JPH0349014Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0349014Y2 JPH0349014Y2 JP1137985U JP1137985U JPH0349014Y2 JP H0349014 Y2 JPH0349014 Y2 JP H0349014Y2 JP 1137985 U JP1137985 U JP 1137985U JP 1137985 U JP1137985 U JP 1137985U JP H0349014 Y2 JPH0349014 Y2 JP H0349014Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- striker
- reinforcement
- deformed
- door striker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lock And Its Accessories (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車のドアをロツクするためのド
アストライカーの取付部構造に関し、特にその自
動車の側面衝突等によるドア変形時にドアロツク
とドアストライカーとの噛み合いが外れるのを防
止できるようにした構造に関するものである。
アストライカーの取付部構造に関し、特にその自
動車の側面衝突等によるドア変形時にドアロツク
とドアストライカーとの噛み合いが外れるのを防
止できるようにした構造に関するものである。
従来、自動車用ドアには、ドアを閉鎖状態に確
実に保持するためのドアロツク機構が設けられて
おり、このドアロツク機構はドア側に設けられた
ドアロツクと車体側に設けられたドアストライカ
ーとを噛み合わせるように構成されている。
実に保持するためのドアロツク機構が設けられて
おり、このドアロツク機構はドア側に設けられた
ドアロツクと車体側に設けられたドアストライカ
ーとを噛み合わせるように構成されている。
ここでドアを閉状態に確実に保持するには、上
記ドアロツク、ドアストライカーを各々ドア、車
体に強固に取付けておく必要があり、そこでドア
ストライカーの取付強度を向上できるようにした
ものとして、従来、実開昭58−191264号公報に記
載されているように、ピラーのストライカー取付
部に補強部材を配設したものがあり、この構造で
はドアを閉状態に確実に保持できる効果がある。
記ドアロツク、ドアストライカーを各々ドア、車
体に強固に取付けておく必要があり、そこでドア
ストライカーの取付強度を向上できるようにした
ものとして、従来、実開昭58−191264号公報に記
載されているように、ピラーのストライカー取付
部に補強部材を配設したものがあり、この構造で
はドアを閉状態に確実に保持できる効果がある。
ところで、上記ドアロツク機構は、勿論自動車
の側面衝突時においても、ドアが簡単には開いて
しまわないように構成されている必要がある。と
ころがこのような側面衝突等によりドアが変形す
ると、ドアロツクの車体に対する角度、位置等が
変化することが考えられ、このようにドアロツク
の位置等が変化するとこのドアロツクのドアスト
ライカーとの相対位置がずれて両者の噛み合いが
外れてしまい、ドアが開いてしまうという問題が
生じるおそれがあり、上記公報記載の構造のよう
に、単にドアストライカーの取付強度を向上した
だけでは、このようなドア変形時の噛み合い外れ
の問題には対処できない。
の側面衝突時においても、ドアが簡単には開いて
しまわないように構成されている必要がある。と
ころがこのような側面衝突等によりドアが変形す
ると、ドアロツクの車体に対する角度、位置等が
変化することが考えられ、このようにドアロツク
の位置等が変化するとこのドアロツクのドアスト
ライカーとの相対位置がずれて両者の噛み合いが
外れてしまい、ドアが開いてしまうという問題が
生じるおそれがあり、上記公報記載の構造のよう
に、単にドアストライカーの取付強度を向上した
だけでは、このようなドア変形時の噛み合い外れ
の問題には対処できない。
本考案は、このような従来の状況においてなさ
れたもので、側面衝突等によりドアが変形しても
ドアロツクとストライカーとの噛み合いが外れて
しまうのを防止できるドアストライカーの取付部
構造を提供することを目的としている。
れたもので、側面衝突等によりドアが変形しても
ドアロツクとストライカーとの噛み合いが外れて
