JPH0367291B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0367291B2 JPH0367291B2 JP59118640A JP11864084A JPH0367291B2 JP H0367291 B2 JPH0367291 B2 JP H0367291B2 JP 59118640 A JP59118640 A JP 59118640A JP 11864084 A JP11864084 A JP 11864084A JP H0367291 B2 JPH0367291 B2 JP H0367291B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horn
- insulator
- power transmission
- horns
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T4/00—Overvoltage arresters using spark gaps
- H01T4/10—Overvoltage arresters using spark gaps having a single gap or a plurality of gaps in parallel
- H01T4/14—Arcing horns
Landscapes
- Insulators (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は送電線用限流ホーン装置に関するもの
である。
である。
従来技術
近年、酸化亜鉛を主材とし、高温で結晶した良
好な非直線性を有する避雷素子が開発され変電所
避雷器に適用されている。又、送電線の雷撃事故
防止を目的として碍管内に避雷素子を封入した避
雷碍子、あるいは避雷素子のみで一体成型された
避雷碍子の研究が行われている。さらに、送電用
碍子装置のアーキングホーンと、避雷素子を組合
わせた限流ホーンの研究も行われている。
好な非直線性を有する避雷素子が開発され変電所
避雷器に適用されている。又、送電線の雷撃事故
防止を目的として碍管内に避雷素子を封入した避
雷碍子、あるいは避雷素子のみで一体成型された
避雷碍子の研究が行われている。さらに、送電用
碍子装置のアーキングホーンと、避雷素子を組合
わせた限流ホーンの研究も行われている。
前述した避雷碍子の場合、避雷素子が不良にな
つたり、あるいは貫通すると充電部と鉄塔が短絡
状態になり接地事故に至る。この場合、避雷碍子
にはこの碍子を送電系統から電気的に切離すまで
は再送電ができないという欠点がある。又、避雷
碍子は送電線が運転状態にある限り、定常電圧が
課せられており、避雷素子の電気的特性と経時的
な低下を使用期間にわたつて問題のない水準に押
えて長寿命を期待するためには、避雷素子の長さ
を十分長くとる必要がある。
つたり、あるいは貫通すると充電部と鉄塔が短絡
状態になり接地事故に至る。この場合、避雷碍子
にはこの碍子を送電系統から電気的に切離すまで
は再送電ができないという欠点がある。又、避雷
碍子は送電線が運転状態にある限り、定常電圧が
課せられており、避雷素子の電気的特性と経時的
な低下を使用期間にわたつて問題のない水準に押
えて長寿命を期待するためには、避雷素子の長さ
を十分長くとる必要がある。
一方、前述した限流ホーンの場合には、避雷素
子の不良等に起因する接地事故が発生しても特別
な手段を講じて電気的に送電系統から切離すこと
なく再送電が可能であり、かつ常時電圧が課せら
れていないので、避雷素子の劣化は雷サージ電流
による劣化のみを考慮すれば足りるので避雷素子
の長さを比較的短くしても長寿命が期待できる。
子の不良等に起因する接地事故が発生しても特別
な手段を講じて電気的に送電系統から切離すこと
なく再送電が可能であり、かつ常時電圧が課せら
れていないので、避雷素子の劣化は雷サージ電流
による劣化のみを考慮すれば足りるので避雷素子
の長さを比較的短くしても長寿命が期待できる。
しかしながら、限流ホーンを用いて送電線を地
絡事故から保護するためには、雷撃時に限流ホー
ン間でせん落が起こることが必須であり、碍子連
