは消火用の流
体を導入する手段によって。
情報によって、上記複数の充填層の間に設けられている
ダンパを開放するか、もしくは冷却ないしは消火用の流
体を導入する手段によって。
上記互に隣接する複数の充填層への熱影響を遮断する構
造の充填層を設けたものである0本発明において、充填
層に堆積された可燃性物質を含む灰の発火予知手段は2
反応容器内のガス流路に設けられている充填層の上流側
あるいは下流側の所定位置に、少なくとも1箇所以上の
可燃性物質を含む灰を溜める灰溜箱を設け、かつ灰溜箱
は、定期的に堆積した灰の入れ替えが行える構造とし、
灰溜箱には堆積した灰の温度を測定して灰の発火を監視
する温度検出装置を設けたものである。そして、灰溜箱
に堆積した灰を除去し更新する手段としては、スートブ
ローにより灰を飛散させて除去する手段、または灰溜箱
を逆転して灰を落下させて除去する手段を用いることが
好ましい。
造の充填層を設けたものである0本発明において、充填
層に堆積された可燃性物質を含む灰の発火予知手段は2
反応容器内のガス流路に設けられている充填層の上流側
あるいは下流側の所定位置に、少なくとも1箇所以上の
可燃性物質を含む灰を溜める灰溜箱を設け、かつ灰溜箱
は、定期的に堆積した灰の入れ替えが行える構造とし、
灰溜箱には堆積した灰の温度を測定して灰の発火を監視
する温度検出装置を設けたものである。そして、灰溜箱
に堆積した灰を除去し更新する手段としては、スートブ
ローにより灰を飛散させて除去する手段、または灰溜箱
を逆転して灰を落下させて除去する手段を用いることが
好ましい。
本発明の気−固系接触反応装置における充填層の焼損を
防止する方法は2反応容器内のガス流路に設けられてい
る分割された複数の充填層により構成された充填層の上
流側および下流側のいずれか一方もしくは両方の所定の
位置に、少なくとも1箇所以上の可燃性物質を含む灰を
溜める灰溜箱を設け、灰溜箱内に堆積された灰の温度を
検出し。
防止する方法は2反応容器内のガス流路に設けられてい
る分割された複数の充填層により構成された充填層の上
流側および下流側のいずれか一方もしくは両方の所定の
位置に、少なくとも1箇所以上の可燃性物質を含む灰を
溜める灰溜箱を設け、灰溜箱内に堆積された灰の温度を
検出し。
灰の発火温度を監視して予知し2分割された複数の充填
層の間の空間部に設けられているダンパを開放するか、
あるいは冷却用または消火用流体を導入することにより
、充填層部の発火損傷の防止または焼損範囲の拡大を抑
制する方法である。
層の間の空間部に設けられているダンパを開放するか、
あるいは冷却用または消火用流体を導入することにより
、充填層部の発火損傷の防止または焼損範囲の拡大を抑
制する方法である。
〔作用〕
気−固系接触反応装置の運転条件の変化により。
堆積灰が発火する条件となった場合に9発火予知用の灰
溜箱に溜った灰の温度が上昇する。この温度上昇の検出
により、堆積灰の発火を確実に予知することができる。
溜箱に溜った灰の温度が上昇する。この温度上昇の検出
により、堆積灰の発火を確実に予知することができる。
また、固体に比べて気体は熱の不良導体であるため、充
填層部を幾つかに分割するように設けた空間部に空気そ
の他の冷却用ガス、あるいは消火用ガスを流すことによ
り、たとえ充填層の一部が焼損しても他の部分への熱の
伝達、延焼を防止することができる。
填層部を幾つかに分割するように設けた空間部に空気そ
の他の冷却用ガス、あるいは消火用ガスを流すことによ
り、たとえ充填層の一部が焼損しても他の部分への熱の
伝達、延焼を防止することができる。
以下に本発明の一実施例を挙げ1図面に基づいて、さら
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
第1図に9本発明の気−固系接触反応装置の構造の一例
を示す、なお、第3図は充填層部の水平断面形状を示し
たものである。第1図および第3図に示すように、充填
層部を幅500■の空間部19により充填層36〜44
の9つに分割した。
を示す、なお、第3図は充填層部の水平断面形状を示し
たものである。第1図および第3図に示すように、充填
層部を幅500■の空間部19により充填層36〜44
の9つに分割した。
空間部19の上部には、開閉可能な構造のダンパ18を
設置し、空間部19が交差している部分についてのダン
