JPH03505109A - 壁パネルシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 壁パネルシステム この発明は壁に組合わせて棚、キャビネットおよび他の対象物を支持するための インテリア取付家具（家具取付け）システムに関し、ここでは個々の対象物が、 対象物の背面から斜め外方及び下方に向かう支持ビン又は支持フックにより、荷 重吸収支持手段として設計された同等固定孔を介して、壁に対して別個に支持さ れるようになっている。

構造棚はノルウェイ特許第１１９，３７４号明細書に記載されており、これは壁 に沿って、あるいはスタンドに配置された垂直支持バーの形態を有する支持手段 を備え、前記壁またはスタンドには家具要素、たとえばキャビネット及び棚のた めの、斜め下方に延びる対応支持ビンまたは支持フックを受容する斜め下方に延 びる単一または複数の列の固定孔が設けられている。このタイプの構造棚は特定 のモジュールシステムにおいて、キャビネット及び棚のような家具要素を、相互 に異なる高さ位置で列をなして固定することを可能にしている。構造棚は相互に 異なる高さ位置に家具要素を調整することがある程度可能な、壁セクシヨン家具 の形成を可能にしているが、他方で、相互に列をなして保持される各家具要素に 関して、一様な長さのものの利用に限定されていた。構造棚は、各対の支持バー に固定されて相互に垂直方向に配置される列をなす家具要素から構成されて、列 をなして配置される２またはそれ以上の壁セクションにより建造され得る。支持 バーは壁に直接固定的にねじ込まれるか、あるいは床基部に載置される家具要素 に固定的にねじ込まれる。既知の構造棚は利用の可能性が制限されており、その 理由は、それが事務所用家具または家庭用家具として主に適用されると共に、棚 が壁または多少独立したスタンドに直接固定されているからである。さらに通常 の構造棚は、比較的コンパクトに、かつ垂直方向に列をなして配置される家具要 素、そして支持バー間の距離に限定された長手方向寸法を有する前述の家具要素 と組合わされる比較的制約を受けるシステムとしてのみ利用可能であるにすぎな かった。

この発明においてその目的は、極めて融通性を有するインテリア取付家具システ ムを提供することである。その目的は、垂直支持バーに沿って列をなして分配さ れる制約を有する通常の固定孔の代わりに、大きな壁面にわたって分配される特 定のモジュールシステムの固定孔を利用することである。これに関して、この目 的はキャビネット及び棚のような家具要素を、他の任意の対象物、例えば特定の モジュールシステムの範囲内で相互に異なる寸法を有する絵画及び他の写真、フ ラワーディスプレイ及び類似物と共に利用できるようにすることである。

特にこの目的は、異なるそして任意の幅寸法を有する対象物を、所望によりかつ 必要により、壁面に沿い相互に異なる垂直及び水平位置に設置できるようにする ことである。言い換えると、この目的は特定のモジュールシステムに適用される 対象物を、より融通性を有する形態ですなわち制約が少ない設計形態において、 そして壁面に沿って広範なバリエーションで、利用できるようにすることである 。この目的は対象物を、例えば垂直面及び水平方向に整合された列をなして、あ るいは相互に任意の水平及び垂直位置において、かつ相互に垂直及び水平の両方 向において任意の距離を有して正確に配置できるようにすることである。

これはこの発明において、各支持要素が比較的厚肉の木材プレート、あるいは類 似の剛性壁面形成材料、及び一対の関連するプレート保持ポストにより形成され 、かつプレート及び関連ポストに共働するホゾ穴及びホゾが設けられると共に、 相互にホゾ穴及びホゾ係合を行うにあたり、プレート及びポストを相互に局部的 にロックする別のロック手段が設けられ、さらにプレートに垂直及び水平方向に 列をなして通常の形態で設計されると共に、プレートの主な面に対して斜め内方 及び下方に延設される固定孔を、プレートに特定のモジュールシステム（ａｔｂ ）により配置されるように構成することにより達成される。

