JPH0345506B2 - - Google Patents
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- JPH0345506B2 JPH0345506B2 JP59070165A JP7016584A JPH0345506B2 JP H0345506 B2 JPH0345506 B2 JP H0345506B2 JP 59070165 A JP59070165 A JP 59070165A JP 7016584 A JP7016584 A JP 7016584A JP H0345506 B2 JPH0345506 B2 JP H0345506B2
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- lead
- reinforcing material
- substrate
- electrode
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/64—Carriers or collectors
- H01M4/66—Selection of materials
- H01M4/68—Selection of materials for use in lead-acid accumulators
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/64—Carriers or collectors
- H01M4/70—Carriers or collectors characterised by shape or form
- H01M4/72—Grids
- H01M4/73—Grids for lead-acid accumulators, e.g. frame plates
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Description
発明の背景
本発明は鉛蓄電池に使用するチタン線補強基体
電極に関する。 鉛蓄電池は正極および負極に、活物質を支持し
て電流を収集する基体を有する。この基体は典型
的には平坦なグリツドであるが、チユーブ、バス
ケツト、平板または他の多様な形状とすることが
できる。この基体が機能を行なうには、グリツド
が導電性であり、かつ十分な機械的強度を有して
高密度の活物質を支持し、この活物質との電気的
接触が良好であり、しかも蓄電池の環境において
適当な耐食性を有する必要がある。
電極に関する。 鉛蓄電池は正極および負極に、活物質を支持し
て電流を収集する基体を有する。この基体は典型
的には平坦なグリツドであるが、チユーブ、バス
ケツト、平板または他の多様な形状とすることが
できる。この基体が機能を行なうには、グリツド
が導電性であり、かつ十分な機械的強度を有して
高密度の活物質を支持し、この活物質との電気的
接触が良好であり、しかも蓄電池の環境において
適当な耐食性を有する必要がある。
【表】
注.バスケツトおよび平板は通常使用されな
いので、省略する。
最新の商用鉛蓄電池におけるグリツドは、純粋
な鉛より強い鉛合金であつて、鉛および二酸化鉛
が典型的である活物質を支持できる合金である。
他の材料も勿論考慮されてきたが、従来公知のグ
リツド基体は欠点を有する。 すべての公知の鉛合金は、純粋な鉛に比べて耐
食性が極めて劣る。それ故、正極の電極グリツド
基体は時間が経過すると腐食して活物質との接触
が劣化し、蓄電池の容量を低下させる。事実、多
くの鉛蓄電池の寿命サイクルはこの腐食機構によ
つて制限される。他方、負極の腐食は一般に問題
がない。また、このような鉛合金はその1つ以上
の合金成分を組成中に200ppm以下に制御する必要
がある。 1960年代の初期において、耐食性の良いチタン
を正極のグリツド材料として使用することについ
て研究が行なわれた。たとえば、Cottonらの英
国特許第869618号は、鉛正極用チタン基体に貴金
属を被覆して、この上に二酸化鉛を塗布すること
を開示している。興味のあることには、Cotton
らは鉛がチタンと活物質との間で使用する適当な
物質でないことを特に教示している。 チタンは、負極の環境において耐食性が極めて
悪いが、正極の環境では耐食性が優れていて実質
的に腐食しないで動作することができる。さらに