パは、94図に示す構造のダンパ】8゜18aを採用し
た。すなわち、空間部19が交差する部分に設けるダン
パのうちの一方のダンパ18aはシャフト35のみを残
してダンパの板の部分を削除し、もう一方のダンパ18
はそのままの形状として空間部19の上部に開閉可能に
取付けた。そして。
設置し、空間部19が交差している部分についてのダン
パは、94図に示す構造のダンパ】8゜18aを採用し
た。すなわち、空間部19が交差する部分に設けるダン
パのうちの一方のダンパ18aはシャフト35のみを残
してダンパの板の部分を削除し、もう一方のダンパ18
はそのままの形状として空間部19の上部に開閉可能に
取付けた。そして。
第1図に示すごとく、スートブロア5の上流側に灰溜箱
24を3箇所に取付けた。灰溜箱24は、第2図に示す
構造のステンレス製の外壁板27で箱を形成し、その内
部を充填層とおなじ材質の仕切板28で3分割したもの
である。灰溜箱24の上部は開放構造とし、底板29に
は直径1■の通気孔30を3mm間隔で設けである。ブ
ロー用空気管33.ブロー管32に沿って中央部に灰の
温度を測定するための熱電対34の先端部が位置するよ
うに取付けた。また。
24を3箇所に取付けた。灰溜箱24は、第2図に示す
構造のステンレス製の外壁板27で箱を形成し、その内
部を充填層とおなじ材質の仕切板28で3分割したもの
である。灰溜箱24の上部は開放構造とし、底板29に
は直径1■の通気孔30を3mm間隔で設けである。ブ
ロー用空気管33.ブロー管32に沿って中央部に灰の
温度を測定するための熱電対34の先端部が位置するよ
うに取付けた。また。
ブロー用空気管33.ブロー管32は灰溜箱24を反応
容器1内のガス流路に設置する場合の支持部材として役
立つように外径を1011mとした。ブロー管32を通
じて圧縮空気を吹込むことにより、灰溜箱24に堆積さ
れた灰を飛散させて更新することができる。
容器1内のガス流路に設置する場合の支持部材として役
立つように外径を1011mとした。ブロー管32を通
じて圧縮空気を吹込むことにより、灰溜箱24に堆積さ
れた灰を飛散させて更新することができる。
そして、気−固系接触反応装置の運転条件の変化2例え
ば、上流の燃焼装置で使用する燃料の種類の変更2等に
より反応容器1に入ってくる燃焼排ガス流に同伴する可
燃性物質を含む灰の性状が変化した時、第2図に示すブ
ロー管32からの空気によって前に堆積された灰を除去
し新たな灰を堆積させる。そして、ブロー用空気管33
は、灰溜箱24の支持装置としての役割も兼ねている。
ば、上流の燃焼装置で使用する燃料の種類の変更2等に
より反応容器1に入ってくる燃焼排ガス流に同伴する可
燃性物質を含む灰の性状が変化した時、第2図に示すブ
ロー管32からの空気によって前に堆積された灰を除去
し新たな灰を堆積させる。そして、ブロー用空気管33
は、灰溜箱24の支持装置としての役割も兼ねている。
この灰溜箱24を1反応容器1の入口部に3箇所の位置
に取付けて、その温度挙動を観察した。3箇所とも温度
挙動はほとんど同様であったので1代表例として中央部
に配置した灰溜箱24の温度挙動を第5図(a)に示す
。
に取付けて、その温度挙動を観察した。3箇所とも温度
挙動はほとんど同様であったので1代表例として中央部
に配置した灰溜箱24の温度挙動を第5図(a)に示す
。
発火性の高い灰(H)を生ずる燃料を使用している場合
は、上流に設けられている燃焼装置における燃料を絞り
2反応容器lへ流入する排ガス中の02濃度が、第5図
(b)に示すごとく4〜5%から15〜16%に増加し
たときに、灰溜箱24に溜った灰の温度が上昇し始め、
約10分後に灰(H)が発火燃焼し温度が急上昇した0
通常1発火性が低い灰(L)が生ずる燃料を用いて運転
している場合には、流入する排ガス中の02濃度が15
〜16%に増しても第5図(a)に示すごとく、堆積し
た灰の温度上昇は20℃程度に止どまり、灰(H)のよ
うな温度の急上昇は見られなかった。
は、上流に設けられている燃焼装置における燃料を絞り
2反応容器lへ流入する排ガス中の02濃度が、第5図
(b)に示すごとく4〜5%から15〜16%に増加し
たときに、灰溜箱24に溜った灰の温度が上昇し始め、
約10分後に灰(H)が発火燃焼し温度が急上昇した0
通常1発火性が低い灰(L)が生ずる燃料を用いて運転
