JPH0334448Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0334448Y2 JPH0334448Y2 JP1985161004U JP16100485U JPH0334448Y2 JP H0334448 Y2 JPH0334448 Y2 JP H0334448Y2 JP 1985161004 U JP1985161004 U JP 1985161004U JP 16100485 U JP16100485 U JP 16100485U JP H0334448 Y2 JPH0334448 Y2 JP H0334448Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathtub
- prevention plate
- wall surface
- outflow prevention
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔従来技術〕
近年、生活環境の洋風化に伴つて、洋風浴槽を
用いたユニツトバスが急速に普及している。この
洋風浴槽は、一般に略長方形状であり、長手方向
の一方の内壁は傾斜しており、他方の内壁は鉛直
に近い直立壁となつている。入浴者は、一般にこ
の傾斜部に背をもたせかけた姿勢をとるので、傾
斜は背中側と通称され、他方の略直立壁は足側と
通称される。
用いたユニツトバスが急速に普及している。この
洋風浴槽は、一般に略長方形状であり、長手方向
の一方の内壁は傾斜しており、他方の内壁は鉛直
に近い直立壁となつている。入浴者は、一般にこ
の傾斜部に背をもたせかけた姿勢をとるので、傾
斜は背中側と通称され、他方の略直立壁は足側と
通称される。
而して、ユニツトバスルームにおいては、一般
に浴槽の短辺側の一方又は双方を側壁に当接させ
た構成としている。
に浴槽の短辺側の一方又は双方を側壁に当接させ
た構成としている。
この洋風浴槽では浴槽内で身体を洗うため浴槽
内における動きが多く、波が生じ易い。とりわ
け、浴槽内の入浴者が傾斜部に背中をもたせかけ
る時には大きな波が生じ、生じた波がこの傾斜部
や近接する壁面に当たつて溢流や飛散が生じ、浴
槽外に湯が飛び出すことがある。
内における動きが多く、波が生じ易い。とりわ
け、浴槽内の入浴者が傾斜部に背中をもたせかけ
る時には大きな波が生じ、生じた波がこの傾斜部
や近接する壁面に当たつて溢流や飛散が生じ、浴
槽外に湯が飛び出すことがある。
ユニツトバスルームでは、浴槽を防水床パン上
に設けてあるので、床面にこぼれた水について
は、容易に排水でき問題は生じない。しかし、浴
槽短辺を当接した壁面に近接して、ユニツトバス
ルーム内へ出入りするためのドアが設けられ、か
つドアの下部に浴室内を換気する際の空気を取り
入れるための間隔が取られていることが多い。か
かる間隙があると、壁面ないしドア内面を伝つて
流れおちた水はドア下部の間隙から、ユニツトル
ーム外へ流出し、廊下等を漏らしてしまうことに
なる。特に、浴槽の背中側の壁にこのようなドア
が設けられたユニツトバスルームにおいては、入
浴者が浴槽内の傾斜内壁に背をもたせかけるとき
に大きな波が立ち、比較的多量の水が浴槽上面を
オーバーフローする傾向が強い。そして、このオ
ーバーフロー水の一部は、壁面ないしドア内面を
伝つて、上記間隙に至り、ユニツトルーム外に流
出する。
に設けてあるので、床面にこぼれた水について
は、容易に排水でき問題は生じない。しかし、浴
槽短辺を当接した壁面に近接して、ユニツトバス
ルーム内へ出入りするためのドアが設けられ、か
つドアの下部に浴室内を換気する際の空気を取り
入れるための間隔が取られていることが多い。か
かる間隙があると、壁面ないしドア内面を伝つて
流れおちた水はドア下部の間隙から、ユニツトル
ーム外へ流出し、廊下等を漏らしてしまうことに
なる。特に、浴槽の背中側の壁にこのようなドア
が設けられたユニツトバスルームにおいては、入
浴者が浴槽内の傾斜内壁に背をもたせかけるとき
に大きな波が立ち、比較的多量の水が浴槽上面を
オーバーフローする傾向が強い。そして、このオ
ーバーフロー水の一部は、壁面ないしドア内面を
伝つて、上記間隙に至り、ユニツトルーム外に流
出する。
本考案は、洋風浴槽を、その背中側を壁面に近
接又は当接させて設置した構造において、該壁面
を浴槽の洗い場側上面との双方に接続するように
水の流出防止板を設置し、且つ該壁面に沿う浴槽
手摺部の上面の高さを該流出防止板よりも低くし
たことを特徴とする。
接又は当接させて設置した構造において、該壁面
を浴槽の洗い場側上面との双方に接続するように
水の流出防止板を設置し、且つ該壁面に沿う浴槽
手摺部の上面の高さを該流出防止板よりも低くし
たことを特徴とする。
本考案では、浴槽内で大きな波が生じ、水が浴
槽の背中側の上面をのりこえて壁面に当たり流れ
出そうとしても、流出防止板が立設れているの
で、浴槽の床面や浴室外へ流出することがない。
