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JPH0331190Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0331190Y2
JPH0331190Y2 JP1985100659U JP10065985U JPH0331190Y2 JP H0331190 Y2 JPH0331190 Y2 JP H0331190Y2 JP 1985100659 U JP1985100659 U JP 1985100659U JP 10065985 U JP10065985 U JP 10065985U JP H0331190 Y2 JPH0331190 Y2 JP H0331190Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
winding
yarn
line
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985100659U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS627862U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985100659U priority Critical patent/JPH0331190Y2/ja
Publication of JPS627862U publication Critical patent/JPS627862U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0331190Y2 publication Critical patent/JPH0331190Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Mechanical Means For Catching Fish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラインホーラー、一本釣機等の道糸
巻き上げの際に、巻き上げドラムに漁獲物が巻き
込むことを防止するための装置に関する。
〔従来の技術〕
イカの一本釣漁法では、例えば小型船の場合、
第5図に示すように漁船20にラインホーラー2
1を搭載して1台で4本の道糸を使つて操業を行
なつている。図中22は道糸23を巻き取るため
の巻き上げドラム、24はエンジン室、25は魚
倉である。
道糸の巻き上げを必要とする場合としては、漁
場の移動に伴う全仕掛(道糸)の船上撒収の場
合、あるいは操業中にイカが針掛りしたときに巻
き上げをラインホーラーに託し、他の調整作業を
必要とする場合などがある。
従来のラインホーラー釣機によるイカ釣漁にお
いて、最も困難な点は、巻き取りドラムにより等
速度回転で引き揚げられてくる針掛りしたイカ
を、巻き取りドラムで巻き上げる際、イカが巻き
取りドラムに巻き込まれるのを防止することであ
る。
現在、イカの巻き込み防止のために、イカが巻
き込まれた時に電磁クラツチを作動させるように
したラインホーラーが市販されているが、構造が
複雑であり、また高価であるという問題点があ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、このような従来の問題点を解消し、
電磁クラツチのような高価で複雑な機構を使用す
ることなくイカの巻き込みを防止することのでき
る道糸自動外し装置を提供することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、道糸を巻き上げる一対の圧接式の巻
き上げドラムとその前方の道糸案内アームとの間
に、その間隔が道糸に取り付けたナス環の径より
も狭く、上方が前記巻き上げドラム側に向かつて
湾曲した2本の糸さばきアームを配置するととも
に、同糸さばきアーム基端部を、道糸の通り心に
直交する方向に対して所要角度傾斜した支軸を中
心にして前記巻き上げドラム側に傾動可能な回動
板に固着したことを特徴とする道糸自動外し装置
である。
〔作用〕
本考案においては、一対の圧接式の巻き上げド
ラムの間に道糸を通して巻き上げドラムを駆動
し、道糸を巻き上げている時、ナス環を設けた個
所が糸さばきアームの所に来ると、ナス環は2本
の糸さばきアーム間を通ることができないため、
ナス環は2本の糸さばきアーム間に引つ掛かる。
一方道糸は巻き上げドラムで巻き上げられるため
2本の糸さばきアームが巻き上げドラム側に傾こ
うとする。2本の糸さばきアームは所要角度傾斜
した支軸を中心にして傾動可能な回動板に固着さ
れているため、2本の糸さばきアームが巻き上げ
ドラム側に傾くと同時に巻き上げドラムの外側方
向にも移動し、糸さばきアームの傾きが大きくな
るにしたがつてその移動が大きくなり、ナス環が
糸さばきアームの上端から抜け出すと共に遂に道
糸は巻き上げドラムから外れる。そこで巻き上げ
ドラムが回転を続行していてもその巻き上げドラ
ムによつて巻き上げられていた道糸は外れ、その
道糸については巻き上げが中止される。道糸は漁
獲物の重みで船外に戻されようとするが、ナス環
が2本の糸さばきアームの間に引つ掛かるため、
それ以上道糸は逆戻りすることはない。
以上により、巻き上げドラムで巻き上げている
他の道糸の巻き上げに影響を与えることなくその
道糸に掛かつているイカ等の漁獲物の巻き込みを
防止することができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。第1図および第2図は本考案の装置の実
施例の正面図および平面図である。これらの図に
おいて、1はラインホーラー本体、2,3は一対
の圧接式の巻き上げドラム、4は案内アーム、5
は糸さばきアーム、6はガイドローラー、7は道
糸、8はナス環、9はスツテ針、10は道糸収納
箱、11は糸さばきアーム5の基端を傾動自在に
取り付けている回動板、12は糸さばきアーム5
の復元用ばねである。