あるいは導体と鉄塔間のせん絡は避けねばなら
ず、それには限流ホーンの取付位置(座標)を適
切に選択する必要がある。
絡事故から保護するためには、雷撃時に限流ホー
ン間でせん落が起こることが必須であり、碍子連
あるいは導体と鉄塔間のせん絡は避けねばなら
ず、それには限流ホーンの取付位置(座標)を適
切に選択する必要がある。
さらに、限流ホーンに適用する酸化亜鉛は、雷
サージに対して動作する以前は高抵抗を有する物
質であり、従来の碍子装置に適用されている金属
製のアーキングホーンに比べ異なつた特性を有す
るので注意を要する。すなわち、第1図に示すよ
うに、鉄塔1のアーム2に対し碍子装置3により
送電線4を支持し、碍子装置3の充電部には課電
側ホーン5を支持し、接地部には酸化亜鉛を主材
とする避雷素子7を用いて接地側限流ホーン6を
並設した送電用限流ホーン装置において、前記送
電線4に雷撃電圧が印加されてせん絡した場合、
そのせん絡経路はほぼ第2図a〜dに示すように
4つに大別できる。このとき、第2図aのせん絡
経路であれば、限流効果が十分働くが、同図b〜
dの場合には限流効果が期待できず、接地事故に
至るのである。
サージに対して動作する以前は高抵抗を有する物
質であり、従来の碍子装置に適用されている金属
製のアーキングホーンに比べ異なつた特性を有す
るので注意を要する。すなわち、第1図に示すよ
うに、鉄塔1のアーム2に対し碍子装置3により
送電線4を支持し、碍子装置3の充電部には課電
側ホーン5を支持し、接地部には酸化亜鉛を主材
とする避雷素子7を用いて接地側限流ホーン6を
並設した送電用限流ホーン装置において、前記送
電線4に雷撃電圧が印加されてせん絡した場合、
そのせん絡経路はほぼ第2図a〜dに示すように
4つに大別できる。このとき、第2図aのせん絡
経路であれば、限流効果が十分働くが、同図b〜
dの場合には限流効果が期待できず、接地事故に
至るのである。
発明の目的
本発明は上記欠点を解消するためになされたも
のであつて、この目的は送電線に雷サージによる
異常電圧が印加されたとき限流ホーン間で確実に
せん絡させ、地絡事故を防止することができると
ともに、必要最低限のスペースで効率良く最適位
置関係に装着することができる送電線用限流ホー
ン装置を提供することにある。
のであつて、この目的は送電線に雷サージによる
異常電圧が印加されたとき限流ホーン間で確実に
せん絡させ、地絡事故を防止することができると
ともに、必要最低限のスペースで効率良く最適位
置関係に装着することができる送電線用限流ホー
ン装置を提供することにある。
発明の構成
本発明は上記目的を達成するため、鉄塔に対し
碍子装置を介して送電線を支持し、前記碍子装置
の充電部及び接地部には、碍子連の軸線と直交す
る方向に所定の距離をおいてホーンを設け、両ホ
ーンの少なくとも一方に非直線抵抗体適用の避雷
素子を設けた送電線用限流装置において、碍子連
長Z0とホーン間〓長Zとの関係が、0.3≦Z/Z0
≦0.5になるようにするとともに、碍子連の軸線
からホーン先端までのその碍子連の軸線と直交す
る方向の距離Xが、0.15Z0≦X≦0.35Z0となるよ
うにするという構成を採用している。
碍子装置を介して送電線を支持し、前記碍子装置
の充電部及び接地部には、碍子連の軸線と直交す
る方向に所定の距離をおいてホーンを設け、両ホ
ーンの少なくとも一方に非直線抵抗体適用の避雷
素子を設けた送電線用限流装置において、碍子連
長Z0とホーン間〓長Zとの関係が、0.3≦Z/Z0
≦0.5になるようにするとともに、碍子連の軸線
からホーン先端までのその碍子連の軸線と直交す
る方向の距離Xが、0.15Z0≦X≦0.35Z0となるよ
うにするという構成を採用している。
実施例
以下、本発明を具体化した一実施例を図面及び
表1、2に基づいて説明する。
表1、2に基づいて説明する。
一般に、第1図に示す送電線用限流ホーン装置
において、吊下碍子装置3の碍子連長をZ0、ホー
ン5,6の間〓長をZとすると、臨界通路電圧を
高くし、動作信頼性を向上させるためにはZ/Z0
を小さくすれば有利である。このことは従来のア
ーキングホーンに限らず、限流ホーンについても
言えることである。しかし反面、Z/Z0をあま
