JPH0366983B2 - - Google Patents
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- JPH0366983B2 JPH0366983B2 JP58135361A JP13536183A JPH0366983B2 JP H0366983 B2 JPH0366983 B2 JP H0366983B2 JP 58135361 A JP58135361 A JP 58135361A JP 13536183 A JP13536183 A JP 13536183A JP H0366983 B2 JPH0366983 B2 JP H0366983B2
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- JP
- Japan
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- plunger
- temperature
- sleeve
- molten metal
- die
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/20—Accessories: Details
- B22D17/32—Controlling equipment
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
本発明はダイカスト鋳造法に関する。
ダイカスト鋳造法は金型内に溶湯を高圧で注入
して行われ、一般にスリーブ内に注入した溶湯を
プランジヤーで押圧することで高圧力を得てい
る。このようなダイカスト鋳造では、スリーブお
よびプランジヤーの先端部分(以下プランジヤー
チツプという)が溶湯に接触して高温となり、そ
れぞれ冷却水を内部に流す等の冷却構造としてい
るもの、熱容量の相違等でスリーブとプランジヤ
ーチツプとのクリアランスが1サイクルの間にお
いて変化する。特に噛み込み等による装置の破損
を防止するには動作時のクリアランスが重要とな
る。このために従来一般には充分に冷却されて所
定のクリアランスに復帰した状態を時間の経過に
基づいて推定している。すなわちプランジヤーを
前進させて溶湯を金型内に圧入し、凝固した製品
を取出した後でプランジヤーチツプ表面等に潤滑
剤を塗布し、然る後にプランジヤーを後退させて
次のシヨツト行うように待機するサイクルにおい
て、特にプランジヤーの後退に際してクリアラン
スが重要となるのであり、このために従来はダイ
カスト装置の動作、例えばプランジヤーが前進し
て溶湯を金型内に圧入する時を基準として予め定
めた時間経過後にプランジヤーを後退させるよう
にタイムチヤートに基づいた動作制御を行つてい
た。 しかしながら、このような動作制御では充分に
安全サイドに時間設定をしても、冷却系統の故障
等が発生し、これに気付かない場合にはクリアラ
ンス不足状態での動作が行われてしまうのであ
る。すなわちクリアランス確保という目的を確実
に達成し得ない。しかも設定時間によつて能率が
大きく影響され、鋳造工程における効率を高め得
ないのである。 本発明の目的は、このような現状に鑑み、クリ
アランスの確保を確実且つ効果的に認識できるよ
うにし、以て安全性および動作効率が高く、しか
も異常を検出できる状態の下で実施可能なダイカ
スト鋳造法を提供することである。 このために本発明では、プランジヤーチツプお
よび/またはスリーブ(以下においてこのスリー
ブをスリーブとスプールブツシユとに分けて称す
る)の所定の位置の温度を測定し、この測定をも
とにクリアランスの状態、異常状態等を認識する
ようにし、この管理の下で動作を制御するように
したのである。 すなわち本発明の1つの特徴によれば、スリー
ブ内に注入した金属溶湯をプランジヤーによつて
キヤビテイー内へ圧入して鋳物を製造するダイカ
スト鋳造法において、溶湯射出後のプランジヤー
の後退時期を、プランジヤーチツプの所定位置の
温度を測定し、これの測定温度が予め定めた設定
温度に到達した時を基準として所定時間後とする
ことを特徴とするダイカスト鋳造法が提供される
のである。 本発明のさらに他の特徴によれば、スリーブ内
に注入した金属溶湯をプランジヤーによつてキヤ
ビテイー内へ圧入して鋳物を製造するダイカスト
鋳造法において、溶湯射出後のプランジヤーの後
退時期を、プランジヤーチツプの所定位置の測定
温度と、スリーブまたはスプールブツシユの内の
少なくとも1つの所定位置の温度とを測定し、プ
ランジヤーチツプの測定温度とスリーブおよび/
またはスプールブツシユの測定温度との差が予め
定めた設定温度に到達した時を基準として所定時
間後とすることを特徴とするダイカスト鋳造法が
提供されるのである。 さらに本発明においては、前記測定温度が設定
時間を経た後も前記設定温度に到達しない場合
