JPH0335382Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0335382Y2 JPH0335382Y2 JP1987043679U JP4367987U JPH0335382Y2 JP H0335382 Y2 JPH0335382 Y2 JP H0335382Y2 JP 1987043679 U JP1987043679 U JP 1987043679U JP 4367987 U JP4367987 U JP 4367987U JP H0335382 Y2 JPH0335382 Y2 JP H0335382Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- receiving plate
- rotating
- crushed
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、山から切り出し岩砕石・砂利や河川
砂利の砂石あるいはスラグ(鉱滓)等を研磨して
鋭角部を除去するとともに、付着する泥土類を除
去して良質の砂や砂利を得るための破砕研磨装置
に関するものである。
砂利の砂石あるいはスラグ(鉱滓)等を研磨して
鋭角部を除去するとともに、付着する泥土類を除
去して良質の砂や砂利を得るための破砕研磨装置
に関するものである。
従来技術としては、例えば特公昭47−3420号公
報記載のものが知られている。これは、対向端壁
部を有し水平方向に配置された定速回転ドラム
と、このドラムの一端部中に略軸線方向に向かつ
て素材を投入する素材投入装置及び前記ドラムか
ら粉砕された素材を取付す装置と、前記ドラムの
回転軸と略同軸の軸を中心に回転されかつ耐久性
のある弾性素材によつて形成された外部周面部を
持つた部材を備え、前記ドラム中に軸支され抱束
回転される回転衝動部材と、この衝動部材の外周
において前記ドラムの内部周縁部を取囲んで離間
され、前記ドラムの下部周縁部に投入された素材
に係合して上昇させかつ前記ドラムの上部周縁部
に向かつて素材を上昇させ、しかる後上昇された
素材を前記衝動部材上に重力によつて落下させる
素材上昇装置とを備える粉砕機であつて、回転ド
ラムと回転衝動部材とが略同心円の関係にあり、
しかも両者が同一方向に回転するものである。
報記載のものが知られている。これは、対向端壁
部を有し水平方向に配置された定速回転ドラム
と、このドラムの一端部中に略軸線方向に向かつ
て素材を投入する素材投入装置及び前記ドラムか
ら粉砕された素材を取付す装置と、前記ドラムの
回転軸と略同軸の軸を中心に回転されかつ耐久性
のある弾性素材によつて形成された外部周面部を
持つた部材を備え、前記ドラム中に軸支され抱束
回転される回転衝動部材と、この衝動部材の外周
において前記ドラムの内部周縁部を取囲んで離間
され、前記ドラムの下部周縁部に投入された素材
に係合して上昇させかつ前記ドラムの上部周縁部
に向かつて素材を上昇させ、しかる後上昇された
素材を前記衝動部材上に重力によつて落下させる
素材上昇装置とを備える粉砕機であつて、回転ド
ラムと回転衝動部材とが略同心円の関係にあり、
しかも両者が同一方向に回転するものである。
その他の従来例としては、特開昭0586753号公
報に記載の砕石研磨装置が知られている。これ
は、砕石に付着している土塊や砕石の角部を砕石
と他の砕石の研磨によつて除去するためのもので
あり、この従来装置の構成は、円筒状の回転ドラ
ムの内部に、この回転ドラムと反対方向に回転す
る衝撃刃付きロータを配設したものであり、しか
も衝撃刃付きロータの中心軸線は回転ドラムの中
心軸線と同軸に配設したものである。そして、研
磨される砕石はロータの衝撃刃で掻き上げられ、
このロータと反対方向に回転しているドラムの上
部内壁に衝突させられ、ドラム内を飛翔し合う砕
石相互の接触摩擦によつて砕石の角部または砕石
に付着している土塊が除去される。とされてい
る。
報に記載の砕石研磨装置が知られている。これ
は、砕石に付着している土塊や砕石の角部を砕石
と他の砕石の研磨によつて除去するためのもので
あり、この従来装置の構成は、円筒状の回転ドラ
ムの内部に、この回転ドラムと反対方向に回転す
る衝撃刃付きロータを配設したものであり、しか
