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JPH0354187Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0354187Y2
JPH0354187Y2 JP4837786U JP4837786U JPH0354187Y2 JP H0354187 Y2 JPH0354187 Y2 JP H0354187Y2 JP 4837786 U JP4837786 U JP 4837786U JP 4837786 U JP4837786 U JP 4837786U JP H0354187 Y2 JPH0354187 Y2 JP H0354187Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
lid
protrusion
receiving frame
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4837786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62159560U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4837786U priority Critical patent/JPH0354187Y2/ja
Publication of JPS62159560U publication Critical patent/JPS62159560U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0354187Y2 publication Critical patent/JPH0354187Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、マンホール等の地下構造物用蓋に係
り、更に詳しくは蓋の錠止構造を備えた地下構造
物用蓋に関する。
〔従来の技術」 マンホール等の地下構造物用蓋には、部外者の
不法投棄や、マンホール内の乱流揚圧水による開
蓋を防止するために、錠止構造を付設している。
この錠止構造は、受枠に係止するための錠部材
を蓋本体の下面に取付け、バール等を使用して解
錠可能としたものが最も一般的である。このよう
な蓋の錠止構造として、たとえば実開昭60−
178053号公報に記載されたものがある。
これは、第7図に示すように蓋本体50の下面
に錠51を枢支し、該錠51の下端に突出形成し
た係合部52を受枠53の係止部54に係合させ
るようにしたものである。錠51はその枢支点に
対する重心の位置を適切にすることによつて、係
合部52が受枠53の係止部54の直下に位置さ
せている。そして、蓋本体50が上側に移動して
開蓋しようとする場合には、これらの係合部52
及び係止部54とによつて蓋本体50を受枠53
に拘束し、開蓋を防止する。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように、錠51を設けることによつて、外
部からの不法投棄を目的とした開蓋を防止するこ
とはできるが、マンホール内部からの乱流揚圧水
等の影響を受けた場合、錠51は揺動して解錠状
態となつてしまう。
すなわち、錠51はバール等により解錠可能と
する必要性から蓋本体50に対して揺動自在に取
付けているため、揚圧水がマンホール内を上昇し
て蓋本体50の下面部分に衝突するとき、錠51
は揚圧水の流れに従つて揺動する。そして、この
錠51と受枠53の内周壁との間に空間があるた
め、図の矢印方向に揚圧水が流れると、錠51を
解錠する方向へ押動する。したがつて、錠51が
解錠状態となることは避けられず、揚圧水の揚力
によつて蓋本体50が上に押し上げられ、蓋本体
50が開蓋してしまう。
このように、錠51を設けていても、揚圧水の
影響によつて錠51がはずれてしまい、錠止機能
を果たせなくなるという問題がある。
本考案は、このような問題に鑑みて案出された
ものであり、揚圧水の上昇に基づく錠の揺動を抑
制することによつて、解錠状態となることを防
ぎ、蓋の錠止を確実に行えるようにすることを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、以上の目的を達成するために、蓋本
体の下面に錠を揺動自在に取付け、前記蓋本体を
載置する受枠の内周に前記錠を施錠可能とした地
下構造物用蓋において、前記受枠の内周に錠の施
錠面側を収納する錠座を凹設し、更に前記錠は該
錠座の開口部分を閉塞する閉塞板を有することを
特徴とする。
〔作用〕
錠は受枠に係合して蓋本体を施錠し、解錠操作
による以外は、開塞できない状態に施錠する。ま
た、錠に設けた閉塞板は、錠の係合面側を収納す
る錠座の開口部分を閉塞するので、マンホール内
で揚圧水を生じた場合には、錠座内への揚圧水の