しまうのを防止できるドアストライカーの取付部
構造を提供することを目的としている。
本考案者は、上記目的を達成するには、ドアが
側面衝突等により変形した場合は、この変形に追
従してレインフオースメントも変形するようにす
れば、ドアが変形してもドアロツクとドアストラ
イカーとの相対変位はそれほど大きくならず、従
つて両者の噛み合いが外れるのを防止できると考
えたものである。
側面衝突等により変形した場合は、この変形に追
従してレインフオースメントも変形するようにす
れば、ドアが変形してもドアロツクとドアストラ
イカーとの相対変位はそれほど大きくならず、従
つて両者の噛み合いが外れるのを防止できると考
えたものである。
そこで本考案は、ドアストライカーの取付部構
造において、ストライカーレインフオースメント
のドアストライカーを取付ける平面部の両側方に
他の部分より剛性の低い変形部を形成したもので
ある。これにより本考案では、ドアが変形してこ
れのドアロツクがドアストライカーを引つ張る
と、ストライカーレインフオースメントが上記変
形部によりドアの変形に追従して変形し、ドアロ
ツクとドアストライカーとの相対位置はあまり変
化せず、従つて両者の噛み合い状態は保持され
る。
造において、ストライカーレインフオースメント
のドアストライカーを取付ける平面部の両側方に
他の部分より剛性の低い変形部を形成したもので
ある。これにより本考案では、ドアが変形してこ
れのドアロツクがドアストライカーを引つ張る
と、ストライカーレインフオースメントが上記変
形部によりドアの変形に追従して変形し、ドアロ
ツクとドアストライカーとの相対位置はあまり変
化せず、従つて両者の噛み合い状態は保持され
る。
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例による
ドアストライカーの取付部構造を示し、図におい
て、自動車1の車体2にはドア3がヒンジ4によ
り開閉自在に装着されている。
ドアストライカーの取付部構造を示し、図におい
て、自動車1の車体2にはドア3がヒンジ4によ
り開閉自在に装着されている。
そして車体2の略中央にはアウタピラー5aと
インナピラー5bとからなるセンターピラー5が
形成されており、このアウタピラー5aのストラ
イカー取付部5cの内面にはストライカーレイン
フオースメント6がスポツト溶接にて取付けられ
ている。このストライカーレインフオースメント
6は、ドアストライカー7を取付けるための平面
部6aと、該平面部6aに続いて車体前、後方向
に折り曲げ形成された取付フランジ部6b,6c
とからなり、上記アウタピラー5aのストライカ
ー取付部5cに略沿う形状を有する板状体であ
る。上記ストライカーレインフオースメント6の
平面部6aにはアウタピラー5aを挾んでドアス
トライカー7が配置されており、これは基板7a
にコ字状の掛金7bが固着されてなるものであ
り、2つのボルト穴6dに挿通された取付ボルト
8によりストライカーレインフオースメント6に
締付け固着されている。
インナピラー5bとからなるセンターピラー5が
形成されており、このアウタピラー5aのストラ
イカー取付部5cの内面にはストライカーレイン
フオースメント6がスポツト溶接にて取付けられ
ている。このストライカーレインフオースメント
6は、ドアストライカー7を取付けるための平面
部6aと、該平面部6aに続いて車体前、後方向
に折り曲げ形成された取付フランジ部6b,6c
とからなり、上記アウタピラー5aのストライカ
ー取付部5cに略沿う形状を有する板状体であ
る。上記ストライカーレインフオースメント6の
平面部6aにはアウタピラー5aを挾んでドアス
トライカー7が配置されており、これは基板7a
にコ字状の掛金7bが固着されてなるものであ
り、2つのボルト穴6dに挿通された取付ボルト
8によりストライカーレインフオースメント6に
締付け固着されている。
そして上記ストライカーレインフオースメント
6の取付フランジ部6b,6cの各々の平面部6
aとの連結部は弧状の屈曲部となつており、この
各屈曲部には3個のスリツト6eが形成されてお
り、これにより該屈曲部は上記平面部6aよりそ
の剛性が低い変形部6fとなつている。
6の取付フランジ部6b,6cの各々の平面部6
aとの連結部は弧状の屈曲部となつており、この
各屈曲部には3個のスリツト6eが形成されてお
り、これにより該屈曲部は上記平面部6aよりそ
の剛性が低い変形部6fとなつている。
次に作用効果について説明する。
