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JPH0334955A - カリックスアレーン誘導体 - Google Patents

カリックスアレーン誘導体

Info

Publication number
JPH0334955A
JPH0334955A JP16882889A JP16882889A JPH0334955A JP H0334955 A JPH0334955 A JP H0334955A JP 16882889 A JP16882889 A JP 16882889A JP 16882889 A JP16882889 A JP 16882889A JP H0334955 A JPH0334955 A JP H0334955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
general formula
expressed
calixarene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16882889A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Ota
正文 太田
Kyoji Tsutsui
恭治 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP16882889A priority Critical patent/JPH0334955A/ja
Publication of JPH0334955A publication Critical patent/JPH0334955A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なカリッグスアレーン誘導体に関し、詳し
くは機能性累積膜用の両親媒性化合物としての有用性が
期待される新規カリツクスアレーン誘導体に関する。
〔従来の技術〕
カリツクスアレーン(calixarene)又はカリ
ツクス[n]アレーンは下記一般式(■1)で示される
環状オリゴマーである。
(但し、」1式中nは4〜8の整数を表わす。)このカ
リックスアレーンの研究の歴史、合成法、構造的特徴、
応用などについては、例えばC,D、 GuLsche
 et al、 (Acc、Chem、Res、、 1
6.161(1983)HPure& Appl、Ch
em、、60,483(1988)]あるいは新海ら〔
日化、、 19+7(1988)]によって、詳細に報
告されている。これまで、カリックスアレーン誘導体に
ついては、イオノホアとしての機能、包接化合物として
の機能などが報告されているが、クラウンエーテル誘導
体などに比較し、分子認識能はあまり高くなく、今後更
に種々の誘導体を合成し、検討する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題] 例えば、新海らによって次のカリックスアレーン誘導体
が報告されている[Bull、Chem、Soc、Jp
n、 。
61.3733(1988)]。
ただ、このようなカリックスアレーン誘導体において更
にアシル鎖の長い化合物が得られると、疎水性が高まっ
た、両親媒性化合物としてより適したものとなることが
考えられる。
従って、本発明の目的は、両親媒性化合物として適した
構造を有する、新規なカリックスアレーン誘導体を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、下記一般式(1)で示されるカリック
スアレーン誘導体が提供され、 (CH,)m−CH。
(但し、上式中nは4〜8の整数を、またmは6〜22
の整数を、夫々表わす。) また、下記一般式(II)で示されるカリックスアレー
ン誘導体が提供される。
C1]。
(CB、)m ■ (但し、 上式中nは4〜8の整数、 またmは6〜22の整 数を、 夫々表わす。) 本光明における前記一般式(1)及び(11)で示され
るカリックスアレーン誘導体は、何れも新規物質であっ
て、前者は後者を製造するための原料となるものである
前記一般式(1)で示されるカリックスアレーン誘導体
は、下記一般式(In)で示されるカリックスアレーン
誘導体を、 (似し、上式中nは4〜8の整数を表わす。)有機溶媒
中、塩基性物質の存在下、下記一般式(IV)で示され
るアシルハライドと反応させることによって得ることが
できる。
CH3(CI−(、)m−COX         (
IV)(但し、上式中用は6〜22の整数を、またXは
ハロゲン原子を、夫々表わす。) 前記−・般式(…)で示されるカリックスアレーン誘導
体は、前記したC、 D、 Gu Lscheらの報文
に準じて得ることができる。また、前記一般式(IV)
で示されるアシルハライドとしては、例えばn−オクタ
ノイルクロライド、n−ノナノイルブロマイド、nデカ