に、これを異常とみなしてプランジヤーを後退さ
せないことを特徴とするものである。 以下に図面を参照して実施例につき説明する。 第1図は一般的な無孔性ダイカスト鋳造装置の
概略を示しており、プランジヤーチツプ1、スリ
ーブ2、スプールブツシユ3、固定ダイプレート
4、固定型5および可動型を含んでいる。プラン
ジヤーチツプ1は図示していないプランジヤーの
先端に固定されてスリーブ2およびスプールブツ
シユ3内を摺動される。この摺動における図中左
方への井戸によつてスリーブ2内に注入口2Aか
ら注入された金属溶湯7(斜線部)を金型のキヤ
ビテイー8内に圧入するように駆動され、また可
動型6を井戸して凝固せる製品をキヤビテイー8
から取出した後、プランジヤーチツプ1の表面に
黒鉛等の潤滑剤を塗布し、然る後に図中右方へ後
退させて次のシヨツトのために待機させるように
なつている。またプランジヤーチツプ1およびス
ブールブツシユ3にはそれぞれ冷却水通路11お
よび13が形成され、冷却水を循環させて冷却す
るようになつている。符号11A,11B,13
A,13Bは冷却水の流入および流出のための接
続通路を示している。 本発明のダイカスト鋳造法を実施するために、
こゝではプランジヤーチツプ1、スリーブ2およ
びスプールブツシユ3にそれぞれシース熱電対2
1,22および23が備えてある。これらのシー
ス熱電対21,22および23はそれぞれの温度
を測定してプランジヤーチツプ1の周面における
クリアランスを認識するために設けられるもので
あり、このために適当な位置を選定されている。
勿論これらの熱電対はそれぞれ1個に限られず、
複数数備えることができるとともに、何れかの部
材のみの温度を測定することで代表させることも
できる。こゝでは第2図に示すようにプランジヤ
ーチツプ1の中周方向二等分位置にそれぞれシー
ス熱電対21を備えている。またスリーブ2、ス
プールブツシユ3にも同様にシース熱電対22,
23をそれぞれ備えている。これの固定はそれぞ
れの部材に第3図に示すような受入れ孔25を形
成しておき、締め込みノブ30のねじ部31を受
入れ孔25のねじ部26に螺合させて行うように
してある。第3図に示すように圧縮ばね32によ
つて熱電対部分33を受入れ孔25内に押圧付勢
した状態で固定を行うのが望ましい。これらのシ
ース熱電対の出力は周知装置、例えばコンピユー
ターによつて処理され、その結果としてプランジ
ヤーチツプ1の周面におけるクリアランスの認識
が行われるのである。すなわちクリアランスが何
の程度であるかを温度に基づいて認識するのであ
り、本発明の1つの特徴によつて予め設定したク
リアランスに対応するプランジヤーチツプ1の温
度状態が予め定めた設定温度に到達したことを検
知する処理が前記コンピユーター等の周知装置で
行われるか、または本発明の他の特徴によつてプ
ランジヤーチツプ1と、スリーブ2および/また
はスプールブツシユ3との間の相対的温度差に着
目して、プランジヤーチツプ1と、スリーブ2お
よび/またはスプールブツシユ3との相対的な測
定温度差が予め定めた設定温度に到達したことを
検知する前記コンピユーター等の周知装置で行わ
れて、その到達した時点を基準として(その時点
ないしその時点から所定時間後までの間で)溶湯
射出後のプランジヤーの後退時期を定めるのであ
る。 このようなダイカスト鋳造装置によつて行われ
る本発明の鋳造法は前述から明らかになるよう
に、測定温度に基づいてクリアランス確保の状態
を検知し、これによつてプランジヤーチツプ1の
後退を開始可能とし、後退の時期を定めるのであ
る。これによりプランジヤーチツプ1の後退に際
してクリアランス不足に起因するトラブルは総て
解消される上、クリアランス確保の状態を最も適
切に且つ迅速に認識できるのである。 またタイマーを設けておくことにより、設定時
間経過後も温度測定に基づくクリアランス確保が
検知されない場合に、これを異常と見做してプラ
ンジヤーの後退を中止する。さらに例えば冷却水
系統の異常、潤滑剤の塗布忘れ等の異常として警
告を発するように異常検出機能を備えることがで
きる。勿論断線等に対する処置も可能である。 以下に本発明の実施例および従来例の比較を示
す。 鋳造条件 (1) ダイカスト鋳造装置1250ton鋳造機 (2) アルミニウム溶湯の鋳造温度660℃ (3) スリーブ内に注入した溶湯の全重量 13Kg 鋳造結果を他の条件とともに第1表に示す。
して行われ、一般にスリーブ内に注入した溶湯を
プランジヤーで押圧することで高圧力を得てい
る。このようなダイカスト鋳造では、スリーブお
よびプランジヤーの先端部分(以下プランジヤー
チツプという)が溶湯に接触して高温となり、そ
れぞれ冷却水を内部に流す等の冷却構造としてい
るもの、熱容量の相違等でスリーブとプランジヤ
ーチツプとのクリアランスが1サイクルの間にお
いて変化する。特に噛み込み等による装置の破損
を防止するには動作時のクリアランスが重要とな
