JPH0353855B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353855B2 JPH0353855B2 JP61248564A JP24856486A JPH0353855B2 JP H0353855 B2 JPH0353855 B2 JP H0353855B2 JP 61248564 A JP61248564 A JP 61248564A JP 24856486 A JP24856486 A JP 24856486A JP H0353855 B2 JPH0353855 B2 JP H0353855B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- notch
- armature
- punch
- layer coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は無鉄芯電機子の製造方法に関するもの
である。
である。
(背景技術)
筒形の形状をなす可動線輪形のコアレスモータ
の無鉄芯電機子(以下、単に電機子という)はコ
イルをエポキシ等の樹脂で固めた構造のもので、
第3図イ,ロおよび第4図イ,ロは電機子の一例
を示したもので、第3図イおよび第4図イはそれ
ぞれ電機子の概略斜視図、第3図ロおよび第4図
ロはそれぞれ各図イのコイル素線の端面の一部を
示す展開図である。第3図イおよびロにおいて、
電機子1は内層コイル2と外層コイル3とからな
り、内層コイル2と外層コイル3のコイル端末A
とBとではそれぞれ電機子の構成に従つてコイル
素線相互間が接続されている。例えば、コイル端
末Aでは、内層コイル2と外層コイル3とのコイ
ル素線#1と#1′、#2と#2′…が相互に接続
され、コイル端末Bでは内層コイル2と外層コイ
ル3とのコイル素線#1と#2′、#2と#3′…
が相互に接続されて電機子が構成される。
の無鉄芯電機子(以下、単に電機子という)はコ
イルをエポキシ等の樹脂で固めた構造のもので、
第3図イ,ロおよび第4図イ,ロは電機子の一例
を示したもので、第3図イおよび第4図イはそれ
ぞれ電機子の概略斜視図、第3図ロおよび第4図
ロはそれぞれ各図イのコイル素線の端面の一部を
示す展開図である。第3図イおよびロにおいて、
電機子1は内層コイル2と外層コイル3とからな
り、内層コイル2と外層コイル3のコイル端末A
とBとではそれぞれ電機子の構成に従つてコイル
素線相互間が接続されている。例えば、コイル端
末Aでは、内層コイル2と外層コイル3とのコイ
ル素線#1と#1′、#2と#2′…が相互に接続
され、コイル端末Bでは内層コイル2と外層コイ
ル3とのコイル素線#1と#2′、#2と#3′…
が相互に接続されて電機子が構成される。
また、第4図イおよびロも同様に、内層コイル
2′と外層コイル3′とで電機子1′を構成し、コ
イル端面A′では内層コイル2′と外層コイル3′
とのコイル素線#1と#1′、#2と#2′…が相
互に接続され、コイル端面B′では内層コイル
2′と外層コイル3′とのコイル素線#6と#7′、
#5と#6′…が相互に接続されて電機子が構成
される。
2′と外層コイル3′とで電機子1′を構成し、コ
イル端面A′では内層コイル2′と外層コイル3′
とのコイル素線#1と#1′、#2と#2′…が相
互に接続され、コイル端面B′では内層コイル
2′と外層コイル3′とのコイル素線#6と#7′、
#5と#6′…が相互に接続されて電機子が構成
される。
従来の電機子は、コイル素線の端面接続におい
て次に述べるような問題があつた。
て次に述べるような問題があつた。
第5図イおよびロは従来の電機子のコイル素線
の端面の接続方法を説明するための図である。第
5図イはコイル素線の端末を示した図で、コイル
素線を接続するには、接続すべきコイル素線#1
および#1′の端末にVポンチ(図示せず)を用
いてVノツチ4を両素線に連接して加工する。こ
のVノツチ4に補助材5を圧入した後レーザ6に
より熔接接合する。ところが前記製造方法におい
て次に述べる問題が発生している。
の端面の接続方法を説明するための図である。第
5図イはコイル素線の端末を示した図で、コイル
素線を接続するには、接続すべきコイル素線#1
および#1′の端末にVポンチ(図示せず)を用
いてVノツチ4を両素線に連接して加工する。こ
のVノツチ4に補助材5を圧入した後レーザ6に
より熔接接合する。ところが前記製造方法におい
て次に述べる問題が発生している。
第6図は従来の製造方法の問題点を説明する図