流入を抑制する。更に、この閉塞板は揚圧水の作
用を受枠の外方向へ受けるので、その結果錠は錠
座方向に押圧され、この押圧力によつて錠全体を
施錠位置に保持する。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を具
体的に説明する。
第1図は本考案に係る地下構造物用蓋の縦断面
図、第2図は受枠の平面図である。
図において、受枠1は蓋本体2をテーパ嵌合に
よつて開閉可能に載置している。蓋本体2の下面
には蝶番金物3を吊支し、受枠1の内周にはこの
蝶番金物3を挿通して蓋本体2を連結するための
挿通孔4を設けている。また、該挿通孔4と対向
する位置には、蓋本体2を錠止するための錠座5
を形成している。
更に、錠座5部分に位置する蓋本体2の下面に
は、錠6を枢支する枢支部7を形成すると共に、
錠座5にはこの錠6に係合する錠止突起8を設け
ている。
第3図は受枠1及び蓋本体2に対する錠6の配
置を示し、第4図は受枠1の錠座5部分を示すも
のであり、また第5図は錠6の斜視図である。
錠6は、前面に錠座5の錠止突起8に係合する
係合突起10を斜め上方に向け形成すると共に、
背面側との間に幅広の閉塞板11を左右に設けて
いる。更に、上端の両側面には蓋本体2の枢支部
7に枢着するためのピン12を突設し、上面には
解錠用の突片13を形成している。この突片13
は、錠6の中心よりも偏つた位置に形成され、し
かも錠止用の係合突起10側が高くなる傾斜面1
4を設けた三角形状となつている。
この錠6を枢支する枢支部7が、解錠操作のた
めのバール穴20に連続する袋状の部屋として蓋
本体2の下面に形成されている。すなわち、蓋本
体2の下面のリブ22が枢支部7の全体を画成す
ると共に、バール穴20を挟んで対向するリブ2
2の内側両壁面には錠6のピン12を揺動自在に
支持するピン支持孔23を凹設している。そし
て、一方のピン支持孔23には錠6のピン12を
挿入するための案内路21が連通されている。な
お、この案内路21には錠6が所定の位置からず
れることがないように、リブ22を貫通するボル
ト等の止め具25を配置しておく。また、錠6を
所定の位置に取付けたときには、後述する解錠操
作に必要な突片13はバール穴20からは見えな
いので、一般的な棒状のバール等では解錠するこ
とはできず、不法侵入及び不法投棄を防止でき
る。
更に、錠座5は、受枠1の内周下部を凹設した
ものとして形成され、この錠座5の上部にはテー
パ嵌合面31を伸延させて前述の錠止突起8を形
成している。錠座5はその左右を受枠1の下部周
壁の端部壁32,33、下端に設けた底部壁34
及び錠止突起8により画成される。
上記構成において、第1図及び第3図で示すよ
うに、錠6はその係合突起10を錠座5内に位置
させた状態に吊支されている。このとき、錠座5
の受枠1の中心方向に開口した部分は、錠6の閉
塞板11によつて閉塞され、錠座5内を外部と遮
断した配置となる。
この錠6は、蓋本体2を上方向へ僅かに移動さ
せると、係合突起10が錠止突起8に係合し、受
枠1に対して蓋本体2の錠止め機能を果たし、開
蓋を不可能とする。また、前述のように解錠操作
用の突片13がバール穴20から見えないので、
部外者が蓋本体2を開けて内部に異物を投棄する
不法投棄を防止でき、揚圧水によつて上方向への
作用力を受けても開蓋することなく揚圧水を外部
に排出する。
ところで、従来技術の問題点として揚圧水によ
る解錠現象を述べたが、本考案の錠6では閉塞板
11を設けたことによつてこれを防止する。
すなわち、錠6が枢支部7に吊支され所定の位
置に静止しているとき、前述のように係合突起1
0が位置している錠座5の受枠1中心側の開口部
分を閉塞板11が閉塞した状態になつている。こ
のため、汚水等がマンホール内を上昇して激しい
乱流揚圧水となつても、錠座5内に侵入する揚圧
水を抑制できる。そして、閉塞板11は幅広で揚
圧水の受圧面積が大きいので、錠6を壁面方向、
すなわち係合突起10が錠止突起8に係合可能な
姿勢となるように揚圧水の作用力を利用すること
ができる。
以上のように、錠6の係合突起10側の面を錠
座5内に位置させ、且つ閉塞板11によつて錠座
5を閉じるようにしたので、揚圧水による揚力を
受けても解錠することはない。
更に、第6図は錠6の解錠要領を示すもので、
解錠作業を以下に説明する。
この解錠操作は先端にT字状の突起41を設け
たバール40によつて行い、まずバール穴20か
らバール40を枢支部7内に挿入する。この場
合、突起41を蓋本体2の半径方向に位置させて
バール穴20に挿入する(第6図a)。
次いで、バール40を第6図aにおいて時計方
向に回転させると、突起41の下面が突片13の
傾斜面14の上を滑りながら移動する。このと
き、突起41の上面は枢支部7内の蓋本体2下面
に当接した状態となり、突起41の上下方向の位
置は固定される。したがつて、バール40の回転
に伴い突起41が傾斜面14上を移動するにつ