る。このために従来一般には充分に冷却されて所
定のクリアランスに復帰した状態を時間の経過に
基づいて推定している。すなわちプランジヤーを
前進させて溶湯を金型内に圧入し、凝固した製品
を取出した後でプランジヤーチツプ表面等に潤滑
剤を塗布し、然る後にプランジヤーを後退させて
次のシヨツト行うように待機するサイクルにおい
て、特にプランジヤーの後退に際してクリアラン
スが重要となるのであり、このために従来はダイ
カスト装置の動作、例えばプランジヤーが前進し
て溶湯を金型内に圧入する時を基準として予め定
めた時間経過後にプランジヤーを後退させるよう
にタイムチヤートに基づいた動作制御を行つてい
た。 しかしながら、このような動作制御では充分に
安全サイドに時間設定をしても、冷却系統の故障
等が発生し、これに気付かない場合にはクリアラ
ンス不足状態での動作が行われてしまうのであ
る。すなわちクリアランス確保という目的を確実
に達成し得ない。しかも設定時間によつて能率が
大きく影響され、鋳造工程における効率を高め得
ないのである。 本発明の目的は、このような現状に鑑み、クリ
アランスの確保を確実且つ効果的に認識できるよ
うにし、以て安全性および動作効率が高く、しか
も異常を検出できる状態の下で実施可能なダイカ
スト鋳造法を提供することである。 このために本発明では、プランジヤーチツプお
よび/またはスリーブ(以下においてこのスリー
ブをスリーブとスプールブツシユとに分けて称す
る)の所定の位置の温度を測定し、この測定をも
とにクリアランスの状態、異常状態等を認識する
ようにし、この管理の下で動作を制御するように
したのである。 すなわち本発明の1つの特徴によれば、スリー
ブ内に注入した金属溶湯をプランジヤーによつて
キヤビテイー内へ圧入して鋳物を製造するダイカ
スト鋳造法において、溶湯射出後のプランジヤー
の後退時期を、プランジヤーチツプの所定位置の
温度を測定し、これの測定温度が予め定めた設定
温度に到達した時を基準として所定時間後とする
ことを特徴とするダイカスト鋳造法が提供される
のである。 本発明のさらに他の特徴によれば、スリーブ内
に注入した金属溶湯をプランジヤーによつてキヤ
ビテイー内へ圧入して鋳物を製造するダイカスト
鋳造法において、溶湯射出後のプランジヤーの後
退時期を、プランジヤーチツプの所定位置の測定
温度と、スリーブまたはスプールブツシユの内の
少なくとも1つの所定位置の温度とを測定し、プ
ランジヤーチツプの測定温度とスリーブおよび/
またはスプールブツシユの測定温度との差が予め
定めた設定温度に到達した時を基準として所定時
間後とすることを特徴とするダイカスト鋳造法が
提供されるのである。 さらに本発明においては、前記測定温度が設定
時間を経た後も前記設定温度に到達しない場合
に、これを異常とみなしてプランジヤーを後退さ
せないことを特徴とするものである。 以下に図面を参照して実施例につき説明する。 第1図は一般的な無孔性ダイカスト鋳造装置の
概略を示しており、プランジヤーチツプ1、スリ
ーブ2、スプールブツシユ3、固定ダイプレート
4、固定型5および可動型を含んでいる。プラン
ジヤーチツプ1は図示していないプランジヤーの
先端に固定されてスリーブ2およびスプールブツ
シユ3内を摺動される。この摺動における図中左
方への井戸によつてスリーブ2内に注入口2Aか
ら注入された金属溶湯7(斜線部)を金型のキヤ
ビテイー8内に圧入するように駆動され、また可
動型6を井戸して凝固せる製品をキヤビテイー8
から取出した後、プランジヤーチツプ1の表面に
黒鉛等の潤滑剤を塗布し、然る後に図中右方へ後
退させて次のシヨツトのために待機させるように
なつている。またプランジヤーチツプ1およびス
ブールブツシユ3にはそれぞれ冷却水通路11お
よび13が形成され、冷却水を循環させて冷却す
るようになつている。符号11A,11B,13
A,13Bは冷却水の流入および流出のための接
続通路を示している。 本発明のダイカスト鋳造法を実施するために、
こゝではプランジヤーチツプ1、スリーブ2およ
びスプールブツシユ3にそれぞれシース熱電対2
1,22および23が備えてある。これらのシー
ス熱電対21,22および23はそれぞれの温度
を測定してプランジヤーチツプ1の周面における
クリアランスを認識するために設けられるもので
あり、このために適当な位置を選定されている。
勿論これらの熱電対はそれぞれ1個に限られず、
複数数備えることができるとともに、何れかの部
材のみの温度を測定することで代表させることも
できる。こゝでは第2図に示すようにプランジヤ
ーチツプ1の中周方向二等分位置にそれぞれシー
ス熱電対21を備えている。またスリーブ2、ス
プールブツシユ3にも同様にシース熱電対22,
23をそれぞれ備えている。これの固定はそれぞ
れの部材に第3図に示すような受入れ孔25を形
成しておき、締め込みノブ30のねじ部31を受