ここに提案されるインテリア取付家具システムにより、特定のモジュールシステ ムにおいて壁面に垂直及び水平の列をなす固定孔が形成され得ると共に、異なる 対象物が所望により一つの同一プレートに、あるいは２つまたはそれ以上の相互 に密着するプレートに、プレート間の結合部の重ね合わせ中に、必要に応じて所 定位置に固定され得る。

インテリア取付家具システムはさらに、各壁セクションが前記プレート、及び好 ましくは木材からなる枠組から構成されると共に、この枠組が、プレートの２つ の両垂直側端部に端部材を形成する一対のポスト部材、およびポスト間に横方向 に延びるスペーサ手段、あるいはポスト間に横方向に延びる一対のスペーサ手段 からなり、各プレートがその垂直に延びる側部に沿って、各ボスト部材の横向き 支持溝に導入されるようにされ、その場合、ボスト部材の前面はプレートの前面 と同一平面内にあると共に、プレートの各ボスト部材が、プレートに対してその 背面に緊密に延びる単一または複数のスペーサ要素を介して、関連プレートに対 して固定可能であり、かつスペーサ要素およびポストに設けられる共働ロック手 段が、ポストを把持作用によりその中間プレートに固定し、同時にプレートを垂 直方向に保持することを特徴としている。

この発明のインテリア取付家具システムにより、必要により既存の壁あるいは全 体的に独立した別個の壁構成により、独立壁面構造を建造することができる。言 い換えると、単一または複数の壁セクションとは別に壁面または壁を、全体的ま たは部分的に、壁セクションが形成されるべき空間の壁構造から独立して建造す ることができる。このインテリア取付家具システムの独立壁構造または壁面構造 において、重量荷重が壁セクションの対象物から、床基部へ直接伝達されること が可能であり、その理由は、壁セクションのプレートを床基部に直接載置させる ことが可能であると共に、プレートが隣接ポストを介して垂直方向に支持および 保持されるからである。

さらに、スペーサ要素が、その長手方向において少なくとも点状に、そして好ま しくはプレートに対面する各スペーサ要素面の実質的な表面積において、プレー トに固定的に連結されることが好ましく、その場合プレートが水平方向に保持さ れ、スペーサ要素は２つの水平な列をなすプレート中の固定孔間の中間空間に配 置されることが好ましい。

単一または複数のスペーサ要素を所望により、永久的結合状態でプレートに直接 固定することが可能であり、それによりプレートおよびポストの取付けが容易に なると共に、プレートをポスト間の領域に、水平に有効に保持することが可能に なる。

こうして、スペーサ要素に接触させるために必要になる種々の対象物のための固 定ピンまたは固定フックを必要とすることなく、プレートを水平方向に有効に支 持および保持することができる。

特に好ましい解決法として、ポストまたは少なくとも所定のポストに、プレート の各側端部を長手方向に保持するため一対の横方向反対向きの支持溝が設けられ 、この場合、前記ポストは関連する２つの隣接壁セクションの各対のプレート間 に連結手段を形成しておりまた所定の、一対のスペーサ要素の共働ロック手段の ための共通ロック手段を形成している。

この発明において、壁構造または隣接する天井に直接壁セクション（単一または 複数）を連結する必要なしに、永久壁構造により壁セクション（単一または複数 ）を設置すること、そして壁セクション（単一または複数）を隣接する天井に連 結する必要なしに、前述壁セクションからなる独立壁構造を設置することが可能 であり、その場合、プレートの固定孔に固定され得る関連支持フックおよび可能 な付加的固定手段を介してプレートに固定されると共に、床基部に支持されるキ ャビネットのような対象物は、関連壁セクションのための床支持手段を形成して おり、また対象物には壁がら水平に間隔を有する位置に、対象物の垂直位置、し たがって床に対する壁セクションの垂直位置を調整するための調整手段が設けら れる。

こうして、壁セクションを壁構造として設置することが可能になり、かつ調整手 段を取付は後に特に可視状態にする必要なく、かつ残りの固定手段を壁セクシヨ ン自体に示される必要なく、キャビネットの前方下部の調整手段を介してキャビ ネットおよび床間に引張り力を作用させることにより、壁セクションを壁構造の 上端部に対して内向きに押圧させることが可能になる。

