JPH0333689Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0333689Y2 JPH0333689Y2 JP1985056368U JP5636885U JPH0333689Y2 JP H0333689 Y2 JPH0333689 Y2 JP H0333689Y2 JP 1985056368 U JP1985056368 U JP 1985056368U JP 5636885 U JP5636885 U JP 5636885U JP H0333689 Y2 JPH0333689 Y2 JP H0333689Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- conveyor
- width direction
- shaft
- holding body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、上面に品物を載せる機能の他に、
始端で品物を掴んでそのまま搬送し、終端で品物
を解放する機能をも備えたコンベヤ装置に関す
る。
始端で品物を掴んでそのまま搬送し、終端で品物
を解放する機能をも備えたコンベヤ装置に関す
る。
品物を保持して搬送するコンベヤ装置として
は、例えば実公昭49−47117号公報に記載される
ようなものがある。即ちこの従来技術は、2本の
無端チエンの間に架設された多数の横棒のうち前
後をなす横棒間に箱が架設されてなり、この箱に
より、内部に投入された品物を搬送するものであ
る。
は、例えば実公昭49−47117号公報に記載される
ようなものがある。即ちこの従来技術は、2本の
無端チエンの間に架設された多数の横棒のうち前
後をなす横棒間に箱が架設されてなり、この箱に
より、内部に投入された品物を搬送するものであ
る。
しかしながら、前記従来のコンベヤ装置にあつ
ては、箱内に収容された品物が、搬送中の振動等
によつて箱内で姿勢や位置を変えることがあつ
て、コンベヤ装置に搬入されたままの位置と姿勢
で次工程に品物を送出することができない場合が
あつた。一方、これを防止するためには箱の形状
と寸法とを品物と一致させて箱内で品物が動かな
いようにすれば足りるが、そうすると品物を箱に
投入する際の品物の姿勢や品物投入のタイミング
を制御することが困難になり、且つ品物の大きさ
等が変化したときには、箱も交換しなければなら
なくなるという問題点がある。
ては、箱内に収容された品物が、搬送中の振動等
によつて箱内で姿勢や位置を変えることがあつ
て、コンベヤ装置に搬入されたままの位置と姿勢
で次工程に品物を送出することができない場合が
あつた。一方、これを防止するためには箱の形状
と寸法とを品物と一致させて箱内で品物が動かな
いようにすれば足りるが、そうすると品物を箱に
投入する際の品物の姿勢や品物投入のタイミング
を制御することが困難になり、且つ品物の大きさ
等が変化したときには、箱も交換しなければなら
なくなるという問題点がある。
また、前記従来のコンベヤ装置によれば、品物
の保持体が箱であるためその内部に空間又はシユ
ート等を経由して品物を投入する必要があつたか
ら、前工程との関連で品物をコンベヤ装置上面に
直接供給することが必要な場合には適応すること
ができないという問題点がある。さらに、前記従
来例においては箱内に品物を収容する形式である
ため、コンベヤに、本来の機能である搬送機能と
は別の機能が求められる場合には期待に反するこ
とになる。例えば特公昭51−42187号公報に記載
される、ローラとコンベヤの始端との間で品物を
支持しつつ当該品物を2つ折りするときのよう
に、コンベヤ上面が平らであることが必要な場合
には、前記従来技術によつてはコンベヤ上面が平
らでないため期待される機能を生じ得ないという
問題点がある。
の保持体が箱であるためその内部に空間又はシユ
ート等を経由して品物を投入する必要があつたか
ら、前工程との関連で品物をコンベヤ装置上面に
直接供給することが必要な場合には適応すること
ができないという問題点がある。さらに、前記従