チタンは鉛より遥かに低密度であり、電池に使用
すればその重量を減少させることができる。しか
しチタンへの興味は失なわれた。これは二酸化鉛
活物質とチタングリツドとの間では接触が良好で
ないためである。高価な表面処理および貴金属フ
ラツシユ被覆を行なつても、二酸化鉛はチタング
リツドに適切に接着することができない。 これより後、Hartmannの米国特許第4282922
号は鉛被覆アルミナフアイバを使用して鉛マトリ
ツクス組成物を製造し、これを鉛蓄電池用の正極
基体として使用することを開示している。
いので、省略する。
最新の商用鉛蓄電池におけるグリツドは、純粋
な鉛より強い鉛合金であつて、鉛および二酸化鉛
が典型的である活物質を支持できる合金である。
他の材料も勿論考慮されてきたが、従来公知のグ
リツド基体は欠点を有する。 すべての公知の鉛合金は、純粋な鉛に比べて耐
食性が極めて劣る。それ故、正極の電極グリツド
基体は時間が経過すると腐食して活物質との接触
が劣化し、蓄電池の容量を低下させる。事実、多
くの鉛蓄電池の寿命サイクルはこの腐食機構によ
つて制限される。他方、負極の腐食は一般に問題
がない。また、このような鉛合金はその1つ以上
の合金成分を組成中に200ppm以下に制御する必要
がある。 1960年代の初期において、耐食性の良いチタン
を正極のグリツド材料として使用することについ
て研究が行なわれた。たとえば、Cottonらの英
国特許第869618号は、鉛正極用チタン基体に貴金
属を被覆して、この上に二酸化鉛を塗布すること
を開示している。興味のあることには、Cotton
らは鉛がチタンと活物質との間で使用する適当な
物質でないことを特に教示している。 チタンは、負極の環境において耐食性が極めて
悪いが、正極の環境では耐食性が優れていて実質
的に腐食しないで動作することができる。さらに
チタンは鉛より遥かに低密度であり、電池に使用
すればその重量を減少させることができる。しか
しチタンへの興味は失なわれた。これは二酸化鉛
活物質とチタングリツドとの間では接触が良好で
ないためである。高価な表面処理および貴金属フ
ラツシユ被覆を行なつても、二酸化鉛はチタング
リツドに適切に接着することができない。 これより後、Hartmannの米国特許第4282922
号は鉛被覆アルミナフアイバを使用して鉛マトリ
ツクス組成物を製造し、これを鉛蓄電池用の正極
基体として使用することを開示している。
【表】
注.フアイバは線より細い材料である。
Hartmannの開示によれば、純粋な鉛が耐食性
に優れていることを利用してこれを使用する。こ
のアルミナフアイバー純鉛複合体グリツドは見込
みがありそうに思われた。フアイバ補強は必要な
強度を与え、純鉛グリツドは初期の試験では腐食
がまつたく少ないことを示した。しかし、耐食性
をさらに十分に検討するための実験を行なつたと
ころ、2つの主要な欠点が現われてこの系につい
ての興味が失なわれた。この物質のコストは現在
高く、しかも近い将来において低下する見込みが
少ない。 しかしこの技術の主要な欠点は、商業的生産規
模において実施できる手段を有しないことであ
る。実験室において補強グリツドを製造するに
は、鋳型の各グリツド部材凹部にフアイバを入れ
て、フアイバの周りに鉛を注型する。このような
組合わせの手作業は極めて時間がかかり、工業的
生産で実施することはできない。必要なことはア
ルミナフアイバをプレフオームとし、注型の数秒
前にこれを鋳型に入れることである。セラミツク
フアイバを結合して、このようなプレフオームと
する技術はまだ存在しない。 発明の要約 本発明はグリツドがチタン線補強鉛基体である
鉛蓄電池用の新規な電極基体を提供する。電極グ
リツドは、製造しようとする特定の鉛セルに適当
であれば、どのような形状および寸法であつても
よい。 本明細書で使用する「チタン」または「チタン
線」という語は、グレードおよび寸法がどのよう
であつてもよく、たとえば非合金チタンERTi−
1 Welding Grade Titanium ASTM
Grade1,2,3,4および7のような純粋な非
合金チタン、またはチタン−アルミニウム二元合
金、チタン−すず二元合金、もしくはTi−5Al−
2.5Snのようなチタン−アルミニウム−すず三元
合金、および他の適当な合金であつてもよい。一
般に、バナジウムおよびモリブデンとのチタン合