本実施例構造を備えた自動車1において、ドア
3を締めると、該ドア3のドアロツク(図示せ
ず)とドアストライカー7の掛金7bとが噛み合
い、これによりドア3は閉状態にロツクされる。
そしてこの場合、ドアストライカー7はアウタピ
ラー5aに固着されたストライカーレインフオー
スメント6に取付けられているので、従来構造の
ものと同様に、このドアストライカー7の取付強
度は大きくなつている。
3を締めると、該ドア3のドアロツク(図示せ
ず)とドアストライカー7の掛金7bとが噛み合
い、これによりドア3は閉状態にロツクされる。
そしてこの場合、ドアストライカー7はアウタピ
ラー5aに固着されたストライカーレインフオー
スメント6に取付けられているので、従来構造の
ものと同様に、このドアストライカー7の取付強
度は大きくなつている。
また上記ドアロツク状態において、自動車1の
側面に他の自動車が衝突したりしてドア3が変形
すると、従来構造のものではドアロツクとドアス
トライカーとの相対位置が変化し、そのため両者
の噛み合うが外れ易いという問題があつたが、本
実施例では、ドア3の変形に追従してストライカ
ーレインフオースメント6が変形し、上記両者の
相対位置はあまり変化しない。つまりドア3の変
形によりドアストライカー7がドアロツクに引つ
張られると、ストライカーレインフオースメント
6はその変形部6fが他の部分より剛性が低いこ
とから、内側の変形部6fがされに折れ曲がり、
外側の変形部6fが直線状に伸び、このようにし
てドア3の変形にストライカーレインフオースメ
ント6が追従して変形し、その結果ドア3が変形
してもドアロツクとドアストライカー7との相対
位置はあまり変化せず、両者の噛み合いが外れる
ことはなく、ドア3は閉状態に保持される。
側面に他の自動車が衝突したりしてドア3が変形
すると、従来構造のものではドアロツクとドアス
トライカーとの相対位置が変化し、そのため両者
の噛み合うが外れ易いという問題があつたが、本
実施例では、ドア3の変形に追従してストライカ
ーレインフオースメント6が変形し、上記両者の
相対位置はあまり変化しない。つまりドア3の変
形によりドアストライカー7がドアロツクに引つ
張られると、ストライカーレインフオースメント
6はその変形部6fが他の部分より剛性が低いこ
とから、内側の変形部6fがされに折れ曲がり、
外側の変形部6fが直線状に伸び、このようにし
てドア3の変形にストライカーレインフオースメ
ント6が追従して変形し、その結果ドア3が変形
してもドアロツクとドアストライカー7との相対
位置はあまり変化せず、両者の噛み合いが外れる
ことはなく、ドア3は閉状態に保持される。
このように本実施例では、ドアストライカー7
をアウタピラー5aに固着されたストライカーレ
インフオースメント6に取付けるとともに、該レ
インフオースメント6に剛性の低い変形部6fを
形成したので、ドアストライカー7の取付強度を
向上でき、かつドア3が変形した時は、これに追
従してストライカーレインフオースメント6も変
形してドアロツクとドアストライカー7との相対
位置の変化を抑制でき、両者の噛み合いが外れて
ドア3が開いてしまうのを防止できる。
をアウタピラー5aに固着されたストライカーレ
インフオースメント6に取付けるとともに、該レ
インフオースメント6に剛性の低い変形部6fを
形成したので、ドアストライカー7の取付強度を
向上でき、かつドア3が変形した時は、これに追
従してストライカーレインフオースメント6も変
形してドアロツクとドアストライカー7との相対
位置の変化を抑制でき、両者の噛み合いが外れて
ドア3が開いてしまうのを防止できる。
なお、上記実施例では、ストライカーレインフ
オースメント6にスリツト6eを有する変形部6
fを形成してこの部分の剛性を低くし、ドア3の
変形時にはこの部分が変形するようにした場合に
ついて説明したが、この変形部の剛性を低くする
には各種の構造が考えられ、例えば第5図に示す
ように、平面部6aにビード6gを設ける等し
て、該部分の剛性を逆に上記変形部6fより高く
してもよく、要は変形部6fの剛性を平面部6a
より相対的に低くすればよい。
オースメント6にスリツト6eを有する変形部6
fを形成してこの部分の剛性を低くし、ドア3の
変形時にはこの部分が変形するようにした場合に
ついて説明したが、この変形部の剛性を低くする
には各種の構造が考えられ、例えば第5図に示す
ように、平面部6aにビード6gを設ける等し
て、該部分の剛性を逆に上記変形部6fより高く