している場合には、流入する排ガス中の02濃度が15
〜16%に増しても第5図(a)に示すごとく、堆積し
た灰の温度上昇は20℃程度に止どまり、灰(H)のよ
うな温度の急上昇は見られなかった。
なお、ボイラの起動時や運転中においては、燃焼排ガス
が反応容器内を流れているので1通常の場合はO1濃度
が低く、灰の発火はまず起こらない、しかしボイラの停
止時においては、燃焼排ガスが流れないので反応容器内
の02濃度が15〜16%程度にも上昇して、灰の発火
現象が生じる場合もある。
が反応容器内を流れているので1通常の場合はO1濃度
が低く、灰の発火はまず起こらない、しかしボイラの停
止時においては、燃焼排ガスが流れないので反応容器内
の02濃度が15〜16%程度にも上昇して、灰の発火
現象が生じる場合もある。
そして、第5図(a)に示したような、灰(H)の温度
の急上昇がamされた場合に9反応容器1の上流側より
温度が約60℃程度の冷空気を反応容器1内に導入する
と同時に、ダンパ18.18aを開放して、充填層の空
間部19に冷空気を約4〜5m/sの流速で約16時間
導入し充填層の温度を100℃以下に冷却した後、充填
層を開放し点検したところ、第3図に示す9分割した充
填M36〜44部のなかで、充填層41が焼損したのみ
で残りの8つの充填層は全く健全であった0以上のごと
く。
の急上昇がamされた場合に9反応容器1の上流側より
温度が約60℃程度の冷空気を反応容器1内に導入する
と同時に、ダンパ18.18aを開放して、充填層の空
間部19に冷空気を約4〜5m/sの流速で約16時間
導入し充填層の温度を100℃以下に冷却した後、充填
層を開放し点検したところ、第3図に示す9分割した充
填M36〜44部のなかで、充填層41が焼損したのみ
で残りの8つの充填層は全く健全であった0以上のごと
く。
本発明の複数に分割した充填層を設けた気−固系接触反
応装置においては、その充填層の焼損を最小限度に抑え
ることができた。
応装置においては、その充填層の焼損を最小限度に抑え
ることができた。
なお、堆積した可燃性物質を含む灰の発火の早期発見の
他の手段として、充填層内部に複数の温度計を設置して
、温度上昇を検出することもできる。しかし、大形の充
填層においては監視用温度計の設置数に限界があり、ま
た必ずしも温度計を設置した部分で灰が発火するわけで
もないので。
他の手段として、充填層内部に複数の温度計を設置して
、温度上昇を検出することもできる。しかし、大形の充
填層においては監視用温度計の設置数に限界があり、ま
た必ずしも温度計を設置した部分で灰が発火するわけで
もないので。
灰による発火部の発見が遅れる場合がある。
以上詳細に説明したごとく9本発明の気−固系接触反応
装置の触媒または吸着剤などにより構成される固定式充
填層は、複数の充填層に分割され。
装置の触媒または吸着剤などにより構成される固定式充
填層は、複数の充填層に分割され。
かつ各充填層の境界部には熱の伝達を遮断する空間部を
設け、さらにその空間部の入口部には冷却用または消火
用の流体を導入する開閉可能なダンパを設けた構造とし
ているので、灰溜箱などによる発火予知情報により、上
記ダンパを開放するか。
設け、さらにその空間部の入口部には冷却用または消火
用の流体を導入する開閉可能なダンパを設けた構造とし
ているので、灰溜箱などによる発火予知情報により、上
記ダンパを開放するか。
あるいは冷却用または消火用の流体を流通させることに
よって2分割したそれぞれの充填層の発火焼損の防止あ
るいは他の充填層への焼損範囲の拡大を未然に効果的に
防止することができる。また。
よって2分割したそれぞれの充填層の発火焼損の防止あ
るいは他の充填層への焼損範囲の拡大を未然に効果的に
防止することができる。また。
燃料の種類などによる可燃性物質を含む灰の性状の変化
に対しても、適宜、灰溜箱内に堆積された灰とブローイ
ングなどして簡単に更新することができるので、極めて
信頼性の高い発火予知情報が得られ、充填層の保護が確
実に行えるという効果がある。
に対しても、適宜、灰溜箱内に堆積された灰とブローイ
ングなどして簡単に更新することができるので、極めて
信頼性の高い発火予知情報が得られ、充填層の保護が確
実に行えるという効果がある。
第1図は本発明の実施例において例示し気−固系接触反