も衝撃刃付きロータの中心軸線は回転ドラムの中
心軸線と同軸に配設したものである。そして、研
磨される砕石はロータの衝撃刃で掻き上げられ、
このロータと反対方向に回転しているドラムの上
部内壁に衝突させられ、ドラム内を飛翔し合う砕
石相互の接触摩擦によつて砕石の角部または砕石
に付着している土塊が除去される。とされてい
る。
特公昭47−3420号公報記載のものは、素材を小
さな粒子に砕くには良いが、コンクリート用の硬
い砕石を素材とする場合には、ゴムタイヤの如き
回転衝動部材では砕石の角を除去することは到底
不可能であり、角のとれた砂や砂利を得ることが
できないものであつた。
さな粒子に砕くには良いが、コンクリート用の硬
い砕石を素材とする場合には、ゴムタイヤの如き
回転衝動部材では砕石の角を除去することは到底
不可能であり、角のとれた砂や砂利を得ることが
できないものであつた。
さらに、特開昭50−86753号公報記載のものは、
砕石を回転ドラム内で飛翔させるので、ドラムの
上部内壁に衝突したり砕石同士が激しくぶつかり
合うために、角部や土塊を除去するよりも前に砕
石そのものが砕かれ、分割されてしまいよけいに
角ばつたものとなり、さらにこの分割された砕石
の角を除去しようとするには多大の時間を要する
ものであつた。
砕石を回転ドラム内で飛翔させるので、ドラムの
上部内壁に衝突したり砕石同士が激しくぶつかり
合うために、角部や土塊を除去するよりも前に砕
石そのものが砕かれ、分割されてしまいよけいに
角ばつたものとなり、さらにこの分割された砕石
の角を除去しようとするには多大の時間を要する
ものであつた。
そこで、この考案は、角部や土塊を効果的に除
去することができ、装置全体も大型化せずにコン
パクトに設計することができる破砕研磨装置を提
供することを目的とするものである。
去することができ、装置全体も大型化せずにコン
パクトに設計することができる破砕研磨装置を提
供することを目的とするものである。
上述の目的を達成するため、本考案は、略中空
円筒状のドラム内に着脱可能に少なくとも上下2
段の受板を上下方向に亘つて取付け、受板は半径
方向へ放射線状に配置した多数の棒材と各棒材間
に形成された隙間を有し全体をドーナツ状に形成
して構成され、ドラム及び受板の中心に単独で回
転する回転ロータを設け、回転ロータに受板と共
働して砕砂・砕石・砂利等の素材を破砕研磨する
ための回転羽根を各段に2以上取付け、上段の受
板下面に次段の中心部へ素材を導く集めシユート
を設け、ドラム上方から供給される素材を回転ロ
ータの回転により回転させられる回転羽根とこの
回転羽根の下方に位置する受板とで主として破砕
研磨するように構成したのである。
円筒状のドラム内に着脱可能に少なくとも上下2
段の受板を上下方向に亘つて取付け、受板は半径
方向へ放射線状に配置した多数の棒材と各棒材間
に形成された隙間を有し全体をドーナツ状に形成
して構成され、ドラム及び受板の中心に単独で回
転する回転ロータを設け、回転ロータに受板と共
働して砕砂・砕石・砂利等の素材を破砕研磨する
ための回転羽根を各段に2以上取付け、上段の受
板下面に次段の中心部へ素材を導く集めシユート
を設け、ドラム上方から供給される素材を回転ロ
ータの回転により回転させられる回転羽根とこの
回転羽根の下方に位置する受板とで主として破砕
研磨するように構成したのである。
ドラム上方から素材、例えば砕砂を投入し、回
転ロータを回転させることにより回転羽根を回転
させると、受板上にとどまつた砕砂は回転羽根と
受板を構成する棒材とで主として破砕研磨され、
砕砂は角がとれ受板の隙間から良質の砂となつて
落下し、集めシユートにより次段の中心部へ集め
られて再び回転羽根と受板との間で破砕研磨され
る。また、受板上の砕砂は回転羽根との間に挟ま
れて剪断・圧縮されるとともに回転羽根の回転に
より受板上を流動させられ、素材同士のぶつかり
合いによる破砕も行われ、所定の粒径以下に破
砕・研磨されたものが受板の隙間から落下し、落
下しない程度の大きさのものは、次の回転羽根で
剪断・圧縮され、かつ素材同士もぶつかり合い、
次々に所定の粒径以下に破砕・研磨されてゆく。
特に、素材が受板上を流動し、隙間に挟まつた素
材には回転羽根により強い剪断力と圧縮力が作用
