JPH0345886B2 - - Google Patents
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- JPH0345886B2 JPH0345886B2 JP60059299A JP5929985A JPH0345886B2 JP H0345886 B2 JPH0345886 B2 JP H0345886B2 JP 60059299 A JP60059299 A JP 60059299A JP 5929985 A JP5929985 A JP 5929985A JP H0345886 B2 JPH0345886 B2 JP H0345886B2
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- Japan
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- magnetic field
- permanent magnet
- magnetic
- magnets
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/02—Permanent magnets [PM]
- H01F7/0273—Magnetic circuits with PM for magnetic field generation
- H01F7/0278—Magnetic circuits with PM for magnetic field generation for generating uniform fields, focusing, deflecting electrically charged particles
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、対象物の断面イメージを得て組織
の性質まで描き出すことのできる医療用核磁気共
鳴断層撮影装置(以下、NMR−CTという)に
用いられる磁界発生源として永久磁石を使用した
磁界発生装置に係り、大きな空〓内に強力かつ高
精度で均一な静磁界を発生する磁界発生装置に関
する。
の性質まで描き出すことのできる医療用核磁気共
鳴断層撮影装置(以下、NMR−CTという)に
用いられる磁界発生源として永久磁石を使用した
磁界発生装置に係り、大きな空〓内に強力かつ高
精度で均一な静磁界を発生する磁界発生装置に関
する。
従来の技術
NMR−CTは、人体の一部または全部を1〜
10kGの強力な磁界を形成する空〓内に挿入して
所要の断層イメージを得るため、この磁界が強力
かつ10-4以下の精度で一様で安定していることが
要求され、NMR−CT用の磁界発生装置として
は、銅またはアルミニウムからなる導線を円筒状
に巻着した常伝導磁石あるいは特殊な導線を用
い、絶対零度付近の温度に冷却して使用する超伝
導磁石が知られている。
10kGの強力な磁界を形成する空〓内に挿入して
所要の断層イメージを得るため、この磁界が強力
かつ10-4以下の精度で一様で安定していることが
要求され、NMR−CT用の磁界発生装置として
は、銅またはアルミニウムからなる導線を円筒状
に巻着した常伝導磁石あるいは特殊な導線を用
い、絶対零度付近の温度に冷却して使用する超伝
導磁石が知られている。
前者は構造上安価であるが十分な強力磁界を発
生させるためには、膨大な電力と冷却水が必要で
あり、ランニングコストが高く、コイルが作る漏
洩磁界は使用用途によつて悪影響の要因となる等
の問題があり、一方、後者の超伝導磁石は、電力
の消費が少なく小型で強力な磁界を発生し得る利
点があるが、冷媒として高価な液体ヘリウム等の
使用が不可欠であり、いわゆるイニシヤルコスト
とともにランニングコストも著しく高い問題があ
る。
生させるためには、膨大な電力と冷却水が必要で
あり、ランニングコストが高く、コイルが作る漏
洩磁界は使用用途によつて悪影響の要因となる等
の問題があり、一方、後者の超伝導磁石は、電力
の消費が少なく小型で強力な磁界を発生し得る利
点があるが、冷媒として高価な液体ヘリウム等の
使用が不可欠であり、いわゆるイニシヤルコスト
とともにランニングコストも著しく高い問題があ
る。