応装置の反応容器の構造を示す模式図。 第2図は第1図に示す灰溜箱の構造の一例を示す斜視図
、第3図は第1図に示す充填層部の配置の一例を示す断
面図、第4図は第1図に示す充填層部の空隙部に設ける
ダンパの構造の一例を示す斜視図、第5図(a)および
(b)は2本発明の実施例において灰溜箱に堆積した灰
の温度変化および燃料を絞った場合の排ガス中に含まれ
る02WA度の経時変化を示すグラフ、第6図は従来の
気−固系接触反応装置の反応容器の構造を示す模式図で
ある。 1・・・反応容器 3・・・ガス出口 5・・・スートブロワ 10、11・・・灰 13・・・出口ガス温度計 15、16.17・・・充填層 2・・・ガス入口 4・・・灰排出口 6.7,8.9・・・充填層 12・・・入口ガス温度計 14・・・温度指示計 18、18a・・・ダンパ 19・・・空間部 20.21・・・灰23
・・・灰溜箱の灰の温度計 24・・・灰溜箱 25・・・灰吹き用空気
管26・・・温度指示計 27・・・外壁板28
・・・仕切板 29・・・底抜30・・・通
気孔 31・・・ブローノズル32・・・ブ
ロー管 33・・・ブロー用空気管34・・・
熱電対(温度検出器) 35・・・シャフト
応装置の反応容器の構造を示す模式図。 第2図は第1図に示す灰溜箱の構造の一例を示す斜視図
、第3図は第1図に示す充填層部の配置の一例を示す断
面図、第4図は第1図に示す充填層部の空隙部に設ける
ダンパの構造の一例を示す斜視図、第5図(a)および
(b)は2本発明の実施例において灰溜箱に堆積した灰
の温度変化および燃料を絞った場合の排ガス中に含まれ
る02WA度の経時変化を示すグラフ、第6図は従来の
気−固系接触反応装置の反応容器の構造を示す模式図で
ある。 1・・・反応容器 3・・・ガス出口 5・・・スートブロワ 10、11・・・灰 13・・・出口ガス温度計 15、16.17・・・充填層 2・・・ガス入口 4・・・灰排出口 6.7,8.9・・・充填層 12・・・入口ガス温度計 14・・・温度指示計 18、18a・・・ダンパ 19・・・空間部 20.21・・・灰23
・・・灰溜箱の灰の温度計 24・・・灰溜箱 25・・・灰吹き用空気
管26・・・温度指示計 27・・・外壁板28
・・・仕切板 29・・・底抜30・・・通
気孔 31・・・ブローノズル32・・・ブ
ロー管 33・・・ブロー用空気管34・・・
熱電対(温度検出器) 35・・・シャフト
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、反応容器内のガス流路に、触媒もしくは吸着剤を充
填して形成した固定式の充填層を有する気−固系接触反
応装置において、上記充填層は、複数の充填層に分割し
て構成され、かつ互に隣接する複数の充填層の間には、
熱の伝達を遮断する構造の空間部を形成し、該空間部の
入口部である上流側に開閉可能な構造のダンパを設け、
上記充填層に堆積された可燃性物質を含む灰の発火予知
情報によって、上記複数の充填層の間に設けられている
ダンパを開放するか、もしくは冷却ないしは消火用の流
体を導入する手段によって、上記互に隣接する複数の充
填層への熱影響を遮断する構造の充填層を有することを
特徴とする気−固系接触反応装置。 2、請求の範囲第1項記載の気−固系接触反応装置にお
いて、反応容器内のガス流路に設けられている充填層の
上流側および下流側のいずれか一方もしくは両方の所定
位置に、少なくとも1箇所以上の可燃性物質を含む灰を
溜める灰溜箱を設け、該灰溜箱は、定期的に堆積した灰
の入れ替え可能な構造となし、かつ上記灰溜箱に堆積し
た灰の温度を検出して灰の発火を監視する温度検出装置
を設けたことを特徴とする気−固系接触反応装置。 3、請求の範囲第2項記載の気−固系接触反応装置にお
いて、灰溜箱に堆積した灰を除去し更新する手段が、ス
ートブローにより灰を飛散させて除去する手段、もしく
は灰溜箱を逆転して灰を落下させて除去する手段である
ことを特徴とする気−固系接触反応装置。 4、請求の範囲第1項記載の気−固系接触反応装置にお
ける充填層の焼損を防止する方法であって、反応容器内
のガス流路に設けられている分割された複数の充填層に
より構成された充填層の上流側および下流側のいずれか
一方もしくは両方の所定位置に、少なくとも1箇所以上
の可燃性物質を含む灰を溜める灰溜箱を設け、該灰溜箱
内に堆積された灰の温度を検出して灰の発火温度を監視