し、角がとれた丸みのあるものにできる。
転ロータを回転させることにより回転羽根を回転
させると、受板上にとどまつた砕砂は回転羽根と
受板を構成する棒材とで主として破砕研磨され、
砕砂は角がとれ受板の隙間から良質の砂となつて
落下し、集めシユートにより次段の中心部へ集め
られて再び回転羽根と受板との間で破砕研磨され
る。また、受板上の砕砂は回転羽根との間に挟ま
れて剪断・圧縮されるとともに回転羽根の回転に
より受板上を流動させられ、素材同士のぶつかり
合いによる破砕も行われ、所定の粒径以下に破
砕・研磨されたものが受板の隙間から落下し、落
下しない程度の大きさのものは、次の回転羽根で
剪断・圧縮され、かつ素材同士もぶつかり合い、
次々に所定の粒径以下に破砕・研磨されてゆく。
特に、素材が受板上を流動し、隙間に挟まつた素
材には回転羽根により強い剪断力と圧縮力が作用
し、角がとれた丸みのあるものにできる。
(実施例)
以下にこの考案の好適な実施例を図面を参照に
して説明する。
して説明する。
第1図において略中空円筒状のドラム1内に着
脱可能に上下方向に複数段にわたつて受板2を取
付けてある。図示する実施例では2段に亙つて受
板2を設けてある。ドラム1及び受板2の中心に
単独に回転する回転ロータ3を設け、回転ロータ
3とこの回転ロータ3に受板2と共働して砕砂や
砕石等の素材を破砕研磨するための回転羽根4を
複数着脱可能に取付けてある。ドラム1の上端に
はホツパー5を取付け、このホツパー5から素材
を投入する。また、ドラム1は本体ケーシング6
に取付けてある。この本体ケーシング6は支柱7
により支持されている。前記回転ロータ3は、回
転軸8に取付けてあり、この回転軸8の基端には
従動車9を固着してある。この従動車9は、モー
タ10の出力軸に固着した駆動車11とベルト1
2で凍結されている。モータ10を作動させ駆動
車11を回転させることにより従動車9を回転さ
せ従動車9の回転により回転軸8を回転させ、回
転軸8が回転することにより回転ロータ3が回転
することとなる。また、回転ロータ3が回転する
とこれに取付けられた回転羽根4も一緒に回転す
る。上段の受板2の下面に次段の中心部へ素材を
導く集めシユート13を設けてある。前記回転羽
根4の回転ロータ3への取付けは、回転ロータ3
に回転子14を固着し、この回転子14に1又は
2以上の回転羽根4を取付ける。上段の受板2は
支持台15に取付けてあり、この支持台15はド
ラム1の内周面と回転ロータ3に設けた軸受16
に取付けてあり、回転ロータ3が回転しても不動
に構成してある。下段の受板2も同様の支持台1
5に取付けてあり、この支持台15はドラム1の
内周面に取付けてある。受板2は外方に向かうに
したがつて徐々に高くなるように傾斜した本体部
2Aと、この本体部2Aの外方先端を上方に立ち
上がらせた立柱部2Bとから構成してある。回転
羽根4もこのように構成された受板2の形状に倣
うようにその先端が立ち上がり立壁4Aを形成し
てある。前記上段の支持台15の下方には素材が
飛散するのを防止するための防止板17を設けて
ある。また、ドラム1内の下面には底板18を設
けてあり、この底板18につづいて排出シユート
19を形成してある。なおまた前記ホツパー5は
ドラム1の上端開口を覆う上蓋20に形成してあ
り、この上蓋20の下面には前述のものと同様の
素材飛散防止用の防止板17が設けてある。
脱可能に上下方向に複数段にわたつて受板2を取
付けてある。図示する実施例では2段に亙つて受
板2を設けてある。ドラム1及び受板2の中心に
単独に回転する回転ロータ3を設け、回転ロータ
3とこの回転ロータ3に受板2と共働して砕砂や
砕石等の素材を破砕研磨するための回転羽根4を
複数着脱可能に取付けてある。ドラム1の上端に
はホツパー5を取付け、このホツパー5から素材
を投入する。また、ドラム1は本体ケーシング6
に取付けてある。この本体ケーシング6は支柱7
により支持されている。前記回転ロータ3は、回
転軸8に取付けてあり、この回転軸8の基端には
従動車9を固着してある。この従動車9は、モー
タ10の出力軸に固着した駆動車11とベルト1
2で凍結されている。モータ10を作動させ駆動
車11を回転させることにより従動車9を回転さ
せ従動車9の回転により回転軸8を回転させ、回