してもよく、要は変形部6fの剛性を平面部6a
より相対的に低くすればよい。
以上のように、本考案に係るドアストライカー
の取付部構造によれば、ストライカーレインフオ
ースメントに、ドアストライカーが取付けられる
平面部より剛性の低い変形部を形成したので、側
面衝突等によりドアが変形すればこれに追従して
上記ストライカーレインフオースメントも変形
し、ドアロツクとストライカーとの相対位置の変
化を抑制して両者の噛み合いが外れてしまうのを
防止でき、衝突時における乗員の安全性を向上で
きる効果がある。
の取付部構造によれば、ストライカーレインフオ
ースメントに、ドアストライカーが取付けられる
平面部より剛性の低い変形部を形成したので、側
面衝突等によりドアが変形すればこれに追従して
上記ストライカーレインフオースメントも変形
し、ドアロツクとストライカーとの相対位置の変
化を抑制して両者の噛み合いが外れてしまうのを
防止でき、衝突時における乗員の安全性を向上で
きる効果がある。
第1図は本考案の一実施例によるドアストライ
カーの取付部構造の断面平面図、第2図はそのス
トライカーレインフオースメントの斜視図、第3
図は上記実施例構造が適用された自動車の側面
図、第4図は上記実施例構造の正面図、第5図は
上記実施例のストライカーレインフオースメント
の変形例を示す斜視図である。 3……ドア、5……ピラー、5c……ドアスト
ライカー取付部、6……ストライカーレインフオ
ースメント、6a……平面部、6e……スリツ
ト、6f……変形部。
カーの取付部構造の断面平面図、第2図はそのス
トライカーレインフオースメントの斜視図、第3
図は上記実施例構造が適用された自動車の側面
図、第4図は上記実施例構造の正面図、第5図は
上記実施例のストライカーレインフオースメント
の変形例を示す斜視図である。 3……ドア、5……ピラー、5c……ドアスト
ライカー取付部、6……ストライカーレインフオ
ースメント、6a……平面部、6e……スリツ
ト、6f……変形部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ドアストライカーが取付けられる平面部を有
するストライカーレインフオースメントがピラ
ーのドアストライカー取付部の内面に沿つて配
設されており、上記ストライカーレインフオー
スメントの上記平面部を挾む少なくとも2箇所
に該平面部より剛性の低い変形部が設けられて
いること特徴とするドアストライカーの取付部
構造。 (2) 上記変形部は、上記平面部の両側方に屈曲部
を形成し、該屈曲部にスリツトを形成して構成
されていることを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第1項記載のドアストライカーの取付部
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1137985U JPH0349014Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1137985U JPH0349014Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61127270U JPS61127270U (ja) | 1986-08-09 |
JPH0349014Y2 true JPH0349014Y2 (ja) | 1991-10-18 |
Family
ID=30493446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1137985U Expired JPH0349014Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0349014Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2567797Y2 (ja) * | 1991-08-30 | 1998-04-02 | 日産自動車株式会社 | ドアロック装置のストライカ取付部構造 |
-
1985
- 1985-01-29 JP JP1137985U patent/JPH0349014Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61127270U (ja) | 1986-08-09 |
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