である。コイル素線#1にVポンチ7でVノツチ
4を加工する際に、図の矢印Aで示す方向へのコ
イル素線の塑性流動により、Vノツチ4の側縁8
が盛り上りを生じ、この側縁8とVポンチ7の肩
9とが当接してVポンチ7はVノツチの設定の深
さHまで入らず、それぞれのコイル素線において
Vノツチの深さにばらつきを生じ信頼性を低下さ
せる欠点となる。また、側縁8に盛り上りが生じ
るとVポンチ7の肩9により側縁8が押えられて
その力の逃げ場がなく、図に示す如くすでに加工
したVノツチ4′が変形してしまうという問題が
あり、この変形は補助材の圧入を困難とするばか
りでなくその信頼性を低下させる欠点となる。
である。コイル素線#1にVポンチ7でVノツチ
4を加工する際に、図の矢印Aで示す方向へのコ
イル素線の塑性流動により、Vノツチ4の側縁8
が盛り上りを生じ、この側縁8とVポンチ7の肩
9とが当接してVポンチ7はVノツチの設定の深
さHまで入らず、それぞれのコイル素線において
Vノツチの深さにばらつきを生じ信頼性を低下さ
せる欠点となる。また、側縁8に盛り上りが生じ
るとVポンチ7の肩9により側縁8が押えられて
その力の逃げ場がなく、図に示す如くすでに加工
したVノツチ4′が変形してしまうという問題が
あり、この変形は補助材の圧入を困難とするばか
りでなくその信頼性を低下させる欠点となる。
(発明の目的)
本発明は上記欠点に鑑みて提案されたものであ
つて、無鉄芯電機子の製造方法において、コイル
素線端面の接続のためのVノツチの深さの安定化
と、隣接するVノツチの変形を防止し、補助材埋
め込みの信頼性を向上することを目的とする。
つて、無鉄芯電機子の製造方法において、コイル
素線端面の接続のためのVノツチの深さの安定化
と、隣接するVノツチの変形を防止し、補助材埋
め込みの信頼性を向上することを目的とする。
(発明の開示)
本発明は上記目的を達成するため内層コイルと
外層コイルとを配設し、前記内層コイルと外層コ
イルとのそれぞれのコイル素線の端面とを接合す
る無鉄芯電機子の製造方法において、肩に凹部を
有するVポンチを用いて接続すべきコイル素線相
互に同時にVノツチを形成することによりコイル
素線の塑性流動を吸収し、形成されたVノツチに
補助材を圧入したのち熔接接合することを特徴と
する無鉄芯電機子の製造方法を要旨とするもので
あります。
外層コイルとを配設し、前記内層コイルと外層コ
イルとのそれぞれのコイル素線の端面とを接合す
る無鉄芯電機子の製造方法において、肩に凹部を
有するVポンチを用いて接続すべきコイル素線相
互に同時にVノツチを形成することによりコイル
素線の塑性流動を吸収し、形成されたVノツチに
補助材を圧入したのち熔接接合することを特徴と
する無鉄芯電機子の製造方法を要旨とするもので
あります。
以下に本発明の一実施例を図面に沿つて説明す
る。
る。
第1図イ,ロおよび第2図は本発明の一実施例
を説明するための図である。本発明は第3図また
は第4図で例示した無鉄芯電機子の製造に関する
もので、第1図イおよびロはVノツチの加工を説
明する図、第2図はVノツチの加工に使用するV
ポンチを示す図である。
を説明するための図である。本発明は第3図また
は第4図で例示した無鉄芯電機子の製造に関する
もので、第1図イおよびロはVノツチの加工を説
明する図、第2図はVノツチの加工に使用するV
ポンチを示す図である。
第1図イおよびロにおいて、内層コイル2と外
層コイル3とのそれぞれの接続すべきコイル素線
#1および#1′の接続にあたつては、まずVポ
ンチ10でVノツチ4を加工し、加工されたVノ
ツチに補助材5を圧入し、コイル素線#1および
#1′と補助材5とをレーザで熔接接合する。
層コイル3とのそれぞれの接続すべきコイル素線
#1および#1′の接続にあたつては、まずVポ
ンチ10でVノツチ4を加工し、加工されたVノ
ツチに補助材5を圧入し、コイル素線#1および
#1′と補助材5とをレーザで熔接接合する。
第2図は接続工程において使用するVポンチ先
端の斜視図を示した図で、Vポンチ10の肩は凹
部11が設けてある。このVポンチ10を用いて
Vノツチ4を加工した場合、コイル素線の塑性流
動を生ずるが、Vポンチ10の肩に凹部11が設
けてあるため、塑性流動は図の矢印B方向にのみ
作用し、Vノツチ4の側縁8の盛り上りはVポン
チ10の凹部11に逃げる。この側縁8の盛り上
がりが凹部11に逃げることにより、Vポンチ1
0はVノツチ4の設定された深さHまで達すると
ともに、隣接した既設のVノツチ4′を変形する
ような力は作用しない。