本出願人は、先に、磁界強度が上記の常伝導磁
石と同等以上で電力の消費もなく、漏洩磁界の少
ない永久磁石を使用する磁界発生装置として、空
〓を形成して対向する磁極片と、少なくとも1の
永久磁石構成体とを継鉄で磁気的結合し該空〓に
磁界を発生させる磁界発生装置において、上記磁
極片の対向面の各々に環状突起を設けたことを特
徴とする磁界発生装置を提案(特願昭58−196785
号)した。
石と同等以上で電力の消費もなく、漏洩磁界の少
ない永久磁石を使用する磁界発生装置として、空
〓を形成して対向する磁極片と、少なくとも1の
永久磁石構成体とを継鉄で磁気的結合し該空〓に
磁界を発生させる磁界発生装置において、上記磁
極片の対向面の各々に環状突起を設けたことを特
徴とする磁界発生装置を提案(特願昭58−196785
号)した。
上記の磁界発生装置によつて、空〓に発生する
磁界の均一精度を著しく向上させることができ
た。
磁界の均一精度を著しく向上させることができ
た。
発明が解決しようとする課題
しかし、上記磁界発生装置は、一対の永久磁石
構成体の各々の一方端に磁極片を固着して対向さ
せ、他方端を継鉄で結合し、磁極片間の空〓内
に、静磁界を発生させる構成であり、さらに一対
の磁極片には、その対向面の周縁に、所定の内
径、高さからなる断面略台形の環状突起が突設し
た構成であり、永久磁石構成体から発生した磁束
は磁極片の外周部から空〓外に漏洩しやすく、ま
た空〓中心垂直線上では、磁極面に近い程磁界強
度が高くなる性質がある。
構成体の各々の一方端に磁極片を固着して対向さ
せ、他方端を継鉄で結合し、磁極片間の空〓内
に、静磁界を発生させる構成であり、さらに一対
の磁極片には、その対向面の周縁に、所定の内
径、高さからなる断面略台形の環状突起が突設し
た構成であり、永久磁石構成体から発生した磁束
は磁極片の外周部から空〓外に漏洩しやすく、ま
た空〓中心垂直線上では、磁極面に近い程磁界強
度が高くなる性質がある。
そのため、使用磁界空間で所要の高い均一磁界
を得るためには、磁極間距離や磁極面積を大きく
するなど、使用磁界空間の数倍以上の空〓を要
し、磁気回路の小形化ができないという問題を有
していた。
を得るためには、磁極間距離や磁極面積を大きく
するなど、使用磁界空間の数倍以上の空〓を要
し、磁気回路の小形化ができないという問題を有
していた。
この発明は、かかる現状に鑑み、強力な磁界が
得られる永久磁石構成体を使用した磁界発生装置
の空〓において、高精度で均一かつ安定な磁界の
より一層の拡大を計つた磁気回路を有する磁界発
生装置を目的とし、永久磁石構成体からの磁束を
空〓内に有効に収束させて永久磁石構成体の重量
を低減して小型軽量化が達成できる磁界発生装置
の提供を目的としている。
得られる永久磁石構成体を使用した磁界発生装置
の空〓において、高精度で均一かつ安定な磁界の
より一層の拡大を計つた磁気回路を有する磁界発
生装置を目的とし、永久磁石構成体からの磁束を
空〓内に有効に収束させて永久磁石構成体の重量
を低減して小型軽量化が達成できる磁界発生装置
の提供を目的としている。
課題を解決するための手段
この発明は、高精度で均一かつ安定な磁界が得
られる小型軽量の磁気回路を目的に種々検討した
結果、各対の永久磁石構成体の磁極面が空〓に対
して凹状湾曲面を形成する複数の永久磁石で構成
するとともに、それら永久磁石の磁化方向を磁極
面に対して垂直方向とすることにより、永久磁石
から発生する磁束を空〓方向(磁化方向)に収束
し、空〓外に漏洩する磁束を大幅に低減すること
によつて磁気回路空〓内の磁界均一度及び磁界強
度が著しく向上し、高精度で均一な磁界域を拡大
できることを知見したものである。
られる小型軽量の磁気回路を目的に種々検討した
結果、各対の永久磁石構成体の磁極面が空〓に対
して凹状湾曲面を形成する複数の永久磁石で構成
するとともに、それら永久磁石の磁化方向を磁極
面に対して垂直方向とすることにより、永久磁石
から発生する磁束を空〓方向(磁化方向)に収束
し、空〓外に漏洩する磁束を大幅に低減すること
によつて磁気回路空〓内の磁界均一度及び磁界強
度が著しく向上し、高精度で均一な磁界域を拡大
できることを知見したものである。
すなわち、この発明は、
空〓を形成して対向する一対の永久磁石構成体