来例においては箱内に品物を収容する形式である
ため、コンベヤに、本来の機能である搬送機能と
は別の機能が求められる場合には期待に反するこ
とになる。例えば特公昭51−42187号公報に記載
される、ローラとコンベヤの始端との間で品物を
支持しつつ当該品物を2つ折りするときのよう
に、コンベヤ上面が平らであることが必要な場合
には、前記従来技術によつてはコンベヤ上面が平
らでないため期待される機能を生じ得ないという
問題点がある。
この考案は、前記従来の問題点に着目してなさ
れたものであり、その目的は、コンベヤ装置の始
端においての品物の受け入れが容易であり、且つ
受け入れられた品物をそのままの姿勢で搬送して
次工程に供給することのできるコンベヤ装置を得
ることを目的としている。
れたものであり、その目的は、コンベヤ装置の始
端においての品物の受け入れが容易であり、且つ
受け入れられた品物をそのままの姿勢で搬送して
次工程に供給することのできるコンベヤ装置を得
ることを目的としている。
この考案のコンベヤ装置は、無端チエンその他
の駆動される無端体を複数並行に配置し、両無端
体間に、幅方向に延びる相互に平行な横棒を所定
間隔で多数架設し、駆動される方向における前後
の横棒間に、搬送目的物である品物を保持する保
持体を前記横棒に沿つて幅方向位置を可変に架設
し、前記保持体には下側に突出する軸を設けると
ともに幅方向に傾いて設けられたガイドレールに
前記軸を係合して、前記保持体を幅方向に移動さ
せながら前進させるコンベヤ装置であつて、前記
保持体の本体を可撓性素材により構成するととも
に、その上面に保持体本体の撓みにより先端の間
隔が可変になる多数の立ち上がり部を立設し、さ
らに前記保持体の本体には取付具を介して前記軸
を取付け、この取付具には相互に前後する複数の
横棒を貫通させ、前記保持体の転回内側に、保持
体を下面から支えるローラを配置してなる。
の駆動される無端体を複数並行に配置し、両無端
体間に、幅方向に延びる相互に平行な横棒を所定
間隔で多数架設し、駆動される方向における前後
の横棒間に、搬送目的物である品物を保持する保
持体を前記横棒に沿つて幅方向位置を可変に架設
し、前記保持体には下側に突出する軸を設けると
ともに幅方向に傾いて設けられたガイドレールに
前記軸を係合して、前記保持体を幅方向に移動さ
せながら前進させるコンベヤ装置であつて、前記
保持体の本体を可撓性素材により構成するととも
に、その上面に保持体本体の撓みにより先端の間
隔が可変になる多数の立ち上がり部を立設し、さ
らに前記保持体の本体には取付具を介して前記軸
を取付け、この取付具には相互に前後する複数の
横棒を貫通させ、前記保持体の転回内側に、保持
体を下面から支えるローラを配置してなる。
コンベヤの始端、終端の転回部においては、保
持体の転回内側にあるローラによつて保持体が支
持されて保持体の本体は弧状に反るから、保持体
の本体の上面に多数立設された立ち上がり部は相
互の先端の間隔が開き、且つコンベヤの始端から
終端の間においては、保持体の本体が前後の横棒
間で真つ直ぐになるから、先端の間隔が開いた状
態から閉じた状態になる。
持体の転回内側にあるローラによつて保持体が支
持されて保持体の本体は弧状に反るから、保持体
の本体の上面に多数立設された立ち上がり部は相
互の先端の間隔が開き、且つコンベヤの始端から
終端の間においては、保持体の本体が前後の横棒
間で真つ直ぐになるから、先端の間隔が開いた状
態から閉じた状態になる。
このため、コンベヤ始端において開いた状態に
ある立ち上がり部先端に品物が供給され、これが
コンベヤ始端から離れて終端方向に移動した段階
で、立ち上がり部先端の間隔が閉じるため、その
先端どうしの間に品物の下部が掴まれる。コンベ
ヤ装置による搬送中の品物は、前記掴まれた状態
で継続して終端まで搬送されるから、品物の姿勢
及び保持体に対する位置は不変となり、コンベヤ
装置に供給された姿勢等のまま終端まで搬送され
る。
ある立ち上がり部先端に品物が供給され、これが
コンベヤ始端から離れて終端方向に移動した段階
で、立ち上がり部先端の間隔が閉じるため、その