し、これを上記充填層に堆積された灰の発火予知情報と
して、上記充填層を構成する分割された複数の充填層の
間の空間部に設けられているダンパを開放するか、もし
くは冷却剤または消火剤よりなる流体を導入して、上記
充填層部の発火損傷を防止もしくは抑制することを特徴
とする気−固系接触反応装置の充填層の焼損防止法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1205245A JPH0368443A (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 気―個系接触反応装置およびその充填層の焼損防止法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1205245A JPH0368443A (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 気―個系接触反応装置およびその充填層の焼損防止法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0368443A true JPH0368443A (ja) | 1991-03-25 |
Family
ID=16503796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1205245A Pending JPH0368443A (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | 気―個系接触反応装置およびその充填層の焼損防止法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0368443A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5324123A (en) * | 1992-02-07 | 1994-06-28 | Brother Kogoy Kabushiki Kaisha | Tape printing device and tape cassette for printing normal image |
US5383731A (en) * | 1992-06-05 | 1995-01-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Printing device having a print media detector |
US5409317A (en) * | 1992-07-22 | 1995-04-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape printing device capable of setting appropriate margin |
-
1989
- 1989-08-08 JP JP1205245A patent/JPH0368443A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5324123A (en) * | 1992-02-07 | 1994-06-28 | Brother Kogoy Kabushiki Kaisha | Tape printing device and tape cassette for printing normal image |
US5383731A (en) * | 1992-06-05 | 1995-01-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Printing device having a print media detector |
US5409317A (en) * | 1992-07-22 | 1995-04-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape printing device capable of setting appropriate margin |
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