転軸8が回転することにより回転ロータ3が回転
することとなる。また、回転ロータ3が回転する
とこれに取付けられた回転羽根4も一緒に回転す
る。上段の受板2の下面に次段の中心部へ素材を
導く集めシユート13を設けてある。前記回転羽
根4の回転ロータ3への取付けは、回転ロータ3
に回転子14を固着し、この回転子14に1又は
2以上の回転羽根4を取付ける。上段の受板2は
支持台15に取付けてあり、この支持台15はド
ラム1の内周面と回転ロータ3に設けた軸受16
に取付けてあり、回転ロータ3が回転しても不動
に構成してある。下段の受板2も同様の支持台1
5に取付けてあり、この支持台15はドラム1の
内周面に取付けてある。受板2は外方に向かうに
したがつて徐々に高くなるように傾斜した本体部
2Aと、この本体部2Aの外方先端を上方に立ち
上がらせた立柱部2Bとから構成してある。回転
羽根4もこのように構成された受板2の形状に倣
うようにその先端が立ち上がり立壁4Aを形成し
てある。前記上段の支持台15の下方には素材が
飛散するのを防止するための防止板17を設けて
ある。また、ドラム1内の下面には底板18を設
けてあり、この底板18につづいて排出シユート
19を形成してある。なおまた前記ホツパー5は
ドラム1の上端開口を覆う上蓋20に形成してあ
り、この上蓋20の下面には前述のものと同様の
素材飛散防止用の防止板17が設けてある。
受板2は、第2図に示すように半径方向へ放射
線状に配置した多数の棒材と各棒材間に形成され
た隙間2Cを有し全体をドーナツ状に形成してあ
る。そして、棒材の外方に向かうに従つて徐々に
高くなるように傾斜した部分が本体部2Aであ
り、この本体部2Aの外方先端を折り曲げて立ち
上がつた部分が立柱部2Bとなる。
線状に配置した多数の棒材と各棒材間に形成され
た隙間2Cを有し全体をドーナツ状に形成してあ
る。そして、棒材の外方に向かうに従つて徐々に
高くなるように傾斜した部分が本体部2Aであ
り、この本体部2Aの外方先端を折り曲げて立ち
上がつた部分が立柱部2Bとなる。
上述した実施例では、回転羽根4の先端を立ち
上がらせて立壁4Aを形成すると共に、受板2を
構成する棒材の先端も立ち上がり立柱部2Bを形
成したが、これらは必ずしも形成する必要はな
い。
上がらせて立壁4Aを形成すると共に、受板2を
構成する棒材の先端も立ち上がり立柱部2Bを形
成したが、これらは必ずしも形成する必要はな
い。
以上説明したように、本考案によれば、ドラム
内に着脱可能に複数段の受板を上下方向に亘つて
取り付け、受板は半径方向へ放射線状に配置した
多数の棒材と各棒材間に形成された隙間を有し全
体をドーナツ状に形成して構成され、ドラム及び
受板の中心に単独で回転する回転ロータを設け、
回転ロータに受板と共働して砕砂・砕石・砂利等
の素材を破砕研磨するための回転羽根を各段に2
以上取付け、上段の受板下面に次段の中心部へ素
材を導く集めシユートを設け、ドラム上方から供
給される素材を回転ロータの回転により回転させ
られる回転羽根とこの回転羽根の下方に位置する
受板とで主として破砕研磨するので、角部や土塊
を効果的に除去することができ、装置全体も大型
化せずにコンパクトに設計することが可能とな
る。特に上段において外方へ移動した素材を集め
シユートで次段の中心部へ導くので、次段におい
ても効率良く破砕研磨できる。また、一段の受板
に対してはその上方に所定間隔をあけて2以上の
回転羽根を回転ロータに取付けてあるので、受板
と回転羽根とで素材を挟み、回転羽根が回転する
ことで素材に剪断力及び圧縮力が作用するととも
にこすれて研磨され、隙間よりも小さく破砕・研
磨されたものは落下し、隙間より大きいものは、
次の回転羽根により順次破砕・研磨される。この
考案では素材をドラム内で飛散させてドラムの内
壁にぶつけて破砕するものではなく、受板と回転
羽根との間にある素材に剪断力と圧縮力を加え、
しかも回転羽根が2以上あるために回転羽根と回
転羽根の間の受板上の素材には剪断力も圧縮力も
作用しない。すなわち、この考案では常時素材に
力を加えるのではなく、力を加えたら抜き、抜い
たら力を加えるというように断続的に素材に剪断
力と圧縮力を加えるので、受板上での素材の流動
性も良く、素材同士のぶつかり合いによる破砕も
うながし、回転羽根と棒材の消耗も少なくなる。