先端どうしの間に品物の下部が掴まれる。コンベ
ヤ装置による搬送中の品物は、前記掴まれた状態
で継続して終端まで搬送されるから、品物の姿勢
及び保持体に対する位置は不変となり、コンベヤ
装置に供給された姿勢等のまま終端まで搬送され
る。
そして、コンベヤ終端まで至ると、ここで保持
体が転回してその立ち上がり部の先端どうしの間
が開くから、立ち上がり部間に掴まれている品物
が保持体から解放されて、次の工程に供給され
る。保持体は品物を解放した後には下側の復路を
経由して前記始端に至り、ここで再度品物を保持
する。
体が転回してその立ち上がり部の先端どうしの間
が開くから、立ち上がり部間に掴まれている品物
が保持体から解放されて、次の工程に供給され
る。保持体は品物を解放した後には下側の復路を
経由して前記始端に至り、ここで再度品物を保持
する。
コンベヤ始端から終端までの移動中に、保持体
はガイドレールに案内されて幅方向にも移動さ
れ、よつて始端においてコンベヤの保持体に供給
される品物の幅方向の位置と、終端においてコン
ベヤから排出される品物の幅方向位置とを変更す
ることができるが、このとき取付具は保持体とと
もに前進するに対して、ガイドレールとこれに係
合する軸との摩擦抵抗等によつて軸の先端には後
方へ残る力が作用し、もつて軸には旋回する力が
作用する。しかし、軸の取付具には前後する複数
の横棒が貫通しているために、軸と取付具は旋回
することが防止されるから、取付具を介して軸が
取付けられている可撓性ある保持体本体が変形す
ることもない。かくして、取付具を貫通する前後
の横棒によつて保持体の形状は所定通りに維持さ
れる。
はガイドレールに案内されて幅方向にも移動さ
れ、よつて始端においてコンベヤの保持体に供給
される品物の幅方向の位置と、終端においてコン
ベヤから排出される品物の幅方向位置とを変更す
ることができるが、このとき取付具は保持体とと
もに前進するに対して、ガイドレールとこれに係
合する軸との摩擦抵抗等によつて軸の先端には後
方へ残る力が作用し、もつて軸には旋回する力が
作用する。しかし、軸の取付具には前後する複数
の横棒が貫通しているために、軸と取付具は旋回
することが防止されるから、取付具を介して軸が
取付けられている可撓性ある保持体本体が変形す
ることもない。かくして、取付具を貫通する前後
の横棒によつて保持体の形状は所定通りに維持さ
れる。
次に実施例について説明する。
この無端コンベヤ装置の全体は第6図に平面図
で示される。ここで1は両側の機枠であり、この
両機枠1間にその前端と後端で回転軸2,3が個
別に架設され、回転軸2の端部には図示しない駆
動機構に連結されるチエンスプロケツト4が固定
されている。
で示される。ここで1は両側の機枠であり、この
両機枠1間にその前端と後端で回転軸2,3が個
別に架設され、回転軸2の端部には図示しない駆
動機構に連結されるチエンスプロケツト4が固定
されている。
両回転軸2,3には、機枠1の内側において
夫々2つのチエンスプロケツト5,5及び6,6
が固定され、左右夫々の前後をなすスプロケツト
5,6間には夫々無端チエン7,8が架設され
る。各無端チエン7,8の下側には、図示しない
が公知のようにレールが配置されて、無端チエン
7,8にたるみが発生しないようにしてある。従
つて無端チエン7,8としてはローラチエンを用
いれば、前記レールにおける無端チエン7,8の
摺接を円滑になすことができる。無端チエン7,
8はこの考案の無端体を構成するものであり、相
互に平行をなしている。かかる無端チエン7,8
間には、これと直角に交差する横棒9が所定の間
隔をもつて多数架設される。横棒9端部と無端チ
エン7,8との結合手段は公知の手段を用いる。
夫々2つのチエンスプロケツト5,5及び6,6
が固定され、左右夫々の前後をなすスプロケツト
5,6間には夫々無端チエン7,8が架設され
る。各無端チエン7,8の下側には、図示しない
が公知のようにレールが配置されて、無端チエン
7,8にたるみが発生しないようにしてある。従
つて無端チエン7,8としてはローラチエンを用
いれば、前記レールにおける無端チエン7,8の