金、または他の合金成分とのチタン合金であつ
て、鉛蓄電池の電気化学的効率に好ましくない影
響を与えるものは適当でない。
Hartmannの開示によれば、純粋な鉛が耐食性
に優れていることを利用してこれを使用する。こ
のアルミナフアイバー純鉛複合体グリツドは見込
みがありそうに思われた。フアイバ補強は必要な
強度を与え、純鉛グリツドは初期の試験では腐食
がまつたく少ないことを示した。しかし、耐食性
をさらに十分に検討するための実験を行なつたと
ころ、2つの主要な欠点が現われてこの系につい
ての興味が失なわれた。この物質のコストは現在
高く、しかも近い将来において低下する見込みが
少ない。 しかしこの技術の主要な欠点は、商業的生産規
模において実施できる手段を有しないことであ
る。実験室において補強グリツドを製造するに
は、鋳型の各グリツド部材凹部にフアイバを入れ
て、フアイバの周りに鉛を注型する。このような
組合わせの手作業は極めて時間がかかり、工業的
生産で実施することはできない。必要なことはア
ルミナフアイバをプレフオームとし、注型の数秒
前にこれを鋳型に入れることである。セラミツク
フアイバを結合して、このようなプレフオームと
する技術はまだ存在しない。 発明の要約 本発明はグリツドがチタン線補強鉛基体である
鉛蓄電池用の新規な電極基体を提供する。電極グ
リツドは、製造しようとする特定の鉛セルに適当
であれば、どのような形状および寸法であつても
よい。 本明細書で使用する「チタン」または「チタン
線」という語は、グレードおよび寸法がどのよう
であつてもよく、たとえば非合金チタンERTi−
1 Welding Grade Titanium ASTM
Grade1,2,3,4および7のような純粋な非
合金チタン、またはチタン−アルミニウム二元合
金、チタン−すず二元合金、もしくはTi−5Al−
2.5Snのようなチタン−アルミニウム−すず三元
合金、および他の適当な合金であつてもよい。一
般に、バナジウムおよびモリブデンとのチタン合
金、または他の合金成分とのチタン合金であつ
て、鉛蓄電池の電気化学的効率に好ましくない影
響を与えるものは適当でない。
【表】
ここで使用する「鉛」という語は、一般には元
素の鉛であるが、たとえば鉛96.5%以上を含む鉛
を適当に希釈した合金も含む。特に合金元素を加
えて強さの他に、たとえば少量を加えて電気化学
的効率を改良した合金も含む。特に比較的アンチ
モン含量の低い鉛−アンチモン二元合金は、この
「鉛」という語に含まれると理解すべきである。 低アンチモン鉛合金はポジテイブフロー」毛細
管作用を有し、極めて低い充電率(トリクル充
電)で連続的に充電して蓄電池の容量を最大に保
持し、かつ放電を頻繁に浅く(シヤロウ放電)行
なうことができる。アンチモンを含まないグリツ
ドではトリクル充電−シヤロウ放電を定常的に実
施すると、容量が著しく減少する。他方、たとえ
ば潜水艦のような密閉された環境において蓄電池
を使用するときは、アンチモン含量を1.75%を起
さないように、充電時に有毒なアンチモン化水素
ガスおよび過剰の水素を発生する間接の原因とな
らないようにすることが望ましい。 一般に、本発明のグリツドは、チタン含量を約
5〜約30体積%とすることができ、約10〜約20体
積%が好ましい。そして、単一のチタン線補強と
するか、または2本以上のチタン線の撚線とする
ことができる。チタン線を適当なグリツド鋳型の
枠の各グリツド部材凹部に入れ、鋳型を閉じてか
ら、鋳型のなかにチタン線の周りに鉛を注型す
る。これを冷却して鋳型から取出し、常法によつ
て蓄電池セルを組立てる。 本発明は低コストの溶接可能なチタン補強純鉛
グリツドを使用する利益を有する。このグリツド
は純粋な鉛およびチタンの優れた耐食性と、高い
機械的強さおよび良好な導電度とを合せて有す
る。点溶接したチタン線プレフオームは、製造の
技術および装置に大きな変化を加えずにこの技術
を製造工場に導入することができる。
素の鉛であるが、たとえば鉛96.5%以上を含む鉛
を適当に希釈した合金も含む。特に合金元素を加
えて強さの他に、たとえば少量を加えて電気化学
的効率を改良した合金も含む。特に比較的アンチ
モン含量の低い鉛−アンチモン二元合金は、この
「鉛」という語に含まれると理解すべきである。 低アンチモン鉛合金はポジテイブフロー」毛細
管作用を有し、極めて低い充電率(トリクル充