槽の背中側の上面をのりこえて壁面に当たり流れ
出そうとしても、流出防止板が立設れているの
で、浴槽の床面や浴室外へ流出することがない。
次に本考案を添付図面に示す実施例に基いてよ
り詳細に説明する。
り詳細に説明する。
第1図は、本考案の第1実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
浴室1は、ドア2により廊下等の外部から出入
可能とされており、ドア2の下部には、空気流通
のための間隙3が設けられている。このドア2は
壁面4aに取り付けられている。該壁面4aは、
他の3つの壁面4b,4c,4d(4c,4dは
図示せず)とで浴室1を囲んでいる。壁面4a,
4b,4cの3面に接するように浴槽5が設置さ
れ、ドア2の前方には洗い場1aが形成されてい
る。該浴槽5の内壁面4a側の内面は、傾斜部6
が形成され、入浴者が背中をもたせかけられるよ
うになつている。而して、浴槽5の背中側の手摺
部5aは壁面4aに当接され、必要に応じシリコ
ンコーキングなどでシールされている。この浴槽
5の洗い場1a側の手摺部の上面7には、水の流
出防止板8が設けられている。この流出防止板は
横長であり、壁面4aを浴槽上面7との双方に接
続されている。なお、流出防止板8の上辺は、壁
面4aから離隔する方向へ下り勾配となつてい
る。図示の通り手摺部5aは流出防止板8よりも
低い。かかる流出防止板8を設けることにより、
傾斜部6をはい上り、手摺部5a上を(又は壁面
4aに沿つて)洗い場1a方向へ溢流する水W
は、流出防止板8にはね返されて浴槽5内に戻さ
れる。そのため、ドア2の下側間隙3から浴室外
へ流出することがない。なお、溢流水Wの一部
が、流出防止板8に沿つ流れ、洗い場1aに流れ
落ちることも考えられるが、洗い場1aへの流水
は容易に排水できるから支障はない。
可能とされており、ドア2の下部には、空気流通
のための間隙3が設けられている。このドア2は
壁面4aに取り付けられている。該壁面4aは、
他の3つの壁面4b,4c,4d(4c,4dは
図示せず)とで浴室1を囲んでいる。壁面4a,
4b,4cの3面に接するように浴槽5が設置さ
れ、ドア2の前方には洗い場1aが形成されてい
る。該浴槽5の内壁面4a側の内面は、傾斜部6
が形成され、入浴者が背中をもたせかけられるよ
うになつている。而して、浴槽5の背中側の手摺
部5aは壁面4aに当接され、必要に応じシリコ
ンコーキングなどでシールされている。この浴槽
5の洗い場1a側の手摺部の上面7には、水の流
出防止板8が設けられている。この流出防止板は
横長であり、壁面4aを浴槽上面7との双方に接
続されている。なお、流出防止板8の上辺は、壁
面4aから離隔する方向へ下り勾配となつてい
る。図示の通り手摺部5aは流出防止板8よりも
低い。かかる流出防止板8を設けることにより、
傾斜部6をはい上り、手摺部5a上を(又は壁面
4aに沿つて)洗い場1a方向へ溢流する水W
は、流出防止板8にはね返されて浴槽5内に戻さ
れる。そのため、ドア2の下側間隙3から浴室外
へ流出することがない。なお、溢流水Wの一部
が、流出防止板8に沿つ流れ、洗い場1aに流れ
落ちることも考えられるが、洗い場1aへの流水
は容易に排水できるから支障はない。
この流出防止板8は、浴槽5や壁面4と一体と
してもよく、別体に形成して、浴槽5と壁面4と
に接着するようにしてもよい。流出防止板8の高
さは、通常約5cm以上が好適である。また、その
横方向の長さは、傾斜部6の上面6aの幅に応じ
て適宜決定すれば良い。
してもよく、別体に形成して、浴槽5と壁面4と
に接着するようにしてもよい。流出防止板8の高
さは、通常約5cm以上が好適である。また、その
横方向の長さは、傾斜部6の上面6aの幅に応じ
て適宜決定すれば良い。
第2図は、本考案の第2実施例を示す斜視図で
ある。この第2実施例では、縦長の流出防止板
8′が天井面(図示せず)にも接続されるように
立設されている。また、該流出防止板8′の前面
には、小物入れ9とタオル掛け10が設置されて
いる。なお、鏡など、他の物を取り付けることも
もちろん可能である。この流出防止板8′のよう
に上端を天井に接続すれば、防止板が3点支持さ
れるので、取付強度が向上する。なお、流出防止
板8′は、天井より低くしても、流出防止機能に
代わりはない。
ある。この第2実施例では、縦長の流出防止板
8′が天井面(図示せず)にも接続されるように
立設されている。また、該流出防止板8′の前面
には、小物入れ9とタオル掛け10が設置されて
いる。なお、鏡など、他の物を取り付けることも
もちろん可能である。この流出防止板8′のよう
に上端を天井に接続すれば、防止板が3点支持さ
れるので、取付強度が向上する。なお、流出防止
板8′は、天井より低くしても、流出防止機能に
代わりはない。
第3図は本考案を適用したユニツトバスルーム
の平面図である。第3図において、防止床パン1
1の同縁に側パネル12〜15が立設されてユニ
ツトルームが区画形成され、内部に浴槽16、洗