摺接を円滑になすことができる。無端チエン7,
8はこの考案の無端体を構成するものであり、相
互に平行をなしている。かかる無端チエン7,8
間には、これと直角に交差する横棒9が所定の間
隔をもつて多数架設される。横棒9端部と無端チ
エン7,8との結合手段は公知の手段を用いる。
横棒9には保持体10が架設される。保持体1
0はゴム状弾性体からなる本体11と、本体11
上面の多数の立ち上がり部12と、本体11下面
の脚部13と、本体11を左右方向に貫通する管
14とを備える。本体11は全体が同一のゴム状
弾性体からなるが、厚み方向中心部には補強材を
埋設することも可能である。立ち上がり部12は
本体11と一体のゴム状弾性体により立設され
て、この立ち上がり部12は、本体11の撓みに
より相互間が開閉して先端の間隔が可変になるよ
うに、また各立ち上がり部12先端全体で平面を
なすように構成される。脚部13も本体11に一
体にゴム状弾性体によつて形成され、その各先端
の長さも揃つている。管14の内部には前記横棒
9を貫通させて、保持体10が横棒9に対してそ
の軸方向に摺動自在に支持されるようにしてあ
る。
0はゴム状弾性体からなる本体11と、本体11
上面の多数の立ち上がり部12と、本体11下面
の脚部13と、本体11を左右方向に貫通する管
14とを備える。本体11は全体が同一のゴム状
弾性体からなるが、厚み方向中心部には補強材を
埋設することも可能である。立ち上がり部12は
本体11と一体のゴム状弾性体により立設され
て、この立ち上がり部12は、本体11の撓みに
より相互間が開閉して先端の間隔が可変になるよ
うに、また各立ち上がり部12先端全体で平面を
なすように構成される。脚部13も本体11に一
体にゴム状弾性体によつて形成され、その各先端
の長さも揃つている。管14の内部には前記横棒
9を貫通させて、保持体10が横棒9に対してそ
の軸方向に摺動自在に支持されるようにしてあ
る。
管14は、保持体10の前部においては2本、
後部においては1本配置され、従つて保持体10
は前部において2本の横棒9に係合し且つ後部に
おいて1本の横棒9に係合している。
後部においては1本配置され、従つて保持体10
は前部において2本の横棒9に係合し且つ後部に
おいて1本の横棒9に係合している。
また保持体10前部の2本の管14は一側に突
出され、これらの突出部に取付具15が固定さ
れ、この取付具15には軸16が固定される。軸
16にはローラ17が回転自在に支持されてい
る。ローラ17は、第3図に示すように筒状をな
すものでもよいし、また第4図に示すように両端
にフランジが形成されて、中央部に環状溝17a
を形成してもよい。
出され、これらの突出部に取付具15が固定さ
れ、この取付具15には軸16が固定される。軸
16にはローラ17が回転自在に支持されてい
る。ローラ17は、第3図に示すように筒状をな
すものでもよいし、また第4図に示すように両端
にフランジが形成されて、中央部に環状溝17a
を形成してもよい。
横棒9は3本が1組になつていて、この1組に
1つの保持体10が前記のように取付けられ、こ
のようにして無端チエン7,8に架設された多数
の横棒9に、無端チエン7,8の長手方向に沿つ
て多数の保持体10が取付けられ、もつて前後方
向に多数の保持体10が所定間隔をおいて無端状
に連続されてコンベヤを構成する。
1つの保持体10が前記のように取付けられ、こ
のようにして無端チエン7,8に架設された多数
の横棒9に、無端チエン7,8の長手方向に沿つ
て多数の保持体10が取付けられ、もつて前後方
向に多数の保持体10が所定間隔をおいて無端状
に連続されてコンベヤを構成する。
前記回転軸2,3には保持体10を下面から支
持するローラ18(第5,6図に示す。)が夫々
装着される。このローラ18は、転回部を通過し
てコンベヤの上面と下面との間を移行する保持体
10の脚部13先端が当たつて、このローラ18
周面に沿つて保持体10が弧状に変形するように
してある。ローラ18は回転軸2,3と一体に回
転するようにしてあるが、これら回転軸2,3に
回転自在に外嵌するものであつてもよい。