を継鉄で磁気的結合し、該空〓に磁界を発生させ
る磁界発生装置において、 各対の永久磁石構成体の磁極面が空〓に対して
凹状湾曲面を形成するよう複数の永久磁石を並列
配置するとともに、複数の永久磁石の各々が前記
磁極面に対して垂直方向に磁化されていることを
特徴とする磁界発生装置である。
を継鉄で磁気的結合し、該空〓に磁界を発生させ
る磁界発生装置において、 各対の永久磁石構成体の磁極面が空〓に対して
凹状湾曲面を形成するよう複数の永久磁石を並列
配置するとともに、複数の永久磁石の各々が前記
磁極面に対して垂直方向に磁化されていることを
特徴とする磁界発生装置である。
作 用
磁気回路は、空〓を形成して対向する一対の永
久磁石構成体を継鉄で磁気的結合すればいかなる
構成も利用でき、永久磁石構成体を構成する各々
の永久磁石の磁気特性、形状寸法、継鉄の形状寸
法及び所要空〓の大きさ等に応じて、各々の永久
磁石の配置等を適宜選定することが望ましい。
久磁石構成体を継鉄で磁気的結合すればいかなる
構成も利用でき、永久磁石構成体を構成する各々
の永久磁石の磁気特性、形状寸法、継鉄の形状寸
法及び所要空〓の大きさ等に応じて、各々の永久
磁石の配置等を適宜選定することが望ましい。
また、一対の永久磁石構成体の磁極面に、必要
に応じて磁極片を設け、空〓内の磁界均一度の向
上を計るのもよい。
に応じて磁極片を設け、空〓内の磁界均一度の向
上を計るのもよい。
この発明において、一対の永久磁石構成体は、
それぞれ複数個の板状、柱状永久磁石を並列配置
して、各対の永久磁石の空〓対向磁極面が凹状湾
曲面を形成するよう構成するほか、磁石数を増し
て各対の永久磁石の空〓対向磁極面がより滑らか
な凹状湾曲面を形成するよう構成するのもよく、
さらに複数の永久磁石を断面弓形状に配置して用
いるのもよい。
それぞれ複数個の板状、柱状永久磁石を並列配置
して、各対の永久磁石の空〓対向磁極面が凹状湾
曲面を形成するよう構成するほか、磁石数を増し
て各対の永久磁石の空〓対向磁極面がより滑らか
な凹状湾曲面を形成するよう構成するのもよく、
さらに複数の永久磁石を断面弓形状に配置して用
いるのもよい。
さらにまた、各対の永久磁石構成体を構成する
各々永久磁石のすべてが、例えば、角筒、円筒状
など種々形状の継鉄に磁気的結合される必要はな
く、後述する実施例の如く、非磁性材を介して継
鉄に配置されてもよい。
各々永久磁石のすべてが、例えば、角筒、円筒状
など種々形状の継鉄に磁気的結合される必要はな
く、後述する実施例の如く、非磁性材を介して継
鉄に配置されてもよい。
この発明による磁界発生装置は、下記の永久磁
石を使用することにより、1〜5kGの強磁界を形
成できる装置として、10ton以下の重量ですみ、
フエライト磁石を使用する磁界発生装置の100ton
以上に比べて著しい小型軽量化が達成できる。
石を使用することにより、1〜5kGの強磁界を形
成できる装置として、10ton以下の重量ですみ、
フエライト磁石を使用する磁界発生装置の100ton
以上に比べて著しい小型軽量化が達成できる。
発明に用いる永久磁石
この発明の磁界発生装置に用いる永久磁石は、
フエライト磁石、アルニコ系磁石、希土類コバル
ト系磁石が使用できるが、先に出願人が提案し
た、高価なSmやCoを含有しない新しい高性能永
久磁石としてFe−B−R系(RはYを含む希土
類元素のうち少なくとも1種)永久磁石(特願昭
57−145072号)は、その最大エネルギー積が大き
いだけでなく、残留磁束密度(Br)の温度係数
が、-0.07%/℃〜-0.15%/℃なる温度特性を有
するため、この永久磁石を上記のNMR−CTに
適用することにより、装置の小形化が達成でき、
すぐれた性能が得られ、さらに、この永久磁石の
磁気特性が特に0℃以下に冷却して使用すること
により、著しく高い最大エネルギー積を得ること
ができる性質を有効に利用できる。
フエライト磁石、アルニコ系磁石、希土類コバル
ト系磁石が使用できるが、先に出願人が提案し
た、高価なSmやCoを含有しない新しい高性能永
久磁石としてFe−B−R系(RはYを含む希土
類元素のうち少なくとも1種)永久磁石(特願昭
57−145072号)は、その最大エネルギー積が大き
いだけでなく、残留磁束密度(Br)の温度係数