れ、錠6には下方に向かう作用力が働く。そし
て、この作用力を受けた錠6はピン12を中心と
して蓋本体2の中心方向側へ回動する(第6図
b)。
以上により、バール40の枢支部7内への挿入
及び回転操作により、錠6を回動させることがで
き、係合突起10が錠止突起8と係合しない位置
に設定できる。そして、第6図bの状態では、バ
ール40の突起41がバール穴20を跨ぐように
位置して蓋本体2の下面に係合する。したがつ
て、同図の状態でバール40を上に引き上げる
と、蓋本体2は蝶番金物3を支点として反転で
き、開蓋を行うことができる。また、閉じる場合
には錠6を自由な状態としておき、そのまま蓋本
体2を受枠1に載置すれば、枢着点に対する錠6
の重心位置の作用により、錠止位置に設定でき
る。
なお、以上の実施例では、丸型のマンホール用
蓋について述べたが、その他の地下構造物用蓋に
も本考案を適用できることは無論である。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の地下構造物用
蓋においては、錠の係合突起部分を収納する錠座
を備え、且つ錠にはこの錠座の開口部分を閉塞す
る形状の閉塞板を備えている。この閉塞板は、地
下構造物内で発生する揚圧水が錠座内に流入する
ことを防止して、錠が揚圧水によつて浮き上がら
ないように維持し、且つ中心から外方向へ作用す
る揚圧水によつて錠を施錠方向に押圧することが
できる。したがつて、揚圧水が上昇しても、錠を
常に施錠位置に保つことができ、開蓋を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る地下構造物用蓋の縦断面
図、第2図は受枠の平面図である。第3図は錠止
構造の要部を示し、同図aは縦断面図、bは蓋の
外周側から見た正面図、cは枢支構造を示す平面
断面図である。また、第4図は錠座を示し、同図
aは平面図、bは縦断面図及びcは斜視図であ
る。第5図は錠の斜視図、第6図は解錠要領を示
し、同図aはバールと錠の位置関係を示す平面
図、bは解錠状態の断面図である。更に、第7図
は従来例を示す断面図である。 1……受枠、2……蓋本体、3……蝶番金物、
4……挿通孔、5……錠座、6……錠、7……枢
支部、8……錠止突起、10……係合突起、11
……閉塞板、12……ピン、13……突片、14
……傾斜面、20……バール穴、21……案内
路、22……リブ、23……ピン支持孔、25…
…止め具、31……テーパ嵌合面、32、33…
…端部壁、34……底部壁、40……バール、4
1……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋本体の下面に錠を揺動自在に取付け、前記蓋
    本体を載置する受枠の内周に前記錠を施錠可能と
    した地下構造物用蓋において、前記受枠の内周に
    錠の施錠面側を収納する錠座を凹設し、更に前記
    錠は該錠座の開口部分を閉塞する閉塞板を有する
    ことを特徴とする地下構造物用蓋。
JP4837786U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0354187Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4837786U JPH0354187Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4837786U JPH0354187Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62159560U JPS62159560U (ja) 1987-10-09
JPH0354187Y2 true JPH0354187Y2 (ja) 1991-11-28

Family

ID=30869848

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JP4837786U Expired JPH0354187Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072711Y2 (ja) * 1988-06-08 1995-01-25 長島鋳物株式会社 地下構造物用施錠装置
JP2547052Y2 (ja) * 1990-12-17 1997-09-03 日豊金属工業株式会社 インターロッキングブロック用鉄蓋と鋳鉄製鉄蓋用受枠との取付装置
JP2513047Y2 (ja) * 1991-04-30 1996-10-02 株式会社荒木製作所 地下施設蓋の開閉構造

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JPS62159560U (ja) 1987-10-09

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