持するローラ18(第5,6図に示す。)が夫々
装着される。このローラ18は、転回部を通過し
てコンベヤの上面と下面との間を移行する保持体
10の脚部13先端が当たつて、このローラ18
周面に沿つて保持体10が弧状に変形するように
してある。ローラ18は回転軸2,3と一体に回
転するようにしてあるが、これら回転軸2,3に
回転自在に外嵌するものであつてもよい。
無端チエン7,8の駆動により走行する横棒9
及び保持体10の軌跡の内側に、この軌跡に沿つ
て2本の無端状のガイドレール19が設置され
る。各ガイドレール19は、相互の間隔がコンベ
ヤ始端(第6図において下側)において狭く、コ
ンベヤ終端(同図において上側)において広くな
るように配置される。そしてこのガイドレール1
9には、前記保持体10に取付具15を介して配
置したローラ17を係合する。コンベヤの前後方
向に連続する各保持体10の夫々のローラ17を
左右のガイドレール19に交互に係合させてあ
る。かくして、無端チエン7,8の駆動により横
棒9に伴つて進行する保持体10は、進行に伴つ
て交互に左右に別れていくようにしてある。ここ
で、ローラ17を第4図に示す形状にし、その溝
17aにガイドレール19の一部を係合させる
と、保持体10の上下動を抑制することも可能に
なる。
及び保持体10の軌跡の内側に、この軌跡に沿つ
て2本の無端状のガイドレール19が設置され
る。各ガイドレール19は、相互の間隔がコンベ
ヤ始端(第6図において下側)において狭く、コ
ンベヤ終端(同図において上側)において広くな
るように配置される。そしてこのガイドレール1
9には、前記保持体10に取付具15を介して配
置したローラ17を係合する。コンベヤの前後方
向に連続する各保持体10の夫々のローラ17を
左右のガイドレール19に交互に係合させてあ
る。かくして、無端チエン7,8の駆動により横
棒9に伴つて進行する保持体10は、進行に伴つ
て交互に左右に別れていくようにしてある。ここ
で、ローラ17を第4図に示す形状にし、その溝
17aにガイドレール19の一部を係合させる
と、保持体10の上下動を抑制することも可能に
なる。
かくして構成されるコンベヤ装置は、この実施
例においては第5図に示すような、品物Aの2つ
折り装置の一部に適用される。この品物Aは例え
ば即席麺であり、公知の手段により製造されるも
のである。そして品物Aの2つ折り装置の原理
は、例えば特公昭51−42187号公報に示されるも
のであり、帯状の品物Aが所定長さに切断された
後、この実施例では、2つのローラ20,21に
供給され、ここで垂下された品物Aが、横から進
退する折り曲げ刃22により中央を押されて、ロ
ーラ20とコンベヤ始端の保持体10との間に押
し込まれ、以て品物Aがコンベヤ上で2つ折りに
されるように構成される。
例においては第5図に示すような、品物Aの2つ
折り装置の一部に適用される。この品物Aは例え
ば即席麺であり、公知の手段により製造されるも
のである。そして品物Aの2つ折り装置の原理
は、例えば特公昭51−42187号公報に示されるも
のであり、帯状の品物Aが所定長さに切断された
後、この実施例では、2つのローラ20,21に
供給され、ここで垂下された品物Aが、横から進
退する折り曲げ刃22により中央を押されて、ロ
ーラ20とコンベヤ始端の保持体10との間に押
し込まれ、以て品物Aがコンベヤ上で2つ折りに
されるように構成される。
コンベヤ終端には、第6図に示すようにシユー
ト23を介して別のコンベヤ24が連続してお
り、このコンベヤ24は品物Aの次の処理工程
(例えば油揚げ工程)に連続する。
ト23を介して別のコンベヤ24が連続してお
り、このコンベヤ24は品物Aの次の処理工程
(例えば油揚げ工程)に連続する。
次にこの実施例の作用を説明する。
まず第5図で示すローラ20,21により、予
め所定長さに切断された品物Aが垂下され、その
長手方向中央から折り曲げ刃22が前進して品物
Aをローラ20と保持体10との間に押し込む。
この押し込まれた品物Aは、ローラ20と保持体
10との運動によつて第5図において左方向(即
ちコンベヤの駆動方向)に移動されつつ、品物A