電)で連続的に充電して蓄電池の容量を最大に保
持し、かつ放電を頻繁に浅く(シヤロウ放電)行
なうことができる。アンチモンを含まないグリツ
ドではトリクル充電−シヤロウ放電を定常的に実
施すると、容量が著しく減少する。他方、たとえ
ば潜水艦のような密閉された環境において蓄電池
を使用するときは、アンチモン含量を1.75%を起
さないように、充電時に有毒なアンチモン化水素
ガスおよび過剰の水素を発生する間接の原因とな
らないようにすることが望ましい。 一般に、本発明のグリツドは、チタン含量を約
5〜約30体積%とすることができ、約10〜約20体
積%が好ましい。そして、単一のチタン線補強と
するか、または2本以上のチタン線の撚線とする
ことができる。チタン線を適当なグリツド鋳型の
枠の各グリツド部材凹部に入れ、鋳型を閉じてか
ら、鋳型のなかにチタン線の周りに鉛を注型す
る。これを冷却して鋳型から取出し、常法によつ
て蓄電池セルを組立てる。 本発明は低コストの溶接可能なチタン補強純鉛
グリツドを使用する利益を有する。このグリツド
は純粋な鉛およびチタンの優れた耐食性と、高い
機械的強さおよび良好な導電度とを合せて有す
る。点溶接したチタン線プレフオームは、製造の
技術および装置に大きな変化を加えずにこの技術
を製造工場に導入することができる。
【表】
チタン補強純鉛グリツドは断面が薄くて重量が
軽いにも拘らず、これより厚い合金グリツドと同
様な寿命を有する。あるいはチタン補強純鉛グリ
ツドは合金グリツドと同様な断面で作ることがで
きる、このときは寿命を200または300%に伸ばす
ことができる。またチタン補強の周りに純鉛を注
型することによつて、1つ以上の合金成分を200
ppm以下に制限する厳格に制御された鉛合金を必要
としなくなる。 本発明の新規なグリツドは正極に使用すること
が好ましいが、このグリツドは負極にも使用でき
ることに留意すべきである。前述のように、従来
公知のチタングリツドを負極に使用すると腐食す
る傾向があるが、本発明のチタン補強は、腐食性
雰囲気に露出していないので、本発明のグリツド
を正極または負極のいずれに使用することも適当
である。 好ましい実施態様 一連の正極グリツド基体を本発明によつて製造
した。次に記載する実施例においては、第1図に
示す設計のグリツドを使用したが、これは例示に
すぎない。前述のように、蓄電池グリツドは活物
質を支持して、電気を導く。蓄電池の使用目的に
応じて、グリツドの縦横の寸法は、小は約10cm
(数インチ)から大は約1〜2m(数フイート)と
し、また厚みを約0.1mm(1000分の1インチの数
倍)から約4mm(4分の1インチ)以上とするこ
とができる。グリツドの網状構造は、第1図に示
すように規則正しい格子構造とするか、または直
角をずらせた構造とすることができ、各部材の数
は幾つでもよい。またこのグリツドは対角線状の
部材または彎曲した部材を含んでもよい。主要な
蓄電池メーカーは現在数十の異なる設計のグリツ
ドを製造しているが、その多くは本発明のチタン
−鉛複合体を使用して製造できると考えられる。 実施例 第1図に示すグリツドは、かなり単純な設計で
あつて、本明細書に記載したすべての試験に使用
したものである。このグリツド部材は、水平リブ
が枠を含んで33本あり、垂直リブが枠を含んで10
本であり、長さはそれぞれ141mm(5.562インチ)
および412mm(16.24インチ)である。すべてのグ
リツド部材は、第2図に略示するように断面がダ
イヤモンド状である。水平および垂直の部材は面
積が、枠を除いて約4.5mm2(0.007平方インチ)で
あり、枠は約7.1mm2(0.011平方インチ)である。
すべてのグリツド部材は中央で直角に交わり、約
12.7mm(0.50インチ)および約15.2mm(0.60イン
チ)離れている。グリツドの厚みは約4.1mm
(0.160インチ)である。 一連の新規なグリツド支持体は、次のようにし
て製造した。直径0.25mm(0.010インチ)のERTi
−1Gradeのチタン線を切断して、4,6または
8本の線を合わせて撚線とした。これらの4本巻
き、6本巻きまたは8本巻きの撚線を切断して、
第1図に示すグリツドの垂直または水平のグリツ
ド部材に適する長さとした。鋳型の各グリツド部
材および枠の凹部に、この多重巻き撚線の1つを
手で入れ、鋳型を閉じ、チタン線の周りに元素鉛