また、壁セクションは背部に直立する壁構造上の所定位置に、たとえば壁セクシ ョンの所定固定孔を通過する固定手段を介して、壁構造に係止される固定手段に より固定することができる。

壁セクションが空間隔壁と組み合わせて、例えば、独立総壁または独立半壁（天 井からある程度の距離において終わる壁）の形態で利用される場合は、この発明 においては、ポストの垂直側端部またはその各垂直側端部に、第１固定孔保持プ レートをその主側面が同一平面内にあるように支持する第１支持溝と、第２プレ ート、好ましくは第２固定孔保持プレートをその反対側の主側面が同一平面内に あるように支持する第２支持溝とが設けられて独立する複面壁セクションを形成 する特徴を有している。

言い換えると、所定のプレート、例えば独立壁構造の一側部のプレートに固定孔 が設けられると共に、残りのプレート、例えば独立壁構造の他側部のプレートに は前述のような固定孔が設けられていない壁面構造または壁構造を利用すること ができる。

前記第１および第２プレートおよび各プレートの関連スペーサ要素間の中間空間 において、必要により絶縁材料を受容する中間空間を画定することができる。所 望により壁セクションは、製造場所においてスペーサ要素を固定されたプレート を用意し、絶縁材料を充填し、続いてポストおよび壁セクションの底部および／ または頂部に沿う可能なカバーストリップにより、中間空間を封鎖することによ り使用位置に設置することができる。

また、製造場所からの第１および第２プレートが、共通のセットのスペーサ要素 を介して相互に剛性結合され得ると共に、所望により絶縁材料がプレート間の所 定位置に取付けられる。

明らかなように、プレート、スペーサ要素、ポスト、および必要に応じて絶縁材 料を使用場所において直接建造設置することも可能である。

この発明の別の特徴は、図面に関連する以下の説明から明らかになるであろう： 第１図は、縁壁構造の形態を有するこの発明のインテリア取付家具システムの垂 直立面図、 第２図は、組合わされた縁壁および半壁構造の形態を有するこの発明のインテリ ア取付家具システムの垂直立面図、 第３図は、この発明の壁構造の部分水平断面図、第４図は、この発明の壁構造の 部分垂直断面図、第５図は、第４図の５−５線に沿う断面図、第６図は、壁構造 に掛止され得る家具の一部の一隅部の部分垂直断面図、 第７図は、壁プレートおよび壁プレートに掛止にされ得る家具の一部の垂直断面 図、 第８図は、一部が壁構造に掛止され得ると共に、一部が基部に支持される家具の 垂直断面図、第９図は、この発明の関連ボストを有するプレートの別の構造形態 を示す平面図、 第１０図は、相互に結合される状態にあるプレートおよび関連ポストの部分斜視 図、 第１１図および第１２図は、２つの異なる相互固定形態にあるキャビネットセク ションおよびプレートの部分側立面図および部分垂直断面図。

第１図において、縁壁構造の壁構造１ｏを有するインテリア取付家具システムが 示され、ここで壁は天井１１から床１２まで連続して延設されている。壁構造１ ０は多数（ここでは７部が示されている）の壁セクション１０ａ〜Ｌｏｇからな り、それぞれは枠組１４．１５および関連する連結手段１６に連結される壁プレ ート１３を備える。枠組は、垂直ポスト１４であって、関連する壁プレート１３ のそれぞれの垂直側端部１３ａに沿って配置される垂直ボスト１４、および壁プ レート１３の背面に配置される水平クロス部片１５（第１図に破線で示される） から構成される。壁プレートの上方部分および下方部分に配置される２つのクロ ス部片１５は、壁プレート１３の背部に所定距離だけ突出する隣接ポスト１４に 対して両端部に連結される。連結手段１５およびポスト１４は、詳細を後述する ように、２つの隣接壁セクションに対して共通であることが好ましい。

各プレート１３には水平および垂直方向に列をなす固定（取付け）孔１７が設け られ、この孔は前面からプレート１３を通過して、斜め下方および内方へ延設さ れている。ここには水平距離■および垂直距離上を有する固定孔モジュールシス テムが示されている。図示の実施例において、距離■は距離上に等しいが、これ らの距離は実際には、所望により異なるものにすることができる。