りに小さく設定してホーン5,6間のギヤツプ長
Zを短くしずぎると、変電所の遮断器の投入時に
発生する開閉サージ程度の内部過電圧に対してま
で限流ホーン5,6が動作してしまい、ホーン
5,6間のせん絡が頻発し、そのため雷サージ電
流による避雷素子の劣化が促進され、限流ホーン
としての寿命は短くなる。また、前記送電線用限
流ホーン装置に対し想定以上の大きな雷サージを
受けると、限流ホーンが故障して続流を遮断する
ことができなくなり、その結果、変電所の遮断器
が開放動作される。そしてこの場合に、直ちに再
送電を行うため遮断器を投入動作すると前記故障
した限流ホーンは限流機能を消失しているととも
に単なる棒ギヤツプと同等のせん絡電圧を示すた
め、ここであまりにZ/Z0を小さく設定してホ
ーン5,6間のギヤツプ長Zを短くしておくと、
運転電圧、持続性異常電圧や前記遮断器投入の際
に発生する開閉サージにも耐えられないこととな
り、結局その故障した限流ホーンを除去しなけれ
ば再送電できないということになる。
において、吊下碍子装置3の碍子連長をZ0、ホー
ン5,6の間〓長をZとすると、臨界通路電圧を
高くし、動作信頼性を向上させるためにはZ/Z0
を小さくすれば有利である。このことは従来のア
ーキングホーンに限らず、限流ホーンについても
言えることである。しかし反面、Z/Z0をあま
りに小さく設定してホーン5,6間のギヤツプ長
Zを短くしずぎると、変電所の遮断器の投入時に
発生する開閉サージ程度の内部過電圧に対してま
で限流ホーン5,6が動作してしまい、ホーン
5,6間のせん絡が頻発し、そのため雷サージ電
流による避雷素子の劣化が促進され、限流ホーン
としての寿命は短くなる。また、前記送電線用限
流ホーン装置に対し想定以上の大きな雷サージを
受けると、限流ホーンが故障して続流を遮断する
ことができなくなり、その結果、変電所の遮断器
が開放動作される。そしてこの場合に、直ちに再
送電を行うため遮断器を投入動作すると前記故障
した限流ホーンは限流機能を消失しているととも
に単なる棒ギヤツプと同等のせん絡電圧を示すた
め、ここであまりにZ/Z0を小さく設定してホ
ーン5,6間のギヤツプ長Zを短くしておくと、
運転電圧、持続性異常電圧や前記遮断器投入の際
に発生する開閉サージにも耐えられないこととな
り、結局その故障した限流ホーンを除去しなけれ
ば再送電できないということになる。
従つて、動作信頼性の向上を図るため臨界通絡
電圧を高くするにはZ/Z0を小さくすることが
有利な条件であるが、一方、これをあまり小さく
設定し、その結果、実際の限流ホーン5,6間の
ギヤツプ長Zが短くなりすぎないようにすること
も肝要である。
電圧を高くするにはZ/Z0を小さくすることが
有利な条件であるが、一方、これをあまり小さく
設定し、その結果、実際の限流ホーン5,6間の
ギヤツプ長Zが短くなりすぎないようにすること
も肝要である。
そこで、いま碍子連長Z0を一定とし、限流ホ
ーン間隙長Zを変化させ、所定電圧を繰返し印加
して臨界通路を調査したところ、第3図のグラフ
に示すような結果を得た。同図から明らかなよう
に、通路確率を100%とするためにはZ/Z0を0.5
以下にする必要がある。
ーン間隙長Zを変化させ、所定電圧を繰返し印加
して臨界通路を調査したところ、第3図のグラフ
に示すような結果を得た。同図から明らかなよう
に、通路確率を100%とするためにはZ/Z0を0.5
以下にする必要がある。
次に、Z/Z0を0.5以下にすることによるせん
絡頻度の増加は、酸化亜鉛素子を適用した限流ホ
ーンの雷撃せん酪電圧特性が同一寸法形状の従来
アーキングホーンのせん絡電圧と比較して約20%
高くなるため、問題とはならない。(第4図参照) また一方、例えば社団法人電気学会発行の架空
送電線路の絶縁設計要綱(昭和41年10月発行)等
から周知自明のように、一般にアークホーンを取
付ける場合には、公称電圧毎に最高許容電圧、異
常時所要耐電圧、所要持続性異常耐電圧、所要開
閉サージ耐電圧、所要碍子個数等が知られてお
り、異常時所要耐電圧に対しその計算上求められ
る異常時絶縁間〓、すなわち運転電圧でフラツシ
オーバを起こさないギヤツプ長Zが最小のギヤツ
プ長を与えることになる。