さらにまた、隙間にある素材と棒材上にある素材
とでは、粒径が同じものだとすると、受ける剪断
力と圧縮力が異なり、受板上を流動する素材に対
し棒材上と隙間上との間に無段階の剪断力及び圧
縮力の変化を受けて角がとれた丸みのある良質な
砂利等を得ることができる。また、隙間に挟まつ
た素材はより良く研磨される。回転羽根の先端が
立ち上がり立壁を形成するとともに受板を構成す
る棒材の先端も立ち上がり立柱部を形成したもの
にあつては、回転羽根の回転により外方へ逃げよ
うとする素材も立壁と立柱部との間で破砕研磨す
ることができ、より一層破砕効率が向上する。
内に着脱可能に複数段の受板を上下方向に亘つて
取り付け、受板は半径方向へ放射線状に配置した
多数の棒材と各棒材間に形成された隙間を有し全
体をドーナツ状に形成して構成され、ドラム及び
受板の中心に単独で回転する回転ロータを設け、
回転ロータに受板と共働して砕砂・砕石・砂利等
の素材を破砕研磨するための回転羽根を各段に2
以上取付け、上段の受板下面に次段の中心部へ素
材を導く集めシユートを設け、ドラム上方から供
給される素材を回転ロータの回転により回転させ
られる回転羽根とこの回転羽根の下方に位置する
受板とで主として破砕研磨するので、角部や土塊
を効果的に除去することができ、装置全体も大型
化せずにコンパクトに設計することが可能とな
る。特に上段において外方へ移動した素材を集め
シユートで次段の中心部へ導くので、次段におい
ても効率良く破砕研磨できる。また、一段の受板
に対してはその上方に所定間隔をあけて2以上の
回転羽根を回転ロータに取付けてあるので、受板
と回転羽根とで素材を挟み、回転羽根が回転する
ことで素材に剪断力及び圧縮力が作用するととも
にこすれて研磨され、隙間よりも小さく破砕・研
磨されたものは落下し、隙間より大きいものは、
次の回転羽根により順次破砕・研磨される。この
考案では素材をドラム内で飛散させてドラムの内
壁にぶつけて破砕するものではなく、受板と回転
羽根との間にある素材に剪断力と圧縮力を加え、
しかも回転羽根が2以上あるために回転羽根と回
転羽根の間の受板上の素材には剪断力も圧縮力も
作用しない。すなわち、この考案では常時素材に
力を加えるのではなく、力を加えたら抜き、抜い
たら力を加えるというように断続的に素材に剪断
力と圧縮力を加えるので、受板上での素材の流動
性も良く、素材同士のぶつかり合いによる破砕も
うながし、回転羽根と棒材の消耗も少なくなる。
さらにまた、隙間にある素材と棒材上にある素材
とでは、粒径が同じものだとすると、受ける剪断
力と圧縮力が異なり、受板上を流動する素材に対
し棒材上と隙間上との間に無段階の剪断力及び圧
縮力の変化を受けて角がとれた丸みのある良質な
砂利等を得ることができる。また、隙間に挟まつ
た素材はより良く研磨される。回転羽根の先端が
立ち上がり立壁を形成するとともに受板を構成す
る棒材の先端も立ち上がり立柱部を形成したもの
にあつては、回転羽根の回転により外方へ逃げよ
うとする素材も立壁と立柱部との間で破砕研磨す
ることができ、より一層破砕効率が向上する。
第1図はこの考案の好適な実施例を示す断面
図、第2図は受板の平面図である。 1……ドラム、2……受板、2A……本体部、
2B……立柱部、2C……隙間、3……回転ロー
タ、4……回転羽根、13……集めシユート。
図、第2図は受板の平面図である。 1……ドラム、2……受板、2A……本体部、
2B……立柱部、2C……隙間、3……回転ロー
タ、4……回転羽根、13……集めシユート。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 略中空円筒状のドラム内に着脱可能に少なく
とも上下2段の受板を上下方向に亘つて取付
け、 受板は半径方向へ放射線状に配置した多数の
棒材と各棒材間に形成された隙間を有し全体を
ドーナツ状に形成して構成され、 ドラム及び受板の中心に単独で回転する回転
ロータを設け、 回転ロータに受板と共働して砕砂・砕石・砂
利等の素材を破砕研磨するための回転羽根を各
段に2以上取付け、 上段の受板下面に次段の中心部へ素材を導く
集めシユートを設け、 ドラム上方から供給される素材を回転ロータ
の回転により回転させられる回転羽根とこの回