の上半分と下半分が重合されて2つ折りが完成す
る。
め所定長さに切断された品物Aが垂下され、その
長手方向中央から折り曲げ刃22が前進して品物
Aをローラ20と保持体10との間に押し込む。
この押し込まれた品物Aは、ローラ20と保持体
10との運動によつて第5図において左方向(即
ちコンベヤの駆動方向)に移動されつつ、品物A
の上半分と下半分が重合されて2つ折りが完成す
る。
品物Aが折り曲げ刃22によつて押し込まれる
ときには、保持体10はコンベヤの転回部を通過
中であつて、保持体10の脚部13先端はローラ
18の外周に支えられているから、保持体10は
弧状に反つている。このため立ち上がり部12は
先端の間隔が広がつて開いた状態にある。そこ
で、かかる状態の立ち上がり部12先端に品物A
が接した状態から、無端チエン7,8の駆動によ
る横棒9を介しての保持体10の移動によつて、
保持体10はコンベヤ始端のローラ18から離れ
て平らな状態になる。このとき、保持体10の立
ち上がり部12は先端の間隔が狭くなつて閉じる
状態になるから、立ち上がり部12先端が接して
いる品物Aの下面をここで挟み込むことになる。
従つて、ここでは品物Aが保持体10に確実に保
持されることになるから、品物Aはこのコンベヤ
での搬送中に保持体10と常時一体の状態になつ
ている。
ときには、保持体10はコンベヤの転回部を通過
中であつて、保持体10の脚部13先端はローラ
18の外周に支えられているから、保持体10は
弧状に反つている。このため立ち上がり部12は
先端の間隔が広がつて開いた状態にある。そこ
で、かかる状態の立ち上がり部12先端に品物A
が接した状態から、無端チエン7,8の駆動によ
る横棒9を介しての保持体10の移動によつて、
保持体10はコンベヤ始端のローラ18から離れ
て平らな状態になる。このとき、保持体10の立
ち上がり部12は先端の間隔が狭くなつて閉じる
状態になるから、立ち上がり部12先端が接して
いる品物Aの下面をここで挟み込むことになる。
従つて、ここでは品物Aが保持体10に確実に保
持されることになるから、品物Aはこのコンベヤ
での搬送中に保持体10と常時一体の状態になつ
ている。
保持体10がコンベヤ終端に向けて移動する
と、保持体10に取付具15を介して装着された
ローラ17がガイドレール19により左右方向に
案内されるから、保持体10は左右いずれかに交
互に変位する。そして、保持体10がコンベヤ終
端に至るときには、コンベヤの幅方向の左半分又
は右半分に保持体10が移動して、ここで保持体
10が下方に転回する。なお、ローラ17が支持
される取付具15は前後2つの横棒9に係合して
いるため、ローラ17が横棒9を中心として旋回
するようなことがなく、常時ガイドレール19に
対して直角又はこれに近い角度で係合している。
と、保持体10に取付具15を介して装着された
ローラ17がガイドレール19により左右方向に
案内されるから、保持体10は左右いずれかに交
互に変位する。そして、保持体10がコンベヤ終
端に至るときには、コンベヤの幅方向の左半分又
は右半分に保持体10が移動して、ここで保持体
10が下方に転回する。なお、ローラ17が支持
される取付具15は前後2つの横棒9に係合して
いるため、ローラ17が横棒9を中心として旋回
するようなことがなく、常時ガイドレール19に
対して直角又はこれに近い角度で係合している。
コンベヤ終端にも保持体10の下面にローラ1
8があるため、保持体10の転回に伴い立ち上が
り部12の先端が開くから、それまで立ち上がり
部12先端間に挟み込まれた品物Aは保持体10
から解放されて、保持体10の転回とともにシユ
ート23に排出され、これを介して次のコンベヤ
24上に供給される。このコンベヤ24は、前記
コンベヤの2つの保持体10から品物Aが供給さ
れる間に1つのピツチで駆動される。このため、
1つの保持体10で例えば第6図のように4つの
品物Aが搬送されると次のコンベヤ24において
は幅方向に品物Aが8つになつて搬送されること
になる。かくして、この実施例におけるコンベヤ
装置では、品物Aが4列で供給されたものを8列