入れ孔25のねじ部26に螺合させて行うように
してある。第3図に示すように圧縮ばね32によ
つて熱電対部分33を受入れ孔25内に押圧付勢
した状態で固定を行うのが望ましい。これらのシ
ース熱電対の出力は周知装置、例えばコンピユー
ターによつて処理され、その結果としてプランジ
ヤーチツプ1の周面におけるクリアランスの認識
が行われるのである。すなわちクリアランスが何
の程度であるかを温度に基づいて認識するのであ
り、本発明の1つの特徴によつて予め設定したク
リアランスに対応するプランジヤーチツプ1の温
度状態が予め定めた設定温度に到達したことを検
知する処理が前記コンピユーター等の周知装置で
行われるか、または本発明の他の特徴によつてプ
ランジヤーチツプ1と、スリーブ2および/また
はスプールブツシユ3との間の相対的温度差に着
目して、プランジヤーチツプ1と、スリーブ2お
よび/またはスプールブツシユ3との相対的な測
定温度差が予め定めた設定温度に到達したことを
検知する前記コンピユーター等の周知装置で行わ
れて、その到達した時点を基準として(その時点
ないしその時点から所定時間後までの間で)溶湯
射出後のプランジヤーの後退時期を定めるのであ
る。 このようなダイカスト鋳造装置によつて行われ
る本発明の鋳造法は前述から明らかになるよう
に、測定温度に基づいてクリアランス確保の状態
を検知し、これによつてプランジヤーチツプ1の
後退を開始可能とし、後退の時期を定めるのであ
る。これによりプランジヤーチツプ1の後退に際
してクリアランス不足に起因するトラブルは総て
解消される上、クリアランス確保の状態を最も適
切に且つ迅速に認識できるのである。 またタイマーを設けておくことにより、設定時
間経過後も温度測定に基づくクリアランス確保が
検知されない場合に、これを異常と見做してプラ
ンジヤーの後退を中止する。さらに例えば冷却水
系統の異常、潤滑剤の塗布忘れ等の異常として警
告を発するように異常検出機能を備えることがで
きる。勿論断線等に対する処置も可能である。 以下に本発明の実施例および従来例の比較を示
す。 鋳造条件 (1) ダイカスト鋳造装置1250ton鋳造機 (2) アルミニウム溶湯の鋳造温度660℃ (3) スリーブ内に注入した溶湯の全重量 13Kg 鋳造結果を他の条件とともに第1表に示す。
【表】
【表】
第1表の結果から実施例1は32シヨツト、実施
例2は65シヨツトの増加が見られ、各々に3.3%
および7.0%の生産性効率の向上があることが判
る。 また、異常検出のための時間を、溶湯がプラン
ジヤーによつてキヤビテイー内へ圧入された時を
0とし、実施例1においては35秒、実施例2にお
いては30秒と定め、鋳造に際してプランジヤーチ
ツプの冷却を止めたところ、プランジヤーの後退
が停止された。 以上のように、本発明はプランジヤーチツプ周
面におけるクリアランスを認識するために予め選
定した位置における温度を測定し、この温度の管
理の下で射出後のプランジヤーチツプの後退時期
を制御するのであるから、あらゆる情況下でクリ
アランス確保状態を迅速且つ確実に把握でき、ク
リアランス不足によるトラブルを完全に解消でき
るとともに、生産効率を格段に向上させることが
できる。しかも異常検機能を備えられることにな
り、極めて大なる効果を得られるのである。 なお、本発明は温度測定に基づいた管理であ
り、その実施においてアナログ処理、デジタル処
理その他様々な異常検出を行えることは明らかで
ある。従つて、本発明はこれらを総て包含するこ
とを意図している。
例2は65シヨツトの増加が見られ、各々に3.3%
および7.0%の生産性効率の向上があることが判
る。 また、異常検出のための時間を、溶湯がプラン
ジヤーによつてキヤビテイー内へ圧入された時を
0とし、実施例1においては35秒、実施例2にお
いては30秒と定め、鋳造に際してプランジヤーチ
ツプの冷却を止めたところ、プランジヤーの後退
が停止された。 以上のように、本発明はプランジヤーチツプ周
面におけるクリアランスを認識するために予め選
定した位置における温度を測定し、この温度の管
理の下で射出後のプランジヤーチツプの後退時期
を制御するのであるから、あらゆる情況下でクリ
アランス確保状態を迅速且つ確実に把握でき、ク
リアランス不足によるトラブルを完全に解消でき
るとともに、生産効率を格段に向上させることが
できる。しかも異常検機能を備えられることにな
り、極めて大なる効果を得られるのである。 なお、本発明は温度測定に基づいた管理であ
り、その実施においてアナログ処理、デジタル処
理その他様々な異常検出を行えることは明らかで
ある。従つて、本発明はこれらを総て包含するこ
とを意図している。
第1図は本発明のダイカスト鋳造法を実施する
ための一例とせるダイカスト鋳造装置の断面図。
第2図は第1図におけるプランジヤーチツプの横
断面図。第3図は熱電対の取付け状態を詳細に示
す拡大断面図。 1…プランジヤーチツプ、2…スリーブ、3…