ノイルブロマイド、n−ドデカノイルクロライド、ミリ
ストイルクロライド、バルミトイルクロライド、ステア
ロイルクロライド、ノナデカノイルクロライド、アラキ
トイルクロライド、ベヘノイルクロライド、n−テトラ
コサノイルクロライドなどが挙げられる。
なお、上記反応で用いる有機溶媒としては、前記一般式
(In)で示されるカリックスアレーン誘導体と前記一
般式(TV)で示されるアシルハライドの両者を溶解す
るものが好ましく、例えばジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、ジメ
チルホルムアミド、トルエン、ベンゼン、アセトニトリ
ルなどが挙げられる。これらは単独であるいは2種以上
の混合溶媒で使用される。
また、塩基性物質としては、無機塩基と有機塩基の両方
が使用できる。この場合、無機塩基としては、例えばナ
トリウムアミド、ナトリウムハイドライド、金属ナトリ
ウム、ナトリウムアルコラード、水酸化ナトリウム、炭
酸ナトリウム、カリウムハイドライド、カリウムアルコ
ラード、水酸化カリウム、炭酸カリウムなどが、また有
機塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンな
どが挙げられる。これらの塩基性物質の使用量は、前記
一般式(m)で示されるカリックスアレーン誘導体の水
酸基に対し、1〜数倍モルが適している。
上記反応は通常、室温から100℃の温度で、数時間行
なえばよいが、使用するアシルハライドあるいは塩基性
物質の種類により、反応条件は任意に設定することがで
きる。
また、前記一般式(II)で示されるカリックスアレー
ン誘導体は、前記一般式(+)で示されるカリックスア
レーン誘導体を、有機溶媒中、無水塩化アルミニウムの
イj在下に反応させることによって得ることができる。
この場合に用いる有機溶媒としては、例えば、ニトロベ
ンゼン、クロルベンゼン、0−ジクロルベンゼン、テト
ラクロルエタン、テトラクロルエチレン、ジクロルエタ
ン、四塩化炭素、トルエン、二硫化炭素などが挙げられ
る。無水塩化アルミニウムの使用量は、前記一般式(I
)で示されるカリックスアレーン誘導体のエステル基に
対して、1〜5倍モルが適している。また、反応温度は
室温から約200℃の温度が好ましく、特に30〜70
℃が好ましい。この温度で数時間から十数時間反応させ
ることにより、目的物を得ることができる。
〔発明の効果1 請求項(2)の前記一般式(II)で示される新規なカ
リックスアレーン誘導体は、長鎖アシル基を有するため
に、従来公知のカリックスアレーン誘導体に比して、疎
水性が高まり、両親媒性化合物として適した構造を有し
ており、例えばラングミュア・プロジット法による機能
性累積膜等としての用途が期待されるものである。
また、請求項(1)の前記一般式(1)で示されるカリ
ックスアレーン誘導体は、前記一般式(II)で示され
るカリックスアレーン誘導体製造用の中間体として有用
なものである。
[実施例] 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例1 [一般式(+)において、n=6、m=6で示される化
合物の合成] カリックス〔6〕アレーン[一般式(IIl)において
、n=6で示される化合物]1.91grを、モレキュ
ラー・シーブスで脱水処理したテトラヒドロフラン(3
5mQ)/N、N−ジメチルホルムアミド(8mQ)混
合溶媒に溶解した。この溶液へ、10〜20℃でナトリ
ウムハイドライド(油性、含有率約60%)2.88g
rを加えた。
10〜20℃で更に1時間撹拌した後、オクタノイルク
ロライド20.49grとテトラヒドロフラン1orr
lf!、からなる溶液を、7〜11℃の温度で、1.5
時間を要して滴下した。室温で1.5時間反応させた後
、徐々に昇温し、66〜69℃で5時間反応させた。
放冷後、約200−の氷水へ反応液を投じ、これにトル
エン50mQを加え、抽出操作を行なった。トルエン相
を水洗後、無水硫酸マグネシウムで脱水後、トルエンを
留去し、得られた淡黄色液体をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル、溶媒ニジクロヘキサン)で処理し、得
られた結晶をエタノールで再結晶を行ない、無色板状結
晶2.79gr(収率66.7χ)を得た。
得られた化合物の融点は134.0〜135.5℃であ
り、またその元素分析値は次の通りであった。なお、計
算値は一般式(T)において、n・6、m・6としたも
のである。
この化合物の赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)を第
1図に示す。第1図から判るように、2960.293
0.2860cm−にアルキル基に1帰属される、また
1760cm−にエステル基に帰属される吸収が認めら
れた。
また、l−1l−1−N溶媒CDCfl 、 、内部標
準テトラメチルシラン)による測定結果は次の通りであ