面器17、洋風便器18が設置されている。側パ
ネル12にはドア19が設けられ、ドア19の枢
支側近傍には流出防止板20が立設されている。
符号21は給水管、22は給湯管、23は雑排水
管、24は汚水排水管である。
の平面図である。第3図において、防止床パン1
1の同縁に側パネル12〜15が立設されてユニ
ツトルームが区画形成され、内部に浴槽16、洗
面器17、洋風便器18が設置されている。側パ
ネル12にはドア19が設けられ、ドア19の枢
支側近傍には流出防止板20が立設されている。
符号21は給水管、22は給湯管、23は雑排水
管、24は汚水排水管である。
26は浴槽16の背中側の手摺部の上面であ
る。この上面26は側パイプ12に当接してお
り、その高さは流出防止板20よりも低い。
る。この上面26は側パイプ12に当接してお
り、その高さは流出防止板20よりも低い。
このようなユニツトバスルームにおいてはドア
19の下側間隙からの水のルーム外への流出が確
実に防止される。また、床25の漏れも少なく、
洗面器やトイレ使用時の快適され優れる。
19の下側間隙からの水のルーム外への流出が確
実に防止される。また、床25の漏れも少なく、
洗面器やトイレ使用時の快適され優れる。
上記実施例では、浴槽の背中側の手摺部が壁面
に当接しているが、多少離れていても良い。この
場合には、該手摺部を壁面とをシリコンコーキン
グなどで連続させれば良い。
に当接しているが、多少離れていても良い。この
場合には、該手摺部を壁面とをシリコンコーキン
グなどで連続させれば良い。
本考案出は、浴槽からの水の流出防止板を設け
てあるので、浴室外に水が流出することがなく、
ユニツトバス等での浴室近傍の快適使用が可能で
ある。また、ユニツトバスに適用すれば、洗面器
やトイレなどの快適な使用も可能となる。
てあるので、浴室外に水が流出することがなく、
ユニツトバス等での浴室近傍の快適使用が可能で
ある。また、ユニツトバスに適用すれば、洗面器
やトイレなどの快適な使用も可能となる。
第1図及び第2図は、本考案の実施例を示す斜
視図、第3図は実施例に係るユニツトバスを示す
平面図である。 1……浴室、2……ドア、3……間隙、5……
浴槽、8,8′……流出防止板。
視図、第3図は実施例に係るユニツトバスを示す
平面図である。 1……浴室、2……ドア、3……間隙、5……
浴槽、8,8′……流出防止板。
Claims (1)
- 浴槽を、その背中側を壁面に近接又は当接させ
て設置した構造において、水の流出防止板を浴槽
の洗い場側の上面と、前記壁面とに接続させて設
け、且つ該壁面に沿う浴槽手摺部の上面の高さを
該流出防止板よりも低くしたことを特徴とする洋
風浴槽の設置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985161004U JPH0334448Y2 (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985161004U JPH0334448Y2 (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6275158U JPS6275158U (ja) | 1987-05-14 |
JPH0334448Y2 true JPH0334448Y2 (ja) | 1991-07-22 |
Family
ID=31086919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985161004U Expired JPH0334448Y2 (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0334448Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6137887B2 (ja) * | 1981-10-27 | 1986-08-26 | Shimizu Kensetsu Kk |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6137887U (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-08 | ヤマハ株式会社 | ユニツトバス |
-
1985
- 1985-10-21 JP JP1985161004U patent/JPH0334448Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6137887B2 (ja) * | 1981-10-27 | 1986-08-26 | Shimizu Kensetsu Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6275158U (ja) | 1987-05-14 |
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