スプールブツシユ、4…固定ダイプレート、5…
固定型、6…可動型、7…金属溶湯、8…キヤビ
テイー、11,13…冷却水通路、21,22,
23…熱電対、25…受入れ孔、26…ねじ部、
30…締め込みノブ、31…ねじ部、32…圧縮
ばね。
ための一例とせるダイカスト鋳造装置の断面図。
第2図は第1図におけるプランジヤーチツプの横
断面図。第3図は熱電対の取付け状態を詳細に示
す拡大断面図。 1…プランジヤーチツプ、2…スリーブ、3…
スプールブツシユ、4…固定ダイプレート、5…
固定型、6…可動型、7…金属溶湯、8…キヤビ
テイー、11,13…冷却水通路、21,22,
23…熱電対、25…受入れ孔、26…ねじ部、
30…締め込みノブ、31…ねじ部、32…圧縮
ばね。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 スリーブ内に注入した金属溶湯をプランジヤ
ーによつてキヤビテイー内へ圧入して鋳物を製造
するダイカスト鋳造法において、 溶湯射出後のプランジヤーの後退時期を、 プランジヤーチツプの所定位置の温度を測定
し、これの測定温度が予め定めた設定温度に到達
した時を基準として所定時間後とすることを特徴
とするダイカスト鋳造法。 2 スリーブ内に注入した金属溶湯をプランジヤ
ーによつてキヤビテイー内へ圧入して鋳物を製造
するダイカスト鋳造法において、 溶湯射出後のプランジヤーの後退時期を、 プランジヤーチツプの所定位置の測定温度と、
スリーブまたはスプールブツシユの内の少なくと
も1つの所定位置の温度とを測定し、プランジヤ
ーチツプの測定温度とスリーブおよび/またはス
プールブツシユの測定温度との差が予め定めた設
定温度に到達した時を基準として所定時間後とす
ることを特徴とするダイカスト鋳造法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58135361A JPS6030567A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | ダイカスト鋳造法 |
US06/632,666 US4583579A (en) | 1983-07-25 | 1984-07-20 | Method of die casting |
AU30961/84A AU566576B2 (en) | 1983-07-25 | 1984-07-23 | Method of die casting using temperature differences as a control input |
GB08418846A GB2145948B (en) | 1983-07-25 | 1984-07-24 | Method of die casting |
DE19843427475 DE3427475A1 (de) | 1983-07-25 | 1984-07-25 | Spritzgussverfahren |
CA000459703A CA1223428A (en) | 1983-07-25 | 1984-07-25 | Method of die casting |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58135361A JPS6030567A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | ダイカスト鋳造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6030567A JPS6030567A (ja) | 1985-02-16 |
JPH0366983B2 true JPH0366983B2 (ja) | 1991-10-21 |
Family
ID=15149938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58135361A Granted JPS6030567A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | ダイカスト鋳造法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4583579A (ja) |
JP (1) | JPS6030567A (ja) |
AU (1) | AU566576B2 (ja) |
CA (1) | CA1223428A (ja) |
DE (1) | DE3427475A1 (ja) |
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Families Citing this family (17)
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