が、-0.07%/℃〜-0.15%/℃なる温度特性を有
するため、この永久磁石を上記のNMR−CTに
適用することにより、装置の小形化が達成でき、
すぐれた性能が得られ、さらに、この永久磁石の
磁気特性が特に0℃以下に冷却して使用すること
により、著しく高い最大エネルギー積を得ること
ができる性質を有効に利用できる。
上記のFe−B−R系永久磁石は、R(但しRは
Yを含む希土類元素のうち少なくとも1種)8原
子%〜30原子%、B2原子%〜28原子%、Fe42原
子%〜90原子%を主成分とし、主相が正方晶相か
らなる永久磁石であり、RとしてNdやPrを中心
とする資源的に豊富な軽希土類を用い、B、Fe
を主成分として25MGOe以上の極めて高いエネ
ルギー積を示す、すぐれた永久磁石である。
Yを含む希土類元素のうち少なくとも1種)8原
子%〜30原子%、B2原子%〜28原子%、Fe42原
子%〜90原子%を主成分とし、主相が正方晶相か
らなる永久磁石であり、RとしてNdやPrを中心
とする資源的に豊富な軽希土類を用い、B、Fe
を主成分として25MGOe以上の極めて高いエネ
ルギー積を示す、すぐれた永久磁石である。
図面に基づく発明の開示
第1図から第3図はこの発明による磁界発生装
置に用いる磁気回路の縦断正面図である。
置に用いる磁気回路の縦断正面図である。
第1図に示す磁気回路は、一対のFe−B−R
系永久磁石構成体1,1を空〓3を介して対向さ
せ、永久磁石構成体1,1の他方端を、角筒体か
らなりその軸方向両端部を開口した形状の継鉄2
で結合し、永久磁石構成体1,1間の空〓3内
に、静磁界を発生させる構成であり、一対の永久
磁石構成体1,1は、継鉄軸方向長の板状主磁石
1aとこれを挟む2枚の板状の補助磁石1bとか
ら構成してあり、Fe−B−R系各磁石1a,1
bは空〓3側磁極面に垂直方向に磁化してある。
系永久磁石構成体1,1を空〓3を介して対向さ
せ、永久磁石構成体1,1の他方端を、角筒体か
らなりその軸方向両端部を開口した形状の継鉄2
で結合し、永久磁石構成体1,1間の空〓3内
に、静磁界を発生させる構成であり、一対の永久
磁石構成体1,1は、継鉄軸方向長の板状主磁石
1aとこれを挟む2枚の板状の補助磁石1bとか
ら構成してあり、Fe−B−R系各磁石1a,1
bは空〓3側磁極面に垂直方向に磁化してある。
また、継鉄は、ここでは8角柱に構成してあ
り、主磁石1aと補助磁石1bとを角筒内面の各
辺部に並列して着設することにより、3個の磁石
で構成する各対の永久磁石構成体1,1の空〓対
向磁極面が凹状湾曲面を形成するよう構成してあ
る。
り、主磁石1aと補助磁石1bとを角筒内面の各
辺部に並列して着設することにより、3個の磁石
で構成する各対の永久磁石構成体1,1の空〓対
向磁極面が凹状湾曲面を形成するよう構成してあ
る。
第2図に示す磁気回路は、第1図の構成と同様
に、一対のFe−B−R系永久磁石構成体1,1
を空〓3を介して対向させ、永久磁石構成体1,
1の他方端を、角筒体からなりその軸方向両端部
を開口した形状の継鉄2で結合し、空〓3内に静
磁界を発生させる構成であり、継鉄は略12角柱に
構成してあり、主磁石1aと主磁石1aの両側に
各2枚の補助磁石1bをそれぞれ角筒内面の各辺
部に並列して着設することにより、5個の磁石で
構成する各対の永久磁石構成体1,1の空〓対向
磁極面が凹状湾曲面を形成してある。さらにこの
磁極面に板状の磁極片4を設けてある。
に、一対のFe−B−R系永久磁石構成体1,1
を空〓3を介して対向させ、永久磁石構成体1,
1の他方端を、角筒体からなりその軸方向両端部
を開口した形状の継鉄2で結合し、空〓3内に静
磁界を発生させる構成であり、継鉄は略12角柱に
構成してあり、主磁石1aと主磁石1aの両側に
各2枚の補助磁石1bをそれぞれ角筒内面の各辺
部に並列して着設することにより、5個の磁石で
構成する各対の永久磁石構成体1,1の空〓対向
磁極面が凹状湾曲面を形成してある。さらにこの
磁極面に板状の磁極片4を設けてある。
第3図に示す磁気回路は、第1図と同構成の永
久磁石構成体1,1を用い、一対のFe−B−R
系永久磁石構成体1,1を空〓3を介して対向さ
せ、永久磁石構成体1,1の他方端を、4角筒体
からなりその軸方向両端部を開口した形状の継鉄