この孔は、ポストに対して距離ｌが各壁セクションおよび縁壁構造の幅の倍数を 構成するように設計される。距離ｌおよび／または−ｂ−は、たとえば５，１０ または１５ｃｍの長さを有することができる。

図示の実施例において、すべてのプレート１３に固定孔１７が設けられているが 、実際には同一システムにおいて好ましいと考えられる場合は、所定プレートに は固定孔が設けられ、また残りのプレートには固定孔が設けられていない形態の ものを利用することができる。

第１図において、純粋に例示の目的で２種の家具、例えば２つのキャビネット１ ８が示され、これらは壁構造のそれぞれの孔に受容されるようにした、斜め下方 及び外方（第７図に示される形態において）に向けられるそれぞれの対のビンに より、それ自体既知の方法により吊り下げられる。２つのキャビネットは各端部 において、それぞれ２つの相互に密着した壁構造、それぞれ１０ｃ。

１０ｄおよび１０ｅ、１０ｆに固定された状態で示されると共に、壁構造上での それぞれの高さ位置が示されている。この種の家具または関心を引く他の対象物 は、所望および必要により、壁構造上の任意の位置に固定され得る。固定孔のモ ジュールシステムに関する距離ｌに対応するモジュールシステムにおいて、家具 に固定されるための家具用支持ビンが用意される。壁構造に固定されるべき家具 について、上方および下方の両支持ビンが利用される場合は、明らかなように、 支持ビン間の垂直距離に関して、固定孔の距離上についてのモジュールシステム と同一のモジュールシステムが選択される。

第２図において別の壁構造、すなわち組合わされた縁壁及び単壁構造が示されて いる。図示の実施例において壁構造は、壁構造１０における壁セクションに対応 する２つの壁セクション２０ａ、２０ｂと、壁構造１０における壁セクションに 対応する設計形態であるが、それより高さがいくらが低い４つの壁セクション２ ０ｃ〜２゜ｆとから構成されている。

また、縁壁構造は単壁構造（図示しない）に形成することができる。

第２図において、純粋に例示のために、すべての壁セクション２０ａ〜２０ｆに 掛渡される長尺家具構造物２８、および２つの壁セクション、すなわち壁セクシ ョン２０ａおよび２０ｂに掛渡される家具が示されている。

前述の実施例において壁構造は、既存壁または端部を接して配置される既存の木 材構造物に対してそれ自体支持される壁、またはその表面壁として固定される壁 から構成されている。枠組を介して相互に固定される壁プレートを有する図示の 構造の代わりに、所望により枠組を備えないと共に、端部同士を通常の壁パネル または天井パネルプレートと同様にホゾ穴およびホゾにより相互に結合される単 壁プレートを利用することができる。この種の単壁プレートは例えば、端部を接 して配置される木材（はり）構造または他の適切な基体に、壁プレートの固定孔 に受容される固定手段により固定され得る。

第３図〜第５図において、壁構造３０が独立隔壁として利用される別の構造物が 示されている。この種の隔壁は例えば、第１図または第２図に示されるものと類 似の構造を有するように設計され得る。ここには共通ポスト３４および共通連結 手段３６を介して、相互に連結される２つの壁セクション３０ａ及び３０ｂの一 部が示される。壁の一面に一対の第１壁プレート３３ａが、そして壁の他面に一 対の第２壁プレート３３ｂが示される。第５図において、壁の一面上の一方の壁 プレート３３ａのみが示されており、壁セクションは所望により、このような状 態において機能的問題を生じることなく利用され得る。壁プレート３３ａおよび ３３ｂにはそれぞれ、各フランジ部分３３ａ′および３３ｂ′が設けられ、これ らフランジ部分はポスト３４の各溝３４ａ、３４ｂに受容されて、壁プレートの 外面はポストの隣接外面と正確に同一平面をなすように構成される。壁プレート ３３ａおよび３３ｂは２つの関連ボスト３４間の所定位置に、調整自在な張力手 段３６ａ、３６ｂおよび３６　ｃ、　　３６　ｄおよび３６ｅ、および水平に延 設されるクロス部片３５によりクランプされる。