本考案においては、糸さばきアーム5は第3図
に詳細に示すように回動板11の支軸は道糸と直
交する方向に対してθだけ傾けて設けられてお
り、従つて、糸さばきアーム5が巻き取りドラム
2側に傾いたとき、同アーム5の先端部は道糸の
通し方向から外側にずれる状態になる。
以下に、本実施例の動作を説明する。2本の案
内アーム4間、糸さばきアーム5間に通した道糸
7が巻き取りドラム2,3によつて巻き上げら
れ、ナス環8の部分が来ると、ナス環8は案内ア
ーム4間を通過し、糸さばきアーム5間に差しか
かる。糸さばきアーム5間の間〓はナス環8の径
よりも狭く設定されているため、ナス環8が更に
巻き上げられると、糸さばきアーム5を固定して
いる回動板11が傾き、第3図のように糸さばき
アーム5が傾動する。この傾動の際、糸さばきア
ーム5の先端部は道糸5の通し心より外側にずれ
るため、ナス環8が糸さばきアーム5間の間〓に
沿つて同アームの上部に移動し、遂には道糸5は
巻き取りドラム2の外周面から外側に離脱するこ
とになる。
糸さばきアーム5間からナス環8が外れると、
糸さばきアーム5は負荷がなくなるため、復元ば
ね12の復元力により元の垂直姿勢に戻る。一
方、巻き取り力を失つた道糸7は、海中に戻ろう
とするが、そのとき、第4図に示すように、ナス
環8が糸さばきアーム5間の間〓に引つ掛かるた
め、道糸7が海中に脱落することを防止すること
ができる。その後も巻き上げドラム2,3は回転
を続行しており、他方の道糸は他方の巻き上げド
ラム2,3によつて巻き上げが続行される。
ラインホーラー本体1を駆動して1台の電動機
により例えば4本の道糸を操作する場合、上記の
道糸自動外し装置を各巻き上げドラム2,3毎に
設けるものとする。従つて、一本〜三本の道糸が
各ドラム2,3から外れて巻き上げが停止して
も、他の道糸の巻き上げには何ら影響を与えるこ
とがないため、船員は一人で4本の道糸を順次連
続的に操作することができる。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、下記の効果を
奏する。
(1) 傾動する糸さばきアームを設置するのみで、
従来のような電磁クラツチ等の複雑な機構を要
せずにイカ等の巻き上げドラムへの巻き込みを
防止することができる。
(2) 巻き上げドラムとして一対の圧接式のものを
使用し、この巻き上げドラムを回転させたまま
で道糸を外す構成を採つているため、同じ巻き
上げドラム又は同じ駆動源で駆動している他の
巻き上げドラムで巻き上げている他の道糸の巻
き上げに何ら影響を与えることがなく、本来の
安全な連続操業を可能とすることができる。
(3) 巻き上げドラムから外れた道糸は、ナス環が
糸さばきアーム間に引つ掛かることにより海中
への脱落を防止し、船員がその道糸の操作に掛
かるまでその状態を保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図はそ
の平面図、第3図は本考案の要部の斜視図、第4
図は道糸が外れた後の状態を示す斜視図、第5図
は一般的なラインホーラー釣機による一本釣漁法
を示す平面図である。 1:ラインホーラー本体、2,3:巻き上げド
ラム、4:案内アーム、5:糸さばきアーム、
6:ガイドローラー、7:道糸、8:ナス環、
9:スツテ針、10:道糸収納箱、11:回動
板、12:復元用ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 道糸7を巻き上げる一対の圧接式の巻き上げド
    ラム2,3とその前方の道糸案内アーム4との間
    に、その間隔が道糸7に取り付けたナス環8の径
    よりも狭く、上方が前記巻き上げドラム2,3側
    に向かつて湾曲した2本の糸さばきアーム5を配
    置するとともに、同糸さばきアーム5基端部を、
    道糸7の通り心に直交する方向に対して所要角度
    傾斜した支軸を中心にして前記巻き上げドラム
    2,3側に傾動可能に回動板11に固着したこと
    を特徴とする道糸自動外し装置。
JP1985100659U 1985-07-01 1985-07-01 Expired JPH0331190Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985100659U JPH0331190Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985100659U JPH0331190Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS627862U JPS627862U (ja) 1987-01-17
JPH0331190Y2 true JPH0331190Y2 (ja) 1991-07-02

Family

ID=30970686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985100659U Expired JPH0331190Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2630745B2 (ja) * 1994-09-20 1997-07-16 株式会社ムラコシ精工 折り戸装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5735996U (ja) * 1980-08-09 1982-02-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5735996U (ja) * 1980-08-09 1982-02-25

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Publication number Publication date
JPS627862U (ja) 1987-01-17

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