2で結合し、空〓3内に静磁界を発生させる構成
であり、主磁石1aの両側に各1枚の補助磁石1
bを、略三角柱体の非磁性材5を継鉄2の隅部に
介して並列配置することにより、3個の磁石で構
成する各対の永久磁石構成体1,1の空〓対向磁
極面が凹状湾曲面を形成するように構成してあ
る。さらに補助磁石1bと非磁性材5との間に板
状ヨーク6を設けてある。
久磁石構成体1,1を用い、一対のFe−B−R
系永久磁石構成体1,1を空〓3を介して対向さ
せ、永久磁石構成体1,1の他方端を、4角筒体
からなりその軸方向両端部を開口した形状の継鉄
2で結合し、空〓3内に静磁界を発生させる構成
であり、主磁石1aの両側に各1枚の補助磁石1
bを、略三角柱体の非磁性材5を継鉄2の隅部に
介して並列配置することにより、3個の磁石で構
成する各対の永久磁石構成体1,1の空〓対向磁
極面が凹状湾曲面を形成するように構成してあ
る。さらに補助磁石1bと非磁性材5との間に板
状ヨーク6を設けてある。
上記構成において、永久磁石構成体1,1から
発生する磁束は各々の、Fe−B−R系永久磁石
1a,1bの磁化方向と同一方向に収束されて磁
界形成するため、漏洩磁束が減少し、空〓3内は
極めて高い均一度を有する静磁界が得られる。
発生する磁束は各々の、Fe−B−R系永久磁石
1a,1bの磁化方向と同一方向に収束されて磁
界形成するため、漏洩磁束が減少し、空〓3内は
極めて高い均一度を有する静磁界が得られる。
実施例
ちなみに、第1図に示した構成のNMR−CT
に、最大エネルギー積35MGOeの特性を有する
Fe−B−R系永久磁石を用い、主磁石の対向距
離として、600mmを設定して組立を行なつたとこ
ろ、空〓中央部での磁界強度は3kGであつた。
に、最大エネルギー積35MGOeの特性を有する
Fe−B−R系永久磁石を用い、主磁石の対向距
離として、600mmを設定して組立を行なつたとこ
ろ、空〓中央部での磁界強度は3kGであつた。
前述した一対の永久磁石を空〓を介して対向配
置し、対向磁極面に環状突起を有する磁極片を設
けた装置で、実施例と同程度の均一磁界範囲及び
磁界強度を有するNMR−CTを作製し、その装
置重量を比較したところ、本発明装置は比較装置
に比べて15%の軽量化が達成できた。
置し、対向磁極面に環状突起を有する磁極片を設
けた装置で、実施例と同程度の均一磁界範囲及び
磁界強度を有するNMR−CTを作製し、その装
置重量を比較したところ、本発明装置は比較装置
に比べて15%の軽量化が達成できた。
発明の効果
この発明は、各対の永久磁石構成体の磁極面が
空〓に対して凹状湾曲面を形成する複数の永久磁
石で構成するとともに、それら永久磁石の磁化方
向を磁極面に対して垂直方向とすることにより、
永久磁石から発生する磁束を空〓方向(磁化方
向)に収束し、空〓外に漏洩する磁束を大幅に低
減することによつて磁気回路空〓内の磁界均一度
及び磁界強度が著しく向上し、高精度で均一な磁
界域を拡大できる。
空〓に対して凹状湾曲面を形成する複数の永久磁
石で構成するとともに、それら永久磁石の磁化方
向を磁極面に対して垂直方向とすることにより、
永久磁石から発生する磁束を空〓方向(磁化方
向)に収束し、空〓外に漏洩する磁束を大幅に低
減することによつて磁気回路空〓内の磁界均一度
及び磁界強度が著しく向上し、高精度で均一な磁
界域を拡大できる。
第1図、第2図、第3図はこの発明による磁界
発生装置に用いる磁気回路の縦断正面図である。 1……Fe−B−R系永久磁石構成体、2……
継鉄、3……空〓、4……磁極片、5……非磁性
材、6……板状ヨーク。
発生装置に用いる磁気回路の縦断正面図である。 1……Fe−B−R系永久磁石構成体、2……
継鉄、3……空〓、4……磁極片、5……非磁性
材、6……板状ヨーク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 空〓を形成して対向する一対の永久磁石構成
体を継鉄で磁気的結合し、該空〓に磁界を発生さ
せる磁界発生装置において、 各対の永久磁石構成体の磁極面が空〓に対して
凹状湾曲面を形成するよう複数の永久磁石を並列
配置するとともに、複数の永久磁石の各々が前記
磁極面に対して垂直方向に磁化されていることを