第１グループの張力手段はビン形手段３６ａがらなり、その２つの端部にそれぞ れ、ロック溝３６ａ′およびロックヘッド３６　ａ”が備えられている。張力手 段３６ａは、ボスト３４を通して横方向に延設される孔３４ｃに密嵌関係で通過 されるようになっている。張力手段３６ａは、共通ボスト３４に対して密着する ２つの各クロス部片３５の関連する端部開口３５ａ内の内方に端部でねじ込まれ るようになっている。孔３５ａは各関連クロス部片の横開口空所３５ｂに開口し ている。空所内に円形ディスク３６ｂ′の形状を有する偏心ロック３６ｂが設計 され、張力手段３６ａのヘッド３６ａ”の直後の溝３６ａ′に係合される関連偏 心カム３６　ｂ”が備えられており、空所内で、例えば溝３６゛にねじドライバ を導入することにより偏心ロックを回転することにより、予め一方のクロス部片 ３５をポスト３４の一面に対して引張ることができ、それから同様に、第２クロ ス部片３５をボスト３４の反対側に引張ることができ、従って、これらクロス部 片が共通の引張り力により、がっ共通の張力手段３６ａにより、共通ボスト３４ に連結される。

壁構造の一端部においては、壁プレート３３ａおよび３３ｂを固定するために、 ボスト３４の一面のみが利用される。この場合は第２グループの張力手段が利用 され、これは張力手段３６ｄに係合されるための偏心ロック３６ｂに対応する偏 心ロック３６ｃを備え、張力手段３６ｄにはその一端部のみに、ロック溝３６ｄ ′およびロックヘッド３６　ｄ”が設けられている。張力手段３６ｄは他端部に 外ねじ３６　ｄ”’が設けられ、外ねじ３６　ｂ”’は調整スリーブ３６ｅの形 態を有する別の張力手段の同等内溝３６ｅ′と共働するようになっている。スリ ーブ３６ｅには、関連ねじドライバ溝３６　ｅ”’を有するヘッド３６８″が設 けられる。スリーブ３６ｅを調整することにより、クロス部片３５は端部ポスト ３４に固定され得る。

最後に、端部ボストは例えば、カバーストリップ３７　（第３図に破線で示され る）でカバーされ得る。

第４図および第５図に示されるように、張力手段３６ａの外側において、それぞ れ各面に設けられる２つのガイドビン３８ａおよび３８ｂが利用される。ガイド ビン３８ａおよび３８ｂはボスト３４のそれぞれの孔を通過して、隣接クロス部 片３５のそれぞれの孔３５ｃおよび３５ｄ内へ突出している。第５図において、 クロス部片３５およびプレート１３間に間隙３９が示され、この間隙３９は所望 により、絶縁材料を受容することができる。

また、クロス部片３５はプレート１３に押圧され得ると共に、所望によりこれに 剛性結合される。

第５図において、相互に配列された２つの固定孔１７が示されており、これらの 孔１７は斜め下方に延設されると共に、前述の距離ｉに対応する相互距離を有し ている。図示の実施例において、クロス部片３５には距離上よりいくらか小さい 高さ寸法が設けられ、したがってクロス部片は、プレート１３に吊下げられる対 象物に固定される支持フックまたは支持ビンに衝突することがない。

第６図および第７図において、プレート１３に吊下げられる家具４１　（例えば 、キャビネット、棚または類似物）の隅部の一部が示される。家具４１には垂直 側部材４１ａおよび水平頂部材４１ｂが設けられる。側部材の背面に支持フック ４２を受容する空所４１ａ’が形成されており、支持フック４２は空所４１ａ゛ の所定位置に、固定釘４３により固定される。支持フック４２は、空所４１ａ′ の端面に対する支持体を形成する垂直に延設される内部脚部４２ａ１および空所 の１つの上側面に対する支持体を形成する、内部脚部から角度をなす水平に延設 されるウェブ部４２ｂを備える。ウェブ部の反対側端部から支持フックの支持ビ ンを形成する外部脚部４２ｃが、空所４１ａ′から外方へそして斜め下方へ突出 している。第６図および第７図に一部が示されている家具は、家具の雨上部隅部 の各々に支持フックを備え家具をプレート１３に取付ける場合、支持フックの支 持ビンがプレート１３のそれぞれの関連固定孔１７に挿入され、家具が自己ロッ ク形態でプレート１３上に有効に固定され、家具の下部はたとえば、直接プレー トに対する支持当接部を形成するか、あるいは所望により、床基部に載置される 。