絡頻度の増加は、酸化亜鉛素子を適用した限流ホ
ーンの雷撃せん酪電圧特性が同一寸法形状の従来
アーキングホーンのせん絡電圧と比較して約20%
高くなるため、問題とはならない。(第4図参照) また一方、例えば社団法人電気学会発行の架空
送電線路の絶縁設計要綱(昭和41年10月発行)等
から周知自明のように、一般にアークホーンを取
付ける場合には、公称電圧毎に最高許容電圧、異
常時所要耐電圧、所要持続性異常耐電圧、所要開
閉サージ耐電圧、所要碍子個数等が知られてお
り、異常時所要耐電圧に対しその計算上求められ
る異常時絶縁間〓、すなわち運転電圧でフラツシ
オーバを起こさないギヤツプ長Zが最小のギヤツ
プ長を与えることになる。
そして、その値は前記要綱の第13表にあるごと
く33〜154kv用では90mm〜400mmであり、250mm標
準碍子の連結個数を第4表より求めてZ/Z0の
比を算出すると、33kv……0.20、66kv……0.23、
77kv……0.27、110kv……0.27、154kv……0.27と
なり碍子連長Z0のほぼ30%であることが知られ
ている。
く33〜154kv用では90mm〜400mmであり、250mm標
準碍子の連結個数を第4表より求めてZ/Z0の
比を算出すると、33kv……0.20、66kv……0.23、
77kv……0.27、110kv……0.27、154kv……0.27と
なり碍子連長Z0のほぼ30%であることが知られ
ている。
従つて、以上のことから、限流ホーン間〓長Z
と碍子連長Z0との関係は0.3≦Z/Z0≦0.5とすれ
ば、臨界通絡電圧を高くして動作信頼性を向上さ
せることができるとともに限流ホーンが故障した
状態においても運転電圧に耐え遮断器等の開閉サ
ージによつてはフラツシオーバを起こすことのな
い送電用線限流ホーン装置を提供することができ
る。
と碍子連長Z0との関係は0.3≦Z/Z0≦0.5とすれ
ば、臨界通絡電圧を高くして動作信頼性を向上さ
せることができるとともに限流ホーンが故障した
状態においても運転電圧に耐え遮断器等の開閉サ
ージによつてはフラツシオーバを起こすことのな
い送電用線限流ホーン装置を提供することができ
る。
第5図は限流ホーン装置の座標を示し、Xcは
吊下碍子装置3の垂直軸Lから限流ホーン6まで
の水平方向の距離を表し、Ycは吊下碍子装置3
の接地部から限流ホーン6の先端までの垂直方向
の距離を表している。また、Xp,Ypは課電側ホ
ーン5における前述したXc,Ycと同様の距離を
表している。
吊下碍子装置3の垂直軸Lから限流ホーン6まで
の水平方向の距離を表し、Ycは吊下碍子装置3
の接地部から限流ホーン6の先端までの垂直方向
の距離を表している。また、Xp,Ypは課電側ホ
ーン5における前述したXc,Ycと同様の距離を
表している。
さて、表1は碍子連長Z0を一定(1460mm)と
し、比較例〜及び実施例〜におけるホー
ン間隙Z、Z/Z0及びホーン座標Xc,Xp,Yc,
Ypの具体的条件を示す。そして、表1に示すよ
うな条件のもとでホーン5,6間に表2に示すよ
うな電圧を印加して通絡及び沿絡のそれぞれの確
率を測定したところ、同表2に示すような結果を
得た。これによれば、Z/Z0=0.5とすることに
より、臨界通路電圧を従来アーキングホーンの50
%せん絡電圧の約2.8倍まで高めることができる。
し、比較例〜及び実施例〜におけるホー
ン間隙Z、Z/Z0及びホーン座標Xc,Xp,Yc,
Ypの具体的条件を示す。そして、表1に示すよ
うな条件のもとでホーン5,6間に表2に示すよ
うな電圧を印加して通絡及び沿絡のそれぞれの確
率を測定したところ、同表2に示すような結果を
得た。これによれば、Z/Z0=0.5とすることに
より、臨界通路電圧を従来アーキングホーンの50
%せん絡電圧の約2.8倍まで高めることができる。
なお、表1に示すように実施例〜ではXc
=400mm、Xp=450mmとしているが例えば、この
送電線用限流ホーン装置に対して2500kv/μs以
上の急峻な電圧波形の雷サージが印加された場合
には、これらの値を実施例、のように大きく
し過ぎると、第2図dのせん絡が生じやすく、ま
た、実施例、に示すように小さく過ぎると、
第2図cのせん絡が発生しやすくなるので、Xc