端の斜視図を示した図で、Vポンチ10の肩は凹
部11が設けてある。このVポンチ10を用いて
Vノツチ4を加工した場合、コイル素線の塑性流
動を生ずるが、Vポンチ10の肩に凹部11が設
けてあるため、塑性流動は図の矢印B方向にのみ
作用し、Vノツチ4の側縁8の盛り上りはVポン
チ10の凹部11に逃げる。この側縁8の盛り上
がりが凹部11に逃げることにより、Vポンチ1
0はVノツチ4の設定された深さHまで達すると
ともに、隣接した既設のVノツチ4′を変形する
ような力は作用しない。
(発明の効果)
以上述べた如く、本発明によれば次の効果を奏
する。
する。
(a) Vノツチの深さが安定する。
(b) 隣接するVノツチの変形が小さくなる。
(c) 上記(a)および(b)により補助材埋込み工程の信
頼性をはかることができる。
頼性をはかることができる。
第1図イおよびロは本発明の一実施例を説明す
る図、第2図は本発明に使用するVポンチの斜視
図、第3図イ,ロおよび第4図イ,ロは無鉄芯電
機子の一例を示す図、第5図イ,ロおよび第6図
は従来のコイル素線の接続を説明する図である。 #1,#1′…コイル素線、4,4′…Vノツ
チ、10…Vポンチ、11…凹部、12…Vノツ
チの側縁。
る図、第2図は本発明に使用するVポンチの斜視
図、第3図イ,ロおよび第4図イ,ロは無鉄芯電
機子の一例を示す図、第5図イ,ロおよび第6図
は従来のコイル素線の接続を説明する図である。 #1,#1′…コイル素線、4,4′…Vノツ
チ、10…Vポンチ、11…凹部、12…Vノツ
チの側縁。
Claims (1)
- 1 内層コイルと外層コイルとを配設し、前記内
層コイルと外層コイルとのそれぞれのコイル素線
の端面とを接合する無鉄芯電機子の製造方法にお
いて、肩に凹部を有するVポンチを用いて接続す
べきコイル素線相互に同時にVノツチを形成する
ことによりコイル素線の塑性流動を吸収し、形成
されたVノツチに補助材を圧入したのち熔接接合
することを特徴とする無鉄芯電機子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61248564A JPS63103643A (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 無鉄芯電機子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61248564A JPS63103643A (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 無鉄芯電機子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63103643A JPS63103643A (ja) | 1988-05-09 |
JPH0353855B2 true JPH0353855B2 (ja) | 1991-08-16 |
Family
ID=17180021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61248564A Granted JPS63103643A (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 無鉄芯電機子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63103643A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001309969A (ja) | 2000-04-28 | 2001-11-06 | Gunze Ltd | 人工硬膜 |
BRPI0621587A2 (pt) * | 2006-04-10 | 2011-12-13 | Ethicon Inc | tecido em multicamadas reforçado e absorvìvel para uso em dispositivos médicos e método de fabricação |
-
1986
- 1986-10-16 JP JP61248564A patent/JPS63103643A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63103643A (ja) | 1988-05-09 |
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