第８図において、家具の基部プレート４１ｄを支持する前部支持板４１ｃを介し て、床基部４４に対して載置される家具の下部が示されている。この場合、弓形 部材４５が関連支持ビン４５ａによりプレート１３の固定孔１７に固定され、ま た家具の各端部に関連支持ビン４５ａにより弓形部材が固定されることが好まし い。家具が所定位置に取付けられてから、弓形部材４５が固定ねじ４６により基 部プレート４１ｄに固定される。こうして家具４１は４点（第６図及び第７図に 示されるのと同様の２つの上部点、及び第８図に示されるのと同様の２つの下部 点）において、プレート１３に固定される。家具４１により、独立壁が関連プレ ート１３を介して支持され得る。

第８図において、家具の位置、したがって隣接壁の垂直平面に対する位置を調整 する調整機構が示されている。

床基部４４に対する支持体を形成する支持足４７ａを備える支持脚部４７が示さ れている。支持脚部４７は他端部にスクリューねじ部４７ｂが設けられ、このね じ部４７ｂは固定弓形部材４８の上部脚部４８ａのスクリューねじ孔に係合する と共に、支持脚部のねじ無し下部４７Ｃは、固定弓形部材４８の下部脚部４８ｂ のねじ無し孔に係合する。固定弓形部材はスクリュー４９により、支持板４１ｃ の背面にねじ固定される。支持脚部の最上端にねじドライバ（図示しない）を受 容する溝４７ｄが形成されて、床基部４４の上方の支持板の距離を調整するよう になっている。

図示の実施例において、床または天井に対する壁セクションの特別の固定方法は 示されていないが、所望位置において固定が可能であることは明らかであろう。

その代り、あるいはそれに加えて、壁セクションは関連する（図示しない）天井 ストリップおよび床ストリップにより所定位置に固定することが可能で、これら ストリップは壁セクションと天井および床との間の結合部を、所望位置において 被覆するようになっている。

第９図において、多数の共働壁セクションの一つが示されている。各壁セクショ ンは２つのポスト５０，５１および中間プレート５２からなり、所定のポスト（ この場合はボスト５１）は、２つの隣接セクションのための共通ボストとなって いる。各ポストにはその一側面５０ａおよび５１ａに垂直に延びるホゾ穴５３が 設けられ、このホゾ穴５３はプレート５２のそれぞれ対応する垂直側端部５２ａ および５２ｂに沿う対応ホゾ５４と共働する。一方のボスト５１において、その 両側面５１ａおよび５１ｂに対応ホゾ穴５３が示されているが、包含される２つ の壁セクションが鋭角または鈍角で相互に密着している場合は、これらのホゾ穴 は一対の両側面の代わりに、一対の包含される側面に形成することができる。

第９図および第１０図に示されるように、各ポストにはＬ字形の固定付属具５５ が設けられる。付属具の一方の脚部５５ａは一点鎖線５６で示されるように、そ れぞれ対の固定スクリュー（第９図にはその一方のみ示される）により、ポスト に固定される。第２脚部５５ｂには、固定スクリュー５８のガイド部５８ａを受 容する固定孔５７が設けられる。ガイド部５８ａの一側部に、ねじヘッド５８ｃ で終わる円錐首部５８ｂが示されると共に、ガイド部５８ａの他側部には、固定 ナツト５９を受容するねじ保持部５８ｄが示されている。第９図に示されるよう に、固定スクリュー５８のヘッド５８ｃはプレート５２の前面５２ｃ内の横空所 ６０に受容されると共に、固定スクリューの円錐首部５８ｂは同等の円錐空所６ １に受容される。首部５８ｂおよび空所６１の円錐面により、ポストおよびプレ ート間のホゾ穴およびホゾ係合は、ホゾをホゾ穴内へ横内方に対応して押圧移動 することにより、相互に正確な位置において保証される。