及びXpは、0.15Z0〜0.5Z0の範囲が望ましい。
=400mm、Xp=450mmとしているが例えば、この
送電線用限流ホーン装置に対して2500kv/μs以
上の急峻な電圧波形の雷サージが印加された場合
には、これらの値を実施例、のように大きく
し過ぎると、第2図dのせん絡が生じやすく、ま
た、実施例、に示すように小さく過ぎると、
第2図cのせん絡が発生しやすくなるので、Xc
及びXpは、0.15Z0〜0.5Z0の範囲が望ましい。
なお、本発明は次のような実施例で具体化する
こともできる。
こともできる。
前記実施例では接地側ホーン6に非直線抵抗体
を設けたが、これを課電側のみに設けたり両方の
ホーンに設けたりすることも可能である。
を設けたが、これを課電側のみに設けたり両方の
ホーンに設けたりすることも可能である。
発明の効果
以上詳述したように、本発明は限流ホーンの取
付位置(座標)に関して、碍子連長Z0とホーン間
〓間長Zとの関係が、0.3≦Z/Z0≦0.5になるよ
うにするとともに、碍子連の軸線からホーン先端
までのその碍子連の軸線と直交する方向の距離X
が、0.15Z0≦X≦0.35Z0となるようにしたことに
より、臨界通絡電圧を高くして動作信頼性を向上
させることができるので、限流ホーン間で確実に
せん絡させて地絡事故を防止でき、かつ、開閉サ
ージによるホーン間のせん絡の頻発を防止できる
ので、避雷素子の劣化を抑制して限流ホーンの長
寿命化を期待でき、限流効果を充分に働かせるこ
とができ、しかも必要最低限のスペースで効率良
く最適位置関係に装着することができるという効
果を奏する。
付位置(座標)に関して、碍子連長Z0とホーン間
〓間長Zとの関係が、0.3≦Z/Z0≦0.5になるよ
うにするとともに、碍子連の軸線からホーン先端
までのその碍子連の軸線と直交する方向の距離X
が、0.15Z0≦X≦0.35Z0となるようにしたことに
より、臨界通絡電圧を高くして動作信頼性を向上
させることができるので、限流ホーン間で確実に
せん絡させて地絡事故を防止でき、かつ、開閉サ
ージによるホーン間のせん絡の頻発を防止できる
ので、避雷素子の劣化を抑制して限流ホーンの長
寿命化を期待でき、限流効果を充分に働かせるこ
とができ、しかも必要最低限のスペースで効率良
く最適位置関係に装着することができるという効
果を奏する。
第1図は送電線用限流ホーン装置の一実施例を
示す斜視図、第2図a〜dはそれぞれせん絡状態
を示す正面図、第3図は碍子連長及びホーン間隙
長の寸法比と通絡確率の関係を示すグラフ、第4
図はアーキングホーンと限流ホーンにおけるホー
ン間隙と臨界通絡電圧との関係を示すグラフ、第
5図は限流ホーン装置の座標を示す正面図であ
る。 1……鉄塔、3……碍子装置、4……送電線、
5……課電側ホーン、6……接地側限流ホーン、
Z0……碍子連長、Z……ホーン間隙長、Xc,Xp
……ホーンの水平座標、Yc,Yp……ホーンの垂
直座標。
示す斜視図、第2図a〜dはそれぞれせん絡状態
を示す正面図、第3図は碍子連長及びホーン間隙
長の寸法比と通絡確率の関係を示すグラフ、第4
図はアーキングホーンと限流ホーンにおけるホー
ン間隙と臨界通絡電圧との関係を示すグラフ、第
5図は限流ホーン装置の座標を示す正面図であ
る。 1……鉄塔、3……碍子装置、4……送電線、
5……課電側ホーン、6……接地側限流ホーン、
Z0……碍子連長、Z……ホーン間隙長、Xc,Xp
……ホーンの水平座標、Yc,Yp……ホーンの垂
直座標。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鉄塔に対し碍子装置を介して送電線を支持
し、前記碍子装置の充電部及び接地部には、碍子
連の軸線と直交する方向に所定の距離をおいてホ
ーンを設け、両ホーンの少なくとも一方に非直線
抵抗体適用の避雷素子を設けた送電線用限流ホー
ン装置において、 碍子連長Z0とホーン間〓長Zとの関係が、0.3
≦Z/Z0≦0.5になるようにするとともに、碍子
連の軸線からホーン先端までのその碍子連の軸線
と直交する方向の距離Xが、0.15Z0≦X≦0.35Z0
となるようにしたことを特徴とする送電線用限流