を注型した。これを冷却した後、鋳型から取出し
た。成形体の断面は第2図に示す。さらに、各グ
リツド部材には8本巻きチタン線の撚線およびグ
リツド枠には点溶接した8本巻きチタン線の撚線
を使用して、別のグリツドを注型した。直径0.7
mm(0.03インチ)のチタン線を単一の線として各
グリツド部材および枠の凹部に手で入れて、さら
に一連のグリツドを製造した。 引張り試験を、上記のようにして製造したチタ
ン線補強鉛ロツドについて行なつた。直径0.7mm
(0.030インチ)の4本のチタン線が9.28体積%を
占めるように補強した、直径5.00mmの鉛ロツドを
引張り試験し、最終引張り強さは0.76t/mm2
(10675ポンド/平方インチ)であつた。この強さ
は純鉛の約500%増加しており、工業的な鉛蓄電
池で使用する典型的な鉛合金の約200%増加して
いる。約10体積%のチタンで補強したときのグリ
ツドは明かに強さを増加している。 現在大部分の鉛蓄電池は第1図に示す型のグリ
ツドを使用して製造されているが、チユーブ状電
極、または平板状電極たとえばプランテ型電極の
ような他の型の電極を使用することができる。チ
タン補強純鉛はこのような他の形状のグリツドに
も使用することができる。 以上、現在本発明の好ましい実施態様と考えら
れる格子について説明したが、本発明の精神およ
び範囲を逸脱することなく、当業者が種々な変化
および変更を加え得ることは明白であろう。従つ
て特許請求の範囲は本発明の真の精神および範囲
に合理的含まれるすべての変化および変更を包含
するように意図したものである。
軽いにも拘らず、これより厚い合金グリツドと同
様な寿命を有する。あるいはチタン補強純鉛グリ
ツドは合金グリツドと同様な断面で作ることがで
きる、このときは寿命を200または300%に伸ばす
ことができる。またチタン補強の周りに純鉛を注
型することによつて、1つ以上の合金成分を200
ppm以下に制限する厳格に制御された鉛合金を必要
としなくなる。 本発明の新規なグリツドは正極に使用すること
が好ましいが、このグリツドは負極にも使用でき
ることに留意すべきである。前述のように、従来
公知のチタングリツドを負極に使用すると腐食す
る傾向があるが、本発明のチタン補強は、腐食性
雰囲気に露出していないので、本発明のグリツド
を正極または負極のいずれに使用することも適当
である。 好ましい実施態様 一連の正極グリツド基体を本発明によつて製造
した。次に記載する実施例においては、第1図に
示す設計のグリツドを使用したが、これは例示に
すぎない。前述のように、蓄電池グリツドは活物
質を支持して、電気を導く。蓄電池の使用目的に
応じて、グリツドの縦横の寸法は、小は約10cm
(数インチ)から大は約1〜2m(数フイート)と
し、また厚みを約0.1mm(1000分の1インチの数
倍)から約4mm(4分の1インチ)以上とするこ
とができる。グリツドの網状構造は、第1図に示
すように規則正しい格子構造とするか、または直
角をずらせた構造とすることができ、各部材の数
は幾つでもよい。またこのグリツドは対角線状の
部材または彎曲した部材を含んでもよい。主要な
蓄電池メーカーは現在数十の異なる設計のグリツ
ドを製造しているが、その多くは本発明のチタン
−鉛複合体を使用して製造できると考えられる。 実施例 第1図に示すグリツドは、かなり単純な設計で
あつて、本明細書に記載したすべての試験に使用
したものである。このグリツド部材は、水平リブ
が枠を含んで33本あり、垂直リブが枠を含んで10
本であり、長さはそれぞれ141mm(5.562インチ)
および412mm(16.24インチ)である。すべてのグ
リツド部材は、第2図に略示するように断面がダ
イヤモンド状である。水平および垂直の部材は面
積が、枠を除いて約4.5mm2(0.007平方インチ)で
あり、枠は約7.1mm2(0.011平方インチ)である。
すべてのグリツド部材は中央で直角に交わり、約
12.7mm(0.50インチ)および約15.2mm(0.60イン
チ)離れている。グリツドの厚みは約4.1mm
(0.160インチ)である。 一連の新規なグリツド支持体は、次のようにし
て製造した。直径0.25mm(0.010インチ)のERTi
−1Gradeのチタン線を切断して、4,6または
8本の線を合わせて撚線とした。これらの4本巻