にして次の工程に供給することになる。
8があるため、保持体10の転回に伴い立ち上が
り部12の先端が開くから、それまで立ち上がり
部12先端間に挟み込まれた品物Aは保持体10
から解放されて、保持体10の転回とともにシユ
ート23に排出され、これを介して次のコンベヤ
24上に供給される。このコンベヤ24は、前記
コンベヤの2つの保持体10から品物Aが供給さ
れる間に1つのピツチで駆動される。このため、
1つの保持体10で例えば第6図のように4つの
品物Aが搬送されると次のコンベヤ24において
は幅方向に品物Aが8つになつて搬送されること
になる。かくして、この実施例におけるコンベヤ
装置では、品物Aが4列で供給されたものを8列
にして次の工程に供給することになる。
コンベヤ終端で転回されて品物Aを排出した保
持体10は、下側を始端に向けて移動し、この移
動中にガイドレール19によつて幅方向中央に寄
せられて、再度品物Aの供給を受ける。なお、保
持体10がコンベヤ始端に至るタイミングと2つ
折り刃22が前進するタイミングとは同期するよ
うに予め設定されており、また保持体ローラ2
0,21の周速と保持体10の進行速度とは大体
において同じくしてある。
持体10は、下側を始端に向けて移動し、この移
動中にガイドレール19によつて幅方向中央に寄
せられて、再度品物Aの供給を受ける。なお、保
持体10がコンベヤ始端に至るタイミングと2つ
折り刃22が前進するタイミングとは同期するよ
うに予め設定されており、また保持体ローラ2
0,21の周速と保持体10の進行速度とは大体
において同じくしてある。
なお、この実施例においては保持体10を備え
たこの考案のコンベヤ装置を、品物Aの2つ折り
装置の一部として適用したが、品物Aを搬送する
ためのコンベヤであれば、他の種類のコンベヤ装
置に適用することができることは勿論であり、且
つ品物Aとしては即席麺以外の品物を適用できる
ことは言うまでもない。さらに立ち上がり部12
の形状は、前記実施例においては幅方向に長く連
続しているが、幅方向にも独立して夫々が棒状を
なすものであつてもよいことは勿論である。
たこの考案のコンベヤ装置を、品物Aの2つ折り
装置の一部として適用したが、品物Aを搬送する
ためのコンベヤであれば、他の種類のコンベヤ装
置に適用することができることは勿論であり、且
つ品物Aとしては即席麺以外の品物を適用できる
ことは言うまでもない。さらに立ち上がり部12
の形状は、前記実施例においては幅方向に長く連
続しているが、幅方向にも独立して夫々が棒状を
なすものであつてもよいことは勿論である。
以上説明したように、この考案によれば、保持
体が箱体により構成されるものではなく、その上
面は全体として平坦になつているから、コンベヤ
装置の始端においての品物の受け入れが容易であ
る。また保持体の立ち上がり部先端の開閉によつ
て品物の下面を掴んだ状態で搬送することができ
るから、受け入れられた品物を保持体との相対位
置を変化させることなくそのままの位置と姿勢で
搬送して次工程に供給することができる。
体が箱体により構成されるものではなく、その上
面は全体として平坦になつているから、コンベヤ
装置の始端においての品物の受け入れが容易であ
る。また保持体の立ち上がり部先端の開閉によつ
て品物の下面を掴んだ状態で搬送することができ
るから、受け入れられた品物を保持体との相対位
置を変化させることなくそのままの位置と姿勢で
搬送して次工程に供給することができる。
さらに、ガイドレールに係合する軸の取付具に
は前後する複数の横棒が貫通しているために、ガ
イドレールと軸との間の摩擦抵抗による軸と取付
具の旋回が防止されるから、取付具を介して軸が
取付けられている保持体本体が変形することもな
い。かくして、保持体の本体に可撓性素材を使用
したことによつて発生する搬送中の保持体変形と
いう不具合を、取付具を貫通する前後の横棒によ
つて防止することができる。
は前後する複数の横棒が貫通しているために、ガ
イドレールと軸との間の摩擦抵抗による軸と取付
具の旋回が防止されるから、取付具を介して軸が
取付けられている保持体本体が変形することもな