第１０図において、固定付属具、固定スクリューおよび固定ナツトを介してポス トおよびプレートを相互にロックするにあたり、ホゾ穴およびホゾ結合を介して 相互に押圧する用意がされたポストおよびプレートが示される。実際には、ポス トおよびプレート間の正確な係合を保証するために、通常は各ポストおよび各関 連プレート間に、上部及び下部固定付属具が利用される。

プレートには列をなして垂直に延設される溝６２が設けられ、これらの溝６２は 垂直な列６３をなす関連固定孔６４と整合するように那々に延設されており、ま た固定孔６４は前面５２ｃに対して斜め下方および内方に向けて、プレートに貫 設されている。特に、固定孔６４はプレートの底部溝６２から背面５２ｄまで延 設されると共に、たとえばプレート５２の肉厚のほぼ３／４にわたって延びてい る。

溝６２により第１に、プレート５２に好ましいデザイン効果が達成され、したが ってプレートの孔の印象はある程度暗いものとなり、溝に集中される。第２に、 キャビネットセクション６５または類似家具の支持ビン６６を、関連支持フック ６７によりプレート５２の関連固定孔６３に挿入する間、前記溝がガイド溝を形 成することができるという利点が得られる。このようなガイド形態は第１１図お よび第１２図に示されている。

第１１図に示されるように、関連支持フック６７の支持ビン６６は、支持ビン６ ６および支持フック６７の残りの部分６７ｂ、６７ｃ間の移行部分６７ａにおい て丸められている。図示される溝６２がプレート５２に利用された場合、移行部 分６７ａはその部分が固定孔の外端部に作用することなく、溝６２に受容され得 る。言い換えると、溝６２により、支持ビン６６と固定孔を包囲する材料との間 に有効支持当接状態が保証される。さらに支持ビンにより、プレート５２の前面 ５２ｃおよびキャビネットセクション６５の背面６５ａ間の平面的な支持接触状 態を構成させることができる。こうして、キャビネットセクションの支持ビン間 の固定領域において、プレートおよび、キャビネットセクション間の相互支持お よび、支柱により、プレートおよびキャビネットセクション間に面同士の有効な 支持接触状態が保証される。