き、6本巻きまたは8本巻きの撚線を切断して、
第1図に示すグリツドの垂直または水平のグリツ
ド部材に適する長さとした。鋳型の各グリツド部
材および枠の凹部に、この多重巻き撚線の1つを
手で入れ、鋳型を閉じ、チタン線の周りに元素鉛
を注型した。これを冷却した後、鋳型から取出し
た。成形体の断面は第2図に示す。さらに、各グ
リツド部材には8本巻きチタン線の撚線およびグ
リツド枠には点溶接した8本巻きチタン線の撚線
を使用して、別のグリツドを注型した。直径0.7
mm(0.03インチ)のチタン線を単一の線として各
グリツド部材および枠の凹部に手で入れて、さら
に一連のグリツドを製造した。 引張り試験を、上記のようにして製造したチタ
ン線補強鉛ロツドについて行なつた。直径0.7mm
(0.030インチ)の4本のチタン線が9.28体積%を
占めるように補強した、直径5.00mmの鉛ロツドを
引張り試験し、最終引張り強さは0.76t/mm2
(10675ポンド/平方インチ)であつた。この強さ
は純鉛の約500%増加しており、工業的な鉛蓄電
池で使用する典型的な鉛合金の約200%増加して
いる。約10体積%のチタンで補強したときのグリ
ツドは明かに強さを増加している。 現在大部分の鉛蓄電池は第1図に示す型のグリ
ツドを使用して製造されているが、チユーブ状電
極、または平板状電極たとえばプランテ型電極の
ような他の型の電極を使用することができる。チ
タン補強純鉛はこのような他の形状のグリツドに
も使用することができる。 以上、現在本発明の好ましい実施態様と考えら
れる格子について説明したが、本発明の精神およ
び範囲を逸脱することなく、当業者が種々な変化
および変更を加え得ることは明白であろう。従つ
て特許請求の範囲は本発明の真の精神および範囲
に合理的含まれるすべての変化および変更を包含
するように意図したものである。
第1図は工業的蓄電池セルにおいて通常使用さ
れる型のグリツドの側面図であり、第2図は本発
明の1つの実施例である、4本巻きチタン線補強
を有するグリツドの1つの部材の断面図である。 1…鉛グリツド部材、2…チタン線。
れる型のグリツドの側面図であり、第2図は本発
明の1つの実施例である、4本巻きチタン線補強
を有するグリツドの1つの部材の断面図である。 1…鉛グリツド部材、2…チタン線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 補強材を有する鉛蓄電池用電極基体であつ
て、基体1は鉛また鉛合金からなり、補強材2は
チタンまたはチタン合金からなり、基体1中に埋
設されていることを特徴とする、電極基体。 2 補強材2は基体1の約5〜約30体積%を占め
る、特許請求の範囲第1項記載の電極基体。 3 補強材2は基体1の約10〜約20体積%を占め
る、特許請求の範囲第1項記載の電極基体。 4 補強材2は実質的に純粋な非合金チタンから
なる、特許請求の範囲第1項記載の電極基体。 5 補強材2はチタン線の撚線である、特許請求
の範囲第1項記載の電極基体。 6 補強材2は単一ストランドのチタン線であ
る、特許請求の範囲第1項記載の電極基体。 7 補強材2はチタン−アルミニウムの二元合金
からなる、特許請求の範囲第5項記載の電極基
体。 8 補強材2はチタン−すずの二次合金からな
る、特許請求の範囲第5項記載の電極基体。 9 基体1は元素の鉛からなる、特許請求の範囲
第1項記載の電極基体。 10 基体1は純度96.5%以上の鉛からなる、特
許請求の範囲第1項記載の電極基体。 11 基体1の鉛は約1.75%未満のアンチモンを
含む、特許請求の範囲第10項記載の電極基体。 12 電極基体1は正極基体である、特許請求の
範囲第1項記載の電極基体。 13 電極基体1の約5〜約30体積%を占めるチ
タン線を鋳造鉛マトリツクスに埋設した、特許請
求の範囲第12項記載の電極基体。 14 補強材2は基体1の約10〜約20体積%を占
める、特許請求の範囲第12項記載の電極基体。 15 補強材2は実質的に純粋な非合金チタンか
らなる、特許請求の範囲第12項記載の電極基
体。 16 補強材2はチタン線の撚線である、特許請
求の範囲第12項記載の電極基体。 17 補強材2は単一ストランドのチタン線であ
る、特許請求の範囲第12項記載の電極基体。
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