特徴とする磁界発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60059299A JPS61218120A (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 | 磁界発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60059299A JPS61218120A (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 | 磁界発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61218120A JPS61218120A (ja) | 1986-09-27 |
JPH0345886B2 true JPH0345886B2 (ja) | 1991-07-12 |
Family
ID=13109353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60059299A Granted JPS61218120A (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 | 磁界発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61218120A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2605452B1 (fr) * | 1986-10-17 | 1988-12-02 | Thomson Cgr | Aimant permanent spherique a acces equatorial |
JP3726698B2 (ja) | 2001-04-19 | 2005-12-14 | アイシン精機株式会社 | 角度センサ |
DE10217027A1 (de) * | 2002-04-12 | 2003-10-30 | Valeo Schalter & Sensoren Gmbh | Winkelmesssensor |
US6835048B2 (en) * | 2002-12-18 | 2004-12-28 | Varian, Inc. | Ion pump having secondary magnetic field |
JP2004349276A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-12-09 | Japan Science & Technology Agency | 超電導永久磁石装置 |
US7148689B2 (en) * | 2003-09-29 | 2006-12-12 | General Electric Company | Permanent magnet assembly with movable permanent body for main magnetic field adjustable |
DE102005061708A1 (de) * | 2005-12-21 | 2007-06-28 | Ab Elektronik Gmbh | Drehwinkelsensor |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56142356U (ja) * | 1980-03-24 | 1981-10-27 | ||
JPS58193557U (ja) * | 1982-06-18 | 1983-12-23 | 三菱製鋼磁材株式会社 | イオンポンプ用磁石装置 |
-
1985
- 1985-03-23 JP JP60059299A patent/JPS61218120A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61218120A (ja) | 1986-09-27 |
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Legal Events
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