国際調査報告 ｔｍｅｆｆｌｅＩＩ６ＭＩＡ−１１Ｉ１ｍｌａＩＩＩＩ＠、ＰＣＴ／ＮＯ８９１ ０００５Ｂ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．壁（１０，２０，３０）と組合せて棚、キャビネット（１８）および他の対 象物を支持するためのインテリア取付家具システムであって、個々の対象物が、 対象物の背面から斜め外方および下方に向けられた支持ピン（４５ａ）または支 持フック（４２）により、荷重吸収支持手段として設計された同等の固定孔（１ ７）を介して、壁に対して別個に支持されるようにしたシステムにおいて、各支 持要素が木材からなる比較的厚肉のプレート（１３，３３，５２）または類似の 剛性壁面形成材料、および一対の関連するプレート保持ポスト（１４，３４，５ ０，５１）により形成されること、プレート（１３，３３，５２）および関連ポ スト（１４，３４，５０，５１）に共働するホゾ穴（３４ａ，３４ｂ，５３）お よびホゾ（３３ａ，３３ｂ，５４）が設けられると共に、プレートおよびポスト を相互にホゾ穴およびホゾ係合により相互に局部的にロックするための別のロッ ク手段が設けられること、そしてプレートに垂直および水平の列をなして通常形 態で設計されると共に、プレートの主面に対して斜め内方および下方に延設され る固定孔（１７）が、プレートに特定のモジュールシステム（ａ，ｂ）により配 置されることを特徴とするインテリア取付家具システム。
2. ２．各壁セクション（１０ａ〜１０ｇ，２０ａ〜２０ｆ，３０ａ，３０ｂ）が、 前記プレート（１３，３３）および好ましくは木材からなる枠組（１４，１５， ３４，３５）からなり、前記枠組が、プレート（１３，３３）の２つの両垂直側 端部の終端部を形成する一対のポスト部材（１４，３４）と、横方向に延設され るスペーサ要素（１５，３５）またはポスト間に横方向に延設される一対のスペ ーサ要素（１５，３５）とからなり、各プレート（１３，３３）はその垂直に延 びる側部に沿って、各ポスト部材（１４，３４）の横向き支持溝（３４ａ，３４ ｂ）に導入されるようになっており、ポスト部材の前面はプレートの前面と同一 平面内にあり、かつプレートの各ポスト部材（１４，３４）が、プレートの背面 でプレートに平行に延設されるスペーサ要素（１５，３５）とスペーサ要素（１ ５，３５）およびポスト（１４，３４）に設けられてポストを把持作用により中 間プレート（１３，３３）に固定すると同時に、プレートを垂直方向に保持させ るための共働ロック手段（１６，３６，３６ａ，３６ｂ，３６ｃ，３６ｄ，３６ ｅ）とを介して、関連プレート（１３，３３）に固定され得ることを特徴とする 請求項１記載のインテリア取付家具システム。
3. ３．スペーサ要素（１５，３５）が、プレートに対しスペーサ要素の長手方向に おいて少なくとも点状にかつ、プレートに対面する各スペーサ要素面の好ましく は実質的な表面積において固定結合されて、プレートが水平方向に保持されると 共に、スペーサ要素が、好ましくはプレート（１３，３３）の２つの水平方向の 列をなす固定孔（１７）間の中間空間に配置されることを特徴とする請求項１記 載のインテリア取付家具システム。
4. ４．ポスト（１４，３４）または少なくとも所定のポスト（１４，３４）に、プ レート（１３，３３）の各側端部（３３ａ′，３３ｂ′）を長手方向に保持する ための一対の横方向の反対向き支持溝（３４ａ，３４ｂ）が設けられ、前記ポス ト（１４，３４）が２つの関連する隣接壁セクション（３０ａ，３０ｂ）の一対 のプレート（１３，３９）間の連結手段を形成しており、かつ所定のポスト（３ ４）の少なくともロック手段（３６ａ）が対をなす隣接壁セクション（３０ａ， ３０ｂ）の一対のスペーサ要素（３５）の共働ロック手段（３６ａ）の共通ロッ ク手段を形成することを特徴とする請求項２または３記載のインテリア取付家具 システム。
5. ５．隣接する床に支持されると共に、関連支持ピン（４５ａ）および／または支 持フック（４２）、およびプレートの固定孔に固定可能な付加的固定手段を介し て、プレート（１３，３３）に固定される対象物、たとえばキャビネット（４１ ）が、関連壁セクションのための床支持手段を形成しており、前記対象物が壁か ら水平方向に間隔を有する位置に調整手段（４７，４８）が設けられ、床に対す る垂直位置において、対象物の位置、したがって壁セクションの位置を調整する ようにしたことを特徴とする請求項２，３または４記載のインテリア取付家具シ ステム。
6. ６．垂直側端部または各垂直側端部におけるポスト（３４）に、一方の主側面と 同一平面内で第１固定孔保持プレート（３３ａ）を支持するための第１支持溝（ ３４ａ）および反対側の主側面と同一平面内で第２プレート（３３ｂ）を、好ま しくは第２固定孔保持プレート（３３ｂ）を支持するための第２支持溝（３４ｂ ）が設けられて、独立壁セクションを形成するようにされたことを特徴とする請 求項２〜５のいずれか一項記載のインテリア取付家具システム。
7. ７．プレート（５２）の前面（５２ｃ）に、それぞれ垂直な列（６４）をなす固 定孔（６４）を包含する垂直溝が設けられ、かつ溝（６２）が好ましくは、支持 ピン（６６）の外端部に実質的に対応する横断面形状を有すると共に、溝（６２ ）が、プレート（５２）の固定孔（６４）への支持ピン（６６）の導入のための ガイド溝を形成するようになっていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか 一項記載のインテリア取付家具システム。