い。かくして、保持体の本体に可撓性素材を使用
したことによつて発生する搬送中の保持体変形と
いう不具合を、取付具を貫通する前後の横棒によ
つて防止することができる。
第1図はこの考案の実施例を示す保持体の平面
図、第2図は保持体の正面図、第3図は保持体に
取付ける取付具とローラの一例を示す断面図、第
4図は同他の例を示す断面図、第5図はこの考案
の一実施例の一部を示す正面図、第6図はこの考
案の一実施例の全体を示す平面図である。 A……品物、5,6……チエンスプロケツト、
7,8……無端チエン、9……横棒、10……保
持体、11……本体、12……立ち上がり部、1
5……取付具、17……ローラ、18……ロー
ラ、19……ガイドレール。
図、第2図は保持体の正面図、第3図は保持体に
取付ける取付具とローラの一例を示す断面図、第
4図は同他の例を示す断面図、第5図はこの考案
の一実施例の一部を示す正面図、第6図はこの考
案の一実施例の全体を示す平面図である。 A……品物、5,6……チエンスプロケツト、
7,8……無端チエン、9……横棒、10……保
持体、11……本体、12……立ち上がり部、1
5……取付具、17……ローラ、18……ロー
ラ、19……ガイドレール。
Claims (1)
- 無端チエンその他の駆動される無端体を複数並
行に配置し、両無端体間に、幅方向に延びる相互
に平行な横棒を所定間隔で多数架設し、駆動され
る方向における前後の横棒間に、搬送目的物であ
る品物を保持する保持体を前記横棒に沿つて幅方
向位置を可変に架設し、前記保持体には下側に突
出する軸を設けるとともに幅方向に傾いて設けら
れたガイドレールに前記軸を係合して、前記保持
体を幅方向に移動させながら前進させるコンベヤ
装置において、前記保持体の本体を可撓性素材に
より構成するとともに、その上面に保持体本体の
撓みにより先端の間隔が可変になる多数の立ち上
がり部を立設し、さらに前記保持体の本体には取
付具を介して前記軸を取付け、この取付具には相
互に前後する複数の横棒を貫通させ、前記保持体
の転回内側に、保持体を下面から支えるローラを
配置したことを特徴とするコンベヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985056368U JPH0333689Y2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985056368U JPH0333689Y2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61173408U JPS61173408U (ja) | 1986-10-28 |
JPH0333689Y2 true JPH0333689Y2 (ja) | 1991-07-17 |
Family
ID=30579898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985056368U Expired JPH0333689Y2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0333689Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4973394B2 (ja) * | 2007-08-31 | 2012-07-11 | 株式会社ダイフク | 搬送設備 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5031406Y2 (ja) * | 1971-12-11 | 1975-09-12 |
-
1985
- 1985-04-16 JP JP1985056368U patent/JPH0333689Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61173408U (ja) | 1986-10-28 |
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