ホーン装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59118640A JPS60262312A (ja) | 1984-06-09 | 1984-06-09 | 送電線用限流ホ−ン装置 |
US06/740,428 US4725917A (en) | 1984-06-09 | 1985-06-03 | Current limiting horn device for transmission line |
CA000483404A CA1263691A (en) | 1984-06-09 | 1985-06-07 | Current limiting horn device for transmission line |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59118640A JPS60262312A (ja) | 1984-06-09 | 1984-06-09 | 送電線用限流ホ−ン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60262312A JPS60262312A (ja) | 1985-12-25 |
JPH0367291B2 true JPH0367291B2 (ja) | 1991-10-22 |
Family
ID=14741543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59118640A Granted JPS60262312A (ja) | 1984-06-09 | 1984-06-09 | 送電線用限流ホ−ン装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4725917A (ja) |
JP (1) | JPS60262312A (ja) |
CA (1) | CA1263691A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62295312A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-22 | 日本碍子株式会社 | 複連碍子連用耐雷碍子装置 |
JPH0432114A (ja) * | 1990-05-24 | 1992-02-04 | Ngk Insulators Ltd | 避雷碍子装置 |
EP0506393B1 (en) * | 1991-03-27 | 1997-05-28 | Ngk Insulators, Ltd. | Arrester |
CN1555597B (zh) * | 2001-09-17 | 2010-08-18 | 财团法人电力中央研究所 | 角形避雷装置 |
EP3629430B1 (en) * | 2018-09-28 | 2022-11-02 | Hitachi Energy Switzerland AG | Externally gapped line arrester |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1477304A (en) * | 1919-03-07 | 1923-12-11 | Westinghouse Electric & Mfg Co | Protective device |
US2246303A (en) * | 1938-12-23 | 1941-06-17 | Westinghouse Electric & Mfg Co | Electrical discharge device |
JPS54137837U (ja) * | 1978-03-18 | 1979-09-25 | ||
JPS54137836U (ja) * | 1978-03-18 | 1979-09-25 | ||
JPS5595284A (en) * | 1979-01-11 | 1980-07-19 | Mitsubishi Electric Corp | Arrester for transmission line |
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