った。
以」二の結果より、目的物を得たことか確認された。
実施例2〜4 実施例1で用いたオクタノイルクロライドの代わりに表
−1に示したアシルハライドを用いた以外は、実施例I
と同様に操作して、種々の一般式(1)で示される化合
物を得た。それらの結果を表−1に示す。
2 実施例5 〔一般式(11)において、n・6、m=6で示される
化合物の合成] 実施例1で得られたカリックスアレーン誘導体[一般式
(1)においてn・6、■・6で示される化合物]1 
、39grを、1,1,2,2.−テトラクロルエタン
15+uQに溶解した。この溶液に無水塩化アルミニウ
ム1.60grを室温で加え、1時間撹拌後、約50°
Cで10時間反応させた。
放冷後、約IN塩酸(100+nQ)へ反応液を投じ、
クロロホルム約200mf2で抽出を行なった。クロロ
ホルム相を水洗後、無水硫酸マグネシウムで脱水した後
、溶媒を留去し、赤褐色樹脂状物を得た。これにメタノ
ール約+50mQを加え、褐黄色沈澱を得た。これをク
ロロホルム/メタノール及びトルエン/n−ヘキサンで
再沈澱精製を行ない、淡黄色粉末Q、43gr(収率3
1%)を得た。
得られた化合物の融点は300℃以」二であり、またそ
の元素分析値は次の通りであった。なお、計算植は一般
式(II)において、rl−6、■・6としたものであ
る。
この化合物の赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)を第
2図に示す。第2図から判るように、3420.325
0−′に水酸基に帰属される、また1675cm−’に
カルボニル基に帰属される吸収が認められた。なお、1
760cm−’のエステル基による吸収は消失した。
また、+(−NMR(溶媒1重水素化N、N−ジメチル
ホルムアミド:内部標準:テトラメチルシラン)による
測定結果は次の通りであった。
(フェノール性プロトンは、明確なピークを示さなかっ
た。) 以上の結果より、 目的物を得たことが確認され た。
実施例6〜8 実施例1で得られたカリックスアレーン誘導体の代わり
に、夫々実施例2〜4で得られたカリックスアレーン誘
導体を出発原料として用いた以外は、実施例5と同様に
操作して、対応する一般式(rJ)で示される化合物を
得た。それらの結果を表−2に示す。
5 16
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた一般式(1)(II・6、
m=6)で示されるカリックスアレーン誘導体の赤外線
吸収スペクトル図(KBrBr法)であり、また第2図
は実施例5で得られた一般式(U)(II・6、m・6
)で示されるカリックスアレーン誘導体の赤外吸収スペ
クトル図(KBr錠剤法)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で示されるカリックスアレー
    ン誘導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、上式中nは4〜8の整数を、またmは6〜22
    の整数を、夫々表わす。)
  2. (2)下記一般式(II)で示されるカリックスアレーン
    誘導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (但し、上式中nは4〜8の整数、またmは6〜22の
    整数を、夫々表わす。)
JP16882889A 1989-06-30 1989-06-30 カリックスアレーン誘導体 Pending JPH0334955A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997039077A1 (en) * 1996-04-16 1997-10-23 The University Of Sheffield Improvements in or relating to calixarenes
US6184783B1 (en) 1997-10-14 2001-02-06 Harness System Technologies Research, Ltd. Electronic control unit for car
KR100506357B1 (ko) * 2002-08-16 2005-08-05 현대모비스 주식회사 차량 컨트롤러 장치 및 그 제어방법
US8592113B2 (en) 2009-10-08 2013-11-26 Ricoh Company, Limited Toner, method of manufacturing toner, developer, and image forming method
CN112029016A (zh) * 2020-09-03 2020-12-04 北京化工大学 一种脂溶性柱(杯)芳烃作为光引发剂的应用

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