転羽根の下方に位置する受板とで主として破砕
研磨するようにしたことを特徴とする破砕研磨
装置。 2 回転羽根の先端が立ち上がり立壁を形成する
とともに受板を構成する棒材の先端も立ち上が
り立柱部を形成したことを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項に記載の破砕研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987043679U JPH0335382Y2 (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987043679U JPH0335382Y2 (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63152642U JPS63152642U (ja) | 1988-10-06 |
JPH0335382Y2 true JPH0335382Y2 (ja) | 1991-07-26 |
Family
ID=30860766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987043679U Expired JPH0335382Y2 (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0335382Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-25 JP JP1987043679U patent/JPH0335382Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63152642U (ja) | 1988-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110523511A (zh) | 一种旧砂干法再生的多级破碎装置 | |
CN106948200A (zh) | 一种基于刮、磨、搅的无注水组合式制浆设备 | |
JPH0783844B2 (ja) | 粉砕装置からの出力材料を処理するための装置 | |
JP2001514072A (ja) | 粉砕ミル | |
JP2006007278A (ja) | 固化鋳物砂の破砕再生装置 | |
JPH0335382Y2 (ja) | ||
JPH0335381Y2 (ja) | ||
JP2597179B2 (ja) | 遠心流動粉砕装置 | |
CN116237124A (zh) | 一种建筑废料再生利用处理设备 | |
JPH0649149B2 (ja) | 破砕研磨装置 | |
US6170771B1 (en) | Rock crusher | |
KR200332848Y1 (ko) | 콘 크라셔 | |
JP3145089B1 (ja) | 磨砕機 | |
RU2067025C1 (ru) | Устройство для шлифования, шелушения и измельчения зерна | |
JPS6411340B2 (ja) | ||
JPH08318172A (ja) | ガラス等破砕装置およびガラス等の細粉砕方法 | |
CN118320963B (zh) | 一种建筑工程使用的小型粉磨机 | |
JPH0640971B2 (ja) | 砂利研磨装置 | |
EP1611957B1 (en) | Oil mill with hammers for crushing drupes, in particular olives | |
CN108080098A (zh) | 用于污泥破碎机的破碎组件及其构造方法 | |
SU1072893A1 (ru) | Устройство дл измельчени материалов | |
US214659A (en) | Improvement in apparatus for pulverizing metalliferous quartz | |
DE885190C (de) | Schleudermuehle | |
JPH0725228Y2 (ja) | 破砕研磨装置 | |
JP3775581B2 (ja) | 破砕・粉砕・摺り潰し装置 |